JP2009280055A - ハイブリッド駆動装置の制御装置 - Google Patents

ハイブリッド駆動装置の制御装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2009280055A
JP2009280055A JP2008133390A JP2008133390A JP2009280055A JP 2009280055 A JP2009280055 A JP 2009280055A JP 2008133390 A JP2008133390 A JP 2008133390A JP 2008133390 A JP2008133390 A JP 2008133390A JP 2009280055 A JP2009280055 A JP 2009280055A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hydraulic pressure
hydraulic
downshift
command value
control
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2008133390A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshitaka Suzuki
義隆 鈴木
Hiroatsu Endo
弘淳 遠藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP2008133390A priority Critical patent/JP2009280055A/ja
Publication of JP2009280055A publication Critical patent/JP2009280055A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/60Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
    • Y02T10/62Hybrid vehicles

Landscapes

  • Hybrid Electric Vehicles (AREA)
  • Control Of Transmission Device (AREA)

Abstract

【課題】ダウンシフト中にアクセル操作に応答した電動機のトルク出力がなされるパワーオン状態となったときに、変速ショックの発生を防止する。
【解決手段】パワーオン状態のダウンシフトでは、ダウンシフト指令の発生(時刻ta)に応答して初期油圧制御(時刻t1〜t2)が実行され、さらに、MG2回転速度がダウンシフト後の同期回転速度に達したことにより開始されるスイープ制御において、油圧指令値Pcom2の上昇レートが、所定期間(時刻t3♯〜t4)通常レートよりも低い抑制レートに設定される。これにより、油圧経路に作動油が十分に充填されて油圧が実際に上昇するタイミング(時刻tb)において、油圧指令値Pcom2および実油圧Pact2との差異が過大となって、油圧の急激な上昇による係合力の急増によって、変速ショックが発生することを防止できる。
【選択図】図9

Description

この発明は、ハイブリッド駆動装置の制御装置に関し、より特定的には、ハイブリッド駆動装置において電動機および出力軸の間に連結された変速機のダウンシフト制御に関する。
変速機を電動機および出力部材の間に介在させたハイブリッド駆動装置の一例が、特開2004−204960号公報(特許文献1)に記載されている。その駆動装置は、内燃機関およびモータジェネレータを動力源としたハイブリッド駆動装置であって、内燃機関と第1モータジェネレータとが遊星歯車機構を主体とする動力分割機構を介して連結され、その動力分割機構に連結された出力軸に、高低2段に変速可能な変速機を介して第2モータジェネレータが連結された構成を備えている。
このハイブリッド駆動装置では、第1モータジェネレータが主として内燃機関の回転数(回転速度)を制御するとともに発電を行なうためのものであるのに対して、第2モータジェネレータは出力軸トルクを補助し、あるいは制動力を補助するためのものである。また、変速機は2つの摩擦係合装置の係合・解放状態を切換えることにより、いわゆる直結段としての高速段および低速段に変速できるようになっている。これにより、低車速時には低速段に設定して変速比に対応するトルクの増幅率を大きくし、また車速が増大する際には高速段に変速することにより第2モータジェネレータの回転数(回転速度)を相対的に低下させて動力損失を防止するようになっている。
そしてその変速は、一方の摩擦係合装置の係合圧を低下させるとともに、他方の摩擦係合装置の係合圧を増大させることにより、第2モータジェネレータや他の回転部材の回転数を変化させることによって実行される。
特に、特開2004−204960号公報(特許文献1)に記載されるハイブリッド駆動装置の制御装置は、電動機からトルクを出力している状態における、変速機の変速比を増大させるダウンシフトの際に、電動機の出力しているトルクを補正する手段を備えることによって、変速機のパワーオンダウンシフトの際の出力軸トルクの落ち込みを防止する。
また、一般的な自動変速機におけるダウンシフトの際の制御技術として、特開平9−60717号公報(特許文献2)には、ダウンシフトの過渡期に締結される要素への油圧を調圧する自動変速機のダウンシフト油圧制御装置において、ダウンシフトモードがパワーオン・パワーオフのいずれの場合においても良好な変速フィーリングを得るためのダウンシフト油圧制御装置が記載されている。具体的には、パワーオン時かパワーオフ時かどうかを判断するとともに、パワーオフダウンシフト判断時には締結要素への制御油圧として、変速開始から素早く油圧を上昇し、変速終了直前まで高圧を維持する制御油圧を作り出す一方で、パワーオンダウンシフト判断時には、締結要素への制御油圧として、変速開始から低圧のままで待機し、変速終了直前で油圧を上昇させる制御油圧を作り出すように、ダウンシフト時の油圧を制御することが記載されている。
また、特開平9−229176号公報(特許文献3)には、クラッチ・ツウ・クラッチ変速の際に入力トルクの状況に応じて係合側摩擦装置の係合圧を制御される自動変速機の制御装置が記載されている。特許文献3では、所定のダウンシフト時にスロットル開度を一時的に増大させて回転数(回転速度)を上昇させる駆動力源に連結された車両において、変速が駆動力源の回転数を一時的に上昇させるべきダウンシフトか否かを判断するとともに、係合側摩擦係合装置の係合圧を増大させる制御の制御内容をダウンシフトが駆動力源の回転数を増大させるダウンシフトである場合とそうでない場合との間で変更する。具体的には、エンジン回転数の変速後の変速段での同期回転数に向けた上昇を待った後に次第に摩擦係合装置の係合圧を増大させるスイープ制御のパターンを異ならせることが記載されている。
特開2004−204960号公報 特開平9−60717号公報 特開平9−229176号公報
特許文献1に記載された構成のハイブリッド駆動装置において、電動機および出力軸の間に介在する変速機のダウンシフト時には、電動機の回転速度を、変速後の同期回転数に向けて制御するとともに、変速機を構成する油圧式摩擦係合装置における係合・解放を切換えて、変速段の切換を行なう必要がある。
しかしながら、一般的にハイブリッド駆動装置で駆動力源として用いられる電動機は、
高いトルク制御応答性を有し、かつ、低慣性のロータを有するように構成されるので、電動機の回転速度制御と、変速機の油圧制御との間の応答特性の差異が問題を引き起こす可能性がある。
特に、ダウンシフト中にアクセルペダルがオンされて電動機がトルクを出力するパワーオン状態となると、運転者要求に応えたトルク出力によって電動機速度(回転速度)がダウンシフト後の同期回転速度に早期に到達する。その一方で、変速機では、ダウンシフト時に係合する摩擦係合装置の油圧系において、パッククリアランスを詰めるための初期油圧制御によって油圧経路に作動油が十分に充填されるまでの間に、電動機速度が同期回転速度に到達することによって、係合圧を発生させるための油圧指令値の上昇動作(スイープ制御)が開始される。
このため、油圧経路に作動油が充填されて実際の油圧が上昇可能となるタイミングにおいて、実油圧と油圧指令値とが乖離することによって油圧が急激に変化し、この結果、係合圧が急激に上昇することによって、変速ショックが生じる可能性がある。
一方で、ダウンシフト時にアクセル操作によるトルク要求がない場合には、電動機では、回転速度をダウンシフト後の同期回転速度へ向けて制御する速度制御のみが必要である。このため、油圧制御との協調制御を行なう余地があるので、パワーオン時のような変速ショックの発生は回避可能である。すなわち、運転車要求(アクセル操作)によって電動機がトルクを出力するパワーオン状態となったダウンシフトでは、急係合による変速ショックの発生を抑制するように、油圧制御を考慮する必要がある。
この発明は、このような問題点を解決するためになされたものであって、この発明の目的は、ダウンシフト中にアクセル操作に応答した電動機のトルク出力がなされるパワーオン状態となったときに、変速ショックの発生を防止するように変速機の係合圧制御のための油圧制御を実行することである。
この発明によるハイブリッド駆動装置の制御装置は、第1の動力源と、第1の動力源からトルクが伝達される出力軸と、複数の油圧式摩擦係合装置の係合状態の組合せに従って変速比を切換えるように構成された変速機と、出力軸に変速機を介して接続された第2の動力源としての電動機とを備えたハイブリッド駆動装置の制御装置であって、判断部と、作動機構と、油圧制御機構と、第1の制御部と、推定部と、第2の制御部とを備える。判断部は、変速機のダウンシフト中において、アクセル操作に応答した電動機のトルク出力が有る第1の状態と、トルク出力が無い第2の状態のいずれであるかを判断する。作動機構は、複数の油圧式摩擦係合装置のうちの、ダウンシフトによって係合される第1の油圧式摩擦係合装置に対して、油圧経路の作動油の油圧に応じた係合力を発生するように構成される。油圧制御機構は、油圧を油圧指令値に従って制御するように構成される。第1の制御部は、ダウンシフト指令の発生に応答して、油圧経路に作動油を充填するための油圧指令値を発生する。推定部は、第1の制御部による油圧指令値の発生後に、油圧経路における作動油の充填度合を推定する。第2の制御部は、電動機の回転速度がダウンシフト後の同期回転速度に達したことに応答して、第1の油圧式摩擦係合装置での係合力を増加させるために油圧指令値を上昇させる。さらに、第2の制御部は、抑制制御部を含む。抑制制御部は、ダウンシフト中に第1の状態であると判断されたときには、推定部によって推定される充填度合が所定以上となるまでの所定期間、第2の状態であると判断されたときと比較して、油圧指令値の上昇を抑制する。
上記ハイブリッド駆動装置の制御装置によれば、変速機のダウンシフト中におけるパワーオン状態(第1の状態)時には、パワーオフ状態(第2の状態)時と比較して、油圧経路内に作動油を充填するための初期油圧制御による作動油の充填度合が所定以上となるまでの期間における油圧指令値の上昇を抑制することができる。この結果、油圧経路に作動油が充填されて実油圧が上昇可能となるタイミングにおいて、実油圧と油圧指令値との差が大きいために油圧が急激に上昇して、係合力が急激に発生することを防止できる。この結果、ダウンシフト中のパワーオン状態時に変速ショックが発生することを防止できる。
好ましくは、第2の制御部は、ダウンシフト中に第2の状態であると判断されたときには、油圧指令値を所定レートに従って上昇させる。そして、抑制制御部は、ダウンシフト中に第1の状態であると判断されたときには、所定期間において油圧指令値を所定レートよりも低い第1のレートに従って上昇させる。
このようにすると、電動機の回転速度がダウンシフト後の同期回転速度に到達した後に実行される油圧指令値の上昇(スイープ制御)のレートを変更することによって、油圧経路に作動油が充填されて実油圧が上昇可能となるタイミングにおける、実油圧と油圧指令値との差が大きくなることを防止できる。これにより、このタイミングにおける係合力の急激な発生を防止することによって、ダウンシフト中のパワーオン状態時に変速ショックが発生することを防止できる。
さらに好ましくは、抑制制御部は、ダウンシフト中に第1の状態であると判断されたときには、所定期間の後では、油圧指令値を第1のレートよりも高い第2のレートに従って上昇させる。
このようにすると、油圧経路に作動油が充填されて油圧制御性が確保される期間では、油圧を通常レートで上昇させることにより、第1の摩擦係合装置の係合力を速やかに上昇させて、ダウンシフトを実現することができる。
好ましくは、抑制制御部は、ダウンシフト中に第1の状態であると判断されたときには、電動機の回転速度がダウンシフト後の同期回転速度に達してから第2の制御部によって油圧指令値の上昇を開始するまでの期間を、第2の状態であると判断されたときと比較して延長する。
このようにすると、電動機がダウンシフト後の同期回転速度に達したことに応答して実施される油圧指令値の上昇をディレイさせることによって、油圧経路に作動油が充填されて実油圧が上昇可能となるタイミングにおける、実油圧と油圧指令値との差が大きくなることを防止できる。
これにより、このタイミングにおける係合力の急激な発生を防止することによって、ダウンシフト中のパワーオン状態時に変速ショックが発生することを防止できる。
また好ましくは、推定部は、第1の制御部による油圧指令値の生成からの経過時間に基づいて充填度合を推定する。そして、抑制制御部は、ダウンシフト中に第1の状態であると判断されたときには、経過時間が所定時間に達するまでの期間、第2の状態であると判断されたときと比較して油圧指令値の上昇を抑制する。
このようにすると、第1の制御部による初期油圧制御からの経過時間に基づいて充填度合を簡易に推定することによって、油圧経路に油圧センサを設けることなく、油圧指令値上昇の抑制が必要な期間を的確に設定できる。
あるいは好ましくは、推定部は、第2の制御部による油圧指令値に対する、油圧経路の油圧を検出する油圧検出器による検出値の挙動に基づいて充填度合を推定する。
このようにすると、油圧センサの設置時には、油圧指令値の上昇に対する、油圧経路の油圧検出値の推移に基づいて作動油の充填度合を正確に把握することにより、油圧指令値上昇の抑制が必要な期間を正確に設定できる。
また好ましくは、推定部は、第2の制御部による油圧指令値の発生時における、電動機のトルクに対する回転速度の時間変化率に基づいて充填度合を推定する。
このようにすると、油圧指令値の上昇に対する電動機の回転速度の時間変化率に基づいて実油圧を推定することにより、油圧経路に油圧センサを設けることなく、油圧指令値上昇の抑制が必要な期間を的確に設定できる。
この発明によるハイブリッド駆動装置の制御装置によれば、出力軸と電動機との間に連結された変速機のダウンシフト中にアクセル操作に応答した電動機のトルク出力がなされるパワーオン状態となったときに、変速ショックの発生を防止するように変速機の係合圧制御のための油圧制御を実行できる。
以下に、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。なお以下図中の同一または相当部分には同一符号を付してその説明を原則的に繰返さないものとする。
図1は、本発明の実施の形態に従うハイブリッド駆動装置の構成を説明するブロック図である。
図1を参照して、この発明の実施の形態によるハイブリッド駆動装置5は、「第1の動力源」に相当する内燃機関110と、遊星歯車機構112とを含んで構成される主動力源10、出力軸20、デファレンシャルギヤ30、駆動輪40、「第2の動力源」に相当するアシスト動力源50、および、変速機60を備える。
主動力源10の出力トルクは出力軸20に伝達され、その出力軸20からデファレンシャルギヤ30を介して駆動輪40にトルクが伝達されるように構成されている。一方、走行のための駆動力を出力する力行制御あるいはエネルギを回収する回生制御の可能な回生機構としてのアシスト動力源50が設けられる。アシスト動力源50は、変速機60を介して出力軸20に接続されている。これにより、アシスト動力源50と出力軸20との間で伝達するトルクが、変速機60で設定する変速比に応じて増減可能なように構成される。
変速機60は、設定する変速機が“1”以上となるように構成することができ、このように構成することにより、アシスト動力源50でトルクを出力する力行時に、アシスト動力源50で出力したトルクを増大させて出力軸20に伝達できるので、アシスト動力源50を低容量もしくは小型のものとすることができる。しかしながら、アシスト動力源50の運転効率を良好な状態に維持することが好ましいので、たとえば車速に応じて出力軸20の回転数(回転速度)が増大した場合には、変速比を低下させてアシスト動力源50の回転速度を低下させる。また、出力軸20の回転数が低下した場合には、変速比を増大させることがある。
ハイブリッド駆動装置5の構成をさらに詳細に説明する。主動力源10は、内燃機関110と、モータジェネレータ111と、これら内燃機関110および第1モータジェネレータ111の間でトルクを合成もしくは分配する遊星歯車機構112とを主体として構成されている。その内燃機関(以下、エンジンと記載する)110は、ガソリンエンジンやディーゼルエンジンなどの燃料を燃焼させて動力を出力する公知の動力装置であって、スロットル開度(吸気量)や燃料供給量、点火時期などの運転状態を電気的に制御できるように構成されている。その制御は、たとえばマイクロコンピュータを主体とする電子制御装置(E−ECU)113によって行なうように構成されている。
モータジェネレータ111(以下、第1モータジェネレータ111もしくはMG1とも記載する)は、たとえば同期電動機で構成され、電動機としての機能および発電機としての機能の両方を生じ得るように構成されて、インバータ114を介してバッテリなどの蓄電装置115に接続されている。そして、インバータ114を制御することにより、第1モータジェネレータ111の出力トルク(力行トルクあるいは回生トルク)を適宜に設定するようになっている。その設定を行なうために、マイクロコンピュータを主体とする電子制御装置(MG1−ECU)116が設けられている。
遊星歯車機構112は、外歯歯車であるサンギヤ117と、そのサンギヤ117に対して同心円上に配置された内歯歯車であるリングギヤ118と、これらサンギヤ117およびリングギヤ118に噛合っているピニオンギヤを自転かつ公転自在に保持しているキャリア119とを3つの回転要素として作動作用を生じる公知の歯車機構である。内燃機関110の出力がダンパ120を介してそのキャリア119に連結されている。すなわちキャリア119は、遊星歯車機構112の入力要素となっている。
これに対して、サンギヤ117に第1モータジェネレータ111が連結されている。したがってサンギヤ117がいわゆる反力要素となっており、また、リンクギヤ118が出力要素となっている。そして、リングギヤ118が出力部材としての出力軸20に連結されている。
変速機60は、図1に示す構成例では、1組のラビニオ型遊星歯車機構によって構成されている。すなわち、変速機60には、それぞれ外歯歯車である第1サンギヤ121および第2サンギヤ122が設けられており、その第1サンギヤ121にショートピニオン123が噛合するとともに、そのショートピニオン123がこれより軸長の長いロングピニオン124に噛合している。ロングピニオン124は、さらに、各サンギヤ121,122と同心円上に配置されたリングギヤ125に噛合している。なお、各ピニオン123,124は、キャリア126によって自転かつ公転自在に保持されている。また、第2サンギヤ122は、ロングピニオン124に噛合している。したがって、第1サンギヤ121およびリングギヤ125は、各ピニオン123,124とともにダブルピニオン型遊星歯車機構に相当する機構を構成し、また、第2サンギヤ122およびリングギヤ125は、ロングピニオン124とともにシングルピニオン型遊星歯車機構に相当する機構を構成している。
そして、第1サンギヤ121を選択的に固定する第1ブレーキB1と、リングギヤ125を選択的に固定する第2ブレーキB2とが設けられている。これらのブレーキB1,B2は摩擦力によって係合力を生じるいわゆる摩擦係合装置であり、多板形式の係合装置あるいはバンド形式の係合装置を採用することができる。そして、これらのブレーキB1,B2は、代表的には油圧による係合力に応じて、そのトルク容量が連続的に変化するように構成されている。すなわち、ブレーキB1,B2は、本発明における「複数の油圧式摩擦係合装置」に対応する。特に、第2ブレーキB2が本発明における「第1の摩擦係合装置」に対応する。
さらに、第2サンギヤ122に前述したアシスト動力源50が連結され、またキャリア126が出力軸20に連結されている。したがって、変速機60では、第2サンギヤ122がいわゆる入力要素であり、キャリア126が出力要素となっている。第1ブレーキB1を係合させることにより、変速機が“1”より大きい高速段(H)が設定され、第1ブレーキB1に代えて第2ブレーキB2を係合させることにより、高速段より変速比の大きい低速段(L)が設定されるように構成されている。
各変速段間での変速は、車速や要求駆動力(もしくはアクセル開度)などの走行状態に基づいて実行される。より具体的には、変速段領域を予めマップ(変速線図)として定めておき、検出された運動状態に応じていずれかの変速段を設定するように制御される。その制御を行なうためのマイクロコンピュータを主体とした電子制御装置(T−ECU)127が設けられている。
なお、本実施の形態では、アシスト動力源50として、トルクを出力する力行およびエネルギを回収する回生の可能なモータジェネレータ(以下、第2モータジェネレータ50もしくはMG2と記載する)が採用されている。この第2モータジェネレータ50は、たとえば同期電動機で構成され、電動機としての機能および発電機としての機能の両方を生じ得るように構成されて、インバータ128を介して蓄電装置(バッテリ)129に接続されている。そして、マイクロコンピュータを主体とする電子制御装置(MG2−ECU)130によってインバータ128を制御することにより、力行および回生ならびにそれぞれの場合における出力トルクを制御するように構成されている。第2モータジェネレータ50には、ロータ回転角を検知するための回転角センサ51(代表的にはレゾルバ)が配設される。MG2−ECU130は、回転角センサ51の出力に基づいて、MG2回転数(回転速度)を算出することができる。
なお、蓄電装置(バッテリ)129および電子制御装置130は、前述した第1モータジェネレータ111に対応する、バッテリ(蓄電装置)115および電子制御装置116と統合することも可能である。また、各電子制御装置113,116,127,130のそれぞれが相互にデータを通信できるように接続されている。
図2には、主動力源の出力分配機構としてのシングルピニオン型遊星歯車機構112についての共線図が示される。
図2を参照して、キャリア119に入力されるエンジン110の出力トルクに対して、第1モータジェネレータ111による反力トルクをサンギヤ117に入力すると、出力要素となっているリングギヤ118にはエンジン110から入力されたトルクより大きいトルクが現われる。その場合、第1モータジェネレータ111は、発電機として機能する。
また、リングギヤ118の回転数(回転速度)を一定とした場合、第1モータジェネレータ111の回転数(回転速度)を大小に変化させることにより、エンジン110の回転数(回転速度)を連続的(無段階)に変化させることができる。すなわち、エンジン110の回転数をたとえば燃費が最もよい回転数に設定する制御を、第1モータジェネレータ111を制御することによって行なうことができる。なお一般に、この種のハイブリッド形式は機械分配式あるいはスプリットタイプと称されている。
図3には、変速機60に含まれるラビニオ型遊星歯車機構についての共線図が示される。
図3を参照して、ブレーキB2によってリングギヤ125を固定することによって、低速段Lが設定される。低速段Lの設定時には、第2モータジェネレータ50の出力したトルクは、変速比に応じて増幅されて出力軸20に付加される。
これに対して、ブレーキB1によって第1サンギヤ121を固定した場合には、低速段Lより変速比の小さい高速段Hが設定される。この高速段Hにおける変速比も“1”より大きいので、第2モータジェネレータ50の出力したトルクは、その変速比に応じて増大されて出力軸20に付加される。なお、出力軸20に付加されるトルクは、第2モータジェネレータ50の駆動状態では正トルクとなり、被駆動状態では負トルクとなる。
図1に示したハイブリッド駆動装置5は、エンジン110を可及的に高効率で運転して排ガス量を低減すると同時に燃費を向上させる。また、モータジェネレータによるエネルギ回生を行なうことにより、この点でも燃費を改善できる。したがって、大きい駆動力が要求されている場合には、主動力源10のトルクを出力軸20に伝達している状態で、第2モータジェネレータ50を駆動してそのトルクを出力軸20に付加する。その場合、低車速の状態では変速機60を低速段Lに設定して付加するトルクを大きくし、その後、車速が増大した場合には、変速機60を高速段Hに設定して、第2モータジェネレータ50の回転数(回転速度)を低下させる。これは、第2モータジェネレータ50の駆動効率を良好な状態に維持して燃費の悪化を防止するためである。
図4には、上記した変速機60での変速段設定の遷移を示す図である。
図4を参照して、車両発進時には、初期設定として低速段Lが設定される。そして車両発進状態から車速が上昇しかつ要求駆動力が小さくなった場合には、変速段をLからHへ遷移させる必要がある。一方、高速段Hでの走行時にも、車速の低下や、要求駆動力の増加によって、必要に応じて高速段Hから低速段Lへ遷移が必要となる。このような変速段設定制御は、上記のように電子制御装置(T−ECU)127に格納されたマップに従って実行される。
上記のように、低速段Lの設定時には、ブレーキB1が解放される一方でブレーキB2が係合される。反対に、高速段Hの設定時には、ブレーキB1が係合される一方で、ブレーキB2が解放される。
再び図1を参照して、ハイブリッド駆動装置5では、機関駆動式のオイルポンプ150により、ブレーキB1,B2(すなわち、油圧式摩擦係合装置)に供給する油圧を発生するオイルポンプ150の駆動軸160は、ギヤ155を介して出力軸20と接続される。これにより、出力軸20の回転に伴って、駆動軸160が回転されてオイルポンプ150が作動する。すなわち、オイルポンプ150は、エンジン110の停止期間中においても、すなわち第2モータジェネレータ50の駆動力のみで走行するモータ走行時には油圧を発生可能な構成とされる。
あるいは、オイルポンプ150として、電動式のオイルポンプを配置してもよく。機関駆動式のオイルポンプおよび電動式のオイルポンプを並設したものをオイルポンプ150として設けてもよい。
図5には、高速段Hの形成時における油圧式摩擦係合装置(ブレーキB1,B2)の動作が示される。
図5(a)には、高速段Hの形成時に解放状態とされるブレーキB2の状態が示される。一方、図5(b)には、高速段Hの形成時に係合状態とされるブレーキB1の状態が示される。
図5(a)を参照して、ブレーキB2は、油圧によって作動するピストン210と、金属板で構成される第1クラッチプレート220と、金属板の表面に摩擦材232を装着した第2クラッチプレート230とを含む。第1クラッチプレート220は、リングギヤ125と嵌合されており、第1クラッチプレート220および第2クラッチプレート230を係合させることによりリングギヤ125が固定される。
ピストン210は、油圧制御ユニット250を介して、オイルポンプ150による発生油圧を伝達可能に構成されている。より詳細には、ピストン210は、油圧経路260に供給された作動油が導入されるシリンダ270に発生する油圧によって作動することによって、油圧に応じた係合力をブレーキB2に発生させるように構成されている。
油圧経路260の油圧は、オイルポンプ150から供給された高圧の作動油を油圧経路260へ導入する油量を、油圧制御ユニット250を制御することによって調整される。すなわち、油圧を上昇させる場合には、油圧制御ユニット250は、オイルポンプ150から供給された高圧の作動油を油圧経路260へ導入する。一方、油圧を低下させる場合には、油圧制御ユニット250は、油圧経路260から作動油を排出する。
油圧制御ユニット250は、ブレーキB2の油圧指令値Pcom2に応答して、油圧経路260へ導入する油量あるいは、油圧経路260から排出する油量を制御する。この油圧制御は、一般的にはオープンループ制御で実行される。ただし、油圧経路260に実油圧を検出する油圧センサ265が設けられる場合には、当該油圧センサ265によって検出された油圧と油圧指令値Pcom2との比較に基づくフィードバック制御によって、油圧制御ユニット250が油圧経路260へ導入する油量あるいは油圧経路260から排出する油量を制御してもよい。
なお、図5(a)では、ブレーキB2は解放されるため、油圧経路260からは作動油が排出された状態となっており、ピストン210に作用する油圧P2=0となっている。
さらに、油圧経路260には、圧力変動を吸収するためのアキュムレータ280が設けられる。アキュムレータ280は、油圧経路260の圧力上昇時には、そのバネ係数に応じた油量を導入することによって、油圧経路260の圧力上昇を緩和する一方で、油圧経路260の圧力低下時には、そのバネ係数に応じた油量を放出することによって、油圧経路260の圧力低下を緩和するように動作する。
一方、図5(b)を参照して、ブレーキB1は、油圧によって作動するピストン215と、金属板で構成される第1クラッチプレート225と、金属板の表面に摩擦材237を装着した第2クラッチプレート235とを含む。第2クラッチプレート225は、第1サンギヤ121と嵌合されており、第1クラッチプレート225および第2クラッチプレート235を係合させることにより、第1サンギヤ121が固定される。
ピストン215は、図示は省略するが、ピストン210と同様の油圧制御機構を介してオイルポンプ150による発生油圧を伝達可能に構成されている。ブレーキB1は、油圧P1に応じた係合力が発生されることにより、係合状態とされる。
一方、図6には、低速段L形成時における油圧式摩擦係合装置(ブレーキB1,B2)の動作が示される。低速段形成時には、図6(a)に示されるようにブレーキB2は係合状態とされ、図6(b)に示されるようにブレーキB1は解放状態とされる。
したがって、高速段Hから低速段Lへ遷移するダウンシフト時には、ブレーキB2のピストン210を作動させる油圧を発生させる必要があるため、油圧指令値Pcom2に従って油圧経路260の油圧が上昇される。この際に、図5(a)に示した、油圧経路260から作動油が排出された状態から、油圧制御ユニット250によって、オイルポンプ150から供給された作動油を導入していくため、油圧経路260に作動油が十分に充填されるまでの期間は、油圧が上昇しないことになる。
したがって、ダウンシフトに伴ってブレーキB2の係合指令が発生された場合には、まず、油圧経路260に作動油を充填するための初期油圧制御が実行され、その後に、変速ショックを防止するために、ブレーキB2の係合力が徐々に増加するように油圧を徐々に上昇させるスイープ制御が実行される。
図5および図6に示した構成において、ピストン210は「作動機構」に対応し、油圧制御ユニット250は、「油圧制御機構」に対応する。
図7は、このようなダウンシフト時のブレーキB2における本実施の形態の比較例として示される油圧制御を説明する動作波形図である。
図7を参照して、時刻taにダウンシフト指令が発生されるのに応答して、時刻t1からt2の間油圧指令値Pcom2=Paに設定し、時刻t2以降では、油圧指令値Pcom2=Pb(Pb<Pa)に設定することによって、油圧経路260に作動油を充填するための初期油圧制御が実行される。そして、初期油圧制御と並行して、第2モータジェネレータ50(MG2)の回転速度を、ダウンシフト前(高速段H)での回転速度から、ダウンシフト後、すなわち、低速段Lでの同期回転速度(以下、単に「同期回転速度」とも称する)に向けて変化させるモータ制御が実行される。
一方、MG2回転速度が同期回転速度に到達したことに応答して、時刻t3から、ブレーキB2に係合力を発生させるために、油圧指令値Pcom2を一定レートで上昇させるスイープ制御が開始される。これに対して、ダウンシフト時に解放されるブレーキB1の油圧系では、油圧指令値Pcom1が徐々に低下されることによって、油圧経路から作動油が排出される。
ブレーキB2の油圧系では、初期油圧制御によって作動油が油圧経路260に十分充填されるまでには一定期間を有するので、それまでの期間(時刻tbまで)は、スイープ制御によって油圧指令値Pcom2が上昇されても、実油圧Pact2は、油圧指令値Pcom2に追従して上昇しない。
このため、図7に例示するように、時刻taにおけるダウンシフト指令発生直後に即座にアクセルが踏込まれた場合には、アクセル踏込みに対応したMG2トルクの増加によって、MG2回転速度も即座に上昇を始める。このため、MG2回転速度が同期回転速度に早期に到達してしまい、初期油圧制御の実行からスイープ制御開始までの期間が短くなってしまう。
このようにスイープ制御が早期に開始されると、作動油が油圧経路260に十分充填されて実油圧が上昇可能となるタイミング(時刻tb)までに、油圧指令値Pcom2が大幅に上昇してしまい、当該タイミングにおける油圧指令値Pcom2と実油圧Pact2との差が大きくなってしまう。この結果、時刻tb直後での実油圧Pact2が急激に上昇してしまうことにより、ブレーキB2での係合力も急激に増加することになるため、急係合によってMG2回転速度が急激に低下する変速ショックが生じてしまう可能性がある。
以上説明したように、ダウンシフト中の初期期間、具体的には、初期油圧制御によって油圧経路260に作動油が十分に充填される前の段階で、アクセル操作によってMG2トルクが出力されるパワーオン状態となると、図7に示したスイープ制御では、大きな変速ショックを発生させてしまう可能性があった。このような問題点を解決するために、本発明の実施の形態によるハイブリッド駆動装置では、図8に示すようなダウンシフト時の変速制御を実行する。
図8は、本発明の実施の形態に従うハイブリッド駆動装置の制御装置によるダウンシフト制御を説明する機能ブロック図である。
図8において、ダウンシフト制御部300を構成する各機能ブロックは、たとえばT−ECU127による予め格納された所定のプログラムの実行によって実現される。あるいは、各機能を実現するためのハードウェア(電子回路)を実装することによって、各ブロックの機能を実現してもよい。
図8を参照して、ダウンシフト制御部300は、初期油圧制御部310と、パワーオン判断部320と、オイル充填推定部330と、スイープ指令制御部340と、指令値生成部350とを含む。
初期油圧制御部310は、ダウンシフト指令Cdsの発生に応答して、ブレーキB2の油圧経路260に作動油を充填するための油圧指令を生成する。すなわち、図7に示したように、時刻t1〜t2に対応する期間において、初期油圧制御部310の出力値はPaとされ、時刻t2以降ではPbとされる。また、初期油圧制御部310は、初期油圧制御の開始タイミング(時刻t1)に開始信号QAsを出力する。
パワーオン判断部320は、ダウンシフト指令Cdsに基づいてダウンシフト中であるか否かを判断するとともに、ダウンシフト中には、アクセルペダル6の踏込量を検知するアクセル開度センサ8からの出力に基づいて、第2モータジェネレータ50(MG2)によるトルク出力を伴う、パワーオン状態でのダウンシフトであるか否かを判断する。
たとえば、パワーオン判断部320は、ダウンシフト中にアクセル操作があった場合には、パワーオン状態でのダウンシフトであると判断して、フラグFLG=1に設定する一方で、アクセル操作がない場合には、パワーオフ状態でのダウンシフトと判断して、フラグFLG=0に設定する。
オイル充填推定部330は、初期油圧制御によって作動油が油圧経路260に十分に充填されたか否かを示す充填フラグFLを生成する。充填フラグFLは、ダウンシフト開始時にFL=0に初期化され、作動油が油圧経路260に十分に充填されたと推定されると、FL=1に設定される。
たとえば、オイル充填推定部330は、初期油圧制御部310からの開始信号QAsとタイマ335による計時とに基づいて、初期油圧制御の開始から所定時間が経過したときに、充填フラグFLを0から1に変化させる。具体的には、初期油圧制御の開始から作動油が十分に充填されるまでの所要時間を測定する実験結果に基づいて、タイマ335による計時値と比較される上記所定時間を決定することができる。
あるいは、MG2トルクに対するMG2回転速度Vm2に基づいて、充填フラグFLを0から1に変化させてもよい。たとえば、MG2トルクに対してVm2の上昇レート(時間変化率が小)が抑制されているとき、あるいは、Vm2が低下しているとき(時間変化率が負)に、油圧の発生による係合力が発生していると推定できるので、油圧経路260に作動油が十分に充填されていると推定して、FL=1に設定することができる。なお、MG2回転速度Vm2は、上述のように、第2モータジェネレータの回転角センサ51の出力に基いて算出できる。
または、図5に示した油圧センサ265が油圧経路260に設けられる場合には、初期油圧制御実行後における、油圧指令値Pcom2に対する油圧センサ265の検出値の変化、すなわち、実油圧の挙動に基づいて、充填フラグFLを0から1に変化させてもよい。
スイープ指令制御部340は、通常レート設定部342と、抑制レート設定部344とを有する。そして、スイープ指令制御部340は、MG2回転速度Vm2が、ダウンシフト後の同期回転速度に到達すると、スイープ制御を開始する。スイープ指令制御部340は、通常レート設定部342による通常レートおよび抑制レート設定部344による抑制レートのいずれかをフラグFLGに基づいて選択するとともに、選択したレートに従って油圧指令値Pcom2を徐々に上昇させる。
具体的には、パワーオン状態時(FLG=1)には、充填フラグFL=0の間、抑制レート設定部344による抑制レートに従って油圧指令値Pcom2が上昇される一方で、充填フラグFL=1となると、通常レート設定部342による抑制レートに従って油圧指令値Pcom2が上昇される。すなわち、充填フラグFL=0の間は、通常レートの設定時と比較して、油圧指令値Pcom2の上昇レートが抑制される。
あるいは、スイープ指令制御部340は、パワーオン状態(FLG=1)には、MG2回転速度が同期回転速度に達してから、スイープ制御を開始するまでにディレイを設けてもよい。すなわち、同期回転速度への到達時点からスイープ制御開始までの時間が、パワーオン状態時(FLG=1)には、パワーオフ状態時(FLG=0)よりも長く設定されるようにスイープ制御指令を発生してもよい。
これに対して、パワーオフ状態時(FLG=0)には、MG2回転速度が同期回転速度に達したことに応答して、特にディレイを設けることなく、スイープ指令制御部340は、通常レート設定部342によって設定された通常レートに従って、油圧指令値Pcom2が上昇させる。
なお、パワーオフ状態時(FLG=0)には、運転者要求に従ったMG2トルク出力は不要であるため、MG2回転速度を同期回転速度へ変化させる目的のみでMG2トルクを制御することができる。したがって、初期油圧制御による作動油充填の完了後に、MG2回転速度が同期回転速度に到達するように第2モータジェネレータ50を制御することにより、上記のように設定された油圧指令値Pcom2に従って、係合ショックを発生させることなく、速やかにブレーキB2を係合することができる。
指令値生成部350は、初期油圧制御部310による制御指令およびスイープ指令制御部340によるスイープ制御指令とを加算することによって、油圧指令値Pcom2を生成する。この結果、油圧指令値Pcom2は、ダウンシフト指令Cdsの発生に応答した初期油圧制御を実行するとともに、MG2回転速度Vm2が同期回転速度に達した後には、スイープ指令制御部340によって設定されたレートに従って徐々に上昇するように設定される。
なお、図8において、パワーオン判断部320は「判断部」に対応し、初期油圧制御部310は「第1の制御部」に対応する。そして、スイープ指令制御部340は「第2の制御部」に対応し、特に、スイープ指令制御部340によるスイープ制御開始の遅延および/または抑制レート設定部344による抑制レートの設定によって、「抑制制御部」が実現される。また、オイル充填推定部330は「推定部」に対応する。
図9は、図7と比較される、本発明の実施の形態に従うハイブリッド駆動装置の制御装置によるダウンシフト時におけるブレーキB2の油圧制御を説明する動作波形図である。
図9を参照して、図7と同様に、時刻taにダウンシフト指令が発生されるのに応答して時刻t1から初期油圧制御が開始され、時刻tbにおいて、作動油が油圧経路260に十分充填された状態となる。図7で説明したように、時刻tbまでは、油圧指令値Pcom2を上昇させても実油圧Pact2は上昇しない状態である。
さらに、図7と同様のタイミングで、ダウンシフト指令発生直後に即座にアクセルが踏込まれることによってMG2トルクが増加され、MG2回転速度は、図7と同様に推移して、同期回転速度へ早期に到達する。
上述のように、パワーオン状態時のダウンシフトでは、時刻t3♯より開始されるスイープ制御において、油圧指令値Pcom2が、抑制レート設定部344による抑制レートに従って上昇する。さらに好ましくは、パワーオン状態時には、スイープ制御の開始タイミング(時刻t3♯)についても、MG2回転速度が同期回転速度に達したタイミングに対してディレイを設けることにより、通常時(図7における時刻t3)よりも遅延される。
上記のような抑制レートの適用およびスイープ制御開始ディレイの少なくとも一方を実行することにより、時刻tbにおける実油圧Pact2と油圧指令値Pcom2との差異を抑制できる。すなわち、ブレーキB2を解放状態から係合状態に移行させる際に、油圧経路260へ作動油が十分に充填された状態となって実油圧が指令値に従って上昇可能となるタイミングにおいて、実油圧Pact2に対する油圧指令値Pcom2の乖離が小さくなるように考慮して油圧指令値Pcom2を生成する油圧制御を実現できる。
この結果、図7および図9の比較から理解されるように、時刻tbにおいて、実油圧Pact2が急激に上昇することがないため、ブレーキB2には緩やかに係合力が発生することとなり変速ショックを発生させることがない。
なお、オイル充填推定部330(図8)により充填フラグFLが0から1に変化される時刻t4以降では、通常レート設定部342による通常レートに従って、油圧指令値Pcom2が上昇する。これにより、ブレーキB2による係合力を速やかに発揮させて、ダウンシフトを適切に実行できる。
なお、時刻t4については、上述のように、初期油圧制御の開始タイミング(時刻t1)からの経過時間、あるいは、MG2回転速度の挙動によって判断することとすれば、油圧センサ265を配置することなく、簡易かつ適切に設定可能となる。一方で、油圧系に油圧センサ265が配置されている場合には、検出された実油圧の挙動に基づいて、当該タイミングをより正確に設定することが可能となる。
図10は、図8に示したダウンシフト制御をT−ECU127によるプログラム処理によって実行するための制御処理手順が示される。
図10を参照して、T−ECU127は、ステップS100では、ダウンシフト指令が発生されているか否かに基づいて、ダウンシフト中であるか否かを判定する。そして、T−ECU127、ダウンシフト中(S100のYES判定時)には、ステップS110に処理を進めて、初期油圧制御を実行する。上述のように、ステップS110による初期油圧制御は、図7および図9での時刻t1〜t2に示したようなパターン制御に従った油圧指令値Pcom2の生成によって実行される。すなわち、ステップS110の処理は、図8の初期油圧制御部310の機能に対応する。
さらに、T−ECU127は、ステップS120により、第2モータジェネレータ50に増速指令を発生して、ダウンシフト後の同期回転速度に向けて、MG2回転速度を変化させるとともに、MG2回転速度が同期回転速度に達したか否かをステップS130により判定する。MG2回転速度が、同期回転速度に達するまでの間(S130のNO判定時)は、T−ECU127は、ステップS135により変速動作を待機させる。
なお、パワーオン状態では、運転者要求によるMG2トルクの増大により、ステップS120による増速指令とは無関係にMG2回転速度が同期回転速度まで上昇し得る。
そして、T−ECU127は、MG2回転速度がL同期回転速度に到達すると(S130のYES判定時)、ステップS140に処理を進めて、パワーオン状態およびパワーオフ状態のいずれであるかを判定する。すなわち、ステップS130の処理は、図8のパワーオン判断部320の機能に対応する。
パワーオフ状態時(ステップS140のNO判定時)には、T−ECU127は、ステップS150に処理を進めて、通常レートに従って油圧指令値Pcom2を上昇させる。すなわち、図7の時刻t3以降に示したように、通常のスイープ指令が発せられる。そして、所定の係合力をブレーキB2が発生するための所定圧力に油圧指令値Pcom2が到達するまでの間(S190のNO判定時)、ステップS150による油圧指令値Pcom2の上昇が継続される。
これに対して、パワーオン状態時(S140のYES判定時)には、T−ECU127は、ステップS160に処理を進めて、MG2回転速度が同期回転速度に到達してからスイープ指令の生成が開始されるまでにディレイを設けることにより、スイープ制御の開始タイミング(図9の時刻t3♯)を通常よりも遅延させる。これにより、スイープ指令制御部340による、油圧指令値Pcom2の上昇タイミングが遅延されることになる。
さらに、T−ECU127は、ステップS170により、通常レート(S150)よりも低い抑制レートに従って油圧指令値Pcom2を上昇させる。すなわち、ステップS150による通常スイープ指令よりも、上昇レートが抑制された抑制スイープ指令がスイープ指令制御部340(図8)によって発生されることになる。
そして、T−ECU127は、ステップS180により、ブレーキB2の油圧経路260に作動油が十分充填された状態であるか否かを判定する。ステップS180は図8のオイル充填推定部330に対応し、ステップS180の判定結果は、図8の充填フラグFLの値に対応する。
そして、充填フラグFL=0でありオイル充填度合が所定未満の間(S180のNO判定時)には、ステップS170が繰返し実行されて、抑制レートに従って油圧指令値Pcom2が上昇する。一方、充填フラグFL=1となりオイル充填度合が十分となると(S180のYES判定時)、T−ECU127は、ステップS150に処理を進めて、以降では通常スイープ指令が設定される。そして、ステップS190がYES判定となるまで、スイープ制御が実行される。
なお、上述のように、スイープ制御開始のディレイ(S160)および抑制スイープ指令(S170,S180)の適用については、いずれか一方のみとすることも可能である。
以上説明したように、本発明の実施の形態に従うハイブリッド駆動装置の制御装置によるダウンシフト制御によれば、変速機のダウンシフト中におけるパワーオン状態時には、油圧指令値Pcom2の上昇を相対的に抑制することによって、油圧経路260に作動油が充填されて実油圧が上昇可能となるタイミングにおける、実油圧と油圧指令値との乖離を抑制できる。この結果、当該タイミングにおいて油圧が急激に上昇することによって、係合力が急激に発生することを防止できるので、ダウンシフト中のパワーオン状態時に変速ショックが発生することを防止できる。
なお、図5、図6に示したアキュムレータ280による圧力変動吸収の時定数は、そのバネ係数の設計に依存する。上述のように、パワーオフ状態でのダウンシフト時には油圧制御の応答性が特に問題とならないことを考慮すれば、アキュムレータ280のバネ係数については、図7、図9の時刻tbでの圧力変動を吸収できるように低い値に適合することが好ましい。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明の実施の形態に従うハイブリッド駆動装置の構成を説明するブロック図である。 図1に示した主動力源の出力分配機構としてのシングルピニオン型遊星歯車機構についての共線図が示される。 図1に示した変速機に含まれるラビニオ型遊星歯車機構についての共線図が示される。 図1に示した変速機における変速段設定の遷移を示す図である。 高速段の形成時における油圧式摩擦係合装置の動作を説明する概略図である。 低速段の形成時における油圧式摩擦係合装置の動作を説明する概略図である。 ダウンシフト時に係合されるブレーキにおける本実施の形態の比較例として示される油圧制御を説明する動作波形図である。 本発明の実施の形態に従うハイブリッド駆動装置の制御装置によるダウンシフト制御を説明する機能ブロック図である。 本発明の実施の形態に従うダウンシフト制御によるダウンシフト時に係合されるブレーキにおける油圧制御を説明する動作波形図である。 本発明の実施の形態に従うダウンシフト制御をECUによるプログラム処理によって実現するための制御処理手順を説明するフローチャートである。
符号の説明
5 ハイブリッド駆動装置、6 アクセルペダル、8 アクセル開度センサ、10 主動力源、20 出力軸、30 デファレンシャルギヤ、40 駆動輪、50 アシスト動力源(第2モータジェネレータ)、51 回転角センサ、60 変速機、110 エンジン、111 第1モータジェネレータ、112 遊星歯車機構(シングルピニオン型)、113,116,127,130 電子制御装置(ECU)、114,128 インバータ、115 蓄電装置、117 サンギヤ、118,125 リングギヤ、119,126 キャリア、120 ダンパ、121,122 サンギヤ、123 ショートピニオン、124 ロングピニオン、150 オイルポンプ、155 ギヤ、160 駆動軸、210,215 ピストン、220,225,230,235 クラッチプレート、232,237 摩擦材、250 油圧制御ユニット、260 油圧経路、265 油圧センサ、270 シリンダ、280 アキュムレータ、300 ダウンシフト制御部、310 初期油圧制御部、320 パワーオン判断部、330 オイル充填推定部、335 タイマ、340 スイープ指令制御部、342 通常レート設定部、344 抑制レート設定部、350 指令値生成部、B1,B2 ブレーキ(油圧式摩擦係合装置)、Cds ダウンシフト指令、FL 充填フラグ、FLG フラグ(パワーオン)、P1,P2 油圧、Pact2 実油圧、Pcom1,Pcom2 油圧指令値、QAs 開始信号(初期油圧制御)、Vm2 回転速度。

Claims (7)

  1. 第1の動力源と、前記第1の動力源からトルクが伝達される出力軸と、複数の油圧式摩擦係合装置の係合状態の組合せに従って変速比を切換えるように構成された変速機と、前記出力軸に前記変速機を介して接続された第2の動力源としての電動機とを備えたハイブリッド駆動装置の制御装置であって、
    前記変速機のダウンシフト中において、アクセル操作に応答した前記電動機のトルク出力が有る第1の状態と、前記トルク出力が無い第2の状態のいずれであるかを判断する判断部と、
    前記複数の油圧式摩擦係合装置のうちの、前記ダウンシフトによって係合される第1の油圧式摩擦係合装置に対して、油圧経路の作動油の油圧に応じた係合力を発生するように構成された作動機構と、
    前記油圧を油圧指令値に従って制御するように構成された油圧制御機構と、
    ダウンシフト指令の発生に応答して、前記油圧経路に前記作動油を充填するための前記油圧指令値を発生する第1の制御部と、
    前記第1の制御部による前記油圧指令値の発生後に、前記油圧経路における前記作動油の充填度合を推定する推定部と、
    前記電動機の回転速度がダウンシフト後の同期回転速度に達したことに応答して、前記第1の油圧式摩擦係合装置での係合力を増加させるために前記油圧指令値を上昇させる第2の制御部とを備え、
    前記第2の制御部は、
    前記ダウンシフト中に前記第1の状態であると判断されたときには、前記推定部によって推定される前記充填度合が所定以上となるまでの所定期間、前記第2の状態であると判断されたときと比較して、前記油圧指令値の上昇を抑制する抑制制御部を含む、ハイブリッド駆動装置の制御装置。
  2. 前記第2の制御部は、前記ダウンシフト中に前記第2の状態であると判断されたときには、前記油圧指令値を所定レートに従って上昇させ、
    前記抑制制御部は、前記ダウンシフト中に前記第1の状態であると判断されたときには、前記所定期間において前記油圧指令値を前記所定レートよりも低い第1のレートに従って上昇させる、請求項1記載のハイブリッド駆動装置の制御装置。
  3. 前記抑制制御部は、前記ダウンシフト中に前記第1の状態であると判断されたときには、前記所定期間の後では、前記油圧指令値を前記第1のレートよりも高い第2のレートに従って上昇させる、請求項2記載のハイブリッド駆動装置の制御装置。
  4. 前記抑制制御部は、前記ダウンシフト中に前記第1の状態であると判断されたときには、前記電動機の回転速度がダウンシフト後の同期回転速度に達してから前記第2の制御部によって前記油圧指令値の上昇を開始するまでの期間を、前記第2の状態であると判断されたときと比較して延長する、請求項1〜3のいずれか1項に記載のハイブリッド駆動装置の制御装置。
  5. 前記推定部は、前記第1の制御部による前記油圧指令値の生成からの経過時間に基づいて前記充填度合を推定し、
    前記抑制制御部は、前記ダウンシフト中に前記第1の状態であると判断されたときには、前記経過時間が所定時間に達するまでの期間、前記第2の状態であると判断されたときと比較して前記油圧指令値の上昇を抑制する、請求項1〜4のいずれか1項記載のハイブリッド駆動装置の制御装置。
  6. 前記油圧経路の油圧を検出する油圧検出器をさらに備え、
    前記推定部は、前記第2の制御部による前記油圧指令値に対する前記油圧検出器による検出値の挙動に基づいて前記充填度合を推定する、請求項1〜4のいずれか1項に記載のハイブリッド駆動装置の制御装置。
  7. 前記推定部は、前記第2の制御部による前記油圧指令値の発生時における、前記電動機のトルクに対する回転速度の時間変化率に基づいて前記充填度合を推定する、請求項1〜4のいずれか1項に記載のハイブリッド駆動装置の制御装置。
JP2008133390A 2008-05-21 2008-05-21 ハイブリッド駆動装置の制御装置 Withdrawn JP2009280055A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008133390A JP2009280055A (ja) 2008-05-21 2008-05-21 ハイブリッド駆動装置の制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008133390A JP2009280055A (ja) 2008-05-21 2008-05-21 ハイブリッド駆動装置の制御装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2009280055A true JP2009280055A (ja) 2009-12-03

Family

ID=41450996

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008133390A Withdrawn JP2009280055A (ja) 2008-05-21 2008-05-21 ハイブリッド駆動装置の制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2009280055A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20140048572A (ko) * 2012-10-16 2014-04-24 콘티넨탈 오토모티브 시스템 주식회사 하이브리드 차량의 엔진 클러치 제어장치 및 방법
JP6032290B2 (ja) * 2012-12-12 2016-11-24 トヨタ自動車株式会社 ハイブリッド車両

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20140048572A (ko) * 2012-10-16 2014-04-24 콘티넨탈 오토모티브 시스템 주식회사 하이브리드 차량의 엔진 클러치 제어장치 및 방법
JP6032290B2 (ja) * 2012-12-12 2016-11-24 トヨタ自動車株式会社 ハイブリッド車両

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3985832B2 (ja) ハイブリッド車両の制御装置
JP3915698B2 (ja) ハイブリッド車輌の制御装置
JP5354027B2 (ja) 車両用駆動装置の制御装置
JP5189524B2 (ja) 車両用動力伝達装置の制御装置
JP5542286B2 (ja) 車両用自動変速機の制御装置
JP2008221879A (ja) 車両の制御装置
JP4360406B2 (ja) パワートレーンの制御装置、制御方法、その方法を実現させるプログラムおよびそのプログラムを記録した記録媒体
JP4113919B2 (ja) パワートレーンの制御装置、制御方法、その方法を実現させるプログラムおよびそのプログラムを記録した記録媒体
JP2019202748A (ja) ハイブリッド車両の制御装置
JP5310115B2 (ja) 電動車両の制御装置
JP5104406B2 (ja) ハイブリッド車両のエンジン始動制御装置
JP4222415B2 (ja) 車両の制御装置、制御方法およびその制御方法をコンピュータで実現させるプログラムならびにそのプログラムが記録された記録媒体
JP4178947B2 (ja) 変速機の制御装置
JP2010076544A (ja) 車両用動力伝達装置の制御装置
JP3852403B2 (ja) ハイブリッド駆動装置の制御装置
JP2007099265A (ja) ハイブリッド駆動装置の制御装置
JP5716620B2 (ja) ハイブリッド車両の駆動装置
JP2005012864A (ja) ハイブリッド駆動装置の制御装置
JP2021138289A (ja) ハイブリッド車両の駆動装置
JP2012086763A (ja) 車両用動力伝達装置の制御装置
JP2009280055A (ja) ハイブリッド駆動装置の制御装置
JP3994969B2 (ja) ハイブリッド車の制御装置
JP5806246B2 (ja) 車両の制御装置
JP2010274788A (ja) ハイブリッド車両用動力伝達装置の制御装置
JP5502565B2 (ja) 車両の駆動装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20110802