JP2009093538A - 情報制御装置、情報制御プログラム、及び、情報制御方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】患者10を特定する情報を匿名化して個人情報の漏洩を防止する情報制御装置60であって、個人情報を格納させるための患者情報DB61と、患者10を特定する特定情報の入力を受け付けるICタグリーダ12と、入力を受け付けた特定情報に基づいて、病院内において、患者10の個人情報及び識別情報を、スピッツ20に貼設された書き換えが可能なラベル21に表示させるための信号を出力する患者情報表示処理部200と、スピッツ20が病院内から搬出される場合に、ラベル21に表示された個人情報のうち、少なくとも個人を特定する情報を含む当該個人情報の一部または全部を匿名化させるための信号を出力する個人情報匿名化処理部40とを備えることを特徴とする。
【選択図】図1
Description
また、バーコードにより検体の情報が表示されているため、バーコードを解読する必要があり、一見しただけでは検体を患者レベルで識別することができないという課題を有する。
本発明に係る情報制御装置は、個人を特定する情報を匿名化して個人情報の漏洩を防止する情報制御装置であって、前記個人情報を格納させるための個人情報記憶手段と、前記個人に対応する当該個人の処理対象物を一意に識別するための情報を格納させるための識別情報記憶手段と、前記個人を特定する特定情報の入力を受け付ける特定情報入力手段と、前記特定情報入力手段にて入力を受け付けた特定情報に基づいて、所定の区域内において、前記個人情報記憶手段により保持される個人情報及び前記識別情報記憶手段により保持される識別情報を、前記処理対象物に貼設された書き換えが可能なラベルに表示させるための信号を出力する情報表示手段と、前記処理対象物が、前記所定の区域内から搬出される場合に、前記ラベルに表示された個人情報のうち、少なくとも個人を特定する情報を含む当該個人情報の一部または全部を匿名化させるための信号を出力する個人情報匿名化手段とを備えることを特徴とする。
また、個人情報が暗号化や記号化されて表示されているわけではないため、所定の区域内では一見するだけで簡単に個人を特定することができ、所定の区域外では暗号の解読等による情報漏洩の危険性がなくなり、確実な個人情報の漏洩の防止を実現することができる。
本発明に係る情報制御装置は、前記処理対象物が前記所定の区域内から搬出される場合に、匿名化処理を行う旨の通知を受け付ける匿名化情報通知受付手段を備え、前記個人情報匿名化手段が前記匿名化情報通知受付手段に基づいて、前記情報表示手段により前記ラベルに表示されている個人情報のうち、少なくとも個人を特定する情報を含む当該個人情報の一部または全部を匿名化させるための信号を出力することを特徴とする。
また、現在どの処理対象物がどの区域にあるかといった情報を管理することができる。
本発明に係る情報制御装置は、前記情報表示手段が、前記特定情報入力手段により入力を受け付けた特定情報に基づいて、前記個人情報記憶手段により保持される個人情報を検索する個人情報検索手段と、前記個人情報検索手段が検索した結果に基づいて、前記個人の処理対象物を一意に識別するための識別情報を生成し、当該識別情報を前記識別情報記憶手段に保持させる識別情報登録手段と、前記個人情報記憶手段により保持される個人情報及び前記識別情報記憶手段により保持される識別情報に基づいて、前記処理対象物に貼設された書き換えが可能なラベルに当該個人情報及び当該識別情報を表示させるための信号を出力する個人・識別情報表示手段とを備えることを特徴とする。
本発明に係る情報制御装置は、前記個人情報匿名化手段が、前記匿名化情報通知手段にて通知された匿名化情報に基づいて前記識別情報記憶手段に匿名化状態を保持させる匿名化状態登録手段と、前記匿名化情報に基づいて前記ラベルに表示された個人情報のうち、少なくとも個人を特定する情報を含む当該個人情報の一部または全部を匿名化させるための信号を出力する匿名処理手段とを備えることを特徴とする。
本発明に係る情報制御装置は、前記処理対象物の処理結果を保持させるための処理結果記憶手段と、前記処理結果の入力を受け付ける処理結果入力手段と、前記処理結果入力手段にて入力を受け付けた処理結果に含まれる前記識別情報に基づいて、前記個人情報匿名化手段により所定の区域外にて匿名化された前記処理対象物の個人情報を特定する個人情報特定手段と、前記個人情報特定手段により特定された個人情報及び前記処理対象物の処理結果を前記処理結果記憶手段に保持させる処理結果登録手段とを備えることを特徴とする。
本発明に係る情報制御装置は、前記情報表示手段が、前記個人情報及び識別情報を、前記ラベルの異なる表示領域にそれぞれ表示し、当該個人情報の表示領域に表示された当該個人情報の一部または全部のみを書き換え可能に制御するための信号を出力することを特徴とする。
(1.構成)
(1−1 情報制御装置を含む情報制御システム構成)
図1は、本実施形態に係る情報制御装置を含む情報制御システムのシステム構成図である。情報制御システム1は、病院80と検査機関90からなる。病院内では個人としての患者10に対して処理対象物としての検査用(本実施形態においては血液検査とする)の検体(血液)が採取され、検査機関90に搬出される。その際には個人情報匿名化手段としての匿名化処理部40により、血液が入ったスピッツ20に貼設されたラベル21に表示された個人情報が匿名化される。検査機関90では病院80から搬送された血液を分析して処理結果としての検査結果MO50及び検査結果用紙51を出力して、病院80に返送する。検査結果MO50及び検査結果用紙51を受け取った病院80は、患者10に検査結果票52を渡すと共に検査結果の報告を行う。
ここで、情報制御システム1を構築する情報制御装置60のハードウェア構成について説明する。図2は、情報制御装置60のハードウェア構成図である。
情報制御装置60は、情報制御プログラムをHDD111に複製して、メインメモリ102に、複製した情報制御プログラムがロード可能に構成する所謂インストール(ここで示したインストールは例示に過ぎない)を行うことで構築することができ、コンピュータを制御するOS(Operating System)へ利用者が情報制御装置60の起動を命令することで、情報制御プログラムがメインメモリ102にロードされて起動する。
以上が、情報制御装置60のハードウェア構成の説明である。
検査結果DB63は、患者ごとに検査結果を格納する記憶部である。
制御部65は、情報制御装置60が行う処理の制御を行う。制御部65については、以下に詳細に説明する。
図3は、本実施形態に係る制御部65のモジュール構成図である。制御部65は、情報表示手段としての患者情報表示処理部200と患者情報復元処理部400とを備える。
患者情報表示処理部200は、ICタグリーダ12が読み込んだ患者を特定する情報に基づいて、検体のスピッツ20に貼設されたラベル21に、採血番号及び患者10の個人情報を表示する処理を行う。この患者情報表示処理部200の詳細な構成は後述する。
患者情報復元処理部400は、検査機関から送られて来た検査結果MO50を読み込んで、検査結果DB63に格納する処理を行う。検査結果63に格納された情報は、患者10に示されて、検査結果票52と共に検査結果が報告される。この患者情報復元処理部400の詳細な構成は後述する。
図4は、本実施形態に係る患者情報表示処理部200のモジュール構成図である。患者情報表示処理部200は、ICタグ情報入力処理部210と、個人情報検索手段としての患者情報検索処理部220と、識別情報登録手段としての採血番号採番処理部230と、個人・識別情報表示手段としての採血情報表示処理部240とを備える。
ICタグ情報入力処理部210は、特定情報入力手段としてのICタグリーダ12が読み込んだ患者情報(患者ID)を患者情報表示処理部200に入力する処理を行う。
なお、ICタグリーダと情報制御装置60が一体化された構成であってもよい。すなわち、ICタグ情報入力処理部210がICタグリーダ12の処理を兼ねる構成にしてもよい。
なお、電子ペーパーによる電気的な書き込み以外に、物理的または化学的な作用(例えば、熱、磁界、光等)を利用してラベル21に書き込みを行うようにしてもよい。
図5は、本実施形態に係る患者情報復元処理部400のモジュール構成図である。患者情報復元処理部400は、処理結果入力手段としての検査結果読込処理部410と、個人情報特定手段としての患者特定処理部420と、処理結果登録手段としての検査結果登録処理部430と、検査結果表示処理部440とを備える。
検査結果表示処理部440は、検査結果DB63に登録されている情報を表示する処理を行う。ここでは検査結果を患者に提示するため、検査結果票52に検査結果を出力して提示する。
(2−1 情報制御システムの動作)
情報制御システム1の全体の動作を図1のシステム構成図を用いて説明する。まず、検査を受ける患者10が、自分の患者カード11を持って病院80に検査に訪れる。患者10は、患者カード11を提示して受付を済ませ検査室に入室する。検査室には患者カード11に付設されたICタグを読み込むICタグリーダ12が備えられており、患者10が患者カード11をICタグリーダ12にかざすと、ICタグの情報を読み込んで(図中(1))、採血番号を採番して、採血管理DB62に登録する(図中(2))。登録されたデータ(採血番号及び患者10の個人情報)は、血液を採取するスピッツ20に貼設されたラベル21に表示される(図中(3))。採血者は、採血番号及び個人情報が表示されたスピッツ20に、表示内容を確認しながら採血を実施する(図中(4))。血液が採取されたスピッツ20は箱30に箱詰めされ(図中(5))、匿名化処理部40により匿名化の処理が行われる(図中(6))。この匿名化の処理は、採血後から、病院外へ搬出されるまでの間であればいつ行ってもよい。
図6は、本実施形態に係る情報制御装置60の動作を示すフローチャートである。まず、システムが起動され、システム使用者によりシステムログインの処理が行われる(ステップS601)。患者10の入室または検査結果MO50を受け取るまで(受付区分が入力されるまで)待機する。受付区分が入力されると(ステップS602)、処理が起動され(ステップS603)、入力された受付区分が情報処理装置60に読み込まれる(ステップS604)。受付区分が判定され(ステップS605)、受付区分が「終了」であれば、システムをログアウトして(ステップS606)処理を終了する。受付区分が「患者情報表示」であれば、患者情報表示処理を行って(ステップS607)、再び待機状態となる。ステップS607の患者情報表示処理の詳細は後述する。受付区分が「患者情報復元」であれば、患者情報復元処理を行って(ステップS608)、再び待機状態となる。ステップS608の患者情報復元処理の詳細は後述する。
図7は、患者情報表示処理を示すフローチャートである。まず、患者カードに付設されたICタグ情報が入力される(ステップS701)。入力されたICタグ情報の患者IDに基づいて、患者情報DB61から患者情報を検索する(ステップS702)。検索した結果、ヒットした患者情報に対応付けて採血番号を採番する(ステップS703)。このとき患者と採血番号が一意に認識できるように採番する。採番した採血番号や、それに対応する患者IDまたは患者名等の情報を含む採血情報を採血管理DB62に登録する(ステップS704)。採血管理DB62及び患者情報DB61に基づいて、スピッツ20に貼設されたラベル21に、採血番号及び患者10の個人情報を表示して(ステップS705)、患者情報表示処理を終了する。
また、急患の場合は、確認できない項目については全て空白にすることができるが、採血番号と仮の名称だけは表示するようにする。その場合、仮の患者IDを割り振って、身元の確認が取れ次第正式に患者情報等を登録するようにしてもよい。
図9は、患者情報復元処理を示すフローチャートである。まず、検査結果MO50の検査結果を情報制御装置60に読み込む(ステップS901)。検査結果MOには、採血番号と、その番号に対応する結果情報が格納されているため、採血番号から患者の特定を行う(ステップS902)。患者の特定は、採血番号から採血管理DB62を読み込み、患者IDを特定する。その特定した患者IDから患者情報DB61を読み込んで、患者を特定する。患者が特定されたら、特定された患者の検査結果と個人情報が検査結果DB63に登録される(ステップS903)。検査結果DB63に登録された情報を検査結果票52に表示し(ステップS904)、患者10に検査結果票52を提示しながら、検査結果の報告を行って患者情報復元処理を終了する。
なお、検査結果DB63には検査結果と患者IDのみを登録し、検査結果票52を表示する際に採血管理DB62及び患者情報DB61を読み込んで、個人情報を取得するようにしてもよい。
図10は、本実施形態に係る匿名化処理部40の動作を示すフローチャートである。まず、匿名化処理が起動される(ステップS1001)。この処理の起動は、様々な動作を契機にして起こる。例えば、病院の搬出口に専用のゲートを設け、ゲートの通過を契機としてもよいし、箱30の表面にバーコードを印刷し、搬出口付近にバーコードリーダを設置しておき、箱30の表面のバーコードの読み込みを契機にしてもよい。また、箱詰めの際に箱詰めを行う人が、箱詰めの完了時に所定のボタンやスイッチを押下するようにしてもよい。つまり、採血後から、病院外への搬出の間に匿名化処理が起動できればよい。
(1.構成)
(1−1 情報制御装置を含む情報制御システム構成)
図12は、本実施形態に係る情報制御装置を含む情報制御システムのシステム構成図である。図1に示した第1の実施形態に係る情報制御システムと構成上相違する点は、匿名化処理部40が匿名化情報通知処理部45に変わった点と、情報制御装置60の制御部65aである。患者情報DB61、採血管理DB62、及び、検査結果DB63の構成及び機能は第1の実施形態と同様である。また、情報制御装置60のハードウェア構成も第1の実施形態と同様である。
制御部65aは、第1の実施形態と同様に、情報制御装置60が行う処理の制御を行うが、匿名化の処理機能が追加されている。制御部65aについては、以下に詳細に説明する。
図13は、本実施形態に係る制御部65aのモジュール構成図である。制御部65aは、患者情報表示処理部200と、個人情報匿名化手段としての患者情報匿名化処理部300と、患者情報復元処理部400aとを備える。
患者情報表示処理部200は、第1の実施形態と同様の機能であるため説明は省略する。
図14は、本実施形態に係る患者情報匿名化処理部300のモジュール構成図である。患者情報匿名化処理部300は、匿名化情報受信処理部310と、匿名化状態登録処理部320と、匿名処理手段としての書換処理部330とを備える。
匿名化情報受信処理部310は、匿名化情報通知処理部45から通知された匿名化情報を受信する処理を行う。
図15は、本実施形態に係る患者情報復元処理部400aのモジュール構成図である。患者情報復元処理部400aは、検査結果読込処理部410と、患者特定処理部420と、匿名化状態解除処理部425と、検査結果登録処理部430と、検査結果表示処理部440とを備える。
(2−1 情報制御システムの動作)
情報制御システム1の全体の動作を図12のシステム構成図を用いて説明する。図中の(1)ないし(5)、及び、(7)ないし(11)までは第1の実施形態と同じ処理であるため、説明は省略する。本実施形態においては、ラベル21に採血番号情報を埋め込んだICタグを付設している。このICタグの採血番号情報は、ラベル21に採血番号及び個人情報を表示する際に、患者情報表示処理部200により同時に書き込まれる。
なお、上記では、ラベル21に採血番号情報を埋め込んだICタグを付設するようにしたが、ラベル21自体にICタグの機能を持たせるようにしてもよい。
図16は、本実施形態に係る情報制御装置60の動作を示すフローチャートである。第1の実施形態と相違する点は、受付区分に「患者情報匿名化」が加わり、患者情報匿名者処理ステップS1601が加わった点である。ステップS601ないしステップS604の処理は、第1の実施形態と同様であるため説明は省略する。
図17は、患者情報匿名化処理を示すフローチャートである。まず、匿名化情報通知処理部45から通知された匿名化情報を受信する(ステップS1701)。受信した匿名化情報に基づいて、採血管理DB62に匿名化状態を登録する(ステップS1702)。匿名化状態として登録された採血番号のデータについて、書き換え後のデータの情報をラベル21に送信して書き換え処理を行い(ステップS1703)、患者情報匿名化処理を終了する。
なお、書き換えを行う個人情報の項目は使用者が任意に設定することができる。
図18は、患者情報復元処理を示すフローチャートである。第1の実施形態と相違する点は、匿名化状態解除ステップS902aが加わった点である。ステップS901、ステップS902、ステップS903、及び、ステップS904の処理は、第1の実施形態と同様であるため説明は省略する。
なお、この匿名化状態の解除の処理とステップS903、ステップS904の処理は平行して行うこともできる。すなわち、ステップS902で患者が特定されると、ステップS902aの処理に進むのと同時に、ステップS903の処理にも進むことができる。
図19は、本実施形態に係る匿名化情報通知処理部45の動作を示すフローチャートである。まず、RFIDにより匿名化処理の検知が行われる(ステップS1901)。この匿名化処理の検知は、第1の実施形態と同様に様々な動作を契機にして検知することができる。例えば、病院の搬出口に専用のゲートを設け、ゲートの通過を契機としてもよいし、箱30の表面にバーコードを印刷し、搬出口付近にバーコードリーダを設置しておき、箱30の表面のバーコードの読み込みを契機にしてもよい。また、箱詰めの際に箱詰めを行う人が所定のボタンやスイッチを押下するようにしてもよい。つまり、採血後から、病院外への搬出の間に匿名化処理が起動できればよい。
また、第1の実施形態と同様に、ラベル21に表示する項目はシステムの使用者によって自由に設定することができる。
本実施形態に係る情報制御装置を含む情報制御システムのシステム構成、機能、及び、動作は上記第1の実施形態または第2の実施形態と同様であるが、ラベル21の領域を2つに分割している点が相違している。
また、上記各実施形態において、処理対象物としての検体を血液として説明したが、血液以外に尿、レントゲン、心電図等の医療用検査に用いる検体であれば何でもよい。
さらにまた、本発明に係る情報制御装置は、外部の業者に対して、個人情報を伏せても外部業者が処理を行うことができる場合に適用することが可能である。
10 患者
11 患者カード
12 ICタグリーダ
20 スピッツ
21 ラベル
30 箱
40 匿名化処理部
45 匿名化情報通知処理部
50 検査結果MO
51 検査結果用紙
52 検査結果票
60 情報制御装置
61 患者情報DB
62 採血管理DB
63 検査結果DB
65 制御部
65a 制御部
101 CPU
102 メインメモリ
103 MBチップセット
104 ビデオカード
111 HDD
112 ブリッジ回路
114 ネットワークインターフェース
121 光学ドライブ
122 キーボード
123 マウス
200 患者情報表示処理部
210 ICタグ情報入力処理部
220 患者情報検索処理部
230 採血番号採番処理部
240 採血情報表示処理部
300 患者情報匿名化処理部
310 匿名化情報受信処理部
320 匿名化状態登録処理部
330 書換処理部
400 患者情報復元処理部
400a 患者情報復元処理部
410 検査結果読込処理部
420 患者特定処理部
425 匿名化状態解除処理部
430 検査結果登録処理部
440 検査結果表示処理部
Claims (8)
- 個人を特定する情報を匿名化して個人情報の漏洩を防止する情報制御装置であって、
前記個人情報を格納させるための個人情報記憶手段と、
前記個人に対応する当該個人の処理対象物を一意に識別するための情報を格納させるための識別情報記憶手段と、
前記個人を特定する特定情報の入力を受け付ける特定情報入力手段と、
前記特定情報入力手段にて入力を受け付けた特定情報に基づいて、所定の区域内において、前記個人情報記憶手段により保持される個人情報及び前記識別情報記憶手段により保持される識別情報を、前記処理対象物に貼設された書き換えが可能なラベルに表示させるための信号を出力する情報表示手段と、
前記処理対象物が前記所定の区域内から搬出される場合に、前記ラベルに表示された個人情報のうち、少なくとも個人を特定する情報を含む当該個人情報の一部または全部を匿名化させるための信号を出力する個人情報匿名化手段とを備えることを特徴とする、情報制御装置。 - 請求項1に記載の情報制御装置であって、
前記処理対象物が前記所定の区域内から搬出される場合に、匿名化処理を行う旨の通知を受け付ける匿名化情報通知受付手段を備え、
前記個人情報匿名化手段が前記匿名化情報通知受付手段に基づいて、前記情報表示手段により前記ラベルに表示されている個人情報のうち、少なくとも個人を特定する情報を含む当該個人情報の一部または全部を匿名化させるための信号を出力することを特徴とする、情報制御装置。 - 請求項1または2に記載の情報制御装置であって、
前記情報表示手段が、
前記特定情報入力手段により入力を受け付けた特定情報に基づいて、前記個人情報記憶手段により保持される個人情報を検索する個人情報検索手段と、
前記個人情報検索手段が検索した結果に基づいて、前記個人の処理対象物を一意に識別するための識別情報を生成し、当該識別情報を前記識別情報記憶手段に保持させる識別情報登録手段と、
前記個人情報記憶手段により保持される個人情報及び前記識別情報記憶手段により保持される識別情報に基づいて、前記処理対象物に貼設された書き換えが可能なラベルに当該個人情報及び当該識別情報を表示させるための信号を出力する個人・識別情報表示手段とを備えることを特徴とする、情報制御装置。 - 請求項2または3に記載の情報制御装置であって、
前記個人情報匿名化手段が、
前記匿名化情報通知手段にて通知された匿名化情報に基づいて前記識別情報記憶手段に匿名化状態を保持させる匿名化状態登録手段と、
前記匿名化情報に基づいて前記ラベルに表示された個人情報のうち、少なくとも個人を特定する情報を含む当該個人情報の一部または全部を匿名化させるための信号を出力する匿名処理手段とを備えることを特徴とする、情報制御装置。 - 請求項1ないし4のいずれかに記載の情報制御装置であって、
前記処理対象物の処理結果を保持させるための処理結果記憶手段と、
前記処理結果の入力を受け付ける処理結果入力手段と、
前記処理結果入力手段にて入力を受け付けた処理結果に含まれる前記識別情報に基づいて、前記個人情報匿名化手段により所定の区域外にて匿名化された前記処理対象物の個人情報を特定する個人情報特定手段と、
前記個人情報特定手段により特定された個人情報及び前記処理対象物の処理結果を前記処理結果記憶手段に保持させる処理結果登録手段とを備えることを特徴とする、情報制御装置。 - 請求項1ないし5のいずれかに記載の情報制御装置であって、
前記情報表示手段が、前記個人情報及び識別情報を、前記ラベルの異なる表示領域にそれぞれ表示し、当該個人情報の表示領域に表示された当該個人情報の一部または全部のみを書き換え可能に制御するための信号を出力することを特徴とする、情報制御装置。 - 個人を特定する情報を匿名化して個人情報の漏洩を防止する情報制御プログラムであって、
コンピュータを、
前記個人を特定する情報と個人に関するその他の情報とを含む前記個人情報を格納させるための個人情報記憶手段と、
前記個人情報記憶手段により保持される個人情報に係る個人に対応して当該個人の処理対象物を一意に識別するための情報を含む処理対象物情報を格納させる処理対象物情報記憶手段と、
前記個人を特定する情報を示す特定情報の入力を受け付ける特定情報入力手段と、
前記処理対象物の状態を示す状態情報の入力を受け付ける状態情報入力手段と、
前記状態情報入力手段からの状態情報が第一の状態を示すことを検知したことに応じて、前記特定情報入力手段からの特定情報に基づいて特定される個人情報を前記個人情報記憶手段から及び処理対象物情報を前記処理対象物情報記憶手段から取得し、当該個人情報及び処理対象物情報に基づいて生成される出力情報を前記処理対象物に貼設された書き換えが可能なラベルに表示させるための信号を出力する第一の情報出力手段と、
前記状態情報入力手段からの状態情報が第二の状態を示すことを検知したことに応じて、前記ラベルに表示された個人情報のうち、少なくとも個人を特定する情報を含む当該個人情報の一部または全部を匿名化し、当該匿名化された個人情報及び処理対象物情報に基づいて生成される出力情報を前記処理対象物に貼設された書き換えが可能なラベルに表示させるための信号を出力する第二の情報出力手段として機能させるための情報制御プログラム。 - 個人を特定する情報を匿名化して個人情報の漏洩を防止する情報制御方法であって、
前記個人を特定する特定情報の入力を受け付ける特定情報入力ステップと、
前記特定情報入力ステップで入力を受け付けた特定情報に基づいて、所定の区域内において、個人情報記憶手段により保持される個人情報及び識別情報記憶手段により保持される識別情報を、前記処理対象物に貼設された書き換えが可能なラベルに表示させるための信号を出力する情報表示ステップと、
前記処理対象物が前記所定の区域内から搬出される場合に、前記ラベルに表示された個人情報のうち、少なくとも個人を特定する情報を含む当該個人情報の一部または全部を匿名化させるための信号を出力する個人情報匿名化ステップとを含むことを特徴とする情報制御方法。
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