JP2009277677A - 露光装置、基板搬送方法、及びデバイス製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】露光不良の発生を抑制できる露光装置を提供する。
【解決手段】露光装置は、開口、及び開口の内側で基板を保持可能な第1保持部を有する保持装置と、第1保持部に供給される前に、基板の外径を計測する計測装置と、計測された基板の外径と開口の内径とを比較する制御装置とを備えている。
【選択図】図1
【解決手段】露光装置は、開口、及び開口の内側で基板を保持可能な第1保持部を有する保持装置と、第1保持部に供給される前に、基板の外径を計測する計測装置と、計測された基板の外径と開口の内径とを比較する制御装置とを備えている。
【選択図】図1
Description
本発明は、露光装置、基板搬送方法、及びデバイス製造方法に関する。
フォトリソグラフィ工程で使用される露光装置は、基板を保持可能な基板保持部を備え、その基板保持部に保持された基板を露光する。下記特許文献には、露光装置に関する技術の一例が開示されている。
米国特許出願公開第2006/0126038号明細書
米国特許出願公開第2008/0158632号明細書
米国特許出願公開第2007/0177125号明細書
米国特許出願公開第2008/0049209号明細書
例えば、基板を基板保持部にロードする際に、基板と基板保持部の周辺の部位とが接触してしまうと、基板保持部で基板を良好に保持できなくなったり、異物が発生したりする可能性がある。その結果、露光不良が発生し、不良デバイスが発生する可能性がある。
本発明の態様は、露光不良の発生を抑制できる露光装置を提供することを目的とする。また本発明の態様は、基板を良好に搬送できる基板搬送方法を提供することを目的とする。また本発明の態様は、不良デバイスの発生を抑制できるデバイス製造方法を提供することを目的とする。
本発明の第1の態様に従えば、露光光で基板を露光する露光装置であって、開口、及び開口の内側で基板を保持可能な第1保持部を有する保持装置と、第1保持部に供給される前に、基板の外径を計測する計測装置と、計測された基板の外径と開口の内径とを比較する制御装置と、を備える露光装置が提供される。
本発明の第2の態様に従えば、第1の態様の露光装置を用いて基板を露光することと、露光された基板を現像することと、を含むデバイス製造方法が提供される。
本発明の第3の態様に従えば、基板搬送方法であって、開口の内側に基板を保持可能な第1保持部を所定位置に移動することと、第1保持部に基板が供給される前に、基板の外径を計測することと、計測された基板の外径と開口の内径とを比較することと、比較の結果に基づいて、第1保持部に基板を供給するか否かを判断することと、を含み、第1保持部は、露光光の照射位置に移動可能である基板搬送方法が提供される。
本発明の第4の態様に従えば、第3の態様の基板搬送方法を用いて、第1保持部に基板を供給するか否かを判断することと、判断の結果に基づいて、第1保持部に基板を供給することと、第1保持部に保持された基板を露光することと、露光された基板を現像することと、を含むデバイス製造方法が提供される。
本発明によれば、露光不良の発生を抑制でき、不良デバイスの発生を抑制できる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明するが、本発明はこれに限定されない。以下の説明においては、XYZ直交座標系を設定し、このXYZ直交座標系を参照しつつ各部材の位置関係について説明する。水平面内の所定方向をX軸方向、水平面内においてX軸方向と直交する方向をY軸方向、X軸方向及びY軸方向のそれぞれと直交する方向(すなわち鉛直方向)をZ軸方向とする。また、X軸、Y軸、及びZ軸まわりの回転(傾斜)方向をそれぞれ、θX、θY、及びθZ方向とする。
<第1実施形態>
第1実施形態について説明する。図1は、第1実施形態に係る露光装置EXを示す概略構成図、図2は、露光装置EXを模式的に示す平面図である。本実施形態の露光装置EXは、液体LQを介して露光光ELで基板Pを露光する液浸露光装置である。本実施形態においては、液体LQとして、水(純水)を用いる。
第1実施形態について説明する。図1は、第1実施形態に係る露光装置EXを示す概略構成図、図2は、露光装置EXを模式的に示す平面図である。本実施形態の露光装置EXは、液体LQを介して露光光ELで基板Pを露光する液浸露光装置である。本実施形態においては、液体LQとして、水(純水)を用いる。
図1及び図2において、露光装置EXは、マスクMを保持して移動可能なマスクステージ1と、基板Pを保持して移動可能な基板ステージ2と、マスクステージ1に保持されているマスクMを露光光ELで照明する照明系ILと、露光光ELで照明されたマスクMのパターンの像を基板Pに投影する投影光学系PLと、露光光ELの光路の少なくとも一部が液体LQで満たされるように液浸空間を形成する液浸部材3と、露光装置EX全体の動作を制御する制御装置4とを備えている。また、露光装置EXは、露光処理に関する各種情報を記憶した記憶装置5を備えている。記憶装置5は、制御装置4に接続されている。
また、露光装置EXは、基板Pを搬送する搬送システム6を備えている。搬送システム6は、基板Pを基板ステージ2に供給可能な供給システム7と、基板ステージ2から基板Pを回収可能な回収システム8とを含む。
また、露光装置EXは、基板Pの外径を計測する計測装置9を備えている。本実施形態において、基板Pはほぼ円形であり、基板Pの外径は基板Pの直径を含む。
また、露光装置EXは、少なくとも投影光学系PLが配置される内部空間を形成するチャンバ装置10を備えている。チャンバ装置10は、内部空間の環境(温度、湿度、クリーン度等)を調整可能な空調ユニット等の環境制御装置を有する。本実施形態においては、露光装置EXのほぼ全体が、内部空間に配置されている。
露光装置EXには、所定の外部装置CDが接続されている。本実施形態において、外部装置CDは、露光前の基板Pに感光膜を形成するコーティング装置、及び露光後の基板Pを現像するデベロッパ装置を有するコータ・デベロッパ装置である。露光装置EXと外部装置CDとはインターフェースIFを介して接続されている。基板Pは、露光装置EXと外部装置CDとの間で、インターフェースIFを介して搬送可能である。
照明系ILは、所定の照明領域を均一な照度分布の露光光ELで照明する。照明系ILは、照明領域に配置されたマスクMの少なくとも一部を均一な照度分布の露光光ELで照明する。照明系ILから射出される露光光ELとして、例えば水銀ランプから射出される輝線(g線、h線、i線)及びKrFエキシマレーザ光(波長248nm)等の遠紫外光(DUV光)、ArFエキシマレーザ光(波長193nm)、及びF2レーザ光(波長157nm)等の真空紫外光(VUV光)等が用いられる。本実施形態においては、露光光ELとして、紫外光(真空紫外光)であるArFエキシマレーザ光を用いる。
マスクステージ1は、マスクMを保持した状態で、照明領域を含む第1ベース部材11のガイド面内を移動可能である。ガイド面は、XY平面とほぼ平行である。本実施形態においては、マスクステージ1は、平面モータを含む第1駆動システム12の作動により、X軸、Y軸、及びθZ方向の3つの方向に移動可能である。マスクステージ1を移動するための平面モータは、例えば米国特許第6452292号明細書に開示されているように、マスクステージ1に配置されたマグネットアレイと、第1ベース部材11に配置されたコイルアレイとを有する。
投影光学系PLは、所定の投影領域に露光光ELを照射する。投影領域は、投影光学系PLから射出される露光光ELの照射位置を含む。投影光学系PLは、投影領域に配置された基板Pの少なくとも一部に、マスクMのパターンの像を所定の投影倍率で投影する。本実施形態の投影光学系PLは、その投影倍率が例えば1/4、1/5、又は1/8等の縮小系である。なお、投影光学系PLは等倍系及び拡大系のいずれでもよい。本実施形態においては、投影光学系PLの光軸はZ軸と平行である。また、投影光学系PLは、反射光学素子を含まない屈折系、屈折光学素子を含まない反射系、反射光学素子と屈折光学素子とを含む反射屈折系のいずれであってもよい。また、投影光学系PLは、倒立像と正立像とのいずれを形成してもよい。
基板ステージ2は、基板Pを保持した状態で、投影領域を含む第2ベース部材13のガイド面内を移動可能である。ガイド面は、XY平面とほぼ平行である。本実施形態においては、基板ステージ2は、平面モータを含む第2駆動システム14の作動により、X軸、Y軸、Z軸、θX、θY、及びθZ方向の6つの方向に移動可能である。基板ステージ2を移動するための平面モータは、例えば米国特許第6452292号明細書に開示されているように、基板ステージ2に配置されたマグネットアレイと、第2ベース部材13に配置されたコイルアレイとを有する。
本実施形態において、マスクステージ1及び基板ステージ2の位置情報は、レーザ干渉計を含む干渉計システム(不図示)によって計測される。基板Pの露光処理を実行するとき、あるいは所定の計測処理を実行するとき、制御装置4は、干渉計システムの計測結果に基づいて、第1、第2駆動システム12、14を作動し、マスクステージ1(マスクM)及び基板ステージ2(基板P)の位置制御を実行する。
搬送システム6は、外部装置CDから搬入された基板Pを支持する搬入テーブル15と、基板Pを搬送可能な搬送アーム16を有する搬送機構17と、基板ステージ2に基板Pを供給可能な供給アーム18と、基板ステージ2から基板Pを回収可能な回収アーム19と、外部装置CDへ搬出される基板Pを支持する搬出テーブル20とを備えている。また、搬送システム6は、搬送機構17と供給アーム18との間の搬送路に配置され、基板Pを支持可能な第1テーブル21と、搬送機構17と回収アーム19との間の搬送路に配置され、基板Pを支持可能な第2テーブル22とを含む。第1テーブル21は、計測装置9に配置されている。
次に、基板ステージ2について、図3及び図4を参照して説明する。図3は、投影光学系PLから射出される露光光ELの照射位置に配置された基板ステージ2を示す断面図、図4は、基板ステージ2を上方から見た平面図である。
基板ステージ2は、基板Pを保持可能な第1保持部23を有する。また、本実施形態においては、基板ステージ2は、例えば米国特許出願公開第2007/0177125号明細書、米国特許出願公開第2008/0049209号明細書等に開示されているような、基板Pの周囲に配置されるプレート部材Tと、第1保持部23の周囲に配置され、プレート部材Tを保持可能な第2保持部24とを有する。
プレート部材Tは、開口25を有する。第2保持部24に保持されたプレート部材Tは、第1保持部23に保持された基板Pの周囲に配置される。プレート部材Tを第2保持部24で保持することによって、第1保持部23の周囲に開口25が設けられる。第1保持部23は、開口25の内側で、基板Pを保持する。
第1保持部23は、基板Pの裏面と対向する。第1保持部23は、基板Pの表面とXY平面とがほぼ平行となるように、基板Pを保持する。第2保持部24は、プレート部材Tの裏面と対向する。第2保持部24は、プレート部材Tの表面とXY平面とがほぼ平行となるように、プレート部材Tを保持する。また、本実施形態においては、第1保持部23に保持された基板Pの表面と、第2保持部24に保持されたプレート部材Tの表面とは、ほぼ同一平面内に配置される(ほぼ面一である)。
上述したように、本実施形態において、XY平面内における基板Pの外形は、ほぼ円形である。XY平面内における開口25の形状は、ほぼ円形である。本実施形態において、第1保持部23に保持された基板Pの外面(外側エッジ)と、第2保持部24に保持されたプレート部材Tの開口25の内面(内側エッジ)とは、ギャップGを介して対向する。
第1保持部23は、基板Pをリリース可能に保持する。第2保持部24は、プレート部材Tをリリース可能に保持する。第1保持部23及び第2保持部24のそれぞれは、所謂、ピンチャック機構の少なくとも一部を有する。第1保持部23は、基板ステージ2の第1チャック面26に配置され、基板Pの裏面を支持する複数の凸部27と、第1チャック面26において複数の凸部27の周囲に配置された第1周壁28と、第1周壁28の内側の第1チャック面26に設けられ、気体を吸引可能な複数の第1吸引口29とを備えている。第2保持部24は、基板ステージ2の第2チャック面30において第1周壁28の周囲に形成された第2周壁31と、第2チャック面31において第2周壁31の周囲に形成された第3周壁32と、第2周壁31と第3周壁32との間の第2チャック面30に形成され、プレート部材Tの裏面を支持する複数の凸部33と、第2周壁31と第3周壁32との間の第2チャック面30に設けられ、気体を吸引可能な複数の第2吸引口34とを備えている。基板Pの裏面と第1周壁28と第1チャック面26とで囲まれた空間の気体が第1吸引口29により吸引(排出)され、その空間が負圧になることによって、基板Pが凸部27に吸着保持される。また、第1吸引口29を用いる吸引動作が停止されることによって、第1保持部23より基板Pを外すことができる。また、プレート部材Tの裏面と第2周壁31と第3周壁32と第2チャック面30とで囲まれた空間の気体が第2吸引口34により吸引(排出)され、その空間が負圧になることによって、プレート部材Tの下面が凸部33に吸着保持される。また、第2吸引口34を用いる吸引動作が停止されることによって、第2保持部24よりプレート部材Tを外すことができる。
また、基板ステージ2には、基板Pの裏面を支持した状態で、第1保持部23に対してZ軸方向に移動可能(昇降可能)な昇降部材35が配置されている。本実施形態において、昇降部材35は、基板Pの裏面の所定領域を支持可能な複数の支持部材36と、支持部材36を支持するベース部材37とを含む。支持部材36は、ロッド状の部材である。ベース部材37は、プレート状の部材である。支持部材36は、ベース部材37上に、例えば3本設けられている。
基板ステージ2には、支持部材36が配置される孔38が複数形成されている。孔38の周囲には、基板Pの裏面と接触可能な周壁40が配置されている。支持部材36、及びその支持部材36に対応する孔38は、第1チャック面26の中央近傍において、正三角形のほぼ頂点に対応する位置にそれぞれ設けられている。
基板ステージ2の内部には、昇降部材35をZ軸方向に移動する駆動装置39が配置されている。駆動装置39は、ベース部材37に接続されている。駆動装置39は、ベース部材37をZ軸方向に移動することにより、複数の支持部材36をZ軸方向にほぼ同時に同一距離だけ移動することができる。制御装置4は、駆動装置39を制御して、支持部材36を第1保持部23に対してZ軸方向に移動可能である。
支持部材36は、基板Pの裏面の所定領域を支持した状態で、Z軸方向に移動可能である。制御装置4は、駆動装置39を制御して、基板Pの裏面を支持した支持部材36を、第1保持部23に対してZ軸方向に移動可能である。
次に、図3を参照して、本実施形態の液浸部材3について説明する。液浸部材3は、露光光ELの光路の少なくとも一部が液体LQで満たされるように液浸空間を形成する。液浸空間は、液体で満たされた部分(空間、領域)である。液浸部材3は、投影光学系PLの複数の光学素子のうち、投影光学系PLの像面に最も近い終端光学素子41の近傍に配置される。液浸部材3は、環状の部材である。液浸部材3は、露光光ELの光路の周囲に配置される。
終端光学素子41は、投影光学系PLの像面に向けて露光光ELを射出する射出面42を有する。本実施形態において、液浸部材3は、終端光学素子41から射出される露光光ELの光路が液体LQで満たされるように液浸空間を形成可能である。本実施形態において、液浸部材3は、終端光学素子41と、射出面42から射出される露光光ELの照射位置(投影領域)に配置された所定部材との間の露光光ELの光路が液体LQで満たされるように液浸空間を形成する。本実施形態において、露光光ELの照射位置に配置可能な所定部材は、照射位置を含む所定面内を移動可能な部材を含む。本実施形態において、その所定部材は、基板ステージ2、及びその基板ステージ2に保持された基板Pの少なくとも一方を含む。
少なくとも基板Pの露光時、終端光学素子41の射出面42から射出される露光光ELの光路が液体LQで満たされるように、一方側の終端光学素子41及び液浸部材3と他方側の基板Pとの間に液体LQが保持され、液浸空間が形成される。本実施形態においては、基板Pに露光光ELが照射されているとき、投影光学系PLの投影領域を含む基板Pの表面の一部の領域が液体LQで覆われるように液浸空間が形成される。すなわち、液体LQの界面(メニスカス、エッジ)の少なくとも一部は、液浸部材3の下面と基板Pの表面との間に形成される。すなわち、本実施形態の露光装置EXは、局所液浸方式を採用する。
液浸部材3は、液体LQを供給する供給口43と、液体LQを回収する回収口44とを備えている。供給口43は、露光光ELの光路に、清浄で温度調整された液体LQを供給可能である。供給口43は、露光光ELの光路の近傍において、その光路に面するように液浸部材3の所定位置に配置されている。回収口44は、液浸部材3と対向する基板P(物体)上の液体LQを回収可能である。回収口44は、基板Pの表面と対向するように液浸部材3の所定位置に配置されている。本実施形態において、回収口44には多孔部材が配置され、回収口44は、多孔部材の孔を介して液体LQを回収する。
制御装置4は、供給口43を用いる液体LQの供給動作と並行して、回収口44を用いる液体LQの回収動作を実行することによって、一方側の終端光学素子41及び液浸部材3と他方側の所定部材との間に、液体LQで液浸空間を形成可能である。
次に、計測装置9について、図5及び図6を参照して説明する。図5は、計測装置9の一例を示す概略構成図、図6は、計測装置9を模式的に示す平面図である。である。計測装置9は、ベース部材45と、ベース部材45上で、X軸、Y軸、及びθZ方向に移動可能なステージ46と、ステージ46上に配置され、基板Pを支持可能な第1テーブル21とを備えている。
第1テーブル21は、基板Pの裏面と対向可能な上面47を有する。第1テーブル21は、基板Pの表面(裏面)とXY平面とがほぼ平行となるように、上面47で基板Pを保持する。本実施形態においては、気体を吸引可能な吸引口48が上面47に配置されており、第1テーブル21は、基板Pの裏面を上面47に吸着保持する。
第1テーブル21は、ターンテーブルである。計測装置9は、第1テーブル21を回転可能な駆動装置49と、第1テーブル21の回転量(回転角)を検出するエンコーダ50とを備えている。第1テーブル21は、駆動装置49の作動により、基板Pを保持して回転可能である。
本実施形態において、計測装置9は、基板Pの外径を光学的に計測する。本実施形態の計測装置9は、基板Pを保持した第1テーブル21の回転中に、第1テーブル21の回転中心Cからの基板Pのエッジの位置変化を非接触で検出する第1センサ51を備えている。
第1センサ51は、基板Pの感光膜を感光させない波長の光を射出する光源53と、光源53から射出された光を平行な光束にする光学系54と、光学系54と対向するように配置される光電検出器55とを備えている。光電検出器55は、例えばCCDリニアセンサである。基板Pのエッジは、光学系54と光電検出器55との間に配置される。
制御装置4は、基板Pを保持した第1テーブル21を回転させながら、光源53より光を射出する。光電検出器55は、受光した光の強度に応じた検出信号を制御装置4に出力する。また、エンコーダ50が、第1テーブル21の回転角に関する検出信号を制御装置4に出力する。制御装置4は、光電検出器55及びエンコーダ50の検出信号に基づいて、第1テーブル21の単位回転角(例えば0.5度)毎に、基板Pのエッジの位置変化を求めることができる。これにより、制御装置4は、基板Pのエッジのプロファイル、及び外径(直径)を求めることができる。
なお、計測装置9の第1テーブル21は回転可能でなくてもよい。すなわち、計測装置9は、基板Pを回転させずに、基板Pのエッジ位置を求め、その結果に基づいて基板Pの外径(直径)を求めることもできる。例えば、図6に示すように、第1センサ51と同様の構成の第2センサ52を3箇所に配置することによって、基板Pを回転させずに、基板Pの外径(直径)を求めることができる。第2センサ52は、第1センサ51と同様に、基板Pの感光膜を感光させない波長の光を射出する光源56と、光源56から射出された光を平行な光束にする光学系59と、光学系59と対向するように配置される光電検出器57とを備えている。光電検出器57は、光電検出器55と同様に、ラインセンサを用いることができる。
第2センサ52を用いて基板Pの外径(直径)を計測する際、制御装置4は、位置センサ58でステージ46の位置情報を検出しながら、ステージ46をXY方向に移動し、3つの第2センサ52のそれぞれが基板Pのエッジの位置を検出可能な位置でステージ46を停止する。すなわち、3つの第2センサ52のそれぞれの、光学系59と光電検出器57との間に基板Pのエッジが配置されるように、基板Pを位置決めする。制御装置4は、光電検出器57の検出信号に基づいて、基板Pのエッジの3箇所の位置情報(座標)を求め、その3箇所の位置情報と円の外心の定義とに基づいて、基板Pの中心点とともに、基板Pの外径(直径)を求めることができる。
また、基板Pの外径を計測するための計測装置9として、例えば基板Pの画像(光学像)を取得可能な撮像装置(カメラ)を用いてもよい。制御装置4は、その撮像装置で取得された画像に基づいて、基板Pの外径を求めることができる。
なお、第1センサ51、あるいは第2センサ52で基板Pのエッジ位置が検出可能ならば、ステージ46は可動でなくてもよい。
図1及び図2に示すように、計測装置9は、搬送システム6の搬送路の配置されている。本実施形態において、計測装置9は、供給システム7の供給路(搬送路)に配置されている。
供給システム7は、外部装置CDから供給された露光前の基板Pを基板ステージ2に供給可能である。供給システム7は、搬入テーブル15、搬送機構17、計測装置9の第1テーブル21、供給アーム18、及び昇降部材35を含む。
搬入テーブル15、搬送機構17、第1テーブル21、及び供給アーム18は、外部装置CDから供給された基板Pを、昇降部材35に供給可能である。昇降部材35は、搬入テーブル15、搬送機構17、第1テーブル21、及び供給アーム18を介して外部装置CDから供給された基板Pを、第1保持部23に供給可能である。計測装置9は、第1保持部23に供給される前に、基板Pの外径を計測する。
回収システム8は、基板ステージ2から露光後の基板Pを回収して外部装置CDに搬送可能である。回収システム8は、昇降部材35、回収アーム19、第2テーブル22、搬送機構17、及び搬出テーブル20を含む。
昇降部材35は、第1保持部23に保持されている基板Pを、第1保持部23から離して、回収アーム19に渡すことができる。回収アーム19、第2テーブル22、搬送機構17、及び搬出テーブル20は、第1保持部23から渡された基板Pを回収して、外部装置CDに搬送可能である。
次に、上述の構成を有する露光装置EXの動作の一例について、図7のフローチャート、及び図8、図9の模式図を参照して説明する。
露光前の基板Pが、外部装置CDより露光装置EXに搬入される(ステップS1)。露光装置EXに搬入された基板Pは、搬入テーブル15に支持される。制御装置4は、搬送機構17を用いて、搬入テーブル15の基板Pを、計測装置9の第1テーブル21に搬送する(ステップS2)。
制御装置4は、計測装置9を用いて、基板Pの外径(直径)を計測する(ステップS3)。
制御装置4は、計測された基板Pの外径と、プレート部材Tの開口25の内径とを比較する。本実施形態において、開口25の内径は、所定の計測装置により予め計測されており、その開口25の内径に関する情報は、記憶装置5に予め記憶されている。制御装置4は、計測装置9で計測した基板Pの外径と、記憶装置5に保持されている開口25の内径とを比較する。
本実施形態において、内径と外径との比較は、内径と外径との差の導出を含む。制御装置4は、内径と外径との差を導出する(ステップS4)。
制御装置4は、比較の結果に基づいて、第1保持部23に基板Pを供給するか否かを判断する。本実施形態においては、制御装置4は、導出した内径と外径との差が、予め定められている許容範囲内か否かを判断する(ステップS5)。そして、制御装置4は、その判断した結果に基づいて、その計測装置9で外径を計測した基板Pを第1保持部23に供給するか否かを判断する。
許容範囲は、第1保持部23に基板Pを良好に搬送できて保持できるかどうかに基づいて予め定められている。また、許容範囲は、第1保持部23に基板Pを保持した状態でその基板Pを良好に露光できるかどうかに基づいて予め定められている。
本実施形態においては、許容範囲は、基板Pとプレート部材Tとが接触しないように定められている。例えば、内径より大きい外径の基板Pを第1保持部23に供給すると、基板Pとプレート部材Tとが接触してしまうという問題が発生する。
また、基板Pの外径と開口25の内径との差が大きい場合、すなわち、ギャップGが大きい場合、液体LQがギャップGに浸入してしまう可能性が高くなる。例えばギャップGに浸入した液体LQが、基板Pの裏面に付着したり、第1保持部23に付着したりすると、その液体LQの気化熱により、基板P、あるいは基板ステージ2が熱変形してしまう等、問題が発生する可能性がある。
本実施形態においては、ギャップGに液体LQが浸入しないように、そのギャップGの最適な範囲(許容範囲)が予め定められている。その最適な範囲は、例えば実験によって予め求めることができる。また、基板Pの表面における液体LQの接触角、プレート部材Tの表面における液体LQの接触角、液体LQの表面張力等に応じて、ギャップGの最適な範囲を定めることができる。
このように、許容範囲は、第1保持部23に基板Pを保持(搬送)するときに、基板Pが基板ステージ2(プレート部材T)と接触せず、且つ、ギャップGが最適な範囲となるように予め定められており、記憶装置5に記憶されている。
ステップS5において、開口25の内径と基板Pの外径との差が許容範囲内であると判断したとき、制御装置4は、第1保持部23に基板Pを供給することを決定する。制御装置4は、供給システム7を制御して、第1テーブル21に支持されている基板Pを、供給アーム18及び昇降部材35を介して、第1保持部23に供給する(ステップS6)。
図8は、第1保持部23に基板Pを供給することが決定されたときの動作の一例を示す模式図である。図8(A)に示すように、制御装置4は、基板ステージ2を基板交換位置(ローディングポジション)に移動して、第1保持部23に対して昇降部材35を上昇させ、供給アーム18を用いて、基板Pを昇降部材35に渡す。昇降部材35は、基板Pを支持する。そして、図8(B)に示すように、制御装置4は、供給アーム18を基板ステージ2から退避させた後、基板Pを支持した昇降部材35を下降させる。これにより、基板Pが第1保持部23に供給され、保持される。
制御装置4は、第1保持部23に保持された基板Pの露光を開始する(ステップS7)。露光後の基板Pは、回収システム8によって回収される。制御装置4は、昇降部材35を上昇させて、露光後の基板Pと第1保持部23とを離し、その露光後の基板Pを回収アーム19を用いて昇降部材35より回収する。回収アーム19に回収された露光後の基板Pは、第2テーブル22に支持された後、搬送機構17により、搬出テーブル20に搬送される。搬出テーブル20に支持された基板Pは、露光装置EXより外部装置CDに搬送される。外部装置CDに搬送された露光後の基板Pは、例えば現像処理等、所定のプロセス処理が施される。
ステップS5において、開口25の内径と基板Pの外径との差が許容範囲外であると判断したとき、制御装置4は、第1保持部23に基板Pを供給しないことを決定する。
本実施形態においては、制御装置4は、供給システム7を制御して、第1テーブル21に支持されている基板Pを、供給アーム18を介して、昇降部材35に供給する(ステップS8)。
本実施形態においては、制御装置4は、昇降部材35から第1保持部23へ基板Pを供給せずに、昇降部材35から回収アーム19へ基板Pを渡す(ステップS9)。
図9は、第1保持部23に基板Pを供給しないことが決定されたときの動作の一例を示す模式図である。図9(A)に示すように、制御装置4は、基板ステージ2を基板交換位置(ローディングポジション)に移動して、第1保持部23に対して昇降部材35を上昇させ、供給アーム18を用いて、基板Pを昇降部材35に渡す。昇降部材35は、基板Pを支持する。そして、図9(B)に示すように、制御装置4は、供給アーム18を基板ステージ2から退避させた後、基板Pを支持した昇降部材35を下降させずに、回収アーム19を用いて、その昇降部材35に支持されている基板Pを回収する。これにより、例えば基板Pの外径が開口25の内径より大きくても、基板Pとプレート部材Tとの接触を抑制することができる。
回収アーム19に回収された未露光の基板Pは、第2テーブル22に支持された後、搬送機構17により、搬出テーブル20に搬送される。搬出テーブル20に支持された基板Pは、露光装置EXより外部装置CDに搬送される。なお、回収アーム19に回収された未露光の基板Pは、外部装置CDとは別の装置に搬送されてもよい。また、未露光の基板Pを外部装置CDに搬送する場合、露光装置EXは、外部装置CDに、未露光の基板Pが搬送されることを通知することができる。
以上説明したように、本実施形態によれば、第1保持部23に供給される前に、基板Pの外径を計測し、その計測された基板Pの外径と開口25の内径とを比較するようにしたので、その比較の結果に応じて、供給システム7を制御して、開口25の内径に応じた最適な外径を有する基板Pを第1保持部23に搬送することができる。したがって、露光不良の発生を抑制し、不良デバイスの発生を抑制できる。
<第2実施形態>
次に、第2実施形態について説明する。以下の説明において、上述の第1実施形態と同一又は同等の構成部分については同一の符号を付し、その説明を簡略若しくは省略する。
次に、第2実施形態について説明する。以下の説明において、上述の第1実施形態と同一又は同等の構成部分については同一の符号を付し、その説明を簡略若しくは省略する。
図10は、第2実施形態に係る露光装置EXの動作を説明するための模式図である。露光装置EXは、複数の基板Pを順次基板ステージ2にロードして、それら基板Pを順次露光する。図10に示す例では、露光装置EX内に、複数の基板Pが存在する。具体的には、第1〜第5基板P1〜P5が存在する。図10において、第1基板P1は、露光後の基板であり、回収システム8によって第1保持部23より回収され、搬出テーブル20に支持されている。第2基板P2は、露光後の基板であり、回収システム8によって第1保持部23より回収され、第2テーブル22に支持されている。第3基板P3は、露光後(または露光中)の基板であり、第1保持部23に保持されている。第4基板P4は、露光前の基板であり、第1テーブル21に保持されて、計測装置9で外径の計測が実行されている。第5基板P5は、露光前の基板であり、搬入テーブル15に支持されている。
以下、計測装置9で計測された第4基板P4の外径と開口25の内径との差が許容範囲外である場合の露光装置EXの動作の一例について説明する。
第4基板P4の外径と開口25の内径との差が許容範囲外であり、第4基板P4を第1保持部23に供給しないことを決定したとき、制御装置4は、第1テーブル21から昇降部材35への第4基板P4の供給せずに、その第4基板P4を、第1テーブル21から回収システム8へ渡す。
本実施形態において、制御装置4は、回収システム8に存在する第1、第2、第3基板P1、P2、P3が外部装置CDへ排出された後、第1テーブル21から回収システム8へ第4基板P4を渡す。
すなわち、制御装置4は、第1〜第3基板P1〜P3の全てが外部装置CDに排出されるまで、第4基板P4を第1テーブル21(計測装置9)に待機させる。第4基板P4が第1テーブル21に待機されている間、第1、第2、第3基板P1、P2、P3が、回収システム8により、外部装置CDに順次搬送される。
第3基板P3が外部装置CDへ搬出された後、制御装置4は、搬送機構17を用いて、第1テーブル21から第4基板P4を搬出し、搬出テーブル20に搬送する。搬出テーブル20に支持された第4基板P4は、外部装置CDに搬出される。未露光の第4基板P4を外部装置CDに搬送する場合、露光装置EXは、外部装置CDに、未露光の第4基板P4が搬送されることを通知することができる。
なお、第1〜第3基板P1〜P3の全てが外部装置CDに排出されるのを待たずに、第1、第2基板P1、P2が外部装置CDに排出され、第3基板P3が搬出テーブル20に支持された後、外部装置CDに搬出される前に、制御装置4は、搬送機構17を用いて、第1テーブル21から第4基板P4を搬出することもできる。そして、第3基板P3が外部装置CDに搬出された後(第3基板P3が搬出テーブル20から退いた後)、制御装置4は、搬送機構17に支持されている第4基板P4を、搬出テーブル20に搬送する。その後、搬出テーブル20上の第4基板P4は、外部装置CDに排出される。なお、搬送機構17によって回収された未露光の基板P4は、外部装置CDとは別の装置に搬送されてもよい。また、未露光の基板Pを外部装置CDに搬送する場合、露光装置EXは、外部装置CDに、未露光の基板Pが搬送されることを通知することができる。
上述の実施形態の液体LQは純水であるが、純水以外の液体であってもよい。液体LQとしては、露光光ELに対して透過性であり、露光光ELに対して高い屈折率を有し、投影光学系PLあるいは基板Pの表面を形成する感光材(フォトレジスト)などの膜に対して安定なものが好ましい。
なお、本実施形態の基板Pとしては、半導体デバイス製造用の半導体ウエハのみならず、ディスプレイデバイス用のガラス基板、薄膜磁気ヘッド用のセラミックウエハ、あるいは露光装置で用いられるマスクまたはレチクルの原版(合成石英、シリコンウエハ)等が適用される。
露光装置EXとしては、マスクMと基板Pとを同期移動してマスクMのパターンを走査露光するステップ・アンド・スキャン方式の走査型露光装置(スキャニングステッパ)の他に、マスクMと基板Pとを静止した状態でマスクMのパターンを一括露光し、基板Pを順次ステップ移動させるステップ・アンド・リピート方式の投影露光装置(ステッパ)にも適用することができる。
さらに、ステップ・アンド・リピート方式の露光において、第1パターンと基板Pとをほぼ静止した状態で、投影光学系を用いて第1パターンの縮小像を基板P上に転写した後、第2パターンと基板Pとをほぼ静止した状態で、投影光学系を用いて第2パターンの縮小像を第1パターンと部分的に重ねて基板P上に一括露光してもよい(スティッチ方式の一括露光装置)。また、スティッチ方式の露光装置としては、基板P上で少なくとも2つのパターンを部分的に重ねて転写し、基板Pを順次移動させるステップ・アンド・スティッチ方式の露光装置にも適用できる。
また、例えば米国特許第6611316号明細書に開示されているように、2つのマスクのパターンを、投影光学系を介して基板上で合成し、1回の走査露光によって基板上の1つのショット領域をほぼ同時に二重露光する露光装置などにも本発明を適用することができる。また、プロキシミティ方式の露光装置、ミラープロジェクション・アライナーなどにも本発明を適用することができる。
また、露光装置EXとして、米国特許第6341007号明細書、米国特許第6208407号明細書、及び米国特許第6262796号明細書等に開示されているような、複数の基板ステージを備えたツインステージ型の露光装置にも適用できる。
更に、米国特許第6897963号明細書、欧州特許出願公開第1713113号明細書等に開示されているような、基板を保持する基板ステージと、基準マークが形成された基準部材及び/又は各種の光電センサを搭載した計測ステージとを備えた露光装置にも本発明を適用することができる。また、複数の基板ステージと計測ステージとを備えた露光装置を採用することができる。
露光装置EXの種類としては、基板Pに半導体素子パターンを露光する半導体素子製造用の露光装置に限られず、液晶表示素子製造用又はディスプレイ製造用の露光装置や、薄膜磁気ヘッド、撮像素子(CCD)、マイクロマシン、MEMS、DNAチップ、あるいはレチクル又はマスクなどを製造するための露光装置などにも広く適用できる。
なお、上述の実施形態においては、光透過性の基板上に所定の遮光パターン(又は位相パターン・減光パターン)を形成した光透過型マスクを用いたが、このマスクに代えて、例えば米国特許第6778257号明細書に開示されているように、露光すべきパターンの電子データに基づいて透過パターン又は反射パターン、あるいは発光パターンを形成する可変成形マスク(電子マスク、アクティブマスク、あるいはイメージジェネレータとも呼ばれる)を用いてもよい。また、非発光型画像表示素子を備える可変成形マスクに代えて、自発光型画像表示素子を含むパターン形成装置を備えるようにしても良い。
上述の実施形態においては、投影光学系PLを備えた露光装置を例に挙げて説明してきたが、投影光学系PLを用いない露光装置及び露光方法に本発明を適用することができる。
上述の実施形態の露光装置は、本願請求の範囲に挙げられた各構成要素を含む各種サブシステムを、所定の機械的精度、電気的精度、光学的精度を保つように、組み立てることで製造される。これら各種精度を確保するために、この組み立ての前後には、各種光学系については光学的精度を達成するための調整、各種機械系については機械的精度を達成するための調整、各種電気系については電気的精度を達成するための調整が行われる。各種サブシステムから露光装置への組み立て工程は、各種サブシステム相互の、機械的接続、電気回路の配線接続、気圧回路の配管接続等が含まれる。この各種サブシステムから露光装置への組み立て工程の前に、各サブシステム個々の組み立て工程があることはいうまでもない。各種サブシステムの露光装置への組み立て工程が終了したら、総合調整が行われ、露光装置全体としての各種精度が確保される。なお、露光装置の製造は温度およびクリーン度等が管理されたクリーンルームで行うことが望ましい。
半導体デバイス等のマイクロデバイスは、図11に示すように、マイクロデバイスの機能・性能設計を行うステップ201、この設計ステップに基づいたマスク(レチクル)を製作するステップ202、デバイスの基材である基板を製造するステップ203、上述の実施形態に従って、マスクからの露光光で基板を露光すること、及び露光された基板を現像することを含む基板処理(露光処理)を含む基板処理ステップ204、デバイス組み立てステップ(ダイシング工程、ボンディング工程、パッケージ工程などの加工プロセスを含む)205、検査ステップ206等を経て製造される。
なお、上述の各実施形態の要件は、適宜組み合わせることができる。また、上述の各実施形態及び変形例で引用した露光装置などに関する全ての公開公報及び米国特許の開示を援用して本文の記載の一部とする。
2…基板ステージ、4…制御装置、7…供給システム、8…回収システム、9…計測装置、15…搬入テーブル、16…搬送アーム、17…搬送機構、18…供給アーム、19…回収アーム、20…搬出テーブル、21…第1テーブル、22…第2テーブル、23…第1保持部、24…第2保持部、25…開口、35…昇降部材、EL…露光光、EX…露光装置、P…基板、T…プレート部材
Claims (19)
- 露光光で基板を露光する露光装置であって、
開口、及び前記開口の内側で前記基板を保持可能な第1保持部を有する保持装置と、
前記第1保持部に供給される前に、前記基板の外径を計測する計測装置と、
前記計測された前記基板の外径と前記開口の内径とを比較する制御装置と、を備える露光装置。 - 前記制御装置は、前記比較の結果に基づいて、前記第1保持部に前記基板を供給するか否かを判断する請求項1記載の露光装置。
- 前記比較は、前記内径と前記外径との差の導出を含み、
前記制御装置は、前記差が許容範囲外のとき、前記第1保持部に前記基板を供給しないことを決定する請求項1又は2記載の露光装置。 - 前記基板を前記保持装置に供給可能な供給システムを備え、
前記制御装置は、前記比較の結果に基づいて、前記供給システムを制御する請求項3記載の露光装置。 - 前記供給システムは、前記基板を前記第1保持部に供給可能な第1供給装置と、前記第1供給装置に前記基板を供給可能な第2供給装置とを含む請求項4記載の露光装置。
- 前記供給しないことを決定したとき、前記制御装置は、前記第2供給装置から前記第1供給装置への前記基板の供給を停止する請求項5記載の露光装置。
- 前記保持装置から基板を回収可能な回収システムを備え、
前記供給しないことを決定したとき、前記制御装置は、前記第2供給装置から前記回収システムへ前記基板を渡す請求項6記載の露光装置。 - 前記制御装置は、前記回収システムに存在する基板が排出された後、前記第2供給装置から前記回収システムへ前記基板を渡す請求項7記載の露光装置。
- 前記供給しないことを決定したとき、前記制御装置は、前記第1供給装置から前記第1保持部への前記基板の供給を停止する請求項5〜8のいずれか一項記載の露光装置。
- 前記保持装置から基板を回収可能な回収システムを備え、
前記供給しないことを決定したとき、前記制御装置は、前記第1供給装置から前記回収システムへ前記基板を渡す請求項9記載の露光装置。 - 前記第1供給装置は、前記基板を支持した状態で、前記第1保持部に対して昇降可能なリフト部材を含む請求項5〜10のいずれか一項記載の露光装置。
- 前記計測装置の少なくとも一部は、前記第2供給装置の供給路に配置される請求項5〜11のいずれか一項記載の露光装置。
- 前記計測装置は、前記基板の外径を光学的に計測する請求項1〜12のいずれか一項記載の露光装置。
- 前記制御装置は、前記内径情報を予め有する請求項1〜13のいずれか一項記載の露光装置。
- 前記第1保持部の周囲に配置され、プレート部材を保持する第2保持部を備え、
前記プレート部材を前記第2保持部で保持することによって、前記第1保持部の周囲に前記開口が設けられる請求項1〜14のいずれか一項記載の露光装置。 - 液体を介して前記基板を露光する請求項1〜15のいずれか一項記載の露光装置。
- 請求項1〜16のいずれか一項記載の露光装置を用いて基板を露光することと、
露光された基板を現像することと、を含むデバイス製造方法。 - 基板搬送方法であって、
開口の内側に基板を保持可能な第1保持部を所定位置に移動することと、
前記第1保持部に基板が供給される前に、前記基板の外径を計測することと、
前記計測された前記基板の外径と前記開口の内径とを比較することと、
前記比較の結果に基づいて、前記第1保持部に前記基板を供給するか否かを判断することと、を含み、
前記第1保持部は、露光光の照射位置に移動可能である基板搬送方法。 - 請求項18記載の基板搬送方法を用いて、前記第1保持部に基板を供給するか否かを判断することと、
前記判断の結果に基づいて、前記第1保持部に前記基板を供給することと、
前記第1保持部に保持された前記基板を露光することと、
前記露光された基板を現像することと、を含むデバイス製造方法。
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JP2011096918A (ja) * | 2009-10-30 | 2011-05-12 | Oki Semiconductor Co Ltd | 半導体装置および半導体装置の製造方法 |
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- 2008-05-12 JP JP2008124516A patent/JP2009277677A/ja active Pending
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