JP2009271760A - 駐車支援システム - Google Patents

駐車支援システム Download PDF

Info

Publication number
JP2009271760A
JP2009271760A JP2008122298A JP2008122298A JP2009271760A JP 2009271760 A JP2009271760 A JP 2009271760A JP 2008122298 A JP2008122298 A JP 2008122298A JP 2008122298 A JP2008122298 A JP 2008122298A JP 2009271760 A JP2009271760 A JP 2009271760A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
parking
support
parking support
target
route
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2008122298A
Other languages
English (en)
Inventor
Keiichi Nakamura
圭一 中村
Yukiko Kawabata
佑輝子 川端
Tomohiko Endo
知彦 遠藤
Keigo Kojima
圭悟 小島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP2008122298A priority Critical patent/JP2009271760A/ja
Publication of JP2009271760A publication Critical patent/JP2009271760A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Traffic Control Systems (AREA)
  • Steering Control In Accordance With Driving Conditions (AREA)

Abstract

【課題】現在位置から目標駐車位置までの距離が大きい場合であっても、一律に駐車支援の開始を禁止することなく、相応の支援を行うことで使い勝手を向上させる駐車支援システムを提供すること。
【解決手段】現在位置から目標駐車位置までの車両の移動を支援する駐車支援システム100は、目標駐車位置を設定する目標駐車位置設定手段10と、現在位置から目標駐車位置までの駐車支援経路を導き出す駐車支援経路導出手段11と、駐車支援経路に沿った車両の移動を支援する駐車支援手段13と、駐車支援経路に沿って車両を移動させることの困難性に基づいて駐車支援手段13による駐車支援の開始の許否を判定する支援開始許否判定手段12と、駐車支援手段13による駐車支援の開始が禁止された場合に駐車支援経路に沿った車両の移動を制限的に支援する制限的駐車支援手段14と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、現在位置から目標駐車位置までの車両の移動を支援する駐車支援システムに関し、特に、現在位置から目標駐車位置までの距離が大きい場合であっても、一律に全ての駐車支援の開始を禁止することなく、相応の駐車支援を開始させることで使い勝手を向上させる駐車支援システムに関する。
従来、ディスプレイ画面上に表示される車両後方の映像と音声案内とに加えてステアリング制御を行うことで並列駐車(車庫入れ)や縦列駐車の運転操作を支援する駐車支援装置が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
この駐車支援装置は、フロントバンパーの左右に取り付けられた超音波センサが収集したデータに基づいて既に走行した経路の近傍にある駐車可能スペースを認識しており、シフトポジションが「R(後退)」位置にセットされ、その駐車可能スペースが目標駐車位置として設定されたときに、現在位置からその目標駐車位置に到達するまでの経路(以下、「駐車支援経路」とする。)を導き出し、その駐車支援経路の距離が適切であれば、駐車支援を開始させる。
また、この駐車支援装置は、現在の舵角で駐車支援を開始させると目標駐車位置への自動操舵による到達が不可能であると判定した場合には、目標駐車位置への到達を可能とする初期舵角を求め、運転者にその初期舵角への変更を促すことで、操舵系の負荷を増大させることなく、目標駐車位置への到達を確実なものとする。
特許第3749483号明細書
しかしながら、従来の駐車支援装置は、現在位置から目標駐車位置に至るまでの駐車支援経路が導き出された場合であっても、その駐車支援経路の距離が大きい場合には正確な駐車支援ができないとの理由から駐車支援を開始させないようにしており、状況によってはその使い勝手を犠牲にしている場合がある。また、特許文献1にも、駐車支援経路の距離が大きい場合に対する処理は開示されていない。
上述の点に鑑み、本発明は、現在位置から目標駐車位置までの距離が大きい場合であっても、一律に駐車支援の開始を禁止することなく、相応の駐車支援を開始させることで使い勝手を向上させる駐車支援システムを提供することを目的とする。
上述の目的を達成するために、第一の発明に係る駐車支援システムは、現在位置から目標駐車位置までの車両の移動を支援する駐車支援システムであって、目標駐車位置を設定する目標駐車位置設定手段と、現在位置から目標駐車位置までの駐車支援経路を導き出す駐車支援経路導出手段と、前記駐車支援経路に沿った車両の移動を支援する駐車支援手段と、前記駐車支援経路に沿って車両を移動させることの困難性に基づいて前記駐車支援手段による駐車支援の開始の許否を判定する支援開始許否判定手段と、前記駐車支援手段による駐車支援の開始が禁止された場合に前記駐車支援経路に沿った車両の移動を制限的に支援する制限的駐車支援手段と、を備えることを特徴とする。
また、第二の発明は、第一の発明に係る駐車支援システムであって、前記支援開始許否判定手段は、前記駐車支援経路の距離に基づいて前記駐車支援手段による支援の開始の許否を判定することを特徴とする。
また、第三の発明は、第一又は第二の発明に係る駐車支援システムであって、前記制限的駐車支援手段は、前記駐車支援手段による駐車支援が可能な位置まで車両を後進移動させることを特徴とする。
上述の手段により、本発明は、現在位置から目標駐車位置までの距離が大きい場合であっても、一律に駐車支援の開始を禁止することなく、相応の駐車支援を行うことで使い勝手を向上させる駐車支援システムを提供することができる。
以下、図面を参照しつつ、本発明を実施するための最良の形態の説明を行う。
図1は、本発明に係る駐車支援システムの構成例を示すブロック図であり、駐車支援システム100は、CAN(Controller Area Network)、LIN(Local Interconnect Network)又はAVC−LAN(Audio Visual Communication−Local Area Network)等の車載LANを介して各種車載装置に接続される制御装置1を有する。
制御装置1は、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)等を備えたコンピュータであって、例えば、目標駐車位置設定手段10、駐車支援経路導出手段11、支援開始許否判定手段12、駐車支援手段13及び制限的駐車支援手段14のそれぞれに対応するプログラムをROMに記憶しながら、各手段に対応する処理をCPUに実行させる。
また、制御装置1は、バックモニタカメラ20、超音波センサ21、入力装置22、車速センサ23及び舵角センサ24の出力を受け上述の各種手段による演算を行った後、その演算結果に基づく制御信号を、表示装置30、音声出力装置31、パワーステアリング32及びエンジンECU(Electronic Control Unit)33に対して出力する。
バックモニタカメラ20は、自車両後方を撮像するためのカメラであり、例えば、CCD(Charge Coupled Device)カメラやCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)等の撮像素子を備えたカメラであって、ラッゲージコンパートメントドアアウトサイドガーニッシュに取り付けられ、取得した画像データを制御装置1に出力する。
超音波センサ21は、自車両周辺に存在する駐車可能スペースを検出するための装置であり、例えば、フロントバンパーの左右に取り付けられ、自車両の左右に存在する障害物(例えば、他の駐車車両である。)を検出しながら、それら障害物が存在しない所定範囲のスペースを駐車可能スペースとして検出する。
入力装置22は、制御装置1に対して各種情報を入力するための装置であり、例えば、タッチパネル、ジョイスティック、リモートコントローラ、エスカッションボタン等であって、後述の目標駐車位置設定画面における目標駐車枠の調整(平行移動又は回転)やその目標駐車枠による目標駐車位置の確定入力に利用される。
車速センサ23は、自車両の速度を測定するセンサであり、例えば、各車輪に取り付けられ各車輪とともに回転する磁石による磁界の変化をMR(Magnetic Resistance)素子が磁気抵抗として読み取り、これを回転速度に比例したパルス信号として取り出すことで車輪の回転速度及び自車両の速度を検出する。
舵角センサ24は、車輪の舵角に関連するステアリングシャフトの回転角を測定するためのセンサであり、例えば、ステアリングシャフトに埋め込まれた磁石による磁気抵抗をMR素子により読み取りステアリングシャフトの回転角を検出する。
車速センサ23及び舵角センサ24は、取得したデータを継続的に制御装置1に出力することで、制御装置1による自車両の移動軌跡の導出を可能にする。
表示装置30は、各種情報を表示するための装置であり、例えば、ナビゲーションシステムに含まれる液晶ディスプレイ等であって、制御装置1が出力する制御信号に応じて、自車両後方の画像、距離目安線(自車両後端からの距離を示す線である。)、車幅延長線、予想進路線(自車両の予想進路を示す線である。)、目標駐車枠(目標駐車位置を示す枠線である。)、目標駐車枠移動ボタン(目標駐車枠を上下左右に移動させるためのボタンである。)、目標駐車枠回転ボタン(目標駐車枠を時計回り又は反時計回りに回転させるためのボタンである。)、及び、目標駐車位置確定ボタン(目標駐車枠が示す位置を目標駐車位置として確定するためのボタンである。)等を表示する。
音声出力装置31は、各種情報を音声出力するための装置であり、例えば、車載スピーカであって、制御装置1が出力する制御信号に応じて、駐車支援に関する音声案内を出力する。
パワーステアリング32は、ステアリング操作を支援するための装置であり、例えば、制御装置1が出力する制御信号に応じて、エンジンECU33と協働しながら自車両を駐車支援経路に沿って後進させるよう、電動モータを利用してステアリングシャフトを回転させ、操舵輪の舵角を自動的に制御する。
エンジンECU33は、エンジンの動作状態を制御するための装置であり、例えば、制御装置1が出力する制御信号に応じて、パワーステアリング32と協働しながら自車両を駐車支援経路に沿って後進させるよう、電動アクチュエータを利用してスロットル開度を調整し、自車両の後進速度を自動的に制御する。
次に、制御装置1が有する各種手段について説明する。
目標駐車位置設定手段10は、目標駐車位置を設定するための手段であり、例えば、目標駐車位置設定画面を表示装置30に表示させながら、操作者による目標駐車位置の設定を促すようにする。
図2は、縦列駐車を支援する場合における目標駐車位置の設定方法を説明するための図であり、図2(A)は、駐車支援を行う際の目標駐車位置と自車両との間の位置関係を示し、図2(B)は、その際に表示される目標駐車位置設定画面を示す。
図2(A)において、車両位置V1は、所定の検出範囲Z1、Z2を有する超音波センサ21を用いて駐車可能スペースPS(斜線領域)を検出する自車両の位置を示し、車両位置V2は、駐車支援を開始させたときの自車両の位置を示し、車両位置V3及びV4は、他の駐車車両の位置を示す。なお、破線で示す一対の線分で表される経路Rは、現在の車両位置V2から目標駐車位置に至るまでの駐車支援経路を示す。
また、図2(B)において、目標位置設定画面は、バックモニタカメラ20が取得した画像データを表示しながら、駐車可能スペースPS上に目標駐車枠Wを重畳表示し、画面中央に目標駐車枠移動ボタンB1〜B4を、画面右下隅に目標駐車位置確定ボタンB5を、画面下部に注意メッセージT1を、それぞれ重畳表示している。
同様に、図3は、並列駐車(車庫入れ)を支援する場合における目標駐車位置の設定方法を説明するための図であり、図3(A)は、駐車支援を行う際の目標駐車位置と自車両との間の位置関係を示し、図3(B)は、その際に表示される目標駐車位置設定画面を示す。
また、図3(B)において、目標位置設定画面は、図2(B)の表示内容に加え、目標駐車枠回転ボタンB6及びB7を重畳表示している。縦列駐車の場合と異なり、現在の車両の向きと目標駐車枠との間に傾きが生じている場合が多いからである。
例えば、目標駐車位置設定手段10は、シフトポジションが「R(後退)」位置にセットされた場合に目標駐車位置設定画面を表示させる。このとき、縦列駐車用の目標駐車位置設定画面と並列駐車(車庫入れ)用の目標駐車位置設定画面とを切り換えるボタン(図示せず。)が表示されてもよい。
目標駐車位置設定手段10は、図2及び図3に示すように、車両が既に走行した経路付近で超音波センサ21が検出した駐車可能スペースのうち現在の車両位置V2から最も近い位置にある駐車可能スペースPSに目標駐車枠Wを重畳表示させ、入力装置22(例えば、タッチパネルである。)を介して目標駐車枠移動ボタンB1〜B4、目標駐車枠回転ボタンB6、B7、又は、目標駐車位置確定ボタンB5を操作者にタッチ操作させるようにする。現在の車両位置V2から判断して駐車可能スペースPSを目標駐車位置として設定する蓋然性が最も高いからである。
目標駐車位置設定手段10は、操作者により目標駐車位置確定ボタンB5が押下されたことを検出すると、その時点において目標駐車枠Wが示す位置を目標駐車位置に設定する。
駐車支援経路導出手段11は、駐車支援経路を導き出すための手段であり、例えば、車速センサ23及び舵角センサ24の出力に基づいて駐車可能スペースを検出した地点を含めた現在の車両位置V2に至るまでの自車両の移動経路を導き出し、その上で、現在の車両位置V2から目標駐車位置(検出された駐車可能スペースのうち現在の車両位置V2から最も近い位置にある駐車可能スペースPSが目標駐車位置として設定されたものとする。)に至るまでの駐車支援経路、及び、その駐車支援経路の総延長距離を導き出す。
支援開始許否判定手段12は、駐車支援の開始を許可するか否かを判定するための手段であり、例えば、駐車支援経路導出手段11が導き出した駐車支援経路の総延長距離に基づいて駐車支援の開始を許可するか否かを判定する。
支援開始許否判定手段12は、例えば、駐車支援経路の総延長距離が所定距離未満の場合には、目標駐車位置の位置決め精度が十分であり自車両をその目標駐車位置まで正確に移動させる上で特に困難がないとして、駐車支援の開始を許可し、後述の駐車支援手段13による駐車支援の実行を開始させる。
一方で、支援開始許否判定手段12は、駐車支援経路の総延長距離が所定距離以上の場合には、目標駐車位置の位置決め精度が十分でなく自車両をその目標駐車位置まで正確に移動させるのが困難であるとして、駐車支援の開始を禁止し、後述の制限的駐車支援手段14による制限的な駐車支援を開始させる。
この場合、支援開始許否判定手段12は、後述の制限的駐車支援手段14による制限的な駐車支援を開始させることなく、「もう少し後退してから駐車支援を開始させて下さい」といったメッセージを目標駐車位置設定画面に表示させ、操作者による追加的な運転操作を促すようにしてもよい。
なお、支援開始許否判定手段12は、GPS(Global Positioning System)等によって検出した自車両の現在位置(緯度、経度、高度)と地図データとに基づいて判断基準となるその所定距離を調節するようにしてもよく、例えば、自車両が所定規模以上の駐車場内で並列駐車(車庫入れ)を行う場合にはその所定距離を延長し、一方で、自車両が一般道の脇で縦列駐車を行う場合にはその所定距離を短縮するようにしてもよい。
また、支援開始許否判定手段12は、駐車支援経路の形状や勾配等に基づいて駐車支援の困難性を判定し、駐車支援の開始を許可するか否かを判定するようにしてもよい。
駐車支援手段13は、駐車支援を実行するための手段であり、例えば、表示装置30で駐車支援画面を表示させ、音声出力装置31から「駐車支援を実行中です、車両周辺の安全を確認して下さい」といった音声メッセージを音声出力させる。
ここで、駐車支援画面は、目標設定位置確定ボタンB5の代わりに駐車支援中断ボタン(図示せず。)を表示し、目標駐車枠移動ボタンB1〜B4及び目標駐車枠回転ボタンB6、B7を表示しない点を除き、目標駐車位置設定画面と同じであり、目標駐車位置が正確に設定され駐車支援手段13による駐車支援が開始されたことを表すべくその目標駐車枠の色を緑色にする。
また、駐車支援手段13は、パワーステアリング32及びエンジンECU33に対して制御信号を出力し、駐車支援経路導出手段11が導き出した駐車支援経路に沿って自車両を自動的に後進させる。
操作者は、ブレーキペダル(図示せず。)で自車両の移動速度を調節し、ブレーキペダルを踏み込んで自車両を停止させることで駐車支援手段13による駐車支援を中断させることができる。
制限的駐車支援手段14は、駐車支援手段13による駐車支援の内容を一部制限した駐車支援を実行するための手段であり、例えば、パワーステアリング32による舵角の制御を所定角度未満に制限したり、或いは、自車両の後進速度を所定速度未満に制限したりしながら、駐車支援手段13による駐車支援と同じ駐車支援を実行する。
ここで、駐車支援画面は、目標駐車位置が未だ正確に設定されておらず暫定的に設定されただけであり、その上で制限的駐車支援手段14による駐車支援が開始されたことを表すべくその目標駐車枠の色を赤色にし、目標駐車位置が暫定的に設定された旨の注意メッセージを表示する。
また、制限的駐車支援手段14は、パワーステアリング32による舵角の制御を所定角度未満に制限しながら自車両を後進させた結果、現在位置と目標駐車位置との間の距離(駐車支援経路の残りの距離)が所定距離未満となった場合、自車両の後進を一旦停止し、目標駐車位置設定画面を表示装置30上に再表示させる。目標駐車位置の位置をより正確に設定させるためである。
次に、図4を参照しながら、駐車支援システム100が駐車支援手段13による縦列駐車のための駐車支援、又は、制限的駐車支援手段14による縦列駐車のための制限的な駐車支援を開始させる処理(以下、「駐車支援開始処理」とする。)について説明する。なお、図4は、駐車支援開始処理の流れを示すフローチャートであり、駐車支援システム100は、例えば、自車両がエンジンを作動させたまま停止している場合に繰り返しこの駐車支援開始処理を実行するものとする。
最初に、制御装置1は、シフト装置(図示せず。)の出力に基づいてシフトポジションが「R(後退)」位置にセットされるのを監視する(ステップS1)。
シフトポジションが「R」位置以外の場合(ステップS1のNO)、制御装置1は、今回の駐車支援開始処理を終了させる。
シフトポジションが「R」位置にセットされたことを検出した場合(ステップS1のYES)、制御装置1は、目標駐車位置設定手段10により、目標駐車位置設定画面(図2参照。)を表示装置30に表示させ(ステップS2)、操作者に目標駐車位置を設定させるようにする。
図5は、このときに表示装置30に表示される目標駐車位置設定画面であり、超音波センサ21によって検出した駐車可能スペースであって、自車両の現在位置から最も近い位置にある駐車可能スペースPS1が自車両の現在位置から比較的遠い位置にあり、駐車可能スペースPS1上に表示される目標駐車枠W1が極めて小さくなっていることを示す。
その後、制御装置1は、目標駐車位置の設定が行われるのを監視し(ステップS3)、目標駐車位置の設定が行われない場合(ステップS3のNO)、今回の駐車支援開始処理を終了させる。
目標駐車位置確定ボタンB5が押下され目標駐車位置の設定が行われたことを検出した場合(ステップS3のYES)、制御装置1は、駐車支援経路導出手段11により、駐車支援経路を導き出し(ステップS4)、駐車支援経路の総延長距離が閾値以上であるか否かを判定する(ステップS5)。
図5に示すように、駐車支援経路の総延長距離が閾値以上である場合(ステップS5のYES)、制御装置1は、設定された目標駐車位置の位置決め精度が十分でなく自車両をその目標駐車位置に正確に移動させるのは困難であるとして、駐車支援手段13による駐車支援を開始させる代わりに、制限的駐車支援手段14による制限的な駐車支援を開始させる(ステップS6)。
なお、操作者は、駐車支援経路の総延長距離が大きく、目標駐車位置設定画面に目標駐車枠が表示されていない場合であっても、目標駐車位置確定ボタンB5を押下して目標駐車位置を暫定的に設定するようにしてもよい。
駐車支援経路の総延長距離が閾値未満となった場合に改めて操作者に目標駐車位置を正確に設定させるためであり、また、駐車支援の確実な実行が困難であったとしても、駐車支援の実行を全て禁止するのではなく、できる限りの駐車支援を実行して駐車支援システム100の使い勝手を向上させるためである。
このとき、制御装置1は、目標駐車位置設定画面に表示されている目標駐車枠の色を赤色とし、目標駐車位置が未だ正確には設定されていないことを表すようにする。
一方、駐車支援経路の総延長距離が既に閾値未満である場合(ステップS5のNO)、制御装置1は、設定された目標駐車位置の位置決め精度が十分であり自車両をその目標駐車位置に正確に移動させることができるとして、駐車支援手段13による、制限のない駐車支援を開始させる(ステップS7)。
このとき、制御装置1は、目標駐車位置設定画面に表示されている目標駐車枠の色を緑色とし、目標駐車位置が正確には設定されたことを表すようにする。
次に、図6を参照しながら、駐車支援システム100が制限的駐車支援手段14による制限的な駐車支援を中断して駐車支援手段13による駐車支援を開始させる処理(以下、「駐車支援切換処理」とする。)について説明する。
なお、図6は、駐車支援切換処理の流れを示すフローチャートであり、駐車支援システム100は、制限的駐車支援手段14による駐車支援が行われている間、繰り返しこの処理を実行するものとする。
最初に、制御装置1は、駐車支援経路導出手段11により、駐車支援経路の残距離を導き出し、その残距離が閾値未満となったか否かを判定する(ステップS11)。
残距離が未だ閾値以上の場合(ステップS11のNO)、制御装置1は、制限的駐車支援手段14による制限的な駐車支援を、駐車支援手段13による制限のない駐車支援に切り換えることなく、今回の駐車支援切換処理を終了させる。未だ駐車支援手段13による駐車支援を開始させるべきではないからである。
残距離が閾値未満となった場合(ステップS11のYES)、制御装置1は、エンジンECU33に対して制御信号を出力し、自車両の後進を一旦停止させる(ステップS12)。なお、制御装置1は、ブレーキ制御装置(図示せず。)に対して制御信号を出力し、ブレーキによる制動力を増大させて自車両を一旦停止させるようにしてもよく、また、操作者に対して自車両を停車させるように案内してもよい。
その後、制御装置1は、目標駐車位置設定手段10により、目標駐車位置設定画面(図2参照。)を表示装置30に再び表示させ(ステップS13)、操作者に目標駐車位置を再設定させるようにする。
その後、制御装置1は、目標駐車位置の再設定が行われるのを監視し(ステップS14)、目標駐車位置の再設定が行われない場合(ステップS14のNO)、今回の駐車支援切換処理を終了させる。
目標駐車位置設定画面に表示された目標駐車枠が調整(移動又は回転)されることなく目標駐車位置の再設定が行われた(目標駐車位置確定ボタンB5が押下された)場合(ステップS14のYES)、制御装置1は、目標駐車位置設定画面に表示されている目標駐車枠の色を緑色とし、駐車支援経路導出手段11によって既に導き出されている駐車支援経路をそのまま利用して、制限的駐車支援手段14による制限的な駐車支援を中止し、駐車支援手段13による駐車支援を開始させる(ステップS15)。
なお、目標駐車位置設定画面に表示された目標駐車枠が調整された上で目標駐車位置の再設定が行われた場合(ステップS14のYES)、制御装置1は、目標駐車位置設定画面に表示されている目標駐車枠の色を緑色とし、駐車支援経路導出手段11により、駐車支援経路を改めて導き出した上で、駐車支援手段13による駐車支援を開始させるようにする(ステップS15)。微調整された目標駐車位置に対応する駐車支援経路を導き出すためである。
以上の構成により、駐車支援システム100は、駐車支援経路の距離が大きく目標駐車位置を正確に設定することが困難な場合であっても、駐車支援の開始を一律に禁止することなく、一部機能が制限された駐車支援を実行することで、状況に応じた最適な駐車支援を段階的に提供することができ、その使い勝手を向上させることができる。
また、駐車支援システム100は、制限的な駐車支援を開始させた後、車両の後進に応じて駐車支援経路の残距離が所定距離未満となった場合に、目標駐車位置の再確定を操作者に促すので、その使い勝手を向上させながらも、目標駐車位置に車両を正確に駐車させることができる。
以上、本発明の好ましい実施例について詳説したが、本発明は、上述した実施例に制限されることはなく、本発明の範囲を逸脱することなしに上述した実施例に種々の変形及び置換を加えることができる。
例えば、上述の実施例において、駐車支援システム100は、制限的駐車支援手段14による駐車支援を開始させた後、駐車支援経路の残距離が閾値未満となった場合に、自車両の後進を一旦停止させて目標駐車位置を再設定させるが、自車両の後進を一旦停止させることなく、後進を継続させたまま目標駐車位置を再設定させるようにしてもよい。制限的駐車支援手段14による駐車支援から駐車支援手段13による駐車支援への切り換えを円滑に行うためである。
この場合、駐車支援システム100は、駐車支援経路の残距離が閾値未満となった場合であって、後進を継続させた状態で目標駐車位置の再設定が所定時間に亘って行われない場合に、自車両の後進を一旦停止させるようにしてもよい。目標駐車位置を確実に再設定させるためである。
また、支援開始許否判定手段12は、駐車支援経路の路面状態(既に走行した移動経路から判断される凹凸の粗さ等である。)、又は、駐車支援経路の視認性(周囲の明るさから判断される駐車可能スペースの肉眼による見易さ等である。)に基づいて駐車支援の困難性を判定し、駐車支援の開始を許可するか否かを判定するようにしてもよい。
本発明に係る駐車支援システムの構成例を示すブロック図である。 縦列駐車を支援する場合における目標駐車位置の設定方法を説明するための図である。 並列駐車を支援する場合における目標駐車位置の設定方法を説明するための図である。 駐車支援開始処理の流れを示すフローチャートである。 目標駐車位置設定画面の一例である。 駐車支援切換処理の流れを示すフローチャートである。
符号の説明
1 制御装置
10 目標駐車位置設定手段
11 駐車支援経路導出手段
12 支援開始許否判定手段
13 駐車支援手段
14 制限的駐車支援手段
20 バックモニタカメラ
21 超音波センサ
22 入力装置
23 車速センサ
24 舵角センサ
30 表示装置
31 音声出力装置
32 パワーステアリング
33 エンジンECU
100 駐車支援システム
B1〜B4 目標駐車枠移動ボタン
B5 目標駐車位置確定ボタン
B6、B7 目標駐車枠回転ボタン
PS、PS1 駐車可能スペース
R 駐車支援経路
T1 注意メッセージ
V1 駐車可能スペース検出時の自車両の位置
V2 駐車支援開始時の自車両の位置
V3、V4 駐車車両の位置
W、W1 目標駐車枠
Z1、Z2 超音波センサの検出範囲

Claims (3)

  1. 現在位置から目標駐車位置までの車両の移動を支援する駐車支援システムであって、
    目標駐車位置を設定する目標駐車位置設定手段と、
    現在位置から目標駐車位置までの駐車支援経路を導き出す駐車支援経路導出手段と、
    前記駐車支援経路に沿った車両の移動を支援する駐車支援手段と、
    前記駐車支援経路に沿って車両を移動させることの困難性に基づいて前記駐車支援手段による駐車支援の開始の許否を判定する支援開始許否判定手段と、
    前記駐車支援手段による駐車支援の開始が禁止された場合に前記駐車支援経路に沿った車両の移動を制限的に支援する制限的駐車支援手段と、
    を備えることを特徴とする駐車支援システム。
  2. 前記支援開始許否判定手段は、前記駐車支援経路の距離に基づいて前記駐車支援手段による駐車支援の開始の許否を判定する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の駐車支援システム。
  3. 前記制限的駐車支援手段は、前記駐車支援手段による駐車支援が可能な位置まで車両を後進移動させる、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の駐車支援システム。
JP2008122298A 2008-05-08 2008-05-08 駐車支援システム Pending JP2009271760A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008122298A JP2009271760A (ja) 2008-05-08 2008-05-08 駐車支援システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008122298A JP2009271760A (ja) 2008-05-08 2008-05-08 駐車支援システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2009271760A true JP2009271760A (ja) 2009-11-19

Family

ID=41438246

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008122298A Pending JP2009271760A (ja) 2008-05-08 2008-05-08 駐車支援システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2009271760A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014162753A1 (ja) * 2013-04-04 2014-10-09 トヨタ自動車株式会社 駐車支援装置及び退出支援装置
WO2018168512A1 (ja) * 2017-03-17 2018-09-20 日立オートモティブシステムズ株式会社 運転支援装置および方法
CN108604420A (zh) * 2016-01-29 2018-09-28 日产自动车株式会社 车辆的行驶控制方法及车辆的行驶控制装置
JPWO2018047231A1 (ja) * 2016-09-06 2019-06-27 日産自動車株式会社 駐車支援方法及び駐車支援装置
CN111731273A (zh) * 2020-06-22 2020-10-02 重庆长安汽车股份有限公司 自动泊车限位桩工况识别方法及存储介质

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014162753A1 (ja) * 2013-04-04 2014-10-09 トヨタ自動車株式会社 駐車支援装置及び退出支援装置
CN108604420A (zh) * 2016-01-29 2018-09-28 日产自动车株式会社 车辆的行驶控制方法及车辆的行驶控制装置
JPWO2018047231A1 (ja) * 2016-09-06 2019-06-27 日産自動車株式会社 駐車支援方法及び駐車支援装置
US10676082B2 (en) 2016-09-06 2020-06-09 Nissan Motor Co., Ltd. Parking assistance method and parking assistance device
WO2018168512A1 (ja) * 2017-03-17 2018-09-20 日立オートモティブシステムズ株式会社 運転支援装置および方法
JPWO2018168512A1 (ja) * 2017-03-17 2019-07-25 日立オートモティブシステムズ株式会社 運転支援装置および方法
CN110382321A (zh) * 2017-03-17 2019-10-25 日立汽车系统株式会社 驾驶辅助装置以及方法
US11230284B2 (en) 2017-03-17 2022-01-25 Hitachi Astemo, Ltd. Driving assistance apparatus and driving assistance method
CN110382321B (zh) * 2017-03-17 2022-12-27 日立安斯泰莫株式会社 驾驶辅助装置
CN111731273A (zh) * 2020-06-22 2020-10-02 重庆长安汽车股份有限公司 自动泊车限位桩工况识别方法及存储介质
CN111731273B (zh) * 2020-06-22 2022-08-09 重庆长安汽车股份有限公司 自动泊车限位桩工况识别方法及存储介质

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2981077B1 (en) Periphery monitoring device and program
EP3135565B1 (en) Parking assistance device
JP5440867B2 (ja) 駐車支援装置
JP5713623B2 (ja) ドライバーアシスト方法
JP4557817B2 (ja) 運転支援装置
JP4793171B2 (ja) 駐車支援装置
EP3124360A1 (en) Parking assistance device
JP2017033298A (ja) 駐車支援装置
EP3124361A1 (en) Parking assistance device, parking assistance method, and non-transitory computer readable medium storing program
WO2016039428A1 (ja) 運転支援装置及び運転支援システム
JP2003300443A (ja) 駐車補助装置
JP2016060225A (ja) 駐車支援装置、駐車支援方法及び制御プログラム
JP2013035327A (ja) 駐車支援装置及び駐車支援方法
JP6318204B2 (ja) 駐車出庫支援装置
JP2008302711A (ja) 発進支援装置
EP3800111A1 (en) Periphery monitoring device
JP2014065342A (ja) 駐車支援装置、制御方法、およびプログラム
JP2009271760A (ja) 駐車支援システム
CN110494338B (zh) 停车辅助装置
CN112141083A (zh) 车辆的停车控制设备及其方法
JP5076819B2 (ja) 車両運転支援装置および車両運転支援方法
JP6373916B2 (ja) 駐車出庫支援装置
CN110546047A (zh) 停车辅助装置
US20200384929A1 (en) On-vehicle display control system and display control method
JP5066539B2 (ja) 機器操作制御装置、機器操作制御方法およびプログラム