JP2009283360A - 電子部品ユニット - Google Patents

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Abstract

【課題】電子部品から温度ヒューズへ伝達される熱量を調整でき、多様な温度ヒューズを使用可能な電子部品ユニットを提供すること。
【解決手段】通電により発熱するパワーコンデンサ(電子部品)3と、パワーコンデンサ3に異常発熱が生じたときに溶断して通電を遮断する温度ヒューズ4と、パワーコンデンサ3の近傍に温度ヒューズ4を固定すると共にパワーコンデンサ3からの熱を温度ヒューズ4に伝達する板バネ(固定部材)10とを備え、板バネ10は、パワーコンデンサ3から受ける受熱量が自身から発散する放熱量を上回る受熱部Aと、放熱量が受熱量を上回る放熱部Bとを有している。
【選択図】図2

Description

本発明は、電子部品の異常発熱による損傷を保護する温度ヒューズを電子部品近傍に固定すると共に、電子部品からの熱を温度ヒューズに伝達する固定部材を備えた電子部品ユニットに関するものである。
従来から、通電により発熱するパワートランジスタ等の電子部品に板バネを取りつけ、この板バネの端部を電子部品から突出させると共に、この突出した部分で電子部品近傍に配置した温度ヒューズを指圧固定した電子部品ユニットが知られている(例えば、特許文献1参照)。
この電子部品ユニットでは、電子部品からの熱をこの板バネを介して温度ヒューズに伝達するようになっている。
特開2002−280514号公報
ところで、上述の電子部品ユニットでは、板バネによって伝達される熱量が一定であるため、伝達される熱量によって温度ヒューズの作動温度が決まっていた。
そのため、電子部品の異常発熱で確実に溶断できる、すなわち使用可能な温度ヒューズが限定されてしまい、既存の温度ヒューズを使用できない場合があった。
そこで、この発明は、電子部品から温度ヒューズへ伝達される熱量を調整でき、多様な温度ヒューズを使用可能な電子部品ユニットを提供することを課題としている。
上記課題を解決するために、この発明に係る電子部品ユニットは、通電により発熱する電子部品と、該電子部品に異常発熱が生じたときに溶断して前記通電を遮断する温度ヒューズと、前記電子部品の近傍に前記温度ヒューズを固定すると共に前記電子部品からの熱を前記温度ヒューズに伝達する固定部材とを備え、前記固定部材は、前記電子部品から受ける受熱量が自身から発散する放熱量を上回る受熱部と、前記放熱量が前記受熱量を上回る放熱部とを有していることを特徴としている。
また、前記固定部材は、前記温度ヒューズから前記電子部品の発熱中心部に向かって延在されると共に、先端部が左右に分岐して延びたものであってもよい。
さらに、前記固定部材は、前記温度ヒューズと前記発熱中心部との間が一点止めされると共に、前記発熱中心部に対向したエッジ部が、該発熱中心部を中心とした円弧状に湾曲しているものであってもよい。
温度ヒューズを固定すると共に電子部品からの熱を伝達する固定部材が、電子部品から受ける受熱量が自身から発散する放熱量を上回る受熱部と、この放熱量が受熱量を上回る放熱部とを有しているので、この受熱部と放熱部との大きさを調整することで、電子部品から温度ヒューズへと伝達される熱量を任意の大きさに調整することができる。
これにより、例えば受熱部を大きくして伝達される熱量を増加させた場合では、温度ヒューズの温度上昇率を高めることができて、作動温度が高い温度ヒューズであっても電子部品の異常発熱時に確実に溶断することができる。そのため、作動温度が高い温度ヒューズであっても使用することが可能となる。
また、放熱部を大きくして伝達される熱量を減少させた場合では、温度ヒューズの温度上昇率を抑制することができ、作動温度が小さい温度ヒューズであっても電子部品の通常運転時の熱で溶断することがなくなる。そのため、作動温度の小さい温度ヒューズであっても使用することが可能となる。
このように、電子部品から温度ヒューズへ伝達される熱量を調整することで、同一の電子部品に対して使用可能な温度ヒューズの作動温度の幅を広げることができ、多様な温度ヒューズを使用することが可能となる。
そして、固定部材が温度ヒューズから電子部品の発熱中心部に向かって延在されると共に、先端部が左右に分岐して延びたものにあっては、固定部材の受熱量と放熱量との調整を行いやすく、電子部品から温度ヒューズに伝達される熱量の調整を容易に行うことができる。
さらに、固定部材の温度ヒューズと電子部品の発熱中心部との間が一点止めされると共に、この発熱中心部に対向したエッジ部が、発熱中心部を中心とした円弧状に湾曲しているものにあっては、この固定部材の取り付け公差による伝達熱量の変化を抑制することが可能になる。
本発明に係る電子部品ユニットの最良の実施の形態について、図面に基づいて説明する。
図1及び図2に示す本発明に係る電子部品ユニットAは、アルミニウム製の冷却フィン1と、この冷却フィン1に取り付けられた樹脂製の枠部材2と、この枠部材2の内側に配設されたパワートランジスタ(電子部品)3と、このパワートランジスタ3近傍に配設された温度ヒューズ4とを備えている。
冷却フィン1は、ほぼ平板形状の基板部1aと、この基板部1aの下面に一体的に突出形成された短冊状の複数のフィン部1b,…とを有している。ここで、基板部1aは中央部分が厚肉に形成されており、この厚肉になった中央部分にパワートランジスタ3が載置されるようになっている。
そして、この基板部1aの上面中央部には、パワートランジスタ3を貫通して取り付けるネジ5が螺合するネジ穴(図示せず)が形成されている。なお、このネジ穴は基板部1aを貫通しないいわゆるめくら穴となっている。
さらに、この基板部1aの上面には、温度ヒューズ4が収容される溝部1cが形成されている。この溝部1cは、枠部材2の後述する開口部2bに臨むと共に、この開口部2bの端部に沿うように位置している。なおここでは、この溝部1cは、温度ヒューズ4の後述する感温部4aの外周面に沿うように、下方に向かって円弧状に湾曲した底面を有している。
枠部材2は、冷却フィン1の基板部1aの上面を覆うと共に、この基板部1aが固定されるほぼ平板形状の枠基板2aと、この枠基板2aのほぼ中央に形成されたほぼ矩形状の開口部2bを取り囲む枠壁2cとを有している。さらに、この枠壁2cの内側には、複数の位置決め凸部2d,…と溝部1cに沿って立設する位置決め壁部2eとが形成されている。これにより、溝部1cは、枠壁2cと位置決め壁部2eとの間に位置することとなる。
パワートランジスタ3は、断熱材により形成された筐体3aと、この筐体3aに内蔵された図示しないトランジスタ素子と、このトランジスタ素子に接続されて筐体3aの外側に延在された複数の端子3b,…とを有している。
筐体3aは、枠部材2の枠壁2cの内側に形成された複数の位置決め凸部2d,…及び位置決め壁部2eに当接する大きさを有するほぼ長方体形状を呈しており、内部に樹脂が充填されている。また、この筐体3aには、内蔵されたトランジスタ素子に干渉しない位置にネジ5が貫通するネジ穴3cが貫通形成されている。
トランジスタ素子は、通電によって発熱する電子素子であり、そのほぼ中心がパワートランジスタ3の発熱中心部H(図2参照)となる。
各端子3bは、温度ヒューズ4と干渉しない方向に向かって突出しており、それぞれ図示しないリード線が突設される。
温度ヒューズ4は、所定の温度に達すると溶断する可溶体を内蔵した円筒状の感温部4aと、この感温部4aの両端部から延びると共にL字状に屈曲した一対のリード線4b,4bとを有している。
感温部4a及びリード線4b,4bは、基板部1aに形成された溝部1c内に収容される。
そして、冷却フィン1の基板部1a上に載置されたパワートランジスタ3の筐体3aと、基板部1aの溝部1cに収容された温度ヒューズ4の感温部4aとは、ネジ5により締め付け固定される板バネ10によって固定されている。
板バネ10は、伝熱性を有する金属等により形成され、感温部4aを覆う第一押え部11と、筐体3aの上面に位置する第二押え部12と、この第二押え部12に形成されたネジ貫通孔13とを有している。
第一押え部11は、感温部4aの上面に沿うように上方に向かって円弧状に膨出している(図3参照)。
第二押え部12は、温度ヒューズ4を覆う第一押え部11からパワートランジスタ3の発熱中心部Hに向かって延在されると共に、先端部12aが左右(第二押え部12の延在方向に対してほぼ直交する方向)に分岐して延びている。これにより、この板バネ10は上面視した際にT字状を呈している(図2参照)。
また、この第二押え部12は、発熱中心部Hに対向したエッジ部14が、この発熱中心部Hを中心とした円弧状に湾曲している。
ここで、第一押え部11と第二押え部12とは同一直線状に沿って一体的に連続しており、この延び方向は、パワートランジスタ3の筐体3aの長軸方向と一致している。
ネジ貫通孔13は、筐体3aに形成されたネジ穴3cに対向する位置に貫通形成されている。
ネジ5は、板バネ10のネジ貫通孔13と筐体3aのネジ穴3cを貫通すると共に、冷却フィン1の基板部1aに形成されたネジ穴(図示せず)に螺合する。これにより、板バネ10は、ネジ5によってパワートランジスタ3と共に締め付け固定されると同時に、温度ヒューズ4の感温部4aを指圧固定する。ここで、ネジ穴3cは第二押え部12に一つ形成されているので、板バネ10は、温度ヒューズ4と発熱中心部Hの間において一つのネジ5によって一点止めされることとなる。
さらに、この板バネ10は、パワートランジスタ3から受ける受熱量が自身から発散する放熱量を上回る受熱部Aと、この放熱量が受熱量を上回る放熱部Bとを有している。図2に示す状態では、第二押え部12のうち、発熱中心部Hの近傍に位置する先端部12aの中央部が受熱部Aとなり、左右に分岐した両端部がそれぞれ放熱部B,Bとなっている。
なお、この受熱部Aと放熱部Bとは、それぞれ受熱量と放熱量との比(割合)によって適宜決まるものである。
次に、本発明に係る電子部品ユニットの作用について説明する。
この電子部品ユニットAのパワートランジスタ3に通電すると、図示しないトランジスタ素子が発熱し、発熱中心部Hを中心にしてパワートランジスタ3の温度が上昇する。
この熱は、筐体3aの上面に位置する板バネ10の第二押え部12から第一押え部11へと伝達され、この第一押え部11によって覆われた温度ヒューズ4の感温部4aに伝達される。
そして、パワートランジスタ3に不具合等が生じて異常発熱すると、板バネ10を介して伝達される熱量が多くなり、温度ヒューズ4が高温になって感温部4a内の可溶体が溶断してトランジスタ素子への通電が遮断される。
このとき、板バネ10が受熱部Aと放熱部Bとを有しているので、この受熱部Aと放熱部Bとの大きさを調整することで、パワートランジスタ3から伝達される熱量を任意の大きさに調整することができる。そして、同一のパワートランジスタ3に対して使用することができる温度ヒューズ4の作動温度の幅を広げることができ、多様な温度ヒューズ4を使用することが可能となる。
ここで、図4(a)に示すグラフに基づいて説明する。
図4(a)に示すグラフは、第一押え部11から第二押え部12の先端部12aまでの全長(直線長さ)が14mmの板バネ10を用いてパワートランジスタ3及び温度ヒューズ4を固定したときの温度ヒューズ4の感温部4aの温度を基準(温度上昇代0℃)とし、同一のパワートランジスタ3に対して板バネ10の全長を14mmから25mmまで段階的に長くした場合の温度ヒューズ4の感温部4aの温度上昇代を示したものである。
なお、このときの板バネ10は、図4(b)に示すように、第二押え部12が第一押え部11から直線状に延びており、先端部12aが二股に分岐していないものである。また、板バネ10の全長とは、図4(b)においてXで示す長さである。
この場合、板バネ10の全長が約18mmのときには感温部4aの温度上昇代は約1℃であり、全長が約20mmのときには温度上昇代が約3.5℃であり、全長が20.5mmのときには温度上昇代が5℃である。
さらに、板バネ10の全長が約22mmのときに温度上昇代が約8℃で最高になり、その後板バネ10の全長が長くなるにつれて感温部4aの温度上昇代は急速に低下し、全長25mmのときの温度上昇代は約1.5℃である。
すなわち、板バネ10の全長が長くなるにしたがって、第二押え部12の先端部12aが発熱中心部Hに次第に近接する(図4(b)において一点鎖線で示す)。これにより、パワートランジスタ3から受ける受熱量が自身から発散する放熱量を上回る受熱部Aの範囲が次第に多くなる。
そのため、この板バネ10によって伝達される熱量が増加し、同一のパワートランジスタ3であっても、感温部4aがより加熱されてこの温度ヒューズ4の温度上昇率が高まる。
また、板バネ10の全長が発熱中心部Hを越えてさらに長くなった場合では、第二押え部12の先端部12aが発熱中心部Hから次第に離間する(図4(b)において二点鎖線で示す)。これにより、板バネ10自身から発散する放熱量がパワートランジスタ3から受ける受熱量を上回る放熱部Bの範囲が次第に多くなる。
そのため、この板バネ10によって伝達される熱量が抑制され、同一のパワートランジスタ3であっても、感温部4aが比較的加熱されず、温度ヒューズ4の温度上昇率が低下する。
つまり、例えば、板バネ10の全長が14mmのときに温度ヒューズ4の温度を136℃まで上昇させるパワートランジスタ3に対して、全長が20.5mmの板バネ10を適用した場合では、同じパワートランジスタ3であっても温度上昇代が5℃であるために、温度ヒューズ4の温度を141℃まで上昇させることができる。
これにより、例えば141℃にて溶断するような作動温度が高い温度ヒューズ4であっても的確に溶断可能となって使用することができ、温度ヒューズ4の作動温度の範囲を広げることができる。
一方、図2に示す板バネ10のように、第二押え部12の先端部12aが分岐していて放熱部Bの範囲が大きいものであれば、全長が14mmの板バネ10を用いてパワートランジスタ3及び温度ヒューズ4を固定した場合の温度ヒューズ4の感温部4aの温度と比較して、温度ヒューズ4の温度は低くなり、温度ヒューズ4の温度上昇代がマイナス方向に増加することとなる。つまり、温度ヒューズ4の温度上昇が比較的抑制される。
これにより、例えば125℃で溶断するような作動温度が低い温度ヒューズ4であっても、パワートランジスタ3の通常運転時の発熱で溶断することがなくなり、使用することができる。そのため、温度ヒューズ4の作動温度の範囲を広げることができる。
そして、図2に示す電子部品ユニットAでは、板バネ10が温度ヒューズ4からパワートランジスタ3の発熱中心部Hに向かって延在されると共に、第二押え部12の先端部12aが左右に分岐して延びているので、この第二押え部12がパワートランジスタ3の長さ方向及び幅方向に広がっている。
そのため、板バネ10の受熱量と放熱量との調整を行いやすく、パワートランジスタ3から温度ヒューズ4に伝達される熱量の調整を容易に行うことができる。
さらに、図2に示す電子部品ユニットAでは、板バネ10は、温度ヒューズ4と発熱中心部Hとの間がネジ5により一点止めされると共に、発熱中心部Hに対向したエッジ部14が、この発熱中心部Hを中心とした円弧状に湾曲している。
そのため、例えば図5に示すように、板バネ10がネジ5によって締め付けた際に、ネジ5の回転に伴ってネジ貫通穴13を中心に回転し、板バネ10の取り付け公差が生じても、この板バネ10の取り付け公差による伝達熱量の変化を抑制することが可能になる。
つまり、図2のように板バネ10が温度ヒューズ4と発熱中心部Hとを結ぶ直線上に位置しているときには、先端部12aの中央部が受熱部Aとなり、左右に分岐した両端部がそれぞれ放熱部B,Bとなっている。
これに対し、図5のように板バネ10がネジ貫通孔13を中心に回転し、温度ヒューズ4と発熱中心部Hとを結ぶ直線に対して傾くように位置しているときには、発熱中心部Hに近接した先端部12aの一方の端部が受熱部Aとなり、他方の端部が放熱部Bとなる。
この場合、受熱部Aと放熱部Bとの比(割合)は、板バネ10の回転に関わらずほぼ同じである。これにより、板バネ10の取り付け公差が生じても、伝達熱量の変化を抑制することができる。
以上、この発明にかかる実施の形態を図面により詳述してきたが、具体的な構成は上述の実施の形態に限らない。この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等はこの発明に含まれる。
例えば、上述の実施の形態では、板バネ10が先端部12aを左右に分岐したり、直線状に延長したものとなっているが、これに限らない。
板バネ10の第二押え部12が発熱中心部Hに向かって延在されると共にこの発熱中心部Hを避けるように分岐して上面視Y字状を呈したもの(図6(a)参照)や、板バネ10の第二押え部12が円板形状を呈したもの(図6(b)参照)や、板バネ10の先端部12aが幅広の矩形形状を呈したもの(図6(c)参照)や、板バネ10の第二押え部12の中間部が上方に屈曲して冷却フィン1との間に間隙を設けたもの(図6(d)参照)であってもよい。なお、各板バネ10における受熱部Aと放熱部Bとの位置関係は、図に示す通りである。
さらに、図示しないが、板バネ10の第二押え部12によってパワーコンデンサ3の筐体3aの上面全てを覆うようにしてもよい。
このように、板バネ10の形状を任意に設定することで受熱部Aと放熱部Bとの比を調整でき、温度ヒューズ4に伝達される熱量を任意に調整することが可能となる。
さらに、上述の実施の形態では、電子部品としてパワーコンデンサを例に説明したがこれに限らず、例えばパワーMOSFET等であってもよい。
本発明に係る電子部品ユニットを示す一部分解斜視図である。 図1に示す電子部品ユニットを示す平面図である。 図2に示すX−X断面図である。 (a)は板バネの全長と温度ヒューズの温度上昇代との関係を示す説明図であり、(b)は図4(a)に示した温度特性を有する板バネを備えた電子部品ユニットを示す平面図である。 図2に示す電子部品ユニットにおいて、板バネが回転した状態を示す平面図である。 (a)〜(d)は、それぞれ板バネに変形例を示す説明図である。
符号の説明
A 電子部品ユニット
3 パワーコンデンサ(電子部品)
4 温度ヒューズ
10 板バネ(固定部材)
A 受熱部
B 放熱部

Claims (3)

  1. 通電により発熱する電子部品と、該電子部品に異常発熱が生じたときに溶断して前記通電を遮断する温度ヒューズと、前記電子部品の近傍に前記温度ヒューズを固定すると共に前記電子部品からの熱を前記温度ヒューズに伝達する固定部材とを備えた電子部品ユニットであって、
    前記固定部材は、前記電子部品から受ける受熱量が自身から発散する放熱量を上回る受熱部と、前記放熱量が前記受熱量を上回る放熱部とを有していることを特徴とする電子部品ユニット。
  2. 前記固定部材は、前記温度ヒューズから前記電子部品の発熱中心部に向かって延在されると共に、先端部が左右に分岐して延びることを特徴とする請求項1に記載の電子部品ユニット。
  3. 前記固定部材は、前記温度ヒューズと前記発熱中心部との間が一点止めされると共に、前記発熱中心部に対向したエッジ部が、該発熱中心部を中心とした円弧状に湾曲していることを特徴とする請求項2に記載の電子部品ユニット。
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