JP2015073342A - 電力変換装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】小型化しやすい電力変換装置を提供すること。【解決手段】電力変換装置1は、一次コイルと二次コイルとを有するトランス2と、一次コイル側に接続された一次側回路部3と、二次コイル側に接続された二次側回路部4とを備える。そして、一次側回路部3の一部、二次側回路部4の一部又は一次側回路部3及び二次側回路部4の少なくとも一方を制御する制御回路部が少なくとも形成された複数の回路基板7を備える。複数の回路基板7のうちの少なくとも一対の回路基板73,74は互いの主面73a、74aを対向させて配設されている。【選択図】図1

Description

本発明は、トランスを備えた電力変換装置に関する。
DC−DCコンバータ等の電力変換装置は、トランス、半導体部品、コンデンサ、コイル等の各種電子部品を有する。そして、電力変換装置には、制御回路や主回路の一部を構成する回路基板が設けてある。例えば、特許文献1に開示された電力変換装置では、ケース内において、複数の回路基板の主面が同一平面上に位置するように配設されている。
また、近年、電力変換装置の構成部品であるトランス等の電子部品の小型化に伴い、電力変換装置の小型化が可能となってきている。
特開2013−90533号公報
しかしながら、二次元的に広がる回路基板は、他の部品よりも小型化が難しい場合があるため、電力変換装置の小型化に伴い、電力変換装置内における回路基板の配置空間の確保が困難となりつつある。そして、特許文献1に開示の電力変換装置のように、複数の回路基板をそれらの主面が同一平面上に位置するように配設する場合には、回路基板の主面に平行な方向、すなわち回路基板の広がり方向において、複数の回路基板全体として大型化して、その法線方向における装置全体の投影面積が大きくなりやすい。また、一枚の回路基板に必要な回路を納めて配置する場合においても同様に、当該回路基板の広がり方向に大型化して、その法線方向における装置全体の投影面積が大きくなりやすい。そのため、電力変換装置の体格の小型化が困難となりやすい。
本発明は、かかる背景に鑑みてなされたものであり、小型化しやすい電力変換装置を提供しようとするものである。
本発明の一態様は、一次コイルと二次コイルとを有するトランスと、
該トランスの上記一次コイル側に接続された一次側回路部と、
上記トランスの上記二次コイル側に接続された二次側回路部と、
上記一次側回路部の一部、上記二次側回路部の一部又は上記一次側回路部及び上記二次側回路部の少なくとも一方を制御する制御回路部が少なくとも形成された複数の回路基板と、を備え、
上記複数の回路基板のうちの少なくとも一対の回路基板は互いの主面を対向させて配設されていることを特徴とする電力変換装置にある。
上記電力変換装置においては、複数の回路基板のうちの少なくとも一対の回路基板は互いの主面を対向させて配設されている。それゆえ、当該一対の回路基板の主面は同一平面上に位置することがなく、複数の回路基板をその広がり方向に並べて配置する場合や、一枚の回路基板に必要な回路を納めて配置する場合に比べて、複数の回路基板全体について、特定の方向への投影面積が大きくなることを抑制することができる。
その結果、電力変換装置の体格が特定方向へ大型化することを抑制することができ、小型化しやすい電力変換装置を得ることができる。
以上のごとく、本発明によれば、小型化しやすい電力変換装置を提供することができる。
実施例1における、上面側に配置される回路基板を取り外した状態の電力変換装置の上面図。 図1における、II−II線断面図。 実施例1における、電力変換装置に発生する磁界を説明する図面。 変形例における、回路基板の断面拡大図。 実施例2における、電力変換装置の上面図。 図5における、VI−VI線断面図。 実施例3における、電力変換装置の上面図。
上記電力変換装置において、複数の回路基板には、一次側回路部の一部、二次側回路部の一部又は一次側回路部及び二次側回路部の少なくとも一方を制御する制御回路部が少なくとも形成されている。一次側回路部は、例えば、スイッチング回路部、入力フィルタ回路部を有している。二次側回路部は、例えば、整流回路部、出力フィルタ回路部を有している。入力フィルタ回路部を構成する電子部品及び出力フィルタ回路部を構成する電子部品としては、例えば、コンデンサやコイル等がある。
(実施例1)
上記電力変換装置の実施例につき、図1〜図3を用いて説明する。
本例の電力変換装置1は、図1、図2に示すように、一次コイル21と二次コイル22とを有するトランス2と、トランス2の一次コイル21側に接続された一次側回路部3と、トランス2の二次コイル22側に接続された二次側回路部4とを備える。本例では、一次側回路部3は、スイッチング回路部3a及び入力フィルタ回路部3bを有し、二次側回路部4は、整流回路部4a及び出力フィルタ回路部4bを有する。
さらに、電力変換装置1は、複数の回路基板7を備えている。複数の回路基板7には、一次側回路部3の一部、二次側回路部4の一部又は一次側回路部3及び二次側回路部4の少なくとも一方を制御する制御回路部が少なくとも形成されている。本例では、複数の回路基板7として、一次側回路部3の一部が形成された回路基板71、二次側回路部4の一部が形成された回路基板72、一次側回路部3の一部である入力フィルタ回路部3bが形成された回路基板73、二次側回路部4の一部である出力フィルタ回路部4bが形成された回路基板74と、図示しない制御回路部が形成された回路基板が備えられている。
そして、複数の回路基板7のうちの一対の回路基板73、74は互いの主面73a、74aを対向させて配設されている。ここで、主面とは、その回路基板においてその広がり方向に沿う面をいうものとする。
本例において、電力変換装置1は、DC−DCコンバータであり、例えば電気自動車やハイブリッド自動車に搭載され、直流電源の高圧の直流電力を低圧の直流電圧に降圧し、補機用バッテリに供給するために用いられる。
トランス2は、図2に示すように、コイル20及びコア25を有する。コア25は、第1コア23と第2コア24に分割して形成されたEE型のコアであって、第1コア23と第2コア24との間にコイル20を介在させることによって、コイル20がコア25に挟まれて、トランス2が形成されている。コイル20として、一次コイル21及び二次コイル22が備えられている。トランス2において、一次コイル21及び二次コイル22はコア25の軸部25aに巻回されるように配置されている。そして、図1に示すように、トランス2のX方向の両端側において、一次コイル21及び二次コイル22の一部が露出したコイル露出部20a、20bが形成されている。そして、一次コイル21は一次側回路部3に接続されている。
一次側回路部3の一部であるスイッチング回路部3aは、複数のスイッチング素子を内蔵した半導体モジュールからなる一次側半導体部品30(図1、2参照)を備えている。スイッチング素子としては、例えばIGBT(絶縁ゲートバイポーラトランジスタ)又はMOSFET(MOS型電界効果トランジスタ)を用いることができる。なお、一次側半導体部品30は必ずしも半導体モジュールである必要はなく、例えば、ディスクリートの半導体部品であってもよい。
図2に示すように、スイッチング回路部3aを構成する一次側半導体部品30は、ケース8の内側底面80aに平行に配置されており、一次側半導体部品30における一方の主面30a(内側底面80aと反対側の面)にはトランス2が配設されている。これにより、スイッチング回路部3a(一次側半導体部品30)とトランス2とが積層されて、第1積層体11を形成している。
二次側回路部4の一部である整流回路部4aは、複数のダイオードを内蔵したダイオードモジュールからなる二次側半導体部品40を備えている。なお、二次側半導体部品40は、複数のMOSFETを内蔵した半導体モジュールであってもよい。さらに、二次側半導体部品40は、ディスクリートの半導体部品であってもよい。
図2に示すように、整流回路部4aを構成する二次側半導体部品40は、ケース8の内側底面80aに平行に配置されており、整流回路部4aの上(内側底面80aと反対側の面)には、コンデンサ62が配設されている。これにより、整流回路部4a(二次側半導体部品40)とコンデンサ62とが積層されて、第2積層体12を形成している。
回路基板71は、図2に示すように、第1積層体11を、ケース8の内側底部80aの反対側から覆うように内側底部80aと平行に設けられており、一次側半導体部品30と接続されて一次側回路部3の一部を構成している。また、回路基板72は、第2積層体12を、ケース8の内側底部80aの反対側から覆うように内側底部80aと平行に設けられており、二次側半導体部品40と接続されて二次側回路部4の一部を構成している。そして、回路基板71及び回路基板72は、互いの第1主面71a、72aとが同一平面上に位置するように、平行に配設されている。
一次側回路部3は、電力が入力される入力端子81とスイッチング回路部3aとの間に入力フィルタ回路部3bを有する。入力フィルタ回路部3bは平滑回路を構成しており、チョークコイル51を備えている。図1に示すように、入力フィルタ回路部3bを構成するチョークコイル51は回路基板73の第2主面73bに搭載されている。回路基板73には、電力が入力される入力端子81が設けられている。回路基板73は、図2に示すように、その主面73a、73bが、回路基板71、72の第1主面71a、72aに対する法線方向に平行となるように配設されている。
さらに、回路基板73には、回路基板73の第1主面73aに平行に接地導体層73cが積層されている。すなわち、回路基板73は、例えば、多層プリント配線板によって構成されており、複数の導体層73のうちの一層を、接地導体層73cとしている。接地導体層73cは、特に、回路基板73における、トランス2に対向する部位に設けられることが好ましい。
二次側回路部4は、電力が出力される出力端子82と整流回路部4aとの間に出力フィルタ回路部4bを有する。出力フィルタ回路部4bは平滑回路を構成しており、チョークコイル61、コンデンサ62を備えている。出力フィルタ回路部4bを構成するチョークコイル61は回路基板74の第2主面74bに搭載されている。回路基板74には、図1に示すように、電力が出力される入出力端子82が設けられている。回路基板74は、図2に示すように、その主面74a、74bが、回路基板71、72の第1主面71a、72aに対する法線方向に平行となるように配設されている。
図2に示すように、一対の回路基板73、74は、それぞれの主面73a、74aが互いに対向するように配設されている。そして、対向する互いの主面73a、74aの間に、第1積層体11及び第2積層体12が配設されている。そして、回路基板73の主面73aは第1積層体11に対向し、回路基板74の主面74aは第2積層体12に対向している。
トランス2には、コイル20の一部を露出させるコイル露出部20a、20bが形成されている。コイル露出部20aは回路基板73の主面73aに対向しており、コイル露出部20bは、第2積層体12側に面している。
本例の電力変換装置1では、入力端子81を介して電力変換装置1に入力された直流電力は、入力フィルタ回路部3b(平滑回路)において平滑化された後、スイッチング回路部3aにおいて交流電力に変換されて、トランス2に入力される。トランス2に入力された交流電力は降圧された後、整流回路部4aにおいて整流されて直流電力となる。そして、降圧後の直流電力は、出力フィルタ回路部4b(平滑回路)において平滑化された後、出力端子82を介して出力される。
本例では、図3に示すように、一対の回路基板73、74のうち、一方の回路基板73において電流はP1の方向に流れ、他方の回路基板74において電流はP1と反対方向であるP2の方向に流れるように配設されている。これにより、一方の回路基板73を通電すると第1の磁界73dが生じ、他方の回路基板74を通電すると第2の磁界74dが生じる。そして、第1の磁界73dの向きと第2の磁界74dの向きとが、反対方向となるように配設されている。
複数の回路基板7には、図示しない制御回路部(ドライブ回路部)が形成されている回路基板が備えられる。そして、当該回路基板における制御回路部には、一次側半導体部品30が接続されており、制御回路部からの信号電流によって、一次側半導体部品30の各スイッチング素子が制御されて、スイッチング回路部3aにおいてスイッチング動作を行うよう構成されている。
なお、回路基板71と回路基板72とは、互いに繋がっていてもよいし、互いに独立していてもよい。また、互いに繋がっている場合においても、回路基板71と回路基板72とが電気的に接続されていてもよいし、電気的に接続されていなくてもよい。
次に、本例の作用効果につき説明する。
本例の電力変換装置1においては、複数の回路基板7のうちの少なくとも一対の回路基板73、74は互いの主面73a、74aを対向させて配設されている。それゆえ、一対の回路基板73、74の主面73a、74aは同一平面上に位置することがなく、複数の回路基板7をその広がり方向に並んで配置する場合や、一枚の回路基板に必要な回路を納めて配置する場合に比べて、複数の回路基板7全体について、特定の方向への投影面積が大きくなることを抑制することができる。その結果、電力変換装置1の体格が特定方向へ大型化することを抑制することができ、小型化しやすい電力変換装置1を得ることができる。
また、本例では、トランス2は一対の回路基板73、74において対向する互いの上記主面73a、74aの間に配設されている。これにより、トランス2が両主面73a、74aの外側に配設されている場合に比べて、装置全体において、両主面73a、74aに平行な方向への投影面積が大きくなることを抑制することができ、電力変換装置1の小型化に寄与する。
トランス2は、一次コイル21又は二次コイル22のうちの少なくとも一方が露出したコイル露出部20aが形成されているとともに、コイル露出部20aが一対の回路基板73、74のうちの少なくとも一方に対向するように配設されており、本例では回路基板73に対向している。これにより、コイル露出部20aからの磁束の漏れにより生じる電磁ノイズが、当該コイル露出部20aに対向するように設けられた回路基板73によって遮蔽されることにより、電力変換装置1の外部への電磁ノイズの漏えいを抑制することできる。
また、本例では、一次側回路部3はスイッチング回路部3aを有するとともに、二次側回路部4は整流回路部4aを有しており、トランス2、スイッチング回路部3aを構成する一次側半導体部品30、及び整流回路部4aを構成する二次側半導体部品40のうちの少なくとも一つを含む複数の電子部品を積層してなる積層体(第1積層体11)が、一対の回路基板73、74において対向する上記互いの主面73a、74aの間に位置するように配設されている。これにより、第1積層体11が両主面73a、74aの外側に配設されている場合に比べて、装置全体において、両主面73a、74aに平行な方向への投影面積が大きくなることを抑制することができ、電力変換装置1の小型化に寄与する。
本例では、2つの積層体(第1積層体11及び第2積層体12)の両方が、一対の回路基板73、74において対向する互いの主面73a、74aの間に位置するように配設されている。これにより、両積層体(第1積層体11及び第2積層体12)を主面73a、74aの外側に配設した場合に比べて、装置全体の小型化にさらに寄与する。
また、一次側回路部3は電力が入力される入力端子81とスイッチング回路部3aとの間に入力フィルタ回路部3bを有し、二次側回路部4は電力が出力される出力端子82と整流回路部4aとの間に出力フィルタ回路部4bを有し、複数の回路基板7は入力フィルタ回路部3bの一部又は出力フィルタ回路部4bの一部が少なくとも形成された回路基板73、74を有し、一対の回路基板73、74のうちの一方は入力フィルタ回路部3bの一部を形成する回路基板73であり、他方は出力フィルタ回路部4bの一部を形成する回路基板74である。これにより、入力フィルタ回路部3bと出力フィルタ回路部4bを有する電力変換装置1において、その体格が特定方向へ大型化することを抑制することができ、電力変換装置1の小型化に寄与する。
本例では、入力端子81と出力端子82との間に、一対の回路基板73、74が配設されている。これにより、一対の回路基板73、74の外側に入力端子81及び出力端子82がそれぞれ位置することとなるため、入力端子81及び出力端子82が一対の回路基板73、74の内側に位置する場合に比べて装置全体の小型化に寄与する。
また、一対の回路基板73、74の少なくとも一方(本例では、回路基板73)は、該回路基板73の第1主面73aに平行に積層されて形成された接地導体層73cを有する。これにより、トランス2からの電磁ノイズを当該接地導体層73cによって遮蔽して、電磁ノイズが電力変換装置1の外部へ放出されることを一層抑制することができる。
本例では、一対の回路基板73、74は、一方の回路基板73に生じる第1の磁界73dの向きと、他方の回路基板74に生じる第2の磁界74dの向きとが、反対方向となるように配設されている。これにより、図3に示すように、例えば、第2の磁界74dの一部の磁束741d、742dが第1の磁界73d近傍に到達してその一部と内打ち消し合うこととなるため、当該打ち消し合う領域において電磁ノイズの発生を抑制することができる。なお、第1の磁界73dの一部と第2の磁界74dの一部とが互いに打ち消し合う領域の範囲は、一対の回路基板73、74の配置、両基板73、74に搭載された電子部品の配置、両基板73、74のそれぞれに形成された配線パターンの形状や配置等によって適宜調整することができる。そして、これらに基づいて当該領域を電磁ノイズの発生を抑制することが求められる領域に合わせるようにすることができる。
本例では、複数の回路基板7における回路基板はそれぞれ別体としたが、これに限らず、複数の回路基板7のうち一部の回路基板を、連続形成されたフレキシブル基板によって構成することとしてもよい。例えば、図4に示すように、回路基板71、73をフレキシブル基板によって連続形成し、回路基板71、73との間の湾曲部730を介して、略直角となるように配された両者を繋がった状態とすることができる。この場合においても、実施例1と同等の作用効果を奏する。なお、回路基板72、74においても同様に両者をフレキシブル基板によって連続形成して、略直角となるように配された両者を繋がった状態とすることができる。
以上のごとく、本例によれば、小型化しやすい電力変換装置1を提供することができる。
(実施例2)
本例の電力変換装置1を図5、図6に示す。なお、実施例1の場合と同一の構成要素には同一の符号を付して、その説明を省略する。
本例の電力変換装置1では、図5に示ように、第1積層体11は、実施例1における第1積層体11(図1参照)と配設方向が平面視で90°異なっている。これに伴って、回路基板73は、実施例1の場合と配設方向が平面視で90°異なっている。そして、図6に示すように、第1積層体11は、ケース8の内側底面80aに平行に配置された回路基板71の上(内側底面80aと反対側の面)に配設されている。また、図示しないが、第2積層体12も第1積層体11と同様に、ケース8の内側底面80aに平行に配置された回路基板72の上(内側底面80aと反対側の面)に配設されている。そして、回路基板71と回路基板72とは、ともに両者の主面71a、72aが同一平面上に位置している。また、図5に示すように、回路基板73に対して第1積層体11をまたいで反対側には、制御回路部9が形成された回路基板75が設けられている。そして、回路基板73と回路基板75は互いに対向するように配置されている。
本例では、回路基板73の主面73aは、回路基板74の主面74aに対向していないが、回路基板75の一方の主面75aに対向している。そして、回路基板73と回路基板75との間に、トランス2を含む第1積層体11が配設されている。これにより、本例においても、実施例1の場合と同等の作用効果を奏する。
(実施例3)
本例の電力変換装置1を図7に示す。なお、実施例1又は実施例2の場合と同一の構成要素には同一の符号を付して、その説明を省略する。
本例の電力変換装置1は、図7に示すように、実施例2の場合と同様に、第1積層体11は回路基板71の上に配設されている。一方、第2積層体12は、実施例2の場合に対して、配設方向が平面視で90°異なっている。これに伴って、回路基板74は、実施例2の場合と配設方向が平面視で90°異なっている。入力フィルタ回路部3bが形成されている回路基板73は、その主面73aが回路基板71の主面に対する法線方向に平行となるように回路基板71の一端側に配設されている。出力フィルタ回路部4bが形成されている回路基板74は、その主面74aが回路基板72の主面に対する法線方向に平行となるように回路基板72の一端側に配設されている。そして、回路基板73、74は回路基板71、72に対して同じ側において、それぞれの主面73a、74aが同一平面上に位置するように配設されている。
一方、回路基板71、72が配置される側と反対側には、制御回路部9が形成されている回路基板75が配設されている。回路基板75はその長手方向の長さが、他の回路基板71、72、73、74よりも長くなっており、その主面75aが回路基板71及び回路基板72の両主面に対する法線方向に平行となるように配設されている。そして、回路基板75は、回路基板71、72に対して、回路基板73、74と反対側に配設されている。これにより、回路基板73、74と回路基板75とが、回路基板71及び回路基板72を挟むこととなり、主面73a、74aとこれらに対向する主面75aとの間に、第1積層体11及び第2積層体12が配設されることとなっている。そして、回路基板73の主面73aは第1積層体11に対向し、回路基板74の主面74aは第2積層体12に対向している。
本例によれば、長手方向の長さが他の回路基板71、72、73、74の長手方向の長さよりも長い回路基板75を備える電力変換装置1においても、各回路基板71、72、73、74、75を上記の通り配設することにより、複数の回路基板全体について、特定の方向への投影面積が大きくなることを抑制することができる。これにより、電力変換装置1の小型化に寄与する。
上記複数の実施例において、各回路基板に形成する回路は、上記実施例に示したものに限られず、各回路基板には、一次側回路部の一部、二次側回路部の一部、制御回路部のいずれか一つ以上が形成されていればよい。
1 電力変換装置
2 トランス
3 一次側回路部
3a スイッチング回路部
3b 入力フィルタ回路部
30 一次側半導体部品
4 二次側回路部
4a 整流回路部
4b 出力フィルタ回路部
40 二次側半導体部品
7 回路基板
81 入力端子
82 出力端子

Claims (9)

  1. 一次コイル(21)と二次コイル(22)とを有するトランス(2)と、
    該トランス(2)の上記一次コイル(21)側に接続された一次側回路部(3)と、
    上記トランス(2)の上記二次コイル(22)側に接続された二次側回路部(4)と、
    上記一次側回路部(3)の一部、上記二次側回路部(4)の一部又は上記一次側回路部(3)及び上記二次側回路部(4)の少なくとも一方を制御する制御回路部(9)が少なくとも形成された複数の回路基板(7)と、を備え、
    上記複数の回路基板(7)のうちの少なくとも一対の回路基板(73、74、75)は互いの主面(73a、74a、75a)を対向させて配設されていることを特徴とする電力変換装置(1)。
  2. 上記トランス(2)は、上記一対の回路基板(73、74、75)において対向する互いの上記主面(73a、74a、75a)の間に配設されていることを特徴とする請求項1に記載の電力変換装置(1)。
  3. 上記トランス(2)は、上記一次コイル(21)又は上記二次コイル(22)のうちの少なくとも一方を露出させるコイル露出部(20a)が形成されているとともに、該コイル露出部(20a)が上記一対の回路基板(73、74、75)のうちの少なくとも一方に対向するように配設されていることを特徴とする請求項2に記載の電力変換装置(1)。
  4. 上記一次側回路部(3)はスイッチング回路部(3a)を有するとともに、上記二次側回路部(4)は整流回路部(4a)を有しており、上記トランス(2)、上記スイッチング回路部(3a)を構成する一次側半導体部品(30)、及び上記整流回路部(4a)を構成する二次側半導体部品(40)のうちの少なくとも一つを含む複数の電子部品を積層してなる積層体(11、12)が、上記一対の回路基板(73、74、75)において対向する上記互いの主面(73a、74a、75a)の間に位置するように、配設されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の電力変換装置(1)。
  5. 上記積層体として、第1積層体(11)及び第2積層体(12)を有し、上記第1積層体(11)は上記複数の電子部品として少なくとも上記トランス(2)及び上記一次側半導体部品(30)を有しており、上記第2積層体(12)は上記複数の電子部品として少なくとも上記二次側半導体部品(40)を有しているとともに、上記第1積層体(11)及び上記第2積層体(12)は上記一対の回路基板(73、74、75)において対向する互いの上記主面(73a、74a、75a)の間に位置するように配設されていることを特徴とする請求項4に記載の電力変換装置(1)。
  6. 上記一次側回路部(3)は電力が入力される入力端子(81)と上記スイッチング回路部(3a)との間に入力フィルタ回路部(3b)を有し、上記二次側回路部(4)は電力が出力される出力端子(82)と上記整流回路部(4a)との間に出力フィルタ回路部(4b)を有し、上記複数の回路基板(7)は上記入力フィルタ回路部(3b)の一部又は上記出力フィルタ回路部(4b)の一部が少なくとも形成された回路基板(73、74)を有し、上記一対の回路基板(73、74)のうちの一方は上記入力フィルタ回路部(3b)の一部を形成する回路基板(73)であり、他方は上記出力フィルタ回路部(4b)の一部を形成する回路基板(74)であることを特徴とする請求項4又は5に記載の電力変換装置(1)。
  7. 上記入力端子(81)と上記出力端子(82)との間に、上記一対の回路基板(73、74、75)が配設されていることを特徴とする請求項6に記載の電力変換装置(1)。
  8. 上記一対の回路基板(73、74、75)の少なくとも一方は、該回路基板(73)の少なくとも一方の主面(73a、73b)に平行に積層されて形成された接地導体層(73c)を有することを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載の電力変換装置(1)。
  9. 上記一対の回路基板(73、74)は、該一対の回路基板(73、74)のうちの一方の回路基板(73)が通電されることによって形成される磁界(73d)の向きと、他方の回路基板(74)が通電されることによって形成される磁界(74d)の向きとが、反対方向となるように配設されていることを特徴とする請求項1〜8のいずれか一項に記載の電力変換装置(1)
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