JP2009281190A - 弁開閉時期制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】内燃機関のクランクシャフトと同期して回転する駆動側回転部材に対する従動側回転部材の相対回転位相を確実に拘束する弁開閉時期制御装置を提供する。
【解決手段】駆動側回転部材2に対する従動側回転部材3の相対回転位相の変位を規制する規制状態とその規制を解除する解除状態とを作り出す位相変位規制機構と、位相変位規制機構と遅角室42とを連通する規制通路65と、規制通路65の一部を構成する弁体室9と、弁体室9に配置され、遅角室42と規制通路65との連通を遮断して位相変位規制機構を規制状態とする第1状態と、連通させて解除状態とする第2状態とに選択可能な弁体92とを備え、弁体92の外周面には規制通路65の壁部を構成しつつ遅角室42と規制通路65との連通を遮断する突出部92bを形成し、第1状態で流体を遅角室42から外部に漏洩させるリーク路Aを弁体室9と弁体92とに亘って設ける。
【選択図】図7

Description

本発明は、内燃機関のクランクシャフトと同期して回転する駆動側回転部材に対する従動側回転部材の相対回転位相を制御できる弁開閉時期制御装置に関する。
従来、従動側回転部材の側に形成された規制用凹部と、前記規制用凹部に対して突入して相対回転位相の変位を一定範囲内に規制する規制状態と前記規制用凹部から引退する解除状態とに出退可能でありかつ前記規制用凹部に対して突入する側に付勢された出退部材と、遅角室に供給する流体の一部が供給されて前記出退部材が前記規制用凹部から引退して前記解除状態に維持する保持機構を備えた位相変位規制機構とを備えた弁開閉時期制御装置があった(例えば、特許文献1参照)。
この弁開閉時期制御装置は、前記流体の一部を前記規制用凹部に供給するよう前記位相変位規制機構と前記遅角室とを連通する規制通路と、その規制通路に配置された弁機構が設けられていた。
前記弁機構は、前記流体の一部が供給される弁体用凹部と、前記弁体用凹部に対して突入する閉状態と前記弁体用凹部から引退する開状態とに出退可能でかつ前記弁体用凹部に対して突入する側に付勢された弁体と、前記流体の一部が供給されて前記弁体が前記弁体用凹部から引退して前記規制通路を前記開状態に維持する弁体保持機構と有する。
上述の技術によると、内燃機関の始動時や始動直後で進角室に流体を供給していない状態においては、遅角室に流体が供給されても、弁体は閉状態にあり規制通路が遮断されている。このため、位相変位規制機構は規制状態に維持され、相対回転位相の変位を拘束することができた。
このため、内燃機関の始動直後の、炭化水素(COLD HC)の発生を低減するのに最適な相対回転位相や、暖機アイドル時の燃焼室の温度等内燃機構の状態に応じた相対回転位相を選択できた。また、アイドル後の発進時に、ドライバビリティを安定させる相対回転位相を選択できた。したがって、内燃機関の運転に最適な弁開閉時期を得ることができた。
特開2007−198365号
しかし、上述の技術では、遅角室に供給する流体の一部が前記規制通路に漏洩して、当該規制通路や前記規制用凹部に充満することがあった。この充満した流体の圧力により、前記弁体が誤作動して開状態となって、前記流体の一部が前記規制通路を介して前記規制用凹部に流入して、前記出退部材が引退してしまうおそれがあった。したがって、前記相対回転位相の変位を確実に規制することができない場合があった。
本発明は上記実情に鑑み、内燃機関のクランクシャフトと同期して回転する駆動側回転部材に対する従動側回転部材の相対回転位相を確実に拘束する弁開閉時期制御装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するための本発明の弁開閉時期制御装置の第1特徴構成は、内燃機関のクランクシャフトに対して同期回転する駆動側回転部材と、前記駆動側回転部材に対して同軸上に配置され、前記内燃機関の弁開閉用のカムシャフトに同期回転する従動側回転部材と、前記駆動側回転部材及び前記従動側回転部材の何れか一方に形成された流体圧室と、前記流体圧室を進角室と遅角室とに仕切るよう前記駆動側回転部材及び前記従動側回転部材の何れか他方に設けられた仕切部と、前記進角室及び前記遅角室に対して流体の供給及び排出を行う流体給排機構と、前記駆動側回転部材に対する前記従動側回転部材の相対回転位相の変位を規制する規制状態とその規制を解除する解除状態とを作り出す位相変位規制機構と、前記位相変位規制機構と前記遅角室とを連通する規制通路と、前記規制通路の一部を構成する弁体室と、当該弁体室に配置されると共に、前記遅角室と前記規制通路との連通を遮断して前記位相変位規制機構を規制状態とする第1状態と前記遅角室と前記規制通路とを連通させて前記位相変位規制機構を解除状態とする第2状態とに選択可能な弁体とを備えており、前記弁体の外周面には前記規制通路の壁部を構成しつつ前記遅角室と前記規制通路との連通を遮断する突出部が形成され、前記弁体が前記第1状態にあるとき、前記流体を前記遅角室から外部に漏洩させるリーク路を前記弁体室と前記弁体とに亘って設けてあることにある。
前記弁体が前記遅角室と前記規制通路の連通を遮断している前記第1状態において、前記流体を前記遅角室から外部に漏洩させるリーク路を前記弁体室と前記弁体とに亘って設けてあるため、前記遅角室に流体が供給された際、その流体の一部は前記リーク路から意図的に外部へ漏洩される。よって、前記規制通路の一部となっている前記弁体室と前記弁体との空間へ前記流体の一部が漏洩せず、弁体は確実に第1状態に維持される。このため、前記位相変位規制機構は規制状態を維持できる。したがって、前記相対回転位相の変位を確実に規制することができる。
また、第2状態においては、前記遅角室と前記規制通路とは連通されるが、リーク路は形成されていない。このため、遅角室に流体を供給しても、その流体の一部は外部に漏洩せずに位相変位規制機構に供給される。したがって、位相変位規制機構を確実に解除状態とすることができる。
本発明の弁開閉時期制御装置の第2特徴構成は、前記弁体室の壁部に前記遅角室に連通する孔部を設けると共に、前記突出部の外面が前記孔部を遮断する機能を有しており、前記弁体が前記第1状態にあるとき、前記孔部の一部が前記外面から外れるよう前記弁体と前記弁体室とを構成することで前記リーク路を形成してあることにある。
前記孔部の一部が前記外面から外れるよう前記弁体と前記弁体室とを構成することでリーク路を形成するため、リーク路を容易に形成することができる。また、このようにリーク路の構成が簡素であるため、リーク路を精度良く形成でき、遅角室に供給する流体の一部をより確実に外部へ漏洩させることができる。したがって、前記相対回転位相の変位を確実に規制することができる。
本発明の弁開閉時期制御装置の第3特徴構成は、前記弁体室の壁部に前記遅角室に連通する孔部を設けると共に、前記突出部の外面が前記孔部を遮断する機能を有しており、前記弁体が前記第1状態にあるとき、前記孔部と前記外部とを連通する切欠きを前記弁体室の壁部に設けることで前記リーク路を形成してあることにある。
前記孔部と前記外部とを連通する切欠きを前記弁体室の壁部に設けることでリーク路を形成するため、前記弁体と前記弁体室とが円筒状に形成されており前記弁体が回転移動するような構成であっても、前記リーク路は弁体の動きに影響をされない。このため、遅角室に供給する流体の一部を確実に外部へ漏洩させることができる。したがって、前記相対回転位相の変位を確実に規制することができる。
本発明に係る弁開閉時期制御装置を自動車用エンジンに適応した実施形態について図面に基づいて説明する。
[第1実施形態]
(全体構成)
この弁開閉時期制御装置1は、エンジンのクランクシャフト(図示しない)に対して同期回転する外部ロータ2と、外部ロータ2に対して同軸上に配置され、エンジンの弁開閉用のカムシャフト11に同期回転する内部ロータ3とを備えて構成してある。この外部ロータ2が本発明における「駆動側回転部材」に相当し、内部ロータ3が「従動側回転部材」に相当する。
内部ロータ3は、エンジンの吸気弁又は排気弁の開閉を制御するカムの回転軸を構成するカムシャフト11の先端部に一体的に組付けられている。このカムシャフト11は、エンジンのシリンダヘッド(図示しない)に回転自在に組み付けられている。
外部ロータ2は、内部ロータ3に対して所定の範囲内で相対回転可能に外装される。そして、カムシャフト11が接続される側のリアプレート21とカムシャフト11が接続される側とは反対側のフロントプレート22とを、外部ロータ2及び内部ロータ3に一体的に取り付けている。また、外部ロータ2の外周にはタイミングスプロケット23を形成している。このタイミングスプロケット23とエンジンのクランクシャフトに取り付けられたギアとの間には、タイミングチェーンやタイミングベルト等の動力伝達部材12を架設している。
エンジンのクランクシャフトが回転駆動すると、動力伝達部材12を介してタイミングスプロケット23に回転動力が伝達され、外部ロータ2が図2に示す回転方向Sに沿って回転駆動する。その外部ロータ2の回転駆動に伴って内部ロータ3が回転方向Sに沿って回転駆動してカムシャフト11が回転する。そして、カムシャフト11に設けられたカムがエンジンの吸気弁又は排気弁を押し下げて開弁させる。
図2に示すごとく、外部ロータ2には、径内方向に突出する複数個の突部24を回転方向に沿って互いに離間して並設している。外部ロータ2の隣接する突部24の夫々の間には、外部ロータ2と内部ロータ3とにより流体圧室4を形成している。図示のものでは、流体圧室4を四個備えている。
内部ロータ3の外周部において各流体圧室4に対面する箇所にはベーン溝31が形成されており、このベーン溝31には、流体圧室4を相対回転方向(図2における矢印S1、S2方向)において進角室41と遅角室42とに仕切るベーン32を放射方向に沿って摺動可能に挿入している。このベーン32が本発明における「仕切部」に相当する。図1に示すごとく、このベーン32はその内径側に備えられるスプリング33により径方向外側に付勢されている。
流体圧室4の進角室41は内部ロータ3に形成した進角通路43に連通し、遅角室42は内部ロータ3に形成した遅角通路44に連通している。図1に示すごとく、進角通路43及び遅角通路44は、後述する油圧回路7に接続している。
進角室41及び遅角室42の一方又は双方に対して、油圧回路7からの作動油を供給又は排出することにより、内部ロータ3と外部ロータ2との相対回転位相(以下、「相対回転位相」という)を、進角方向S1(ベーン32の相対位置の変位方向が図2において矢印S1で示される方向)又は遅角方向S2(ベーン32の相対位置の変位方向が図2において矢印S2で示される方向)へ変位させ、或いは、任意の位相で保持する付勢力を発生させる。この作動油が本発明における「流体」に相当する。なお、相対回転位相が変位可能な範囲は、流体圧室4内でベーン32が変位可能な範囲であり、最遅角位相(図2参照)と最進角位相(図5参照)との間の範囲に相当する。
図1に示すごとく、内部ロータ3と外部ロータ2に固定されたフロントプレート22との間にトーションスプリング13を設けている。このトーションスプリング13の両端部は、内部ロータ3とフロントプレート22とにそれぞれ形成した保持部により保持されている。そして、このトーションスプリング13は、相対回転位相が進角方向S1に変位する方向に内部ロータ3及び外部ロータ2を常時付勢している。
(位相変位規制機構)
外部ロータ2と内部ロータ3との間には、相対回転位相の変位を規制する規制状態と、その規制を解除する解除状態とを作り出す位相変位規制機構6を設けている。位相変位規制機構6によって、相対回転位相を一定範囲内に拘束できるよう構成している。本実施例では、一定範囲を、その一方端が設定ロック位相(最遅角位相)であって、他方端が中間ロック位相(図3参照)であるよう設定している。
設定ロック位相は、燃焼室の温度等のエンジンの状態がある一定の条件を満たすときにエンジンの良好な始動性が得られる位相であって、燃焼室の温度に関らずエンジンを始動することが可能な限界角である最遅角位相とする。
中間ロック位相は、例えば、エンジン始動直後には発生する炭化水素(COLD HC)の低減を図るために、燃焼室の温度が低温であるときにエンジンの安定燃焼を行うことができる位相とする。
位相変位規制機構6は、内部ロータ3に規制用凹部61を備えると共に、外部ロータ2の側に規制用凹部61に対して突入する規制状態と規制用凹部61から引退する解除状態とに出退可能であって、規制用凹部61に対して突入する側に付勢された出退部材63を備えている。出退部材63は、外部ロータ2に設けた収納部62に沿って摺動可能に収納してあり、付勢ばね64により径方向内側に付勢されている。
出退部材63は、図6に示すごとく、径方向内側の幅狭部63a、径方向外側の幅広部63b、幅狭部63aと幅広部63bとの間の段部63cを有する凸状に形成している。この出退部材63を出退自在に収納する収納部62は、径方向内側の幅狭部62a、径方向外側の幅広部62b、幅狭部62aと幅広部62bとの間の段部62cを有し、出退部材63の形状に適合するように形成している。
規制用凹部61は、出退部材63の幅狭部63aの一部が突入可能となるよう内部ロータ3の外周面から一定の深さに形成されている。また、出退部材63が規制用凹部61に突入した規制状態でも、相対回転位相が前記一定範囲内で変位可能であると共に、遅角室から供給される作動油が充填できるよう形成されている。規制状態においては、出退部材63の幅狭部63aの両側面が規制用凹部61の一方の端面61a又は他方の端面61bに当接し、相対回転位相の変位は規制される。
規制通路65は、図6及び図7に示すごとく、内部ロータ3に形成されると共に、規制用凹部61と遅角室42並びに遅角通路44とを連通している。このため、油圧回路7から遅角室42へ作動油を供給すると、その作動油の一部は規制通路65を介して規制用凹部61に供給される。このため、出退部材63が規制用凹部61から引退して解除状態となる。
つまり、作動油が規制用凹部61内に供給されて充満し、この作動油の圧力によって出退部材63を径方向外側に付勢する力が、付勢ばね64の付勢力より大きくなると、図4に示すごとく、出退部材63は規制用凹部61から引退して、相対回転位相の変位が前記一定範囲を超えるのを許容する解除状態となる。一方、規制用凹部61内の作動油が排出されると、出退部材63は付勢ばね64の付勢力により規制用凹部61内に突入して規制状態となる。
(弁体室及び弁体)
図6及び図7に示すごとく、位相変位規制機構6の規制用凹部61と遅角室42とを連通する規制通路65には、弁体室9が構成されている。その弁体室9には弁体92が配置されている。弁体室9は内部ロータ3及び外部ロータ2の回転軸に沿う方向に形成され、弁体92は、内部ロータ3及び外部ロータ2の回転軸に沿う方向に出退するよう配置されている。
弁体室9には、円筒上の凹部である弁体用凹部91が形成されている。弁体用凹部91には、弁体92の弁体用凹部91に突入する側の端部92eに対して、進角室41に供給する作動油の一部を供給する通路96が連通されている。進角室41に供給する作動油の一部は通路96を介して弁体用凹部91に供給される。弁体用凹部91は、弁体92の一部が突入可能であると共に、弁体室9よりも幅狭に形成している。
弁体92は、弁体室9及び弁体用凹部91に沿って摺動可能に設けてあると共に、弁体用凹部91に対して突入する第1状態と弁体用凹部91から引退する第2状態とを選択可能である。また、付勢ばね95により弁体用凹部91に対して突入する側に付勢されている。
規制通路65は、遅角通路44のうち遅角室42に連通する部分を切欠くと共に遅角室42と弁体室9とを連通する孔部97と、弁体室9から排出される作動油を規制用凹部61に供給する連通路98とを有する。このため、遅角室42に供給する作動油の一部は孔部97、弁体室9及び連通路98を介して規制用凹部61に供給される。
弁体92は、図8に示すごとく、弁体用凹部91の形状に合った円筒形状であって、弁体用凹部91に沿う軸部92aと、軸部92aの外周面に形成された突出部92bと、突出部92bの一部であって弁体92が弁体用凹部91に突入する側の立上り面である壁部92cと、突出部92bの一部であって弁体92が弁体用凹部91から引退する側の立上り面である壁部92fと、突出部92bの外周面である外面92dと、前述した端部92eとを有している。
壁部92cは、弁体92が第2状態にあるときは、規制通路65の一部として機能するよう形成されている。また、外面92dは、孔部97を遮断するよう形成されている。
(リーク路)
弁体92が第1状態にあるときは、外面92dが孔部97を遮断しつつ、壁部92fが孔部97を一部開放する位置に配置されて、リーク路Aが形成される。リーク路Aは、外部ロータ2と内部ロータ3とのクリアランスなどを介して、外部に解放されている。
図7(a)に示すごとく、弁体92が弁体用凹部91に突入した第1状態では、孔部97が外面92dによって閉塞され、遅角室42に作動油が供給されても、遅角室42から弁体室9への作動油の供給を阻止する。このとき、リーク路Aが形成されているため、遅角室42に供給された作動油の一部が弁体92の外面92dと孔部97との隙間から規制通路65へ漏洩しようしても、それに優先して、前記作動油を意図的に外部に漏洩させることができる。よって、前記作動油は規制通路65及び規制用凹部61に充満しない。このため、弁体92が誤作動して第1状態から第2状態に移動することがなく、出退部材63が規制用凹部61に突入した規制状態が確実に維持される。
このように、第1状態において、孔部97の一部が外面92dから一部外れるよう弁体92と弁体室9とを構成してリーク路Aが形成されているため、リーク路Aの形成は容易である。また、リーク路Aの構成が簡素であるため、リーク路Aを精度良く形成でき、遅角室42に供給する作動油の一部をより確実に外部へ漏洩させることができる。したがって、相対回転位相の変位を確実に規制することができる。
リーク路Aは、遅角室42に供給された作動油の一部が弁体92の外面92dと孔部97との隙間から規制通路65へ漏洩しようとするのに優先して、前記作動油を意図的に外部に漏洩させるためのものである。したがって、作動油が必要以上に漏洩しないよう突出部92bと孔部97との位置関係を設定する。
進角室41に作動油が供給されると、その作動油の一部は通路96を介して弁体用凹部91に供給される。すると、図7(b)に示すごとく、その作動油の圧力によって弁体92の端部92eに圧力がかかり、弁体92が弁体用凹部91から引退して第2状態となる。さらに、弁体92は、弁体用凹部91に供給される作動油の圧力によって弁体用凹部91から引退する側に付勢され、第2状態を維持する。このとき、壁部92fは孔部97と重ならず、リーク路Aは形成されない。
弁体92が第2状態となると、弁体用凹部91と軸部92aと壁部92cとで囲まれる空間が規制通路65の一部として機能して、孔部97と連通路98とが連通し、規制通路65が開通した状態となる。このため、遅角室42に作動油が供給されると、その作動油は、孔部97、規制通路65を介して、規制用凹部61に供給される。したがって、その供給された作動油の圧力によって、出退部材63は規制用凹部61から引退し、位相変位規制機構6を確実に解除状態とすることができる。
規制用凹部61に作動油が充填され、規制通路65及び弁体室9内にも作動油が充填されると、壁部92cがその作動油の圧力を受けて、弁体92は弁体用凹部91から引退する側に付勢されて第2状態を維持する。
本実施例では、弁体92の形状を図8に示すよう形成している。しかしながら、弁体室9と弁体92との空間が規制通路65の一部となり、突出部92bが規制通路65の壁部を構成しつつ遅角室42と規制通路65との連通を遮断する役割を果たすならば、この形状に限定されるものではない。
例えば、壁部92fを含む面が弁体92の端面であるよう弁体92を形成してもよい。この場合も、作動油が必要以上に漏洩しないよう弁体92と孔部97との位置関係を設定する。
また、弁体室9、弁体用凹部91及び弁体92は、内部ロータ3及び外部ロータ2の回転軸に直交する方向に出退させるように設けても良い。
(油圧回路)
次に、本実施形態に係る油圧回路7の構成について説明する。油圧回路7は、図1に示すごとく、エンジンにより駆動されて作動油の供給を行う第一ポンプ71と、エンジンとは異なる動力により駆動されて作動油の供給を行う第二ポンプ72と、流体圧室4、ロック機構5及び位相変位規制機構6に対する作動油の供給及び排出を制御する制御弁73とを備えている。この油圧回路7が本発明にかかる「流体給排機構」に相当する。また、この油圧回路7は、第二ポンプ72及び制御弁73の動作制御を行う制御ユニット8を有している。
ここで、第一ポンプ71は、エンジンのクランクシャフトの駆動力が伝達されることにより駆動される機械式の油圧ポンプとしている。この第一ポンプ71は、オイルパン74に貯留された作動油を吸入ポートから吸入し、その作動油を吐出ポートから下流側に吐出する。また、第二ポンプ72は、エンジンとは異なる動力、ここでは電動モータにより駆動される電動ポンプとしている。このため、第二ポンプ72は、エンジンの動作状態に
関係なく制御ユニット8からの動作信号に従って動作可能となっている。この第二ポンプ72は、オイルパン74に貯留された作動油を吸入ポートから吸入し、その作動油を吐出ポートから下流側に吐出する。
そして、エンジンが始動している場合には、第一ポンプ71にて流体圧室4及び位相変位規制機構6に対する作動油の供給及び排出を行い、エンジンが停止している場合には、第二ポンプ72にて流体圧室4及び位相変位規制機構6に対する作動油の供給及び排出を行う。なお、エンジンの回転数が低くなり、第一ポンプ71により十分な圧力の作動油を供給できない状態となった場合には、第二ポンプ72も動作して作動油を供給することも当然に可能である。
(弁開閉時期制御装置の動作)
相対回転位相を設定ロック位相(最遅角位相)としてエンジンを始動させた場合における弁開閉時期制御装置1の動作例について説明する。まず、通常のエンジン停止状態では、第一ポンプ71及び第二ポンプ72は停止しており、図2に示すごとく、相対回転位相は設定ロック位相(最遅角位相)である。このとき、位相変位規制機構6は出退部材63が突出した規制状態であり、弁体92は第1状態となっている。
このように相対回転位相を前記一定範囲内に拘束した状態で、クランキングが開始されエンジンを始動する。エンジンが始動すると、制御ユニット8は、制御弁73を遅角制御状態として油圧回路7から遅角通路44に作動油を供給する。弁体92は第1状態であるので、規制通路65は遮断されており、規制用凹部61へ作動油は供給されない。このため、出退部材63は規制用凹部61に突入した状態を保ち、位相変位規制機構6は規制状態に維持される。
このとき、リーク路Aが形成されているため、遅角室42に供給された作動油の一部が弁体92の外面92dと孔部97との隙間から規制通路65へ漏洩しようとするのに優先して、前記作動油を意図的に外部に漏洩させることができる。このため、前記作動油は規制通路65及び規制用凹部61に充満せず、弁体92が誤作動して第1状態から第2状態に移動することがない。したがって、出退部材63が規制用凹部61に突入した規制状態が確実に維持される。
次に、制御ユニット8は、制御弁73を進角制御状態として油圧回路7から進角通路43に作動油を供給する。すると、図3に示すごとく、相対回転位相が進角方向S1に変位すると共に、弁体92が弁体用凹部91から引退して第2状態となる。このとき、位相変位規制機構6は規制状態のままであるので、出退部材63の側面が規制用凹部61の一方の端面に当接して、相対回転位相が中間ロック位相に拘束される。
その後、設定時間が経過すると、制御ユニット8は、制御弁73を遅角制御状態として油圧回路7から遅角通路44に作動油を供給する。弁体92が第2状態あるため、規制通路65を介して規制用凹部61に作動油が充填され、図4に示すごとく、出退部材63が規制用凹部61から引退して位相変位規制機構6が解除状態とる。このため、相対回転位相を最遅角位相(図2参照)と最進角位相(図5参照)との間の範囲内において任意の位相に変位させることが可能となる。
また、何らかの事情により、作動油が規制通路65へ漏洩して規制用凹部61に充填され、その圧力により弁体92が第2状態となったり、出退部材63が引退することを考慮して、規制用凹部61と外部を連通するリーク用開口を設けてもよい。これにより、作動油が規制用凹部61に流入しても、その作動油は前記リーク用開口を介して、意図的に外部に漏洩される。したがって、弁体92の誤作動や意に反して出退部材63が引退することを防止できる。
このリーク用開口は、図10に示すごとく、出退部材63の規制用凹部61の側と外部側とを貫通する貫通孔63dであってもよい。さらに、図11に示すごとく、貫通孔63dの外部側を幅広に設定して、作動油の漏洩を潤滑にした貫通孔63eであってもよい。
ただし、弁体92が第2状態にあるときに、作動油が必要以上に漏洩するような形状であったり、出退部材63の正規の出退運動の妨げとなるような形状であってはならない。
上記実施形態においては、相対回転位相を設定ロック位相及び中間ロック位相を両端とする一定範囲内に規制できるよう規制用凹部61を設定したが、規制用凹部61は相対回転位相を一定位置に規制できるよう設定してもよい。
また、位相変位規制機構6とは独立し、相対回転位相を一定位置に規制できる別のロック機構を本発明の弁開閉時期制御装置1に適用してもよい。
[第2実施形態]
図9に示すごとく、孔部97と外部を連通する切欠き93を弁体室9の壁部に設けることで、リーク路Aが形成されている実施例について説明する。リーク路Aに係る箇所以外の構造は、前述の実施例の内容と同様であるため、説明は省略する。同じ構造の箇所には同じ符号を付すこととする。
切欠き93は、弁体室9の壁部であって孔部97と隣接する箇所を切欠いて形成する。切欠き93は、弁体室9の周まわりに一定の幅を有する溝状のものであっても、周まわりを周回する窪み状のものであってもよい。弁体92は、図9に示すごとく、壁部92cと反対側の立上り面を含む面が端部92eの反対側の端部であるよう形成している。
弁体92が第1状態にあるときは、外面92dが孔部97を遮断しつつ、前記反対側の端部が切欠き93を一部開放する位置に配置されて、リーク路Aが形成される。リーク路Aは、外部ロータ2と内部ロータ3とのクリアランスなどを介して、外部に解放されている。弁体92が第2状態にあるときは、前記反対側の端部は孔部97と重ならず、リーク路Aは形成されない。
本実施例においては、作動油が必要以上に漏洩しないよう、弁体92と切欠き93との位置関係、切欠き93の形状及び切欠き93の深さを設定する。
本構成によれば、弁体92が回転移動する場合であっても、リーク路Aは弁体92の動きに影響をされない。このため、遅角室42に供給する作動油の一部を確実に外部へ漏洩させることができる。したがって、前記相対回転位相の変位を確実に規制することができる。
また、弁体92は、図8に示すような形状としてもよい。この場合は、外面92dが孔部97を遮断しつつ、壁部92fが切欠き93を一部開放する位置に配置されて、リーク路Aが形成される。
第1実施形態における弁開閉時期制御装置の全体構成を示す側断面図 図1のII−II断面図 図1のII−II断面図 図1のII−II断面図 図1のII−II断面図 第1実施形態における位相変位規制機構及び弁体室周辺の拡大図 図6のVII−VII断面図であって、(a)は弁体が第1状態である状態を示し、(b)は弁体が第2状態である状態を示す。 第1実施形態における弁体を示す斜視図 第2実施形態において弁体が第1状態である場合のVII−VII断面図 出退部材に貫通孔63d(リーク用開口)を設けた場合の位相変位規制機構及び弁体室周辺の拡大図 出退部材に貫通孔63e(リーク用開口)を設けた場合の位相変位規制機構及び弁体室周辺の拡大図
符号の説明
1 弁開閉時期制御装置
2 外部ロータ(駆動側回転部材)
3 内部ロータ(従動側回転部材)
4 流体圧室
6 位相変位規制機構
7 油圧回路(流体給排機構)
9 弁体室
11 カムシャフト
32 ベーン(仕切部)
41 進角室
42 遅角室
65 規制通路
92 弁体
92b 突出部
92d 外面
93 切欠き
97 孔部
A リーク路

Claims (3)

  1. 内燃機関のクランクシャフトに対して同期回転する駆動側回転部材と、
    前記駆動側回転部材に対して同軸上に配置され、前記内燃機関の弁開閉用のカムシャフトに同期回転する従動側回転部材と、
    前記駆動側回転部材及び前記従動側回転部材の何れか一方に形成された流体圧室と、
    前記流体圧室を進角室と遅角室とに仕切るよう前記駆動側回転部材及び前記従動側回転部材の何れか他方に設けられた仕切部と、
    前記進角室及び前記遅角室に対して流体の供給及び排出を行う流体給排機構と、
    前記駆動側回転部材に対する前記従動側回転部材の相対回転位相の変位を規制する規制状態とその規制を解除する解除状態とを作り出す位相変位規制機構と、
    前記位相変位規制機構と前記遅角室とを連通する規制通路と、
    前記規制通路の一部を構成する弁体室と、
    当該弁体室に配置されると共に、前記遅角室と前記規制通路との連通を遮断して前記位相変位規制機構を規制状態とする第1状態と前記遅角室と前記規制通路とを連通させて前記位相変位規制機構を解除状態とする第2状態とに選択可能な弁体とを備えており、
    前記弁体の外周面には前記規制通路の壁部を構成しつつ前記遅角室と前記規制通路との連通を遮断する突出部が形成され、
    前記弁体が前記第1状態にあるとき、前記流体を前記遅角室から外部に漏洩させるリーク路を前記弁体室と前記弁体とに亘って設けてある弁開閉時期制御装置。
  2. 前記弁体室の壁部に前記遅角室に連通する孔部を設けると共に、前記突出部の外面が前記孔部を遮断する機能を有しており、前記弁体が前記第1状態にあるとき、前記孔部の一部が前記外面から外れるよう前記弁体と前記弁体室とを構成することで前記リーク路を形成してある請求項1に記載の弁開閉時期制御装置。
  3. 前記弁体室の壁部に前記遅角室に連通する孔部を設けると共に、前記突出部の外面が前記孔部を遮断する機能を有しており、前記弁体が前記第1状態にあるとき、前記孔部と前記外部とを連通する切欠きを前記弁体室の壁部に設けることで前記リーク路を形成してある請求項1に記載の弁開閉時期制御装置。
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