JP6731695B2 - 電子カルテサーバ、電子カルテ表示方法、プログラムおよび電子カルテシステム - Google Patents

電子カルテサーバ、電子カルテ表示方法、プログラムおよび電子カルテシステム Download PDF

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本発明は、データとして保存されたカルテの情報を端末装置に表示する電子カルテサーバ等に関する。
近年、電子化されたカルテや検査結果などの医療情報をデータベースに蓄積・管理し、コンピュータに表示させて、医療従事者の医療行為を支援する電子カルテシステムが普及してきている。
データベースに医療情報が多く蓄積されるほど、ユーザが利用できる情報は多くなり、電子カルテシステムから得られる知識も多くなる。しかし、多くの医療情報を入力すること、および、多くの情報から目的の医療情報を検索・出力することは、時にはユーザにとって負担となる。特許文献1には、受診者の病名および検査の依頼項目等を蓄積しておき、その蓄積情報に基づいて、病名に対する検査項目の入力の支援をする医療支援プログラムが記載されている(特許文献1参照)。
特開2010−237800号公報
しかしながら、上記従来技術では、蓄積された情報をどのように画面表示するかは考慮されておらず、医療行為の際の判断に役立つ知識を画面表示からユーザが得るには不十分であった。
本発明は、以上の問題点を鑑みてなされたものであり、利便性が高く、業務の効率を向上させることが可能な電子カルテサーバ等を提供することを目的とする。
前述した目的を達成するために第1の発明は、患者の医療情報から病名を検索する病名検索部と、患者の前記医療情報を取得する患者情報取得部と、病名、ユーザID、ユーザ属性およびカルテの項目が予め関連付けられたユーザ情報から、外部から入力されたユーザIDまたは入力された前記ユーザIDに関するユーザ属性と検索された前記病名とに関連付けられたカルテの項目を取得する項目取得部と、取得された患者の前記医療情報を、取得された前記カルテの項目に従って編集し、電子カルテとして出力する編集部と、を備えることを特徴とする電子カルテサーバである。
また、第2の発明は、患者の医療情報から病名を検索するステップと、患者の医療情報を取得するステップと、病名、ユーザID、ユーザ属性およびカルテの項目が予め関連付けられたユーザ情報から、外部から入力されたユーザIDまたは入力された前記ユーザIDに関するユーザ属性と検索された前記病名とに関連付けられたカルテの項目を取得するステップと、取得された患者の前記医療情報を、取得された前記カルテの項目に従って編集し、電子カルテとして表示するステップと、を含むことを特徴とする電子カルテ表示方法である。
また、第3の発明は、コンピュータを、患者の医療情報から病名を検索する病名検索手段と、患者の医療情報を取得する患者情報取得手段、病名、ユーザID、ユーザ属性およびカルテの項目が予め関連付けられたユーザ情報から、外部から入力されたユーザIDまたは入力された前記ユーザIDに関するユーザ属性と検索された前記病名とに関連付けられたカルテの項目を取得する項目取得手段、取得された患者の前記医療情報を、取得された前記カルテの項目に従って編集し、電子カルテとして出力する編集手段、として機能させるためのプログラムである。
また、第4の発明は、電子カルテを出力する電子カルテサーバと、出力された前記電子カルテを表示する端末装置とがネットワークを介して接続される電子カルテシステムであって、前記電子カルテサーバは、患者の医療情報から病名を検索する病名検索部と、患者の医療情報を取得する患者情報取得部と、病名、ユーザID、ユーザ属性およびカルテの項目が予め関連付けられたユーザ情報から、前記端末装置から入力されたユーザIDまたは入力された前記ユーザIDに関するユーザ属性と検索された前記病名とに関連付けられたカルテの項目を取得する項目取得部と、取得された患者の前記医療情報を、取得された前記カルテの項目に従って編集し、電子カルテとして出力する編集部と、を備えることを特徴とする電子カルテシステムである。
本発明により、利便性が高く、業務の効率を向上させることが可能な電子カルテサーバ等を提供することができる。
電子カルテシステム1の全体構成図 施設内サーバ4の機能構成およびデータベースの構成を示す図 電子カルテDB51に格納された各テーブルの例を示す図 ユーザDB52に格納された各テーブルの例を示す図 本発明に係るカルテ表示処理の全体の流れを説明するフローチャート 第1の実施形態のカルテ表示処理の詳細を説明するフローチャート 診察リスト511を表示した画面表示例800を示す図 カルテ表示811を表示した画面表示例810を示す図 カルテ表示821およびメッセージ822を表示した画面表示例820を示す図 項目テーブル522にユーザが項目を設定する場合の画面表示例830を示す図 項目管理サーバ6の機能構成およびデータベースの構成を示す図 項目管理DB71に格納された各テーブルの例を示す図 第2の実施形態のカルテ表示処理の詳細を説明するフローチャート カルテ表示901、902を並列表示した画面表示例900を示す図 時系列のカルテ表示912およびメッセージ911を表示した画面表示例910を示す図 参照テーブルに523に参照先を設定する場合の施設内サーバ4および項目管理サーバ6の処理の流れを説明するフローチャート 参照テーブルに523にユーザが参照先を設定する場合の画面表示例920を示す図
以下、添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。
(1.第1の実施形態)
(1.1 電子カルテシステム1の構成概要)
図1を参照して、本発明の電子カルテシステム1について説明する。電子カルテシステム1は、カルテを端末装置2に表示して診療や看護を支援するシステムである。
医療行為者はカルテを読んで診療や処置に必要な記載を抽出するが、カルテには多数の項目があり、必要とする記載を見つけるには時間がかかる。本発明の電子カルテシステム1は、紙カルテのような定型の書式でカルテを表示するのではなく、ユーザが設定したカルテの項目を表示する。
具体的には、患者の病名(疑い病名も含む)に応じて、予め設定されたカルテの項目に従って、患者の医療情報を施設内サーバ4が診察時に自動的に端末装置2に表示する。例えば、糖尿病患者のカルテの項目について、1番目に表示する項目として「血糖値」、2番目には「HbAlc値」、3番目には「処方・注射」・・・と設定しておけば、糖尿病患者の診察時には、これらの項目の情報が画面上のカルテに表示される。
図1に示す電子カルテシステム1は、ユーザが利用する端末装置2、端末装置2にカルテなどを提供する施設内サーバ4、施設内サーバ4に接続されて、施設内サーバ4で利用される各種情報を記憶する記憶装置5、カルテの項目の管理を行う項目管理サーバ6、項目管理サーバ6に接続されて、項目管理サーバ6で利用される各種情報を記憶する記憶装置7、ネットワーク3などを備えて構成される。端末装置2がネットワーク3へ接続する方法(図1中の破線)は、無線、有線を問わない。
なお、項目管理サーバ6および記憶装置7は、後述する第2の実施形態で使用される。
1つの医療施設には少なくとも、端末装置2、施設内サーバ4および記憶装置5が備えられる。図1の電子カルテシステム1は、端末装置2、施設内サーバ4および記憶装置5が備えられる医療施設のほか、端末装置2a、施設内サーバ4aおよび記憶装置5aを備える医療施設、端末装置2b、施設内サーバ4bおよび記憶装置5bを備える医療施設がある場合を示している。項目管理サーバ6および記憶装置7は、いずれかの医療施設内またはデータセンタ内に設置される。
端末装置2は、診療や看護を行うユーザが利用する一般的なコンピュータである。端末装置2は、施設内サーバ4から提供されたカルテを閲覧したり、診療記録を入力したりするために使用されるほか、電子カルテシステム1で利用する情報を入力するために使用される。
施設内サーバ4は、ユーザが設定した項目を、ユーザが設定した順序で端末装置2に表示するために、カルテ表示を作成して端末装置2に提供する電子カルテサーバである。施設内サーバ4は、カルテ表示の作成に必要な患者の医療情報およびユーザの情報を記憶装置5から取得するほか、記憶装置5に記憶された情報を項目管理サーバ6に提供する。
施設内サーバ4は、制御部10、記憶部41、入出力部42、表示部43、通信部44およびこれらを接続するシステムバス45などを備える。
制御部10は、記憶部41から、端末装置2の機能を実現するためのプログラムやデータなどを読み出し、このプログラムおよびデータに基づいて処理を実行する。
記憶部41には、プログラムなどのほか、通信部44を介して項目管理サーバ6から送信された各種の情報が記憶される。
入出力部42は、キーボードやメディア装置など、オペレータなどが施設内サーバ4にデータを入出力する際に用いる装置である。表示部43は、液晶パネルなどのディスプレイ装置であり、オペレータなどが施設内サーバ4を操作する際に用いる。
記憶装置5は、ハードディスクなどの記憶装置であり、施設内サーバ4に接続される。記憶装置5にはデータベースである電子カルテDB51およびユーザDB52などが設けられており、これらに各種の情報を保持する。
電子カルテDB51には、病名や診療記録など、患者についての情報が保持されている。ユーザDB52には、認証情報やユーザが設定したカルテの項目など、ユーザについての情報が保持されている。なお、記憶装置5は施設内サーバ4内に設けられた記憶装置でも差支えない。
項目管理サーバ6および記憶装置7については、第2の実施形態で説明する。
(1.2 施設内サーバ4の機能構成)
図2を参照して、施設内サーバ4の機能構成について説明する。施設内サーバ4の制御部10は、記憶部41に記憶されているプログラムを読み出して実行することにより、診察リスト取得部11、病名検索部12、患者情報取得部13、項目取得部14、参照項目取得部15、編集部16の機能を実現する。また、施設内サーバ4には記憶装置5が接続されており、各部は記憶装置5に記憶された情報を利用する。
診察リスト取得部11は、データベースから診察リストを取得して端末装置2に送信し、診察リストからの患者の選択を受信し、そのIDを出力する。具体的には、通信部44を介して端末装置2から受け取ったユーザIDをもとに、電子カルテDB51の診察リスト511から診察リストを取得し、これを通信部44を介して端末装置2に送信する。次いで、診察リスト取得部11は、診察リスト中の患者の選択を通信部44を介して端末装置2から受付け、選択された患者のIDを病名検索部12および患者情報取得部13に送る。
病名検索部12は、患者の医療情報から患者の病名を検索し、得られた病名を出力する。具体的には、患者IDをもとに、電子カルテDB51の病名テーブル513を検索して、患者につけられた病名を取得する。次いで、取得された病名を、項目取得部14および参照項目取得部15に送る。病名テーブル513に患者の病名が登録されていない場合には、病名検索部12は、病名が未登録であることを示すフラグを生成し、編集部16に送る。
患者情報取得部13は、データベースから患者の医療情報を取得する。具体的には、患者IDをもとに、電子カルテDB51の患者情報テーブル512、病名テーブル513、検査テーブル514、オーダテーブル515、カルテ書式516などから、患者の医療情報を取得し、編集部16に送る。
項目取得部14は、病名、ユーザID、ユーザ属性およびカルテの項目が予め関連付けられたユーザ情報から、外部から入力されたユーザIDまたは入力されたユーザIDに関するユーザ属性と検索された病名とに関連付けられたカルテの項目を取得する。具体的には、ユーザDB52の項目テーブル522から、通信部44を介して端末装置2から受け取ったユーザIDまたはユーザの職種と、病名検索部12から送られた病名とに関連付けられたカルテの項目を取得する。次いで、病名および得られた項目を編集部16に送る。項目テーブル522に、ユーザIDで病名が設定されていない場合には、項目取得部14は、病名が未設定であることを示すフラグを生成し、病名とともに編集部16に送る。
患者の病名に関して、ユーザが設定した項目をデータベースから取得する。
参照項目取得部15は、他のユーザが設定した項目などを参照項目として取得する。参照項目取得部15の機能は、第2の実施形態で利用されるので、詳細は第2の実施形態で説明する。
編集部16は、取得された患者の医療情報を取得された項目に従って編集し、電子カルテとして出力する。具体的には、患者情報取得部13から送られた患者の各種医療情報を、項目取得部14から送られた項目または参照項目取得部15から送られた参照項目に従って編集してカルテ表示を作成し、これを通信部44を介して端末装置2に送信する。病名が未登録または未設定であることを示すフラグや、参照先が未設定であることを示すフラグを受け取った場合には、その旨のメッセージを作成して、端末装置2に送信する。編集部16は、受け取ったフラグに応じて、患者情報を時系列に表示するカルテ表示、初診用カルテ表示なども出力する。
(1.3 記憶装置5のデータベース)
記憶装置5にはデータベースである電子カルテDB51およびユーザDB52が設けられている。
図3は、電子カルテDB51に格納された各テーブルの例を示す図である。
電子カルテDB51には、診察リスト511、患者情報テーブル512、病名テーブル513、検査テーブル514、オーダテーブル515およびカルテ書式516が格納されている。
ユーザDB52には、ユーザテーブル521、項目テーブル522および参照テーブル523が格納されている。
診察リスト511は、診察予定の患者のリストである。ユーザが電子カルテシステム1にログインした後に端末装置2で表示され、ユーザは診察リスト511から患者を選択する(図7を参照)。
患者情報テーブル512は、患者の個人情報など保持する。例えば、図3(a)に示すように、患者ID、患者名、性別、生年月日、年齢などである。
病名テーブル513は、患者に診断された病名を保持する。病名テーブル513の情報は、図3(b)に示すように、患者ID、病名の登録日、診断された病名である。
検査テーブル514は、患者の検査結果を保持する。検査テーブル514の情報は、図3(c)に示すように、患者ID、検査日、検査結果である。検査結果は、後述する項目テーブル522の「項目」として扱われる。例えば、糖尿病である患者については、血糖値やHbAlc値が項目となる。
オーダテーブル515は、患者への治療または処置を保持する。オーダテーブル515の情報は、図3(d)に示すように、オーダ番号、オーダ種別、患者ID、オーダの実施日、オーダの内容である。オーダ種別は、後述する項目テーブル522の「項目」として扱われる。例えば、処方、注射、処置などが「項目」となる。
カルテ書式516は、初診用カルテなどのカルテの書式を保持する。カルテの書式は、患者の医療情報が電子カルテDB51に未登録である場合に、端末装置2の画面に表示するために用いられる(図示しない)。
図4は、ユーザDB52に格納された各テーブルの例を示す図である。
ユーザDB52は、ユーザテーブル521、項目テーブル522および参照テーブル523を格納する。ユーザテーブル521および項目テーブル522の2つのテーブルの情報を合わせて利用することにより、病名、ユーザID、ユーザ属性およびカルテの項目を関連付けられたユーザ情報が実現される。
ユーザテーブル521は、ユーザのID情報を保持する。登録されるユーザは端末装置2が設置された施設に所属するユーザのみであり、ユーザの情報はログイン時の認証に利用される。ユーザテーブル521の情報は、図4(a)に示すように、ユーザID、ユーザ名、パスワード、職種、担当などである。ユーザには個人だけでなく、職種というカテゴリも含まれる。
項目テーブル522は、ユーザが設定したカルテの項目を保持する。項目テーブル522の情報は、図4(b)に示すように、病名、ユーザID、ユーザの職種、項目1、項目2、項目3・・・(表示させる順に)などであり、病名ごとにユーザによって設定されたものである。項目テーブル522から取得された項目とその順序に従って、端末装置2では患者の医療情報が画面に表示される。
なお、項目テーブル522には個人のユーザが設定した項目だけでなく、職種のカテゴリで設定された項目も保持されている。例えば、ユーザID:D0X00は、本施設の全医師という職種のカテゴリである。ユーザが閲覧したいカルテの内容は職種によって傾向があるので、その傾向に沿って職種ごとに項目を設定しておけば、ユーザが個別に項目を設定しなくても、ユーザの職種に関連付けられた項目を取得することが可能である。本実施形態では、項目テーブル522にそのような職種のカテゴリによる設定を保持するので、個別の設定の有無によらず、ユーザが望む項目でカルテを閲覧することが可能である。また、ユーザが初めて接するような希少な疾病の場合に、このような項目の提示は、ユーザにとって診療や看護を行う際の参考になる。
参照テーブル523は、ユーザが参照したい他のユーザや他施設の職種などの参照先を保持する。参照テーブル523の情報は、図4(c)に示すように、病名、ユーザID、参照先の施設、参照先の職種、参照先のユーザ名、参照先のユーザIDなどである。参照テーブル523の参照先をもとに、全施設項目テーブル711(後述)に設定された項目が参照項目として取得される(詳細は第2の実施形態で説明する)。
項目管理サーバ6の機能構成および記憶装置7のデータベースについては、第2の実施形態で説明する。
(1.4 施設内サーバ4の動作)
次に、図5および図6を参照して、本実施形態における施設内サーバ4の動作について説明する。
図5は、ユーザが本システムにログイン後に、施設内サーバ4が実行する処理の流れを説明するフローチャートである。
ユーザが本システムにログインすると、施設内サーバ4の制御部10はユーザIDを取得する(ステップS101)。なお、ここでユーザによる項目の設定(後述)を行うようにしてもよい。
制御部10は、ユーザIDに対応する診察リスト511を記憶装置5の電子カルテDBから取得し、端末装置2に表示させる(ステップS102、図7を参照)。
ユーザが端末装置2に表示された診察リスト511から患者を選択すると、施設内サーバ4の制御部10は選択を受付け、端末装置2から患者IDを取得し(ステップS103)、該当する患者のカルテを端末装置2に表示させる(ステップS104、図8を参照)。
診察が終了するまで、患者ごとにステップS102〜S104が繰り返される(ステップS105)。
次に、ステップS104の患者のカルテを端末装置2に表示する処理を説明する。図6は、ステップS104の処理の流れを説明するフローチャートである。
患者IDを取得すると、施設内サーバ4の制御部10は患者に病名があるか、電子カルテDB51の病名テーブル513を検索し(ステップS110)、患者の病名を取得する(ステップS111)。病名テーブル513において患者に病名が登録されていない場合には、制御部10は未登録フラグを生成して(ステップ112)、処理をステップS117に進める。
病名を取得すると、制御部10は、ユーザIDで病名が設定されているか、ユーザカルテDB52の項目テーブル522を検索し(ステップS113)、病名に関してユーザが設定した項目を取得する(ステップS114)。
ステップS113で、項目テーブル522においてユーザIDで病名が設定されていない場合には、制御部10は、ユーザIDの職種で病名が設定されているか、項目テーブル522を検索し(ステップS115)、病名に関して職種で設定された項目を取得する(ステップS114)。ステップS115で、項目テーブル522において職種でも病名が設定されていない場合には、制御部10は未設定フラグを生成して(ステップS116)、処理をステップS117に進める。
次に施設内サーバ4の制御部10は、患者IDに該当する患者の医療情報を、電子カルテDB51の患者情報テーブル512、病名テーブル513、検査テーブル514、オーダテーブル515から取得し(ステップS117)する。さらにこれらの情報を、ステップS114で取得した項目に従って編集し、カルテ表示811(図8)やカルテ表示821(図9)として端末装置2に表示させる(ステップS118)。
ただし、患者に病名がないためにステップS112で未登録フラグが生成された場合、および、ユーザIDでも職種でも病名が設定されていないためにステップS116で未設定フラグが生成された場合には、病名に関する項目がないので、制御部10は、ステップS117で取得した患者の医療情報を時系列に並べたカルテ表示912(図15)を作成し、患者に病名が未登録であること、または、項目が未設定であることを示すメッセージとともに表示する。
また、患者が初診であるために電子カルテDB51に患者情報がない場合には、制御部10は、カルテ書式516から初診用カルテの書式を取得して、これを端末装置2に表示させる。
患者の病名が複数ある場合には、すべての病名についてステップS110〜S118が繰り返される(ステップS119)。
以上のようにして、施設内サーバ4の制御部10は、病名をキーにして各テーブルから必要な情報を取得し、ユーザが設定したカルテの項目に従って、患者の医療情報を自動的に端末装置2に表示できる。
(1.5 画面表示例)
図7〜9を参照して、施設内サーバ4の制御部10によって端末装置2に表示される画面表示例を説明する。
図7は、ステップS102で診察リスト511を表示する際の画面表示例800である。
画面表示例800には、ログインしたユーザの氏名と、電子カルテDB51から得られた診察リスト511が表示される。診察リスト511は患者の氏名、患者IDに加えて、電子カルテDB51の患情報者テーブル512から得られた年齢や性別、病名テーブル513から得られた病名も表示される。ユーザはこのリストから患者を選択することができる。
図8は、項目テーブル522にユーザの項目の設定がある場合に表示される画面表示例810である。画面表示例810のカルテ表示811には、電子カルテDB51から得られた患者の医療情報が、項目テーブル522から得られたユーザの項目に従って編集されている。
例えば、糖尿病患者である鈴木太郎氏(患者ID:PM001)の情報を画面表示する場合には、渡辺三夫医師(ユーザID:D0001)は、糖尿病に関して項目1に「血糖値」、項目2に「HbAlc値」、項目3に「処方・注射」を項目テーブル522に予め設定したので、電子カルテDB51から取得された鈴木太郎氏の各種情報の中から、「血糖値」、「HbAlc値」、「処方・注射」の情報がカルテ表示811に編集されて表示される。
カルテ表示811は病名ごとにタブで表示されて、切換可能であり、グラフや表などの表示も可能である。また、ユーザがこの画面で項目の設定を変更できるようにしてもよい。
図9は、項目テーブル522にユーザの項目の設定はないが、ユーザの職業で設定された項目がある場合に表示される画面表示例820である。画面表示例820には、病名に関して項目が未設定である旨のメッセージ822が表示されている。また、カルテ表示821には、電子カルテDB51から得られた患者情報が、職業で設定された項目に従って編集されている。
例えば、ログインしたユーザ医師が項目テーブル522に糖尿病に関する項目を設定していない場合には、施設内のすべての医師を対象とした職種のカテゴリである「本施設の全医師」(ユーザID:D0X00)によって、糖尿病に関する項目1に「血糖値」、項目2に「HbAlc値」、項目3に「処方・注射」を項目テーブル522に予め設定してあるので、この項目に従って、糖尿病患者である鈴木太郎氏(患者ID:PM001)のカルテ表示821が編集され表示される。また、項目が未設定であるために、代替として職業による項目に従ってカルテ表示したことを、メッセージ822でユーザに提示する。項目テーブル522に項目を未設定であるユーザが、この画面で項目の設定を変更できるようにしてもよい。
ここで、図10を用いて、ユーザDB52の項目テーブル522(図4(b))に項目を設定する処理について説明する。項目の設定は、ユーザのログイン時に行ってもよい。
施設内サーバ4の制御部10は、図10に示す画面表示例830のような設定画面を端末装置2に表示させ、ユーザに設定の入力を促す。画面表示例830では、項目テーブル522が表示されており、他のユーザが設定した項目を参考にしながら、ユーザはこのテーブルから他のユーザを選択し、その設定をコピーして自身の項目に反映することができる。
以上説明したように、本実施形態の電子カルテシステム1では、病名検索部12が患者の医療情報から病名を検索し、患者情報取得部13が患者の医療情報を取得し、項目取得部14が、病名、ユーザID、ユーザ属性およびカルテの項目が予め関連付けられたユーザ情報から、外部から入力されたユーザIDまたは入力されたユーザIDに関するユーザ属性と検索された病名とに関連付けられたカルテの項目を取得し、編集部16が、取得された患者の医療情報を取得された項目に従って編集し、電子カルテとして出力する。これにより、ユーザは多くの患者情報の中から必要とする記載をすぐに閲覧することができる。ユーザが設定したカルテの項目を表示するので、紙カルテのような定型の書式でカルテを表示する場合よりも、必要な情報を探し出すための手間と時間が不要になり、ユーザにとって利便性が高い。また、ユーザは医療や看護を速やかに開始でき、業務の効率を向上させることができる。
特に、病名に関して項目を予め設定しておけば、すでに病名が登録されている患者であれば、診察や看護の開始時に端末装置2に項目が表示されるので、ユーザにとって利便性が高い。また、病名に関して重要な項目を設定しておけば、カルテ中でも重要な情報の見落としが防止でき、ユーザが行う医療や看護の質を向上させることも可能である。
また、本電子カルテシステム1では、ユーザによる項目の設定がない場合には、ユーザの職種で設定された項目に従って、患者の医療情報を表示する。病名に関して一般に重要とされている項目を職種ごとに予め設定しておけば、ユーザが病名に関して項目の設定していなくても、ユーザはこれらの項目で患者の医療情報を閲覧することができる。
(2.第2の実施形態)
第2の実施形態の電子カルテシステム1は、第1の実施形態で説明した、ユーザの望むカルテの項目をユーザの望む順序で表示することに加えて、他のユーザが設定した項目や、電子カルテシステム1を利用する全ユーザで統計した項目に従って、カルテ表示を行う。
本実施形態の電子カルテシステム1では、施設内サーバ4は項目管理サーバ6を介して、記憶装置7の項目管理DB71に格納された情報を利用する(図1を参照)。
(2.1 施設内サーバ4の機能構成)
第2の実施形態では、項目管理DB71内の情報を利用するために、施設内サーバ4の制御部10は、第1の実施形態で説明した機能に加えて、参照項目取得部15の機能を実現する(図2を参照)。
参照項目取得部15は、外部から入力されたユーザIDと検索された病名とに関連付けられた参照先を、ユーザ情報から取得して、取得された参照先に関連付けられたカルテの項目を参照項目として取得する。具体的には、通信部44を介して端末装置2から受け取ったユーザIDをもとに、ユーザDB52の参照テーブル523からユーザが設定した参照先を取得する。次いで、参照項目取得部15は、取得した参照先をもとに、通信部44を介して項目管理サーバ6から、参照先の項目、すなわち他のユーザが設定した項目を参照項目として取得し、病名とともに編集部16に送る。参照テーブル523に参照先が設定されていない場合には、参照項目取得部15は、参照先が未設定であることを示すフラグを生成し、病名とともに編集部16に送る。このほか、参照項目取得部15は参照テーブル523に参照先の設定も行う。
(2.2 項目管理サーバ6と記憶装置7)
ここで、本実施形態で利用される項目管理サーバ6と記憶装置7(図1を参照)について説明する。
項目管理サーバ6は、他のユーザが設定したカルテの項目を参照項目として施設内サーバ4に提供するものであり、施設内サーバ4と同様のコンピュータである。項目管理サーバ6は、参照項目を記憶装置7から取得するほか、各施設内サーバ4、4a、4bを介して、ユーザが設定した項目を収集し、記憶装置7に記憶する。また項目管理サーバ6は、収集した項目をもとに、カルテの項目およびこれらの表示順序の統計を作成し、これを記憶装置7に記憶する。
記憶装置7は、ハードディスクなどの記憶装置であり、項目管理サーバ6に接続される。記憶装置7にはデータベースである項目管理DB71などが設けられており、各施設のユーザの情報および統計に必要な情報を保持する。
図11を参照して、項目管理サーバ6の機能構成について説明する。項目管理サーバ6の制御部10は、記憶部41に記憶されているプログラムを読み出して実行することにより、項目出力部61、項目収集部62、統計作成部63の機能を実現する。また、項目管理サーバ6には記憶装置7が接続されており、各部は記憶装置7に記憶された情報を利用する。
項目出力部61は、データベースからデータベース全体の情報または項目を取得する。具体的には、ユーザによって参照先が設定される際に、各施設内サーバ4、4a、4bからの要求に応じて、項目出力部61は、項目管理DB71の全施設項目テーブル711(後述する図12(a))から、全施設項目テーブル711全体の情報を、通信部44を介して各施設内サーバ4、4a、4bに送る。また、項目出力部61は、各施設内サーバ4、4a、4bからの要求に応じて、全施設項目テーブル711から項目を取得し、参照項目として各施設内サーバ4、4a、4bに送る。
項目収集部62は、全施設のユーザが設定した項目を収集する。具体的には、各施設の施設内サーバ4、4a、4bを介して、各ユーザDB51から項目テーブル522の情報を定期的に収集し、全施設項目テーブル711に保持するとともに、統計作成部63に送る。
統計作成部63は、全施設のユーザが設定した項目の統計を作成する。具体的には、項目テーブル522の情報から、項目を使用するユーザ数の多い順に項目の順位を決定し、これを全施設統計の項目として全施設項目テーブル711に追加する。さらに統計作成部63は、項目ごとのユーザ数を統計情報として統計テーブル712に保持する。
図12は、項目管理DB71に格納された各テーブルの例を示す図である。
記憶装置7にはデータベースである項目管理DB71が設けられており、項目管理DB71には、全施設項目テーブル711および統計テーブル712が格納されている。
全施設項目テーブル711は、全施設の全ユーザが設定した項目、および、統計作成部63で作成された全施設統計の項目を保持する。全施設項目テーブル711の情報は、病名、ユーザID、ユーザ名、ユーザの所属する施設名、職種、項目1、項目2、項目3・・・(表示させる順に)などである(図12(a)を参照)。全施設項目テーブル711に設定された項目は、参照項目として施設内サーバ4で利用される。
なお、全施設項目テーブル711の項目は、ユーザDB52の参照テーブル523に、該当する参照先の項目として設定するようにしてもよい。
なお、項目収集部62は、各施設から項目テーブル522の情報が定期的に収集されるので、全施設項目テーブル711には、設定を変更したユーザや新規登録したユーザに関しても情報が保持される。
統計テーブル712は、統計作成部63で統計を作成する際に用いられる情報を保持する。統計テーブル712の情報は、病名、職種、項目、項目を使用するユーザ数である(図12(b)を参照)。
(2.3 施設内サーバ4の動作)
本実施形態における施設内サーバ4の動作について説明する。
本実施形態において、ユーザが本システムにログイン後に、施設内サーバ4が実行する処理は、第1の実施形態と同様である(図5を参照)が、ステップS104の患者のカルテを端末装置2に表示する処理に違いがある。
図13は、本実施形態におけるステップS104の処理の流れを説明するフローチャートである。本実施形態のステップS210〜S216は、第1の実施形態のステップS110〜S116と同様であるので、ステップS217から説明する。
施設内サーバ4の制御部10は、ユーザIDで参照先が設定されているか、ユーザカルテDB52の参照テーブル523を検索し、記憶装置5のユーザDB52に格納された参照テーブル523から、ユーザが設定した参照先(他のユーザまたは統計)を取得すると(ステップS217でY)、参照先によって設定された項目を、項目管理サーバ6に要求する。項目管理サーバ6の制御部10は、要求された項目を全施設項目テーブル711から取得し、施設内サーバ4へ送信する。施設内サーバ4は、項目管理サーバ6から送信された項目を、参照項目として取得する(ステップS218)。
参照項目とはすなわち、記憶装置7の項目管理DB71に格納された全施設項目テーブル711に設定されている項目であり、他のユーザが設定した項目、または、全ユーザの項目を統計して得られた項目である。
ステップS217で、参照テーブル523においてユーザIDで参照先が設定されていない場合には(ステップS217でN)、制御部10は未設定フラグを生成して(ステップS219)、処理をステップS220に進める。
次に施設内サーバ4の制御部10は、患者IDに該当する患者の医療情報を、電子カルテDB51の患者情報テーブル512、病名テーブル513、検査テーブル514、オーダテーブル515から取得する(ステップS220)。
さらにこれらの情報を、ステップS218で取得した項目または参照項目に従って編集し、カルテ表示901やカルテ表示902(後述する図14)として端末装置2に表示させる(ステップS221)。
ただし、患者に病名がないためにステップS212で未登録フラグが生成された場合、および、ユーザIDでも職種でも病名の設定がなく、参照先も設定されていないためにステップS219で未設定フラグが生成された場合には、病名に関する項目がないので、制御部10は、ステップS220で取得した患者の医療情報を時系列に並べたカルテ表示912(後述する図15)を作成し、患者に病名が未登録であること、または、項目が未設定であることを示すメッセージ911とともに表示する。
また、患者が初診であるために電子カルテDB51に患者情報がない場合には、第1の実施形態と同様に制御部10は、カルテ書式516から初診用カルテの書式を取得して、これを端末装置2に表示させる。
患者の病名が複数ある場合には、すべての病名についてステップS210〜S221が繰り返される(ステップS222)。
(2.4 画面表示例)
図14および図15を参照して、施設内サーバ4の制御部10によって、端末装置2に表示される画面表示例を説明する。
図14は、項目テーブル522にユーザの項目の設定があり、かつ、参照テーブル523にユーザの参照先の設定がある場合の画面表示例900である。画面表示例900のカルテ表示901には、電子カルテDB51から得られた患者情報が、項目テーブル522のユーザの項目に従って編集されている。カルテ表示902には、患者情報が参照テーブル523の示す参照先から得られた参照項目に従って編集されている。
具体的には、カルテ表示901では、前述のカルテ表示811(図8)と同様に、渡辺三夫医師(ユーザID:D0001)による糖尿病に関する項目1〜3が項目テーブル522に設定されているので、これらの項目に従って、電子カルテDB51から取得された鈴木太郎氏の各種情報のうち、「血糖値」、「HbAlc値」、「処方・注射」の情報が編集されている。
また、参照テーブル523において渡辺三夫医師による参照先のユーザ名が「医師 全施設統計」に設定されているので、全施設項目テーブル711のユーザ名「医師 全施設統計」に設定された項目1「血糖値」、項目2「HbAlc値」、項目3「アレルギー歴」が取得される。これらの項目に従って、カルテ表示902では、鈴木太郎氏の各種情報のうち「血糖値」、「HbAlc値」、「アレルギー歴」の情報が編集されている。
カルテ表示901およびカルテ表示902には当然に、同じ患者の医療情報が表示されるのであるが、ユーザの項目と参照先の項目とで、項目の種類や表示の順番など差異のある項目には、ユーザの注意を引くように、表示色やハッチング903など画面上で違いを強調して表示する。この2つのカルテ表示901および902を並べて表示することで、ユーザは他のユーザの観点でもカルテを閲覧することができる。
また、差異のある項目については、チェックボックスにチェックを入れ、コピーボタンを押下するなどして、項目テーブル522のユーザの項目に加えることができるようにしてもよい。
なお、項目テーブル522にユーザの項目の設定はあるが、参照テーブル523に参照先の設定がない場合には、カルテ表示901と同様の、ユーザの項目の設定に従ったカルテ表示だけがされる。
また、項目テーブル522にユーザの項目の設定がない場合は、ユーザの職業での項目の設定があれば、カルテ表示821(図9)と同様の、ユーザの職業で設定された項目に従ったカルテ表示だけが提示される。さらに、参照テーブル523に参照先の設定があれば、カルテ表示902(図14)と同様の、参照項目に従ったカルテ表示が並列表示される。
図15は、項目テーブル522にユーザの項目の設定がなく、かつ、参照テーブル523にユーザの参照先の設定がない場合の画面表示例910である。画面表示例910には、ユーザの病名に関する項目および参照先が未設定である旨のメッセージ911が表示されている。また、カルテ表示912には、電子カルテDB51から得られた患者情報が時系列に編集されている。
ここで、ユーザDB52の参照テーブル523(図4(c))に参照先を設定する処理について、図16を参照して説明する。参照先の設定は、ユーザのログイン時に行ってもよい。
図16(a)、(b)はそれぞれ、参照先を設定する場合の、施設内サーバ4の制御部10、項目管理サーバ6の制御部10の処理の流れを示すフローチャートである。
施設内サーバ4の制御部10は、項目管理サーバ6に、項目管理DB71の全施設項目テーブル711を要求する(ステップS301)。
項目管理サーバ6から全施設項目テーブル711を取得すると、施設内サーバ4の制御部10は、設定画面に全施設項目テーブル711を表示する(ステップS302)。このような設定画面の案内に従って、ユーザは他のユーザの項目を参考にして参照先を選択することができる。
施設内サーバ4の制御部は参照先の入力を受け付けると(ステップS303)、選択された参照先をユーザDB52の参照テーブル523(図4(c))にユーザの参照先として追加して設定する(ステップS304)。
一方、項目管理サーバ6の制御部10は、施設内サーバ4からの要求を受付け(図16(b)のステップS305)、施設内サーバ4に全施設項目テーブル711を送信する(ステップS306)。
ステップS302において、施設内サーバ4の制御部10は、図17のような画面表示例920の設定画面を端末装置2に表示させ、ユーザに設定の入力を促す。画面表示例920では、全施設項目テーブル711が表示されており、ユーザは他のユーザの項目および統計の項目を参考にして、参照先を設定することができる。
例えば、渡辺三夫医師が参照先として、「すべての施設」の職種「医師」を参照先として指定した場合に、画面表示例920には、全施設項目テーブル711の情報のうち、職種が医師であるユーザの糖尿病に関する項目が表示される。渡辺三夫医師が参照先として「医師 全施設統計」を選択すると、選択された参照先「医師 全施設統計」が、ユーザDB52の参照テーブル523に渡辺三夫医師の参照先として追加設定される。また、参照先だけでなく、その項目を参照テーブル523に設定できるようにしてもよい。
以上説明したように、本実施形態の電子カルテシステム1では、第1の実施形態と同様に、ユーザは多くの患者情報の中から必要とする記載をすぐに閲覧することができ、必要な情報を探し出すための時間がかからず、医療や看護を速やかに開始できる。
さらに、本実施形態の電子カルテシステム1では、ユーザ情報が病名、他のユーザのユーザIDまたはユーザ属性に関連付けられた参照先を含み、参照項目取得部15が、外部から入力されたユーザIDと検索された病名とに関連付けられた参照先を、ユーザ情報から取得して、取得された参照先に関連付けられたカルテの項目を参照項目として取得し、編集部16が、取得された患者の医療情報を取得された参照項目に従って編集し、電子カルテとして出力する。これにより、ユーザが設定した項目だけでなく、他のユーザが設定した項目に従ってカルテを表示できるので、ユーザは他のユーザの観点でもカルテを閲覧することができる。したがって、ユーザは他のユーザの観点からも判断が可能になり、医療や看護の品質を向上させることが可能になる。また、ユーザは参照項目を自身の項目として設定することもできるので、専門医や熟練看護師などの項目を設定すれば、医療や看護の品質をより向上させることが可能になる。
また、本実施形態の電子カルテシステム1では、ユーザが設定した項目によるカルテ表示と、参照項目によるカルテ表示とを並列表示することができ、差異がある項目には強調表示がされるので、その項目にユーザの注意を向けることができる。これによりユーザは、他のユーザの観点と比較ができ、医療や看護の際の判断に役立てることができる。
また、本実施形態の電子カルテシステム1では、本システムを利用する全ユーザについて、項目の統計を作成し、統計された項目を参照項目としてカルテ表示することが可能であるので、ユーザは、職種や施設ごとの傾向がわかりる。また、統計された項目を自身の項目として設定可能であるので、専門施設の項目を設定すれば、医療や看護の品質をより向上させることが可能になる。
以上、本発明に係る電子カルテシステム等の好適な実施形態について説明したが、本発明は、上述の実施形態に限定されるものではない。当業者であれば、本願で開示した技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
1・・・・・電子カルテシステム
11・・・・診察リスト取得部
12・・・・病名検索部
13・・・・患者情報取得部
14・・・・項目取得部
15・・・・参照項目取得部
16・・・・編集部
2・・・・・端末装置
20・・・・撮影制御器
201・・・X線源
202・・・X線制御器
205・・・X線検出器
206・・・DAS
3・・・・・ネットワーク
4、4a、4b・・・・・施設内サーバ
5、5a、5b・・・・・記憶装置
51・・・・電子カルテDB
511・・・診察リスト
512・・・患者情報テーブル
513・・・病名テーブル
514・・・検査テーブル
515・・・オーダテーブル
516・・・カルテ書式
52・・・・ユーザDB
521・・・ユーザテーブル
522・・・項目テーブル
523・・・参照テーブル
6・・・・・項目管理サーバ
7・・・・・記憶装置
71・・・・項目管理DB
711・・・全施設項目テーブル
712・・・統計テーブル

Claims (8)

  1. 患者の医療情報から病名を検索する病名検索部と、
    患者の医療情報を取得する患者情報取得部と、
    ユーザIDと病名とに関連付けられてユーザによって設定されたカルテの項目が病名及びユーザIDとともに保持される項目テーブルから、外部から入力されたユーザIDと検索された前記病名とに関連付けられたカルテの項目を取得する項目取得部と、
    取得された患者の前記医療情報を、取得された前記カルテの項目に従って編集し、電子カルテとして出力する編集部と、
    を備えることを特徴とする電子カルテサーバ。
  2. 患者の医療情報から病名を検索する病名検索部と、
    患者の医療情報を取得する患者情報取得部と、
    ユーザIDと病名とに関連付けられたカルテの項目が保持される項目テーブルから、外部から入力されたユーザIDと検索された前記病名とに関連付けられたカルテの項目を取得する項目取得部と、
    取得された患者の前記医療情報を、取得された前記カルテの項目に従って編集し、電子カルテとして出力する編集部と、
    ユーザIDと参照先のユーザIDとが関連付けられて保持される参照テーブルから、外部から入力された前記ユーザIDに関連付けられた参照先のユーザIDを取得し、取得された前記参照先のユーザIDと検索された前記病名とに関連付けられたカルテの項目を、全施設のユーザIDと病名とに関連付けられたカルテの項目が保持される全施設項目テーブルから参照項目として取得する参照項目取得部を備え、
    前記編集部は、取得された患者の前記医療情報を取得された前記参照項目に従って編集し、電子カルテとして出力することを特徴とする電子カルテサーバ。
  3. 前記編集部は、取得された患者の前記医療情報を、前記項目取得部により取得された前記カルテの項目に従って編集したものと、前記参照項目に従って編集したものとを並べたものを電子カルテとして出力することを特徴とする請求項2の電子カルテサーバ。
  4. 患者の医療情報から病名を検索するステップと、
    患者の医療情報を取得するステップと、
    ユーザIDと病名とに関連付けられてユーザによって設定されたカルテの項目が病名及びユーザIDとともに保持される項目テーブルから、外部から入力されたユーザIDと検索された前記病名とに関連付けられたカルテの項目を取得するステップと、
    取得された患者の前記医療情報を、取得された前記カルテの項目に従って編集し、電子カルテとして表示するステップと、
    をコンピュータが実行することを特徴とする電子カルテ表示方法。
  5. コンピュータを、
    患者の医療情報から病名を検索する病名検索手段、
    患者の医療情報を取得する患者情報取得手段、
    ユーザIDと病名とに関連付けられてユーザによって設定されたカルテの項目が病名及びユーザIDとともに保持される項目テーブルから、外部から入力されたユーザIDと検索された前記病名とに関連付けられたカルテの項目を取得する項目取得手段、
    取得された患者の前記医療情報を、取得された前記カルテの項目に従って編集し、電子カルテとして出力する編集手段、
    として機能させるためのプログラム。
  6. 電子カルテを出力する電子カルテサーバと、出力された前記電子カルテを表示する端末装置とがネットワークを介して接続される電子カルテシステムであって、
    前記電子カルテサーバは、
    患者の医療情報から病名を検索する病名検索部と、
    患者の医療情報を取得する患者情報取得部と、
    ユーザIDと病名とに関連付けられてユーザによって設定されたカルテの項目が病名及びユーザIDとともに保持される項目テーブルから、前記端末装置から入力されたユーザIDと検索された前記病名とに関連付けられたカルテの項目を取得する項目取得部と、
    取得された患者の前記医療情報を、取得された前記カルテの項目に従って編集し、電子カルテとして出力する編集部と、
    を備える
    ことを特徴とする電子カルテシステム。
  7. 電子カルテを出力する電子カルテサーバと、出力された前記電子カルテを表示する端末装置とがネットワークを介して接続される電子カルテシステムであって、
    全施設のユーザIDと病名とに関連付けられたカルテの項目が保持される全施設項目テーブルからカルテの項目を前記電子カルテサーバに提供する項目管理サーバをさらに備え、
    前記電子カルテサーバは、
    患者の医療情報から病名を検索する病名検索部と、
    患者の医療情報を取得する患者情報取得部と、
    ユーザIDと病名とに関連付けられたカルテの項目が保持される項目テーブルから、前記端末装置から入力されたユーザIDと検索された前記病名とに関連付けられたカルテの項目を取得する項目取得部と、
    取得された患者の前記医療情報を、取得された前記カルテの項目に従って編集し、電子カルテとして出力する編集部と、
    ユーザIDと参照先のユーザIDとが関連付けられて保持される参照テーブルから、外部から入力された前記ユーザIDに関連付けられた参照先のユーザIDを取得し、取得された前記参照先のユーザIDと検索された前記病名とに関連付けられたカルテの項目を、前記項目管理サーバから参照項目として取得する参照項目取得部を備え、
    前記編集部は、取得された患者の前記医療情報を取得された前記参照項目に従って編集し、電子カルテとして出力することを特徴とする電子カルテシステム。
  8. 前記編集部は、取得された患者の前記医療情報を、前記項目取得部により取得された前記カルテの項目に従って編集したものと、前記参照項目に従って編集したものとを並べたものを電子カルテとして出力することを特徴とする請求項7の電子カルテシステム。
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