JP2009283867A - 半導体装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ウェル電位を十分な高さに保ちつつ、ウェルとソース・ドレイン領域との間におけるリーク電流の発生を抑えることのできる半導体装置を提供する。
【解決手段】本発明の一態様に係る半導体装置は、最近接するN型素子領域11とP型素子領域21との間の第1の領域7a下におけるP型ウェル13のP型素子領域21側の少なくとも一部の深さが、N型素子領域11とP型ウェルコンタクト接続部12との間の領域下におけるP型ウェル13の深さよりも浅く、第1の領域7a下、およびN型素子領域11に隣接する範囲で第1の領域7aからN型素子領域11およびP型素子領域21の長手方向に延在する第2の領域7b下におけるN型ウェル23のN型素子領域11側の少なくとも一部の深さが、P型素子領域21とN型ウェルコンタクト接続部22との間の領域下におけるN型ウェル23の深さよりも浅い。
【選択図】図2

Description

本発明は、半導体装置に関する。
近年の半導体装置の微細化により、素子分離領域を介して隣接する素子領域間でのリーク電流の発生が問題となっている。異なる導電型の素子領域が隣接している場合、一方のソース・ドレイン領域と他方のウェルが同じ導電型を有するため、これらの間でリーク電流が発生するおそれがある。
この問題を回避するためには、異なる導電型の素子領域間の素子分離領域の深さに対して、ウェルの深さを浅くする方法がある。しかし、アスペクト比の大きい領域に絶縁膜を埋め込むことは困難であるため、素子分離領域の素子分離幅を保ったまま深さを深くすることは難しい。また、ウェルの深さを浅くすると、ウェル抵抗が増加するため、ウェル内の電位を均一に保つことが困難となる。また、ウェル抵抗を下げずにウェルの深さを浅くするためには、ウェル濃度を増加するしかないが、ウェル濃度を増加すると、素子領域内におけるウェルとソース・ドレイン領域間の寄生容量が増加してしまう。
一方、素子領域間の素子分離領域下のウェルが浅い構造を有する半導体装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。しかし、素子分離領域下のウェルを浅くすると、その領域においてウェル抵抗が下がり、ウェル電位を均一に保つことが困難になるおそれがある。
特開2003−188270号公報
本発明の目的は、ウェル電位を十分な高さに保ちつつ、ウェルとソース・ドレイン領域との間におけるリーク電流の発生を抑えることのできる半導体装置を提供することにある。
本発明の一態様は、SRAM領域を有する半導体基板と、前記半導体基板上の前記SRAM領域内に形成されたN型ソース・ドレイン領域を含むN型素子領域と、前記半導体基板上の前記SRAM領域内に前記N型素子領域と略平行に形成されたP型ソース・ドレイン領域を含むP型素子領域と、前記半導体基板上の前記SRAM領域外の、前記N型素子領域および前記P型素子領域の長手方向の両側にそれぞれ形成されたP型ウェルコンタクト接続部およびN型ウェルコンタクト接続部と、前記N型素子領域、前記P型素子領域、P型ウェルコンタクト接続部およびN型ウェルコンタクト接続部を分離する素子分離領域と、前記半導体基板内の前記N型素子領域下および前記P型ウェルコンタクト接続部下に連続して形成されたP型ウェルと、前記半導体基板内の前記P型素子領域下および前記N型ウェルコンタクト接続部下に連続して形成されたN型ウェルと、を有し、最近接する前記N型素子領域と前記P型素子領域との間の第1の領域下における前記P型ウェルの前記P型素子領域側の少なくとも一部の前記半導体基板の表面からの深さが、前記N型素子領域と前記P型ウェルコンタクト接続部との間の領域下における前記P型ウェルの前記半導体基板の表面からの深さよりも浅く、前記第1の領域下、および前記N型素子領域に隣接する範囲で前記第1の領域から前記長手方向に延在する第2の領域下における前記N型ウェルの前記N型素子領域側の少なくとも一部の前記半導体基板の表面からの深さが、前記P型素子領域と前記N型ウェルコンタクト接続部との間の領域下における前記N型ウェルの前記半導体基板の表面からの深さよりも浅い、ことを特徴とする半導体装置を提供する。
本発明の他の態様は、半導体基板と、前記半導体基板上に形成されたP型素子領域と、前記半導体基板上に形成されたN型素子領域と、前記半導体基板上に形成されたP型ウェルコンタクト接続部と、前記半導体基板上に形成されたN型ウェルコンタクト接続部と、前記P型素子領域、前記N型素子領域、前記P型ウェルコンタクト接続部および前記N型ウェルコンタクト接続部を分離する素子分離領域と、前記半導体基板内の前記N型素子領域下および前記P型ウェルコンタクト接続部下に連続して形成されたP型ウェルと、前記半導体基板内の前記P型素子領域下および前記N型ウェルコンタクト接続部下に連続して形成されたN型ウェルと、を有し、前記P型素子領域と前記N型素子領域は、前記P型ウェルと前記N型ウェルの境界から所定の距離よりも近い位置にあり、前記P型ウェルの前記境界から前記所定の距離内の領域の前記半導体基板の表面からの深さは、前記P型ウェルの前記N型素子領域と前記P型ウェルコンタクト接続部との間の領域の前記半導体基板の表面からの深さよりも浅く、前記N型ウェルの前記境界から前記所定の距離内の領域の前記半導体基板の表面からの深さは、前記N型ウェルの前記P型素子領域と前記N型ウェルコンタクト接続部との間の領域の前記半導体基板の表面からの深さよりも浅い、ことを特徴とする半導体装置を提供する。
本発明によれば、ウェル電位を十分な高さに保ちつつ、ウェルとソース・ドレイン領域との間におけるリーク電流の発生を抑えることのできる半導体装置を提供することができる。
〔第1の実施の形態〕
(半導体装置の構成)
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る半導体装置の構成を概略的に表す上面図である。また、図2(a)、(b)は、それぞれ図1の鎖線A−A、B−Bにおける切断面を図中の矢印の方向に見た断面図である。また、図3(a)、(b)は、それぞれ図1の鎖線C−C、D−Dにおける切断面を図中の矢印の方向に見た断面図である。
本実施の形態に係る半導体装置は、SRAM領域6を有する半導体基板1と、半導体基板1上のSRAM領域6内に略平行に形成されたN型素子領域11およびP型素子領域21と、半導体基板1上のSRAM領域6外のN型素子領域11およびP型素子領域21の長手方向の両側にそれぞれ形成されたP型ウェルコンタクト接続部12およびN型ウェルコンタクト接続部22と、N型素子領域11、P型素子領域21、P型ウェルコンタクト接続部12およびN型ウェルコンタクト接続部22を分離する素子分離領域2と、半導体基板1内のN型素子領域11下およびP型ウェルコンタクト接続部12下に連続して形成されたP型ウェル13と、半導体基板1内のP型素子領域21下およびN型ウェルコンタクト接続部22下に連続して形成されたN型ウェル23と、隣接するN型素子領域11およびP型素子領域21上にゲート絶縁膜4を介して共通して形成されたゲート電極3と、を有する。なお、図1において、P型ウェル13の形成される領域をP型ウェル形成領域10、N型ウェル23の形成される領域をN型ウェル形成領域20として表す。
半導体基板1は、例えば、単結晶Si等のSi系単結晶からなる。
素子分離領域2は、SiO等の絶縁材料からなり、例えば、STI(Shallow Trench Isolation)構造を有する。
ゲート電極3は、例えば、導電型不純物を含む多結晶Si等のSi系多結晶や、W、Ta、Ti、Hf、Zr、Ru、Pt、Ir、Mo、Al等の金属、TiN等の金属化合物からなる。
ゲート絶縁膜4は、例えば、SiO、SiN、SiONや、高誘電材料(例えば、HfSiON、HfSiO、HfO等のHf系材料、ZrSiON、ZrSiO、ZrO等のZr系材料、Y等のY系材料)からなる。
N型素子領域11は、ゲート電極3の両側に形成されたN型ソース・ドレイン領域14を含む。N型ソース・ドレイン領域14は、As、P等のn型不純物を含む。
P型素子領域21は、ゲート電極3の両側に形成されたP型ソース・ドレイン領域24を含む。P型ソース・ドレイン領域24は、B、BF、In等のp型不純物を含む。
P型ウェルコンタクト接続部12は、P型ウェル13に接続されるウェルコンタクトを接続するための領域である。また、N型ウェルコンタクト接続部22は、N型ウェル23に接続されるウェルコンタクトを接続するための領域である。なお、図1、図2(a)、(b)においては、P型ウェルコンタクト接続部12およびN型ウェルコンタクト接続部22がN型素子領域11およびP型素子領域21の長手方向に1つのSRAMセルを含むSRAM領域6の両側に配置されているが、N型素子領域11およびP型素子領域21の長手方向に複数のSRAMセルを含むSRAM領域6の両側に配置される構成であってもよい。
第1の領域7aは、最近接するN型素子領域11とP型素子領域21との間の領域であり、第2の領域7bは、N型素子領域11に隣接する範囲で第1の領域7aからN型素子領域11の長手方向に延在する領域である。第1の領域7aおよび第2の領域7bの直下にはP型ウェル13とN型ウェル23の境界が位置する。そのため、第1の領域7a下の領域では、N型素子領域11のN型ソース・ドレイン領域14とN型ウェル23、およびP型素子領域21のP型ソース・ドレイン領域24とP型ウェル13とがそれぞれ近接し、これらの間ではリーク電流が発生しやすい。
第1の領域7a下におけるP型ウェル13のP型素子領域21側の少なくとも一部の半導体基板1の表面からの深さ(半導体基板1とゲート絶縁膜4との界面からの深さ)は、N型素子領域11とP型ウェルコンタクト接続部12との間の第3の領域7c下におけるP型ウェル13の半導体基板1の表面からの深さよりも浅い。
第3の領域7c下におけるP型ウェル13は、P型ウェル13のウェル電位を一定に保つために、素子分離領域2下で十分な深さを有するように形成される。一方、第1の領域7a下におけるP型ウェル13は、その深さがP型ウェル13のウェル電位にほとんど影響を与えないため、P型ソース・ドレイン領域24と近接する領域を小さくしてリーク電流の発生を抑えることを目的として、浅く形成される。
また、隣接するN型素子領域11同士の間の領域下においては、ソース・ドレイン領域とウェルとの間にリーク電流が発生するおそれがない。そのため、この領域下におけるP型ウェル13は、P型ウェル13のウェル電位をより均一に保つために、第1の領域7a下におけるP型ウェル13よりも深く形成されることが好ましい。すなわち、第1の領域7a下におけるP型ウェル13のP型素子領域21側の少なくとも一部の半導体基板1の表面からの深さは、隣接するN型素子領域11同士の間の領域下におけるP型ウェル13の半導体基板1の表面からの深さよりも浅いことが好ましい。
なお、第2の領域7b下におけるP型ウェル13は、P型ソース・ドレイン領域24との距離が離れており、これらの間でリーク電流が発生するおそれが少ない。そのため、この領域下におけるP型ウェル13は、P型ウェル13のウェル電位をより均一に保つために、第1の領域7a下におけるP型ウェル13よりも深く形成されてもよい。すなわち、第1の領域7a下におけるP型ウェル13のP型素子領域21側の少なくとも一部の半導体基板1の表面からの深さは、第2の領域7b下におけるP型ウェル13の半導体基板1の表面からの深さよりも浅くてもよい。
また、第1の領域7a下におけるP型ウェル13は、より効果的にリーク電流の発生を抑えるために、全部分が第3の領域7c下におけるP型ウェル13よりも浅く形成されることが好ましい。
第1の領域7aおよび第2の領域7b下におけるN型ウェル23のN型素子領域11側の少なくとも一部の半導体基板1の表面からの深さは、P型素子領域21とN型ウェルコンタクト接続部22との間の第4の領域7d下におけるN型ウェル23の半導体基板1の表面からの深さよりも浅い。
第4の領域7d下におけるN型ウェル23は、N型ウェル23のウェル電位を一定に保つために、素子分離領域2下で十分な深さを有するように形成される。一方、第1の領域7aおよび第2の領域7b下におけるN型ウェル23は、その深さがN型ウェル23のウェル電位にほとんど影響を与えないため、N型ソース・ドレイン領域14と近接する領域を小さくしてリーク電流の発生を抑えることを目的として、浅く形成される。
なお、第2の領域7bとP型素子領域21との間の領域下においては、ソース・ドレイン領域とウェルとの間にリーク電流が発生するおそれがない。そのため、この領域下におけるN型ウェル23は、N型ウェル23のウェル電位をより均一に保つために、第1の領域7aおよび第2の領域7b下におけるN型ウェル23よりも深く形成されることが好ましい。すなわち、第1の領域7aおよび第2の領域7b下におけるN型ウェル23のN型素子領域11側の少なくとも一部の半導体基板1の表面からの深さは、第2の領域7bとP型素子領域21との間の領域下におけるN型ウェル23の半導体基板1の表面からの深さよりも浅いことが好ましい。
また、第1の領域7aおよび第2の領域7b下におけるN型ウェル23は、より効果的にリーク電流の発生を抑えるために、全部分が第4の領域7d下におけるN型ウェル23よりも浅く形成されることが好ましい。
(第1の実施の形態の効果)
本発明の第1の実施の形態によれば、SRAM領域6において、P型ウェル13およびN型ウェル23のウェル電位を十分な高さに保ちつつ、P型ウェル13とP型ソース・ドレイン領域24との間、およびN型ウェル23とN型ソース・ドレイン領域14との間におけるリーク電流の発生を抑えることができる。
〔第2の実施の形態〕
本発明の第2の実施の形態においては、N型素子領域下におけるP型ウェルの深さ、およびP型素子領域下におけるN型ウェルの深さにおいて、第1の実施の形態と異なる。なお、第1の実施の形態と同様の点については、説明を省略または簡略化する。
(半導体装置の構成)
図4(a)、(b)、および図5(a)、(b)は、本発明の第2の実施の形態に係る半導体装置の断面図である。ここで、図4(a)、(b)に示した断面は、それぞれ図2(a)、(b)に示した断面に対応し、図5(a)、(b)に示した断面は、それぞれ図3(a)、(b)に示した断面に対応する。
本実施の形態においては、N型素子領域11下のP型ウェル13が、第1の領域7a下のP型ウェル13と同様に浅く形成される。また、P型素子領域21下のN型ウェル23が、第1の領域7aおよび第2の領域7b下のN型ウェル23と同様に浅く形成される。
(第2の実施の形態の効果)
本発明の第2の実施の形態によれば、N型素子領域11下のP型ウェル13と、P型素子領域21下のN型ウェル23を浅く形成することにより、P型ウェル13とP型ソース・ドレイン領域24との間、およびN型ウェル23とN型ソース・ドレイン領域14との間におけるリーク電流の発生をより効果的に抑えることができる。
なお、N型素子領域11下のP型ウェル13と、P型素子領域21下のN型ウェル23との、いずれか一方が浅く形成される構成であってもよい。
〔第3の実施の形態〕
(半導体装置の構成)
図6は、本発明の第3の実施の形態に係る半導体装置の論理回路領域の構成を概略的に表す上面図である。また、図7(a)、(b)は、それぞれ図6の鎖線E−E、F−Fにおける切断面を図中の矢印の方向に見た断面図である。
本実施の形態に係る半導体装置は、半導体基板1と、半導体基板1上に形成されたN型素子領域31およびP型素子領域41と、半導体基板1上に形成されたP型ウェルコンタクト接続部32およびN型ウェルコンタクト接続部42と、N型素子領域31、P型素子領域41、P型ウェルコンタクト接続部32およびN型ウェルコンタクト接続部42を分離する素子分離領域2と、半導体基板1内のN型素子領域31下およびP型ウェルコンタクト接続部32下に連続して形成されたP型ウェル33と、半導体基板1内のP型素子領域41下およびN型ウェルコンタクト接続部42下に連続して形成されたN型ウェル43と、を有する。なお、第1の実施の形態と同様の点については、説明を省略または簡略化する。
N型素子領域31およびP型素子領域41上には、ゲート絶縁膜を介してゲート電極が形成されるが、図示を省略する。また、N型素子領域31およびP型素子領域41は、それぞれN型ソース・ドレイン領域34、P型ソース・ドレイン領域44を含む。
少なくとも1つのP型素子領域41と、少なくとも1つのN型素子領域31は、P型ウェル形成領域30とN型ウェル形成領域40(P型ウェル33とN型ウェル43)の境界50から所定の距離L(半導体基板1の表面に対して水平な方向の距離)よりも近い位置にある。
P型ウェル33およびN型ウェル43は、それぞれ半導体基板1の表面からの深さの浅い領域33a、43a、半導体基板1の表面からの深さの深い領域33b、43bを有する。なお、図6において、P型ウェル33、浅い領域33a、深い領域33bの形成される領域をそれぞれP型ウェル形成領域30、領域30a、領域30bとして表す。また、N型ウェル43、浅い領域43a、深い領域43bの形成される領域をそれぞれP型ウェル形成領域40、領域40a、40bとして表す。
P型ウェル33の境界50から所定の距離L内の領域は浅い領域33aに含まれる。また、P型ウェル33のN型素子領域31とP型ウェルコンタクト接続部32との間の領域は、深い領域33bに含まれる。すなわち、P型ウェル33の境界50から所定の距離L内の領域の半導体基板1の表面からの深さは、P型ウェル33のN型素子領域31とP型ウェルコンタクト接続部32との間の領域の半導体基板1の表面からの深さよりも浅い。P型ウェル33の境界50から所定の距離L内の領域を浅く形成することにより、P型ウェル33とP型ソース・ドレイン領域44との間におけるリーク電流の発生を抑えることができる。また、P型ウェル33のN型素子領域31とP型ウェルコンタクト接続部32との間の領域は、素子分離領域2下で十分な深さを有するため、P型ウェル33のウェル電位を一定に保つことができる。
N型ウェル43の境界50から所定の距離L内の領域は浅い領域43aに含まれる。また、N型ウェル43のP型素子領域31とN型ウェルコンタクト接続部42との間の領域は、深い領域43bに含まれる。すなわち、N型ウェル43の境界50から所定の距離L内の領域の半導体基板1の表面からの深さは、N型ウェル43のP型素子領域41とN型ウェルコンタクト接続部42との間の領域の半導体基板1の表面からの深さよりも浅い。N型ウェル43の境界50から所定の距離L内の領域を浅く形成することにより、N型ウェル43とN型ソース・ドレイン領域34との間におけるリーク電流の発生を抑えることができる。また、N型ウェル43のP型素子領域41とN型ウェルコンタクト接続部42との間の領域は、素子分離領域2下で十分な深さを有するため、N型ウェル43のウェル電位を一定に保つことができる。
具体的には、所定の距離Lとは、例えば、約45nmである。これは、32nm世代における最小の素子分離領域幅が45nmであることを考慮したものである。この素子分離領域幅がソース・ドレイン領域間のリーク電流の発生を抑えるために要される幅であると考えれば、ソース・ドレイン領域とウェルとの間のリーク電流の発生を抑えるためには、例えば、その倍である90nmが素子分離領域幅として求められると予想される。本実施の形態におけるP型素子領域41(P型ソース・ドレイン領域44)とP型ウェル33との半導体基板1の表面に対して水平な方向の距離、およびN型素子領域31(N型ソース・ドレイン領域34)とN型ウェル43との半導体基板1の表面に対して水平な方向の距離が、その領域における素子分離領域2の幅の半分に相当するとすれば、この距離が45nm以下である場合に、P型素子領域41のP型ソース・ドレイン領域44との間でリーク電流が発生しやすくなるおそれがある。
なお、N型素子領域31下のP型ウェル33の深さが浅すぎると、N型素子領域31においてチャネルリーク電流が発生しやすくなるため、P型ウェル33の浅い領域33aの半導体基板1の表面からの深さを素子分離領域2の半導体基板1の表面からの深さ以上とすることが好ましい。特に、浅い領域33aの半導体基板1の表面からの深さを素子分離領域2の半導体基板1の表面からの深さとほぼ同じにすることがより好ましい。
なお、P型素子領域41下のN型ウェル43の深さが浅すぎると、P型素子領域41においてチャネルリーク電流が発生しやすくなるため、N型ウェル43の浅い領域43aの半導体基板1の表面からの深さを素子分離領域2の半導体基板1の表面からの深さ以上とすることが好ましい。特に、浅い領域43aの半導体基板1の表面からの深さを素子分離領域2の半導体基板1の表面からの深さとほぼ同じにすることがより好ましい。
(第3の実施の形態の効果)
本発明の第3の実施の形態によれば、論理回路領域において、P型ウェル33およびN型ウェル43のウェル電位を十分な高さに保ちつつ、P型ウェル33とP型ソース・ドレイン領域44との間、およびN型ウェル43とN型ソース・ドレイン領域34との間におけるリーク電流の発生を抑えることができる。
〔他の実施の形態〕
本発明は、上記各実施の形態に限定されず、発明の主旨を逸脱しない範囲内において種々変形実施が可能である。
また、発明の主旨を逸脱しない範囲内において上記各実施の形態の構成要素を任意に組み合わせることができる。
本発明の第1の実施の形態に係る半導体装置の構成を概略的に表す上面図である。 (a)、(b)は、それぞれ図1の鎖線A−A、B−Bにおける切断面を図中の矢印の方向に見た断面図である。 (a)、(b)は、それぞれ図1の鎖線C−C、D−Dにおける切断面を図中の矢印の方向に見た断面図である。 (a)、(b)は、本発明の第2の実施の形態に係る半導体装置の断面図である。 (a)、(b)は、本発明の第2の実施の形態に係る半導体装置の断面図である。 本発明の第3の実施の形態に係る半導体装置の論理回路領域の構成を概略的に表す上面図である。 (a)、(b)は、それぞれ図6(a)、(b)の鎖線E−E、F−Fにおける切断面を図中の矢印の方向に見た断面図である。
符号の説明
1 半導体基板。 2 素子分離領域。 6 SRAM領域。 7a 第1の領域。 7b 第2の領域。 7c 第3の領域。 7d 第4の領域。 11、31 N型素子領域。 12、32 P型ウェルコンタクト接続部。 13、33 P型ウェル。 14、34 N型ソース・ドレイン領域。 21、41 P型素子領域。 22、42 N型ウェルコンタクト接続部。 23、43 N型ウェル。 24、44 P型ソース・ドレイン領域。 50 境界。 L 所定の距離。

Claims (5)

  1. SRAM領域を有する半導体基板と、
    前記半導体基板上の前記SRAM領域内に形成されたN型ソース・ドレイン領域を含むN型素子領域と、
    前記半導体基板上の前記SRAM領域内に前記N型素子領域と略平行に形成されたP型ソース・ドレイン領域を含むP型素子領域と、
    前記半導体基板上の前記SRAM領域外の、前記N型素子領域および前記P型素子領域の長手方向の両側にそれぞれ形成されたP型ウェルコンタクト接続部およびN型ウェルコンタクト接続部と、
    前記N型素子領域、前記P型素子領域、P型ウェルコンタクト接続部およびN型ウェルコンタクト接続部を分離する素子分離領域と、
    前記半導体基板内の前記N型素子領域下および前記P型ウェルコンタクト接続部下に連続して形成されたP型ウェルと、
    前記半導体基板内の前記P型素子領域下および前記N型ウェルコンタクト接続部下に連続して形成されたN型ウェルと、
    を有し、
    最近接する前記N型素子領域と前記P型素子領域との間の第1の領域下における前記P型ウェルの前記P型素子領域側の少なくとも一部の前記半導体基板の表面からの深さが、前記N型素子領域と前記P型ウェルコンタクト接続部との間の領域下における前記P型ウェルの前記半導体基板の表面からの深さよりも浅く、
    前記第1の領域下、および前記N型素子領域に隣接する範囲で前記第1の領域から前記長手方向に延在する第2の領域下における前記N型ウェルの前記N型素子領域側の少なくとも一部の前記半導体基板の表面からの深さが、前記P型素子領域と前記N型ウェルコンタクト接続部との間の領域下における前記N型ウェルの前記半導体基板の表面からの深さよりも浅い、
    ことを特徴とする半導体装置。
  2. 前記N型素子領域下における前記P型ウェルの少なくとも一部の前記半導体基板の表面からの深さは、前記第3の領域下における前記P型ウェルの前記半導体基板の表面からの深さよりも浅いことを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
  3. 前記第1の領域下における前記P型ウェルの前記P型素子領域側の少なくとも一部の前記半導体基板の表面からの深さが、隣接する前記N型素子領域同士の間の領域下における前記P型ウェルの前記半導体基板の表面からの深さよりも浅いことを特徴とする請求項1または2に記載の半導体装置。
  4. 前記第1の領域および前記第2の領域下における前記N型ウェルの前記N型素子領域側の少なくとも一部の前記半導体基板の表面からの深さが、前記第2の領域と前記P型素子領域との間の領域下における前記N型ウェルの前記半導体基板の表面からの深さよりも浅いことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の半導体装置。
  5. 半導体基板と、
    前記半導体基板上に形成されたP型素子領域と、
    前記半導体基板上に形成されたN型素子領域と、
    前記半導体基板上に形成されたP型ウェルコンタクト接続部と、
    前記半導体基板上に形成されたN型ウェルコンタクト接続部と、
    前記P型素子領域、前記N型素子領域、前記P型ウェルコンタクト接続部および前記N型ウェルコンタクト接続部を分離する素子分離領域と、
    前記半導体基板内の前記N型素子領域下および前記P型ウェルコンタクト接続部下に連続して形成されたP型ウェルと、
    前記半導体基板内の前記P型素子領域下および前記N型ウェルコンタクト接続部下に連続して形成されたN型ウェルと、
    を有し、
    前記P型素子領域と前記N型素子領域は、前記P型ウェルと前記N型ウェルの境界から所定の距離よりも近い位置にあり、
    前記P型ウェルの前記境界から前記所定の距離内の領域の前記半導体基板の表面からの深さは、前記P型ウェルの前記N型素子領域と前記P型ウェルコンタクト接続部との間の領域の前記半導体基板の表面からの深さよりも浅く、
    前記N型ウェルの前記境界から前記所定の距離内の領域の前記半導体基板の表面からの深さは、前記N型ウェルの前記P型素子領域と前記N型ウェルコンタクト接続部との間の領域の前記半導体基板の表面からの深さよりも浅い、
    ことを特徴とする半導体装置。
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