JP2009271743A - 健康管理システム及びその方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】健診データとレセプトデータとを突合できる健康管理システムを提供する。
【解決手段】健康管理システムは、健診及びレセプトデータベースを備える。健診データテーブル25の各レコードは、連結キー、個人情報、健診データを含む。レセプトデータテーブル26の各レコードは、連結キー、個人情報、レセプトデータを含む。健診データファイル23を取り込んだ場合、突合キーマスタテーブル27に基づいてレセプトデータテーブル26から連結キーを取得し、その連結キーを付与して取り込んだ健診データを健診データテーブル25に追加する。一方、レセプトデータファイルを取り込んだ場合はその逆である。健診データ又はレセプトデータの集計結果を印刷プレビュー画面で表示するだけでなく、印刷プレビュー画面上で集計値をクリックすれば、その集計値に関連付けられた健診データの一覧表とレセプトデータの一覧表とを並べて表示する。
【選択図】図3

Description

本発明は、健康管理システム及びその方法に関し、さらに詳しくは、健診データとレセプトデータとを突合する健康管理システム及びその方法に関する。
現在、健康診断(一般に「健診」と略される。)のデータとレセプト(診療報酬明細書)のデータとは別々に作成され、提供されている。しかし、これら2つのデータは互いに密接に関連しており、個人の健康状態を一元的に管理するためには、これら2つのデータを統合するのが望ましい。
特開2006−107298号公報(特許文献1)には、レセプト情報及び健診情報を時系列的に分かり易く表示するようにした健康情報表示システムが記載されている(段落0034及び図12参照)。このシステムでは、個人IDを入力し、表示ボタンを押すと、その人のレセプト情報と健診情報とが合わせて画面に表示される。具体的には、日付の経過が横軸にとられ、両情報が時系列的にグラフィックに表示される。レセプト情報からは診療年月、病名及び請求点数が記号やグラフで表現され、健診情報からは健診の受診が記号で表現される。レセプト詳細ボタンを押すと、診療年月、医療機関、請求点数、病名、診療開始日、診療日数等の実際の値が表示される(段落0024及び図6参照)。健診詳細ボタンを押すと、受診日、受診施設、総合判定区分、糖尿病判定区分、血糖値等の実際の値が表示される(段落0035及び図13参照)。処理の流れとしては、個人IDに基づいて、その人のレセプト情報を取得するのに加え、健診情報からもその人の健診情報を取得する(段落0036参照)。
このシステムは、個人IDに基づいてレセプト情報(レセプトデータ)及び健診情報(健診データ)をそれぞれ読み出し、両情報を合わせて表示するに過ぎず、決して両データを突合するものではない。また、レセプトデータも健診データも年月の経過とともに多数蓄積されていく性質を持つものであるから、1人につき1つのレセプト又は健診データが存在するのではなく、1人につき複数のレセプト又は健診データが存在する。そのため、レセプト情報及び健診情報を合わせて表示しようとするたびに、個人IDでレセプトデータベースと健診データベースとを検索する必要があり、検索に時間がかかるという問題がある。
特開2006−107298号公報 特開平7−37003号公報 特開2006−301893号公報 特開2007−257565号公報
本発明の目的は、健診データとレセプトデータとを突合できる健康管理システム及びその方法を提供することである。
課題を解決するための手段及び発明の効果
本発明による健康管理システムは、健診データとレセプトデータとを突合する健康管理システムであって、健診データベースと、レセプトデータベースと、対応付け手段と、健診データ取込手段と、レセプトデータ取込手段と、第1の連結キー取得手段と、健診データ追加手段と、第2の連結キー取得手段と、レセプトデータ追加手段とを備える。健診データベースは、複数のレコードを有する健診データテーブルを記憶する。レコードの各々は、連結キー、第1の個人情報及び健診データを含む。レセプトデータベースは、複数のレコードを有するレセプトデータテーブルを記憶する。レコードの各々は、連結キー、第2の個人情報及びレセプトデータを含む。対応付け手段は、第1の個人情報と第2の個人情報とを対応付ける。健診データ取込手段は、第1の個人情報及び健診データを外部から取り込む。レセプトデータ取込手段は、第2の個人情報及びレセプトデータを外部から取り込む。第1の連結キー取得手段は、対応付け手段により第1の個人情報に対応付けられた第2の個人情報でレセプトデータベースを検索し、当該第2の個人情報を含むレコード内の連結キーを取得する。健診データ追加手段は、第1の連結キー取得手段により取得された連結キーと、健診データ取込手段により取り込まれた第1の個人情報及び健診データとを含む新しいレコードを健診データテーブルに追加する。第2の連結キー取得手段は、対応付け手段により第2の個人情報に対応付けられた第1の個人情報で健診データベースを検索し、当該第1の個人情報を含むレコード内の連結キーを取得する。レセプトデータ追加手段は、第2の連結キー取得手段により取得された連結キーとレセプトデータ取込手段により取り込まれた第2の個人情報及び健診データとを含む新しいレコードをレセプトデータテーブルに追加する。
本発明によれば、外部から健診データを取り込んだ場合、対応付けられた個人情報に基づいてレセプトデータベースから連結キーを取得し、その連結キーを付与して取り込んだ健診データを健診データベースに追加登録する。一方、外部からレセプトデータを取り込んだ場合、対応付けられた個人情報に基づいて健診データベースから連結キーを取得し、その連結キーを付与して取り込んだレセプトデータをレセプトデータベースに追加登録する。その結果、健診データとレセプトデータとを突合することができる。
好ましくは、健康管理システムはさらに、データ抽出手段と、集計手段と、印刷プレビュー手段と、リンク手段と、選択操作受付手段と、一覧表示手段とを備える。データ抽出手段は、所定の抽出条件で健診データベース及びレセプトデータベースの一方を検索し、その抽出条件に合致する健診データ及びレセプトデータの一方を抽出する。集計手段は、データ抽出手段により抽出された一方のデータの数をカウントする。印刷プレビュー手段は、集計手段によりカウントされた数を表記した印刷プレビュー画面を表示する。リンク手段は、データ抽出手段により抽出された一方のデータを集計手段によりカウントされた数に関連付ける。選択操作受付手段は、印刷プレビュー手段により表示された印刷プレビュー画面上で表記された数の選択操作を受け付ける。一覧表示手段は、選択操作受付手段により選択された数にリンク手段により関連付けられた一方のデータの一覧表を表示する。
この場合、健診データ又はレセプトデータの集計結果を印刷プレビュー画面で閲覧できるだけでなく、印刷プレビュー画面上で集計結果として得られた数を選択操作すれば、その数に関連付けられた健診データ又はレセプトデータの一覧表も閲覧することができる。
好ましくは、健康管理システムはさらに、データ抽出手段により抽出された一方のデータを含むレコード内の連結キーで当該他方のデータベースを検索し、当該連結キーを含むレコード内の当該他方のデータを取得する突合データ取得手段を備える。一覧表示手段は、突合データ取得手段により取得された当該他方のデータの一覧表を一方のデータの一覧表と並べて表示する。
この場合、印刷プレビュー画面上で集計結果として得られた数を選択操作すれば、その数に関連付けられた健診データ及びレセプトデータの両方の一覧表を同時に閲覧することができる。
本発明による健康管理方法は、健診データベースと、レセプトデータベースとを用い、コンピュータにより健診データとレセプトデータとを突合する健康管理方法であって、第1の個人情報と第2の個人情報とを対応付けるステップと、第1の個人情報及び健診データを外部から取り込むステップと、第2の個人情報及びレセプトデータを外部から取り込むステップと、第1の個人情報に対応付けられた第2の個人情報でレセプトデータベースを検索し、当該第2の個人情報を含むレコード内の連結キーを取得するステップと、第1の連結キー取得ステップにより取得された連結キーと、取り込まれた第1の個人情報及び健診データとを含む新しいレコードを健診データテーブルに追加するステップと、第2の個人情報に対応付けられた第1の個人情報で健診データベースを検索し、当該第1の個人情報を含むレコード内の連結キーを取得するステップと、取得された連結キーと取り込まれた第2の個人情報及び健診データとを含む新しいレコードをレセプトデータテーブルに追加するステップとを備える。
本発明によれば、外部から健診データを取り込んだ場合、対応付けられた個人情報に基づいてレセプトデータベースから連結キーを取得し、その連結キーを付与して取り込んだ健診データを健診データベースに追加登録する。一方、外部からレセプトデータを取り込んだ場合、対応付けられた個人情報に基づいて健診データベースから連結キーを取得し、その連結キーを付与して取り込んだレセプトデータをレセプトデータベースに追加登録する。その結果、健診データとレセプトデータとを突合することができる。
以下、図面を参照し、本発明の実施の形態を詳しく説明する。図中同一又は相当部分には同一符号を付してその説明は繰り返さない。
図1を参照して、本発明の実施の形態による健康管理システムはコンピュータ10で構成される。コンピュータ10は汎用のハードウェア構成を有し、CPU(Central Processing Unit)11と、ROM(Read Only Memory)12と、RAM(Random Access Memory)13と、ハードディスク14と、ディスプレイ15と、プリンタ16とを備える。コンピュータ10には、汎用のOS(Operating System)のほか、アプリケーションソフトウェアとして後に詳述する健康管理プログラム20がインストールされる。健康管理プログラム20はハードディスク14に記憶される。ハードディスク14には、健診データベース21及びレセプトデータベース22も記憶される。コンピュータ10は外部の健診データファイル23及びレセプトデータファイル24にアクセスし、外部から健診データ及びレセプトデータを取り込む。
本実施の形態による健康管理システムは、一の企業で働く多数の職員の健康を管理するために用いられる。そのため、健診データベース21は、次の表1に示されるような健診データテーブル25を記憶する。
Figure 2009271743
表1を参照して、健診データテーブル25は複数のレコード(行)を有する。各レコードは、連結キー、職員コード、氏名(カナ)、性別、健診日、健診データなどを含む。職員コードは、各職員を一意に特定するために付与された識別番号である。ここで、職員コード、氏名及び性別は、職員の個人情報である。
レセプトデータベース22は、次の表2に示されるようなレセプトデータテーブル26を記憶する。
Figure 2009271743
表2を参照して、レセプトデータテーブル26も複数のレコードを有する。各レコードは、連結キー、職員コード、氏名(カナ)、性別、診療日、レセプトデータなどを含む。
図2に健康管理プログラム20のフロー図を示す。CPU11は、ハードディスク14から健康管理プログラム20をRAM13上に読み出して実行する。以下、図2を参照し、健康管理システムの動作を説明する。
コンピュータ10はまず、メインメニュー画面をディスプレイ15上に表示する(S1)。ユーザがメインメニューの中から突合キーのメンテナンスを選択すると、コンピュータ10は突合キーメンテナンス画面をディスプレイ15上に表示する(S2)。また、ユーザがメインメニューの中から健診データファイルの取り込みを選択すると、コンピュータ10は健診データファイル取込画面をディスプレイ15上に表示する(S4)。また、ユーザがメインメニューの中からレセプトデータファイルの取り込みを選択すると、コンピュータ10はレセプトデータファイル取込画面をディスプレイ15上に表示する(S7)。また、ユーザがメインメニューの中から帳票の出力を選択すると、コンピュータ10は帳票出力指示画面をディスプレイ15上に表示する(S10)。
[健診・レセプト突合]
図2及び図3を参照して、突合キーメンテナンス画面において、ユーザが健診データテーブル25の個人情報とそれに対応付けるべきレセプトデータテーブル26の個人情報とを設定すると、コンピュータ10はそれらの個人情報を互いに対応付け、突合キーマスタテーブル27を作成(1回目)又は更新(2回目以降)する(S3)。本実施の形態では、健診データテーブル25の職員コード、氏名及び性別を健診突合キーとし、レセプトデータテーブル26の職員コード、氏名及び性別をレセプト突合キーとし、それらの突合キーを互いに対応付け、次の表3に示される突合キーマスタテーブル27を作成又は更新する。
Figure 2009271743
(1)外部から健診データを取り込んで内部のレセプトデータと突合する場合:
健診データファイル取込画面において、ユーザが管理しようとする健診データファイル23を選択すると、コンピュータ10は選択された健診データファイル23をCSV(Comma Separated Values)形式等で取り込む(S5)。
続いて、コンピュータ10は、取り込んだ健診データファイル23をレセプトデータベース22だけでなく健診データベース21とも突合した上で、その新しい健診データを健診データベース21に追加登録する(S6)。この処理の詳細を図4に示す。
図3及び図4を参照して、コンピュータ10は、突合キーマスタテーブル27から健診突合キー及びレセプト突合キーを取得する(S60)。続いて、コンピュータ10は、取得した健診突合キーに基づいて、取り込んだ健診データファイル23中の個人情報(職員コード、氏名及び性別)を特定する(S61)。
続いて、コンピュータ10は、特定した個人情報でレセプトデータベース22(中のレセプトデータテーブル26)を検索する(S62)。特定した個人情報がレセプトデータベース22に既に登録されている場合(S63でYES)、コンピュータ10は、その個人情報に対応する連結キーを取得する(S64)。たとえば職員コード「1111111」、氏名「ヤマダタロウ」、性別「1(男)」という3つの検索条件が全て合致するレセプトデータは既に登録されているので、レセプトデータテーブル26からその連結キー「10」が抽出される。
一方、特定した個人情報がレセプトデータベース22に登録されていない場合(S63でNO)、コンピュータ10は、特定した個人情報で健診データベース21(中の健診データテーブル25)を検索する(S65)。特定した個人情報が健診データベース21に既に登録されている場合(S66でYES)、コンピュータ10は、その個人情報に対応する連結キーを取得する(S67)。たとえば職員コード「8888888」、氏名「オガワミチコ」、性別「2(女)」という3つの検索条件が全て一致するレセプトデータは登録されていないが、健診データは既に登録されているので、健診データテーブル25からその連結キー「18」が抽出される。
一方、特定した個人情報が健診データベース21にも登録されていない場合(S66でNO)、コンピュータ10は、今までに生成した全ての連結キーと異なる新しい連結キーを生成する(S68)。たとえば職員コード「9999999」、氏名「シンキハジメ」、性別「1」という3つの検索条件が全て合致するレセプトデータも健診データも登録されていないので、新しい連結キー「100」が生成される。
そして、コンピュータ10は、その連結キー、個人情報及び健診データを含む新しいレコードを健診データテーブル25に追加する(S69)。その結果、新たに追加登録された健診データは既に登録されているレセプトデータと連結キーにより関連付けられる。また、1人につき1つの健診データが存在するのではなく、1人につき健診日の異なる複数の健診データが存在するが、新たに追加登録された健診データは既に登録されている健診データとも連結キーにより関連付けられる。
(2)外部からレセプトデータを取り込んで内部の健診データと突合する場合:
この場合、上記(1)の場合と逆の処理が行われる。詳細は次のとおりである。
再び図2を参照して、レセプトデータファイル取込画面において、ユーザが管理しようとするレセプトデータファイル24を選択すると、コンピュータ10は選択されたレセプトデータファイル24をCSV形式等で取り込む(S8)。
続いて、コンピュータ10は、取り込んだレセプトデータファイル24を健診データベース21だけでなくレセプトデータベース22とも突合した上で、その新しいレセプトデータをレセプトデータベース22に追加登録する(S9)。この処理の詳細を図5に示す。
図5を参照して、コンピュータ10は、突合キーマスタテーブル27から健診突合キー及びレセプト突合キーを取得する(S90)。続いて、コンピュータ10は、取得したレセプト突合キーに基づいて、取り込んだレセプトデータファイル24中の個人情報(職員コード、氏名及び性別)を特定する(S91)。
続いて、コンピュータ10は、特定した個人情報で健診データベース21(中の健診データテーブル25)を検索する(S92)。特定した個人情報が健診データベース21に既に登録されている場合(S93でYES)、コンピュータ10は、その個人情報に対応する連結キーを取得する(S94)。
一方、特定した個人情報が健診データベース21に登録されていない場合(S93でNO)、コンピュータ10は、特定した個人情報でレセプトデータベース22(中のレセプトデータテーブル26)を検索する(S95)。特定した個人情報がレセプトデータベース22に既に登録されている場合(S96でYES)、コンピュータ10は、その個人情報に対応する連結キーを取得する(S97)。
一方、特定した個人情報がレセプトデータベース22にも登録されていない場合(S96でNO)、コンピュータ10は、今までに生成した全ての連結キーと異なる新しい連結キーを生成する(S98)。
そして、コンピュータ10は、その連結キー、個人情報及びレセプトデータを含む新しいレコードをレセプトデータテーブル26に追加する(S99)。その結果、新たに追加登録されたレセプトデータは既に登録されている健診データと連結キーにより関連付けられる。また、1人につき1つのレセプトデータが存在するのではなく、1人につき診療日の異なる複数のレセプトデータが存在するが、新たに追加登録されたレセプトデータは既に登録されているレセプトデータとも連結キーにより関連付けられる。
[帳票出力]
図6及び図7を参照して、帳票出力指示画面において、ユーザが所望の抽出条件を設定すると、コンピュータ10はそれを所定の抽出条件として設定する(S110)。コンピュータ10は設定した抽出条件で健診データベース21又はレセプトデータベース22を検索し、設定した抽出条件に合致する健診データ又はレセプトデータを抽出する(S111)。図7は、健診に関する抽出条件が設定された場合の例を示す。本例では、健診データベース21が検索され、抽出条件に合致する健診データが抽出される。レセプトに関する抽出条件が設定された場合は、レセプトデータベース22が検索され、抽出条件に合致するレセプトデータが抽出される。
続いて、コンピュータ10は、抽出した健診データ又はレセプトデータを集計する(S112)。具体的には、抽出したデータの数を抽出条件ごとにカウントする(S112)。図7に示した例では、健診データのうち最高血圧(収縮期血圧)平均が130mmHg以上の人が選び出され、性別ごと年代ごとにその人数が集計される。
続いて、コンピュータ10は、その集計結果(帳票)を印刷プレビュー画面30でディスプレイ15上に表示する(S113)。したがって、ユーザは最終的に印刷される帳票の様式で集計結果を閲覧することができる。図7に示した印刷プレビュー画面30では、最高血圧平均が130mmHg以上ののべ人数が性別ごと年代ごとに表記される。
続いて、コンピュータ10は、抽出したデータをカウントした数(集計値)に関連付けるとともに、その抽出条件をリンク情報として保持する(S114)。したがって、各集計値はリンク情報(抽出条件)を持つ。たとえば50歳代女性の収縮期血圧の集計値「4」は、「最高血圧平均≧130」、「性別=2(女性)」及び「年齢=50〜59」の抽出条件を持つ。
続いて、ユーザが画面上に表示されている表形式ファイル出力のボタン(図示せず)を押下すると(S115)、コンピュータ10は上記集計結果を表形式のファイルで出力する(S116)。また、ユーザが画面上に表示されている帳票印刷のボタン(図示せず)を押下すると(S115)、コンピュータ10は印刷プレビュー画面30で表示されている集計結果をプリンタ16で印刷する(S117)。
また、コンピュータ10は、印刷プレビュー画面30上で集計値の選択操作(クリック)を受け付ける(S115)。ユーザが所望の集計値を選択すると、コンピュータ10は選択された集計値に対してドリルダウン処理を行い、選択された集計値に関連付けられた健診データ又はレセプトデータの一覧表を表示する。詳細は次のとおりである。
コンピュータ10は、選択された集計値のリンク情報(抽出条件)を読み出し、その抽出条件で健診データベース21又はレセプトデータベース22を再検索し、抽出条件に合致する健診データ又はレセプトデータを再抽出する(S118)。
続いて、コンピュータ10は、抽出した一方のデータと突合されている他方のデータを取得する(S119)。具体的には、抽出した一方のデータを含むレコード内の連結キーで他方のデータベースを検索し、その連結キーを含むレコード内の他方のデータを取得する(S119)。
続いて、コンピュータ10は、データ一覧画面31をディスプレイ15上に表示する(S120)。具体的には、ステップS118で再抽出した一方のデータの一覧表と、ステップS119で取得した他方のデータの一覧表とを並べて表示する。図7に示したデータ一覧画面31では、健診データベース21から再抽出された健診データの一覧表32と、レセプトデータベース22から取得されたレセプトデータの一覧表33とが並べて表示される。より具体的には、高血圧の50歳代の女性、のべ4人分の健診データが表示され、これらと連結キーが同じレセプトデータが表示される。
続いて、図7及び図8を参照して、ユーザがデータ一覧画面31上に表示されている一方の一覧表32又は33の中からデータを1つ選択すると(S121)、コンピュータ10は、その一方の一覧表上において、選択されたデータと、それと連結キーが同じ全てのデータとに突合記号「◎」を表示する(S122)。また、コンピュータ10は、他方の一覧表上においても、選択されたデータと連結キーが同じ全てのデータに突合記号「◎」を表示する(S123)。
また、ユーザがデータ一覧画面31上に表示されている両方の一覧表32及び33の中からデータを1つずつ選択し、突合ボタン(図示せず)を押下すると(S124)、コンピュータ10は、それらの選択されたデータを互いに突合する(S125)。一方のデータが既に他のデータと突合されている場合、これら全てのデータを互いに突合する。具体的には、これら全てのデータに対応する連結キーを同じに設定する。
また、ユーザがデータ一覧画面31上に表示されている一方の一覧表32又は33の中からデータを1つ選択し、突合解除ボタン(図示せず)を押下すると(S126)、コンピュータ10は、その選択されたデータをそれと突合されている他のデータから独立させ、突合を解除する(S127)。具体的には、その選択されたデータに対応する連結キーをそれと突合されている他のデータの連結キーと異なるものに変更する。
以上のように本発明の実施の形態によれば、外部から健診データファイル23を取り込んだ場合、突合キーマスタテーブル27に基づいてレセプトデータベース22から連結キーを取得し、その連結キーを付与して取り込んだ健診データを健診データベース21に追加登録する。一方、外部からレセプトデータファイル24を取り込んだ場合、突合キーマスタテーブル27に基づいて健診データベース21から連結キーを取得し、その連結キーを付与して取り込んだレセプトデータをレセプトデータベース22に追加登録する。その結果、健診データとレセプトデータとを突合することができる。
また、健診データ又はレセプトデータの集計結果を印刷プレビュー画面30で閲覧できるだけでなく、印刷プレビュー画面30上で集計値をクリックすれば、その集計値に関連付けられた健診データの一覧表32とレセプトデータの一覧表33を同時に閲覧することができる。また、突合後は連結キーで両データベース21,22を検索するので、検索時間を短縮することができる。
以上、本発明の実施の形態を説明したが、上述した実施の形態は本発明を実施するための例示に過ぎない。よって、本発明は上述した実施の形態に限定されることなく、その趣旨を逸脱しない範囲内で上述した実施の形態を適宜変形して実施することが可能である。
本発明の実施の形態による健康管理システムの構成を示す機能ブロック図である。 図1に示した健康管理システムの動作又は健康管理プログラムを示すフロー図である。 図2中の外部から健診データを取り込んで健診データベースに追加登録する処理を説明するための図である。 図2中の外部から健診データを取り込んで健診データベースに追加登録する処理の詳細を示すフロー図である。 図2中の外部からレセプトデータを取り込んでレセプトデータベースに追加登録する処理の詳細を示すフロー図である。 図2中の帳票出力処理の詳細を示すフロー図である。 図7に示した帳票出力処理を説明するための図である。 図6に続くフロー図である。
符号の説明
10 コンピュータ
14 ハードディスク
15 ディスプレイ
16 プリンタ
20 健康管理プログラム
21 健診データベース
22 レセプトデータベース
23 健診データファイル
24 レセプトデータファイル
25 健診データテーブル
26 レセプトデータテーブル
27 突合キーマスタテーブル
30 印刷プレビュー画面
31 データ一覧画面
32 健診データの一覧表
33 レセプトデータの一覧表

Claims (9)

  1. 健診データとレセプトデータとを突合する健康管理システムであって、
    各々が、連結キー、第1の個人情報及び健診データを含む複数のレコードを有する健診データテーブルを記憶する健診データベースと、
    各々が、連結キー、第2の個人情報及びレセプトデータを含む複数のレコードを有するレセプトデータテーブルを記憶するレセプトデータベースと、
    前記第1の個人情報と前記第2の個人情報とを対応付ける対応付け手段と、
    第1の個人情報及び健診データを外部から取り込む健診データ取込手段と、
    第2の個人情報及びレセプトデータを外部から取り込むレセプトデータ取込手段と、
    前記対応付け手段により第1の個人情報に対応付けられた第2の個人情報で前記レセプトデータベースを検索し、当該第2の個人情報を含むレコード内の連結キーを取得する第1の連結キー取得手段と、
    前記第1の連結キー取得手段により取得された連結キーと、前記健診データ取込手段により取り込まれた第1の個人情報及び健診データとを含む新しいレコードを前記健診データテーブルに追加する健診データ追加手段と、
    前記対応付け手段により第2の個人情報に対応付けられた第1の個人情報で前記健診データベースを検索し、当該第1の個人情報を含むレコード内の連結キーを取得する第2の連結キー取得手段と、
    前記第2の連結キー取得手段により取得された連結キーと前記レセプトデータ取込手段により取り込まれた第2の個人情報及び健診データとを含む新しいレコードを前記レセプトデータテーブルに追加するレセプトデータ追加手段とを備えたことを特徴とする健康管理システム。
  2. 請求項1に記載の健康管理システムであってさらに、
    所定の抽出条件で前記健診データベース及び前記レセプトデータベースの一方を検索し、その抽出条件に合致する健診データ及びレセプトデータの一方を抽出するデータ抽出手段と、
    前記データ抽出手段により抽出された一方のデータの数をカウントする集計手段と、
    前記集計手段によりカウントされた数を表記した印刷プレビュー画面を表示する印刷プレビュー手段と、
    前記データ抽出手段により抽出された一方のデータを前記集計手段によりカウントされた数に関連付けるリンク手段と、
    前記印刷プレビュー手段により表示された印刷プレビュー画面上で前記表記された数の選択操作を受け付ける選択操作受付手段と、
    前記選択操作受付手段により選択された数に前記リンク手段により関連付けられた一方のデータの一覧表を表示する一覧表示手段とを備えたことを特徴とする健康管理システム。
  3. 請求項2に記載の健康管理システムであってさらに、
    前記データ抽出手段により抽出された一方のデータを含むレコード内の連結キーで当該他方のデータベースを検索し、当該連結キーを含むレコード内の当該他方のデータを取得する突合データ取得手段を備え、
    前記一覧表示手段は、前記突合データ取得手段により取得された当該他方のデータの一覧表を前記一方のデータの一覧表と並べて表示する、ことを特徴とする健康管理システム。
  4. 各々が、連結キー、第1の個人情報及び健診データを含む複数のレコードを有する健診データテーブルを記憶する健診データベースと、各々が、連結キー、第2の個人情報及びレセプトデータを含む複数のレコードを有するレセプトデータテーブルを記憶するレセプトデータベースとを用い、コンピュータにより健診データとレセプトデータとを突合する健康管理方法であって、
    前記第1の個人情報と前記第2の個人情報とを対応付ける対応付けステップと、
    第1の個人情報及び健診データを外部から取り込む健診データ取込ステップと、
    第2の個人情報及びレセプトデータを外部から取り込むレセプトデータ取込ステップと、
    前記対応付けステップにより第1の個人情報に対応付けられた第2の個人情報で前記レセプトデータベースを検索し、当該第2の個人情報を含むレコード内の連結キーを取得する第1の連結キー取得ステップと、
    前記第1の連結キー取得ステップにより取得された連結キーと、前記健診データ取込ステップにより取り込まれた第1の個人情報及び健診データとを含む新しいレコードを前記健診データテーブルに追加する健診データ追加ステップと、
    前記対応付けステップにより第2の個人情報に対応付けられた第1の個人情報で前記健診データベースを検索し、当該第1の個人情報を含むレコード内の連結キーを取得する第2の連結キー取得ステップと、
    前記第2の連結キー取得ステップにより取得された連結キーと前記レセプトデータ取込ステップにより取り込まれた第2の個人情報及び健診データとを含む新しいレコードを前記レセプトデータテーブルに追加するレセプトデータ追加ステップとを備えたことを特徴とする健康管理方法。
  5. 請求項4に記載の健康管理方法であってさらに、
    所定の抽出条件で前記健診データベース及び前記レセプトデータベースの一方を検索し、その抽出条件に合致する健診データ及びレセプトデータの一方を抽出するデータ抽出ステップと、
    前記データ抽出ステップにより抽出された一方のデータの数をカウントする集計ステップと、
    前記集計ステップによりカウントされた数を表記した印刷プレビュー画面を表示する印刷プレビューステップと、
    前記データ抽出ステップにより抽出された一方のデータを前記集計ステップによりカウントされた数に関連付けるリンクステップと、
    前記印刷プレビューステップにより表示された印刷プレビュー画面上で前記表記された数の選択操作を受け付ける選択操作受付ステップと、
    前記選択操作受付ステップにより選択された数に前記リンクステップにより関連付けられた一方のデータの一覧表を表示する一覧表示ステップとを備えたことを特徴とする健康管理方法。
  6. 請求項5に記載の健康管理方法であってさらに、
    前記データ抽出ステップにより抽出された一方のデータを含むレコード内の連結キーで当該他方のデータベースを検索し、当該連結キーを含むレコード内の当該他方のデータを取得する突合データ取得ステップを備え、
    前記一覧表示ステップは、前記突合データ取得ステップにより取得された当該他方のデータの一覧表を前記一方のデータの一覧表と並べて表示する、ことを特徴とする健康管理方法。
  7. 各々が、連結キー、第1の個人情報及び健診データを含む複数のレコードを有する健診データテーブルを記憶する健診データベースと、各々が、連結キー、第2の個人情報及びレセプトデータを含む複数のレコードを有するレセプトデータテーブルを記憶するレセプトデータベースとを用い、健診データとレセプトデータとを突合する健康管理プログラムであって、
    前記第1の個人情報と前記第2の個人情報とを対応付ける対応付けステップと、
    第1の個人情報及び健診データを外部から取り込む健診データ取込ステップと、
    第2の個人情報及びレセプトデータを外部から取り込むレセプトデータ取込ステップと、
    前記対応付けステップにより第1の個人情報に対応付けられた第2の個人情報で前記レセプトデータベースを検索し、当該第2の個人情報を含むレコード内の連結キーを取得する第1の連結キー取得ステップと、
    前記第1の連結キー取得ステップにより取得された連結キーと、前記健診データ取込ステップにより取り込まれた第1の個人情報及び健診データとを含む新しいレコードを前記健診データテーブルに追加する健診データ追加ステップと、
    前記対応付けステップにより第2の個人情報に対応付けられた第1の個人情報で前記健診データベースを検索し、当該第1の個人情報を含むレコード内の連結キーを取得する第2の連結キー取得ステップと、
    前記第2の連結キー取得ステップにより取得された連結キーと前記レセプトデータ取込ステップにより取り込まれた第2の個人情報及び健診データとを含む新しいレコードを前記レセプトデータテーブルに追加するレセプトデータ追加ステップとをコンピュータに実行させることを特徴とする健康管理プログラム。
  8. 請求項7に記載の健康管理プログラムであってさらに、
    所定の抽出条件で前記健診データベース及び前記レセプトデータベースの一方を検索し、その抽出条件に合致する健診データ及びレセプトデータの一方を抽出するデータ抽出ステップと、
    前記データ抽出ステップにより抽出された一方のデータの数をカウントする集計ステップと、
    前記集計ステップによりカウントされた数を表記した印刷プレビュー画面を表示する印刷プレビューステップと、
    前記データ抽出ステップにより抽出された一方のデータを前記集計ステップによりカウントされた数に関連付けるリンクステップと、
    前記印刷プレビューステップにより表示された印刷プレビュー画面上で前記表記された数の選択操作を受け付ける選択操作受付ステップと、
    前記選択操作受付ステップにより選択された数に前記リンクステップにより関連付けられた一方のデータの一覧表を表示する一覧表示ステップとをコンピュータに実行させることを特徴とする健康管理プログラム。
  9. 請求項8に記載の健康管理プルグラムであってさらに、
    前記データ抽出ステップにより抽出された一方のデータを含むレコード内の連結キーで当該他方のデータベースを検索し、当該連結キーを含むレコード内の当該他方のデータを取得する突合データ取得ステップをコンピュータに実行させ、
    前記一覧表示ステップは、前記突合データ取得ステップにより取得された当該他方のデータの一覧表を前記一方のデータの一覧表と並べて表示する、ことを特徴とする健康管理プログラム。
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