JP2009272910A - 動画像印刷装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】印刷設定シートによってフォトプリントする場合、デジタルカメラで撮影した画像を保存しているメモリカードが大容量で動画像の記録時間が長い場合であっても、記録材の消耗が少なく、また、利用者の操作性が向上する動画像印刷装置を提供することを目的とする。
【解決手段】動画像を、任意のフレーム画像範囲に分割する分割手段と、上記分割手段が分割したフレーム画像範囲の中から、当該フレーム画像範囲を代表する代表フレーム画像を決定する決定手段と、上記決定手段が決定した代表フレーム画像と印刷設定指示部とを、印刷設定シートに印刷する印刷設定シート印刷手段とを有し、上記分割手段は、複数の分割方法を具備し、印刷する印刷設定シート毎に、上記分割方法を設定し、動画像のフレームを分割する手段であることを特徴とする動画像印刷装置である。
【選択図】図6

Description

本発明は、デジタルカメラ等で撮影した動画像を含む画像を格納する記憶媒体を装着し、この記憶媒体に格納されている画像を読み出し、印刷する機能に係る。
本発明は、特に、動画像の任意のフレーム画像を選択して印刷する動画像印刷装置、及び方法に関する。
近年、デジタルカメラの普及に伴い、デジタルカメラで撮影した画像を、家庭でプリントアウト(フォトプリント)する需要が高まっている。一般に、デジタルカメラで撮影した画像をプリントアウトするためには、パーソナルコンピュータ(以下「PC」という)に記憶媒体読取装置(以下「メモリカードリーダ」という)を接続する。
そして、デジタルカメラで撮影した画像を保存している記憶媒体(以下「メモリカード」という)を、メモリカードリーダに装着し、画像をPCに取り込み、PCとプリンタとを接続し、プリントアウトする。
PCに不慣れな利用者が、簡単にフォトプリントする装置として、所謂ダイレクトプリンタ装置や、1台で複数の機能を提供することができる所謂マルチファンクションプリンタ装置(以下「MFP装置」という)が市販されている。これらの装置は、デジタルカメラで撮影した画像を保存したメモリカードを、上記装置上に装着するためのメモリカードスロットを備えている。また、上記装置上の操作部を操作し、印刷する画像を選択し、用紙のサイズ、プリント枚数等を指定することができる。
また、近年では、カラーLCDの画面を有する機器も市販され、LCD画面を見ながら、印刷すべき画像を選択することができ、PCに不慣れな利用者でも、手軽にフォトプリントを得ることができる。
さらに、MFP装置では、これらのフォトプリントのための設定をより簡単に指定するために、印刷設定シートによるフォトプリント方法が提供されている。この印刷設定シートによるフォトプリントでは、まず、MFP装置に装着されているメモリカードに格納されている画像と、画像を選択するためのマークをつける領域とを並べて一覧にし、上記印刷設定シートを印刷する。
利用者は、印刷することを望む画像に対応するマークを、印刷設定シート上でマークし、このマーク済みの印刷設定シートを、MFP装置の原稿台に載せ、これをスキャンすることによって、マークを検出する。その後に、上記検出されたマークに対応する画像を印刷する。これら一連の動作によって、利用者が所望の画像を簡単に印刷することができる。
さらに、上記印刷設定シートを発展させ、メモリカードに保存されている動画像の中から所望のフレーム画像を選択し、プリントする機能を実現する設定シート(以下「動画印刷設定シート」という)が提案されている(たとえば、特許文献1参照。)。
上記動画印刷設定シートは、メモリカードに保存されている任意の動画像のうちで、特定のフレーム画像範囲を代表するフレーム画像が印刷され、その代表フレーム画像に対応するマークを選択することによって、特定のフレーム画像範囲が選択される。そして、これらの作業を再帰的に繰り返すことによって、最終的に1つのフレーム画像をプリントすることができる。
特開2005−244934号公報
ところで、特許文献1記載の動画印刷設定シートを用いて動画像の印刷を行うと、選択する代表フレーム画像が示す動画像のフレーム画像範囲が等間隔で設定されている動画印刷設定シートが印刷される。
このために、上記従来例では、動画像の記録時間に応じて、最終的に印刷するフレーム画像を選択するまでに必要となる動画印刷設定シートの枚数が増えるという問題がある。特に、今日のメモリカードの大容量化にともなって、動画像の記録時間が飛躍的に長くなっており、大量の記録材が必要であるという問題がある。
本発明は、動画印刷設定シートによってフォトプリントする場合、動画像の記録時間が長い場合であっても、記録材の消耗が少なく、また、利用者の操作性が向上する動画像印刷装置を提供することを目的とする。
本発明は、動画像を、任意のフレーム画像範囲に分割する分割手段と、上記分割手段が分割したフレーム画像範囲の中から、当該フレーム画像範囲を代表する代表フレーム画像を決定する決定手段と、上記決定手段が決定した代表フレーム画像と印刷設定指示部とを、印刷設定シートに印刷する印刷設定シート印刷手段とを有し、上記分割手段は、複数の分割方法を具備し、印刷する印刷設定シート毎に、上記分割方法を設定し、動画像をフレーム画像範囲に分割する手段であることを特徴とする動画像印刷装置である。
本発明は、用紙レイアウトや、印刷設定シートの枚数、動画像の特性に応じて、フレーム画像範囲を分割し、代表フレーム画像を自動的に選択し、印刷設定シートにプリントアウトする。よって、本発明によれば、記録材の消耗が少なく、また、利用者の操作性が向上するという効果を奏する。
発明を実施するための最良の形態は、次の実施例である。
図1は、本発明の実施例1であるMFP装置100を示す概観斜視図である。
MFP装置100は、マルチファンクションプリンタ装置であり、ホストコンピュータ(PC)からデータを受信し、印刷する通常のPCプリンタとしての機能を有する。また、MFP装置100は、PCからの動作指示によって、原稿台に置かれている原稿を読み取るスキャン機能と、原稿台の原稿を複写して印刷するコピー機能とを有する。さらに、MFP装置100は、メモリカードに保存されている画像を読み取り、印刷する機能と、デジタルカメラから画像を受信し、印刷する機能とを有する。
MFP装置100は、上部カバー11と、排紙トレー12と、コネクタ13と、カードスロット14と、液晶表示部15と、操作部16とを有する。図1に示す状態は、上部カバー11が閉じられている状態であり、上部カバー11を開けることによって、原稿を原稿台へ置くことができる(不図示)。図1に示す状態では、排紙トレー12が閉じられ、プリントを行う際に、排紙トレー12を開くことによって、プリントアウトされた用紙の排紙トレーとして機能する。デジタルカメラを接続するためのコネクタ13を、デジタルカメラ(不図示)と接続することによって、デジタルカメラ内部のメモリに保存されている画像を読み出し、直接MFP装置100で印刷することができる。
カードスロット14は、メモリカードを挿入するものであり、この挿入によって、メモリカードに保存されている動画像を含む画像を読み出し、印刷することができる。
メモリカードに保存されている画像の中からプリントしたい画像を検索する場合等に、液晶表示部15は、1コマ毎の画像や画像一覧等を表示する。また、MFP装置100のコピー時の用紙サイズ、倍率、コピー濃度等の各種設定や、装置のメンテナンス機能等を操作するための画面を、液晶表示部15は表示する。さらに、MFP装置100に何らかの異常が発生した場合に、MFP装置100の状態を示す画面や、禁止されている操作が行われた際に、操作のガイダンスを示す画面等を、液晶表示部15が表示する。
操作部16は、MFP装置100を操作する操作部であり、上下左右キーや、コピーモードキー、印刷開始キー等の操作用のキーを複数備え、これらのキーを押下することによって、液晶表示部15に表示されている画面と連動し、MFP装置100を操作する。
図2は、MFP装置100を示す機能ブロック図である。
MFP装置100は、通信手段21と、操作制御手段22と、表示制御手段23と、ドキュメント解析手段24と有する。また、MFP装置100は、スキャンエンジン制御手段25と、システム制御手段26と、プリントエンジン制御手段27と、画像処理手段28と、メモリカード制御手段29とを有する。
通信手段21は、PC用コネクタ(不図示)に接続されているPCとの間で、データ通信し、デジタルカメラ接続用のコネクタ13に接続されているデジタルカメラとの間で、データ通信する。
操作制御手段22は、MFP装置100の操作部16の各種キーの押下を検出し、論理的なキー操作メッセージに変換し、表示制御手段23へ送信する。
表示制御手段23は、操作制御手段22から送信されたキー操作メッセージに応じて、プリントする画像の表示や、選択した画像に対するトリミング範囲の表示等を行い、コピー時のコピー枚数、用紙サイズ等の設定を、液晶表示部15に表示させる。
ドキュメント解析手段24は、スキャンエンジン制御手段25がデータ化した原稿上のドキュメントを解析する手段である。また、ドキュメント解析手段24は、後述の動画印刷設定シートSH1を介して指示されたバーコード、マークを読み出し、フォトプリント用の印刷設定、画像処理設定情報を生成し、プリントを開始するための手段である。
スキャンエンジン制御手段25は、コピー時の原稿や動画印刷設定シートSH1を読み取るためにスキャン制御する手段であり、PCスキャン時にも使用される。
システム制御手段26は、各種制御手段の調停を行う手段であり、物理的リソースの排他制御や、シーケンス制御、各種エラーや、インク残量等、MFP装置100の状態管理も行う。
プリントエンジン制御手段27は、インク滴の吐出制御や、用紙の給紙や排紙、プリントヘッドの制御等、コピー印刷や、フォトプリント、PC印刷等、プリント処理に関する制御を行う手段である。
画像処理手段28は、PCから送信された印刷データを変換し、プリントエンジン制御手段27へ送信する手段であり、また、フォトプリントにおける画像のデコード処理、トリミング処理等を行う。画像処理手段28は、印刷レイアウトの領域情報を保持し、レイアウト位置に、画像データ等を配置する処理や、スケーリング処理や色処理、2値化処理、明るさや彩度、赤目補正処理等の画像処理も行う。さらに、画像処理手段28は、動画像に関するさまざまな処理を行う手段でもある。しかも、画像処理手段28は、動画像から任意のフレーム画像を生成し、指示された情報に基づいて、動画像を任意のフレーム画像範囲に分割し、任意のフレーム画像範囲を代表する代表フレーム画像を決定し、動画像の特徴を解析する手段である。
メモリカード制御手段29は、カードスロット14に装着されているメモリカードに保存されている画像を読み書き処理する。また、メモリカード制御手段29は、メモリカードに保存されている画像情報の詳細を解析し、ディレクトリを管理し、画像に対して一対一になる画像番号を割り振る。
つまり、操作部16は、印刷設定シートの枚数を指定するシート枚数指定手段の例であり、ドキュメント解析手段24は、印刷設定シートの印刷指定指示部を解析する印刷設定解析手段、及び、印刷指示部印刷判断手段の例である。またプリントエンジン制御手段27は、印刷設定シートを印刷する手段の例である。さらに画像処理手段28は、代表フレーム画像を決定する決定手段、動画像の特徴を解析する動画像解析手段の例である。これらの手段は、不図示のCPU、ROM、RAMによって制御又は実行される。
画像処理手段28は、動画像を、任意のフレーム画像範囲に分割する分割手段の例であり、この分割手段は、複数の分割方法を具備し、印刷する印刷設定シート毎に、上記分割方法を設定し、動画像をフレーム画像範囲に分割する手段である。
なお、上記分割手段の分割方法は、動画像フレーム画像を等間隔のフレーム画像範囲に分割する方法である。
システム制御手段26は、印刷設定指示部を記録紙に印刷するかどうかを判断する印刷指示部印刷判断手段の例であり、また、印刷する印刷設定シート毎に、上記印刷設定指示部を印刷するかどうかを決定する。
プリントエンジン制御手段27は、決定手段が決定した代表フレーム画像と印刷設定指示部とを、印刷設定シートに印刷する印刷設定シート印刷手段の例である。
図3は、実施例1において使用する動画印刷設定シートSH1を示す図である。
次に、実施例1において、カードスロット14に装着されているメモリカードの動画像を、動画印刷設定シートSH1に印刷する手順について説明する。
図4は、実施例1において、カードスロット14に装着されているメモリカードの動画像を動画印刷設定シートSH1に印刷する手順を示すフローチャートである。
利用者は、操作部16を操作し、液晶表示部15を見ながら、シートに印刷する動画像を選択し、プリントを開始する。また、プリントされる動画印刷設定シートSH1は、用紙サイズがA4サイズであり、用紙種類が普通紙であるとする。
まず、利用者が選択した動画像に対する画像番号を取得し(S1)、画像番号に対応する動画像を解析する(S2)。ここでは、動画像を分割する際の単位をシーンとし、シーン情報を解析する。シーン情報を解析する場合、画像処理を実施し映像が大きく変化する量を特定する方法や、動画像に含まれるチャプター情報を使用する方法等がある。
次に、用紙にレイアウトされる代表フレーム画像数と、先に解析したシーン情報とに基づいて、動画像全体を、それぞれフレーム画像範囲に分割する(S3)。ここで、たとえば、用紙にレイアウトされている代表フレーム画像数が6であり、解析された分割の単位であるシーンがA〜Lの12シーンであるとすると、各フレーム画像範囲に、2シーンずつ含まれるように分割する。
図5は、実施例1において、動画像を分割する例を模式的に示す図である。
動画像の全体をフレーム画像範囲に分割した結果、図5に示すように、フレーム画像範囲R1にシーンAとBとが含まれ、フレーム画像範囲R2にシーンC、Dが含まれる。以下同様にして、フレーム画像範囲R3、R4、R5、R6、……が決定される。
次に、分割された各フレーム画像範囲の中から、そのフレーム画像範囲を代表する代表フレーム画像を決定する(S4)。ここでは、分割されたフレーム画像範囲の先頭のフレーム画像を、代表フレーム画像と決定する。
次に、動画印刷設定シートSH1の読み込み時に参照するために、上記の情報をバーコード情報として生成する(S5)。バーコード情報には、動画像の「画像番号」と、分割された「フレーム画像範囲の先頭フレーム画像番号」と、「分割方法」との情報を記録する。
次に、上記バーコード情報を生成するステップ(S5)で生成したバーコード情報に基づいて、バーコード情報を印刷し(S6)、印刷設定をマークするためのマークシート領域(用紙サイズ設定領域41と、用紙種類設定領域42)を印刷する(S7)。
次に、上記代表フレーム画像を決定するステップS4で決定された代表フレーム画像の画像を生成する(S8)。上記画像生成ステップ(S8)で生成された画像の近傍に、利用者がフレーム画像範囲を指示するためのマークを印刷する(S9)。
以降、分割された残り5つのフレーム画像範囲の代表フレーム画像について、上記処理を繰り返すことによって、分割されたフレーム画像範囲の代表フレーム画像とマークとの一覧が印刷される。
なお、S6〜S9で実行される印刷処理では、バーコード矩形データの生成処理、メモリカードの動画像のデコード処理、色空間変換処理、印刷領域に合わせるための変倍処理、プリント印刷のための2値化処理等を実行する。これらの処理は、公知の技術によって実現することができ、本発明の本質には影響しないので、その詳細な説明を省略する。
図3に示す動画印刷設定シートSH1には、本プリント時の印刷設定を指示するための指示領域が設けられ、つまり、用紙サイズ設定領域41、用紙種類設定領域42を具備している。また、選択された動画像を特定する情報や、フレーム画像範囲の情報等を記録したバーコード43を具備し、このバーコード43を読取部が読み取ることによって、動画印刷設定シートSH1に記録されている情報を取得することができる。
バーコード43には、バーコード情報を生成するステップ(S5)で生成された「画像番号」の情報と、分割された「フレーム画像範囲の先頭フレーム画像番号」の情報と、「分割方法」の情報とが記録されている。また、各フレーム画像範囲を代表する代表フレーム画像領域44が設けられ、この代表フレーム画像が示すフレーム画像範囲を、利用者が選択するためのマーク45が近傍に配置されている。
次に、動画印刷設定シートSH1を読み取った場合の詳細な手順について説明する。
図6は、実施例1において、動画印刷設定シートSH1を読み取り、絞り込み後の動画印刷設定シートを印刷する動作、本プリントを行う動作を示すフローチャートである。
動画印刷設定シートSH1における用紙サイズ設定領域41、用紙種類設定領域42、フレーム画像範囲を選択するマーク45に、利用者が、予めマークしているとする。そして、動画印刷設定シートSH1を、MFP装置100の原稿台に載せ、操作部16を操作し、動画印刷設定シートSH1の読み取りを開始する。
まず、動画印刷設定シートSH1にプリントされたバーコード43を読み取り(S21)、この読み取ったバーコード43の情報を解析する(S22)。バーコード43の情報には、バーコード情報を生成したとき(S5)に、動画印刷設定シートSH1に印刷された動画像の「画像番号」と、分割された「フレーム画像範囲の先頭フレーム画像番号」と、「分割方法」とが記録されている。
次に、印刷設定の用紙サイズ設定領域41、用紙種類設定領域42を読み取り(S23)、用紙のサイズと、用紙の種類とを読み取る。次に、フレーム画像範囲を代表する代表フレーム画像に対応するマーク45を読み取る(S24)。
次に、マークされた代表フレーム画像に対応するフレーム画像範囲を特定する(S25)。フレーム画像範囲を特定する場合、上記バーコードの情報が解析された(S22)フレーム画像範囲の先頭フレーム番号を使用する。マークされた代表フレーム画像の先頭位置と、次のフレーム画像範囲の先頭フレームとから、マークされた代表フレームのフレーム画像範囲を計算し、フレーム画像範囲を特定する(S25)。次に、特定されたフレーム画像範囲に、分割の単位であるシーンが複数存在しているかどうかを判断する(S26)。S26で複数のシーンが存在していると判断されると、シーン毎に分割する。
選択されたフレーム画像範囲をシーン毎に分割し(S27)、新たに分割されたフレーム画像範囲について、図4に示すフローチャートで説明した動画印刷設定シートSH1の印刷手順と同様に、シーンで絞り込まれた動画印刷設定シートSH1を再び印刷する。
図7は、利用者が動画印刷設定シートSH1のフレーム画像範囲R2にマークした後における動画印刷設定シートSH1aを示す図である。
動画印刷設定シートSH1aは、フレーム画像範囲R2に含まれているシーンのうちで、シーンCとシーンDとが絞り込まれたフレーム画像範囲として印刷されたシートである。
また、S26で選択されたフレーム画像範囲に複数のシーンが存在しないと判断されると、フレーム画像範囲のフレーム数を取得する(S28)。次に、S28で取得したフレーム数が規定値以上であるかどうかを判断する(S29)。ステップS28で取得したフレーム数が規定値以上であると判断されると、フレーム画像範囲の各フレーム画像間の動きの量を検出する(S30)。ここでは、動きの検出は、動きベクトルを検出し、動きの量とするが、これらは公知の技術によって実現することができ、本発明の本質には影響しないので、その詳細な説明を省略する。
次に、ステップS30で検出した動きの量に応じて、選択されたフレーム画像範囲を再度分割し(S31)新たに分割されたフレーム画像範囲について、動画印刷設定シートSH1の印刷手順と同様にして、動画印刷設定シートSH1を印刷する。
また、選択されたフレーム画像範囲のフレーム数が規定値以上であるかどうかを判断するS29で、規定フレーム数に満たなければ、選択されたフレーム画像範囲の中から、最もブレの少ないフレーム画像を選択する(S32)。ブレを検出する場合、フレーム間の差分を解析する画像処理によって実現することができる。そして、検出されたフレーム画像を、最終的に印刷する印刷フレーム画像とし、印刷設定領域を読み取るステップS23で読み取った用紙サイズ、用紙種類を設定し(S33)、本プリントを実行する。
ここでは、印刷結果をより高品位の印刷とするために、ブレの少ない画像を印刷フレーム画像として改めて選択するが、この処理を実施するかどうかを指示する手段を設け、利用者に選択させるようにしてもよい。
なお、図4に示すフローチャートにおいて、動画印刷設定シートSH1を最初に印刷した際に、全てのシーン情報をバーコード情報として記録することができる。このようにすれば、フレーム画像範囲に複数のシーンが存在しているかどうかを判断するS26で、フレーム画像範囲に複数のシーンが存在するかどうかを解析する処理を省略することができる。また、動画像を分割するステップ(S3)では、検出したシーン数と、印刷される動画印刷設定シートにレイアウトされる代表フレーム画像数とに基づいて、各シーンを均等に6分割するが、シーンに含まれているフレーム数等を加味して分割するようにしてもよい。そのために、実施例1で示したレイアウトされる代表フレーム画像数とシーン数とから、均等に分割する分割方法だけに限定するものでない。
本発明の実施例2は、動画印刷設定シートの任意のフレーム画像範囲を選択する際に、利用者がフレーム画像範囲の選択方法を指示するマークを付加した実施例である。
図8は、本発明の実施例2で使用する動画印刷設定シートSH2を示す図である。
動画印刷設定シートSH2では、利用者が、対象となるフレーム画像範囲をさらに絞り込むためのマーク81と、その代表フレーム画像が示すフレーム画像範囲の中から印刷フレーム画像を選択し、そのまま本プリントすることを指示するマーク82とを有する。
ここで、利用者が「さらに絞り込む」を選択し、マークした場合、代表フレーム画像が示すフレーム画像範囲の中から、動きの量に応じて選択されたフレーム画像範囲を再帰的に分割する。
一方、「この範囲を印刷」を選択した場合、マークしたフレーム画像範囲で本プリントが実行される。なお、実施例1と同様に、代表フレーム画像が示すフレーム画像範囲の中から最もブレの少ないフレーム画像を選択して印刷するようにしてもよいし、代表フレーム画像を直接印刷するようにしてもよい。
次に、動画印刷設定シートSH2を読み取る詳細な手順について説明する。
図9は、動画印刷設定シートSH2を読み取る手順を示すフローチャートである。
動画印刷設定シートSH2において、用紙サイズ設定領域41、用紙種類設定領域42、フレーム画像範囲を選択するマーク81、82のいずれかを、利用者が予めマークしているとする。
S41〜S43は、実施例1で説明したS21〜S23に対応している。つまり、バーコード43の読み取り(S41)、バーコード43の解析(S42)、印刷設定の用紙サイズ設定領域41、用紙種類設定領域42の読み取り(S43)は、それぞれ、S21、S22、S23の処理と同一であるので、その詳細な説明を省略する。
次に、代表フレーム画像のマークを読み取る(S44)。ここでは、マーク81、82の両方を読み取る。そして、読み取ったマークの内容を判断する(S45)。ここで「さらに絞り込む」のマーク81にマークがされていれば、マークされた代表フレーム画像が示すフレーム画像範囲をさらに絞り込む処理へ分岐する。フレーム画像範囲を絞り込む処理は、実施例1と同等の処理である。まず、マークされた代表フレーム画像のフレーム画像範囲を特定し(S46)、フレーム画像範囲に複数のシーンが存在しているかどうかを判断する(S47)。
複数のシーンが存在していれば、選択されたフレーム画像範囲をシーン毎に分割し(S48)、新たに分割されたフレーム画像範囲について、シーンで絞り込まれた動画印刷設定シートを再び印刷する。また、S47で選択されたフレーム画像範囲に、複数のシーンが存在しないと判断されると、フレーム画像範囲のフレーム数を取得し(S49)。取得したフレーム数が規定値以上であるかどうかを判断する(S50)。フレーム数が規定値以上であると判断されると、フレーム画像範囲の各フレーム画像間の動きの量を検出する(S51)。
次に、ステップS51で検出した動きの量に応じて、フレーム画像範囲を再度分割し(S52)、新たに分割されたフレーム画像範囲について、動きの量で絞り込まれた動画印刷設定シートを印刷する。また、選択されたフレーム画像範囲のフレーム数が規定値以上であるかどうかを判断するS50で、規定フレーム数に満たないと判断されると、本プリントの処理を実行する。
まず、選択されたフレーム画像範囲の中から、最もブレの少ないフレーム画像を選択する(S53)。選択された印刷フレーム画像を、本プリント画像とし、印刷設定領域を読み取るS43で読み取った用紙サイズ、用紙種類を設定し(S54)、本プリントを実行する。ここで、S46〜S54の各処理は、実施例1と同じ処理であるので、詳細な説明は省略する。
上記代表フレーム画像のマーク範囲の読み取ったマークの内容を判断するS45で、「この範囲を印刷」のマーク82にマークがあれば、マークされた代表フレーム画像のフレーム画像範囲から、印刷するフレーム画像を選択し、本プリントする処理へ分岐する。まず、選択されたフレーム画像範囲の中から、最もブレの少ないフレーム画像を選択する(S53)。選択された印刷フレーム画像を、本プリント画像とし、印刷設定領域を読み取るS43で読み取った用紙サイズ、用紙種類を設定し(S54)、本プリントを実行する。この手順によって、利用者が動画像のフレーム画像を絞り込むか、本プリントするかを指示することができる。
本発明の実施例3は、動画印刷設定シートの枚数を、利用者が予め指示する実施例である。
図10は、実施例3において、動画印刷設定シートの枚数を指定するための液晶表示部15に表示される画面を示す図である。
操作部16を操作して枚数を入力する。
次に、実施例3において、動画印刷設定シートの枚数を入力した後に、動画印刷設定シートを印刷する手順について説明する。
図11は、実施例3において、枚数を入力した後に、動画印刷設定シートを印刷する動作を示すフローチャートである。
まず、入力されたシートの枚数を取得し(S61)、入力された枚数からシート毎に、動画像をフレーム画像範囲に分割する分割方法を決定する(S62)。
図12は、シートの枚数に応じて、各シートで動画像を分割する方法が割り当てられているテーブルT1を示す図である。
このテーブルT1を用いて、各シートを分割する方法を決定する。利用者が、シートの枚数が3であると指定すると、テーブルT1に基づいて、1枚目のシートについて、「シーンで分割」する方法が決定され、2枚目のシートについて、「動き量で分割」する方法が決定される。3枚目のシートについて、「本プリント」を実行する方法が決定される。
次に、利用者が選択した動画像に対する画像番号を取得し(S63)、画像番号に対応する動画像を解析する(S64)。次に、動画像全体を、それぞれのフレーム画像範囲に分割する(S65)。次に、分割された各フレーム画像範囲の中から、それぞれの範囲を代表する代表フレーム画像を決定する(S66)。上記S63〜S66は、実施例1と同じ処理であるので、その詳細な説明を省略する。
次に、バーコード情報を生成する(S67)。つまり、動画像の「画像番号」と、分割された「フレーム画像範囲の先頭フレーム番号」と、「各シートの分割方法」の情報と、「全シート枚数」と、「現在のシート枚数」とが、バーコード情報として生成される。
次に、S67で生成されたバーコード情報に基づいて、バーコードを印刷し(S68)、印刷設定をマークするためのマークシート領域(用紙サイズ設定領域41と、用紙種類設定領域42)を印刷する(S69)。
次に、上記代表フレーム画像を決定するステップS66で決定された代表フレーム画像を印刷する(S70)。上記代表フレーム画像の印刷ステップS70で印刷された代表フレーム画像の近傍に、フレーム画像範囲を利用者が指示するためのマークを印刷する(S71)。S68〜S71は、実施例1と同じ処理であるので、その詳細な説明を省略する。なお、この手順によって印刷される動画印刷設定シートの概観は、実施例1の動画印刷設定シートSH1に対して、バーコード情報が異なるだけであるので、図示せず、動画印刷設定シートSH1と同じ記号を使用する。
次に、実施例3において、動画印刷設定シートSH1を読み取った場合の動作について説明する。
図13は、実施例3において、動画印刷設定シートSH1を読み取った場合の動作を示すフローチャートである。
動画印刷設定シートSH1におけるマークシート(用紙サイズ設定領域41、用紙種類設定領域42、動画フレーム画像範囲を選択するマーク45)を、利用者が予めマークしてあるものとする。そして、実施例1と同様に、動画印刷設定シートSH1の読み取りを開始する。
動画印刷設定シートSH1にプリントされているバーコード43を読み取り(S81)、この読み取ったバーコード43の情報を解析する(S82)。
バーコード43の情報には、動画印刷設定シートSH1に印刷された情報が、バーコード情報を生成する処理S67で、記録されている。それぞれ動画像の「画像番号」、「各フレーム画像範囲の先頭フレーム番号」、「各シートの分割方法」、「全シート枚数」、「現在のシート枚数」が記録されている。
次に、用紙サイズ設定領域41と、用紙種類設定領域42とを読み取り(S83)、用紙のサイズと、用紙の種類を読み取る。そして、各フレーム画像範囲を代表する代表フレーム画像に対応するマークを読み取り(S84)、マークされた代表フレーム画像に対応するフレーム画像範囲を特定する(S85)。
次に、S82でバーコード情報を解析した各情報を用いて、次のシートの分割方法を判断する(S86)。ここでは、「全シート枚数」と「現在のシート枚数」とを用いて判断する。シートの枚数が、予め3枚であると指定され、現在のシートは、1枚目のシートである場合、図12に示すテーブルT1を参照し、「シーンで分割する」処理へ分岐する。
次に、選択されたフレーム画像範囲をシーン毎に分割し(S87)、現在のシート枚数を+1する(S88)。そして、新たに分割されたフレーム画像範囲に対して、シーンで絞り込まれた動画印刷設定シートを、再度印刷する。
また、同様の条件で、S86で、次のシートの分割方法を判断し、現在のシートが2枚目である場合、「動き量で分割する」処理へ分岐する。まず、フレーム画像範囲の各フレーム画像間の動きの量を検出し(S89)、検出した動きの量に応じて、フレーム画像範囲を再度分割し(S90)、現在のシート枚数を+1する(S88)。そして、新たに分割されたフレーム画像範囲に対して、動きの量で絞り込まれた動画印刷設定シートを、再度印刷する。
また、同様の条件で、S86で、次のシートの分割方法を判断し、現在のシートが3枚目である場合、「本プリント」処理へ分岐する。まず、選択されたフレーム画像範囲の中から、最もブレの少ない印刷フレーム画像を選択する(S91)。そして、検出された印刷フレーム画像を本プリント画像とし、S83で読み取った用紙サイズ、用紙種類を設定し(S92)、本プリントを実行する。
上記手順によって、利用者が、シートの枚数を予め指示し、枚数に応じて動画像の分割方法を変えて絞り込むので、動画像のフレーム画像から本プリントするフレーム画像を容易に選択することができる。
図14は、実施例3において使用する動画印刷設定シートSH3を示す図である。
動画印刷設定シートSH3は、動画印刷設定シートSH1に、枚数表示91が記録されているシートである。枚数表示91は、全シート枚数と現在のシート枚数とを示す表示である。つまり、枚数表示91は、本プリントに辿り着くまでの動画印刷設定シートの全枚数と、現在設定中の枚数とを示す表示である。このように、必要な全用紙枚数と、現在の枚数とを、シートに印刷するので、利用者がステップ数を容易に把握することができ、利便性が高まる。
本発明の実施例4は、本プリントに必要な印刷設定領域を、絞り込み途中の動画印刷設定シートに印刷せずに、最終的に絞り込まれた本プリント用の動画印刷設定シートにのみ、印刷する実施例である。
図15は、実施例4において使用する絞り込み途中のシートを示し、印刷設定項目のマーク部が出力されない点が、前述の動画印刷設定シートと異なり、以下動画フレーム選択シートSH4と記載する。
動画フレーム選択シートSH4は、図3に示す動画印刷設定シートSH1において、用紙サイズ設定領域41と用紙種類設定領域42とを削除し、代表フレーム画像領域44と、利用者が代表フレームを選択するためのマーク45とを設けたシートである。代表フレーム画像領域44、マーク45が、それぞれ9つ記録されている。なお、動画フレーム選択シートSH4と動画印刷設定シートSH1とにおいて、互いに同じ構成を持つ部分については、同一の記号を使用する。
また、実施例4は、フローチャートの分岐に応じて、印刷されるシートが変わるので、以下の説明では、2つのシートで共通のフローを実行する際に使用するシートを総称して「設定シート」と記載する。
次に、実施例4において、上記動画フレーム選択シートと動画印刷設定シートを用いてフレーム画像範囲を絞り込み、最終的に印刷フレーム画像を本プリントする手順について説明する。
図16は、実施例4において、設定シートを印刷する動作を示すフローチャートである。
実施例1と同様に、利用者は、操作部16を操作し、液晶表示部15を見ながら、設定シートに印刷する動画像を選択し、プリントを開始する。利用者が選択した動画像に対する画像番号を取得し(S101)、画像番号に対応する動画像データを解析する(S102)。
次に、用紙にレイアウトされる代表フレーム画像数と、先に解析したシーン情報とに基づいて、動画像全体を、複数のフレーム画像範囲に分割する(S103)。ここでは、動画印刷設定シートと動画フレーム選択シートとのそれぞれにレイアウトされる代表フレーム画像数に応じて、フレーム画像範囲を分割する。たとえば、用紙設定領域を含む動画印刷設定シートのレイアウトの6、用紙設定領域を含まない動画フレーム選択シートのレイアウトの9、に対してそれぞれのフレーム画像範囲を決定する。
次に、上記ステップS103で決定したそれぞれの設定シート用に分割されたフレーム画像範囲に基づいて、動画印刷設定シートを印刷するか、それとも動画フレーム選択シートを印刷するかを判断する。S103で動画印刷設定シート用に、代表フレーム画像数が6で分割した場合のフレーム画像範囲で最大のフレーム数が、規定値以下であるかどうかを判断する(S104)。規定値以下であれば、最終的に印刷したいフレーム画像を選択できる程度に絞り込まれていると判断し、印刷される設定シートは、用紙設定領域を含む動画印刷設定シートSH1であると決定される。そして、分割数の少ないフレーム画像範囲を用いて動画像を6分割する(S105)。また、S104でフレーム画像範囲の最大のフレーム数が、規定値を超えると判断された場合、動画像の絞り込み途中であると判断し、印刷される設定シートは、動画フレーム選択シートSH4と決定される。動画フレーム選択シートを印刷すると決定された場合、以降のフローで動画フレーム選択シートを出力することを示す動画フレーム選択シートフラグをセットする(S113)。
そして、動画フレーム選択シート用に9分割されたフレーム画像範囲を、分割フレーム画像範囲とする(S114)。次に、S106〜S109で、動画印刷設定シートと、動画フレーム選択シートの印刷で共通のフローを実行する。まず、分割された各フレーム画像範囲の中から、それぞれの範囲を代表する代表フレーム画像を決定する(S106)。ここでは、実施例1と同様に、各フレーム画像範囲における先頭フレーム画像を、代表フレーム画像と決定する。次に、設定シートの読み込み時に参照するためのバーコード情報を生成する(S107)。ここで、バーコード情報は、動画像の「画像番号」と、分割された「フレーム画像範囲の先頭フレーム番号」と、「分割方法」の情報と、「動画フレーム選択シートフラグ」とを示す情報である。
次に、S107で生成したバーコード情報に基づいて、バーコードを印刷し(S108)、動画フレーム選択シートフラグの状態を判断する(S109)。動画フレーム選択シートフラグがセットされていなければ、シートとして動画印刷設定シートを印刷するため、印刷設定をマークするためのマークシート領域(用紙サイズ設定領域41、用紙種類設定領域42)を印刷する(S110)。
また、S109でフラグがセットされていると判断すると、シートとして、動画フレーム選択シートを印刷するため、用紙設定領域を印刷せず、上記代表フレーム画像を決定するS106で決定されたフレーム画像を生成する(S111)。上記画像生成ステップ(S111)で生成された代表フレーム画像の近傍に、利用者がフレーム画像範囲を指示するためのマークを印刷する(S112)。以降、分割されたフレーム画像範囲における代表フレーム画像について、上記処理を繰り返すことによって、分割されたフレーム画像範囲の代表フレーム画像とマークの一覧とが印刷される。このようにして、動画像を分割した際のフレーム画像範囲に含まれるフレーム数から、動画印刷設定シートSH1と、動画フレーム選択シートSH4とのいずれか一方を分けて印刷することができる。
次に、図16に示すフローチャートの動作の結果、印刷された動画印刷設定シートSH1又は動画フレーム選択シートSH4を読み取る動作について説明する。
図17は、図16に示すフローチャートの動作の結果、印刷された動画印刷設定シートSH1又は動画フレーム選択シートSH4を読み取る動作を示すフローチャートである。利用者は、図16の上記フローチャートによって印刷された動画印刷設定シート、若しくは動画フレーム選択シートのいずれかを原稿台に置く。
また、設定シートにおける必要なマークシートを、利用者が予めマークしているとする。動画印刷設定シートの場合、(用紙サイズ設定領域41、用紙種類設定領域42、フレーム画像範囲を選択するマーク45)がマークされているものとする。また、動画フレーム選択シートの場合(フレーム画像範囲を選択するマーク45)がマークされているものとする。そして、実施例1と同様に、設定シートの読み取りを開始する。
まず、設定シートにプリントされているバーコード43を読み取り(S121)、この読み取ったバーコード43の情報を解析する(S122)。S107で生成されたバーコード情報が、設定シートに印刷されている。それぞれ動画像の「画像番号」と、「各フレーム画像範囲の先頭フレーム番号」と、「分割方法」と、「動画フレーム選択シートフラグ」とが記録されている。そして、動画フレーム選択シートフラグ判断する(S123)。
バーコードに記録されている動画フレーム選択シートフラグがセットされていれば、読み取ったシートは最終的に本プリントする動画印刷設定シートではないため、設定シートを再帰的に印刷するフローへ分岐する。まず、各フレーム画像範囲を代表する代表フレーム画像に対応するマークシートを読み取る(S124)。次に、マークされた代表フレーム画像に対応するフレーム画像範囲を特定し(S125)、この特定されたフレーム画像範囲をさらに絞り込むため、特定されたフレーム画像範囲に対して、図16のステップS103からフローを再帰的に、実施する。
また、上記動画フレーム選択シートフラグを判断するステップ(S123)で、フラグがセットされていなければ、読み取ったシートは最終的に本プリントする動画印刷設定シートであるので、本プリントの処理へ分岐する。まず、印刷設定の用紙サイズ設定領域41、用紙種類設定領域42を読み取り(S126)、用紙のサイズと、用紙の種類とを読み取り、各フレーム画像範囲を代表する代表フレーム画像に対応しているマークシートを読み取る(S127)。
次に、マークされた代表フレーム画像に対応するフレーム画像範囲を特定し(S128)、この特定されたフレーム画像範囲の中から、最もブレの少ないフレーム画像を印刷フレーム画像として選択する(S129)。そして、検出された印刷フレーム画像を、本プリント画像とし、S126で読み取った用紙サイズ、用紙種類を設定し(S130)、本プリントを実行する。
上記手順によって、絞り込みの過程において、印刷設定が不要な場合、動画フレーム選択シートが印刷されるので、動画像フレームの候補の提示を多くすることができる。また、十分に絞り込まれたと判断された場合、印刷設定指示部をもつ動画印刷設定シートを印刷するので、自動的に本プリントへ利用者を誘導することができる。したがって、動画フレームの絞り込み回数を減らすことができ、記録材の消費を低減させることができる。
なお、上記実施例において、手段を工程に置き換えれば、上記実施例を方法の発明として把握することができる。
本発明の実施例1であるMFP装置100を示す概観斜視図である。 MFP装置100を示す機能ブロック図である。 実施例1において使用する動画印刷設定シートSH1を示す図である。 実施例1において、カードスロット14に装着されているメモリカードの動画像を動画印刷設定シートSH1に印刷する手順を示すフローチャートである。 実施例1において、動画像を分割する例を模式的に示す図である。 実施例1において、動画印刷設定シートSH1を読み取り、絞り込み後の動画印刷設定シートを印刷する動作、本プリントを行う動作を示すフローチャートである。 利用者が動画印刷設定シートSH1のフレーム画像範囲R2にマークした後における動画印刷設定シートSH1aを示す図である。 本発明の実施例2で使用する動画印刷設定シートSH2を示す図である。 動画印刷設定シートSH2を読み取る手順を示すフローチャートである。 実施例3において、動画印刷設定シートの枚数を指定するための液晶表示部15に表示される画面を示す図である。 実施例3において、枚数を入力した後に、動画印刷設定シートを印刷する動作を示すフローチャートである。 シートの枚数に応じて、各シートを分割する方法が割り当てられているテーブルT1を示す図である。 実施例3において、動画印刷設定シートSH1を読み取った場合の動作を示すフローチャートである。 実施例3において使用する動画印刷設定シートSH3を示す図である。 実施例4において使用する絞り込み途中の動画フレーム選択シートSH4を示す図である。 実施例4において、設定シートを印刷する動作を示すフローチャートである。 図16に示すフローチャートの動作の結果、印刷された動画印刷設定シートSH1又は動画フレーム選択シートSH4を読み取る動作を示すフローチャートである。
符号の説明
100…MFP装置、
24…ドキュメント解析手段、
25…スキャンエンジン制御手段、
26…システム制御手段、
27…プリントエンジン制御手段、
28…画像処理手段、
29…メモリカード制御手段、
SH1…動画印刷設定シート、
41…用紙サイズ設定領域、
42…用紙種類設定領域、
43…バーコード、
44…代表フレーム画像領域、
45…フレーム画像範囲選択マーク、
SH1a…動画印刷設定シート、
81…フレーム画像範囲絞り込みマーク、
82…本プリント指示マーク、
SH2、SH3…動画印刷設定シート、
SH4…動画フレーム選択シート。

Claims (10)

  1. 動画像を、任意のフレーム画像範囲に分割する分割手段と;
    上記分割手段が分割したフレーム画像範囲の中から、当該フレーム画像範囲を代表する代表フレーム画像を決定する決定手段と;
    上記決定手段が決定した代表フレーム画像と印刷設定指示部とを、印刷設定シートに印刷する印刷設定シート印刷手段と;
    を有し、上記分割手段は、複数の分割方法を具備し、印刷する印刷設定シート毎に、上記分割方法を設定し、動画像をフレーム画像範囲に分割する手段であることを特徴とする動画像印刷装置。
  2. 請求項1において、
    動画像の特徴を解析する動画像解析手段を有し、
    上記分割手段は、上記動画像解析手段が解析した特徴に応じて、動画像の分割方法を設定する手段であることを特徴とする動画像印刷装置。
  3. 請求項1において、
    上記印刷設定シートの印刷設定指示部に指示されている内容を解析する印刷設定解析手段を有し、
    上記分割手段は、上記印刷設定解析手段が解析した内容に応じて、動画像の分割方法を設定することを特徴とする動画像印刷装置。
  4. 請求項1において、
    上記印刷設定シートの枚数を指定するシート枚数指定手段を有し、
    上記分割手段は、上記シート枚数指定手段が指定したシートの枚数に応じて、動画像を分割する方法を設定することを特徴とする動画像印刷装置。
  5. 請求項1において、
    上記分割手段の分割方法は、動画像フレーム画像を等間隔のフレーム画像範囲に分割する方法であることを特徴とする動画像印刷装置。
  6. 請求項2又は請求項3において、
    上記分割手段の分割方法は、上記動画像解析手段が解析した動画像のシーン毎に分割する方法であることを特徴とする動画像印刷装置。
  7. 請求項2又は請求項3において、
    上記分割手段の分割方法は、上記動画像解析手段が解析した動画像の動き量に応じて分割する方法であることを特徴とする動画像印刷装置。
  8. 請求項1〜請求項7のいずれか1項において、
    上記決定手段は、動画像の特徴を解析する動画像解析手段によって画像のブレが少ないと解析されたフレーム画像を、印刷するフレーム画像として決定する方法であることを特徴とする動画像印刷装置。
  9. 請求項1〜請求項8のいずれか1項において、
    上記印刷設定指示部を記録紙に印刷するかどうかを判断する印刷指示部印刷判断手段を有し、
    印刷する印刷設定シート毎に、上記印刷設定指示部を印刷するかどうかを決定することを特徴とする動画像印刷装置。
  10. 動画像を、任意のフレーム画像範囲に分割する分割工程と;
    上記分割工程で分割されたフレーム画像範囲の中から、当該フレーム画像範囲を代表する代表フレーム画像を決定する決定工程と;
    上記決定工程で決定された代表フレーム画像と印刷設定指示部とを、印刷設定シートに印刷する印刷設定シート印刷工程と;
    を有し、上記分割工程は、印刷する印刷設定シート毎に、分割方法を設定し、動画像をフレーム画像範囲に分割する工程であることを特徴とする動画像印刷装置の制御方法。
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