JP5056555B2 - 情報処理システム - Google Patents

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Description

本発明は、可搬型記憶媒体、及び可搬型記憶媒体と当該可搬型記憶媒体が接続可能な情報処理装置とを含む情報処理システムに関する。
コンピュータ等の情報処理装置からUSB(Universal Serial Bus)メモリ等の可搬型記憶媒体にデータを保存し、当該可搬型記憶媒体を例えば別の場所にある情報処理装置に装着して、保存されているデータを当該情報処理装置にコピーしたり、当該情報処理装置によって印刷したりすることがある。その後、可搬型記憶媒体の容量上の理由やデータの機密性保護等の理由により、可搬型記憶媒体に保存されているデータを消去することがある。このデータの消去は、一般的には、ユーザが手動により、可搬型記憶媒体が装着されている情報処理装置を用いて行うことが多い。また、例えば、以下の特許文献1に記載されている技術では、可搬型記憶媒体に保存されている各種データの不正な利用の拡大を抑制するために、予め設定された利用可能期間が経過したときにデータを消去することで利用不能にしている。
特開2006−338583号公報
しかしながら、上記したような、ユーザが手動により可搬型記憶媒体のデータを消去する場合、データを指定して消去するのに手間が掛かってしまう。更に、例えばユーザの不注意等により消去すべき機密データが消去されなかった場合、その機密データが外部へ漏洩し、機密保持及び個人情報の保護等の観点から問題が生じてしまう恐れがある。また、上記した特許文献1に記載されているような、所定の条件に到達したときにデータを消去する方法の場合、ユーザ各自の様々な判断に基づいて、可搬型記憶媒体のデータを簡単に且つ確実に消去することが困難である。
本発明の一態様の情報処理システムは、可搬型記憶媒体と、前記可搬型記憶媒体が接続可能な情報処理装置と、を含む情報処理システムであって、前記可搬型記憶媒体は、 格納データを記憶する不揮発性の格納データ記憶部と、前記格納データ記憶部に記憶されている格納データを破壊読み出しするデータ破壊読出し部と、前記格納データ記憶部に記憶されている格納データを非破壊読み出しするデータ非破壊読出し部と、前記格納データ記憶部に記憶されている格納データを破壊読出しする第1のモード又は前記格納データ記憶部に記憶されている格納データを非破壊読み出しする第2のモードを規定する設定データを記憶する不揮発性の設定データ記憶部と、前記設定データ記憶部に記憶されている設定データが前記第1のモードを規定するときに、前記格納データ記憶部に格納されている格納データを前記データ破壊読出し部により破壊読出しさせ、前記設定データ記憶部に記憶されている設定データが前記第2のモードを規定するときに、前記格納データ記憶部に格納されている格納データを前記データ非破壊読出し部により非破壊読出しさせるように制御する制御部と、を有し、前記情報処理装置は、前記第1のモード又は前記第2のモードを規定する前記設定データの入力を受け付ける設定データ受付部と、前記設定データ受付部で入力を受け付けた設定データを、前記可搬型記憶媒体の前記設定データ記憶部に記憶させるために出力する設定データ出力部と、 前記可搬型記憶媒体の前記格納データ記憶部に格納されている格納データを、前記可搬型記憶媒体の前記データ破壊読出し部による破壊読出し又は前記データ非破壊読み出し部による非破壊読み出しにより取得する格納データ取得部と、を有し、前記設定データ受付部は、前記格納データ記憶部に記憶されている格納データの読み出し方法の設定を受け付ける旨の所定のメッセージを表示部に表示させることを特徴とする。
また、本発明は、以下の形態又は適用例として実現することが可能である。
[適用例1]
格納データを記憶する不揮発性の格納データ記憶部と、前記記憶されている格納データを破壊読み出しするデータ破壊読出部と、前記記憶されている格納データを非破壊読み出しするデータ非破壊読出部と、前記記憶されている格納データを破壊読み出しする第1のモード又は非破壊読み出しする第2のモードを規定する設定データを記憶する不揮発性の設定データ記憶部と、前記記憶されている設定データが前記第1のモードを規定するときに、前記記憶されている格納データを前記データ破壊読出部により破壊読み出しさせ、前記記憶されている設定データが前記第2のモードを規定するときに、前記記憶されている格納データを前記データ非破壊読出部により非破壊読み出しさせるように制御する制御部と、を有することを特徴とする可搬型記憶媒体。
上記した可搬型記憶媒体によれば、設定データ記憶部に第1のモード又は第2のモードを規定する設定データを記憶する。そして、設定データが、第1のモードの場合は、格納データ記憶部に記憶されている格納データを破壊読み出しさせ、第2のモードの場合は、格納データを非破壊読み出しする。
このことから、設定データを第1のモードに設定することによって格納データは破壊読み出しされることになり、読み出し後、格納データは消去された状態になる。一方、設定データを第2のモードに設定することによって格納データは非破壊読み出しされることになり、読み出し後、格納データは元の状態が保持された状態になる。これにより、設定データを第1のモード又は第2のモードのいずれかに設定することで、格納データを読み出してから、その内容を消去するのか又は保持するのかを簡単に指定することができる。また、格納データを消去する場合、格納データの読み出し後、すぐに確実にその内容を消去することができる。
[適用例2]
前記格納データ記憶部及び前記設定データ記憶部のうち少なくとも前記格納データ記憶部は、強誘電体メモリにより構成されることを特徴とする上記可搬型記憶媒体。
上記した可搬型記憶媒体によれば、格納データ記憶部が強誘電体メモリにより構成されることから、煩雑な処理を必要としない簡単な構成により、格納データを破壊読み出し又は非破壊読み出しすることができる。
[適用例3]
前記強誘電体メモリは、1010以上の書き換え回数に対して耐性を有することを特徴とする上記可搬型記憶媒体。
上記した可搬型記憶媒体によれば、強誘電体メモリは書き換え耐性に優れた特性を有することから、格納データ記憶部に記憶される格納データの内容を頻繁に更新する場合においても、問題なく実用化することができる。
[適用例4]
前記可搬型記憶媒体は、USB(Universal Serial Bus)メモリ、スマートメディア(登録商標)、SDメモリカード(登録商標)及びメモリスティック(登録商標)のいずれかであることを特徴とする上記可搬型記憶媒体。
上記した可搬型記憶媒体によれば、USBメモリ、スマートメディア(登録商標)、SDメモリカード(登録商標)及びメモリスティック(登録商標)に適用することができる。
[適用例5]
上記の可搬型記憶媒体と、前記可搬型記憶媒体が接続可能な情報処理装置と、を含む情報処理システムであって、前記情報処理装置は、前記第1のモード又は前記第2のモードを規定する前記設定データの入力を受け付ける設定データ受付部と、前記入力を受け付けた設定データを、前記可搬型記憶媒体の前記設定データ記憶部に記憶させるために出力する設定データ出力部と、前記格納データを記憶する記憶部と、前記記憶された格納データを前記可搬型記憶媒体の前記格納データ記憶部に記憶させるために出力する格納データ出力部と、を有することを特徴とする情報処理システム。
上記した情報処理システムによれば、情報処理装置において、設定データ受付部が第1のモード又は第2のモードを規定する設定データを受け付ける。そして、この設定データ及び格納データが、それぞれ可搬型記憶媒体の設定データ記憶部及び格納データ記憶部に記憶されるために出力される。この結果、可搬型記憶媒体に記憶された格納データが後になって読み出されるときに、設定データ記憶部に記憶された設定データに基づいて、破壊読み出し又は非破壊読み出しされる。
このことから、情報処理装置において第1のモードを受け付けることで、情報処理装置から可搬型記憶媒体に記憶された格納データは、読み出されるときに、可搬型記憶媒体において破壊読み出しされて可搬型記憶媒体から消去されることになる。一方、第2のモードを受け付けることで、格納データは、読み出されるときに、可搬型記憶媒体において非破壊読み出しされて可搬型記憶媒体に保持されることになる。これにより、格納データを記憶させる情報処理装置において、第1のモード又は第2のモードのいずれかを設定することにより、可搬型記憶媒体の格納データが読み出されたときに、その格納データを可搬型記憶媒体から消去するのか又は保持するのかを簡単に指定することができる。
[適用例6]
上記の可搬型記憶媒体と、前記可搬型記憶媒体が接続可能な情報処理装置と、を含む情報処理システムであって、前記情報処理装置は、前記第1のモード又は前記第2のモードを規定する前記設定データの入力を受け付ける設定データ受付部と、前記入力を受け付けた設定データを、前記可搬型記憶媒体の前記設定データ記憶部に記憶させるために出力する設定データ出力部と、前記可搬型記憶媒体の前記格納データ記憶部に記憶されている前記格納データを、前記可搬型記憶媒体の前記データ破壊読出部による破壊読み出し又は前記データ非破壊読出部による非破壊読み出しにより取得する格納データ取得部と、を有することを特徴とする情報処理システム。
上記した情報処理システムによれば、情報処理装置において、設定データ受付部が第1のモード又は第2のモードを規定する設定データを受け付ける。そして、この設定データが、可搬型記憶媒体の設定データ記憶部に記憶されるために出力される。この結果、情報処理装置の格納データ取得部が、可搬型記憶媒体の格納データを取得するときに、可搬型記憶媒体では、設定データ記憶部に記憶された設定データに基づいて、格納データが破壊読み出し又は非破壊読み出しされる。
このことから、情報処理装置において第1のモードを受け付けることで、可搬型記憶媒体において格納データは破壊読み出しされて、読み出し後、可搬型記憶媒体から格納データが消去されることになる。一方、第2のモードを受け付けることで、可搬型記憶媒体において格納データは非破壊読み出しされて、読み出し後、可搬型記憶媒体に格納データが保持されることになる。これにより、格納データを取得する情報処理装置において、第1のモード又は第2のモードのいずれかを設定することにより、格納データを取得後に、その格納データを可搬型記憶媒体から消去するのか又は保持するのかを簡単に指定することができる。
(第1実施形態)
以下、第1実施形態に係る可搬型記憶媒体システムについて図面を参照して説明する。
<可搬型記憶媒体システムの機能構成>
図1は、可搬型記憶媒体システム100の機能構成の例を示すブロック図である。同図に示すように、可搬型記憶媒体システム100は、情報処理装置としてのコンピュータAと、可搬型記憶媒体としてのUSBメモリ1とにより構成されている。ここでは、コンピュータAに記憶されているデータをUSBメモリ1に保存するときの機能構成を示している。
なお、図1では、コンピュータAにUSBメモリ1が装着されて、それぞれが電気的に接続された状態にある。しかし、これに限られず、USBメモリ等の可搬型記憶媒体及びコンピュータ等の情報処理装置のそれぞれが、非接触の状態で無線通信により接続されていても良い。
次に、図1に示す可搬型記憶媒体システム100におけるUSBメモリ1の機能構成について説明する。同図に示すように、USBメモリ1は、データ書込部11、データ破壊読出部12、データ非破壊読出部13、格納データ記憶部14、設定データ記憶部15、制御部16等を備えている。
データ書込部11は、接続されているコンピュータAから出力された格納データ24a及び設定データを、それぞれ格納データ記憶部14及び設定データ記憶部15に書き込むことにより記憶させる。
データ破壊読出部12は、格納データ記憶部14に記憶されている格納データ14aについて、読み出しの動作を再書き込みの動作を伴わずに行う。このため、読み出し後の格納データ14aは消去された状態になる。
データ非破壊読出部13は、格納データ記憶部14に記憶されている格納データ14a、及び設定データ記憶部15に記憶されている設定データ15aについて、読み出しの動作を再書き込みの動作を伴って行う。このため、読み出し後の格納データ14a及び設定データ15aは、読み出し前のデータがそのまま保持された状態になる。
格納データ記憶部14は、データ書込部11により書き込まれたコンピュータAからの格納データ24aを、格納データ14aとして保存する。ここで、コンピュータAからは、例えば、画像データ、テキストデータ、アプリケーションデータ、印刷データ、音声データ等の各種データ及びプログラム等が出力される。また、格納データ記憶部14は、強誘電体メモリとなるFeRAM(Ferroelectric Random Access Memory)により構成される。このFeRAMは、データの破壊読み出し及び非破壊読み出しのいずれも可能な不揮発性メモリである。なお、FeRAMの詳細については後述する。
設定データ記憶部15は、データ書込部11により書き込まれたコンピュータAからの設定データを、設定データ15aとして保存する。この設定データ15aには、記憶されている格納データ14aの読み出し方法を規定する2種類のモードのいずれかが設定されている。この2種類のモードには、格納データ14aを、データ破壊読出部12により破壊読み出しする第1のモードと、データ非破壊読出部13により非破壊読み出しする第2のモードとがある。これらの第1のモード及び第2のモードは、コンピュータAにおいてユーザからの設定を受け付けることにより設定され、コンピュータAから設定データとして出力される。また、設定データ記憶部15は、例えば、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)やフラッシュメモリのような不揮発性メモリにより構成されるが、上記した強誘電体メモリとなるFeRAMにより構成されても良い。
制御部16は、図示しないCPU、ROM、RAM等を備えて、上記した各部等を制御する。
次に、図1に示す可搬型記憶媒体システム100におけるコンピュータAの機能構成について説明する。同図に示すように、コンピュータAは、格納データ出力部21、設定データ受付部22、設定データ出力部23、記憶部24、操作部25、制御部26等を備えている。
格納データ出力部21は、記憶部24に予め記憶されている格納データ24aをUSBインタフェース(図示略)を介してUSBメモリ1に出力する。前述したように、出力された格納データ24aはUSBメモリ1において格納データ14aとして保存される。
設定データ受付部22は、USBメモリ1に保存された格納データ14aが、コンピュータAや例えば別の場所に設置してあるコンピュータによって読み取られるときの読み出し方法の設定を、操作部25を介してユーザから受け付ける。
この読み出し方法には、前述したように、破壊読み出しする第1のモードと、非破壊読み出しする第2のモードとがある。つまり、USBメモリ1に保存される格納データ24aに対して第1のモードを設定した場合は、USBメモリ1における格納データ14aが読み取られた後、USBメモリ1から当該格納データ14aが消去されることになる。一方、第2のモードを設定した場合は、USBメモリ1における当該格納データ14aが読み取られた後、USBメモリ1の当該格納データ14aが、そのまま保持されることになる。
設定データ出力部23は、ユーザから受け付けた設定データをUSBインタフェースを介してUSBメモリ1に出力する。前述したように、出力された設定データはUSBメモリ1において設定データ15aとして保存される。
記憶部24は、USBメモリ1に保存する対象となる格納データ24a等を予め記憶する。この記憶部24は、例えば大容量のハードディスクにより構成される。操作部25は、例えば操作パネル等であり、操作メッセージ等を表示してユーザからの操作を受け付ける。制御部26は、図示しないCPU、ROM、RAM等を備えて、前述した各部等を制御する。
<FeRAMの構成>
次に、格納データ記憶部14を構成する強誘電体メモリとなるFeRAMについて説明する。
FeRAMは基板(図示略)を有し、その基板には複数のメモリセルがマトリックス状に配列されている。図2は、FeRAMを構成するメモリセル群76を示す図である。図3は、メモリセル群76を構成するメモリセル72を示す図である。
図2に示すように、基板には複数のメモリセル72から任意のメモリセル72を選択するための選択信号S1が供給される選択線(以下、ワードライン(WL、Word Line)と称す)73と、メモリセル72に第1の電圧V1を供給するための第1の電圧供給線(以下、ビットライン(BL、Bit Line)と称す)74と、メモリセル72に第2の電圧V2を供給する第2の電圧供給線(以下、プレートライン(PL、Plate Line)と称す)75とが形成され、メモリセル群76となっている。
図1に示すUSBメモリ1のデータ書込部11は、WL73を介して選択信号S1を供給して任意のメモリセル72を選択し、当該選択されたメモリセル72にデータを書き込む。また、データ破壊読出部12及びデータ非破壊読出部13は、WL73を介して選択信号S1を供給して任意のメモリセル72を選択し、当該選択されたメモリセル72に書き込まれているデータを読み出す。
メモリセル群76は、WL73に選択信号S1を供給するWL駆動部77、BL74に第1の電圧V1を供給するBL駆動部78、及びPL75に第2の電圧V2を供給するPL駆動部79を備えている。そして、これらのWL駆動部77、BL駆動部78及びPL駆動部79は、データ書込部11、データ破壊読出部12及びデータ非破壊読出部13により駆動される。
また、図3に示すように、各メモリセル72は、トランジスタ72a及び強誘電体膜から構成されるキャパシタ(以下、強誘電体キャパシタと称す)72bを有しており、トランジスタ72aのゲート端子にWL73が接続され、ドレイン端子(又はソース端子)にBL74が接続されている。
更に、トランジスタ72aのソース端子(又はドレイン端子)に強誘電体キャパシタ72bの一端子が接続され、強誘電体キャパシタ72bの他端子にPL75が接続されている。なお、前述の強誘電体膜の材料として、例えば、PZT(チタン酸ジルコン酸鉛)等のペロブスカイト化合物系又はSBZ(チタン酸バリウム・ストロンチウム)等の層状ペロブスカイト化合物系が用いられる。
なお、本実施形態では、メモリセル72の例として、所謂1T/1C型が示されているが、1T/1C型に限られず、例えば、2T/2C型等であってもよい。
図2に戻り、同図に示すWL駆動部77は行方向アドレスデコーダ(図示略)を有しており、行方向アドレスデコーダによりアドレス選択されたWL73にデータの書き込み又は読み出しに応じた電位を供給する。BL駆動部78は、列方向アドレスデコーダ及びセンスアンプ(共に図示略)を有しており、列方向アドレスデコーダによりアドレス選択されたBL74に、データの書き込み又は読み出しに応じた電位を供給する。
更に、BL駆動部78は、データの読み出し時においてBL74を介してセンスアンプに供給される電圧をセンスアンプで増幅し、増幅後の信号(読み出しデータ)を外部(例えば、図1に示す制御部16)に出力する。PL駆動部79は行方向アドレスデコーダ(図示略)を有しており、この行方向アドレスデコーダによりアドレス選択されたPL75にデータの書き込み又は読み出しに応じた電位を供給する。
次に、図1〜図3を参照してメモリセル72にデータを書き込む動作について説明する。USBメモリ1の制御部16は、書き込み指令に基づいてデータ書込部11にデータを与える。データ書込部11は、制御部16による書き込み制御に従ってWL駆動部77、BL駆動部78及びPL駆動部79にデータに応じた書込み信号を供給する。
WL駆動部77では、書込み信号に応じて任意のWL73を選択し、選択したWL73に選択信号を供給する。WL駆動部77によって選択されたWL73上のメモリセル72では、ゲート端子に選択信号が供給されて、トランジスタ72aがオン(ON)状態となる。
BL駆動部78では、書込み信号に応じて任意のBL74を選択し、選択したBL74に第1の電圧V1を供給する。また、PL駆動部79では、書込み信号に応じて任意のPL75に所定の第2の電圧V2を供給する。
例えば、BL74に第1の電圧V1として0Vが印加され、PL75に第2の電圧V2としてVccが印加されると、強誘電体キャパシタ72bには「0」が書き込まれ、また、BL74に第1の電圧V1としてVccが印加され、PL75に第2の電圧V2として0Vが印加されると、強誘電体キャパシタ72bには「1」が書き込まれる。そして、強誘電体キャパシタ72bは、WL73が非選択状態(トランジスタ72aがオフ(OFF)状態)になっても書き込まれたデータ(書き込み状態)を保持する。
続いて、メモリセル72に書き込まれたデータを読み出す動作について説明する。制御部16は、読み出し指令に基づいて、データ破壊読出部12又はデータ非破壊読出部13を読み出し制御する(つまり、アドレス信号及び読み出し制御信号をデータ破壊読出部12又はデータ非破壊読出部13に与える)。データ破壊読出部12又はデータ非破壊読出部13では、アドレス信号をWL73及びPL75を選択するためのXデコード信号にデコードし、更にセンスアンプ及びBL74を選択するためのYデコード信号にデコードする。そして、データ破壊読出部12又はデータ非破壊読出部13では、Xデコード信号をWL駆動部77及びPL駆動部79に与え、Yデコード信号をBL駆動部78に与える。つまり、データ破壊読出部12又はデータ非破壊読出部13は、WL駆動部77、BL駆動部78及びPL駆動部79に読み出し信号を供給することになる。WL駆動部77は、Xデコード信号(読み出し信号)に応じて任意のWL73を選択し、選択したWL73に選択信号を供給する。WL駆動部77により選択されたWL73上のメモリセル72では、ゲート端子に選択信号が供給されると、トランジスタ72aがON状態となる。
BL駆動部78では、Yデコード信号(読み出し信号)に応じて任意のBL74を選択し、選択したBL74に第1の電圧V1を供給する。また、PL駆動部79は、Xデコード信号(読み出し信号)に応じて任意のPL75に第2の電圧V2を供給する。なお、前述した読み出し制御信号は、BL74及びBL駆動部78(センスアンプ)を動作させるタイミングを制御するために用いられる。
例えば、BL74に第1の電圧V1として0Vが印加され、PL75に第2の電圧V2としてVccが印加されると、強誘電体キャパシタ72bの分極状態に応じた電圧がBL74を介してBL駆動部78のセンスアンプに供給される。センスアンプは、供給された電圧に応じて、「1」又は「0」を判断して読み出しデータとして外部に出力する。なお、BL74に出力された電圧は制御部16によるBL74を選択するタイミングとセンスアンプを動作させるタイミングとに応じて増幅された後、外部に読み出しデータとして出力されることになる。
強誘電体キャパシタ72bでは、「1」が読み出された場合には、分極状態が「1」の状態から「0」の状態に反転し、この反転状態を維持する破壊読み出しが行われる。なお、強誘電体キャパシタ72bでは、「0」が読み出されると、分極状態の反転が生じないため、データの読み出し後も「0」が維持される。このとき、データ破壊読出部12によりデータを読み出す場合は、データの再書き込み動作が行われず、データが存在しない状態となって実質的にデータを消去した状態となる。
一方、データ非破壊読出部13によりデータを読み出す場合は、データの再書き込み動作が行われ、読み出し前のデータの状態が保持される。再書き込み動作は、データが反転読み出しをされた後、所定期間内に実行される。再書き込み動作のために、PL駆動部79に所定の信号が供給され、PL駆動部79は、反転読み出しをされた強誘電体キャパシタ72bが接続されているPL75の電位を0Vにする。従って、強誘電体キャパシタ72bは、逆バイアスが印加されることになり、元の状態である「1」が再書き込みされる。
<USBメモリに格納データを保存する動作>
次に、可搬型記憶媒体システム100におけるUSBメモリ1に、格納データ24aを保存する動作について説明する。
図4は、コンピュータAに記憶されている格納データ24aをUSBメモリ1に保存する動作の例を示すフローチャートである。同図に示すフローチャートは、コンピュータA及びUSBメモリ1におけるそれぞれの動作を示している。また、同図に示すフローチャートは、例えば、ユーザがコンピュータAの操作部25を介して、コンピュータAに記憶されている格納データ24aをUSBメモリ1に保存させる指定を行ったときに動作が開始される。
先ず、ステップS110では、コンピュータAの制御部26は、設定データ受付部22により、読み出し方法の設定(格納データ14aの消去確認)を受け付ける旨の所定のメッセージを表示パネル(図示略)に表示する。ここで表示されるメッセージは、これからUSBメモリ1に保存される格納データ24aが、保存された後、コンピュータによって読み取られるときに、USBメモリ1から格納データ14aが消去されるか又は保持されるかをユーザに選択させるためのものである。例えば、本実施形態では図5の例に示すようなメーセージを表示する。
ステップS120では、コンピュータAの制御部26は、設定データ受付部22により、ユーザから操作部25を介して読み出し方法の設定を受け付ける。ここで受け付けた読み出し方法は、制御部26におけるRAM等に設定データとして一時的に記憶される。図5の例の場合、「はい(Y)」が押されると破壊読み出しする第1のモードが設定され、「いいえ(N)」が押されると非破壊読み出しする第2のモードが設定される。なお、ここでの設定データを記憶部24に記憶し、ユーザから次に読み出し方法の設定を受け付けるときにデフォルト値とするようにしても良い。
ステップS130では、コンピュータAの制御部26は、設定データ出力部23により、ステップS120において受け付けた設定データをUSBインタフェースを介してUSBメモリ1に出力する。
ステップS140では、USBメモリ1の制御部16は、データ書込部11により、ステップS130においてコンピュータAから出力された設定データを設定データ記憶部15に設定データ15aとして書き込み記憶する。
ステップS150では、コンピュータAの制御部26は、格納データ出力部21により、記憶部24に記憶されている格納データ24aをUSBインタフェースを介してUSBメモリ1に出力する。
ステップS160では、USBメモリ1の制御部16は、データ書込部11により、ステップS150においてコンピュータAから出力された格納データ24aを格納データ記憶部14に格納データ14aとして書き込み記憶する。
ステップS170では、コンピュータAの制御部26は、記憶部24に記憶されている格納データ24aの全てがUSBメモリ1に出力されたか否かを判定する。全ての格納データ24aがUSBメモリ1に出力された場合は、処理を終了する。
他方、USBメモリ1に出力されていない格納データ24aが残っている場合は、ステップS150に戻り、次の格納データ24aをUSBメモリ1に出力する。
<USBメモリから格納データを読み取るコンピュータの機能構成>
次に、USBメモリ1に保存された格納データ14aを読み取るコンピュータBの機能構成について説明する。図6は、USBメモリ1に保存された格納データ14aを読み取るコンピュータBの機能構成の例を示すブロック図である。同図では、コンピュータBにUSBメモリ1が装着されて、それぞれが電気的に接続された状態にある。
図6に示すUSBメモリ1の機能構成については、前述した図1に示すUSBメモリ1と同様なので説明を省略する。なお、USBメモリ1の格納データ記憶部14及び設定データ記憶部15には、それぞれ格納データ14a及び設定データ15aが記憶された状態にある。
図6に示すコンピュータBは、格納データ取得部31、記憶部34、操作部35、制御部36等を備えている。
格納データ取得部31は、USBメモリ1の格納データ記憶部14に記憶されている格納データ14aをUSBインタフェースを介して取得する。取得した格納データ14aは、記憶部34に格納データ34aとして記憶される。
記憶部34は、例えば大容量のハードディスクにより構成され、USBメモリ1からの格納データ34a等を記憶する。操作部35は、例えば操作パネル等であり、操作メッセージ等を表示してユーザからの操作を受け付ける。制御部36は、図示しないCPU、ROM、RAM等を備えて、上記した各部等を制御する。
<USBメモリから格納データを読み取る動作>
次に、USBメモリ1に保存されている格納データ14aを読み取る動作について説明する。
図7は、USBメモリ1に保存されている格納データ14aをコンピュータBが取得する動作の例を示すフローチャートである。同図に示すフローチャートは、コンピュータB及びUSBメモリ1におけるそれぞれの動作を示している。また、同図に示すフローチャートは、例えば、ユーザがコンピュータBの操作部35を介して、USBメモリ1に保存されている格納データ14aをコンピュータBに保存させる指定を行ったときに動作が開始される。
先ず、ステップS210では、コンピュータBの制御部36は、USBメモリ1の制御部16に対して、USBメモリ1の格納データ記憶部14に記憶されている格納データ14aを取得する読み出し指令を送る。
ステップS220では、USBメモリ1の制御部16は、設定データ記憶部15に記憶されている設定データ15aの内容に基づいて判定する。
設定データ15aが、格納データ14aを破壊読み出しする第1のモードの場合は、ステップS230へ進む。ステップS230では、USBメモリ1の制御部16は、データ破壊読出部12により、格納データ記憶部14に記憶されている格納データ14aを破壊読み出しする。即ち、読み出された格納データ14aは、USBメモリ1から消去されることになる。
他方、設定データ15aが、格納データ14aを非破壊読み出しする第2のモードの場合は、ステップS240へ進む。ステップS240では、USBメモリ1の制御部16は、データ非破壊読出部13により、格納データ記憶部14に記憶されている格納データ14aを非破壊読み出しする。即ち、読み出された格納データ14aは、USBメモリ1にそのまま保持されることになる。
ステップS250では、コンピュータBの制御部36は、格納データ取得部31により、ステップS230又はステップS240において読み取った格納データ14aを取得して記憶部34に格納データ34aとして記憶する。
ステップS260では、コンピュータBの制御部36は、USBメモリ1の格納データ記憶部14に記憶されている格納データ14aの全てを取得したか否かを判定する。全ての格納データ14aを取得した場合は、処理を終了する。
他方、USBメモリ1に取得していない格納データ14aが残っている場合は、ステップS220に戻り、次の格納データ14aをUSBメモリ1から取得する。
上述したように、本実施形態に係る可搬型記憶媒体システム100では、格納データをUSBメモリ1に保存する際、当該格納データがUSBメモリ1から読み取られるときに消去(破壊読み出し)されるか又は保持(非破壊読み出し)されるかをユーザに設定させる。ここでの設定に基づいた設定データは、格納データと共にUSBメモリ1に保存される。そして、コンピュータがUSBメモリ1から格納データを読み取る際には、USBメモリ1において設定データに基づいて破壊読み出し又は非破壊読み出しを行う。
このため、ユーザは、格納データをUSBメモリ1に保存する際、当該格納データがUSBメモリ1から読み取られるときにUSBメモリ1から消去される設定を簡単に行うことができる。これにより、USBメモリ1から読み取られた後に消去すべき格納データを、不注意等によってそのまま残してしまうような問題を解消することができる。また、USBメモリ1から読み取られた後に保持すべき格納データについても、格納データをUSBメモリ1に保存する際の簡単な設定により対応することができる。
更に、USBメモリ1における格納データの消去又は保持処理については、格納データ記憶部14を構成する強誘電体メモリの破壊読み出し又は非破壊読み出しにより、煩雑な消去及び保持処理を必要としないで簡単に且つ確実に実行することができる。
(第2実施形態)
以下、第2実施形態に係る可搬型記憶媒体システムについて図面を参照して説明する。
<可搬型記憶媒体システムの機能構成>
図8は、第2実施形態に係る可搬型記憶媒体システム200の機能構成の例を示すブロック図である。同図に示すように、可搬型記憶媒体システム200は、コンピュータCと、USBメモリ1とにより構成されている。ここでは、USBメモリ1に保存された格納データ14aを読み取るコンピュータCの機能構成を示している。なお、図8では、コンピュータCにUSBメモリ1が装着されて、それぞれが電気的に接続された状態にある。
図8に示すUSBメモリ1の機能構成については、前述した図1及び図6に示すUSBメモリ1と同様なので説明を省略する。ここで、USBメモリ1の格納データ記憶部14には、格納データ14aが記憶された状態にある。一方、設定データ記憶部15の設定データ15aは、未設定の状態にある。即ち、格納データ14aの読み出し方法を規定する第1のモード又は第2のモードが設定されていない状態で、USBメモリ1に格納データ14aが保存されている。
次に、図8に示す可搬型記憶媒体システム200におけるコンピュータCの機能構成について説明する。同図に示すように、コンピュータCは、格納データ取得部41、設定データ受付部42、設定データ出力部43、記憶部44、操作部45、制御部46等を備えている。
格納データ取得部41は、USBメモリ1の格納データ記憶部14に記憶されている格納データ14aを、USBインタフェースを介して取得する。取得した格納データ14aは、記憶部44に格納データ44aとして記憶される。
設定データ受付部42は、USBメモリ1に保存された格納データ14aを、コンピュータCが取得するときの読み出し方法の設定を、操作部45を介してユーザから受け付ける。
この読み出し方法には、前述したように、破壊読み出しする第1のモードと、非破壊読み出しする第2のモードとがある。つまり、USBメモリ1に保存された格納データ14aを第1のモードを設定して取得した場合は、USBメモリ1から格納データ14aが消去されることになる。一方、第2のモードを設定して取得した場合は、USBメモリ1の格納データ14aが、そのまま保持されることになる。
設定データ出力部43は、ユーザから受け付けた設定データをUSBインタフェースを介してUSBメモリ1へ出力する。出力された設定データはUSBメモリ1において設定データ15aとして保存される。
記憶部44は、例えば大容量のハードディスクにより構成され、USBメモリ1から取得した格納データ14a等を記憶する。操作部45は、例えば操作パネル等であり、操作メッセージ等を表示してユーザからの操作を受け付ける。制御部46は、図示しないCPU、ROM、RAM等を備えて、前述した各部等を制御する。
<USBメモリから格納データを読み取る動作>
次に、USBメモリ1に保存された格納データ14aを読み取る動作について説明する。
図9は、USBメモリ1に保存されている格納データ14aをコンピュータCが取得する動作の例を示すフローチャートである。同図に示すフローチャートは、コンピュータC及びUSBメモリ1におけるそれぞれの動作を示している。また、同図に示すフローチャートは、例えば、ユーザがコンピュータCの操作部45を介して、USBメモリ1に保存されている格納データ14aをコンピュータCに保存させる指定を行ったときに動作が開始される。
先ず、ステップS310では、コンピュータCの制御部46は、設定データ受付部42により、読み出し方法の設定(格納データ14aの消去確認)を受け付ける旨の所定のメッセージを表示パネルに表示する。ここで表示されるメッセージは、USBメモリ1に保存された格納データ14aをこれから読み取るときに、格納データ14aをUSBメモリ1から消去するか又は保持するかをユーザに選択させるためのものである。例えば、本実施形態では図10の例に示すようなメーセージを表示する。
ステップS320では、コンピュータCの制御部46は、設定データ受付部42により、ユーザから操作部45を介して読み出し方法の設定を受け付ける。ここで受け付けた読み出し方法は、制御部46におけるRAM等に設定データとして一時的に記憶される。図10の例の場合、「はい(Y)」が押されると破壊読み出しする第1のモードが設定され、「いいえ(N)」が押されると非破壊読み出しする第2のモードが設定される。なお、ここでの設定データを記憶部44に記憶し、ユーザから次に読み出し方法の設定を受け付けるときにデフォルト値とするようにしても良い。
ステップS330では、コンピュータCの制御部46は、設定データ出力部43により、ステップS320において受け付けた設定データをUSBインタフェースを介してUSBメモリ1に出力する。
ステップS340では、USBメモリ1の制御部16は、データ書込部11により、ステップS330においてコンピュータCから出力された設定データを設定データ記憶部15に設定データ15aとして書き込み記憶する。
ステップS350では、USBメモリ1の制御部16は、設定データ記憶部15に記憶されている設定データ15aの内容に基づいて判定する。
設定データ15aが、格納データ14aを破壊読み出しする第1のモードの場合は、ステップS360へ進む。ステップS360では、USBメモリ1の制御部16は、データ破壊読出部12により、格納データ記憶部14に記憶されている格納データ14aを破壊読み出しする。即ち、読み出された格納データ14aは、USBメモリ1から消去されることになる。
他方、設定データ15aが、格納データ14aを非破壊読み出しする第2のモードの場合は、ステップS370へ進む。ステップS370では、USBメモリ1の制御部16は、データ非破壊読出部13により、格納データ記憶部14に記憶されている格納データ14aを非破壊読み出しする。即ち、読み出された格納データ14aは、USBメモリ1にそのまま保持されることになる。
ステップS380では、コンピュータCの制御部46は、格納データ取得部41により、ステップS360又はステップS370において読み取った格納データ14aを、記憶部44に格納データ44aとして取得して記憶する。
ステップS390では、コンピュータCの制御部46は、USBメモリ1の格納データ記憶部14に記憶されている格納データ14aの全てを取得したか否かを判定する。全ての格納データ14aを取得した場合は、処理を終了する。
他方、USBメモリ1に取得していない格納データ14aが残っている場合は、ステップS350に戻り、次の格納データ14aをUSBメモリ1から取得する。
上述したように、本実施形態に係る可搬型記憶媒体システム200では、コンピュータCがUSBメモリ1の格納データを読み取るとき、読み取り後、格納データをUSBメモリ1から消去(破壊読み出し)するのか又は保持(非破壊読み出し)するのかをユーザに設定させる。ここでの設定に基づいた設定データはUSBメモリ1に保存され、USBメモリ1において格納データを読み取る際に、設定データに基づいて破壊読み出し又は非破壊読み出しを行う。
このため、ユーザは、格納データをUSBメモリ1から読み取る際、当該格納データをUSBメモリ1から消去する設定を簡単に行うことができる。これにより、USBメモリ1から読み取った後に消去すべき格納データを、不注意等によってそのまま残してしまうような問題を解消することができる。また、USBメモリ1から読み取った後に保持すべき格納データについても、格納データをUSBメモリ1から読み取る際の簡単な設定により対応することができる。
なお、上述した実施形態では、可搬型記憶媒体としてUSBメモリの例を示しているが、これに限られず、例えば、スマートメディア(登録商標)、SDメモリカード(登録商標)、メモリスティック(登録商標)等にも適用することができる。更に、情報処理装置としてコンピュータの例を示しているが、これに限られず、例えば、プリンタ、ファクシミリ装置、コピー機、複合機等にも適用することができる。
第1実施形態に係る可搬型記憶媒体システムの機能構成の例を示すブロック図。 FeRAMを構成するメモリセル群を示す図。 メモリセル群を構成するメモリセルを示す図。 第1実施形態に係るコンピュータに記憶されている格納データをUSBメモリに保存する動作の例を示すフローチャート。 第1実施形態に係る読み出し方法の設定を受け付ける旨のメッセージ例。 第1実施形態に係るUSBメモリに保存された格納データを読み取るコンピュータの機能構成の例を示すブロック図。 第1実施形態に係るUSBメモリに保存されている格納データをコンピュータが取得する動作の例を示すフローチャート。 第2実施形態に係る可搬型記憶媒体システムの機能構成の例を示すブロック図。 第2実施形態に係るUSBメモリに保存されている格納データをコンピュータが取得する動作の例を示すフローチャート。 第2実施形態に係る読み出し方法の設定を受け付ける旨のメッセージ例。
符号の説明
1…USBメモリ、11…データ書込部、12…データ破壊読出部、13…データ非破壊読出部、14…格納データ記憶部、14a,24a,34a,44a…格納データ、15…設定データ記憶部、15a…設定データ、16,26,36,46…制御部、21…格納データ出力部、22,42…設定データ受付部、23,43…設定データ出力部、24,34,44…記憶部、25,35,45…操作部、31,41…格納データ取得部、72…メモリセル、72a…トランジスタ、72b…強誘電体キャパシタ、73…WL、74…BL、75…PL、76…メモリセル群、77…WL駆動部、78…BL駆動部、79…PL駆動部、100,200…可搬型記憶媒体システム、A,B,C…コンピュータ。

Claims (4)

  1. 可搬型記憶媒体と、
    前記可搬型記憶媒体が接続可能な情報処理装置と、
    を含む情報処理システムであって、
    前記可搬型記憶媒体は、
    格納データを記憶する不揮発性の格納データ記憶部と、
    前記格納データ記憶部に記憶されている格納データを破壊読み出しするデータ破壊読出し部と、
    前記格納データ記憶部に記憶されている格納データを非破壊読み出しするデータ非破壊読出し部と、
    前記格納データ記憶部に記憶されている格納データを破壊読出しする第1のモード又は前記格納データ記憶部に記憶されている格納データを非破壊読み出しする第2のモードを規定する設定データを記憶する不揮発性の設定データ記憶部と、
    前記設定データ記憶部に記憶されている設定データが前記第1のモードを規定するときに、前記格納データ記憶部に格納されている格納データを前記データ破壊読出し部により破壊読出しさせ、前記設定データ記憶部に記憶されている設定データが前記第2のモードを規定するときに、前記格納データ記憶部に格納されている格納データを前記データ非破壊読出し部により非破壊読出しさせるように制御する制御部と、
    を有し、
    前記情報処理装置は、
    前記第1のモード又は前記第2のモードを規定する前記設定データの入力を受け付ける設定データ受付部と、
    前記設定データ受付部で入力を受け付けた設定データを、前記可搬型記憶媒体の前記設定データ記憶部に記憶させるために出力する設定データ出力部と、
    前記可搬型記憶媒体の前記格納データ記憶部に格納されている納データを、前記可搬型記憶媒体の前記データ破壊読出し部による破壊読出し又は前記データ非破壊読み出し部による非破壊読み出しにより取得する格納データ取得部と、
    を有し、
    前記設定データ受付部は、前記格納データ記憶部に記憶されている格納データの読み出し方法の設定を受け付ける旨の所定のメッセージを表示部に表示させることを特徴とする情報処理システム。
  2. 前記格納データ記憶部及び前記設定データ記憶部のうち少なくとも前記格納データ記憶部は、強誘電体メモリにより構成されることを特徴とする請求項1に記載の情報処理システム
  3. 前記強誘電体メモリは、1010以上の書き換え回数に対して耐性を有することを特徴とする請求項2に記載の情報処理システム
  4. 前記可搬型記憶媒体は、USB(Universal Serial Bus)メモリ、スマートメディア(登録商標)、SDメモリカード(登録商標)及びメモリスティック(登録商標)のいずれかであることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の情報処理システム
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