JP2009274501A - 補助電動機能付配膳車 - Google Patents

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Abstract

【課題】駆動手段からの駆動力を駆動輪に伝達あるいは遮断する連結手段を用いた移動するための動力補助を行う補助電動機能付配膳車に関し、特に、連結手段対する連結の状態を明確にすることによって、安全な走行を実現した補助電動機能付配膳車を提供することを目的とする。
【解決手段】クラッチ4、クラッチレバー4D、コネクタ部材4K、クラッチ操作レバー4Fで構成される連結手段が伝達状態か遮断状態かを監視するクラッチセンサ4Cの情報に基づいて、コントロールユニット41のCPU42がROM43に記憶されている制御プログラムを実行することによって解析し、クラッチ4が伝達状態か遮断状態かを判断する。その結果をクラッチ表示LED4Bとバッテリ表示LED8Bに表示するようにした。
【選択図】図6

Description

本発明は、駆動手段からの駆動力を駆動輪に伝達あるいは遮断する連結手段を用いた移動するための動力補助を行う補助電動機能付配膳車に関するものである。
従来、病院や特別養護老人ホーム等においては、多人数に食事を配膳するため、補助電動機能が付加された配膳車が用いられている。この補助電動機能は、蓄電池を電源とするモータを搭載して駆動輪と連結し、使用者によりハンドル操作が行われた場合に、駆動輪を駆動することで移動するための動力補助を行う機能である。
これらの補助電動機能を備える配膳車(以下、補助電動機能付配膳車)においては、モータと駆動輪の間にモータの駆動力を駆動輪に伝達あるいは遮断する連結手段が配設されている。
連結手段の用途としては、当該補助電動機能付配膳車に搭載されてモータを駆動する蓄電池の容量がゼロになり電動による移動ができなくなった時などのように、補助電動機能付配膳車を手動で移動する必要が発生した場合に、モータと駆動輪の間の連結手段を遮断する事により補助電動機能付配膳車の手動による移動が可能になる。また、モータと駆動輪の間の連結手段を連結したままにすることによって、制動の役目も実現している。
このような補助電動機能付配膳車に関する技術として、特許文献1記載の技術が知られている。特許文献1には、モータと駆動輪の間にミッション部を設け、モータの駆動力がミッション部を介して駆動輪に伝達される補助電動機能付配膳車が記載されている。このようにミッション部が設けられた補助電動機能付配膳車には、ミッション部をモータの駆動力に対して伝達あるいは遮断するクラッチが設けられている。
また、この特許文献1記載の補助電動機能付配膳車は、配膳車本体に回動自在に配設されたハンドルを所定方向に回動操作することで駆動モータを正方向に回転駆動するように構成されている。即ち、ハンドルの所定方向への回動操作によって、当該補助電動機能付配膳車を前方へ移動するための動力補助をするように構成されている。尚、当該補助電動機能付配膳車では、ハンドルの回動量に応じて速度調整が行われる。
更に、特許文献1記載の補助電動機能付配膳車は、機械式制動手段として、ホイルブレーキを備えている。当該ホイルブレーキは、ブレーキワイヤを介して、ハンドルに配設されたハンドブレーキに接続されている。従って、当該補助電動機能付配膳車は、ハンドブレーキを操作することにより、ホイルブレーキによる制動を可能としている。
特開2005−059776号公報
しかしながら、特許文献1に係る補助電動機能付配膳車では、誰しもが常に連結手段がどの状態にあるかを把握できないという問題点を有している。具体的には、特許文献1に係る補助電動機能付配膳車は、ハンドルの所定方向への回動操作によって、当該補助電動機能付配膳車が前方へ移動するための動力補助をするように構成されている。そのため連結手段は常に伝達状態に設定されており、当該補助電動機能付配膳車のモータを駆動する蓄電池の容量がゼロになった時などに、連結手段が外されて手動による所定の場所への移動が行われて蓄電池の充電が行われる。
この場合、蓄電池の充電後に連結手段を伝達状態に戻せばよいが戻すのを忘れ、さらに作業者が変わった場合は、連結手段が伝達状態にあると思い込んで作業をする虞がある。
そうすると、平坦な場所では連結手段が伝達状態に無いことが直ぐにわかるが、直ぐに下り坂になった場合などには、モータによる制動が効かず当該補助電動機能付配膳車が急加速する虞がある。そして、作業者の機械式制動手段の対処の遅れにより、当該補助電動機能付配膳車が壁に衝突するなどの事故に繋がる虞がある。
本発明は、前述の問題点を解消するためになされたものであり、駆動手段からの駆動力を駆動輪に伝達あるいは遮断する連結手段を用いた移動するための動力補助を行う補助電動機能付配膳車に関し、特に、連結手段に対する連結の状態を明確にすることによって、安全な走行を実現した補助電動機能付配膳車を提供することを目的とする。
前記目的を達成するため、請求項1に係る補助電動機能付配膳車は、車両本体と、蓄電池の駆動電源を有する駆動手段と、前記車両本体に配設され、前記駆動手段の駆動に基づいて駆動される駆動輪と、前記駆動手段からの駆動力を前記駆動輪に伝達あるいは遮断する連結手段と、を備える補助電動機能付配膳車において、前記連結手段には、前記駆動輪に対する駆動力の伝達状態あるいは遮断状態を検出する検出手段を備え、前記検出手段によって検出された駆動力の伝達状態あるいは遮断状態を、前記車両本体に配設された第1表示手段に表示するようにしたことを特徴とする。
また、請求項2に係る補助電動機能付配膳車は、請求項1に記載の補助電動機能付配膳車において、前記車両本体には、前記蓄電池の残量を表示する第2表示手段を備え、前記連結手段が前記検出手段によって遮断状態にあると検出された場合は、前記車両本体に配設された第1表示手段に表示するとともに、前記第2表示手段に前記蓄電池の残量を表示しないようにしたことを特徴とする。
そして、請求項3に係る補助電動機能付配膳車は、請求項1又は請求項2に記載の補助電動機能付配膳車において、前記検出手段は近接センサであることを特徴とする。
請求項1に係る補助電動機能付配膳車によれば、連結手段により駆動手段と駆動輪を連結し駆動手段によって駆動輪を駆動させることで、補助電動機能付配膳車の移動するための動力補助を行っている。そして、当該補助電動機能付配膳車は、連結手段に対する検出手段の情報に基づいて、第1表示手段を機能させ、検出手段によって検出された駆動力の伝達状態あるいは遮断状態を明確に表示する。
これにより、作業者は、連結手段が伝達状態にあるのか遮断状態にあるのかを迷うことなく安全に作業をすることができる。
また、作業者が変わっても第1表示手段の表示状態を目視することによって、同様に連結手段が伝達状態にあるのか遮断状態にあるのか迷うことなく安全に作業をすることができる。
更に、車両本体に配設される第1表示手段の取付位置を、例えば、当該補助電動機能付配膳車の移動操作を行うハンドルが設けられた車両本体の側面上部にすることによって、作業者がハンドル操作を行う時に作業者の面前に第1表示手段を配置することができる。これにより、作業者が第1表示手段の状態を見落とすことを防止できる。
そして、連結手段に対する検出手段の情報に基づいて、第1表示手段を機能させ、検出手段によって検出された駆動力の伝達状態あるいは遮断状態を表示する時、例えば、点滅表示のように表示の状態を変化させることにより、作業者の注意を喚起することができる。これにより、作業者は確実に連結手段がどの状態にあるかが分かり、その後の作業を安全に行うことができる。
また、請求項2に係る補助電動機能付配膳車によれば、車両本体には、蓄電池の残量を表示する第2表示手段が備えられている。蓄電池の残量が無いことを示す表示が第2表示手段になされた時、作業者は蓄電池の充電ができる場所に当該補助電動機能付配膳車を手動で移動する必要がある。この時、当該補助電動機能付配膳車の駆動手段と駆動輪を連結する連結手段を遮断状態にすることによって、手動での移動が可能となる。即ち、蓄電池の残量が無いことを示す表示が第2表示手段になされた時、作業者は確実に連結手段と対応するステップを踏むことになる。
そこで、連結手段が検出手段によって遮断状態にあると検出された場合は、車両本体に配設された連結手段の状態を表示する第1表示手段に表示するとともに、蓄電池の残量を表示する第2表示手段に蓄電池の残量を表示しないようにした。これにより、作業者は、第1表示手段の表示によって連結手段が遮断状態にあると判断するのであるが、例えば、第1表示手段の表示を見落とした場合でも第2表示手段の表示により、補助電動機能付配膳車の蓄電池の残量が無いと判断し、当該補助電動機能付配膳車を手動で移動するための作業に入ったときに連結手段が遮断状態であることが分かり、当該補助電動機能付配膳車の状態を完全に把握することができるので、安全な移動作業をすることができる。このように二重の表示手段にすることにより、片方を見落としたとしても作業者に安全な作業を行わせることができる。
そして、請求項3に係る補助電動機能付配膳車によれば、当該補助電動機能付配膳車に備えられている連結手段の連結状態または遮断状態を検出する検出手段は、近接センサを使用する。近接センサは、連結手段から延出されたレバーと、作業者が操作する操作レバーとを接続するコネクタ部材の動きを検出する構成となっている。即ち、作業者が操作レバーを所定の回動軸を中心に回動させた時、コネクタ部材が近接センサの先端を横切るように移動するので、その移動位置を検出することによって、連結手段が伝達状態あるいは遮断状態であるかが判断でき、その結果を車両本体に配設された第1表示手段に表示することで作業者に視覚的に連結手段の状態を伝達することができる。
また、コネクタ部材を金属製にすることにより、金属に反応する近接センサに対して専用の部材を追加する必要がない。また、コネクタ部材の剛性をあげることができる、さらに、作業者が操作レバーを所定の回動軸を中心に回動させた時、コネクタ部材が近接センサの先端を横切るように構成したので、近接センサの先端に向かって来るように構成するよりは感度の調整が簡単になる。
以下、本発明を補助電動機能付配膳車1に適用した一実施形態について、図面を参照しつつ詳細に説明する。
先ず、本実施形態に係る補助電動機能付配膳車1の概略構成を図1乃至図4に基づいて説明する。ここで、図1は、本実施形態に係る補助電動機能付配膳車の側面図、図2は、補助電動機能付配膳車の内部構成を示す説明図、図3は、補助電動機能付配膳車の制御ボックス近傍の説明図、図4は補助電動機能付配膳車の底面図である。
図1乃至図3に示すように、補助電動機能付配膳車1は、走行方向と交差する左右両側面(図3中、左右方向の各外側面)が開放された全体として矩形箱状をなす断熱構造の本体2を備えている。
図2に示すように、当該本体2の内部には、食品が載置された食膳用トレーを収納可能な収納部9が形成されており、当該収納部9は、前後方向に4室に仕切られている。詳細に説明すれば、当該収納部9は、その中央部に配設された中間壁21により、第1収納室10Aと、第2収納室10Bに分画される。そして、第1収納室10A、第2収納室10Bは、夫々、内部に配設された公知の断熱性の仕切壁22(特開2001−286347号公報等参照)によって、冷蔵室25、温蔵室26に分画される。即ち、第1収納室10Aは、第1冷蔵室25A、第1温蔵室26Aに分画され、第2収納室10Bは、第2冷蔵室25B、第2温蔵室26Bに分画される(図2参照)。
尚、仕切壁22は、複数の単位仕切壁を上下方向に積重して構成されているので、各単位仕切壁間に食膳用トレーを挿入することにより、複数の食膳用トレーを支持しつつ収納できる。
そして、本体2の開放面(即ち、収納部9に対する開口面)には、第1温蔵室26A、第1冷蔵室25A、第2冷蔵室25B、第2温蔵室26Bの各室に対して、扉3が設けられている(図1参照)。従って、当該扉3を開け閉めすることにより、収納部9の内部に食膳用トレーを出し入れできる。
そして、図4に示すように、本体2の底面には、走行方向側(図1中右側)の左右角部に、向きが自在に変更可能に構成された各自在輪5が夫々回動可能に配設されている。また、走行方向側の各自在輪5の間には、補助電動機能付配膳車1の移動を制動するペダルロック6が配設されている。
更に、本体2の底面部には、走行方向後方の左右両側に、一対の駆動輪7(第1駆動輪7A、第2駆動輪7B)が回転可能に配設されている。ここで、補助電動機能付配膳車1の走行方向右側に配設されている駆動輪7を第1駆動輪7Aといい、走行方向左側に配設されている駆動輪7を第2駆動輪7Bという。
これらの第1駆動輪7A、第2駆動輪7Bには、後述する駆動モータ45の駆動力が、ミッション部75(図4参照)を介して伝達されるので、当該駆動モータ45の駆動に伴って回転駆動する。この時、駆動モータ45とミッション部75は、後述するクラッチ4によって伝達状態になっている。
そして、第1駆動輪7A、第2駆動輪7Bには、夫々、第1ホイルブレーキ70A、第2ホイルブレーキ70Bが配設されている(図4参照)。第1ホイルブレーキ70Aは、第1駆動輪7Aを制動する制動装置であり、第2ホイルブレーキ70Bは、第2駆動輪7Bを制動する制動装置である。
そして、本体2の上部には、機械室15が形成されている。この機械室15の内部には、補助電動機能付配膳車1の温度制御等に関する各種ユニットが配設されている。即ち、当該機械室15には、冷蔵室25を冷却する為の冷却ユニット11や、暖気を温蔵室26内で循環させる送風ユニット16等の各種ユニットが配設されている。
又、図1に示すように、機械室15の側面には、温度調整パネル17が配設されている。この温度調整パネル17には、冷蔵室25に対するON・OFF操作が行われる冷蔵スイッチ17A、冷蔵室25に対する温度調整の操作が行われる冷蔵温度調整スイッチ、温蔵室26に対するON・OFF操作が行われる温蔵スイッチ17B、温蔵室26に対する温度調整の操作が行われる温蔵温度調整スイッチ等が配設されている。そして、この温度調整パネル17は、温度制御を行うコントロールユニット(図示しない)に接続され、これらのスイッチを操作して、冷却ユニット11、送風ユニット16を起動させ、温度調整の設定を行うことにより、冷蔵室25、温蔵室26がコントロールユニット(図示しない)の制御信号に基づいて、所望する温度に制御される。
更に、図1に示すように、機械室15の側面には、外部電源を取込む電源コネクタ18(図1中、上部右側端部)が配設されている。この電源コネクタ18より取込まれた外部電源が、充電ユニット19を介して後述するバッテリ8を充電する。
図2に示すように、機械室15の中央には、冷却器室12が形成されている。この冷却器室12には、冷却ユニット11が収納される。当該冷却ユニット11は、冷却器13、庫内ファン14等で構成され、冷気を本体2の内部に供給するユニットである。
そして、冷却器室12の底面には、冷蔵室25と連通する冷蔵吸込口33、冷蔵吹出口34が開口されている(図2参照)。従って、温度調整パネル17を操作し、庫内ファン14を駆動することにより、冷蔵室25内の空気は、冷蔵吸込口33を介して吸い込まれ、冷蔵吹出口34から吹き出される。そして、冷蔵吹出口34から吹き出された空気は、冷気循環用のダクトとして機能する中間壁21を介して、冷蔵室25(第1冷蔵室25A、第2冷蔵室25B)に吹き出される(図2参照)。
これにより、補助電動機能付配膳車1では、冷却ユニット11を駆動することで、冷蔵室25内の空気を冷却することができ、庫内ファン14により、中間壁21を介して、冷却された空気を循環させることができるので、第1冷蔵室25A、第2冷蔵室25Bに収納された食品を5〜15℃で冷蔵できる。
一方、機械室15の前側端部、後側端部には、第1温蔵室26A、第2温蔵室26B内の空気を循環させる送風ユニット16が夫々配設されている。
ここで、送風ユニット16近傍の機械室15の底面には、各温蔵室26の天井面の略中央部に温蔵吸込口31が形成されている。この温蔵吸込口31は、各温蔵室26(第1温蔵室26A、第2温蔵室26B)と連通している。又、機械室15の底面には、温蔵吹出口32が、ダクト部28に対応する位置に形成されている(図2参照)。
当該ダクト部28は、収納部内壁面2Aとヒータパネル23により構成されている。つまり、図2に示すように、ヒータパネル23は、収納部内壁面2Aと所定の間隔で離間して配設されており、このヒータパネル23と収納部内壁面2Aの間の空間がダクト部28である。
そして、ヒータパネル23は、ヒータパネル23を加熱するヒータと、各温蔵室26とダクト部28を連通する複数の貫通孔を備える板状のパネルである。当該ヒータパネル23は、収納部内壁面2Aを略覆う大きさであり、その上端部が収納部天井面2B(温蔵吹出口32開口縁近傍)に当接するように配設されている。
つまり、補助電動機能付配膳車1は、前記温度調整パネル17を操作することで送風ユニット16を駆動し、温蔵室26内の空気を循環させることができる。即ち、送風ユニット16を駆動することで、温蔵室26内の空気は、温蔵吸込口31から吸い込まれ、温蔵吹出口32、ダクト部28、前記貫通孔を介して、再度、温蔵室26内へ吹き出すことができる。この際、温蔵室26内の空気はダクト部28を通過する際にヒータパネル23で温められる。従って、ヒータパネル23で温められた温蔵室26内の空気を循環させることで、温蔵室26内を均一に温めることができる。即ち、補助電動機能付配膳車1では、第1温蔵室26A、第2温蔵室26B内に収納された食品を40〜80℃で温蔵することができる。
そして、補助電動機能付配膳車1の走行方向側にあたる本体2の側面には、制御ボックス52が形成されている。この制御ボックス52には、補助電動機能付配膳車1の補助電動機能に係る駆動源であるバッテリ8が収納されている(図3参照)。
又、図1に示すように、当該制御ボックス52には、ハンドル50が上下方向に回動自在に配設されている。従って、補助電動機能付配膳車1を用いて配膳する場合、作業者は、当該ハンドル50を把持して、補助電動機能付配膳車1の移動操作(例えば、前進、後進、右折、左折)を行う。
尚、当該ハンドル50には、ハンドル50の回動量を検知する可変抵抗器50C(図5参照)が配設されており、当該可変抵抗器50Cの検知結果に応じて、補助電動機能付配膳車1の走行方向及び速度調整がなされる。尚、このハンドル50の回動量に基づく走行方向及び速度調整に係る構成については、既に公知の構成であるため、詳細な説明は省略する。
又、制御ボックス52上部表面には、補助電動機能付配膳車1の駆動系制御に関する操作を行う操作パネル51が配設されている。この操作パネル51には、補助電動機能のON・OFF切り換えを行う手動走行ボタンや、バッテリ8の残量を表示し、バッテリ用LED点灯回路8Aによって駆動されるバッテリ表示LED8B等の各種操作手段及び報知手段が配設されている。
ここで、補助電動機能付配膳車1の走行制御に関する構成について図面を参照しつつ詳細に説明する。
図1、図3に示すように、ハンドル50は、制御ボックス52を横方向に貫通するハンドル軸50Bを中心として上下方向に回動可能に取り付けられている。そして、ハンドル50は、コの字形に折り曲げられた円筒状部材であり、ハンドル軸50Bの両端に取り付けられる。
そして、ハンドル50には、ブレーキレバー50Aが取り付けられている(図3参照)。このブレーキレバー50Aには、後述する制動用ブレーキワイヤ54が取り付けられている。制動用ブレーキワイヤ54は、本体2の底面に配設された接続ボックス60内に配設されたワイヤ接続部材61の第2取付部61Bに接続されている(図4参照)。第2取付部61Bの両側には所定の位置に第1取付部61A及び第3取付部61Cが設けられており、第1取付部61Aには、第1ブレーキワイヤ65Aの一方の端部が接続され、第3取付部61Cには、第2ブレーキワイヤ65Bの一方の端部が接続されている。そして、第1ブレーキワイヤ65Aの他方の端部は、第1ホイルブレーキ70Aに接続され、第2ブレーキワイヤ65Bの他方の端部は、第2ホイルブレーキ70Bに接続されている(図4参照)。前記ワイヤ接続部材61は、接続ボックス60内において上下方向(図4の上下方向)に移動可能に配設されている。これにより、制動用ブレーキワイヤ54が矢印A(図4参照)の方向に引かれると、第1ブレーキワイヤ65A及び第2ブレーキワイヤ65Bも同時に矢印Aの方向に引かれる。つまり、当該ブレーキレバー50Aを操作することにより、第1駆動輪7A、第2駆動輪7Bに対して同時に制動力を付与することができ、補助電動機能付配膳車1の移動を停止させるために制動することができる。
次に、補助電動機能付配膳車1の補助電動機能に関する制御系について、図面を参照しつつ詳細に説明する。ここで、図5は、補助電動機能付配膳車1の補助電動機能に関する制御ブロック図である。
図5に示すように、補助電動機能付配膳車1の補助電動機能は、制御ボックス52内に配設されているコントロールユニット41により行われる。コントロールユニット41は、CPU42、ROM43、RAM44により構成されている。ROM43には、補助電動機能付配膳車1の走行速度制制御に関する走行速度制御、クラッチ表示LED4B及びバッテリ表示LED8Bの表示制御等のプログラムや各種のデータ等、補助電動機能付配膳車1の補助電動機能を制御するための各種制御プログラムやデータが記憶されている。CPU42は、ROM43に記憶されている制御プログラムを実行する演算処理装置である。CPU42が、ROM43に記憶されている制御プログラムを実行することにより、補助電動機能付配膳車1の走行速度、クラッチ表示LED4B及びバッテリ表示LED8Bの表示等が制御される。そして、RAM44は、CPU42による制御プログラムの演算結果が一次的に記憶される記憶手段である。
コントロールユニット41には、ハンドル50が接続されている。従って、当該ハンドル50に配設されている可変抵抗器50Cの値は、コントロールユニット41に送信される。ここで、可変抵抗器50Cの値はハンドル50の回動量に対応するので、補助電動機能付配膳車1では、ハンドル50の回動操作に基づいて、補助電動機能付配膳車1の走行速度が制御される。
又、コントロールユニット41には、操作パネル51が接続されている。上述したように、操作パネル51には、補助電動機能のON・OFF切り換えを行う手動走行ボタン等の操作手段が配設されているので、コントロールユニット41は、操作手段の操作に基づいて、補助電動機能に関する制御を行うことができる。例えば、手動走行ボタンが操作された場合には、コントロールユニット41により、補助電動機能のON・OFF制御が行われる。
そして、コントロールユニット41には、補助電動機能付配膳車1の補助電動機能に係る駆動源であるバッテリ8が接続されている。このバッテリ8は、コントロールユニット41を介して、駆動モータ45等の各種装置に電力を供給する。尚、このバッテリ8は、充電ユニット19により充電され、充電ユニット19は、電源コネクタ18を介して外部電源から電力の供給を受ける。
又、コントロールユニット41には、モータ駆動回路46を介して、駆動モータ45が接続されている。上述したように、この駆動モータ45には、夫々、第1駆動輪7A、第2駆動輪7Bが接続されている。即ち、補助電動機能付配膳車1では、駆動モータ45の駆動に基づいて、第1駆動輪7A、第2駆動輪7Bが駆動することで、補助電動機能付配膳車1の移動するための動力補助を行っている。
そして、モータ駆動回路46は、CPU42からの制御信号に基づいて、駆動モータ45の駆動制御する回路である。又、モータ駆動回路46には、エンコーダ47が配設されている。このエンコーダ47は、補助電動機能により移動するための動力補助を行っている補助電動機能付配膳車1の現在の走行速度を検知し、当該検知結果をコントロールユニット41に送信する。これにより、補助電動機能付配膳車1は、エンコーダ47で検知される現在の走行速度に基づいて、コントロールユニット41による走行速度制御を行うことができる。
又、コントロールユニット41には、バッテリ用LED点灯回路8Aを介して、バッテリ表示LED8Bが接続されている。このバッテリ表示LED8Bは、複数LEDが一列に並んでおり、点灯しているLEDの数がバッテリ8の残量を表示している。例えば、全部のLEDが点灯している場合は、バッテリ8がフル充電されている状態を示し、全部のLEDが消灯している場合は、バッテリ8が空の状態を示している。これらの状態の検出は、CPU42がバッテリ8を監視することによって行われ、検出した状態をROM43に記憶されている制御プログラムによって解析し、その結果がバッテリ用LED点灯回路8Aを介してバッテリ表示LED8Bに表示されている。
更に、コントロールユニット41には、後述するクラッチセンサ4Cが接続されている。このクラッチセンサ4Cは、駆動モータ45とミッション部75の連結と遮断を行うクラッチ4の状態を検出するセンサである。ここでは、センサとして近接センサを使用する。近接センサには、電磁誘導を利用した高周波発振型、静電容量の変化を利用した静電容量型、磁石を用いた磁気型の3種類があり、どの種類の近接センサでも使用できるが、ここで使用する近接センサは高周波発振型を使用しており、例えば、オムロン製のE2EMタイプの近接センサ等を使用し、被検出部材として金属を検出する。近接センサの特徴としては、非接触による検出であるのでセンサを傷めない、長寿命、悪条件下でも確実な検出、応答速度が速い等がある。
そして、コントロールユニット41には、クラッチ用LED点灯回路4Aを介して、クラッチ表示LED4Bが接続されている。このクラッチ表示LED4Bは、例えば、赤色LEDによって構成されており、図1、図3に示すように、補助電動機能付配膳車1のハンドル50を備える側面のハンドル50の上側の本体2に付設されている。このクラッチ表示LED4Bの付設位置は、作業者が補助電動機能付配膳車1のハンドル50を操作して補助電動機能付配膳車1を移動する時に、作業者の視野に入る位置に付設されている。これにより、作業者は、クラッチ表示LED4Bの状態、変化を確実に捉えることができる。
このクラッチ表示LED4Bの点灯は、前記のクラッチセンサ4Cを介してクラッチ4の状態を遮断状態であると判断した時に点灯し、伝達状態であると判断した時に消灯する。これらの状態の検出は、CPU42がクラッチセンサ4Cを監視することによって行われ、検出した状態をROM43に記憶されている制御プログラムによって解析し、その結果がクラッチ用LED点灯回路4Aを介してクラッチ表示LED4Bに表示されている。これによって、作業者は誰もがクラッチ4の状態がどのようになっているか判断することができ、その後の安全な補助電動機能付配膳車1の操作を行うことができる。
尚、クラッチ表示LED4Bの点灯は、連続点灯でもよいが点滅点灯にして作業者の注意をより引くようにしてもよい。
更に、この結果は、CPU42が制御してバッテリ用LED点灯回路8Aを介してバッテリ表示LED8Bにも表示される。即ち、バッテリ表示LED8Bがどんな状態にあっても、CPU42がクラッチ4の状態を遮断状態であると判断した時には、バッテリ用LED点灯回路8Aを介してバッテリ表示LED8Bを消灯する。これによって、作業者は誰もがクラッチ4の状態がどのようになっているか判断することができ、安全に補助電動機能付配膳車1を操作することができる。また、バッテリ表示LED8Bが消灯した場合、作業者は補助電動機能付配膳車1のバッテリ8が空であると判断する。作業者は、バッテリ8を充電するために、補助電動機能付配膳車1のクラッチ4を遮断状態にして、補助電動機能付配膳車1を手動で移動する必要がある。そこで、クラッチ4を遮断状態にする作業に入ったときにクラッチ4が遮断状態であることが分かり、補助電動機能付配膳車1の状態を完全に把握することができることにより、その後の安全な移動作業をすることができる。
ここで、クラッチセンサ4Cが駆動モータ45とミッション部75の連結と遮断を行うクラッチ4の状態を検出する構成について、図4、図6、図7に基づいて説明する。ここで、図6は、クラッチが伝達状態にある時のクラッチセンサとコネクタ部材の関係を説明する説明図であり、(A)は扉のある側から見た部分側面図、(B)はハンドルのない側から見た部分側面図、図7は、クラッチが遮断状態にある時のクラッチセンサとコネクタ部材の関係を説明する説明図であり、(A)は扉のある側から見た部分側面図、(B)はハンドルのない側から見た部分側面図である。
図4、図6、図7に示すように、駆動モータ45とミッション部75は、第1ホイルブレーキ70Aと第2ホイルブレーキ70Bの間に重ねて配置されている。そして、駆動モータ45の端部には、クラッチ4が備えられている(図6(B)、図7(B)参照)。クラッチ4からはクラッチレバー4Dが延出され、その先端には第1回動係止部4Eが形成されている。
又、補助電動機能付配膳車1の本体2の底部に取付けられているフレーム2Cには、第2回動係止部4Gを回動中心として回動するようにクラッチ操作レバー4Fが取付けられている。そして、クラッチ操作レバー4Fの一方の端部には、第3回動係止部4Hが形成されており、他方の端部には、作業者がクラッチ4によって駆動モータ45とミッション部75の連結と遮断を行うための操作端部4Jが形成されている。
そして、クラッチレバー4Dの第1回動係止部4Eとクラッチ操作レバー4Fの第3回動係止部4Hは、コネクタ部材4Kの両端部とそれぞれ回動可能に連結係止されている。尚、コネクタ部材4Kは、剛性保持と前述の近接センサの被検出部材として使用する目的で、例えば、ステンレス等の金属材料が使用される。近接センサは、金属を検出するように製造されているが、このように、部材が共用できることにより、近接センサが検出するための専用金属部材を追加する必要が無い。
ここで、作業者がクラッチ操作レバー4Fの操作端部4Jを図6(A)に示す矢印Bの方向にロックするまで回動する(図7(A)参照)と、クラッチ4が遮断された状態になる。この時、第1回動係止部4Eと第3回動係止部4Hがフレーム2Cから最も離れた位置になり、コネクタ部材4Kは、ほぼ水平になる。即ち、この駆動モータ45とミッション部75が遮断状態であって、コネクタ部材4Kがフレーム2Cから最も離れた位置にある時に、クラッチセンサ4Cは、コネクタ部材4Kと対向する位置になるようにセンサホルダ4Lに取付けられている。そして、センサホルダ4Lはフレーム2Cに取付けられている。
続いて、クラッチセンサ4Cが駆動モータ45とミッション部75の連結と遮断を行うクラッチ4の状態を検出する動作について、図6、図7に基づいて説明する。
図6(A)に示すように、クラッチ操作レバー4Fが下方に垂直に延出されている状態は、クラッチ4が連結されている状態を示している。この時、コネクタ部材4Kとクラッチセンサ4Cの関係は、コネクタ部材4Kがクラッチセンサ4Cの下方にあるので(図6(A)参照)、クラッチセンサ4Cはコネクタ部材4Kを検出しない。この状態をコントロールユニット41のCPU42がROM43に記憶されている制御プログラムによって解析し、クラッチ4が伝達状態であると判断することにより、クラッチ用LED点灯回路4Aを介してクラッチ表示LED4Bを消灯している。
上記の状態から、作業者がクラッチ操作レバー4Fの操作端部4Jを図6(A)に示す矢印Bの方向にロックするまで回動する(図7(A)参照)と、クラッチ4が遮断された状態になる。この時、図7(A)、(B)に示すように、コネクタ部材4Kとクラッチセンサ4Cの関係は、コネクタ部材4Kがクラッチセンサ4Cと対向する位置になるように設定されているので、クラッチセンサ4Cはコネクタ部材4Kを検出する。この状態をコントロールユニット41のCPU42がROM43に記憶されている制御プログラムによって解析し、クラッチ4が遮断状態であると判断することにより、クラッチ用LED点灯回路4Aを介してクラッチ表示LED4Bを点灯する。さらに、この結果は、CPU42が制御してバッテリ用LED点灯回路8Aを介してバッテリ表示LED8Bにも表示される。即ち、バッテリ表示LED8Bがどんな状態にあっても、CPU42がクラッチ4の状態を遮断状態であると判断した時には、バッテリ用LED点灯回路8Aを介してバッテリ表示LED8Bを消灯する。
そして、作業者がクラッチ操作レバー4Fの操作端部4Jを図6(A)に示す矢印Bと反対の方向にロックするまで回動して図6(A)の位置まで戻すと、クラッチ4が連結された状態になると共に、クラッチセンサ4Cはコネクタ部材4Kを検出しない状態になる。この時、この状態になるとコントロールユニット41のCPU42がROM43に記憶されている制御プログラムによって解析し、クラッチ4が伝達状態であると判断することにより、クラッチ用LED点灯回路4Aを介してクラッチ表示LED4Bを消灯する。また、CPU42がクラッチ4の状態を伝達状態であると判断することにより、バッテリ用LED点灯回路8Aを介してバッテリ表示LED8Bを点灯する。このようにクラッチ4の状態を明確にすることによって、補助電動機能付配膳車1は駆動モータ45の駆動により移動するための動力補助を行っている。
以上説明したように、本実施形態に係る補助電動機能付配膳車1によれば、クラッチ4、クラッチレバー4D、コネクタ部材4K、クラッチ操作レバー4Fで構成される連結手段により、ミッション部75を介して駆動モータ45と駆動輪7(第1駆動輪7A、第2駆動輪7B)を連結し駆動モータ45によって駆動輪7を駆動させることで、補助電動機能付配膳車1の移動するための動力補助を行っている。
そして、補助電動機能付配膳車1の連結手段が伝達状態にあるか、または、遮断状態にあるかを監視するクラッチセンサ4Cの情報に基づいて、コントロールユニット41のCPU42がROM43に記憶されている制御プログラムを実行することによって解析し、クラッチ4が伝達状態にあるか、または、遮断状態にあるかを判断する。
この判断結果に基づいて、クラッチ用LED点灯回路4Aを介し、作業者によって補助電動機能付配膳車1の走行操作が行われるハンドル50の上部に取付けられたクラッチ表示LED4Bを消灯または点灯する。即ち、クラッチ4が伝達状態にある時は、クラッチ用LED点灯回路4Aを介してクラッチ表示LED4Bを消灯する。また、クラッチ4が遮断状態にある時は、クラッチ用LED点灯回路4Aを介してクラッチ表示LED4Bを点灯する。このようにクラッチ表示LED4Bを機能させ、クラッチセンサ4Cによって検出された駆動力の伝達状態あるいは遮断状態を明確に作業者に表示することができる。
これにより、作業者は、クラッチ操作レバー4F(クラッチ4)が伝達状態にあるのか遮断状態にあるのかを迷うことなく判断できるので安全に作業をすることができる。
また、作業者が変わっても補助電動機能付配膳車1のクラッチ表示LED4Bの表示状態を目視することによって、同様に補助電動機能付配膳車1のクラッチ操作レバー4F(クラッチ4)が伝達状態にあるのか遮断状態にあるのかを迷わず判断できるので、補助電動機能付配膳車1を急加速させること無く安全に作業をすることができる。これにより、作業者同士の補助電動機能付配膳車1の状態の伝達を省略でき素早く配膳の作業に入ることができると共に時間の無駄を省略できる。
更に、本体2に配設される、クラッチ表示LED4Bの取付位置を、例えば、当該補助電動機能付配膳車1の移動操作を行うハンドル50が設けられた本体2の側面上部にすることによって、作業者がハンドル操作を行う時に作業者の面前にクラッチ表示LED4Bを配置することができる。これにより、作業者がクラッチ表示LED4Bの状態を見落とすことを防止できる。
そして、クラッチセンサ4Cによって検出された駆動力の伝達状態あるいは遮断状態をクラッチ表示LED4Bに表示する時、例えば、点滅表示のように表示の状態を変化させることにより、作業者の注意を喚起することができる。これにより、作業者は確実にクラッチ4、クラッチレバー4D、コネクタ部材4K、クラッチ操作レバー4Fで構成される連結手段がどの状態にあるかが分かり、その後の作業を安全に行うことができる。
また、本体2には、バッテリ8の残量を表示するバッテリ表示LED8Bが備えられている。バッテリ8の残量が無いことを示す表示がバッテリ表示LED8Bになされた時、作業者はバッテリ8の充電ができる場所に当該補助電動機能付配膳車1を手動で移動する必要がある。この時、当該補助電動機能付配膳車1の駆動モータ45と駆動輪7を連結するクラッチ4を遮断状態にすることによって、手動での移動が可能となる。即ち、バッテリ8の残量が無いことを示す表示がバッテリ表示LED8Bになされた時、作業者は確実にクラッチ4、クラッチレバー4D、コネクタ部材4K、クラッチ操作レバー4Fで構成される連結手段と対応するステップを踏むことになる。
そこで、クラッチ4がクラッチセンサ4Cによって遮断状態にあると検出された場合は、本体2に配設されたクラッチ4の状態を表示するクラッチ表示LED4Bに表示するとともに、バッテリ8の残量を表示するバッテリ表示LED8Bにバッテリ8の残量を表示しないようにした。これにより、作業者は、クラッチ表示LED4Bの表示によってクラッチ4が遮断状態にあると判断するのであるが、例えば、クラッチ表示LED4Bの表示を見落とした場合でもバッテリ表示LED8Bの表示により、補助電動機能付配膳車1のバッテリ8の残量が無いと判断し、当該補助電動機能付配膳車1を手動で移動するための作業に入ったときにクラッチ4が遮断状態であることが分かり、当該補助電動機能付配膳車1の状態を完全に把握することができるので、安全な移動作業をすることができる。このように二重の表示にすることにより、片方を見落としたとしても作業者に安全な作業を行わせることができる。
そして、当該補助電動機能付配膳車1に備えられているクラッチ4の連結状態または遮断状態を検出するクラッチセンサ4Cは、近接センサを使用する。近接センサは、クラッチ4から延出されたクラッチレバー4Dと、作業者が操作するクラッチ操作レバー4Fとを接続するコネクタ部材4Kの動きを検出する構成となっている。即ち、作業者がクラッチ操作レバー4Fを第2回動係部4Gを中心に回動させた時、コネクタ部材4Kが近接センサの先端を横切るように移動するので、その移動位置を検出することによって、クラッチ4が伝達状態あるいは遮断状態であるかが判断でき、その結果を本体2に配設されたクラッチ表示LED4Bに表示することで作業者に視覚的にクラッチ4の状態を伝達することができる。即ち、作業者がクラッチ4の状態を把握することにより安全な作業を行うことができる。
また、コネクタ部材4Kを金属製にすることにより、金属に反応する近接センサに対して専用の検出用部材を追加する必要がない。
尚、本発明はこのような実施の形態に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々なる態様で実施し得る。
例えば、クラッチセンサ4Cの検出制御とクラッチ用LED点灯回路4Aを介して行うクラッチ表示LED4Bの点灯・消灯の制御をコントロールユニット41から外し、独立したクラッチ検出制御コントロールユニットで行っても良い。それぞれの制御を最小単位で行うことにより、例えば故障が発生した時に、故障箇所の発見や部品交換を簡単に行うことができる。
本実施形態に係る補助電動機能付配膳車の側面図である。 本実施形態に係る補助電動機能付配膳車の内部構成を示す説明図である。 補助電動機能付配膳車の制御ボックス近傍の説明図である。 本実施形態に係る補助電動機能付配膳車の底面図である。 補助電動機能付配膳車の補助電動機能に関する制御ブロック図である。 クラッチが伝達状態にある時のクラッチセンサとコネクタ部材の関係を説明する説明図であり、(A)は扉のある側から見た部分側面図、(B)はハンドルのない側から見た部分側面図である。 クラッチが遮断状態にある時のクラッチセンサとコネクタ部材の関係を説明する説明図であり、(A)は扉のある側から見た部分側面図、(B)はハンドルのない側から見た部分側面図である。
符号の説明
1 補助電動機能付配膳車
2 本体
4 クラッチ
4B クラッチ表示LED
4C クラッチセンサ
4D クラッチレバー
4K コネクタ部材
4F クラッチ操作レバー
7 駆動輪
7A 第1駆動輪
7B 第2駆動輪
8 バッテリ
8B バッテリ表示LED
45 駆動モータ
75 ミッション部

Claims (3)

  1. 車両本体と、
    蓄電池の駆動電源を有する駆動手段と、
    前記車両本体に配設され、前記駆動手段の駆動に基づいて駆動される駆動輪と、
    前記駆動手段からの駆動力を前記駆動輪に伝達あるいは遮断する連結手段と、を備える補助電動機能付配膳車において、
    前記連結手段には、前記駆動輪に対する駆動力の伝達状態あるいは遮断状態を検出する検出手段を備え、
    前記検出手段によって検出された駆動力の伝達状態あるいは遮断状態を、前記車両本体に配設された第1表示手段に表示するようにしたことを特徴とする補助電動機能付配膳車。
  2. 前記車両本体には、前記蓄電池の残量を表示する第2表示手段を備え、
    前記連結手段が前記検出手段によって遮断状態にあると検出された場合は、前記車両本体に配設された第1表示手段に表示するとともに、前記第2表示手段に前記蓄電池の残量を表示しないようにしたことを特徴とする請求項1に記載の補助電動機能付配膳車。
  3. 前記検出手段は近接センサであることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の補助電動機能付配膳車。
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