JP2009271690A - 健康診断システム - Google Patents

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Abstract

【課題】健康診断における測定結果を磁気カードやICカード等に測定データとして記録して利用する場合、利用後に、磁気カードやICカード等から測定データを確実に消去する必要がある。
【解決手段】健康診断媒体における強誘電体メモリからなる媒体記憶部に、健康診断に関する個人情報が記憶されている。そして、情報処理装置の個人情報取得部が健康診断媒体の媒体記憶部から個人情報を取得するとき、健康診断媒体の個人情報読出部が個人情報を破壊読み出しする。
【選択図】図6

Description

本発明は、健康診断において、例えばカード等の健康診断媒体を利用した健康診断システムに関する。
現在、学校、企業、病院等において健康診断が実施されている。このような健康診断における身長、体重、血圧等の測定結果を紙の形式の受診表に記録する替わりに、例えば磁気カードやICカード等に測定結果を示す測定データとして記録して運用する技術がある。例えば、以下の特許文献1に記載されている健康診断システムでは、健康診断における各測定場所において、それぞれの測定データを各人が所持する1枚の磁気カードに記録するようにしている。また、以下の特許文献2に記載されている健康診断測定装置では、各測定装置における測定データを非接触式のICカードに記録するようにしている。
特開平6−150073号公報 特開2001−17395号公報
しかしながら、上記した特許文献1及び特許文献2に記載されているような、健康診断における測定データを磁気カードやICカード等に記録する方法の場合、記録された測定データを、例えば印刷したりデータサーバ等に保存したりした後、磁気カードやICカード等から確実に消去する必要がある。例えば不注意等により消去すべき測定データが消去されなかった場合、当該測定データが外部へ漏洩することにより、機密保持及び個人情報の保護等の観点から重大な問題が生じてしまう恐れがある。
本発明は、上記の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態又は適用例として実現することが可能である。
[適用例1]
受診者の健康診断に関する個人情報を記憶するための強誘電体メモリからなる媒体記憶部、及び前記記憶されている前記個人情報を読み出しするための個人情報読出部を有する健康診断媒体と、前記健康診断媒体にアクセス可能であって、前記健康診断媒体の前記媒体記憶部に記憶されている前記個人情報を取得する個人情報取得部を有する情報処理装置と、を有し、前記情報処理装置の前記個人情報取得部が前記個人情報を取得するときに、前記健康診断媒体の前記個人情報読出部は前記記憶されている個人情報を破壊読み出しすることを特徴とする健康診断システム。
上記した健康診断システムによれば、健康診断媒体における強誘電体メモリからなる媒体記憶部に、健康診断に関する個人情報が記憶されている。そして、情報処理装置の個人情報取得部が健康診断媒体の媒体記憶部から個人情報を取得するとき、健康診断媒体の個人情報読出部が個人情報を破壊読み出しする。
このことから、健康診断媒体の個人情報を情報処理装置が取得するときに、健康診断媒体の個人情報が破壊読み出しされることになり、読み出し後、健康診断媒体から個人情報が消去された状態になる。これにより、健康診断媒体の個人情報を情報処理装置が取得して利用する場合に、健康診断媒体から確実にその内容を消去することができ、個人情報が外部へ漏洩してしまうのを防止することができる。また、健康診断媒体の媒体記憶部は強誘電体メモリであることから、煩雑な処理を必要としない簡単な構成により、個人情報を破壊読み出しして内容を消去することができる。
[適用例2]
前記健康診断媒体の前記媒体記憶部に記憶されている前記個人情報は、前記受診者に対しての健康診断における測定結果を示す測定情報を含み、前記情報処理装置は、前記受診者に対して前記健康診断が行われた時点よりも過去に行われた健康診断における測定の結果を示す旧測定情報を記憶する情報処理装置記憶部と、前記健康診断媒体から取得した前記個人情報に含まれる前記測定情報と前記記憶されている旧測定情報とを比較することにより前記受診者に対して前記健康診断の妥当性をチェックする妥当性チェック部と、を更に有することを特徴とする上記健康診断システム。
上記した健康診断システムによれば、情報処理装置において、健康診断媒体から取得した測定情報と、情報処理装置記憶部に記憶された過去の健康診断における旧測定情報とを比較することにより、健康診断に対しての妥当性をチェックすることができる。これにより、健康診断において例えば別の受診者と取り違えて測定情報を健康診断媒体に記録したりする等のミスを発見することができる。
[適用例3]
前記受診者に対して前記健康診断に関する測定を行う測定部、及び前記測定部による測定結果を示す測定情報を前記健康診断媒体に出力する測定情報出力部を有する測定装置を更に有し、前記健康診断媒体は、前記測定装置の前記測定情報出力部から出力された前記測定情報を前記個人情報に含まれる情報として前記媒体記憶部に書き込むための個人情報書込部を更に有することを特徴とする上記健康診断システム。
上記した健康診断システムによれば、測定装置における測定結果を示す測定情報を健康診断媒体に出力して健康診断媒体の媒体記憶部に書き込む。これにより、測定装置における測定情報がユーザの手作業等を介さないで健康診断媒体の媒体記憶部に直接書き込まれることになり、健康診断を効率良く且つ正確に進めることができる。
[適用例4]
前記強誘電体メモリは、1010以上の書き換え回数に対して耐性を有することを特徴とする上記健康診断システム。
上記した健康診断システムによれば、強誘電体メモリは書き換え耐性に優れた特性を有することから、媒体記憶部に記憶された個人情報の内容を頻繁に更新する場合においても、問題なく実用化することができる。
以下、本実施形態に係る健康診断システムについて図面を参照して説明する。
<健康診断システムの概略構成>
最初に、健康診断システムの概略構成について説明する。
図1は、健康診断システム100の概略構成の例を示す図である。同図(a)〜(c)は、健康診断の受診者Mが各種健康診断を受診する例を示している。(a)は、受診者Mに対しての身長測定を示している。身長測定の測定結果は、身長測定装置2Aに健康診断媒体としての健康診断カード1を装着することにより当該健康診断カード1に記録される。(b)は、受診者Mに対しての体重測定を示している。体重測定の測定結果は、体重測定装置2Bに健康診断カード1を装着することにより当該健康診断カード1に記録される。(c)は、受診者Mに対しての血圧測定を示している。血圧測定の測定結果は、血圧測定装置2Cに健康診断カード1を装着することによりに当該健康診断カード1に記録される。また、同図(d)は、複数の受診者Mのそれぞれの健康診断カード1の情報を保存する情報処理装置3の例を示している。
図1における身長測定装置2A、体重測定装置2B、血圧測定装置2C、情報処理装置3等のそれぞれは、健康診断カード1にアクセスするためのリーダライタを備えている。なお、図1では、健康診断の項目として、身長測定、体重測定及び血圧測定の例を示しているが、これに限られず、例えば、視力、聴力、血液、尿、心電図等の各種健康診断の項目にも適用することができる。
また、図1(a)〜(c)では、身長測定装置2A、体重測定装置2B及び血圧測定装置2Cの各種の測定装置から、健康診断カード1にそれぞれの測定結果を直接記録するようにしている。しかし、これに限られず、各測定結果をコンピュータ等により入力して健康診断カード1に記録するようにしても良い。また、同図では、測定装置2A〜2C及び情報処理装置3のそれぞれに健康診断カード1を装着することにより、測定装置2A〜2C及び情報処理装置3と健康診断カード1とを電気的に接続された状態にしている。しかし、これに限られず、測定装置2A〜2C及び情報処理装置3と健康診断カード1とを非接触の状態で無線通信により接続するようにしても良い。
<健康診断システムの機能構成>
次に、健康診断システム100の機能構成について説明する。
図2は、健康診断システム100の機能構成の例を示すブロック図である。同図(a)は、各種の測定装置2(図1に示す例の場合、測定装置2A〜2C)及び健康診断カード1の機能構成を示している。ここでは、測定装置2に健康診断カード1が装置されて、それぞれが接続された状態にある。また、同図(b)は、情報処理装置3及び健康診断カード1の機能構成を示している。ここでは、情報処理装置3に健康診断カード1が装置されて、それぞれが接続された状態にある。
最初に、図2(a)に示す健康診断カード1の機能構成について説明する。
同図に示すように、健康診断カード1は、個人情報書込部11、個人情報読出部12、媒体記憶部13、制御部14等を備えている。
個人情報書込部11は、接続状態にある測定装置2から出力された測定結果となる測定情報等を媒体記憶部13に書き込み記憶させる。
個人情報読出部12は、媒体記憶部13に記憶されている個人情報13Jについて、読み出しの動作を再書き込みの動作を伴わずに行う。このため、読み出し後の個人情報13Jは消去された状態になる。
媒体記憶部13は、受診者Mの健康診断に関する個人情報13J等を記憶する。この個人情報13Jは、基本情報13Ja及び測定情報13Jbを含んでいる。基本情報13Jaとしては、例えば受診者Mの氏名コード、氏名、性別、生年月日、問診情報等の健康診断を実施する前の受診者Mに関する基本的な情報が含まれる。また、測定情報13Jbは、測定装置2から出力された測定情報である。測定情報13Jbとしては、例えば健康診断において測定された視力、聴力、血液、尿、心電図等の測定結果が含まれる。また、媒体記憶部13は、強誘電体メモリとなるFeRAM(Ferroelectric Random Access Memory)により構成される。このFeRAMは、データの破壊読み出しを行う不揮発性メモリである。なお、FeRAMの詳細については後述する。
制御部14は、図示しないCPU、ROM、RAM等を備えて、健康診断カード1における上記した各部等を制御する。
次に、図2(a)に示す測定装置2の機能構成について説明する。
同図に示すように、測定装置2は、測定部21、測定情報出力部22、操作部23、制御部24等により構成されている。
測定部21は、受診者Mに対して健康診断に関する測定処理を実施する。ここでの測定処理は、例えば、測定装置2が図1に示す身長測定装置2Aの場合、受診者Mに対しての身長測定処理を行い、体重測定装置2Bの場合、受診者Mに対しての体重測定処理を行い、血圧測定装置2Cの場合、受診者Mに対しての血圧測定処理を行う。
測定情報出力部22は、測定部21における測定結果を示す測定情報を健康診断カード1に出力する。前述したように、出力された測定情報は、健康診断カード1の媒体記憶部13に測定情報13Jbとして記憶される。
操作部23は、例えば操作用の表示パネル等であり、操作メッセージ等を表示してユーザからの操作を受け付ける。制御部24は、図示しないCPU、ROM、RAM等を備えて、測定装置2における上記した各部等を制御する。
次に、図2(b)に示す情報処理装置3の機能構成について説明する。
同図に示すように、情報処理装置3は、個人情報取得部31、妥当性チェック部32、操作部33、情報記憶部34、制御部35等により構成される。
個人情報取得部31は、健康診断カード1の媒体記憶部13に記憶されている受診者Mの個人情報13Jを取得する。取得した個人情報13Jに含まれる測定情報13Jbは、情報記憶部34の個人情報34Jに含まれる測定情報34Jbとして記憶される。
妥当性チェック部32は、情報記憶部34に記憶された測定情報34Jbについて、適正か否かの妥当性をチェックする。ここでの妥当性のチェックは、健康診断において、健康診断カード1に登録されている受診者Mと、実際に各種の測定を行った受診者Mとが同一人物であるか否かを検証するためのものである。具体的には、この妥当性チェックは、受診者Mに対して今回行われた健康診断における測定結果と、過去に行われた健康診断における測定結果とを比較検証することにより実行する。このため、情報記憶部34の個人情報34Jには、受診者Mの基本情報34Ja(健康診断カード1における基本情報13Jaと同一内容)と、受診者Mの過去に行われた健康診断における測定情報となる旧測定情報34Jcとが予め記憶されている。そして、これらの基本情報34Ja、測定情報34Jb及び旧測定情報34Jcに基づいて、受診者Mに対して行われた健康診断の妥当性をチェックする。
操作部33は、例えばディスプレイ及び操作キーボード等からなり、操作メッセージ等を表示してユーザからの操作を受け付ける。制御部35は、図示しないCPU、ROM、RAM等を備えて、情報処理装置3における上記した各部等を制御する。
情報記憶部34は、健康診断の対象となる複数の受診者Mのそれぞれの個人情報34Jを記憶する。これらの個人情報34Jには、各受診者Mの基本情報34Ja、測定情報34Jb及び旧測定情報34Jcが含まれる。
図2(b)に示す健康診断カード1の機能構成は、図2(a)に示す健康診断カード1の機能構成と同様なので説明を省略する。
<FeRAMの構成>
次に、媒体記憶部13を構成する強誘電体メモリとなるFeRAMについて説明する。
FeRAMは基板(図示略)を有し、その基板には複数のメモリセルがマトリックス状に配列されている。図3は、FeRAMを構成するメモリセル群76を示す図である。図4は、メモリセル群76を構成するメモリセル72を示す図である。
図3に示すように、基板には複数のメモリセル72から任意のメモリセル72を選択するための選択信号S1が供給される選択線(以下、ワードライン(WL、Word Line)と称す)73と、メモリセル72に第1の電圧V1を供給するための第1の電圧供給線(以下、ビットライン(BL、Bit Line)と称す)74と、メモリセル72に第2の電圧V2を供給する第2の電圧供給線(以下、プレートライン(PL、Plate Line)と称す)75とが形成され、メモリセル群76となっている。
図2に示す健康診断カード1の個人情報書込部11は、WL73を介して選択信号S1を供給して任意のメモリセル72を選択し、当該選択されたメモリセル72にデータを書き込む。また、個人情報読出部12は、WL73を介して選択信号S1を供給して任意のメモリセル72を選択し、当該選択されたメモリセル72に書き込まれているデータを読み出す。
メモリセル群76は、WL73に選択信号S1を供給するWL駆動部77、BL74に第1の電圧V1を供給するBL駆動部78、及びPL75に第2の電圧V2を供給するPL駆動部79を備えている。そして、これらのWL駆動部77、BL駆動部78及びPL駆動部79は、個人情報書込部11及び個人情報読出部12により駆動される。
また、図4に示すように、各メモリセル72は、トランジスタ72a及び強誘電体膜から構成されるキャパシタ(以下、強誘電体キャパシタと称す)72bを有しており、トランジスタ72aのゲート端子にWL73が接続され、ドレイン端子(又はソース端子)にBL74が接続されている。
更に、トランジスタ72aのソース端子(又はドレイン端子)に強誘電体キャパシタ72bの一端子が接続され、強誘電体キャパシタ72bの他端子にPL75が接続されている。なお、前述の強誘電体膜の材料として、例えば、PZT(チタン酸ジルコン酸鉛)等のペロブスカイト化合物系又はSBZ(チタン酸バリウム・ストロンチウム)等の層状ペロブスカイト化合物系が用いられる。
なお、本実施形態では、メモリセル72の例として、所謂1T/1C型が示されているが、1T/1C型に限られず、例えば、2T/2C型等であってもよい。
図3に戻り、同図に示すWL駆動部77は行方向アドレスデコーダ(図示略)を有しており、行方向アドレスデコーダによりアドレス選択されたWL73にデータの書き込み又は読み出しに応じた電位を供給する。BL駆動部78は、列方向アドレスデコーダ及びセンスアンプ(共に図示略)を有しており、列方向アドレスデコーダによりアドレス選択されたBL74に、データの書き込み又は読み出しに応じた電位を供給する。
更に、BL駆動部78は、データの読み出し時においてBL74を介してセンスアンプに供給される電圧をセンスアンプで増幅し、増幅後の信号(読み出しデータ)を外部(例えば、図2に示す制御部14)に出力する。PL駆動部79は行方向アドレスデコーダ(図示略)を有しており、この行方向アドレスデコーダによりアドレス選択されたPL75にデータの書き込み又は読み出しに応じた電位を供給する。
次に、図2〜図4を参照してメモリセル72にデータを書き込む動作について説明する。健康診断カード1の制御部14は、書き込み指令に基づいて個人情報書込部11にデータを与える。個人情報書込部11は、制御部14による書き込み制御に従ってWL駆動部77、BL駆動部78及びPL駆動部79にデータに応じた書込み信号を供給する。
WL駆動部77では、書込み信号に応じて任意のWL73を選択し、選択したWL73に選択信号を供給する。WL駆動部77によって選択されたWL73上のメモリセル72では、ゲート端子に選択信号が供給されて、トランジスタ72aがオン(ON)状態となる。
BL駆動部78では、書込み信号に応じて任意のBL74を選択し、選択したBL74に第1の電圧V1を供給する。また、PL駆動部79では、書込み信号に応じて任意のPL75に所定の第2の電圧V2を供給する。
例えば、BL74に第1の電圧V1として0Vが印加され、PL75に第2の電圧V2としてVccが印加されると、強誘電体キャパシタ72bには「0」が書き込まれ、また、BL74に第1の電圧V1としてVccが印加され、PL75に第2の電圧V2として0Vが印加されると、強誘電体キャパシタ72bには「1」が書き込まれる。そして、強誘電体キャパシタ72bは、WL73が非選択状態(トランジスタ72aがオフ(OFF)状態)になっても書き込まれたデータ(書き込み状態)を保持する。
続いて、メモリセル72に書き込まれたデータを読み出す動作について説明する。制御部14は、読み出し指令に基づいて、個人情報読出部12を読み出し制御する(つまり、アドレス信号及び読み出し制御信号を個人情報読出部12に与える)。個人情報読出部12では、アドレス信号をWL73及びPL75を選択するためのXデコード信号にデコードし、更にセンスアンプ及びBL74を選択するためのYデコード信号にデコードする。そして、個人情報読出部12では、Xデコード信号をWL駆動部77及びPL駆動部79に与え、Yデコード信号をBL駆動部78に与える。つまり、個人情報読出部12は、WL駆動部77、BL駆動部78及びPL駆動部79に読み出し信号を供給することになる。WL駆動部77は、Xデコード信号(読み出し信号)に応じて任意のWL73を選択し、選択したWL73に選択信号を供給する。WL駆動部77により選択されたWL73上のメモリセル72では、ゲート端子に選択信号が供給されると、トランジスタ72aがON状態となる。
BL駆動部78では、Yデコード信号(読み出し信号)に応じて任意のBL74を選択し、選択したBL74に第1の電圧V1を供給する。また、PL駆動部79は、Xデコード信号(読み出し信号)に応じて任意のPL75に第2の電圧V2を供給する。なお、前述した読み出し制御信号は、BL74及びBL駆動部78(センスアンプ)を動作させるタイミングを制御するために用いられる。
例えば、BL74に第1の電圧V1として0Vが印加され、PL75に第2の電圧V2としてVccが印加されると、強誘電体キャパシタ72bの分極状態に応じた電圧がBL74を介してBL駆動部78のセンスアンプに供給される。センスアンプは、供給された電圧に応じて、「1」又は「0」を判断して読み出しデータとして外部に出力する。なお、BL74に出力された電圧は制御部14によるBL74を選択するタイミングとセンスアンプを動作させるタイミングとに応じて増幅された後、外部に読み出しデータとして出力されることになる。
強誘電体キャパシタ72bでは、「1」が読み出された場合には、分極状態が「1」の状態から「0」の状態に反転し、この反転状態を維持する破壊読み出しが行われる。なお、強誘電体キャパシタ72bでは、「0」が読み出されると、分極状態の反転が生じないため、データの読み出し後も「0」が維持される。このとき、個人情報読出部12によりデータを読み出す場合、データの再書き込み動作が行われず、データが存在しない状態となって実質的にデータを消去した状態となる。
また、上記したFeRAMは、自発分極特性を利用したメモリであることから、物理的にチップ内の情報を読み出すことが困難である。また、FeRAMは、内部解析(リバース・エンジニアリング)や改変に対する防護力となる耐タンパ性において優れている。更に、FeRAMは、高速書き換え可能であり、且つ1010以上の書き換え回数に対して耐性を有する。
<健康診断システムの動作>
次に、健康診断システム100を構成する測定装置2及び健康診断カード1、並びに情報処理装置3及び健康診断カード1における動作について説明する。
最初に、健康診断において各種の測定を行う際の測定装置2及び健康診断カード1における動作について説明する。図5は、測定装置2及び健康診断カード1における動作の例を示すフローチャートである。同図に示すフローチャートは、受診者Mが健康診断において例えば身長測定を行う際に、身長測定装置2Aに受診者Mが所持する健康診断カード1が装着されて、身長測定処理が実行されるときの動作を示している。
先ず、ステップS110では、測定装置2は、測定部21により、受診者Mに対して所定の測定処理(例えば身長測定処理)を実行する。ここで、測定装置2での測定結果となる測定情報は、身長測定の場合、例えば「182」cmのようにデジタル化された数値となる。
ステップS120では、測定装置2は、ステップS110おいて得られた受診者Mに対しての測定情報を、測定情報出力部22により、測定装置2に装着されている健康診断カード1に出力する。
ステップS130では、健康診断カード1は、ステップS120おいて測定装置2から出力された測定情報を、個人情報書込部11により、媒体記憶部13の個人情報13Jに含まれる測定情報13Jbとして記憶する。
これにより、受診者Mに対しての例えば身長測定が終了する。そして次に、受診者Mは健康診断カード1を所持し、例えば体重測定等の次の健康診断を行う場所へ移動して測定を続ける。
次に、健康診断における各種の測定が全て終了した後に行われる情報処理装置3及び健康診断カード1における動作について説明する。図6は、情報処理装置3及び健康診断カード1における動作の例を示すフローチャートである。同図に示すフローチャートは、受診者Mに対して各種の測定が全て終了した後、受診者Mの全ての測定情報13Jbが記憶された健康診断カード1が情報処理装置3に装着されて、これらの測定情報13Jbが情報処理装置3に保存されるときの動作を示している。
先ず、ステップS210では、情報処理装置3は、制御部35により、当該情報処理装置3に装着されている健康診断カード1に対して、健康診断カード1の媒体記憶部13に記憶されている個人情報13Jを取得するための読み出し指令を送る。
ステップS220では、健康診断カード1は、個人情報読出部12により、媒体記憶部13に記憶されている個人情報13Jを破壊読み出しする。即ち、読み出された個人情報13Jは、健康診断カード1の媒体記憶部13から消去されることになる。
ステップS230では、情報処理装置3は、個人情報取得部31により、ステップS220において読み出された個人情報13Jを取得する。そして、取得した個人情報13Jに対応する情報記憶部34の個人情報34Jを検索し、個人情報13Jの測定情報13Jbを、検索した個人情報34Jの測定情報34Jbとして記憶する。
ステップS240では、情報処理装置3は、妥当性チェック部32により、受診者Mに対して行われた個人情報(健康診断)の妥当性をチェックする。
図7は、情報処理装置3の情報記憶部34に記憶されている個人情報34Jの例を示す説明図である。同図(a)は基本情報34Jaの例を示しており、(b)は測定情報34Jb及び旧測定情報34Jcの例を示している。同図(a)に示す例では、受診者「健康太郎」の生年月日が「昭和34年1月1日」(網掛け部分)である。また、当該受診者について(b)に示す例では、平成19年5月12日における身長が「160」cm(網掛け部分)であり、平成20年5月10日における身長が「182」cm(網掛け部分)である。受診者「健康太郎」は、平成19年の健康診断時には年齢が48歳であり、略1年間で身長が22cm伸びることは先ずあり得ない。このように、個人情報34Jを構成する基本情報34Ja、測定情報34Jb及び旧測定情報34Jcに基づいて、情報処理装置3に予め登録されている受診者Mと、実際に各種の測定を行った受診者Mとが同一人物であるか否かを検証することができる。
なお、ここでは、受診者Mの生年月日と身長に基づいて、受診者Mに対しての健康診断の妥当性をチェックする例を示したが、これに限られず、例えば、受診者Mの体重、視力、聴力、血圧、歯数等の他の測定結果の変化量に基づいて健康診断の妥当性をチェックすることもできる。
ステップS250では、情報処理装置3は、制御部35により、ステップS240における個人情報34Jの妥当性チェックの結果、個人情報34Jが適正であるか否かを判定する。個人情報34Jが適正である場合は、処理を終了する。
他方、個人情報34Jが適正でない場合は、ステップS260へ進む。ステップS260では、情報処理装置3は、制御部35により、受診者Mに対しての健康診断が適正でない旨のエラーメッセージを操作部33における表示パネルに表示して処理を終了する。
上述したように、本実施形態に係る健康診断システム100では、健康診断において受診者Mが所持する健康診断カード1に健康診断に関する個人情報13Jを記憶する。この個人情報13Jは、受診者Mに対して各種の測定が全て終了した後、情報処理装置3によって読み取られて個人情報13Jに含まれる測定情報13Jbが情報処理装置3に記憶される。ここで、健康診断カード1から受診者Mの個人情報13Jが読み取られる際、個人情報13Jは、健康診断カード1の媒体記憶部13から破壊読み出しされる。この結果、健康診断カード1から読み取られた後に消去すべき個人情報13Jを、不注意等によってそのまま残してしまうような問題を解消することができる。
更に、このような個人情報13Jの消去を、健康診断カード1の媒体記憶部13を構成する強誘電体メモリの破壊読み出しにより、煩雑な消去処理を必要としないで簡単に且つ確実に実行することができる。
健康診断システムの概略構成の例を示す図であり、(a)〜(c)は、健康診断の受診者が各種健康診断を受診する例を示す図であり、(d)は、複数の受診者のそれぞれの健康診断カードの情報を保存する情報処理装置の例を示す図。 健康診断システムの機能構成の例を示すブロック図であり、(a)は、各種の測定装置及び健康診断カードの機能構成を示す図であり、(b)は、情報処理装置及び健康診断カードの機能構成を示す図。 FeRAMを構成するメモリセル群を示す図。 メモリセル群を構成するメモリセルを示す図。 測定装置及び健康診断カードにおける動作の例を示すフローチャート。 情報処理装置及び健康診断カードにおける動作の例を示すフローチャート。 情報処理装置の情報記憶部に記憶されている個人情報の例を示す説明図であり、(a)は基本情報の例を示す図であり、(b)は測定情報及び旧測定情報の例を示す図。
符号の説明
1…健康診断カード、2…測定装置、2A…身長測定装置、2B…体重測定装置、2C…血圧測定装置、3…情報処理装置、11…個人情報書込部、12…個人情報読出部、13…媒体記憶部、13J…個人情報、13Ja…基本情報、13Jb…測定情報、14…制御部、21…測定部、22…測定情報出力部、23…操作部、24…制御部、31…個人情報取得部、32…妥当性チェック部、33…操作部、34…情報記憶部、34J…個人情報、34Ja…基本情報、34Jb…測定情報、34Jc…旧測定情報、35…制御部、100…健康診断システム。

Claims (4)

  1. 受診者の健康診断に関する個人情報を記憶するための強誘電体メモリからなる媒体記憶部、及び前記記憶されている前記個人情報を読み出しするための個人情報読出部を有する健康診断媒体と、
    前記健康診断媒体にアクセス可能であって、前記健康診断媒体の前記媒体記憶部に記憶されている前記個人情報を取得する個人情報取得部を有する情報処理装置と、を有し、
    前記情報処理装置の前記個人情報取得部が前記個人情報を取得するときに、前記健康診断媒体の前記個人情報読出部は前記記憶されている個人情報を破壊読み出しすることを特徴とする健康診断システム。
  2. 前記健康診断媒体の前記媒体記憶部に記憶されている前記個人情報は、前記受診者に対しての健康診断における測定結果を示す測定情報を含み、
    前記情報処理装置は、
    前記受診者に対して前記健康診断が行われた時点よりも過去に行われた健康診断における測定の結果を示す旧測定情報を記憶する情報処理装置記憶部と、
    前記健康診断媒体から取得した前記個人情報に含まれる前記測定情報と前記記憶されている旧測定情報とを比較することにより前記受診者に対して前記健康診断の妥当性をチェックする妥当性チェック部と、を更に有することを特徴とする請求項1に記載の健康診断システム。
  3. 前記受診者に対して前記健康診断に関する測定を行う測定部、及び前記測定部による測定結果を示す測定情報を前記健康診断媒体に出力する測定情報出力部を有する測定装置を更に有し、
    前記健康診断媒体は、前記測定装置の前記測定情報出力部から出力された前記測定情報を前記個人情報に含まれる情報として前記媒体記憶部に書き込むための個人情報書込部を更に有することを特徴とする請求項1又は2に記載の健康診断システム。
  4. 前記強誘電体メモリは、1010以上の書き換え回数に対して耐性を有することを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の健康診断システム。
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