JP2009281526A - 液化ガス貯槽の製造方法および液化ガス貯槽製造ユニット - Google Patents

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Abstract

【課題】断熱空間に断熱材を効率良く充填することができる液化ガス貯槽の製造方法および液化ガス貯槽製造ユニットを提供すること。
【解決手段】断熱材給送工程S9により断熱空間SにパーライトPが給送され、断熱材給送工程S9においてパーライトPが給送された断熱空間Sに気体圧送工程S11により窒素ガスが圧送されるので、断熱空間Sに圧送される窒素ガスの圧力を断熱空間SのパーライトPに作用させ、かかるパーライトPの粉末間に介在する空隙を押し潰すことで、パーライトPを圧密することができる。また、断熱空間SにパーライトPが充填されるまでの間に、断熱材給送工程S9と気体圧送工程S11とを交互に繰り返して行うので、断熱空間Sの上層のパーライトPのみでなく、断熱空間Sの下層のパーライトPまでも十分に圧密することができ、断熱空間SにパーライトPを効率良く充填することができる。
【選択図】図4

Description

本発明は、内槽と外槽との間に形成される断熱空間に粉末状の断熱材を充填して構成される液化ガス貯槽の製造方法および液化ガス貯槽製造ユニットに関し、特に、断熱空間に断熱材を効率良く充填することができる液化ガス貯槽の製造方法および液化ガス貯槽製造ユニットに関するものである。
従来より、液化ガスを貯蔵する内槽と、その内槽の外周を覆う外槽とを備え、内槽と外槽との間に形成される断熱空間に粉末状の断熱材を充填して構成される液化ガス貯槽が知られている。
この液化ガス貯槽の断熱空間に断熱材を充填する方法として、例えば特許文献1には、断熱空間(槽間空間)に断熱材を充填した後、断熱材が充填された断熱空間に乾燥ガスを供給することで、断熱空間に断熱材を均等に充填する方法について開示されている。
また、かかる断熱空間に断熱材を充填する装置として、例えば特許文献2には、ホッパーと断熱空間とを連通する通気配管を備えた充填装置が開示されると共に、その充填装置を使用して断熱空間に断熱材を充填し、断熱空間への断熱材の充填がある程度進行した後、断熱材が充填された断熱空間に通気配管を通じてホッパー内の加熱乾燥空気を送入することで、断熱空間に断熱材を高密度で充填する方法について開示されている。
特許第2762233号公報 特開平8−4981号公報
しかしながら、上述した特許文献1及び2に開示される方法では、断熱材を充填した後に乾燥ガスを供給する、或いは、断熱空間への断熱材の充填がある程度進行した後に加熱乾燥空気を送入するので、断熱空間の下層の断熱材までを十分に圧密することができず、効率的ではないという問題点があった。その結果、断熱空間への断熱材の充填後に、規定された分量や密度に対して断熱材が不足する事態を招くことがあった。
本発明は、上述した問題点を解決するためになされたものであり、断熱空間に断熱材を効率良く充填することができる液化ガス貯槽の製造方法および液化ガス貯槽製造ユニットを提供することを目的としている。
この目的を達成するために、請求項1記載の液化ガス貯槽の製造方法は、液化ガスを貯蔵する内槽と、その内槽の外周を覆う外槽とを備え、前記内槽と外槽との間に形成される断熱空間に粉末状の断熱材を充填して構成される液化ガス貯槽の製造方法であって、前記断熱空間に前記断熱材を給送する断熱材給送工程と、その断熱材給送工程において前記断熱材が給送された前記断熱空間に気体を圧送する気体圧送工程とを備え、前記断熱空間に前記断熱材が充填されるまでの間に、前記断熱材給送工程と気体圧送工程とを交互に繰り返して行う。
請求項2記載の液化ガス貯槽の製造方法は、請求項1記載の液化ガス貯槽の製造方法において、前記気体圧送工程を行うタイミングは、前記断熱材給送工程において前記断熱空間に給送する前記断熱材の給送量に基づいて設定される。
請求項3記載の液化ガス貯槽の製造方法は、請求項1又は2に記載の液化ガス貯槽の製造方法において、前記断熱空間の真空引きを行う真空引き工程を備え、その真空引き工程の後に前記気体圧送工程を行う。
請求項4記載の液化ガス貯槽の製造方法は、請求項1から3のいずれかに記載の液化ガス貯槽の製造方法において、前記内槽に気体を充填する気体充填工程を備え、前記気体圧送工程は、前記気体充填工程において前記内槽に充填された前記気体を前記断熱空間に圧送する。
請求項5記載の液化ガス貯槽の製造方法は、請求項4記載の液化ガス貯槽の製造方法において、前記気体充填工程は、前記気体を加圧した状態で前記内槽に充填する。
請求項6記載の液化ガス貯槽の製造方法は、請求項4又は5に記載の液化ガス貯槽の製造方法において、前記断熱空間に給送される前記断熱材の給送元を加圧する給送元加圧工程を備え、その給送元加圧工程は、前記気体充填工程において前記内槽に充填された前記気体により前記断熱材の給送元を加圧する。
請求項7記載の液化ガス貯槽の製造方法は、請求項4から6のいずれかに記載の液化ガス貯槽の製造方法において、前記断熱空間に気体を圧送して前記断熱空間の気密性能を検査する気密検査工程を備え、その気密検査工程は、前記気体充填工程において前記内槽に充填された前記気体を前記断熱空間に圧送して前記断熱空間の気密性能を検査する。
請求項8記載の液化ガス貯槽製造ユニットは、液化ガスを貯蔵する内槽と、その内槽の外周を覆う外槽とを備えた液化ガス貯槽に対し、前記内槽と外槽との間に形成される断熱空間に粉末状の断熱材を充填するものであって、前記断熱材が貯蔵される断熱材貯槽と、その断熱材貯槽と前記液化ガス貯槽とを接続すると共に前記断熱材の流路を形成する流路形成部材と、その流路形成部材の前記流路中に介設される流路切換装置とを備え、前記流路形成部材は、前記断熱空間に連通される第1流路と、その第1流路に連通されると共に前記断熱材貯槽に連通される第2流路と、その第2流路および前記第1流路に連通される第3流路とを備え、前記流路切換装置は、前記第1流路と第2流路とを連通する一方で前記第3流路を遮断する第1状態と、前記第1流路と第3流路とを連通する一方で前記第2流路を遮断する第2状態とに前記流路を切換可能に構成されている。
請求項9記載の液化ガス貯槽製造ユニットは、請求項8記載の液化ガス貯槽製造ユニットにおいて、前記流路形成部材は、前記第3流路が前記内槽に連通される。
請求項10記載の液化ガス貯槽製造ユニットは、請求項8又は9に記載の液化ガス貯槽製造ユニットにおいて、前記流路切換装置は、前記第2流路と第3流路とを連通する一方で前記第1流路を遮断する第3状態に前記流路を切換可能に構成されている。
請求項1記載の液化ガス貯槽の製造方法によれば、断熱材給送工程により断熱空間に断熱材が給送され、断熱材給送工程において断熱材が給送された断熱空間に気体圧送工程により気体が圧送される。
これにより、断熱空間に圧送される気体の圧力を断熱空間の断熱材に作用させ、かかる断熱材の粉末間に介在する空隙を押し潰すことで、断熱材を圧密することができる。よって、断熱空間に断熱材を効率良く充填することができるという効果がある。
また、本発明によれば、断熱空間に断熱材が充填されるまでの間に、断熱材給送工程と気体圧送工程とを交互に繰り返して行うので、断熱空間に断熱材をより効率良く充填することができるという効果がある。
即ち、断熱空間への断熱材の充填が完了した後、気体圧送工程を繰り返すのではなく、断熱空間への断熱材の充填が完了するまでの間、断熱材給送工程と気体圧送工程とを交互に繰り返すので、断熱空間の上層の断熱材のみでなく、断熱空間の下層の断熱材までも十分に圧密することができる。よって、断熱空間に断熱材をより効率良く充填することができる。これにより、規定された分量や密度で断熱空間に断熱材を充填することが可能となり、液化ガス貯槽の品質の向上および品質の安定化を図ることができるという効果がある。
請求項2記載の液化ガス貯槽の製造方法によれば、請求項1記載の液化ガス貯槽の製造方法の奏する効果に加え、気体圧送工程を行うタイミングは、断熱材給送工程において断熱空間に給送する断熱材の給送量に基づいて設定されるので、断熱空間の全域で断熱材を均等に圧密することができるという効果がある。
また、かかるタイミングを設定する断熱材の給送量を断熱空間の容積に基づいて決定した場合には、断熱空間への断熱材の充填後に、規定された分量や密度に対して断熱材が不足する事態を回避することができるという効果がある。
請求項3記載の液化ガス貯槽の製造方法によれば、請求項1又は2に記載の液化ガス貯槽の製造方法の奏する効果に加え、断熱空間の真空引きを行う真空引き工程を備えており、その真空引き工程の後に気体圧送工程を行うので、断熱空間の圧力を低下させ、気体の圧送元の圧力と断熱空間の圧力との圧力差を大きくすることで、断熱空間に気体を効率良く圧送することができるという効果がある。
請求項4記載の液化ガス貯槽の製造方法によれば、請求項1から3のいずれかに記載の液化ガス貯槽の製造方法の奏する効果に加え、内槽に気体を充填する気体充填工程を備えており、気体圧送工程は、気体充填工程において内槽に充填された気体を断熱空間に圧送するので、断熱空間に圧送する気体の貯蔵スペースと液化ガスの貯蔵スペースとを共通化することができるという効果がある。
更に、断熱空間に圧送する気体の貯蔵スペースと液化ガスの貯蔵スペースとを共通化することができれば、かかる気体を貯蔵する専用の貯蔵手段(貯槽など)が不要となるので、液化ガス貯槽の製造に必要な作業スペースの少スペース化を図ることができるという効果がある。これは、限られた作業スペースで液化ガス貯槽を製造しなければならない状況、例えば、液化ガス貯槽の設置現場で断熱空間に断熱材を充填する場合などに特に有効となる。
請求項5記載の液化ガス貯槽の製造方法によれば、請求項4記載の液化ガス貯槽の製造方法の奏する効果に加え、気体充填工程は、気体を加圧した状態で内槽に充填するので、内槽の圧力と断熱空間の圧力との圧力差を利用して断熱空間に気体を圧送することができるという効果がある。
更に、内槽の圧力と断熱空間の圧力との圧力差を利用して断熱空間に気体を圧送するので、専用の圧送手段(圧縮機など)を用いて断熱空間に気体を圧送する必要がなく、作業性の向上を図ることができるという効果がある。
また、例えば、専用の圧送手段を用いて断熱空間に気体を圧送する場合には、気体の圧力が高くなり過ぎると、内槽の破損を招く恐れがあるところ、本発明によれば、気体を加圧した状態で内槽に充填し、内槽の圧力と断熱空間の圧力との圧力差を利用して断熱空間に気体を圧送するので、気体の圧力が内槽の圧力よりも高くなることはなく、内槽の損傷を防止することができるという効果がある。
請求項6記載の液化ガス貯槽の製造方法によれば、請求項4又は5に記載の液化ガス貯槽の製造方法の奏する効果に加え、断熱空間に給送される断熱材の給送元を加圧する給送元加圧工程を備えており、その給送元加圧工程は、気体充填工程において内槽に充填された気体により断熱材の給送元を加圧するので、断熱材の給送元を加圧する気体の貯蔵スペースと液化ガスの貯蔵スペースとを共通化することができるという効果がある。
更に、断熱材の給送元を加圧する気体の貯蔵スペースと液化ガスの貯蔵スペースとを共通化することができれば、かかる気体を貯蔵する専用の貯蔵手段(貯槽など)が不要となるので、液化ガス貯槽の製造に必要な作業スペースの少スペース化を図ることができるという効果がある。
また、気体充填工程において気体を加圧した状態で内槽に充填した場合には、内槽の圧力と断熱材の給送元の圧力との圧力差を利用して断熱材の給送元を加圧することができるという効果がある。
更に、内槽の圧力と断熱材の給送元の圧力との圧力差を利用して断熱材の給送元を加圧するので、専用の加圧手段(圧縮機など)を用いて断熱材の給送元を加圧する必要がなく、作業性の向上を図ることができるという効果がある。
請求項7記載の液化ガス貯槽の製造方法によれば、請求項4から6のいずれかに記載の液化ガス貯槽の製造方法の奏する効果に加え、断熱空間に気体を圧送して断熱空間の気密性能を検査する気密検査工程を備えており、その気密検査工程は、気体充填工程において内槽に充填された気体を断熱空間に圧送して断熱空間の気密性能を検査するので、断熱空間に圧送する気体の貯蔵スペースと液化ガスの貯蔵スペースとを共通化することができるという効果がある。
更に、断熱空間に圧送する気体の貯蔵スペースと液化ガスの貯蔵スペースとを共通化することができれば、かかる気体を貯蔵する専用の貯蔵手段(貯槽など)が不要となるので、液化ガス貯槽の製造に必要な作業スペースの少スペース化を図ることができるという効果がある。
また、気体充填工程において気体を加圧した状態で内槽に充填した場合には、内槽の圧力と断熱材の給送元の圧力との圧力差を利用して断熱空間に気体を圧送することができるという効果がある。
更に、内槽の圧力と断熱空間の圧力との圧力差を利用して断熱空間に気体を圧送するので、専用の圧送手段(圧縮機など)を用いて断熱空間に気体を圧送する必要がなく、作業性の向上を図ることができるという効果がある。
請求項8記載の液化ガス貯槽製造ユニットによれば、流路形成部材により断熱材貯槽と液化ガス貯槽とが接続される。流路形成部材は、断熱空間に連通される第1流路と、その第1流路に連通されると共に断熱材貯槽に連通される第2流路とを備え、それら第1流路および第2流路により断熱材貯槽から断熱空間までの断熱材の流路が形成される。これにより、断熱材貯槽に貯蔵された断熱材を断熱空間に給送することができる。
また、本発明によれば、流路形成部材は、第1流路および第2流路に連通される第3流路を備えると共に、流路形成部材の流路中に介設される流路切替装置を備え、その流路切替装置は、第1流路と第2流路とを連通する一方で第3流路を遮断する第1状態と、第1流路と第3流路とを連通する一方で第2流路を遮断する第2状態とに流路を切換可能に構成されているので、流路切替装置を第1状態に切り替えれば、断熱材貯槽に貯蔵された断熱材を断熱空間に給送することができる一方、流路切替装置を第2状態に切り替えれば、第1流路および第3流路により断熱空間に通じる新たな流路を形成することができる。
ここで、例えば、気体を圧送する圧送手段(圧縮機など)を第3流路に接続した場合には、かかる圧送手段に第3流路が連通され、断熱空間に気体を圧送することができる。また、流路切替装置を第1状態に切り替えて断熱空間に断熱材を給送した後、流路切替装置を第2状態に切り替え、断熱材が給送された断熱空間に気体を圧送すれば、気体の圧力を断熱空間の断熱材に作用させ、かかる断熱材の粉末間に介在する空隙を押し潰すことで、断熱材を圧密することができる。よって、断熱空間に断熱材を効率良く充填することができるという効果がある。
このように、本発明によれば、断熱空間に断熱材を給送する流路と断熱空間に気体を圧送する流路とを共通化することができるという効果がある。
請求項9記載の液化ガス貯槽製造ユニットによれば、請求項8記載の液化ガス貯槽製造ユニットの奏する効果に加え、流路形成部材は、第3流路が内槽に連通されるので、第1流路および第3流路により内槽から断熱空間までの流路を形成することができる。
ここで、例えば、断熱空間に圧送する気体を予め内槽に充填しておけば、その気体を第1流路および第3流路を通じて断熱空間に圧送することができる。よって、断熱空間に圧送する気体の貯蔵スペースと液化ガスの貯蔵スペースとを共通化することができるという効果がある。
更に、断熱空間に圧送する気体の貯蔵スペースと液化ガスの貯蔵スペースとを共通化することができれば、かかる気体を貯蔵する専用の貯蔵手段(貯槽など)が不要となるので、液化ガス貯槽の製造に必要な作業スペースの少スペース化を図ることができるという効果がある。
請求項10記載の液化ガス貯槽製造ユニットによれば、請求項8又は9に記載の液化ガス貯槽製造ユニットの奏する効果に加え、流路切換装置は、第2流路と第3流路とを連通する一方で第1流路を遮断する第3状態に流路を切換可能に構成されているので、第2流路および第3流路により内槽から断熱材貯槽までの流路を形成することができる。
ここで、例えば、断熱材貯槽を加圧する気体を予め内槽に充填しておけば、その気体により第2流路および第3流路を通じて断熱材貯槽を加圧することができる。よって、断熱材貯槽を加圧する気体の貯蔵スペースと液化ガスの貯蔵スペースとを共通化することができるという効果がある。
更に、断熱材貯槽を加圧する気体の貯蔵スペースと液化ガスの貯蔵スペースとを共通化することができれば、かかる気体を貯蔵する専用の貯蔵手段(貯槽など)が不要となるので、液化ガス貯槽の製造に必要な作業スペースの少スペース化を図ることができるという効果がある。
以下、本発明の好ましい実施の形態について、添付図面を参照して説明する。まず、図1を参照して、液化ガス貯槽1について説明する。図1は、液化ガス貯槽1の断面図である。
液化ガス貯槽1は、LNG等の液化ガスを貯蔵するためのタンクであり、図1に示すように、液化ガスを貯蔵する内槽10と、その内槽10の外周を覆う外槽20とを備え、それら内槽10と外槽20との間に断熱空間Sを有して構成されている。
内槽10は、略円筒形の容器状に構成され、その外周面に配設された複数のレグ11を介して外槽20の脚部20b上に縦立した状態で支持されている。外槽20は、内槽10の外周を上方から覆う胴部20aと、その胴部20aに連結されると共に内槽10の外周を下方から覆う脚部20bとを備え、それら胴部20aと脚部20bとにより全体として略円筒形の容器状に構成されている。また、外槽20は、図1に示すように、脚部20bが脚状に構成され、脚部20bを介して現地(設置現場)に据え付けられている。
断熱空間Sは、内槽10と外槽20との間に形成される空間であり、真空状態に保たれていると共に、図1に示すように、断熱材としての粉末状のパーライトPが充填されている。これにより、真空による断熱効果とパーライトPによる断熱効果とを利用して、内槽10に貯蔵される液化ガスを断熱することができる。
なお、断熱空間Sの容積は、内槽10の容積よりも小さく構成され、本実施の形態では、断熱空間Sの容積が40mに、内槽10の容積が100mに、それぞれ構成されている。
また、図1に示すように、液化ガス貯槽1には、充填口31、液出口32及び作業口33の3つの開口がそれぞれ設けられている。充填口31は、主に断熱空間SにパーライトPを投入するための開口(投入口)であり、液化ガス貯槽1の最上部に配設されると共に、液化ガス貯槽1の外部(以下、単に「外部」と称す)と断熱空間Sとを連通して形成されている。
液出口32は、主に内槽10に貯蔵された液化ガスを取り出すための開口(取出口)であり、液化ガス貯槽1の最下部に配設されると共に、外部と内槽10とを連通して形成されている。
作業口33は、主に断熱空間Sを真空引きする等の作業を行う際に使用される開口であり、液化ガス貯槽1の最下部に配設されると共に、外部と断熱空間Sとを連通して形成されている。
これら各開口31,32,33の先端には、バルブ31a,32a,33aがそれぞれ設けられ、それらバルブ31a,32a,33aにより各開口31,32,33を外部と遮断することができるように構成されている。なお、バルブ31aは、後述するように液化ガス貯槽1の製造工程において取り外されるが、図1では、理解を容易とするために、バルブ31aが取り外される前の状態を図示している。
次いで、図2を参照して、断熱空間SにパーライトPを充填するための液化ガス貯槽製造ユニット100について説明する。図2は、本発明の一実施の形態における液化ガス貯槽製造ユニット100の外観図である。なお、図2では、発明の理解を容易とするために、接続ホース120の一部を断面図で示していると共に、液化ガス貯槽製造ユニット100を液化ガス貯槽1に接続した状態を図示している。
液化ガス貯槽製造ユニット100は、上述したように、断熱空間SにパーライトPを充填するためのものであり、図2に示すように、パーライトPが貯蔵される断熱材貯槽110と、その断熱材貯槽110と液化ガス貯槽1とを接続する接続ホース120とを主に備えて構成されている。
図2に示すように、断熱材貯槽110には、その内部からパーライトPを取り出すための取出口111が設けられていると共に、その取出口111の先端には、バルブ111aが設けられ、そのバルブ111aにより取出口111を外部と遮断することができるように構成されている。
接続ホース120は、断熱材貯槽110から断熱空間SまでのパーライトPの流路を形成すると共に、後述する窒素ガスの流路を形成するものであり、図2に示すように、第1流路L1を形成する第1流路部121と、第2流路L2を形成する第2流路部122と、第3流路L3を形成する第3流路部123とを有して構成されている。
これら各流路部121,122,123の一端には、フランジ121a,122a,123aがそれぞれ設けられ、それらフランジ121a,122a,123aを介して充填口31のバルブ31a、液出口32のバルブ32a及び取出口111のバルブ111aにそれぞれ接続することができるように構成されている。
なお、各流路部121,122,123のフランジ121a,122a,123aは、3つのバルブ31a,32,111aのいずれにも接続することができるように、互換性を有して構成されている。但し、以下では、第1流路部121を充填口31に、第2流路部122を取出口111に、第3流路部123を液出口32に、それぞれ接続するものとして説明する。
また、各流路部121,122,123の他端には、流路切替装置130が接続され、3つの流路L1,L2,L3の内の2つの流路が連通されると、残る1つの流路が遮断されるように構成されている。
第1流路L1は、第1流路部131を充填口31に接続した場合に、充填口31を介して断熱空間Sに連通される流路であり、流路切替装置130を介して第2流路L2又は第3流路L3に連通されるように構成されている。
第2流路L2は、第2流路部132を取出口111に接続した場合に、取出口111を介して断熱材貯槽110に連通される流路であり、流路切替装置130を介して第1流路L1又は第3流路L3に連通されるように構成されている。
第3流路L3は、第3流路部133を液出口32に接続した場合に、液出口32を介して内槽10に連通される流路であり、流路切替装置130を介して第1流路L1又は第2流路L2に連通されるように構成されている。
流路切替装置130は、3つの流路L1,L2,L3の内のいずれか2つの流路を連通する一方で残る1つの流路を遮断するものであり、各流路部121,122,123が接続される本体131と、連通する2つの流路を切り替えるために操作されるハンドル132とを主に備えて構成されている。
ここで、図3を参照して、流路切替装置130の内部構造について説明する。図3(a)は、流路切替装置130の断面図である。また、図3(b)から図3(d)は、流路切替装置130の正面図である。なお、図3では、理解を容易とするために、本体131に各流路部121,122,123が接続された状態を図示している。
図3(a)に示すように、本体131の内部には、各流路部121,122,123が接続される接続口131a,131b,131cがそれぞれ形成され、それら接続口131a,131b,131cが放射状に等間隔で設けられている。
また、本体131の内部には、ハンドル132に連結されると共にハンドル132の操作に連動して矢印A方向に回転する弁体133が配設されている。この弁体133には、3つの接続口131a,131b,131cの内のいずれか2つの接続口(図3(a)では接続口131a及び接続口131b)を連通する連通路133aが形成され、ハンドル132を操作して弁体133を回転させることで、連通する2つの接続口を切り替えることができるように構成されている。
即ち、ハンドル132を図3(b)に示す状態(以下、「第1状態」と称す)に操作した場合には、接続口131aと接続口131bとが連通される。これにより、第1流路L1と第2流路L2とが連通されて、断熱材貯槽110から断熱空間SまでのパーライトPの流路が形成される。
また、ハンドル132を図3(c)に示す状態(以下、「第2状態」と称す)に操作した場合には、接続口131aと接続口131cとが連通される。これにより、第1流路L1と第3流路L3とが連通されて、内槽10から断熱空間Sまでの流路が形成される。なお、この流路は、後述するように、窒素ガスの流路となる。
更に、ハンドル132を図3(d)に示す状態(以下、「第3状態」と称す)に操作した場合には、接続口131bと接続口131cとが連通される。これにより、第2流路L2と第3流路L3とが連通されて、内槽10から断熱材貯槽110までの流路が形成される。なお、この流路も、後述するように、窒素ガスの流路となる。
次いで、図4を参照して、上述したように構成される液化ガス貯槽1の製造方法について説明する。図4は、第1実施の形態における液化ガス貯槽1の製造工程を時系列に示した工程系統図である。また、ここでは、液化ガス貯槽1の製造方法を説明するにあたり、理解を容易とするために、図5から図9を適宜参照する。図5から図9は、液化ガス貯槽1の製造工程を説明する説明図である。なお、図6から図9では、内槽10及び外槽20を断面図で示している。また、図6から図9に示す矢印XはパーライトPの流れを、矢印Yは窒素ガスの流れを、それぞれ模式的に示している。
ここで、液化ガス貯槽1を現地に設置するには、予め工場などで完成させた液化ガス貯槽1を現地に運搬する方法もあるが、液化ガス貯槽1が極めて大型であると、運搬に危険を伴うばかりか、運搬重量が法律の規制範囲を超えて運搬できないことがある。そこで、近年、例えば、工場などで内槽10及び外槽20を製作した後、現地で内槽10と外槽20とを組み立てる方法が用いられている。
本実施の形態では、後者の方法(現地で内槽10と外槽20とを組み立てる方法)を用いた液化ガス貯槽1の製造方法について説明する。なお、以下の説明では、内槽10及び外槽20の製作については詳細な説明を省略する。
図4に示すように、液化ガス貯槽1を製造するにあたっては、まず、工場などで内槽10及び外槽10を製作する(製作工程S1)。次いで、製作した内槽10に窒素ガスを充填する(気体充填工程S2)。具体的には、図5(a)に示すように、窒素ガスが加圧された状態で貯蔵される窒素ガス貯槽NTと液出口32とを配管T1で接続し、窒素ガス貯槽NTの圧力と内槽10の圧力との圧力差を利用して、窒素ガス貯槽NTに貯蔵されている窒素ガスを液出口32から内槽10に充填する。なお、本実施の形態では、窒素ガスを所定の圧力(例えば0.4MPa)に加圧した状態で内槽10に充填するように構成されている。
内槽10に窒素ガスを充填した後は、内槽10及び外槽20を現地に運搬する(運搬工程S3)。次いで、運搬した内槽10と外槽20とを現地で組み立てる(組立工程S4)。具体的には、まず、図5(b)に示すように、脚部20bを現地に据え付けると共に、その脚部20b上に内槽10を固定する。その後、図5(c)に示すように、内槽10の上方から胴部20aを被せて、胴部20aと脚部20bとを溶接する。
内槽10と外槽20とを組み立てた後は、液化ガス貯槽製造ユニット100を取り付ける(前処理工程S5)。具体的には、図5(d)に示すように、接続ホース120の第1流路部121を充填口31に接続すると共に第3流路部123を液出口32に接続する。また、接続ホース120の第2流路部122を断熱材貯槽110の取出口111に接続する。更に、前処理工程S5では、図5(d)に示すように、断熱空間Sの真空引きを行う真空ポンプVPと作業口33とを配管T2で接続する。
液化ガス貯槽製造ユニット100を取り付けた後は、胴部20aと脚部20bとの溶接が正常に行われているかを確認するために、断熱空間Sの気密性能を検査する(気密検査工程S6)。具体的には、図6(a)に示すように、流路切替装置130を上述した第2状態(図3(c)参照)に切り替えると共に充填口31のバルブ31a及び液出口32のバルブ32aを開いて、内槽10に充填されている窒素ガスを断熱空間Sに送給する(矢印Y参照)。この場合、窒素ガスが加圧された状態で内槽10に充填されているので、内槽10の圧力と断熱空間Sの圧力との圧力差を利用して断熱空間Sに窒素ガスを圧送することができる。これにより、胴部20aと脚部20bとの溶接に不具合がある場合には、不具合箇所から窒素ガスが漏れ出して、その不具合箇所を特定することができる。
断熱空間Sの気密性能を検査した後は、断熱空間SへのパーライトPの給送元となる断熱材貯槽110を加圧する(給送元加圧工程S7)。具体的には、図6(b)に示すように、流路切替装置130を上述した第3状態(図3(d)参照)に切り替えると共に取出口111のバルブ111aを開いて、内槽10に充填されている窒素ガスを断熱材貯槽110に送給する(矢印Y参照)。この場合、窒素ガスが加圧された状態で内槽10に充填されているので、内槽10の圧力と断熱材貯槽110の圧力との圧力差を利用して断熱材貯槽110に窒素ガスを圧送することができる。これにより、断熱材貯槽110を加圧することができる。
断熱材貯槽110を加圧した後は、断熱空間Sの真空引きを行う(真空引き工程S8)。具体的には、図7(a)に示すように、作業口33のバルブ33aを開いて、真空ポンプVPを駆動する。これにより、断熱空間Sの圧力を低下させることができる。
断熱空間Sの真空引きを行った後は、断熱空間SにパーライトPを給送する(断熱材給送工程S9)。具体的には、図7(a)に示すように、流路切替装置130を上述した第1状態(図3(b)参照)に切り替えて、断熱材貯槽110に貯蔵されているパーライトPを断熱空間Sに給送する(矢印X参照)。この場合、断熱材貯槽110が加圧されているので、断熱材貯槽110の圧力と断熱空間Sの圧力との圧力差を利用して断熱空間SにパーライトPを圧送することができる。また、断熱空間Sが真空引きされているので、断熱材貯槽110の圧力と断熱空間Sの圧力との圧力差を大きくして、断熱空間SにパーライトPを効率良く充填することができる。
断熱空間SにパーライトPを給送した後は、断熱空間Sの真空引きを行う(真空引き工程S10)。なお、前回の真空引き工程S8は、断熱材給送工程S9を行う前に終了し、ここで行う真空引き工程S10は、断熱材給送工程S9を行った後に再び実行される。
断熱空間Sの真空引きを行った後は、断熱空間Sに気体を圧送する(気体圧送工程S11)。具体的には、図7(b)に示すように、流路切替装置130を第2状態に切り替えて、内槽10に充填されている窒素ガスを断熱空間Sに送給する(矢印Y参照)。この場合、窒素ガスが加圧された状態で内槽10に充填されているので、内槽10の圧力と断熱空間Sの圧力との圧力差を利用して断熱空間Sに窒素ガスを圧送することができる。また、断熱空間Sが真空引きされているので、内槽10の圧力と断熱空間Sの圧力との圧力差を大きくして、断熱空間Sに窒素ガスを効率良く圧送することができる。これにより、断熱空間Sに圧送される窒素ガスの圧力Fを断熱空間SのパーライトPに作用させ、かかるパーライトPの粉末間に介在する空隙を押し潰すことで、パーライトPを圧密することができる。
断熱空間Sに窒素ガスを圧送した後は、再び、断熱空間Sの真空引きを行う(真空引き工程S8)と共に断熱空間SにパーライトPを給送する(断熱材給送工程S9)。これにより、図8(a)に示すように、既に圧密されたパーライトPの上に新たにパーライトPが給送される。
断熱空間SにパーライトPを給送した後は、再び、断熱空間Sの真空引きを行う(真空引き工程S10)と共に断熱空間Sに気体を圧送する(気体圧送工程S11)。これにより、図8(b)に示すように、断熱空間Sに圧送される窒素ガスの圧力Fを断熱空間SのパーライトPに作用させ、パーライトPを圧密することができる。
このように、断熱空間SにパーライトPが充填されるまでの間、上述した断熱材給送工程S9と気体圧送工程S11とを繰り返して行う。即ち、断熱空間SへのパーライトPの充填が完了した後、気体圧送工程S11を繰り返すのではなく、断熱空間SへのパーライトPの充填が完了するまでの間、断熱材給送工程S9と気体圧送工程S11とを交互に繰り返す。
なお、断熱材給送工程S9と気体圧送工程S11との繰り返し回数は、断熱空間Sの容積に基づいて決定することが好ましく、例えば、本実施の形態では、断熱空間Sの容積が40mであるのに対し、かかる繰り返し回数を8回とした。
また、気体圧送工程S11を行うタイミング(断熱材給送工程S9から気体圧送工程S11に切り替えるタイミング)は、断熱材給送工程S9において断熱空間Sに給送するパーライトPの給送量に基づいて設定することが好ましく、例えば、本実施の形態では、断熱材給送工程S9において断熱空間SにパーライトPを250kg給送する毎に気体圧送工程S11を行った。これにより、断熱空間Sの全域でパーライトPを均等に圧密することができる。
但し、気体圧送工程S11を行うタイミングは、必ずしもこれに限られるものではなく、1回の断熱材給送工程S9において断熱空間Sに給送するパーライトPの給送量を200kg以上かつ300kg以下の範囲内とし、その給送量のパーライトPを断熱空間Sに給送する毎に気体圧送工程S11を行うことが好ましい。
ここで、1回の断熱材給送工程S9において断熱空間Sに給送するパーライトPの給送量を300kg以上とし、その給送量のパーライトPを断熱空間Sに給送する毎に気体圧送工程S11を行う場合には、給送量が多すぎて、窒素ガスの圧力を断熱空間SのパーライトP全体に作用させることができず、パーライトPを十分に圧密することができなくなる。また、窒素ガスの圧力をパーライトP全体に作用させようとすると、窒素ガスの圧力を高める必要があり、内槽10及び外槽20の損傷を招く恐れがある。
これに対し、1回の断熱材給送工程S9において断熱空間Sに給送するパーライトPの給送量を300kg以下とし、その給送量のパーライトPを断熱空間Sに給送する毎に気体圧送工程S11を行うことで、パーライトPを十分に圧密すると共に内槽10及び外槽20の損傷を防止することができる。
一方、1回の断熱材給送工程S9において断熱空間Sに給送するパーライトPの給送量を200kg以下とし、その給送量のパーライトPを断熱空間Sに給送する毎に気体圧送工程S11を行う場合には、パーライトPを十分に圧密すると共に内槽10及び外槽20の損傷を防止することはできるが、断熱材給送工程S9と気体圧送工程S11との繰り返し回数が増えて、作業性が悪くなる。
これに対し、1回の断熱材給送工程S9において断熱空間Sに給送するパーライトPの給送量を200kg以上とし、その給送量のパーライトPを断熱空間Sに給送する毎に気体圧送工程S11を行うことで、作業性の向上を図ることができる。
更に、気体圧送工程S11を行うタイミングを設定するパーライトPの給送量は、断熱空間Sの容積に基づいて決定することが好ましく、例えば、本実施の形態では、断熱空間Sの容積が40mであるのに対し、かかるパーライトPの給送量を250kgとした。これにより、断熱空間SへのパーライトPの充填後に、規定された分量や密度に対してパーライトPが不足する事態を回避することができる。
なお、本実施の形態において、パーライトPの給送量の測定は、断熱材貯槽110の重量をロードセル等(図示せず)により計測し、計測した断熱材貯槽110の重量変化に基づいて行うように構成されている。
断熱空間SにパーライトPを充填した後は、断熱空間Sの真空引きを行う(真空引き工程S12)。具体的には、図9(a)に示すように、液化ガス貯槽製造ユニット100を取り外すと共に、充填口31のバルブ31aを取り外し、蓋40により充填口31を塞いで、真空ポンプVPを駆動する。これにより、断熱空間Sの断熱効果をより高めることができる。
断熱空間Sを真空引きした後は、真空ポンプVPを取り外す(後処理工程S13)。これにより、図9(b)に示すように、液化ガス貯槽1が完成すると共に、現地への液化ガス貯槽1の設置が完了する。
以上説明したように、本実施の形態における液化ガス貯槽1の製造方法によれば、断熱材給送工程S9により断熱空間SにパーライトPが給送され、断熱材給送工程S9においてパーライトPが給送された断熱空間Sに気体圧送工程S11により窒素ガスが圧送されるので、断熱空間Sに圧送される窒素ガスの圧力を断熱空間SのパーライトPに作用させ、かかるパーライトPの粉末間に介在する空隙を押し潰すことで、パーライトPを圧密することができる。よって、断熱空間SにパーライトPを効率良く充填することができる。
また、断熱空間SにパーライトPが充填されるまでの間に、断熱材給送工程S9と気体圧送工程S11とを交互に繰り返して行うので、断熱空間Sの上層のパーライトPのみでなく、断熱空間Sの下層のパーライトPまでも十分に圧密することができる。よって、断熱空間SにパーライトPをより効率良く充填することができる。これにより、規定された分量や密度で断熱空間SにパーライトPを充填することが可能となり、液化ガス貯槽1の品質の向上および品質の安定化を図ることができる。
また、本実施の形態における液化ガス貯槽1の製造方法によれば、内槽10に窒素ガスを充填する気体充填工程S2を備えており、気体圧送工程S11は、気体充填工程S2において内槽10に充填された窒素ガスを断熱空間Sに圧送するので、断熱空間Sに圧送する窒素ガスの貯蔵スペースと液化ガスの貯蔵スペースとを共通化することができる。
更に、断熱空間Sに圧送する窒素ガスの貯蔵スペースと液化ガスの貯蔵スペースとを共通化することができれば、かかる窒素ガスを貯蔵する専用の貯蔵手段(貯槽など)が不要となるので、液化ガス貯槽1の製造に必要な作業スペースの少スペース化を図ることができる。
同様に、給送元加圧工程S7は、気体充填工程S2において内槽10に充填された窒素ガスにより断熱材貯槽110を加圧するので、断熱材貯槽110を加圧する窒素ガスの貯蔵スペースと液化ガスの貯蔵スペースとを共通化することができる。
更に、断熱材貯槽110を加圧する窒素ガスの貯蔵スペースと液化ガスの貯蔵スペースとを共通化することができれば、かかる窒素ガスを貯蔵する専用の貯蔵手段(貯槽など)が不要となるので、液化ガス貯槽1の製造に必要な作業スペースの少スペース化を図ることができる。
同様に、気密検査工程S6は、気体充填工程S2において内槽10に充填された窒素ガスを断熱空間Sに圧送して断熱空間Sの気密性能を検査するので、断熱空間Sに圧送する窒素ガスの貯蔵スペースと液化ガスの貯蔵スペースとを共通化することができる。
更に、断熱空間Sに圧送する窒素ガスの貯蔵スペースと液化ガスの貯蔵スペースとを共通化することができれば、かかる窒素ガスを貯蔵する専用の貯蔵手段(貯槽など)が不要となるので、液化ガス貯槽1の製造に必要な作業スペースの少スペース化を図ることができる。
また、本実施の形態における液化ガス貯槽1の製造方法によれば、気体圧送工程S11は、内槽10の圧力と断熱空間Sの圧力との圧力差を利用して断熱空間Sに窒素ガスを圧送するので、専用の圧送手段(圧縮機など)を用いて断熱空間Sに窒素ガスを圧送する必要がなく、作業性の向上を図ることができる。
更に、例えば、専用の圧送手段を用いて断熱空間Sに窒素ガスを圧送する場合には、窒素ガスの圧力が高くなり過ぎると、内槽10の破損を招く恐れがあるところ、窒素ガスを加圧した状態で内槽10に充填し、内槽10の圧力と断熱空間Sの圧力との圧力差を利用して断熱空間Sに窒素ガスを圧送するので、窒素ガスの圧力が内槽10の圧力よりも高くなることはなく、内槽10の損傷を防止することができる。
次いで、図10を参照して、第2実施の形態における液化ガス貯槽1の製造方法について説明する。図10は、第2実施の形態における液化ガス貯槽1の製造工程を時系列に示した工程系統図である。また、ここでは、液化ガス貯槽1の製造方法を説明するにあたり、理解を容易とするために、図11を適宜参照する。図11は、液化ガス貯槽1の製造工程を説明する説明図である。なお、図11では、内槽10及び外槽20を断面図で示している。また、図11に示す矢印Yは、窒素ガスの流れを模式的に示している。
第1実施の形態における気体圧送工程S11では、気体充填工程S2において内槽10に充填された窒素ガスを断熱空間Sに圧送する場合を説明したが、第2実施の形態では、窒素ガス貯槽NTに貯蔵されている窒素ガスを断熱空間Sに圧送する。なお、第1実施の形態における液化ガス貯槽1の製造方法と同一の工程については、同一の符号を付して説明を省略する。
図10に示すように、第2実施の形態における液化ガス貯槽1の製造方法では、まず、製作工程S1を行うと共に運搬工程S3を行った後、組立工程S4を行う。組立工程S4を行った後は、前処理工程S5を行う。具体的には、図11(a)に示すように、接続ホース120の第1流路部121を充填口31に接続すると共に第2流路部122を断熱材貯槽110の取出口111に接続する。また、接続ホース120の第3流路部123を窒素ガス貯槽NTに接続する。
前処理工程S5を行った後は、気密検査工程S6を行うと共に給送元加圧工程S7を行った後、真空引き工程S8を行うと共に断熱材給送工程S9を行う。なお、気密検査工程S6及び給送元加圧工程S7では、窒素ガス貯槽NTに貯蔵されている窒素ガスを断熱空間Sに圧送して、断熱空間Sの気密性能を検査すると共に断熱材貯槽110を加圧する。
断熱材給送工程S9を行った後は、真空引き工程S10を行うと共に気体圧送工程S11を行う。具体的には、図11(b)に示すように、流路切替装置130を第2状態に切り替えて、窒素ガス貯槽NTに貯蔵されている窒素ガスを断熱空間Sに送給する(矢印Y参照)。この場合、窒素ガスが加圧された状態で窒素ガス貯槽NTに充填されているので、窒素ガス貯槽NTの圧力と断熱空間Sの圧力との圧力差を利用して断熱空間Sに窒素ガスを圧送することができる。また、断熱空間Sが真空引きされているので、内槽10の圧力と断熱空間Sの圧力との圧力差を大きくして、断熱空間Sに窒素ガスを効率良く圧送することができる。これにより、第1実施の形態と同様に、断熱空間Sに圧送される窒素ガスの圧力Fを断熱空間SのパーライトPに作用させ、かかるパーライトPの粉末間に介在する空隙を押し潰すことで、パーライトPを圧密することができる。
気体圧送工程S11を行った後は、再び、真空引き工程S8を行うと共に断熱材給送工程S9を行った後、真空引き工程S10を行うと共に気体圧送工程S11を行い、断熱空間SにパーライトPが充填されるまでの間、断熱材給送工程S9と気体圧送工程S11とを繰り返して行う。
これにより、第1実施の形態と同様に、断熱空間Sの上層のパーライトPのみでなく、断熱空間Sの下層のパーライトPまでも十分に圧密することができる。よって、規定された分量や密度で断熱空間SにパーライトPを充填することが可能となり、液化ガス貯槽1の品質の向上および品質の安定化を図ることができる。
断熱空間SにパーライトPを充填した後は、真空引き工程S12を行うと共に後処理工程S13を行う。
以上、実施の形態に基づき本発明を説明したが、本発明は上記実施の形態に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良変形が可能であることは容易に推察できるものである。
例えば、上記各実施の形態では、運搬工程S3の後、現地で断熱材給送工程S9及び気体圧送工程S11を行う場合を説明したが、必ずしもこれに限られるものではなく、工場などで断熱材給送工程S9及び気体圧送工程S11を行っても良い。この場合には、運搬工程S3を省略すると共に、製作工程S1から後処理工程S13までの各工程を工場などで行って液化ガス貯槽1を完成させた後、完成させた液化ガス貯槽1を現地に運搬する工程を行う。
上記各実施の形態では、気体圧送工程S11において断熱空間Sに窒素ガスを圧送する場合を説明したが、必ずしもこれに限られるものではなく、例えば、乾燥空気などの水分を含まない気体を断熱空間Sに圧送しても良い。このように、窒素ガスや乾燥空気などの水分を含まない気体によりパーライトPを圧密することで、パーライトPの吸湿を防止して、パーライトPによる断熱効果の向上を図ることができる。
上記各実施の形態では、真空引き工程S8の後に断熱材給送工程S9を行う場合を説明したが、必ずしもこれに限られるものではなく、真空引き工程S8を省略して断熱材給送工程S9を行っても良い。
また、上記各実施の形態では、真空引き工程S10の後に気体圧送工程S11を行う場合を説明したが、必ずしもこれに限られるものではなく、真空引き工程S10を省略して気体圧送工程S11を行っても良い。
上記各実施の形態では、流路切替装置130のハンドル132を操作して各流路L1,L2,L3を切り替える場合を説明したが、必ずしもこれに限られるものではなく、例えば、流路切替装置130(弁体133)の作動を制御する制御装置を備え、その制御装置により各流路L1,L2,L3を切り替えるように構成しても良い。この場合、断熱材給送工程S9及び気体圧送工程S11を行うにあたり、制御装置では、まず、流路切替装置130を第1状態に切り替えると共に、断熱材貯槽110の重量をロードセル等により計測し、計測した断熱材貯槽110の重量変化が所定の変化量に達するまで流路切替装置130を第1状態に維持する処理を行う。一方、計測した断熱材貯槽110の重量変化が所定の変化量に達した場合には、流路切替装置130を第2状態に切り替える処理を行う。流路切替装置130を第2状態に切り替えた後は、所定の時間に達するまで流路切替装置130を第2状態に維持し、所定の時間経過した後に、再び、流路切替装置130を第1状態に切り替える処理を行う。
上記第1実施の形態では、気体充填工程S2において窒素ガスを所定の圧力に加圧した状態で内槽10に充填する場合を説明したが、必ずしもこれに限られるものではなく、窒素ガスを加圧せず内槽10に充填しても良い。この場合には、専用の圧送手段(圧縮機など)を用いて断熱空間Sに窒素ガスを圧送することで、パーライトPを圧密することができる。
液化ガス貯槽の断面図である。 本発明の一実施の形態における液化ガス貯槽製造ユニットの外観図である。 (a)は、流路切替装置の断面図であり、(b)から(d)は、流路切替装置の正面図である。 第1実施の形態における液化ガス貯槽の製造工程を時系列に示した工程系統図である。 液化ガス貯槽の製造工程を説明する説明図である。 液化ガス貯槽の製造工程を説明する説明図である。 液化ガス貯槽の製造工程を説明する説明図である。 液化ガス貯槽の製造工程を説明する説明図である。 液化ガス貯槽の製造工程を説明する説明図である。 第2実施の形態における液化ガス貯槽の製造工程を時系列に示した工程系統図である。 液化ガス貯槽の製造工程を説明する説明図である。
符号の説明
1 液化ガス貯槽
10 内槽
20 外槽
100 液化ガス貯槽製造ユニット
110 断熱材貯槽
120 接続ホース(流路形成部材)
130 流路切替装置
L1 第1流路
L2 第2流路
L3 第3流路
P パーライト(断熱材)
S 断熱空間
S2 気体充填工程
S6 気密検査工程
S7 給送元加圧工程
S9 断熱材給送工程
S10 真空引き工程
S11 気体圧送工程

Claims (10)

  1. 液化ガスを貯蔵する内槽と、その内槽の外周を覆う外槽とを備え、前記内槽と外槽との間に形成される断熱空間に粉末状の断熱材を充填して構成される液化ガス貯槽の製造方法において、
    前記断熱空間に前記断熱材を給送する断熱材給送工程と、
    その断熱材給送工程において前記断熱材が給送された前記断熱空間に気体を圧送する気体圧送工程とを備え、
    前記断熱空間に前記断熱材が充填されるまでの間に、前記断熱材給送工程と気体圧送工程とを交互に繰り返して行うことを特徴とする液化ガス貯槽の製造方法。
  2. 前記気体圧送工程を行うタイミングは、前記断熱材給送工程において前記断熱空間に給送する前記断熱材の給送量に基づいて設定されることを特徴とする請求項1記載の液化ガス貯槽の製造方法。
  3. 前記断熱空間の真空引きを行う真空引き工程を備え、
    その真空引き工程の後に前記気体圧送工程を行うことを特徴とする請求項1又は2に記載の液化ガス貯槽の製造方法。
  4. 前記内槽に気体を充填する気体充填工程を備え、
    前記気体圧送工程は、前記気体充填工程において前記内槽に充填された前記気体を前記断熱空間に圧送することを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の液化ガス貯槽の製造方法。
  5. 前記気体充填工程は、前記気体を加圧した状態で前記内槽に充填することを特徴とする請求項4記載の液化ガス貯槽の製造方法。
  6. 前記断熱空間に給送される前記断熱材の給送元を加圧する給送元加圧工程を備え、
    その給送元加圧工程は、前記気体充填工程において前記内槽に充填された前記気体により前記断熱材の給送元を加圧することを特徴とする請求項4又は5に記載の液化ガス貯槽の製造方法。
  7. 前記断熱空間に気体を圧送して前記断熱空間の気密性能を検査する気密検査工程を備え、
    その気密検査工程は、前記気体充填工程において前記内槽に充填された前記気体を前記断熱空間に圧送して前記断熱空間の気密性能を検査することを特徴とする請求項4から6のいずれかに記載の液化ガス貯槽の製造方法。
  8. 液化ガスを貯蔵する内槽と、その内槽の外周を覆う外槽とを備えた液化ガス貯槽に対し、前記内槽と外槽との間に形成される断熱空間に粉末状の断熱材を充填する液化ガス貯槽製造ユニットにおいて、
    前記断熱材が貯蔵される断熱材貯槽と、
    その断熱材貯槽と前記液化ガス貯槽とを接続すると共に前記断熱材の流路を形成する流路形成部材と、
    その流路形成部材の前記流路中に介設される流路切換装置とを備え、
    前記流路形成部材は、
    前記断熱空間に連通される第1流路と、
    その第1流路に連通されると共に前記断熱材貯槽に連通される第2流路と、
    その第2流路および前記第1流路に連通される第3流路とを備え、
    前記流路切換装置は、前記第1流路と第2流路とを連通する一方で前記第3流路を遮断する第1状態と、前記第1流路と第3流路とを連通する一方で前記第2流路を遮断する第2状態とに前記流路を切換可能に構成されていることを特徴とする液化ガス貯槽製造ユニット。
  9. 前記流路形成部材は、前記第3流路が前記内槽に連通されることを特徴とする請求項8記載の液化ガス貯槽製造ユニット。
  10. 前記流路切換装置は、前記第2流路と第3流路とを連通する一方で前記第1流路を遮断する第3状態に前記流路を切換可能に構成されていることを特徴とする請求項8又は9に記載の液化ガス貯槽製造ユニット。
JP2008135268A 2008-05-23 2008-05-23 液化ガス貯槽の製造方法および液化ガス貯槽製造ユニット Pending JP2009281526A (ja)

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