JP6349874B2 - 電源装置 - Google Patents

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本発明は、半導体部品と、該半導体部品を制御する制御回路基板とを備えた電源装置に関する。
DC−DCコンバータ等の電源装置として、トランスと、該トランスの一次コイルに接続した一次側半導体部品と、トランスの二次コイルに接続した二次側半導体部品と、該二次側半導体部品に接続したチョークコイルと、これらの部品を収容するケースとを備えたものが知られている(下記特許文献1参照)。
この電源装置は、一次側半導体部品と二次側半導体部品との2つの半導体部品のうち、少なくとも一次側半導体部品に電気接続した制御回路基板を備える。この制御回路基板を用いて、半導体部品のスイッチング動作の制御等を行っている。
上記半導体部品は、スイッチング素子等の半導体素子を内蔵した本体部と、半導体素子に接続し本体部から延出する導線部とを備える。この導線部を制御回路基板に接続してある。電源装置は、この導線部を介して、制御回路基板と上記半導体素子とを電気的に接続するよう構成されている。
特開2012−213309号公報
しかしながら、上記電源装置は、ケースを小型化しにくいという問題がある。すなわち、上記電源装置は、半導体部品の上記本体部と上記導線部とを両方ともケースに収容してあるため、ケース内に、これらを収容できる充分な大きさの空間を形成する必要がある。そのため、ケースが大型化しやすく、電源装置全体が大型化しやすいという問題がある。
また、電源装置の製造工場では、1種類の電源装置のみを製造しているのではなく、多種類の電源装置を製造することが多い。半導体部品は、電源装置の種類毎に、導線部の長さや形状等を変える必要があるが、複数種類の電源装置にわたって、本体部を共通して用いることができる場合がある。しかし、半導体部品の本体部と導線部とは一体化しているため、本体部を共通化できても、導線部の長さ等が異なる場合は、導線部を含めた半導体部品全体を共通化することはできない。そのため、電源装置の種類毎に、導線部の形状や長さのみが互いに異なる複数種類の半導体部品を用意する必要が生じる。したがって、電源装置の製造工場において、多くの種類の半導体部品を用意する必要が生じ、電源装置の製造コストが上昇しやすいという問題がある。
本発明は、かかる背景に鑑みてなされたもので、半導体部品を共通化しやすく、かつ小型化が可能な電源装置を提供しようとするものである。
本発明の一態様は、一次コイルと二次コイルとを有するトランスと、
該トランスの上記一次コイル側に接続された一次側回路を構成する一次側半導体部品と、
上記トランスの上記二次コイル側に接続された二次側回路を構成する二次側半導体部品と、
該二次側半導体部品に接続されたチョークコイルと、
上記トランスと、上記一次側半導体部品と、上記二次側半導体部品と、上記チョークコイルとを収容するケースと、
上記一次側半導体部品と上記二次側半導体部品との2つの半導体部品のうち、少なくとも上記一次側半導体部品に電気的に接続した制御回路基板と、
該制御回路基板に電気接続した上記半導体部品と上記制御回路基板との間の導電経路をなす導線部とを備え、
該導線部は上記2つの半導体部品とは別部品として構成され、上記導線部は、上記ケースの壁部に封止されており、上記制御回路基板に電気接続した上記半導体部品に部品側電極が形成され、該部品側電極に上記導線部が電気的に接続しており、
上記制御回路基板に電気接続した上記半導体部品は、半導体素子と、該半導体素子を封止した本体部とを備え、該本体部の表面に上記部品側電極が形成され、上記2つの半導体部品は上記ケースとは別体に形成されており、
上記ケースの内面に、上記導線部に接続したケース側電極が形成され、
上記部品側電極と上記ケース側電極とを互いに接触させてあることを特徴とする電源装置にある。
上記電源装置においては、上記導線部を、ケースの壁部に封止してある。そのため、導線部をケース内の空間に配する必要がなくなり、この空間を小さくすることができる。そのため、ケースを小型化することができ、電源装置全体を小型化することが可能になる。
また、上記電源装置においては、導線部と半導体部品とを別部品にしてある。そのため、電源装置の種類毎に、導線部の長さや形状が異なる場合でも、半導体部品を共通して用いることができる。したがって、電源装置の製造工場において、導線部の形状等が互いに異なる、多くの種類の半導体部品を用意しておく必要がなくなり、電源装置の製造コストを低減することができる。
以上のごとく、本発明によれば、半導体部品を共通化しやすく、かつ小型化が可能な電源装置を提供することができる。
実施例1における、電源装置の断面図であって、図2のI-I断面図。 図1のII-II断面図。 図2のIII-III断面図。 図2のIV-IV断面図。 実施例1における、電源装置の製造方法説明図。 図5のVI-VI断面図。 実施例1における、一次側半導体部品の斜視図。 実施例1における、電源装置の回路図。 実施例1における、電源装置の回路図であって、二次側半導体部品をMOSモジュールにしたもの。 実施例2における、電源装置の製造方法説明図。 実施例2における、電源装置の断面図。 実施例3における、電源装置の製造方法説明図。 実施例3における、電源装置の断面図。 実施例4における、電源装置の断面図。 実施例5における、電源装置の断面図。 実施例6における、電源装置の断面図。 実施例7における、電源装置の断面図。
上記電源装置は、例えば、高圧直流電源の直流電圧を降圧するDC−DCコンバータとすることができる。また、上記電源装置は、例えば電気自動車やハイブリッド自動車に搭載するものとすることができる。
(実施例1)
上記電源装置に係る実施例について、図1〜図9を用いて説明する。図1、図3に示すごとく、本例の電源装置1は、トランス2と、一次側半導体部品3aと、二次側半導体部品3bと、チョークコイル4と、ケース5と、制御回路基板7と、導線部6とを備える。トランス2は、一次コイル21と二次コイル22とを有する。一次側半導体部品3aは、トランス2の一次コイル21側に接続された一次側回路11(図8参照)を構成している。また、二次側半導体部品3bは、トランス2の二次コイル22側に接続された二次側回路12(図8参照)を構成している。
チョークコイル4は、二次側半導体部品3bに接続されている。トランス2と、一次側半導体部品3aと、二次側半導体部品3bと、チョークコイル4とは、ケース5に収容されている。制御回路基板7は、一次側半導体部品3aと二次側半導体部品3bとの2つの半導体部品3に、それぞれ電気的に接続している。
導線部6は、半導体部品3と制御回路基板7との間の導電経路をなしている。図5に示すごとく、導線部6は、半導体部品3とは別部品として構成されている。導線部6は、ケース5の壁部51に封止されている。図1、図4に示すごとく、半導体部品3a,3bに形成された電極32に、導線部6が電気的に接続している。
本例の電源装置1は、高圧直流電源18(図8参照)の直流電圧を降圧して低圧直流電源19を充電するためのDC−DCコンバータである。また、本例の電源装置1は、電気自動車やハイブリッド車等の車両に搭載するための、車載用電源装置である。
図5に示すごとく、ケース5は、金属製の底壁部51aと、絶縁部材(絶縁樹脂)からなる側壁部51bとを備える。この側壁部51bに、導線部6が封止されている。側壁部51bの内面には、ケース側電極69が形成されている。このケース側電極69に、導線部6の一方の端部61が接続している。また、導線部6の他方の端部62には、制御回路基板7が接続される。
導線部6は、第1部分63と第2部分64とを備える。第1部分63は、ケース側電極69から、導線部6を封止した側壁部51bの厚さ方向(X方向)に延びている。また、第2部分64は、第1部分63から、底壁部51aの搭載面511の法線方向(Z方向)に延びている。
図6に示すごとく、ケース5の底壁部51aは、Z方向から見たときに四辺形状を呈する。この底壁部51aに、側壁部51bが設けられている。側壁部51bの内面には、複数のケース側電極69が形成されている。これら複数のケース側電極69のうち一部のケース側電極69aは、一次側半導体部品3aに接続し、他のケース側電極69bは、二次側半導体部品3bに接続する。
一次側半導体部品3aは、図7に示すごとく、四辺形板状の本体部30を備える。この本体部30の4つの側面31のうち、1つの側面31aに、上記導線部6に接続するための電極32が形成されている。この側面31aとは反対側の側面31bには、高圧直流電源18(図8参照)に接続するための入力端子319(図2参照)が形成されている。また、本体部30からは、出力端子33が突出している。
図3に示すごとく、ケース5の底壁51aには、半導体部品3等の部品を搭載した搭載面511と、部品を搭載していない非搭載面512とがある。本例では、上記搭載面511に、一次側半導体部品3aと二次側半導体部品3bとをそれぞれ接触させている。また、非搭載面512には、図示しない冷却器が接触する。
本例では、一次側半導体部品3aにトランス2をZ方向に積層して、第1の積層体16aを形成してある。また、第2半導体3bにチョークコイル4を積層して、第2の積層体16bを形成してある。トランス2は一次側半導体部品3aに接触している。また、チョークコイル4は二次側半導体部品3bに接触している。
図3に示すごとく、制御回路部7は、ケース5の開口部50を塞ぐ位置に配されている。制御回路基板7は、側壁部51bの端面519上に載置されている。図4に示すごとく、側壁部51bの端面519から導線部6が突出している。この導線部6に制御回路基板7が接続している。
一方、図3に示すごとく、トランス2は、上述した一次コイル21及び二次コイル22と、軟磁性体からなるトランス用コア23とを備える。このトランス用コア23内に、一次コイル21及び二次コイル22が配されている。
また、チョークコイル4は、バスバーを巻回してなるコイル部42と、軟磁性体からなるコイル用コア43とを備える。このコイル用コア43内に、コイル部42が配されている。
図1、図4に示すごとく、一次側半導体部品3a及び二次側半導体部品3bは、ケース5を構成する2枚の側壁部51bによって挟持されている。また、上述したように、半導体部品3a,3bの電極32は、ケース側電極69に接触している。
次に、電源装置1の回路図について説明する。図8に示すごとく、一次側半導体部品3aには4個のスイッチング素子110(MOSFET)が内蔵されている。これらのスイッチング素子110によってHブリッジ回路を構成してある。一次側半導体部品3aの出力端子33は、トランス2の一次コイル21に接続している。制御回路基板7によって、スイッチング素子110のスイッチング動作を制御することにより、高圧直流電源18の直流電圧を交流電圧に変換し、一次コイル21に印加するよう構成されている。
二次コイル22の出力端子24,25は二次側半導体部品3bに接続している。また、二次コイル22のセンタータップ26は、グランドに接続している。二次側半導体部品3bは、2個のダイオード38と、温度センサ39とを内蔵している。
二次側半導体部品3bの出力端子122は、チョークコイル4に接続している。本例では、二次側半導体部品3b内のダイオード38を用いて、二次コイル22の出力電流を整流し、チョークコイル4を用いて、整流された出力電流を平滑化している。また、チョークコイル4の出力端子41とグランドとの間には、コンデンサ17が設けられている。このコンデンサ17を用いて、二次側半導体部品3bの出力電圧を平滑化するよう構成されている。
二次側半導体部品3b内の温度センサ39は、導線部6を介して、制御回路基板7に電気接続されている。二次側半導体部品3bの温度が上昇し過ぎた場合は、制御回路基板7がスイッチング素子110のデューティーを制御して、二次電流を低減させる。これにより、二次側半導体部品3bの温度が所定値を超えないように制御している。
次に、電源装置1の製造方法について説明する。図5に示すごとく、電源装置1を製造する際には、ケース5に、一次側半導体部品3a、トランス2、二次側半導体部品3b、チョークコイル4等の部品を収容する。この際、X方向に対向配置された2枚の側壁部51bによって、一次側半導体部品3a及び二次側半導体部品3bが挟持される。また、2つの半導体部品3a,3bの電極32が、ケース側電極69に接続する。ケース5に上記部品を収容した後、ケース5の開口部50を制御回路部7によって塞ぎ、制御回路基板7を導線部6に接続する。このようにして、電源装置1を製造する。
本例の作用効果について説明する。図1、図4に示すごとく、本例では導線部6を、ケース5の壁部51(51b)に封止してある。そのため、導線部6をケース5内の空間Sに配する必要がなくなり、この空間Sを小さくすることができる。そのため、ケース5を小型化することができ、電源装置1全体を小型化することが可能になる。
また、図5に示すごとく、本例では、導線部6と半導体部品3とを別部品にしてある。電源装置1は、種類毎に、導線部6の長さや形状が互いに異なる(図10、図13参照)ことがあるが、上述のように導線部6と半導体部品3とを別部品にすれば、電源装置1の種類毎に導線部6の長さ等が異なっていても、半導体部品3を共通して用いることができる。したがって、電源装置1の製造工場において、導線部6の形状等が互いに異なる、多くの種類の半導体部品3を用意しておく必要がなくなり、電源装置1の製造コストを低減することができる。
また、図1、図4に示すごとく、本例では、2つの半導体部品3a,3bを、2枚の側壁部51bによってそれぞれ挟持してある。そのため、個々の半導体部品3a,3bをケース5内にしっかりと保持することができる。したがって、半導体部品3a,3bの組付性を向上させることができる。
また、図3に示すごとく、本例では、一次側半導体部品3aにトランス2を積層して、第1の積層体16aを形成すると共に、二次側半導体部品3bにチョークコイル4を積層して、第2の積層体16bを形成してある。そのため、一次側半導体部品3aとトランス2とを互いに接近させることができると共に、二次側半導体部品3bとチョークコイル4とを互いに接近させることができる。これにより、ケース5内の空間を小さくすることができ、ケース5をより小型化することができる。
また、積層体16を形成すると、一次側半導体部品3a及び二次側半導体部品3bから発生する放射ノイズを、トランス2又はチョークコイル4によって遮蔽することができる。そのため、制御回路基板7に伝わる放射ノイズの量を低減することができ、放射ノイズが制御回路基板7に与える影響をより低減することができる。
本例では図3に示すごとく、トランス2を、一次側半導体部品3aよりも制御回路基板7に近い位置に設けてある。また、チョークコイル4を、二次側半導体部品3bよりも制御回路基板7に近い位置に設けてある。トランス2やチョークコイル4はコア23,43を備えるため、上記構成にすれば、一次側半導体部品3aや二次側半導体部品3bから発生した放射ノイズを、コア23,43によって効果的に遮蔽することができる。そのため、放射ノイズが制御回路基板7により伝わりにくくなる。
また、図1、図3に示すごとく、本例では、制御回路基板7を、ケース5の開口部50を塞ぐ位置に設けてある。そのため、Z方向から見たときに、制御回路基板7を、ケース5やその内部の部品と重ならせることができる。そのため、Z方向から見たときの電源装置1全体の面積を小さくすることができ、電源装置1を小型化しやすくなる。
以上のごとく、本例によれば、半導体部品を共通化しやすく、かつ小型化が可能な電源装置を提供することができる。
なお、本例では図8に示すごとく、制御回路基板7が2つの半導体部品3a,3bにそれぞれ接続しているが、本発明はこれに限るものではない。すなわち、二次側半導体部品3bに温度センサ39を設けず、二次側半導体部品3bと制御回路基板7とを接続しない構成にしてもよい。
また、本例では、ダイオード38を用いて二次側半導体部品3bを形成したが、図9に示すごとく、MOSFET37を用いて、二次側半導体部品3bを形成してもよい。この場合には、制御回路基板7によってMOSFET37のスイッチング動作を制御することにより二次電流を整流する、いわゆる同期整流を行うことになる。
また、本例では、2つの半導体部品3a,3b内に複数の半導体素子をそれぞれ封止してモジュール化してあるが、ディスクリートの半導体部品3a,3bを用いてもよい。
また、本例では、一次側半導体部品3a上にトランス2を積層し、二次側半導体部品3b上にチョークコイル4を積層したが、本発明はこれに限るものではない。例えば、一次側半導体部品3a上にチョークコイル4を積層し、二次側半導体部品3b上にトランス2を積層してもよい。また、一次側半導体部品3aと二次側半導体部品3bとのうち、いずれか一方のみを用いて積層体16を構成してもよい。さらには、半導体部品3a,3bが制御回路基板7に近い位置に配されるように、積層体16を形成してもよい。また、積層する方向も、Z方向に限られず、X方向に積層してもよく、Y方向(X方向とZ方向との双方に直交する方向)に積層してもよい。
このように、本発明においては、2つの半導体部品3a,3bのうち少なくとも一方の半導体部品3に、トランス2又はチョークコイル4を積層して積層体16を構成することができる。
また、本例では、導線部6を側壁部51bに封止したが、本発明はこれに限るものではない。すなわち、底壁部51aを絶縁部材によって形成し、この底壁部51aに導線部6を封止してもよい。また、底壁部51aを金属によって形成した場合でも、導線部6を絶縁部材によって被覆し、底壁部51aに封止することもできる。この場合には、ケース側電極69と底壁部51aとの間に、これらを絶縁する絶縁層を形成する必要がある。
(実施例2)
以下の実施例においては、図面に用いた符号のうち、実施例1において用いた符号と同一のものは、特に示さない限り、実施例1と同様の構成要素等を表す。
本例は、ケース5の形状および制御回路基板7の配置位置を変更した例である。図10、図11に示すごとく、本例では、ケース5の側壁部51bのZ方向長さL1を、実施例1よりも短くしてある。そして、トランス2の一部が開口部50からケース5外に突出するよう構成してある。また、制御回路基板7は、その一部が、X方向において側壁部51bよりもケース外側に位置するように、取り付けられている。
上記構成にすると、側壁部51bのZ方向長さL1が短いため、側壁部51bを構成する材料を少なくすることができる。そのため、電源装置1の製造コストを低減することが可能となる。
その他、実施例1と同様の構成および作用効果を有する。
(実施例3)
本例は、ケース5の形状を変更した例である。図12、図13に示すごとく、本例では、側壁部51bのうち制御回路基板7を搭載した基板搭載側壁部518の、X方向長さL2を、実施例2よりも長くしてある。制御回路基板7と基板搭載側壁部518とは、X方向長さが略等しい。
本例の作用効果について説明する。本例では、基板搭載側壁部518のX方向長さL2を、制御回路基板7のX方向長さと略等しくしてあるため、制御回路基板7を安定して保持することができる。
その他、実施例1と同様の構成および作用効果を有する。
(実施例4)
本例は、図14に示すごとく、第1半導体部品3aの形状および導線部6の配置位置を変更した例である。本例の第1半導体部品3aは、実施例1と同様に、四辺形板状の本体部30を有する(図7参照)。この本体部30の4つの側面31のうち、X方向に直交する2つの側面31a,31bに、それぞれ電極32を設けてある。また、第1半導体部品3aをX方向から挟む2枚の側壁部51bに、それぞれ導線部6を封止してある。そして、個々の導線部6を、電極32に接続してある。
上記構成にすると、より多くの導線部6を、第1半導体部品3aに接続することができる。このように多くの導線部6を備える場合は、個々の導線部6を側壁部51bに封止することによりケース5を小型化できる効果を得やすい。
その他、実施例1と同様の構成および作用効果を有する。
なお、本例では、本体部30の2つの側面31a,31bに、それぞれ電極32を設けたが、3つ以上の側面31に、それぞれ電極32を設けてもよい。
また、第2半導体部品3bも、第1半導体部品3aと同様の構成にすることもできる。
(実施例5)
本例は、ケース5の形状を変更した例である。図15に示すごとく、本例ではトランス2を、Z方向において、第1半導体部品3aよりも搭載面511から遠い位置に配してある。そして、ケース5の側壁部51bに、トランス2を保持する保持部59を形成してある。保持部59は段形状に形成されている。すなわち、側壁部51bには、第1半導体部品3aをX方向から挟持する第1部分515と、トランス2をX方向から挟持する第2部分516とがある。第1部分515の厚さは、第2部分516の厚さよりも厚い。そして、これら第1側壁部515と第2側壁部516との境界をなす位置に、段形状の保持部59を形成してある。この保持部59によって、トランス2を保持している。
また、トランス2と第1半導体部品3aとの間には、ギャップGが形成されている。
上述のように保持部59を形成すると、ケース5内の所定の位置に、トランス2を正確に配置することができる。そのため、電源装置1の製造時において、トランス2の組付作業を容易に行うことが可能となる。また、保持部59を形成すると、トランス2をケース5内にしっかりと保持できるため、外部から振動が加わってもトランス2がぐらつきにくくなる。さらに、本例ではトランス2と第1半導体部品3aとの間にギャップGを形成してあるため、第1半導体部品3aとトランス2との間で熱の移動が生じにくくなる。そのため、第1半導体部品3aとトランス2とを、それぞれ冷却しやすくなる。
また、図示しないが、Z方向において、チョークコイル4を第2半導体部品3bよりも搭載面511から遠い位置に配置し、側壁部51bに、チョークコイル4を保持するための保持部を形成してもよい。この場合も、第2半導体部品3bとチョークコイル4との間に、ギャップGを設けることが好ましい。
その他、実施例1と同様の構成および作用効果を有する。
(実施例6)
本例は、導線部6の形状を変更した例である。図16に示すごとく、本例の導線部6は、屈曲することなく、搭載面511に平行な方向(X方向)に延出している。導線部6の端部62は、ケース外側へ突出している。導線部6は、ケース5の外側に設けられた制御回路基板7に接続している。
上記構成にすると、導線部6がZ方向に延びていないため、導線部6の長さを短くすることができる。そのため、導線部6に寄生するインダクタンスや電気抵抗を低減することが可能になる。
その他、実施例1と同様の構成及び作用効果を有する。
(実施例7)
本例は、図17に示すごとく、第1半導体部品3aの形状、及び導線部6の配置位置を変更した例である。本例の第1半導体部品3aは、実施例1と同様に、四辺形板状の本体部30を備える。そして、この本体部30の4つの側面31のうち、X方向に直交する2つの側面31a,31bに、それぞれ電極32を形成してある。また、第1半導体部品3aをX方向から挟持する2枚の側壁部51bに、それぞれ導線部6を封止してある。導線部6は、屈曲することなく、底壁部51aの搭載面511に平行な方向(X方向)に延出している。この導線部6に、制御回路基板7が接続している。
上記構成にすると、本体部30の複数の側面31に導線部6を接続できるため、より多くの導線部6を、第1半導体部品3aに接続することができる。このように多くの導線部6を備える場合は、個々の導線部6を側壁部51bに封止することによりケース5を小型化できる効果を得やすい。
また、本例では、個々の導線部6が、屈曲することなく、搭載面511に平行な方向に延出している。このようにすると、導線部6がZ方向に延びないため、導線部6の長さを短くすることができる。そのため、導線部6に寄生するインダクタンスや電気抵抗を低減することが可能になる。
1 電源装置
11 一次側回路
12 二次側回路
2 トランス
21 一次コイル
22 二次コイル
3 半導体部品
3a 一次側半導体部品
3b 二次側半導体部品
4 チョークコイル
5 ケース
51 壁部
6 導線部
7 制御回路基板

Claims (8)

  1. 一次コイル(21)と二次コイル(22)とを有するトランス(2)と、
    該トランス(2)の上記一次コイル(21)側に接続された一次側回路(11)を構成する一次側半導体部品(3a)と、
    上記トランス(2)の上記二次コイル(22)側に接続された二次側回路(12)を構成する二次側半導体部品(3b)と、
    該二次側半導体部品(3b)に接続されたチョークコイル(4)と、
    上記トランス(2)と、上記一次側半導体部品(3a)と、上記二次側半導体部品(3b)と、上記チョークコイル(4)とを収容するケース(5)と、
    上記一次側半導体部品(3a)と上記二次側半導体部品(3b)との2つの半導体部品(3)のうち、少なくとも上記一次側半導体部品(3a)に電気的に接続した制御回路基板(7)と、
    該制御回路基板(7)に電気接続した上記半導体部品(3)と上記制御回路基板(7)との間の導電経路をなす導線部(6)とを備え、
    該導線部(6)は上記2つの半導体部品(3)とは別部品として構成され、上記導線部(6)は、上記ケース(5)の壁部(51)に封止されており、上記制御回路基板(7)に電気接続した上記半導体部品(3)に部品側電極(32)が形成され、該部品側電極(32)に上記導線部(6)が電気的に接続しており、
    上記制御回路基板(7)に電気接続した上記半導体部品(3)は、半導体素子(110,38)と、該半導体素子(110,38)を封止した本体部(30)とを備え、該本体部(30)の表面に上記部品側電極(32)が形成され、上記2つの半導体部品(3)は上記ケース(5)とは別体に形成されており、
    上記ケース(5)の内面に、上記導線部(6)に接続したケース側電極(69)が形成され、
    上記部品側電極(32)と上記ケース側電極(69)とを互いに接触させてあることを特徴とする電源装置(1)。
  2. 上記ケース側電極(69)は、上記ケース(5)の側壁部(51b)の内面に形成され、上記本体部(30)は四辺形板状に形成され、該本体部(30)の側面(31)に上記部品側電極(32)が形成されていることを特徴とする、請求項1に記載の電源装置(1)。
  3. 上記制御回路基板(7)は、上記ケース(5)の開口部(50)を塞ぐ位置に配されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の電源装置(1)。
  4. 上記導線部(6)は、上記ケース側電極(69)の厚さ方向(X)に延びる第1部分(63)と、該第1部分(63)に連なり上記ケース(5)の開口方向(Z)に延びる第2部分(64)とを備える、請求項3に記載の電源装置(1)。
  5. 上記導線部(6)は、上記ケース(5)における上記半導体部品(3)の搭載面(511)に平行な方向に延出していることを特徴とする請求項1又は2に記載の電源装置(1)。
  6. 上記2つの半導体部品(3)のうち少なくとも一方の上記半導体部品(3)に、上記トランス(2)又は上記チョークコイル(4)を積層して積層体(16)を構成してあることを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載の電源装置(1)。
  7. 上記トランス(2)又は上記チョークコイル(4)は、上記ケース(5)における上記半導体部品(3)の搭載面(511)の法線方向において、上記積層体(16)を構成する上記半導体部品(3)よりも上記搭載面(511)から遠い位置に配されており、上記ケース(5)の上記壁部(51)に、上記積層体(16)を構成する上記トランス(2)又は上記チョークコイル(4)を保持する保持部(59)を形成してあることを特徴とする請求項6に記載の電源装置(1)。
  8. 上記本体部(30)は四辺形板状に形成され、該本体部(30)の4つの側面(31)のうち少なくとも2つの側面(31a,31b)に、それぞれ上記部品側電極(32)が形成されていることを特徴とする請求項1〜請求項7のいずれか1項に記載の電源装置(1)。
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