JP6330561B2 - 電源装置 - Google Patents

電源装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6330561B2
JP6330561B2 JP2014161391A JP2014161391A JP6330561B2 JP 6330561 B2 JP6330561 B2 JP 6330561B2 JP 2014161391 A JP2014161391 A JP 2014161391A JP 2014161391 A JP2014161391 A JP 2014161391A JP 6330561 B2 JP6330561 B2 JP 6330561B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
base plate
power supply
shielding layer
insulating layer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2014161391A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016039697A (ja
Inventor
幹大 安藤
幹大 安藤
勝豊 見澤
勝豊 見澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP2014161391A priority Critical patent/JP6330561B2/ja
Publication of JP2016039697A publication Critical patent/JP2016039697A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6330561B2 publication Critical patent/JP6330561B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Dc-Dc Converters (AREA)

Description

本発明は、フィルタ回路を備える電源装置に関する。
DC−DCコンバータ等の電源装置として、トランスやダイオード等の電子部品からなる主回路と、上記電子部品に接続し上記主回路と外部機器との間の電流経路をなす配線部と、該配線部に設けられたフィルタ回路とを備えるものが知られている。
フィルタ回路は、上記配線部に設けられたインダクタとコンデンサとによって構成されている。主回路を動作させると、伝導ノイズ電流が発生して配線部を流れるため、この伝導ノイズ電流を、上記フィルタ回路によって除去している。これにより、大きな伝導ノイズ電流が外部機器に伝わらないようにしてある。
主回路を動作させると、上記伝導ノイズ電流の他に、放射ノイズが発生する。この放射ノイズがフィルタ回路に鎖交すると、フィルタ回路に新たに伝導ノイズ電流が発生し、フィルタ回路の、伝導ノイズ電流を除去する能力が低下することが知られている。そのため、主回路とフィルタ回路との間に、放射ノイズを遮蔽するシールド板を設けた電源装置が開発されている(下記特許文献1参照)。
上記シールド板を設けると、主回路から発生した放射ノイズがフィルタ回路に伝わりにくくなる。そのため、フィルタ回路から伝導ノイズ電流が新たに発生する不具合を抑制できる。
特開2013−27077号公報
しかしながら、上記電源装置は、フィルタ回路の性能低下を必ずしも充分に抑制できるとは言えなかった。すなわち、上記電源装置では、配線部のうち、シールド板よりも主回路側に位置する部位が大きく露出しているため、この露出した部位に放射ノイズが鎖交し、新たに伝導ノイズ電流が発生してしまうことがある。そのため、フィルタ回路に伝わる伝導ノイズ電流が多くなり、フィルタ回路によって、充分に伝導ノイズ電流を除去できない場合が生じ得る。
本発明は、かかる背景に鑑みてなされたもので、フィルタ回路の性能低下を充分に抑制できる電源装置を提供しようとするものである。
本発明の一態様は、グランドに接続した金属製のベースプレートと、
該ベースプレートに固定され、主回路を構成する複数の電子部品と、
上記ベースプレート上に、該ベースプレートとは絶縁した状態で設けられ、上記電子部品に接続し、上記主回路と外部機器との間の電流経路をなす配線層と、
該配線層に設けられ、フィルタ回路を構成するインダクタ及びコンデンサと、
上記配線層を、上記ベースプレートが配された側とは反対側から覆う位置に設けられ、上記電子部品から発生した放射ノイズを遮蔽する遮蔽層と、
上記フィルタ回路と上記主回路との間に設けられ、上記遮蔽層から上記ベースプレートの厚さ方向に突出し、上記放射ノイズを遮蔽するシールド板と、
上記遮蔽層と上記ベースプレートとを電気接続する複数個の接続部とを備え、
上記遮蔽層は、上記配線層のうち上記シールド板よりも上記主回路側に位置する部位を、少なくとも覆っており、
上記配線層と上記ベースプレートとの間に第1絶縁層が介在し、上記配線層と上記遮蔽層との間に第2絶縁層が介在し、上記第1絶縁層と上記配線層と上記第2絶縁層と上記遮蔽層とは、上記厚さ方向に積層されており、
上記遮蔽層と上記複数個の接続部と上記ベースプレートとによって、電流が流れるループが形成され、該ループの内側を上記配線層が貫通していることを特徴とする電源装置にある。
上記電源装置においては、上記配線層のうちシールド板よりも主回路側に位置する部位を、上記遮蔽層によって覆ってある。そのため、上記部位に放射ノイズが鎖交することを、上記遮蔽層によって抑制でき、この部位から新たに伝導ノイズ電流が発生する不具合を抑制できる。そのため、フィルタ回路に伝わる伝導ノイズ電流の量を低減でき、フィルタ回路の性能低下を抑制できる。
また、上記電源装置においては、主回路とフィルタ回路との間に上記シールド板を設けてある。そのため、電子部品から発生しフィルタ回路に伝わる放射ノイズを、シールド板によって遮蔽することができる。したがって、フィルタ回路を構成するインダクタやコンデンサに放射ノイズが鎖交して、新たに伝導ノイズ電流が発生する不具合を抑制できる。そのため、フィルタ回路の性能低下を抑制できる。
また、上記電源装置においては、配線層の周囲に、電流が流れる上記ループを形成してある。そのため、上記放射ノイズの一種である交流磁界が、配線層の周囲を通ってフィルタ回路側へ伝わった場合、ループに渦電流を発生させることができ、この渦電流によって、上記交流磁界を打ち消す磁界を発生させることができる。そのため、フィルタ回路が交流磁界の影響を受けにくくなる。
以上のごとく、本発明によれば、フィルタ回路の性能低下を充分に抑制できる電源装置を提供することができる。
実施例1における、電源装置の断面図であって、図3のI-I断面図。 図1のII-II断面図。 図1のIII矢視図。 図3のIV-IV断面図。 図3のV-V断面図。 実施例1における、電源装置の製造工程説明図。 図6に続く図。 図7に続く図。 図8に続く図。 実施例1における、電源装置の回路図。 実施例2における、電源装置の断面図。 実施例3における、電源装置の断面図であって、図13のXII-XII断面図。 図12のXIII-XIII断面図。 実施例4における、電源装置の断面図であって、図15のXIV-XIV断面図。 図14のXV-XV断面図。
上記電源装置は、ハイブリッド車や電気自動車等の車両に搭載するための、車載用電源装置とすることができる。
(実施例1)
上記電源装置に係る実施例について、図1〜図10を用いて説明する。図1〜図3に示すごとく、本例の電源装置1は、ベースプレート2と、複数の電子部品3と、配線層4aと、インダクタ12と、コンデンサ3と、遮蔽層4bと、シールド板7と、複数の接続部8とを備える。
ベースプレート2は金属製であり、グランドに接続されている。電子部品3はベースプレート2に固定されている。複数の電子部品3によって、主回路10(図10参照)を構成してある。配線層4aは、ベースプレート2上に、該ベースプレート2とは絶縁した状態で設けられている。配線層4aは、電子部品3に接続し、主回路10と外部機器(低圧直流電源89:図10参照)との間の電流経路をなしている。
インダクタ12及びコンデンサ13は、配線層4aに設けられている。インダクタ12とコンデンサ13とによって、フィルタ回路11を構成してある。また、上記遮蔽層4bは、配線層4aを、ベースプレート2を設けた側とは反対側から覆う位置に設けられている。遮蔽層4bは、電子部品3から発生した放射ノイズHを遮蔽している。
シールド板7は、フィルタ回路11と主回路10との間に設けられ、遮蔽層4bからベースプレート2の厚さ方向(Z方向)に突出している。シールド板7は、放射ノイズHを遮蔽している。
また、個々の上記接続部8は、遮蔽層4bとベースプレート2とを電気接続している。
遮蔽層4bは、配線層4aのうちシールド板7よりも主回路10側に位置する部位400を、少なくとも覆っている。
配線層4aとベースプレート2との間に、第1絶縁層5aが介在している。また、配線層4aと遮蔽層4bとの間に、第2絶縁層5bが介在している。第1絶縁層5aと配線層4aと第2絶縁層5bと遮蔽層4bとは、Z方向に積層されて積層基板6を構成している。
遮蔽層4bと複数個の接続部8とベースプレート2とによって、電流が流れるループLが形成されている。ループLの内側を配線層4aが貫通している。
本例の電源装置1は、ハイブリッド車や電気自動車等の車両に搭載される、車載用電源装置である。
本例の電源装置1は、図10に示すごとく、高圧直流電源88の電圧を降圧して低圧直流電源89を充電するためのDC−DCコンバータである。本例の電源装置1は、電子部品3として、入力コンデンサ3aと、MOSモジュール3bと、トランス3cと、ダイオードモジュール3dと、チョークコイル3eと、平滑コンデンサ3fとを備える。
MOSモジュール3bには複数個のMOSFET30が封止されている。このMOSFET30をオンオフ動作させることにより、高圧直流電源88の直流電圧を交流電圧に変換し、この交流電圧をトランス3cの一次コイル31に印加している。そして、トランス3cの二次コイル32から出力される交流電圧を、ダイオードモジュール3dによって整流し、チョークコイル3eと平滑コンデンサ3fとを用いて平滑化している。
平滑後の出力電流に含まれる伝導ノイズ電流は、フィルタ回路11によって除去される。そして、フィルタ回路11を通過した出力電流を用いて、低圧直流電源89を充電するよう構成されている。
一方、本例では図1〜図3に示すごとく、ボルト81を用いて、積層基板6をベースプレート2に固定してある。このボルト81によって、遮蔽層4bとベースプレート2とを電気的に接続してある。すなわち、本例のボルト81は、積層基板6をベースプレート2に固定する機能と、遮蔽層4bとベースプレート2とを電気接続する機能との、2つの機能を兼ね備えている。
積層基板6は、上述したように、第1絶縁層5aと、配線層4aと、第2絶縁層5bと、遮蔽層4bとをZ方向に積層してなる。本例の積層基板6は、配線層4aに大電流を流すことが可能な、いわゆる厚銅基板である。
図2に示すごとく、配線層4aの幅方向(Y方向)において、配線層4aを挟む位置に、中間グランド層42(42a,42b)が形成されている。この中間グランド層42は、配線層4aと同じ厚さの金属板によって形成されている。中間グランド層42は、ボルト81によって、ベースプレート2、すなわちグランドに電気接続されている。
中間グランド層42と配線層4aとの間には、隙間Sが形成されている。電源装置1を稼働すると、上記放射ノイズHの一種である交流磁界が、この隙間Sや絶縁層5(5a,5b)を通り、フィルタ回路11(図1、図3参照)側へ伝わる場合がある。しかしながら、本例では上記ループLを形成してあるため、交流磁界が通ると、ループLに渦電流Iが流れる。そのため、この渦電流Iによって、交流磁界を打ち消す磁界が発生し、フィルタ回路11が交流磁界の影響を大きく受けないようになっている。
図1、図4に示すごとく、第1絶縁層5aと第2絶縁層5bと遮蔽層4bとには、インダクタ用貫通孔61が形成されている。このインダクタ用貫通孔61内に、磁性コア121が配されている。磁性コア121は、配線層4aを取り囲むように設けられている。これにより、配線層4aのうち磁性コア121に取り囲まれた部位をインダクタ12にしてある。
図1、図5に示すごとく、第2絶縁層5bと遮蔽層4bには、コンデンサ用貫通孔62が形成されている。このコンデンサ用貫通孔62内に、コンデンサ13が配されている。コンデンサの2つの電極131,132のうち、一方の電極131は配線層4aに接続し、他方の電極132は遮蔽層4bに接続している。遮蔽層4bは、上記接続部8を介してベースプレート2、すなわちグランドに接続されている。したがって、コンデンサ13の他方の電極132は、遮蔽層4bを介してグランドに電気接続されている。
図1、図3に示すごとく、第2絶縁層5bと遮蔽層4bには、切欠部63が形成されている。この切欠部63から、配線層4aの一部である出力端子41が露出している。出力端子41は、外部機器(低圧直流電源89:図10参照)に電気接続される。
また、上述したように、遮蔽層4bには、シールド板7が取り付けられている。本例のシールド板7は、図1に示すごとく、遮蔽層4bとは別部材になっている。シールド板7は、遮蔽層4bに、はんだ付けや溶接等を行うことにより接続される。
次に、本例の電源装置1の製造方法について説明する。電源装置1を製造するには、図6に示すごとく、まず、インダクタ用貫通孔61を形成した第1絶縁層5aを用意する。そして図7に示すごとく、第1絶縁層5a上に、配線層4aと、中間グランド層42とをそれぞれ配置する。これら配線層4aと中間グランド層42とは、例えば、金属板をプレス加工等することにより形成することができる。
次いで、図8に示すごとく、配線層4a及び中間グランド層42の上に、第2絶縁層5bを配置し、さらに遮蔽層4bを配置する。第2絶縁層5bと遮蔽層4bとには、インダクタ用貫通孔61、コンデンサ用貫通孔62、切欠部63をそれぞれ形成してある。
その後、第1絶縁層5a、配線層4a及び中間グランド層42、第2絶縁層5b、遮蔽層4bをZ方向に圧縮し、これらを一体化させる。これにより、積層基板6を形成する。
次いで、図9に示すごとく、積層基板6に、上記ボルト81を挿入するためのボルト挿入孔810を形成する。また、遮蔽層4aにシールド板7を接続する。
その後、ボルト81を用いて、積層基板6をベースプレート2(図1参照)に固定する。また、ベースプレート2に複数の電子部品3を配置して主回路10を形成すると共に、電子部品3を配線層4aに接続する。以上の工程を行うことにより、本例の電源装置1を製造する。
本例の作用効果について説明する。図1、図3に示すごとく、本例では、配線層4aのうちシールド板7よりも主回路10側に位置する部位400を、遮蔽層4bによって覆ってある。そのため、上記部位400に放射ノイズHが鎖交することを、遮蔽層4bによって抑制でき、この部位400から新たに伝導ノイズ電流が発生する不具合を抑制できる。そのため、フィルタ回路11に伝わる伝導ノイズ電流の量を低減でき、フィルタ回路11の性能低下を抑制できる。
また、本例においては、主回路10とフィルタ回路11との間にシールド板7を設けてある。そのため、電子部品3から発生しフィルタ回路11に伝わる放射ノイズHを、シールド板7によって遮蔽することができる。したがって、フィルタ回路11を構成するインダクタ12やコンデンサ13に放射ノイズが鎖交して、新たに伝導ノイズ電流が発生する不具合を抑制できる。そのため、フィルタ回路11の性能低下を抑制できる。
また、図2に示すごとく、本例においては、配線層4aの周囲に、電流が流れるループLを形成してある。そのため、上記放射ノイズHの一種である交流磁界が、配線層4aの周囲を通ってフィルタ回路11側へ伝わった場合、ループLに渦電流Iを発生させることができ、この渦電流Iにより、交流磁界を打ち消す磁界を発生させることができる。そのため、フィルタ回路11が、交流磁界の影響を受けにくくなる。
また、本例においては、第1絶縁層5aと配線層4aと第2絶縁層5bと遮蔽層4bとを積層してある。そのため、各層5a,4a,5b,4bを互いに密着させることができ、遮蔽層4bを、ベースプレート2に近い位置に配置することができる。そのため、ループLの面積を小さくすることができる。したがって、ループL内を通過する放射ノイズHの量を低減することができ、フィルタ回路11が受ける、放射ノイズHの影響をより少なくすることができる。
また、本例では、第1絶縁層5aと配線層4aと第2絶縁層5bと遮蔽層4bとを積層して、1個の積層基板6を構成してある。そのため、これらの層5a,4a,5b,4bを一部品化でき、電源装置1の構成を簡素にすることができる。
また、図1、図3に示すごとく、本例では、配線層4aのうちシールド板7よりも主回路10側に位置する部位400を遮蔽層4bによって覆うと共に、配線層4aのうちシールド板7よりもフィルタ回路11側に位置する部位(フィルタ側部位401)をも、遮蔽層4bによって覆っている。そのため、シールド板7等から放射ノイズHが漏れた場合でも、この放射ノイズHが上記フィルタ側部位401に鎖交することを抑制できる。したがって、フィルタ側部位401から伝導ノイズ電流が新たに発生することを効果的に抑制できる。
以上のごとく、本例によれば、フィルタ回路の性能低下を充分に抑制できる電源装置を提供することができる。
なお、本例では図10に示すごとく、フィルタ回路11を出力側に設けたが、本発明はこれに限るものではなく、フィルタ回路11を入力側に設けてもよい。
また、本例では複数のMOSFET30を内蔵したMOSモジュール3bを用いているが、本発明はこれに限るものではない。すなわち、個々のMOSFET30を個別に内蔵した、いわゆるディスクリート部品を用いてもよい。ダイオードモジュール3dについても同様である。
(実施例2)
以下の実施例においては、図面に用いられる符号のうち、実施例1において用いた符号と同一のものは、特に示さない限り、実施例1と同様の構成要素等を表す。
本例は、シールド板7の構造を変更した例である。図11に示すごとく、本例では、シールド板7と遮蔽層4bとを一つの部材により形成してある。すなわち、シールド板7を遮蔽層4bとは別部材にするのではなく、遮蔽層4bの一部を折り曲げることにより、シールド板7を形成してある。
本例のようにすると、シールド板7を遮蔽層4bとは別部材にする必要がなくなるため、部品点数を低減することができる。そのため、電源装置1の製造コストを低減することができる。
その他、実施例1と同様の構成および作用効果を有する。
(実施例3)
本例は、接続部8の構造を変更した例である。図12、図13に示すごとく、本例では、ループLを構成する接続部8を、コンタクトビア80にしてある。
本例では、第1絶縁層5aとベースプレート2との間に、該ベースプレート2に接続した金属製のプレート接続層4cを介在させてある。このプレート接続層4cと、第1絶縁層5aと、配線4a及び中間グランド層42と、第2絶縁層5bと、被覆層4bとを積層して積層基板6を構成してある。
本例では図13に示すごとく、積層基板6内に、上記コンタクトビア80を形成してある。コンタクトビア80は、第2絶縁層5b、中間グランド層42、第1絶縁層5aを貫通している。このコンタクトビア80によって、遮蔽層4bをプレート接続層4cに接続している。遮蔽層4bは、コンタクトビア80とプレート接続層4cとを介して、ベースプレート2に電気接続されている。そして、遮蔽層4bと、2つのコンタクトビア80と、プレート接続層4cと、ベースプレート2とによって、電流が流れるループLを形成してある。
上記構成にすると、実施例1と比べて、ボルト81の数を低減させることができる。そのため、積層基板6をベースプレート2に固定する作業を、短時間で完了することが可能になる。
また、接続部8としてボルト81を用いる場合は、ボルト81の頭部がシールド板7と干渉することを抑制するため、ボルト81を、シールド板7から離れた位置に設ける必要がある(図1参照)が、コンタクトビア80の場合は、このような制約がない。そのため、例えば本例のように、Z方向から見たときにシールド板7と重なる位置に、コンタクトビア80を形成することができる。
その他、実施例1と同様の構成および作用効果を有する。
(実施例4)
本例は、図14、図15に示すごとく、ベースプレート2に金属製のカバー14を設けた例である。このカバー14内に、複数の電子部品と、積層基板6と、シールド板7と、インダクタ12と、コンデンサ13とが配されている。シールド板7の側面71は、カバー14の内面141と接触している。これにより、シールド板7とカバー14との間に隙間が形成されないようにしてある。
このようにすると、電子部品3から発生した放射磁界Hが外部機器に伝わることを、カバー14によって抑制することができる。また、カバー14とシールド板7とによって、放射磁界Hを閉じ込めることができるため、フィルタ回路11に伝わる放射磁界Hの量を、より低減することができる。そのため、フィルタ回路11の性能低下をより効果的に抑制できる。
その他、実施例1と同様の構成および作用効果を有する。
1 電源装置
10 主回路
11 フィルタ回路
12 インダクタ
13 コンデンサ
2 ベースプレート
3 電子部品
4a 配線層
4b 遮蔽層
5a 第1絶縁層
5b 第2絶縁層
6 積層基板
7 シールド板
8 接続部
L ループ

Claims (4)

  1. グランドに接続した金属製のベースプレート(2)と、
    該ベースプレート(2)に固定され、主回路(10)を構成する複数の電子部品(3)と、
    上記ベースプレート(2)上に、該ベースプレート(2)とは絶縁した状態で設けられ、上記電子部品(3)に接続し、上記主回路(10)と外部機器との間の電流経路をなす配線層(4a)と、
    該配線層(4a)に設けられ、フィルタ回路(11)を構成するインダクタ(12)及びコンデンサ(13)と、
    上記配線層(4a)を、上記ベースプレート(2)が配された側とは反対側から覆う位置に設けられ、上記電子部品(3)から発生した放射ノイズを遮蔽する遮蔽層(4b)と、
    上記フィルタ回路(11)と上記主回路(10)との間に設けられ、上記遮蔽層(4b)から上記ベースプレート(2)の厚さ方向に突出し、上記放射ノイズを遮蔽するシールド板(7)と、
    上記遮蔽層(4b)と上記ベースプレート(2)とを電気接続する複数個の接続部(8)とを備え、
    上記遮蔽層(4b)は、上記配線層(4a)のうち上記シールド板(7)よりも上記主回路(10)側に位置する部位(400)を、少なくとも覆っており、
    上記配線層(4a)と上記ベースプレート(2)との間に第1絶縁層(5a)が介在し、上記配線層(4a)と上記遮蔽層(4b)との間に第2絶縁層(5b)が介在し、上記第1絶縁層(5a)と上記配線層(4a)と上記第2絶縁層(5b)と上記遮蔽層(4b)とは、上記厚さ方向に積層されており、
    上記遮蔽層(4b)と上記複数個の接続部(8)と上記ベースプレート(2)とによって、電流が流れるループ(L)が形成され、該ループ(L)の内側を上記配線層(4a)が貫通していることを特徴とする電源装置(1)。
  2. 上記シールド板(7)と上記遮蔽層(4b)とは、一つの部材によって形成されていることを特徴とする請求項1に記載の電源装置(1)。
  3. 上記第1絶縁層(5a)と上記ベースプレート(2)との間に、該ベースプレート(2)に接続した、金属製のプレート接続層(4c)が介在しており、上記複数個の接続部(8)のうち少なくとも一部の上記接続部(8)は、上記第1絶縁層(5a)と上記第2絶縁層(5b)とを貫通し上記遮蔽層(4b)と上記プレート接続層(4c)とを互いに電気接続するコンタクトビア(80)からなることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の電源装置(1)。
  4. 上記第1絶縁層(5a)と上記配線層(4a)と上記第2絶縁層(5b)と上記遮蔽層(4b)とは、上記厚さ方向に積層されて積層基板(6)を構成しており、上記ベースプレート(2)には金属製のカバー(14)が取り付けられ、該カバー(14)内に、上記複数の電子部品(3)と上記積層基板(6)と上記シールド板(7)と上記インダクタ(12)と上記コンデンサ(13)とが配されており、上記シールド板(7)の側面(71)と上記カバー(14)の内面(141)とが接触していることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の電源装置(1)。
JP2014161391A 2014-08-07 2014-08-07 電源装置 Active JP6330561B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014161391A JP6330561B2 (ja) 2014-08-07 2014-08-07 電源装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014161391A JP6330561B2 (ja) 2014-08-07 2014-08-07 電源装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016039697A JP2016039697A (ja) 2016-03-22
JP6330561B2 true JP6330561B2 (ja) 2018-05-30

Family

ID=55530400

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014161391A Active JP6330561B2 (ja) 2014-08-07 2014-08-07 電源装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6330561B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7373668B2 (ja) 2020-08-06 2023-11-02 株式会社クレハ ポリフェニレンスルフィド樹脂組成物およびこれを含む制振材
JP7460992B1 (ja) 2023-03-27 2024-04-03 アルメタックス株式会社 窓開閉ロック装置、窓サッシ及び壁構造

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106131991B (zh) * 2016-07-28 2022-09-16 杭州信多达智能科技有限公司 一种具有环绕屏蔽辐射功能的线盘组件
US10144435B2 (en) 2016-08-26 2018-12-04 Denso Corporation In-vehicle apparatus

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2948039B2 (ja) * 1992-12-28 1999-09-13 株式会社日立製作所 回路基板
JP4131352B2 (ja) * 1999-04-30 2008-08-13 株式会社デンソー 降圧型dc−dcコンバータ装置
JP5327289B2 (ja) * 2011-07-18 2013-10-30 株式会社デンソー 電力変換装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7373668B2 (ja) 2020-08-06 2023-11-02 株式会社クレハ ポリフェニレンスルフィド樹脂組成物およびこれを含む制振材
JP7460992B1 (ja) 2023-03-27 2024-04-03 アルメタックス株式会社 窓開閉ロック装置、窓サッシ及び壁構造

Also Published As

Publication number Publication date
JP2016039697A (ja) 2016-03-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5327289B2 (ja) 電力変換装置
US9345160B2 (en) Electronic device
JP5939274B2 (ja) 電源装置
JP6330561B2 (ja) 電源装置
US10405429B2 (en) Transformer integrated type printed circuit board
JP6330562B2 (ja) 電源装置
JP5058120B2 (ja) トランス
JP6493174B2 (ja) 電子機器
WO2014141671A1 (ja) 磁気デバイス
WO2014141670A1 (ja) 磁気デバイス
JP5904228B2 (ja) 電源装置
JP6261071B2 (ja) コイル一体型プリント基板、磁気デバイス
JP2017199940A (ja) 磁気デバイス
JP6160388B2 (ja) 電力変換装置
JP6084103B2 (ja) 磁気デバイス
JP6485553B2 (ja) インダクタ及びdc−dcコンバータ
US10660193B2 (en) Multilayer substrate
JP6344540B2 (ja) 電力変換モジュール
JP2015088689A (ja) 多層プリント基板、磁気デバイス
JP5771725B2 (ja) Dc−dcコンバータ
JP6439319B2 (ja) 巻線部および巻線部品
JP2014160785A (ja) 磁気デバイス
JP2014170869A (ja) 磁気デバイス
JP6119540B2 (ja) 電力変換装置
JP2013172583A (ja) スイッチング電源装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170309

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180117

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180130

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180312

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180327

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180409

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6330561

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250