JP2009284047A - ソース装置用アダプタ装置及びソース装置用アダプタ装置の制御方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 ソース装置からの映像音声信号を効率的に無線送信する。
【解決手段】 ソース装置10に接続されたアダプタ装置20は、シンク装置40の複数の映像表示方式及び複数の音声出力方式のデータを含むEDID応答メッセージ信号をアダプタ装置30から無線受信する。さらに、受信された複数の映像表示方式及び複数の音声出力方式のデータに基づいて、最速のデータ伝送速度を有する映像表示方式及び催促のデータ伝送速度を有する音声出力方式を選択し、選択された映像表示方式の映像信号及び選択された音声出力方式の音声信号を無線伝送するための帯域を、ソース装置10からの映像音声信号を無線送信するための帯域として予約する。
【選択図】図4
【解決手段】 ソース装置10に接続されたアダプタ装置20は、シンク装置40の複数の映像表示方式及び複数の音声出力方式のデータを含むEDID応答メッセージ信号をアダプタ装置30から無線受信する。さらに、受信された複数の映像表示方式及び複数の音声出力方式のデータに基づいて、最速のデータ伝送速度を有する映像表示方式及び催促のデータ伝送速度を有する音声出力方式を選択し、選択された映像表示方式の映像信号及び選択された音声出力方式の音声信号を無線伝送するための帯域を、ソース装置10からの映像音声信号を無線送信するための帯域として予約する。
【選択図】図4
Description
本発明は、ソース装置用アダプタ装置及び当該ソース装置用アダプタ装置のための無線通信方法に関し、特に、DVDプレーヤやセットトップボックスなどのソース装置が出力する映像信号を、デジタルテレビなどのシンク装置に無線送信するためのソース装置用アダプタ装置及び当該ソース装置用アダプタ装置の制御方法に関する。
DVDプレーヤなどのソース装置からプラズマディスプレイ装置(以下、PDP装置という。)などのシンク装置に映像信号を伝送するためのインターフェース規格として、DVI(Digital Visual Interface)がある。また、DVIを拡張した次世代デジタルテレビ向けのインターフェース規格として、1本のケーブルで映像信号と音声信号とを伝送するためのHDMI(High Definition Multimedia Interface)が開発され(非特許文献1参照)、HDMIを採用したAV機器が市場に普及し始めている。
HDMIにおいて、ソース装置は送信回路を備え、シンク装置は受信回路及びEDID(Extended Display Identification Data)メモリを備え、ソース装置とシンク装置とはHDMIに準拠したデジタルデータ伝送バスであるHDMIケーブルを介して接続される。また、DVIにおいて、上記ソース装置とシンク装置とは、DVIに準拠したデジタルデータ伝送バスであるDVIケーブルを介して接続される。ここで、EDIDメモリは、シンク装置の識別情報、シンク装置の複数の映像表示方式及び複数の音声出力方式等のコンフィグレーション情報であるEDIDデータを予め格納する。また、HDMIケーブル及びDVIケーブルはそれぞれ、TMDS(Transition Minimized Differential Signaling)チャンネルと、DDC(Display Data Channel)チャンネルとを含む。ソース装置は、DDCチャンネルを介してシンク装置のEDIDデータを読み出す。
HDMIにおいて、ソース装置は、EDIDデータから読み出したシンク装置の複数の映像表示方式及び音声出力方式から1つの映像表示方式及び1つの音声出力方式をそれぞれ選択する。さらに、選択された映像出力信号を有するベースバンド映像信号、選択された音声出力方式を有するデジタル音声信号及び補助データを発生して、当該映像表示方式及び音声出力方式のデータとともに、TMDSチャンネルを介してシンク装置に送信する。
また、DVIにおいて、ソース装置は、DDCチャンネルを介してシンク装置のEDIDを読み出した後に、EDIDから読み出したシンク装置の複数の映像表示方式から1つの映像表示方式を選択する。さらに、選択された映像出力信号を有するベースバンド映像信号を発生して、当該映像表示方式のデータとともに、TMDSチャンネルを介してシンク装置に送信する。
さらに、特許文献1に記載の従来のビデオデータ無線伝送システムにおいて、ソース装置は、TMDSチャンネルを介して送信される映像信号を含む無線信号を発生して、一定の周波数帯域を用いてシンク装置に無線送信する。
上記従来のビデオデータ無線伝送システムにおいては、映像信号の無線送信のために、実際に必要なデータ伝送速度よりも速いデータ伝送速度を有する帯域を割り当てることにより、当該映像信号を確実に無線送信した。従って、当該映像信号を効率的に無線送信できないという課題があった。
本発明の目的は以上の問題点を解決し、従来技術に比較して、ソース装置からの映像信号を従来技術に比較して効率的に無線送信できるソース装置用アダプタ装置及び当該ソース装置用アダプタ装置の制御方法を提供することにある。
第1の発明に係るソース装置用アダプタ装置は、ソース装置に有線接続され、映像信号を含む上記ソース装置からの送信信号を所定の帯域において無線送信するソース装置用アダプタ装置と、
複数の映像表示方式のデータを記憶するシンク装置に有線接続され、上記送信信号を無線受信し、上記無線受信された送信信号に含まれる映像信号を上記シンク装置の表示手段に出力して表示するシンク装置用アダプタ装置とを備えた無線通信システムのためのソース装置用アダプタ装置であって、
上記シンク装置の複数の映像表示方式のデータを含む方式通知信号を上記シンク装置用アダプタ装置から無線受信し、上記複数の映像表示方式のデータに基づいて最速のデータ伝送速度を有する映像表示方式を選択し、上記選択された映像表示方式の映像信号を無線伝送するための帯域を上記所定の帯域として予約する制御手段を備えたことを特徴とする。
複数の映像表示方式のデータを記憶するシンク装置に有線接続され、上記送信信号を無線受信し、上記無線受信された送信信号に含まれる映像信号を上記シンク装置の表示手段に出力して表示するシンク装置用アダプタ装置とを備えた無線通信システムのためのソース装置用アダプタ装置であって、
上記シンク装置の複数の映像表示方式のデータを含む方式通知信号を上記シンク装置用アダプタ装置から無線受信し、上記複数の映像表示方式のデータに基づいて最速のデータ伝送速度を有する映像表示方式を選択し、上記選択された映像表示方式の映像信号を無線伝送するための帯域を上記所定の帯域として予約する制御手段を備えたことを特徴とする。
上記ソース装置用アダプタ装置において、上記制御手段は、上記複数の映像表示方式のデータに基づいて、上記各映像表示方式の映像信号を無線伝送するための各データ伝送速度を算出し、上記算出されたデータ伝送速度に基づいて、上記最速のデータ伝送速度を有する映像表示方式を選択することを特徴とする。
また、上記ソース装置用アダプタ装置において、上記各映像表示方式と、上記各映像表示方式の映像信号を無線伝送するための各データ伝送速度とを対応づけて格納する帯域管理テーブルを予め記憶する記憶手段をさらに備え、
上記制御手段は、上記帯域管理テーブルを参照して、上記最速のデータ伝送速度を有する映像表示方式を選択することを特徴とする。
上記制御手段は、上記帯域管理テーブルを参照して、上記最速のデータ伝送速度を有する映像表示方式を選択することを特徴とする。
さらに、上記ソース装置用アダプタ装置において、上記各映像表示方式と、上記各映像表示方式の映像信号を無線伝送するための各データ伝送速度を示す優先順位とを対応づけて格納する帯域管理テーブルを予め記憶する記憶手段をさらに備え、
上記制御手段は、上記帯域管理テーブルを参照して、最高の優先順位を有する映像表示方式を、上記最速のデータ伝送速度を有する映像表示方式として選択することを特徴とする。
上記制御手段は、上記帯域管理テーブルを参照して、最高の優先順位を有する映像表示方式を、上記最速のデータ伝送速度を有する映像表示方式として選択することを特徴とする。
またさらに、上記ソース装置用アダプタ装置において、上記帯域管理テーブルは、上記各映像表示方式と、上記各映像表示方式の映像信号を無線伝送するための帯域を予約するための各帯域予約パラメータとを対応づけてさらに格納し、
上記制御手段は、上記帯域管理テーブルを参照して、上記選択された映像表示方式に対応する帯域予約パラメータを用いて、上記選択された映像表示方式の映像信号を無線伝送するための帯域を、上記所定の帯域として予約することを特徴とする。
上記制御手段は、上記帯域管理テーブルを参照して、上記選択された映像表示方式に対応する帯域予約パラメータを用いて、上記選択された映像表示方式の映像信号を無線伝送するための帯域を、上記所定の帯域として予約することを特徴とする。
また、上記ソース装置用アダプタ装置において、上記選択された映像表示方式の映像信号を無線伝送するための帯域は、複数の予約期間の繰り返しから構成され、
上記帯域予約パラメータは、上記各予約期間の時間幅と、時間間隔と、繰り返し回数とを少なくとも含むことを特徴とする。
上記帯域予約パラメータは、上記各予約期間の時間幅と、時間間隔と、繰り返し回数とを少なくとも含むことを特徴とする。
さらに、上記ソース装置用アダプタ装置において、上記送信信号は当該送信信号に含まれる映像信号の映像表示方式を含み、
上記制御手段は、上記送信信号に含まれる映像信号の映像表示方式が上記選択された映像表示方式と異なるときに、上記予約された所定の帯域を解放し、上記送信信号に含まれる映像信号を無線伝送するための帯域を、上記所定の帯域として予約することを特徴とする。
上記制御手段は、上記送信信号に含まれる映像信号の映像表示方式が上記選択された映像表示方式と異なるときに、上記予約された所定の帯域を解放し、上記送信信号に含まれる映像信号を無線伝送するための帯域を、上記所定の帯域として予約することを特徴とする。
またさらに、上記ソース装置用アダプタ装置において、上記方式通知信号は、上記シンク装置の複数の映像表示方式のデータを含むEDIDデータを含むことを特徴とする。
また、上記ソース装置用アダプタ装置において、上記送信信号は上記ソース装置からの音声信号をさらに含み、
上記シンク装置は複数の音声出力方式のデータをさらに記憶し、
上記シンク装置用アダプタ装置は、上記送信信号に含まれる音声信号を上記シンク装置に出力し、
上記方式通知信号は上記シンク装置の複数の音声出力方式のデータをさらに含み、
上記制御手段は、上記複数の音声出力方式のデータに基づいて最速のデータ伝送速度を有する音声出力方式を選択し、上記選択された映像表示方式の映像信号及び上記選択された音声出力方式の音声信号を無線伝送するための帯域を、上記所定の帯域として予約することを特徴とする。
上記シンク装置は複数の音声出力方式のデータをさらに記憶し、
上記シンク装置用アダプタ装置は、上記送信信号に含まれる音声信号を上記シンク装置に出力し、
上記方式通知信号は上記シンク装置の複数の音声出力方式のデータをさらに含み、
上記制御手段は、上記複数の音声出力方式のデータに基づいて最速のデータ伝送速度を有する音声出力方式を選択し、上記選択された映像表示方式の映像信号及び上記選択された音声出力方式の音声信号を無線伝送するための帯域を、上記所定の帯域として予約することを特徴とする。
さらに、上記ソース装置用アダプタ装置において、上記制御手段は、上記ソース装置が上記送信信号を送信可能であることを示す送信可否通知信号を上記ソース装置から受信したときに、上記所定の帯域を予約することを特徴とする。
またさらに、上記ソース装置用アダプタ装置において、上記制御手段は、上記シンク装置が上記送信信号を受信可能であることを示す受信可否通知信号を、上記シンク装置用アダプタ装置から無線受信したときに、上記所定の帯域を予約することを特徴とする。
また、上記ソース装置用アダプタ装置において、上記制御手段は、上記ソース装置が上記送信信号を送信できないことを示す送信可否通知信号を上記ソース装置から受信したときに、上記予約された所定の帯域を解放することを特徴とする。
さらに、上記ソース装置用アダプタ装置において、上記制御手段は、上記シンク装置が上記送信信号を受信できないことを示す受信可否通知信号を、上記シンク装置用アダプタ装置から無線受信したときに、上記予約された所定の帯域を解放することを特徴とする。
第2の発明に係るソース装置用アダプタ装置の制御方法は、ソース装置に有線接続され、映像信号を含む上記ソース装置からの送信信号を所定の帯域において無線送信するソース装置用アダプタ装置と、
複数の映像表示方式のデータを記憶するシンク装置に有線接続され、上記送信信号を無線受信し、上記無線受信された送信信号に含まれる映像信号を上記シンク装置の表示手段に出力して表示するシンク装置用アダプタ装置とを備えた無線通信システムのための、ソース装置用アダプタ装置の制御方法であって、
上記シンク装置の複数の映像表示方式のデータを含む方式通知信号を上記シンク装置用アダプタ装置から無線受信し、上記複数の映像表示方式のデータに基づいて最速のデータ伝送速度を有する映像表示方式を選択し、上記選択された映像表示方式の映像信号を無線伝送するための帯域を上記所定の帯域として予約する制御ステップを含むことを特徴とするソース装置用アダプタ装置の制御方法。
複数の映像表示方式のデータを記憶するシンク装置に有線接続され、上記送信信号を無線受信し、上記無線受信された送信信号に含まれる映像信号を上記シンク装置の表示手段に出力して表示するシンク装置用アダプタ装置とを備えた無線通信システムのための、ソース装置用アダプタ装置の制御方法であって、
上記シンク装置の複数の映像表示方式のデータを含む方式通知信号を上記シンク装置用アダプタ装置から無線受信し、上記複数の映像表示方式のデータに基づいて最速のデータ伝送速度を有する映像表示方式を選択し、上記選択された映像表示方式の映像信号を無線伝送するための帯域を上記所定の帯域として予約する制御ステップを含むことを特徴とするソース装置用アダプタ装置の制御方法。
上記ソース装置用アダプタ装置の制御方法において、上記制御ステップは、上記複数の映像表示方式のデータに基づいて、上記各映像表示方式の映像信号を無線伝送するための各データ伝送速度を算出し、上記算出されたデータ伝送速度に基づいて、上記最速のデータ伝送速度を有する映像表示方式を選択することを含むことを特徴とする。
また、上記ソース装置用アダプタ装置の制御方法において、上記各映像表示方式と、上記各映像表示方式の映像信号を無線伝送するための各データ伝送速度とを対応づけて格納する帯域管理テーブルを記憶手段に予め記憶するステップをさらに含み、
上記制御ステップは、上記帯域管理テーブルを参照して、上記最速のデータ伝送速度を有する映像表示方式を選択することを含むことを特徴とする。
上記制御ステップは、上記帯域管理テーブルを参照して、上記最速のデータ伝送速度を有する映像表示方式を選択することを含むことを特徴とする。
さらに、上記ソース装置用アダプタ装置の制御方法において、上記各映像表示方式と、上記各映像表示方式の映像信号を無線伝送するための各データ伝送速度を示す優先順位とを対応づけて格納する帯域管理テーブルを記憶手段に予め記憶するステップをさらに含み、
上記制御ステップは、上記帯域管理テーブルを参照して、最高の優先順位を有する映像表示方式を、上記最速のデータ伝送速度を有する映像表示方式として選択することを含むことを特徴とする。
上記制御ステップは、上記帯域管理テーブルを参照して、最高の優先順位を有する映像表示方式を、上記最速のデータ伝送速度を有する映像表示方式として選択することを含むことを特徴とする。
またさらに、上記ソース装置用アダプタ装置の制御方法において、上記帯域管理テーブルは、上記各映像表示方式と、上記各映像表示方式の映像信号を無線伝送するための帯域を予約するための各帯域予約パラメータとを対応づけてさらに格納し、
上記制御ステップは、上記帯域管理テーブルを参照して、上記選択された映像表示方式に対応する帯域予約パラメータを用いて、上記選択された映像表示方式の映像信号を無線伝送するための帯域を、上記所定の帯域として予約することを含むことを特徴とする。
上記制御ステップは、上記帯域管理テーブルを参照して、上記選択された映像表示方式に対応する帯域予約パラメータを用いて、上記選択された映像表示方式の映像信号を無線伝送するための帯域を、上記所定の帯域として予約することを含むことを特徴とする。
また、上記ソース装置用アダプタ装置の制御方法において、上記選択された映像表示方式の映像信号を無線伝送するための帯域は、複数の予約期間の繰り返しから構成され、
上記帯域予約パラメータは、上記各予約期間の時間幅と、時間間隔と、繰り返し回数とを少なくとも含むことを特徴とする。
上記帯域予約パラメータは、上記各予約期間の時間幅と、時間間隔と、繰り返し回数とを少なくとも含むことを特徴とする。
さらに、上記ソース装置用アダプタ装置の制御方法において、上記送信信号は当該送信信号に含まれる映像信号の映像表示方式を含み、
上記制御ステップは、上記送信信号に含まれる映像信号の映像表示方式が上記選択された映像表示方式と異なるときに、上記予約された所定の帯域を解放し、上記送信信号に含まれる映像信号を無線伝送するための帯域を、上記所定の帯域として予約することを含むことを特徴とする。
上記制御ステップは、上記送信信号に含まれる映像信号の映像表示方式が上記選択された映像表示方式と異なるときに、上記予約された所定の帯域を解放し、上記送信信号に含まれる映像信号を無線伝送するための帯域を、上記所定の帯域として予約することを含むことを特徴とする。
またさらに、上記ソース装置用アダプタ装置の制御方法において、上記方式通知信号は、上記シンク装置の複数の映像表示方式のデータを含むEDIDデータを含むことを特徴とする。
また、上記ソース装置用アダプタ装置の制御方法において、上記送信信号は上記ソース装置からの音声信号をさらに含み、
上記シンク装置は複数の音声出力方式のデータをさらに記憶し、
上記シンク装置用アダプタ装置は、上記送信信号に含まれる音声信号を上記シンク装置に出力し、
上記方式通知信号は上記シンク装置の複数の音声出力方式のデータをさらに含み、
上記制御ステップは、上記複数の音声出力方式のデータに基づいて最速のデータ伝送速度を有する音声出力方式を選択し、上記選択された映像表示方式の映像信号及び上記選択された音声出力方式の音声信号を無線伝送するための帯域を、上記所定の帯域として予約することを含むことを特徴とする。
上記シンク装置は複数の音声出力方式のデータをさらに記憶し、
上記シンク装置用アダプタ装置は、上記送信信号に含まれる音声信号を上記シンク装置に出力し、
上記方式通知信号は上記シンク装置の複数の音声出力方式のデータをさらに含み、
上記制御ステップは、上記複数の音声出力方式のデータに基づいて最速のデータ伝送速度を有する音声出力方式を選択し、上記選択された映像表示方式の映像信号及び上記選択された音声出力方式の音声信号を無線伝送するための帯域を、上記所定の帯域として予約することを含むことを特徴とする。
本発明に係るソース装置用アダプタ装置及びソース装置用アダプタ装置の制御方法によれば、上記シンク装置の複数の映像表示方式のデータを含む方式通知信号を上記シンク装置用アダプタ装置から無線受信し、上記複数の映像表示方式のデータに基づいて最速のデータ伝送速度を有する映像表示方式を選択し、上記選択された映像表示方式の映像信号を無線伝送するための帯域を上記所定の帯域として予約するので、ソース装置からの映像信号を従来技術に比較して効率的に無線送信できる。
以下、本発明に係る実施形態について図面を参照して説明する。なお、以下の各実施形態において、同様の構成要素については同一の符号を付している。
第1の実施形態.
図1は、本発明の第1の実施形態に係る、ソース装置10と、アダプタ装置20及び30と、シンク装置40とを含む無線通信システムの構成を示すブロック図である。また、図2は、図1のソース装置10及びアダプタ装置20の各構成を示すブロック図であり、図3は、図1のアダプタ装置30及びシンク装置40の各構成を示すブロック図である。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る、ソース装置10と、アダプタ装置20及び30と、シンク装置40とを含む無線通信システムの構成を示すブロック図である。また、図2は、図1のソース装置10及びアダプタ装置20の各構成を示すブロック図であり、図3は、図1のアダプタ装置30及びシンク装置40の各構成を示すブロック図である。
図1において、本実施形態に係る無線通信システムは、DVDプレーヤであるソース装置10と、アンテナ25を備えたソース装置用アダプタ装置20(以下、アダプタ装置20という。)と、アンテナ32を備えたシンク装置用アダプタ装置30(以下、アダプタ装置30という。)と、PDP(Plasma Display Panel)装置であるシンク装置40とを含む。ソース装置10は、HDMIに準拠した信号を送受信する信号ソース装置であり、HDMIに準拠したデジタルデータ伝送バスであるHDMIケーブル51を介してアダプタ装置20に接続される。さらに、アダプタ装置20とアダプタ装置30とは、アンテナ25及び32を介して互いに無線接続される。さらに、シンク装置40は、複数の映像表示方式及び複数の音声出力方式のデータを含むEDIDデータを記憶し、HDMIに準拠した信号を送受信する信号シンク装置であり、HDMIに準拠したデジタルデータ伝送バスであるHDMIケーブル52を介してアダプタ装置30に接続される。詳細後述するように、図1の無線通信システムにおいて、ソース装置10とシンク装置40とは、アダプタ装置20及び30を介して、HDMIに基づいて種々の信号を送受信する。特に、詳細後述するように、アダプタ装置20は、映像音声信号を含むソース装置10からの送信信号を所定の帯域においてアダプタ装置30に向け無線送信し、アダプタ装置30は、上記送信信号を無線受信し、無線受信された送信信号に含まれる映像音声信号をシンク装置30のスピーカ付きディスプレイ44に出力する。
図1において、HDMIケーブル51及び52はそれぞれ、映像音声信号を伝送するための複数の映像音声信号線と、5V電圧信号(+5V Power signal)を伝送するための5V電圧信号線と、HPD(Hot Plug Detect)信号を伝送するためのHPD信号線と、DDC(Display Data Channel)信号を伝送するためのDDC信号線とを含む。
ここで、5V電圧信号は、HDMI及びDVIにおいて定義されており、ソース装置がシンク装置に対して映像音声信号(DVIにおいては、映像信号)を送信可能か否かを示す送信可否通知信号である。ソース装置は、HDMIケーブル又はDVIケーブルの5V電圧信号線の電圧レベルを0Vに設定することにより、当該ソース装置が映像音声信号を送信できないことを示すローレベルの5V電圧信号を発生して、シンク装置に出力する。また、ソース装置は、上記5V電圧信号線の電圧レベルを0Vから5Vに変化させることにより、当該ソース装置が映像音声信号を送信可能であることを示すハイレベルの5V電圧信号を発生して、シンク装置に出力する。
また、HPD信号は、HDMI及びDVIにおいて定義されており、シンク装置がソース装置からの映像音声信号(DVIにおいては、映像信号)を受信可能か否かを示す受信可否通知信号である。シンク装置は、HDMIケーブル又はDVIケーブルのHPD信号線の電圧レベルをローレベルに設定することにより、当該シンク装置が映像音声信号を受信できないことを示すHPD信号を発生してソース装置に出力する。また、シンク装置は、HPD信号線の電圧レベルをローレベルからハイレベルに変化させることにより、当該シンク装置が映像音声信号を受信可能であることを示すHPD信号を発生してソース装置に出力する。
図2において、ソース装置10は、コントローラ11と、デコーダ12と、DVDドライブ13と、DVD14と、インターフェース15とを備えて構成される。コントローラ11は、ソース装置10の全体の動作を制御する。また、インターフェース15は、コントローラ11から入力される信号に対して、アダプタ装置20とのインターフェース処理を実行して、HDMIに準拠する信号を発生して、HDMIケーブル51を介してアダプタ装置20に出力する一方、アダプタ装置20からHDMIケーブル51を介して入力される信号を受信して、信号変換やプロトコル変換を含む所定のインターフェース処理を実行してコントローラ11に出力する。
ソース装置10において、デコーダ12の動作はコントローラ11によって制御される。デコーダ12は、DVD14に格納されたコンテンツを、DVDドライブ13を用いて再生して、映像データ、音声データ、映像信号の水平同期信号及び垂直同期信号、及び補助データを発生してコントローラ11に出力する。コントローラ11は、デコーダ12からの映像データ、音声データ、映像信号の水平同期信号及び垂直同期信号、及び補助データに基づいて、デジタル映像信号、当該デジタル映像信号の表示方式、デジタル音声信号、当該デジタル音声信号の出力方式及び補助データを含む映像音声信号を発生して、HDMIケーブル51の映像音声信号線を介してアダプタ装置20に出力する。
図2において、アダプタ装置20は、コントローラ21と、インターフェース22と、パケット処理回路23と、高速無線送信回路24a及び低速無線送受信回路24bを含む無線送受信回路24と、アンテナ25とを備えて構成される。コントローラ21は、アダプタ装置20の全体の動作を制御する。インターフェース22は、ソース装置10とのインターフェース処理を実行して、HDMIに準拠する信号やデータをHDMIケーブ51を介してソース装置10に出力する一方、ソース装置10からHDMIケーブル51を介して入力される信号を受信して、信号変換やプロトコル変換を含む所定のインターフェース処理を実行してパケット処理回路23に出力する。
パケット処理回路23は、コントローラ21からの制御に従って、インターフェース21から入力される映像音声信号を所定のパケットの形式のデジタル信号に変換して、高速無線送信回路24aに出力する。高速無線送信回路24aは、例えば60GHz程度のミリ波帯である高い周波数を有する搬送波を、パケット処理回路23からのデジタル信号に従って変調することにより、非圧縮で映像信号及び音声信号を含む映像音声無線信号を発生し、アンテナ25を介してアダプタ装置30のアンテナ32に向け無線送信する。無線通信システムでは、一般に、搬送波周波数が高くなるほど速い伝送速度を設定することができ、高速無線送信回路24aの伝送速度は後述する低速無線送受信回路24bの伝送速度よりも速くなるように設定される。
さらに、パケット処理回路23は、コントローラ21からの制御に従って、コントローラ21から入力される種々のコマンド信号及びメッセージ信号を所定のパケットの形式のデジタル信号に変換して、低速無線送受信回路24bに出力する。低速無線送受信回路24bは、ミリ波又はマイクロ波等の低い周波数を有する搬送波を、パケット処理回路23からのデジタル信号に従って変調することにより、無線信号を発生し、アンテナ25を介してアダプタ装置30のアンテナ32に向け無線送信する。
一方、アダプタ装置30から送信される無線信号はアンテナ25により受信された後、低速無線送受信回路24bに入力され、デジタル信号に復調された後、パケット処理回路23に出力される。パケット処理回路23は、コントローラ21からの制御に基づいて、入力されるデジタル信号から所定のパケット分離処理により所定のコマンド信号及びメッセージ信号を取り出した後、コントローラ21に出力する。
詳細後述するように、アダプタ装置20は、シンク装置40の複数の映像表示方式及び複数の音声出力方式のデータを含む方式通知信号をアダプタ装置30から無線受信し、受信された複数の映像表示方式のデータに基づいて最速のデータ伝送速度を有する映像表示方式を選択し、受信された複数の音声出力方式のデータに基づいて最速のデータ伝送速度を有する音声出力方式を選択し、選択された映像表示方式の映像信号及び選択された音声出力方式の音声信号を無線伝送するための帯域を、ソース装置10からの映像音声信号を無線伝送するための帯域として予約するコントローラ21を備えたことを特徴としている。
図3において、アダプタ装置30は、コントローラ31と、アンテナ32と、高速無線送信回路33a及び低速無線送受信回路33bを含む無線送受信回路33と、パケット処理回路34と、インターフェース35とを備えて構成される。コントローラ31は、アダプタ装置30の全体の動作を制御する。高速無線受信回路33aは、アンテナ32を介して受信される映像音声無線信号を所定のデジタル復調方式を用いてベースバンド信号に復調した後、パケット処理回路34に出力する。ここで、高速無線受信回路33aの伝送速度は、高速無線受信回路24aの伝送速度と同一になるように設定される。パケット処理回路34は、コントローラ31からの制御に基づいて、入力されるベースバンド信号から所定のパケット分離処理により映像音声信号を取り出した後、インターフェース35に出力する。
また、低速無線送受信回路33bは、アンテナ32を介して受信される無線信号を所定のデジタル復調方式を用いてベースバンド信号に復調した後、パケット処理回路34に出力する。ここで、低速無線送受信回路33bの伝送速度は、低速無線送受信回路24bの伝送速度と同一になるように設定される。パケット処理回路34は、コントローラ31からの制御に基づいて、入力されるベースバンド信号から所定のパケット分離処理により所定のコマンド信号及びメッセージ信号を取り出した後、コントローラ31に出力する。
さらに、パケット処理回路34は、コントローラ31からの制御に従って、コントローラ31から入力される種々のコマンド信号及びメッセージ信号を所定のパケットの形式のデジタル信号に変換して、低速無線送受信回路33bに出力する。低速無線送受信回路33bは、所定の周波数を有する搬送波を、パケット処理回路34からのデジタル信号に従って変調することにより、無線信号を発生し、アンテナ32を介してアダプタ装置20のアンテナ22に向け無線送信する。
インターフェース35は、シンク装置40とのインターフェース処理を実行して、HDMIに準拠する信号やデータをHDMIケーブ52を介してシンク装置40に出力する一方、シンク装置40からHDMIケーブル52を介して入力される信号を受信して、信号変換やプロトコル変換を含む所定のインターフェース処理を実行してパケット処理回路34に出力する。
図3において、シンク装置40は、コントローラ41と、インターフェース42と、映像音声処理回路43と、スピーカ付きディスプレイ44と、EDIDメモリ45とを備えて構成される。コントローラ41は、シンク装置40の全体の動作を制御する。インターフェース42は、コントローラ41から入力される信号に対して、アダプタ装置30とのインターフェース処理を実行して、HDMIに準拠する信号を発生して、HDMIケーブル52を介してアダプタ装置30に出力する一方、アダプタ装置30からHDMIケーブル52を介して入力される信号を受信して、信号変換やプロトコル変換を含む所定のインターフェース処理を実行してコントローラ41に出力する。
コントローラ41は、入力される映像音声信号を映像音声処理回路43に出力する。映像音声処理回路43は、入力される映像音声信号を映像信号及び音声信号に分離し、所定の信号処理を実行した後、スピーカ付きディスプレイ36に出力して映像の表示や音声の出力を行う。また、EDIDメモリ45は、シンク装置40の製品情報、製造者名、映像符号化方式(例えば、RGB、YCBCR4:4:4又はYCBCR4:2:2)、解像度、フィールド周波数、走査線数等のデータをそれぞれ含む複数の映像表示方式ならびに音声出力サンプリングレート、1サンプル当たりのビット数及びチャンネル数等のデータをそれぞれ含む複数の音声出力方式等のEDIDデータを予め記憶する。
次に、図4〜図9を参照して、図1の無線通信システムの動作を説明する。図4は、図1の無線通信システムの映像音声信号送信処理を示すシーケンス図である。なお、ソース装置10、アダプタ装置20,30及びシンク装置40の動作主体は各コントローラ11,21,31,41であるが、以下においてその記載を省略する。
図4において、ソース装置10は、当該ソース装置10にHDMIケーブル51を介して電源オンの状態であるアダプタ装置20が接続されたことを検出すると、HDMIケーブル51の5V電圧信号線の電圧レベルを0Vから5Vに変化させることにより、当該ソース装置10が映像音声信号を含む送信信号を送信可能であることを示すハイレベルの5V電圧信号を発生して、送信可否通知信号としてアダプタ装置20に出力する。
一方、アダプタ装置30は、当該アダプタ装置30にHDMIケーブル52を介して電源オンの状態であるシンク装置40が接続されたことを検出すると、HDMIケーブル52の5V電圧信号線の電圧レベルを0Vから5Vに変化させることによりハイレベルの5V電圧信号を発生して、シンク装置40に出力する。これに応答して、シンク装置40は、所定の初期化処理を行い、HDMIケーブル52のHPD信号線の電圧レベルをローレベルからハイレベルに変化させることにより、当該シンク装置40が映像音声信号を含む送信信号を受信可能であることを示すハイレベルのHPD信号を発生して、アダプタ装置30に出力する。これに応答して、アダプタ装置30は、EDIDデータを要求するEDID要求コマンド信号を発生して、HDMIケーブル52のDDC信号線を介してシンク装置40に出力する。これに応答して、シンク装置40は、EDIDメモリ45からシンク装置40の複数の映像表示方式及び複数の音声出力方式のデータを含むEDIDデータを読み出して、読み出されたEDIDデータを含むEDIDデータ信号を、HDMIケーブル52のDDC信号線を介してアダプタ装置30に出力する。
シンク装置40からのEDIDデータ信号に応答して、アダプタ装置30は、シンク装置40が映像音声信号を含む送信信号を受信可能であることを示すHPD通知メッセージ信号を発生して、受信可否通知信号として、アンテナ32を介してアダプタ装置20のアンテナ25に向け無線送信する。これに応答して、アダプタ装置20は、シンク装置40のEDIDデータを要求するEDID要求メッセージ信号を発生して、方式要求信号として、アンテナ25を介してアダプタ装置30のアンテナ32に向け無線送信する。これに応答して、アダプタ装置30は、シンク装置40から受信されたEDIDデータを含むEDID応答メッセージ信号を発生して、方式通知信号として、アンテナ32を介してアダプタ装置20のアンテナ25に向け無線送信する。
図5は、図4のEDID要求メッセージ信号に含まれるEDID要求メッセージのフォーマットの一例を示す図である。EDID要求メッセージは、当該メッセージがEDID要求メッセージであることを示す所定のオペコードを示すオペコードフィールド61(16ビット)と、将来の拡張のための予備フィールド62(16ビット)とを含む。
図6は、図4のEDID応答メッセージ信号に含まれるEDID応答メッセージのフォーマットの一例を示す図である。EDID応答メッセージは、当該メッセージがEDID応答メッセージであることを示す所定のオペコードを示すオペコードフィールド71(16ビット)と、当該メッセージの合計のデータ長を示す合計データ長フィールド72(16ビット)と、EDIDデータが伝送される複数N個のEDIDデータフィールド73−1〜73−Nとを含む。各EDIDデータフィールド73−n(N=1,2,…,N)は、EDIDデータを含むサブデータフィールド76−nと、サブデータフィールド76−nに含まれるEDIDデータのタイプを示すタイプフィールド74−n(8ビット)と、サブデータフィールド76−nのデータ長を示すデータ長フィールド75−n(8ビット)とを含む。
図4に戻り参照すると、アダプタ装置20は、アダプタ装置30からEDID応答メッセージ信号を無線受信すると、ステップS1において、ソース装置10からの5V電圧信号がハイレベルであるか否かを判断し、NOのときはステップS1の処理を繰り返し、YESのときはステップS2において帯域予約処理を行う。すなわち、アダプタ装置20は、アダプタ装置30から、シンク装置40が映像音声信号を含む送信信号を受信可能であることを示すHPD通知メッセージ信号(受信可否通知信号である。)を受信し、ソース装置10から、当該ソース装置10が映像音声信号を含む送信信号を送信可能であることを示す5V電圧信号(送信可否通知信号である。)を受信したときに、ステップS2において帯域予約処理を行う。
図7は、図2のアダプタ装置20のコントローラ21によって実行される、図4のステップS2の帯域予約処理を示すフローチャートである。はじめに、ステップS11において、アダプタ装置30から無線受信されたEDIDデータから、シンク装置40の複数の映像表示方式及び複数の音声出力方式を読み出す。次いで、ステップS12において、読み出された各映像表示方式の映像信号を伝送するために必要な各データ伝送速度を、当該映像表示方式のデータに基づいて算出する。具体的には、映像信号のフレームレートと、1フレームに含まれるピクセル数と、1ピクセルに含まれるビット数との積を、データ伝送速度として算出する。ここで、そして、ステップS13において、読み出された映像表示方式のうち最速のデータ伝送速度を有する映像表示方式を選択し、ステップS14に進む。
次に、図7のステップS14において、読み出された各音声出力方式の音声信号を伝送するために必要な各データ伝送速度を、当該音声出力方式のデータに基づいて算出する。具体的には、音声信号のサンプリングレートと、1サンプル当たりのビット数と、チャンネル数との積を、データ伝送速度として算出する。そして、ステップS15において、読み出された音声出力方式のうち最速のデータ伝送速度を有する音声出力方式を選択する。最後に、ステップS16において、選択された映像表示方式及び音声出力方式を有する映像音声信号を伝送するための予約期間を割り当て、図4に戻る。
例えば、アダプタ装置30から無線受信されたEDIDデータは、
(a)1080p方式(水平有効画素数は1920ピクセル、垂直有効画素数は1080ピクセル、順次走査である。)の画像の出力方式と、60Hzのフィールド周波数と、24ビットカラー方式の色の表現方法とを有する映像表示方式(以下、1080/60p/24bitという。)と、
(b)1080i方式(水平有効画素数は1920ピクセル、垂直有効画素数は1080ピクセル、飛び越しである。)の画像の出力方式と、60Hzのフィールド周波数と、24ビットカラー方式の色の表現方法とを有する映像表示方式(以下、1080/60i/24bitという。)と、
(c)720p方式(水平有効画素数は1280ピクセル、垂直有効画素数は720ピクセル、順次走査である。)の画像の出力方式と、60Hzのフィールド周波数と、24ビットカラー方式の色の表現方法とを有する映像表示方式(以下、720/60p/24bitという。)と、
(d)480p方式(水平有効画素数は720ピクセル、垂直有効画素数は480ピクセル、順次走査である。)の画像の出力方式と、60Hzのフィールド周波数と、24ビットカラー方式の色の表現方法とを有する映像表示方式(480/60p/24bitという。)とを含む。
(a)1080p方式(水平有効画素数は1920ピクセル、垂直有効画素数は1080ピクセル、順次走査である。)の画像の出力方式と、60Hzのフィールド周波数と、24ビットカラー方式の色の表現方法とを有する映像表示方式(以下、1080/60p/24bitという。)と、
(b)1080i方式(水平有効画素数は1920ピクセル、垂直有効画素数は1080ピクセル、飛び越しである。)の画像の出力方式と、60Hzのフィールド周波数と、24ビットカラー方式の色の表現方法とを有する映像表示方式(以下、1080/60i/24bitという。)と、
(c)720p方式(水平有効画素数は1280ピクセル、垂直有効画素数は720ピクセル、順次走査である。)の画像の出力方式と、60Hzのフィールド周波数と、24ビットカラー方式の色の表現方法とを有する映像表示方式(以下、720/60p/24bitという。)と、
(d)480p方式(水平有効画素数は720ピクセル、垂直有効画素数は480ピクセル、順次走査である。)の画像の出力方式と、60Hzのフィールド周波数と、24ビットカラー方式の色の表現方法とを有する映像表示方式(480/60p/24bitという。)とを含む。
このとき、1080/60p/24bitの映像表示方式の映像信号を伝送するために必要なデータ伝送速度(1920×1080×60×24=2.985984Gbps)が最も速いので、アダプタ装置20は、1080/60p/24bitを選択し、データ伝送速度が2.985984Gbps以上である予約期間を割り当てて予約する。
図4に戻り参照すると、アダプタ装置20は、帯域予約処理を終了すると、HDMIケーブル51のHPD信号線の電圧レベルをローレベルからハイレベルに変化させることによりハイレベルのHPD信号を発生して、ソース装置10に出力する。これに応答して、ソース装置10は、EDIDデータを要求するEDID要求コマンド信号を発生して、HDMIケーブル51のDDC信号線を介してアダプタ装置20に出力する。これに応答して、アダプタ装置20は、アダプタ装置30から受信された、シンク装置40の複数の映像表示方式及び複数の音声出力方式のデータを含むEDIDデータを含むEDIDデータ信号を、HDMIケーブル51のDDC信号線を介してソース装置10に出力する。
ソース装置10は、アダプタ装置20からEDIDデータ信号を受信すると、受信されたEDIDデータから、シンク装置40の複数の映像表示方式及び複数の音声出力方式を読み出し、読み出された複数の映像表示方式及び複数の音声出力方式から、映像表示方式及び音声出力方式を1つずつ選択する。さらに、ソース装置10は、選択された映像表示方式及び音声出力方式を有する映像音声信号を発生して、HDMIケーブル51の映像音声信号線を介してアダプタ装置20に出力する。アダプタ装置20は、ソース装置10からの映像音声信号に基づいて映像音声無線信号を発生して、割り当てられた予約期間において、アダプタ装置30に無線送信する媒体アクセス制御処理を行う。さらに、アダプタ装置30は、受信された映像音声無線信号に基づいて映像音声信号を発生し、HDMIケーブル52の映像音声信号線を介してシンク装置40に出力する。シンク装置40は、アダプタ装置30からの映像音声信号をスピーカ付きディスプレイ36に出力して映像の表示や音声の出力を行う。
一方、アダプタ装置20は、ソース装置10から映像音声信号を受信すると、ステップS3において帯域変更処理を行う。
図8は、図2のアダプタ装置20のコントローラ21によって実行される、図4のステップS3の帯域変更処理を示すフローチャートである。まず、ステップS31において、ソース装置10からの映像音声信号から、当該映像音声信号の映像表示方式及び音声出力方式を読み出す。そして、ステップS32において、読み出された映像表示方式及び音声出力方式が選択された映像表示方式及び音声出力方式と同じか否かを判断する。ステップS32においてYESのときは図4に戻り、NOのときはステップS33に進む。ステップS33において、上述した帯域予約処理において割り当てられた予約期間を解放し、読み出された映像表示方式及び音声出力方式を有する映像音声信号を伝送するための予約期間を割り当てて予約し、図4に戻る。図4に戻り参照すると、アダプタ装置20は、ソース装置10からの映像音声信号に基づいて映像音声無線信号を発生して、割り当てられた予約期間において、アダプタ装置30に無線送信する。
図9は、図2のアダプタ装置20のコントローラ21によって実行される、帯域解放処理を示すフローチャートである。コントローラ21は、図7の帯域予約処理を実行した後に、バックグラウンドで図9の帯域解放処理を実行する。まず、ステップS41において、ソース装置10からの5V電圧信号がハイレベルからローレベルに変化したか否かが判断され、YESのときはステップS43に進み、NOのときはステップS42に進む。ステップS42において、アダプタ装置30から、シンク装置40が映像音声信号を受信できないことを示すHPD通知メッセージ信号を受信したか否かが判断され、YESのときはステップS43に進み、NOのときは帯域解放処理を終了する。ステップS43において、図7の帯域予約処理において映像音声信号の伝送のために割り当てられた予約期間を解放する。なお、アダプタ装置30は、シンク装置40からのHPD信号の電圧レベルがハイレベルからローレベルに変化したことを検出したときに、シンク装置40が映像音声信号を受信できないことを示すHPD通知メッセージ信号を発生して、アダプタ装置20に無線送信する。
図9の帯域解放処理によれば、アダプタ装置20は、ソース装置10が映像音声信号を送信できないことを示すローレベルの5V電圧信号(送信可否通知信号である。)及びシンク装置40が映像音声信号を受信できないことを示すHPD通知メッセージ信号(受信可否通知信号である。)のうちの少なくとも一方を受信したときに、映像音声信号の伝送のために割り当てられた予約期間を解放する。
以上詳述したように、本実施形態によれば、アダプタ装置20は、シンク装置40の複数の映像表示方式及び複数の音声出力方式のデータを含む方式通知信号をアダプタ装置30から無線受信し、受信された複数の映像表示方式のデータに基づいて最速のデータ伝送速度を有する映像表示方式を選択し、受信された複数の音声出力方式のデータに基づいて最速のデータ伝送速度を有する音声出力方式を選択し、選択された映像表示方式の映像信号及び選択された音声出力方式の音声信号を無線伝送するための帯域を、ソース装置10からの映像音声信号を無線伝送するための帯域として予約するので、従来技術に比較して、ソース装置10からの映像音声信号をアダプタ装置30に効率的に無線送信できる。
なお、アダプタ装置20は、アダプタ装置30から受信したシンク装置40のEDIDデータを記憶しておいてもよい。この場合、アダプタ装置20は、アダプタ装置30からシンク装置40が映像音声信号を受信可能であることを示すHPD通知メッセージ信号を受信すると、アダプタ装置30へのEDID要求メッセージ信号の送信及びアダプタ装置30からのEDID応答メッセージ信号の受信(図4参照)を行うことなく、上記記憶されたEDIDデータに基づいて、図7の帯域予約処理を行う。
第2の実施形態.
図10は、本発明の第2の実施形態に係るソース装置用アダプタ装置20A(以下、アダプタ装置20Aという。)及びソース装置10の各構成を示すブロック図である。また、図11は、図10のテーブルメモリ26に格納される映像信号用帯域管理テーブルを示す図である。
図10は、本発明の第2の実施形態に係るソース装置用アダプタ装置20A(以下、アダプタ装置20Aという。)及びソース装置10の各構成を示すブロック図である。また、図11は、図10のテーブルメモリ26に格納される映像信号用帯域管理テーブルを示す図である。
第2の実施形態に係るアダプタ装置20Aは、第1の実施形態に係るアダプタ装置20に比較して、シンク装置40の各映像表示方式と各映像表示方式の映像信号を無線伝送するための各データ伝送速度とを対応づけて格納する映像信号用帯域管理テーブルと、シンク装置40の各音声出力方式と各音声出力方式の音声信号を無線伝送するための各データ伝送速度とを対応づけて格納する音声信号用帯域管理テーブルとを予め記憶するテーブルメモリ26をさらに備え、コントローラ21は、映像信号用帯域管理テーブルを参照して、最速のデータ伝送速度を有する映像表示方式を選択し、音声信号用帯域管理テーブルを参照して、最速のデータ伝送速度を有する音声出力方式を選択することを特徴としている。
図11に示すように、映像信号用帯域管理テーブルは、シンク装置40の各映像表示方式と、各映像表示方式の映像信号を無線伝送するための各データ伝送速度とを対応付けて格納している。
次に、アダプタ装置20Aのコントローラ21によって実行される帯域予約処理を説明する。アダプタ装置20Aは、アダプタ装置30からEDID応答メッセージ信号(図4参照)を無線受信すると、ソース装置10からの5V電圧信号がハイレベルであるときに、アダプタ装置30から無線受信されたEDIDデータから、シンク装置40の複数の映像表示方式及び複数の音声出力方式を読み出す。そして、アダプタ装置20Aは、映像信号用帯域管理テーブルを参照して、読み出された複数の映像表示方式のうち、最速のデータ伝送速度を有する映像表示方式を選択する。さらに、アダプタ装置20Aは、音声信号用帯域管理テーブルを参照して、読み出された各音声出力方式の映像信号を伝送するために必要な各データ伝送速度を決定し、読み出された複数の音声出力方式のうち、最速のデータ伝送速度を有する音声出力方式を選択する。そして、選択された映像表示方式及び音声出力方式を有する映像音声信号を伝送するための予約期間を割り当てる。
従って、第2の実施形態によれば、第1の実施形態に比較して、ソース装置10からの映像音声信号を無線送信するための予約期間を割り当てる帯域予約処理に要する時間を短縮できる。
なお、テーブルメモリ26は、シンク装置40の各映像表示方式と、各映像表示方式の映像信号を無線伝送するための各データ伝送速度を示す優先順位とを対応づけて格納する映像信号用帯域管理テーブルを予め記憶してもよい。このとき、このとき、アダプタ装置20のコントローラ21は、映像信号用帯域管理テーブルを参照して、最高の優先順位を有する映像表示方式を、複数の映像表示方式のうち最速のデータ伝送速度を有する映像表示方式として選択してもよい。
また、テーブルメモリ26は、シンク装置40の各音声出力方式と、各音声出力方式の映像信号を無線伝送するための各データ伝送速度を示す優先順位とを対応づけて格納する音声信号用帯域管理テーブルを予め記憶してもよい。このとき、このとき、アダプタ装置20のコントローラ21は、音声信号用帯域管理テーブルを参照して、最高の優先順位を有する音声出力方式を、複数の映像表示方式のうち最速のデータ伝送速度を有する音声出力方式として選択してもよい。
第2の実施形態の変形例.
第2の実施形態の変形例は、第2の実施形態に比較して、映像信号用帯域管理テーブルが、シンク装置40の各映像表示方式と、各映像表示方式の映像信号を無線伝送するための帯域を予約するための各帯域予約パラメータとを対応づけてさらに格納したことを特徴としている。さらに、コントローラ21は、映像信号用帯域管理テーブルを参照して、最速のデータ伝送速度を有する映像表示方式を選択し、選択された映像表示方式に対応する帯域予約パラメータを用いて、選択された映像表示方式の映像信号を無線伝送するための帯域を、ソース装置10からの映像音声信号に含まれる映像信号を無線伝送するための帯域として予約することを特徴としている。
第2の実施形態の変形例は、第2の実施形態に比較して、映像信号用帯域管理テーブルが、シンク装置40の各映像表示方式と、各映像表示方式の映像信号を無線伝送するための帯域を予約するための各帯域予約パラメータとを対応づけてさらに格納したことを特徴としている。さらに、コントローラ21は、映像信号用帯域管理テーブルを参照して、最速のデータ伝送速度を有する映像表示方式を選択し、選択された映像表示方式に対応する帯域予約パラメータを用いて、選択された映像表示方式の映像信号を無線伝送するための帯域を、ソース装置10からの映像音声信号に含まれる映像信号を無線伝送するための帯域として予約することを特徴としている。
図12は、本発明の第2の実施形態の変形例に係る映像信号用帯域管理テーブルを示す図である。図12に示すように、第2の実施形態の変形例に係る映像信号用帯域管理テーブルは、映像表示方式と、各映像表示方式のデータ伝送速度を示す選択の優先順位と、各映像表示方式の映像信号を送信するために必要な帯域を予約するための帯域予約パラメータとの関係を含む。
ここで、ソース装置10からの映像音声信号に含まれる映像信号を無線伝送するための帯域は、複数の予約期間の繰り返しから構成され、帯域予約パラメータは、各予約期間の時間幅と、時間間隔と、繰り返し回数と、伝送モードとを含む。伝送モードは、高速無線送信回路24aを用いて映像音声信号を伝送する伝送モード1と、低速無線送受信回路24bを用いて映像音声信号を伝送する伝送モード2とを含む。
次に、アダプタ装置20Aのコントローラ21によって実行される帯域予約処理を説明する。アダプタ装置20Aは、アダプタ装置30からEDID応答メッセージ信号(図4参照)を無線受信すると、ソース装置10からの5V電圧信号がハイレベルであるときに、映像信号用帯域管理テーブルを参照して、最高の優先順位を有する映像表示方式を選択する。そして、映像信号用帯域管理テーブルを参照して、帯域予約パラメータに基づいて、選択された映像表示方式を有する映像信号を伝送するための予約期間を割り当てる。さらに、アダプタ装置20Aは、ソース装置10からの映像音声信号に含まれる映像信号を、予約された予約期間において、アダプタ装置30に向け送信する。
従って、第2の実施形態の変形例によれば、第2の実施形態に比較して、ソース装置10からの映像音声信号に含まれる映像信号を無線送信するための予約期間を割り当てる帯域予約処理に要する時間を短縮できる。なお、帯域予約パラメータは、図12に示したものに限られない。
上記各実施形態及び変形例において、シンク装置40の映像表示方式は、1080/60p/24bit,1080/60i/24bit,720/60p/24bit及び480p方式であったが、本発明はこれに限らず、他の映像表示方式であってもよい。
また、上記各実施形態及び変形例において、アダプタ装置20,20Aは、シンク装置40のEDIDデータを要求するEDID要求メッセージ信号を、アダプタ装置30に対して無線送信した。また、これに応答して、アダプタ装置30は、シンク装置40のEDIDデータを含むEDID応答メッセージ信号を、アダプタ装置20,20Aに対して無線送信した。しかしながら、本発明はこれに限らず、アダプタ装置20,20Aは、シンク装置40の複数の映像表示方式及び複数の音声出力方式のデータを要求する方式要求信号を、アダプタ装置30に対して無線送信してもよい。このとき、シンク装置40は、これに応答して、シンク装置40の複数の映像表示方式及び複数の音声出力方式のデータを含む方式通知信号を、アダプタ装置20,20Aに対して無線送信する。
さらに、上記各実施形態及び変形例において、映像音声信号を含む映像音声無線信号は高速無線送信回路24a及び高速無線受信回路24bを用いて伝送され、メッセージ信号及びコマンド信号を含む無線信号は低速無線送受信回路24b,33bを用いて伝送された。しかしながら、本発明はこれに限られず、映像信号を含む無線信号を高速無線送信回路24a及び高速無線受信回路24bを用いて送信し、音声信号、メッセージ信号及びコマンド信号を含む無線信号を低速無線送受信回路24b,33bを用いて送受信してもよい。あるいは、映像音声信号、メッセージ信号及びコマンド信号を含む無線信号を、高速無線送信回路24a及び高速無線受信回路24bを用いて送受信してもよい。また、高速無線送信回路24a及び高速無線受信回路24b用の各アンテナを設け、低速無線送受信回路24b,33b用の各アンテナを設けてもよい。
図9の帯域解放処理において、アダプタ装置20は、ソース装置10が映像音声信号を送信できないことを示すローレベルの5V電圧信号(送信可否通知信号である。)及びシンク装置40が映像音声信号を受信できないことを示すHPD通知メッセージ信号(受信可否通知信号である。)のうちの少なくとも一方を受信したときに、映像音声信号の伝送のために割り当てられた予約期間を解放した。しかしながら、本発明はこれに限らず、アダプタ装置20は、ソース装置10が映像音声信号を送信できないことを示すローレベルの5V電圧信号を受信したときに、上記割り当てられた予約期間を解放してもよい。あるいは、アダプタ装置20は、シンク装置40が映像音声信号を受信できないことを示すHPD通知メッセージ信号(受信可否通知信号である。)を受信したときに、上記割り当てられた予約期間を解放してもよい。
またさらに、上記各実施形態及び変形例において、ソース装置10はDVDプレーヤであったが、本発明はこれに限らず、セットトップボックス又はDVD記録再生装置などの映像音声信号を出力するソース装置であってもよい。また、上記各実施形態において、シンク装置40はPDP装置であったが、本発明はこれに限らず、スピーカ付きプロジェクタ装置などの、映像信号をディスプレイに出力して表示し、音声信号をスピーカに出力するシンク装置であってもよい。
また、上記各実施形態及び変形例において、アダプタ装置20,20Aは、映像音声信号を伝送するために必要なデータ伝送速度を有する予約期間を割り当てて予約した(図7のステップS16及び図8のステップS33)が、本発明はこれに限らず、映像音声信号を伝送するために必要なデータ伝送速度を有する周波数帯域を割り当てて予約してもよい。
さらに、上記各実施形態及び変形例において、ソース装置10は、HDMIに準拠した信号を送受信する信号ソース装置であり、シンク装置40は、HDMIに準拠した信号を送受信する信号シンク装置であった。しかしながら、本発明はこれに限らず、ソース装置10はDVIに準拠した信号を送受信する信号ソース装置であってよく、シンク装置40は、DVIに準拠した信号を送受信する信号シンク装置であってもよい。
このとき、アダプタ装置20は、ソース装置10にDVIケーブルを介して接続され、映像信号を含むソース装置10からの送信信号を所定の帯域において無線送信する。また、アダプタ装置30は、シンク装置40にDVIケーブルを介して接続され、上記送信信号を無線受信し、無線受信された送信信号に含まれる映像信号をシンク装置40の表示手段に出力して表示する。さらに、アダプタ装置20のコントローラ21は、シンク装置40の複数の映像表示方式のデータを含む方式通知信号をアダプタ装置30から無線受信し、上記複数の映像表示方式のデータに基づいて最速のデータ伝送速度を有する映像表示方式を選択し、上記選択された映像表示方式の映像信号を無線伝送するための帯域を上記所定の帯域として予約する。
以上詳述したように、本発明に係るソース装置用アダプタ装置及びソース装置用アダプタ装置の制御方法によれば、上記シンク装置の複数の映像表示方式のデータを含む方式通知信号を上記シンク装置用アダプタ装置から無線受信し、上記複数の映像表示方式のデータに基づいて最速のデータ伝送速度を有する映像表示方式を選択し、上記選択された映像表示方式の映像信号を無線伝送するための帯域を上記所定の帯域として予約するので、ソース装置からの映像信号を従来技術に比較して効率的に無線送信できる。
10…ソース装置、
11,21,31,41…コントローラ、
12…デコーダ、
13…DVDドライブ、
14…DVD、
15,22,35,42…インターフェース、
20,20A…ソース装置用アダプタ装置、
30…シンク装置用アダプタ装置、
23,34…パケット処理回路、
24,33…無線送受信回路、
24a…高速無線送信回路、
24b,33b…低速無線送受信回路、
25,32…アンテナ、
26…テーブルメモリ、
33a…高速無線受信回路、
43…映像音声処理回路、
44…スピーカ付きディスプレイ、
45…EDIDメモリ、
51,52…HDMIケーブル。
11,21,31,41…コントローラ、
12…デコーダ、
13…DVDドライブ、
14…DVD、
15,22,35,42…インターフェース、
20,20A…ソース装置用アダプタ装置、
30…シンク装置用アダプタ装置、
23,34…パケット処理回路、
24,33…無線送受信回路、
24a…高速無線送信回路、
24b,33b…低速無線送受信回路、
25,32…アンテナ、
26…テーブルメモリ、
33a…高速無線受信回路、
43…映像音声処理回路、
44…スピーカ付きディスプレイ、
45…EDIDメモリ、
51,52…HDMIケーブル。
Claims (22)
- ソース装置に有線接続され、映像信号を含む上記ソース装置からの送信信号を所定の帯域において無線送信するソース装置用アダプタ装置と、
複数の映像表示方式のデータを記憶するシンク装置に有線接続され、上記送信信号を無線受信し、上記無線受信された送信信号に含まれる映像信号を上記シンク装置の表示手段に出力して表示するシンク装置用アダプタ装置とを備えた無線通信システムのためのソース装置用アダプタ装置であって、
上記シンク装置の複数の映像表示方式のデータを含む方式通知信号を上記シンク装置用アダプタ装置から無線受信し、上記複数の映像表示方式のデータに基づいて最速のデータ伝送速度を有する映像表示方式を選択し、上記選択された映像表示方式の映像信号を無線伝送するための帯域を上記所定の帯域として予約する制御手段を備えたことを特徴とするソース装置用アダプタ装置。 - 上記制御手段は、上記複数の映像表示方式のデータに基づいて、上記各映像表示方式の映像信号を無線伝送するための各データ伝送速度を算出し、上記算出されたデータ伝送速度に基づいて、上記最速のデータ伝送速度を有する映像表示方式を選択することを特徴とする請求項1記載のソース装置用アダプタ装置。
- 上記各映像表示方式と、上記各映像表示方式の映像信号を無線伝送するための各データ伝送速度とを対応づけて格納する帯域管理テーブルを予め記憶する記憶手段をさらに備え、
上記制御手段は、上記帯域管理テーブルを参照して、上記最速のデータ伝送速度を有する映像表示方式を選択することを特徴とする請求項1記載のソース装置用アダプタ装置。 - 上記各映像表示方式と、上記各映像表示方式の映像信号を無線伝送するための各データ伝送速度を示す優先順位とを対応づけて格納する帯域管理テーブルを予め記憶する記憶手段をさらに備え、
上記制御手段は、上記帯域管理テーブルを参照して、最高の優先順位を有する映像表示方式を、上記最速のデータ伝送速度を有する映像表示方式として選択することを特徴とする請求項1記載のソース装置用アダプタ装置。 - 上記帯域管理テーブルは、上記各映像表示方式と、上記各映像表示方式の映像信号を無線伝送するための帯域を予約するための各帯域予約パラメータとを対応づけてさらに格納し、
上記制御手段は、上記帯域管理テーブルを参照して、上記選択された映像表示方式に対応する帯域予約パラメータを用いて、上記選択された映像表示方式の映像信号を無線伝送するための帯域を、上記所定の帯域として予約することを特徴とする請求項3又は4記載のソース装置用アダプタ装置。 - 上記選択された映像表示方式の映像信号を無線伝送するための帯域は、複数の予約期間の繰り返しから構成され、
上記帯域予約パラメータは、上記各予約期間の時間幅と、時間間隔と、繰り返し回数とを少なくとも含むことを特徴とする請求項5記載のソース装置用アダプタ装置。 - 上記送信信号は当該送信信号に含まれる映像信号の映像表示方式を含み、
上記制御手段は、上記送信信号に含まれる映像信号の映像表示方式が上記選択された映像表示方式と異なるときに、上記予約された所定の帯域を解放し、上記送信信号に含まれる映像信号を無線伝送するための帯域を、上記所定の帯域として予約することを特徴とする請求項1から6までのうちのいずれか1つの請求項記載のソース装置用アダプタ装置。 - 上記方式通知信号は、上記シンク装置の複数の映像表示方式のデータを含むEDID(Extended Display Identification Data)データを含むことを特徴とする請求項1から7までのうちのいずれか1つの請求項記載のソース装置用アダプタ装置。
- 上記送信信号は上記ソース装置からの音声信号をさらに含み、
上記シンク装置は複数の音声出力方式のデータをさらに記憶し、
上記シンク装置用アダプタ装置は、上記送信信号に含まれる音声信号を上記シンク装置に出力し、
上記方式通知信号は上記シンク装置の複数の音声出力方式のデータをさらに含み、
上記制御手段は、上記複数の音声出力方式のデータに基づいて最速のデータ伝送速度を有する音声出力方式を選択し、上記選択された映像表示方式の映像信号及び上記選択された音声出力方式の音声信号を無線伝送するための帯域を、上記所定の帯域として予約することを特徴とする請求項1記載のソース装置用アダプタ装置。 - 上記制御手段は、上記ソース装置が上記送信信号を送信可能であることを示す送信可否通知信号を上記ソース装置から受信したときに、上記所定の帯域を予約することを特徴とする請求項1から9までのうちのいずれか1つの請求項記載のソース装置用アダプタ装置。
- 上記制御手段は、上記シンク装置が上記送信信号を受信可能であることを示す受信可否通知信号を、上記シンク装置用アダプタ装置から無線受信したときに、上記所定の帯域を予約することを特徴とする請求項1から10までのうちのいずれか1つの請求項記載のソース装置用アダプタ装置。
- 上記制御手段は、上記ソース装置が上記送信信号を送信できないことを示す送信可否通知信号を上記ソース装置から受信したときに、上記予約された所定の帯域を解放することを特徴とする請求項1から11までのうちのいずれか1つの請求項記載のソース装置用アダプタ装置。
- 上記制御手段は、上記シンク装置が上記送信信号を受信できないことを示す受信可否通知信号を、上記シンク装置用アダプタ装置から無線受信したときに、上記予約された所定の帯域を解放することを特徴とする請求項1から12までのうちのいずれか1つの請求項記載のソース装置用アダプタ装置。
- ソース装置に有線接続され、映像信号を含む上記ソース装置からの送信信号を所定の帯域において無線送信するソース装置用アダプタ装置と、
複数の映像表示方式のデータを記憶するシンク装置に有線接続され、上記送信信号を無線受信し、上記無線受信された送信信号に含まれる映像信号を上記シンク装置の表示手段に出力して表示するシンク装置用アダプタ装置とを備えた無線通信システムのための、ソース装置用アダプタ装置の制御方法であって、
上記シンク装置の複数の映像表示方式のデータを含む方式通知信号を上記シンク装置用アダプタ装置から無線受信し、上記複数の映像表示方式のデータに基づいて最速のデータ伝送速度を有する映像表示方式を選択し、上記選択された映像表示方式の映像信号を無線伝送するための帯域を上記所定の帯域として予約する制御ステップを含むことを特徴とするソース装置用アダプタ装置の制御方法。 - 上記制御ステップは、上記複数の映像表示方式のデータに基づいて、上記各映像表示方式の映像信号を無線伝送するための各データ伝送速度を算出し、上記算出されたデータ伝送速度に基づいて、上記最速のデータ伝送速度を有する映像表示方式を選択することを含むことを特徴とする請求項14記載のソース装置用アダプタ装置の制御方法。
- 上記各映像表示方式と、上記各映像表示方式の映像信号を無線伝送するための各データ伝送速度とを対応づけて格納する帯域管理テーブルを記憶手段に予め記憶するステップをさらに含み、
上記制御ステップは、上記帯域管理テーブルを参照して、上記最速のデータ伝送速度を有する映像表示方式を選択することを含むことを特徴とする請求項14記載のソース装置用アダプタ装置の制御方法。 - 上記各映像表示方式と、上記各映像表示方式の映像信号を無線伝送するための各データ伝送速度を示す優先順位とを対応づけて格納する帯域管理テーブルを記憶手段に予め記憶するステップをさらに含み、
上記制御ステップは、上記帯域管理テーブルを参照して、最高の優先順位を有する映像表示方式を、上記最速のデータ伝送速度を有する映像表示方式として選択することを含むことを特徴とする請求項14記載のソース装置用アダプタ装置の制御方法。 - 上記帯域管理テーブルは、上記各映像表示方式と、上記各映像表示方式の映像信号を無線伝送するための帯域を予約するための各帯域予約パラメータとを対応づけてさらに格納し、
上記制御ステップは、上記帯域管理テーブルを参照して、上記選択された映像表示方式に対応する帯域予約パラメータを用いて、上記選択された映像表示方式の映像信号を無線伝送するための帯域を、上記所定の帯域として予約することを含むことを特徴とする請求項16又は17記載のソース装置用アダプタ装置の制御方法。 - 上記選択された映像表示方式の映像信号を無線伝送するための帯域は、複数の予約期間の繰り返しから構成され、
上記帯域予約パラメータは、上記各予約期間の時間幅と、時間間隔と、繰り返し回数とを少なくとも含むことを特徴とする請求項18記載のソース装置用アダプタ装置の制御方法。 - 上記送信信号は当該送信信号に含まれる映像信号の映像表示方式を含み、
上記制御ステップは、上記送信信号に含まれる映像信号の映像表示方式が上記選択された映像表示方式と異なるときに、上記予約された所定の帯域を解放し、上記送信信号に含まれる映像信号を無線伝送するための帯域を、上記所定の帯域として予約することを含むことを特徴とする請求項14から19までのうちのいずれか1つの請求項記載のソース装置用アダプタ装置の制御方法。 - 上記方式通知信号は、上記シンク装置の複数の映像表示方式のデータを含むEDIDデータを含むことを特徴とする請求項14から20までのうちのいずれか1つの請求項記載のソース装置用アダプタ装置の制御方法。
- 上記送信信号は上記ソース装置からの音声信号をさらに含み、
上記シンク装置は複数の音声出力方式のデータをさらに記憶し、
上記シンク装置用アダプタ装置は、上記送信信号に含まれる音声信号を上記シンク装置に出力し、
上記方式通知信号は上記シンク装置の複数の音声出力方式のデータをさらに含み、
上記制御ステップは、上記複数の音声出力方式のデータに基づいて最速のデータ伝送速度を有する音声出力方式を選択し、上記選択された映像表示方式の映像信号及び上記選択された音声出力方式の音声信号を無線伝送するための帯域を、上記所定の帯域として予約することを含むことを特徴とする請求項14記載のソース装置用アダプタ装置の制御方法。
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