JP2009278799A - 電気接続箱 - Google Patents

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Abstract

【課題】一体型ヒューズを備える電気接続箱の放熱性を高めると共に、該一体型ヒューズと電線端末端子とのボルト接続を容易に行えるようにする。
【解決手段】電気接続箱のケース本体11の周壁外面に設ける取付部17に、入力部と複数の溶断部と出力部とを導電性金属板から形成した一体型ヒューズ30を取り付け、該一体型ヒューズの入力部と出力部に電線端末の端子を接続して、前記ケース本体に被せるアッパーカバー12で覆っている。
【選択図】図1

Description

本発明は、電気接続箱に関し、詳しくは、入力部と複数の溶断部および出力部とを導電性金属板から一体に形成した一体型ヒューズを取り付けた電気接続箱において、該一体型ヒューズの発熱による電気接続箱内の過熱を防止すると共に、該一体型ヒューズの入力部および出力部に電線端末の端子を作業性よく接続できるようにするものである。
近年、一体型ヒューズが自動車用の電気接続箱で用いられている。該一体型ヒューズは、導電性金属板を切断して形成するバスバーに、溶断部を一体的に形成しているものである。
この種の一体型ヒューズは、本出願人の先願に係る特開2005−45867号(特許文献1)に開示しているように、電気接続箱のケース内部に収容している。すなわち、図9(A)に示すように、入力端子部(図示せず)と、複数の出力端子部4a、4bと、S字状の細幅部からなる複数の溶断部5a、5bとをバスバーを介して一体的に形成した一体型ヒューズ3A、3Bを、電気接続箱1のケース2の上面から垂直方向に挿入係止し、図9(B)に示すように、出力端子部4a、4bをケース2の下面側に突出させて、それぞれ電線W1、W2の端末の端子6、7と接続している。
しかしながら、一体型ヒューズは、バスバー自体の発熱に加え、ヒューズの発熱を受けて過熱しやすい。よって、ケース2内に一体型ヒューズ3A、3Bを収容すると、ケース2内に熱がこもり、ケース2の内部に収容している他の電気部品に熱影響を与える問題がある。
また、前記一体型ヒューズ3Aの出力端子部4aと電線W1の端末の端子6とを結合するボルト9がケース2内に突出し、ケース2内に配線される他の電線と干渉しやすく、該ボルト9のエッジで電線を損傷する恐れもある。
さらに、一体型ヒューズ3A、3Bをケース2内に収容すると、出力端子部4a、4bと電線W1、W2の端子6、7の接続作業やヒューズ3A、4Bの交換作業に際して、ケース2の下部に取り付けられるロアカバー8を外す必要があり、作業性にも課題がある。
特開2005−45867号公報
本発明は前記問題に鑑みてなされたもので、一体型ヒューズを取り付ける電気接続箱において、一体型ヒューズからの発熱を効率良く放熱すると共に、ボルトと電線との干渉を防止し、かつ、ボルト締めやヒューズ交換等の作業性を向上させることを課題としている。
前記課題を解決するために、本発明は、電気接続箱のケース本体の周壁外面に設ける取付部に、入力部と複数の溶断部および出力部とを導電性金属板から形成した一体型ヒューズを取り付け、該一体型ヒューズの入力部と出力部に電線端末の端子を接続して、前記ケース本体に被せるアッパーカバーで覆っていることを特徴とする電気接続箱を提供している。
このように、本発明では、一体型ヒューズをケース本体の内部に収容するのではなく、ケース本体の周壁外面に取り付けている。よって、一体型ヒューズからの発熱の放熱性が高まり、ケース本体内に熱がこもることを防止でき、ケース本体内に収容した他の電気部品に与える熱影響を低減できる。
また、一体型ヒューズの入力部および/または出力部と電線端末の端子との接続はケース外部で行うことができるため、接続作業が容易であり、メンテナンス性もよい。かつ、一体型ヒューズと接続する電線をケース内部に配線する必要がなく、かつ、電線端末の端子と一体型ヒューズの入力部および出力部をボルト締結する場合、ボルトがケース内部に位置しないため、ボルトとケース内部の電気部品との干渉も防止できる。
前記のように、ケース本体の周壁外面に取り付ける前記一体型ヒューズは、該ケース本体に取り付けるアッパーカバーの周壁で覆っている。
これにより、一体型ヒューズの前記絶縁樹脂部で被覆されていない入力部や出力部が電気接続箱外部に露出することを防止できると共に、一体型ヒューズの外側をアッパーカバーのみで覆うことにより、良好な放熱性を保つことができる。
前記一体型ヒューズは、上側部を横長な入力部とし、該入力部の下端縁に沿って横方向に間隔を空けて並設した細幅な溶断部と、各溶断部の下端に夫々連続して間隔を空けて並設した出力部とを設けた前記導電性金属板と、少なくとも前記並設した溶断部の周囲を覆う絶縁樹脂部とを備え、
前記取付部から突出した少なくとも1つのボルトに、前記入力部および/または前記複数の出力部に設けたボルト穴と電線端末の端子のボルト孔とを挿通してナットで締結し、
かつ、前記ケース本体の前記取付部に、前記一体型ヒューズの出力部に介在させる出力部用の仕切壁および入力部の下部に設けた入力部用の仕切壁を突設し、これら仕切壁の突出高さを前記ボルトの先端面より突出させ、該仕切壁の突出端面に沿わせて前記アッパーカバーを取り付けている。
前記のように、仕切壁の突出量をボルトの先端よりも外側に位置させることにより、アッパーカバーを上方からケース本体に被せる作業時に、ケース本体の側面から突出したボルトにアッパーカバーが引っ掛かるのを防止できる。また、仕切壁の外面に沿わせてアッパーカバーを嵌合すればよく、アッパーカバーの取付作業性を向上できると共に、ボルトとの干渉に起因するアッパーカバーの損傷も防止できる。
前記入力部のボルト穴に突出するボルトはケース本体内に収容した内部回路材と接続して突設し、電源線からなる電線端末の端子と一体型ヒューズの入力部を介して接続することが好ましい。なお、入力部に突出するボルトをケース本体の取付部に固定してヒューズの入力部とのみ接続してもよい。
前記出力部のボルト穴に突出するボルトはケース本体の取付部に固定して突出し、負荷側の電線端末の端子と接続することが好ましいが、該ボルトもケース内部の回路材と接続して突出してもよい。
前記ケース本体の取付部に前記一体型ヒューズの上側部に設けた取付穴に挿入係止する係止部を設け、かつ、前記出力用の仕切壁の上端で前記絶縁樹脂部の下端を支持していることが好ましい。
前記構成とすると、一体型ヒューズを仕切壁で支持してケース本体の周壁外面にセットし、上部の取付穴に、ケース本体の外面から突設している、例えば、羽根型の係止部を挿入係止すると、簡単且つ確実にケース本体の周壁外面に一体型ヒューズを固定することができる。
前記各出力部用の仕切壁は垂直方向の平板とし、その上側角部に、突出端側から奥側に向けて傾斜するヒューズ案内用傾斜部と、上面側から下方に向けて傾斜するアッパーカバー案内用傾斜部とを連続して設けている。
前記のように、各出力部用の仕切壁の上側角部に、ヒューズ案内用傾斜部とアッパーカバー案内用傾斜部とを設けることにより、アッパーカバーを垂直下方に挿入するときには、前記アッパーカバー案内用傾斜部がアッパーカバーの下端に当接してアッパーカバーをスムーズに所定取付位置へと案内できる。一方、一体型ヒューズを水平方向に挿入するときには、前記ヒューズ案内用傾斜部が一体型ヒューズの出力部間の隙間に位置する絶縁樹脂断部の下端に当接することにより、該一体型ヒューズをスムーズに所定位置へと案内することができ、作業性を高めることができる。
このように、前記ヒューズ案内用傾斜部とアッパーカバー案内用傾斜部とを連続して設けることにより、一つの仕切壁に、挿入方向が直交方向の異なるアッパーカバーと一体型ヒューズとをそれぞれ案内する二つの傾斜部を設けることができるため、スペースを有効活用でき、電気接続箱の大型化も防止できる。
前記一体型ヒューズでは、前記上側部の入力部に設けたボルト穴の下方は前記絶縁樹脂部で被覆した溶断部および出力部を設けていない開口とし、該開口の両側に一対の前記入力部用の仕切壁を位置させ、該仕切壁の間を前記入力部と接続する電線の挿通部とし、
前記一対の入力部用の仕切壁の上側角部に、突出端側から奥側に向けて傾斜するヒューズ案内用傾斜部と上面側から下方に向けて傾斜するアッパーカバー案内用傾斜部とを連続して設けている。
前記のように、入力部と接続する電線の挿通部を設け、該挿通部の両側縁に仕切壁を設けることにより、電線を正確に経路規制すると共に、該電線が一体型ヒューズの前記出力部のボルト穴から突出するボルトに干渉して損傷が発生するのを防止できる。
特に、アッパーカバーは上方から被せてくるため、上方位置の入力部用の仕切壁の上面にアッパーカバー案内用傾斜部を設けていることで、アッパーカバーをスムーズに下方へ案内することができる。
上述したように、本発明に係る電気接続箱は、一体型ヒューズをケース本体の周壁外面に取り付けることにより、一体型ヒューズの放熱性を高めることができ、一体型ヒューズの過熱によるケース本体の内部に収容した電気部品に熱影響を与えるのを防止できる。また、一体型ヒューズと接続する電線および電線端末の端子とヒューズとを接続するボルトはケース内部に配索されないため、ケース本体の内部の構成を簡単にできると共にケース本体を小型化できる。
さらに、前記一体型ヒューズをアッパーカバーの周壁で覆う構成とすることにより、一体型ヒューズの入力部および/または出力部と電線端末の端子とのボルト締め接続作業や、ヒューズ交換等のメンテナンス作業を、アッパーカバーのみを取り外して行うことができるため、作業性を向上できる。
また、一体型ヒューズの出力部間に介在させる出力部用の仕切壁および入力用仕切壁をボルトの先端面よりも外側に位置させているため、アッパーカバーを上方から挿入してケース本体に被せるときに、アッパーカバーの下端が前記ボルトに引っ掛かることを防ぐと共に、該ボルトのエッジでアッパーカバーが損傷することも防止できる。
さらに、前記仕切壁の上側角部に、アッパーカバー案内用傾斜部とヒューズ案内用傾斜部とを設けることにより、挿入方向の異なるアッパーカバーと一体型ヒューズとをそれぞれスムーズに所定位置へと案内することができ、アッパーカバーと一体型ヒューズの取付作業性を高めることができる。
以下、本発明の実施形態を図面を参照して説明する。
図1乃至図8に、本発明の第一実施形態に係る車載用の電気接続箱10を示す。
電気接続箱10は、ケース本体11の上面に複数のヒューズ収容部15およびリレー収容部16を並設すると共に、該ケース本体11の垂直方向の一側壁の外面に一体型ヒューズ30の取付部17を設けている。ケース本体11の上面にアッパーカバー12を被せ、下面にロアカバー13を被せ、ロアカバー13の係止爪15をアッパーカバー12の被係止部14に係止してロックする構成としている。
前記アッパーカバー12は、ケース本体11の一体型ヒューズ取付部17と対向する周壁12aを下方へ延在して、該周壁12aで一体型ヒューズ取付部17を下端まで覆う形状としている。
前記一体型ヒューズ30は、図2に示すように、導電性金属板31を打抜加工して、入力部33と複数の出力部34と複数の細幅の溶断部35とを同一面上に一体に形成している。該導電性金属板31の溶断部35を絶縁樹脂部32で連続して被覆している。該絶縁樹脂部32は、詳細には、溶断部35を挟む2枚の樹脂ケースからなり、一方のケースに係止突起を設けると共に、他方のケースに係止孔を設け、係止突起を係止孔に嵌合して組みつけた後に溶着している。
前記導電性金属板31は、図2に示すように、上側部全体を横長の入力部33とし、該入力部33にはスタッドボルト貫通用のボルト穴36を穿設している。前記溶断部35は、入力部33の下端縁に沿って横方向に間隔をあけて並設し、前記出力部34は、各溶断部35の下端にそれぞれ連続させて横方向に間隔をあけて並設している。前記ボルト穴36の下方には溶断部35および出力部34を設けず、電源線挿通用の開口37としている。
前記開口37を挟む両側において、並設した複数の溶断部35を絶縁被覆部32でそれぞれ一体的に被覆する一方、開口37内には絶縁被覆部32を突出させないようにしている。
前記各出力部34には、スタッドボルト貫通用のボルト穴38を穿設している。
前記入力部33の上側部には、横方向に間隔をあけて複数のクリップ穴39を穿設している。
前記ケース本体11の垂直方向の側壁外面に設けた取付部17には、図3(A)(B)に示すように、その上側部に、一体型ヒューズ30の入力部33のボルト穴36を貫通する一個の入力側スタッドボルト18を突設している。下側部には、一体型ヒューズ30の出力部34の各ボルト穴38を貫通する複数の出力側スタッドボルト19を突設している。
前記入力側スタッドボルト18は、ケース本体11の内部に収容されているバスバー等の内部回路(図示せず)と接続し、ケース本体11の側壁を貫通して水平方向に突設し、電源線41の端末に接続したボルト締め端子43と接続するものとしている。
前記出力側スタッドボルト19は、その基端部をケース本体11の側壁に埋設して水平方向に突設し、電線42の端末に接続したボルト締め端子44と接続ものとしている。
ケース本体11の取付部17には、図3(A)(B)および図6に示すように、一体型ヒューズ30を取り付けた時に、各出力部34間の隙間に介在する絶縁用および位置決め用の複数の出力部用の仕切壁20を外方に向けて突設している。また、前記開口37の両側縁37a、37bに当接して、該開口37を出力部34および溶断部35から仕切る一対の入力部用の仕切壁21とを突設している。該仕切壁21に挟まれた空間を電源線挿通部29としている。
前記出力部用の仕切壁20は、矩形状の平板からなり、各出力部34間の隙間に嵌合する厚さを有すると共に、図5および図8に示すように、上面20aは、水平面からなる奥端で一体型ヒューズ30の出力部34間の隙間に位置する絶縁樹脂部32の下端を支持している。下面20bは、出力部34の下端34aより下方に位置して水平方向に延在している。また、図4(A)に示すように、該出力部用の仕切壁20の突出端側の外端面20cは垂直面からなり、前記出力側スタッドボルト19の先端面19aよりも外側に位置すると共に、図8に示すように、前記アッパーカバー12の周壁12aの内面側に位置している。
前記出力部用の仕切壁20の上側角部の突出端側には傾斜切欠22を設けている。該傾斜切欠22は、図4(A)(B)に示すように、前記突出端側から奥端に向けて傾斜するヒューズ案内用傾斜部23と、上面側から下方に向けて傾斜するアッパーカバー案内用傾斜部24とからなり、ヒューズ案内用傾斜部23は、アッパーカバー案内用傾斜部24よりも突出端側に設けている。
図4(B)に示す傾斜角度θ1はアッパカバー12が上方から被せられる際に、アッパカバー12の先端が仕切り壁20のヒューズ案内用傾斜部23に当接しても、該先端をスムーズに外端面20c側へ導く設定としている。一方、傾斜角度θ2は一体型ヒューズ30の装着時、絶縁樹脂部32の下端をスムーズに上側角部20aへ導く設定としている。両方の傾斜部23、24の好ましい傾斜角度θ1、θ2は5°〜35°である。
前記入力部用の仕切壁21は、図3(B)に示すように、出力部用の仕切壁20よりも上方に突出した矩形状の平板からなる。図5および図8に示すように、上面21aは、水平面からなる奥端で一体型ヒューズ30の入力部33の下端を支持している。下面21bは、出力部34の下端34aより下方に位置して水平方向に延在している。
また、図4(A)に示すように、仕切壁21の外端面21cの突出位置は、出力部用の仕切壁20の外端面20cと同一とし、入力側スタッドボルト18の先端面18aおよび出力側スタッドボルト19の先端面19aよりも外側に位置し、図8に示すように、前記アッパーカバー12の周壁12aの内面側に位置している。
前記仕切壁21の上側角部に傾斜切欠25を設けている。該傾斜切欠25は、図4(B)に示すように、前記突出端側から奥端に向けて傾斜するヒューズ案内用傾斜部26と上面側から下方に向けて傾斜するアッパーカバー案内用傾斜部27とからなる。ヒューズ案内用傾斜部26は、アッパーカバー案内用傾斜部27よりも突出端側に設けられている。
ヒューズ案内用傾斜部26の傾斜角度θ3は出力部用の仕切壁20のヒューズ案内用傾斜部23の傾斜角度θ1と同一とし、アッパーカバー案内用傾斜部27の傾斜角度θ4は出力部用の仕切壁20のアッパーカバー案内用傾斜部24の傾斜角度θ2と同一としている。
ケース本体11の一体型ヒューズ取付部17の上側部には、その上端縁に沿って、前記入力部33のクリップ穴39に挿入係止される複数のクリップ28を突設している。
つぎに、ケース本体11へ一体型ヒューズ30の取付方法を説明する。
まず、図5に示すように、一体型ヒューズ30を垂直に立てた状態で、取付部17に対して水平方向に挿入する。その際、仕切壁20のアッパーカバー案内用傾斜部24に絶縁樹脂部32の下端を、仕切壁21のアッパーカバー案内用傾斜部27に入力部33の下端をそれぞれ当てながら挿入することにより、一体型ヒューズ30を自ずと正確な取り付け位置へと案内することができるため、一体型ヒューズ30をスムーズに挿入して正確な位置へと手早く取り付けることができる。
一体型ヒューズ30のケース本体11への装着状態は、ケース本体11の取付部17から突設した出力部用の仕切壁20を一体型ヒューズ30の各出力部34間の隙間に嵌合させ、該仕切壁20の上面20aを各出力部34間の隙間に位置する絶縁樹脂部32の下端に当接させる。かつ、取付部17から突設した入力部用の仕切壁21を一体型ヒューズ30の開口37の両側縁37a、37bに当接させると共に、仕切壁21の上面21aを開口37に臨む入力部33の下端に当接させる。これにより、一体型ヒューズ30の取付部17に対する上下左右方向の位置決めを行う。
入力側スタッドボルト18を一体型ヒューズ30の入力部33のボルト穴36に通し、出力側スタッドボルト19を一体型ヒューズ30の各出力部34のボルト穴38に通し、それぞれ突出させる。
次に、取付部17から突設したクリップ28を一体型ヒューズ30の入力部33に設けたクリップ穴39に挿入係止して、一体型ヒューズ30のケース本体11に固定する。
次に、図6に示すように、一体型ヒューズ30の開口37の両側を一対の仕切壁21に挟まれた電源線挿通部29に電源線41を挿通する。図7に示すように、電源線41の端末に接続したボルト締め端子43を、一体型ヒューズ30の入力部33のボルト穴36から突出した前記入力側スタッドボルト18に嵌合してナット45で締め付け接続する。
一体型ヒューズ30の各出力部34のボルト穴38から突出した各出力側スタッドボルト19には、電線42の端末に接続したボルト締め端子44を嵌合し、ナット46で締め付け接続する。
最後に、ケース本体11の下部にロアカバー13を組み付け、上部にアッパーカバー12を組み付け、図8に示すように、アッパーカバー12の周壁12aで一体型ヒューズ30の外面を覆う。
前記構成の電気接続箱10は、発熱量の多い一体型ヒューズ30をケース本体11の側壁外面に取り付けているため、ケース内部に収容していた従来の電気接続箱に比して放熱性が高く、ケース本体11の過熱および溶損を防止できる。
また、一体型ヒューズ30をアッパーカバー12のみで覆う構成としているため、放熱性を確保しながらも、絶縁樹脂部32から露出した入力部33および出力部34を被覆することができる。かつ、ボルト締め接続作業やメンテナンス作業に際しては、アッパーカバー12のみを取り外せばよく、ロアカバー13を取り外す必要がないため、作業性も向上する。
さらに、ケース本体11に一体型ヒューズ30の各出力部34間を仕切る仕切壁20を突設しているため、出力部34のボルト穴38から突出するボルト19が、電気接続箱10内に配線される電線と干渉して該電線を損傷することを防止できる。特に、ケース本体11より突設した仕切壁21は、一体型ヒューズ30の入力部33に接続される電源線41の配線経路を規制すると共に、隣接する出力部34から突出するボルト19と電源線41が干渉することを防ぐため、電源線41の損傷を防止することができる。
さらにまた、出力部仕切壁20および電源線仕切壁21の突出側外端面20c、21cの突出位置を、入力側スタッドボルト18および出力側スタッドボルト19の先端18a、19aよりも外側に位置させている。よって、図8に示すように、アッパーカバー12の取り付けに際し、アッパーカバー12の下端12bをボルト18、19に引っ掛けることなく挿入でき、ボルト18、19のエッジでカバー12が損傷することを防止できる。
また、一体型ヒューズ30をケース本体11に取り付けるとき、図5に示すように、絶縁樹脂部32の下端および入力部33の下端と仕切壁20の上面20aおよび仕切壁21の上面21aとが干渉しやすいが、これら仕切壁20、21の上面20a、21aの突出側の角部にそれぞれ傾斜切欠22、25を設けているため、一体型ヒューズ30の挿入始めの引っかかりの衝撃を緩和することができる。
また、アッパーカバー12をケース本体11に取り付けるときは、図8に示すように、アッパーカバー12の下端12bと仕切壁20および仕切壁21の上面20a、21aとが干渉しやすいが、これら仕切壁20、21の突出側の角部に傾斜切欠22、25を設けているため、干渉の衝撃を緩和することができる。さらに、仕切壁20のヒューズ案内用傾斜部23および仕切壁21のヒューズ案内用傾斜部26にアッパーカバー12の下端12bを当接させながら挿入することにより、アッパーカバー12を自ずと正確な取付位置へと案内することができるため、アッパーカバー12の取り付け作業性を高めることができる。
また、各仕切壁20、21に、ヒューズ案内用傾斜部23、26とアッパーカバー案内用傾斜部24、27を連続して設けることにより、挿入方向が上方からのアッパーカバー12と側方の一体型ヒューズ30の案内を、一つの仕切壁に設けることができる。
なお、本発明は前記実施形態に限定されず、前記実施形態ではケース本体の取付部7に複数のスタッドボルトを設けているが、入力部用の一つまたは出力部用の一つのみとし、他はナットにしてボルトを締結する構成としてもよい。
本発明の実施形態に係る電気接続箱の分解斜視図である。 図1に示す一体型ヒューズの正面図である。 図1に示すケース本体を示し、(A)は上面図、(B)は正面図である。 (A)は図3(A)のIV−IV線断面図、(B)は(A)の要部拡大図である。 一体型ヒューズのケース本体への取り付け工程を示す説明断面図である。 ケース本体に一体型ヒューズを取り付けた状態を示す正面図である。 スタッドボルトに電線を接続した状態を示す正面図である。 ケース本体へのアッパーカバーの取り付け工程を示す説明断面図である。 従来例を示す図である。
符号の説明
10 電気接続箱
11 ケース本体
12 アッパーカバー
17 一体型ヒューズの取付部
18 入力側スタッドボルト
19 出力側スタッドボルト
20 出力部用の仕切壁
21 入力部用の仕切壁
22、25 傾斜切欠
23、26 ヒューズ案内用傾斜部
24、27 アッパーカバー案内用傾斜部
30 一体型ヒューズ
32 絶縁樹脂部
33 入力部
34 出力部
35 溶断部
41 電源線
43、44 ボルト締め端子

Claims (5)

  1. 電気接続箱のケース本体の周壁外面に設ける取付部に、入力部と複数の溶断部および出力部とを導電性金属板から形成した一体型ヒューズを取り付け、該一体型ヒューズの入力部と出力部に電線端末の端子を接続して、前記ケース本体に被せるアッパーカバーで覆っていることを特徴とする電気接続箱。
  2. 前記一体型ヒューズは、上側部を横長な入力部とし、該入力部の下端縁に沿って横方向に間隔を空けて並設した細幅な溶断部と、各溶断部の下端に夫々連続して間隔を空けて並設した出力部とを設けた前記導電性金属板と、少なくとも前記並設した溶断部の周囲を覆う絶縁樹脂部とを備え、
    前記取付部から突出した少なくとも1つのボルトに、前記入力部および/または前記複数の出力部に設けたボルト穴と電線端末の端子のボルト孔とを挿通してナットで締結し、
    かつ、前記ケース本体の前記取付部に、前記一体型ヒューズの出力部に介在させる出力部用の仕切壁および入力部の下部に設けた入力部用の仕切壁を突設し、これら仕切壁の突出高さを前記ボルトの先端面より突出させ、該仕切壁の突出端面に沿わせて前記アッパーカバーを取り付けている請求項1に記載の電気接続箱。
  3. 前記ケース本体の取付部に前記一体型ヒューズの上側部に設けた取付穴に挿入係止する係止部を設け、かつ、前記出力部用の仕切壁の上端で前記絶縁樹脂部の下端を支持している請求項2に記載の電気接続箱。
  4. 前記各出力部用の仕切壁は垂直方向の平板とし、その上側角部に、突出端側から奥側に向けて傾斜するヒューズ案内用傾斜部と、上面側から下方に向けて傾斜するアッパーカバー案内用傾斜部とを連続して設けている請求項2または請求項3に記載の電気接続箱。
  5. 前記一体型ヒューズでは、前記上側部の入力部に設けたボルト穴の下方は前記絶縁樹脂部で被覆した溶断部および出力部を設けていない開口とし、該開口の両側に一対の前記入力部用の仕切壁を位置させ、該仕切壁の間を前記入力部と接続する電線の挿通部とし、
    前記一対の入力部用の仕切壁の上側角部に、突出端側から奥側に向けて傾斜するヒューズ案内用傾斜部と、上面側から下方に向けて傾斜するアッパーカバー案内用傾斜部とを連続して設けている請求項2乃至請求項4のいずれか1項に記載の電気接続箱。
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