JP2009271470A - 有機エレクトロルミネッセンス表示装置用カラーフィルタ - Google Patents

有機エレクトロルミネッセンス表示装置用カラーフィルタ Download PDF

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Abstract

【課題】本発明は、アルカリ金属またはアルカリ土類金属の酸化物を含む乾燥剤層と共に用いられた場合であっても、経時安定性に優れる有機EL表示装置用カラーフィルタを提供することを主目的とする。
【解決手段】本発明は、アルカリ金属またはアルカリ土類金属の酸化物を含み、光透過性を有する乾燥剤層が、カラーフィルタの画素部形成側表面と接するように配置される有機EL表示装置に用いられる有機EL表示装置用カラーフィルタであって、画素部形成側表面に、非アルカリ現像性硬化性樹脂からなり、光透過性を有する保護層を備えることを特徴とする有機EL表示装置用カラーフィルタを提供することにより、上記目的を達成するものである。
【選択図】図2

Description

本発明は、アルカリ金属またはアルカリ土類金属の酸化物を含む乾燥剤層と共に用いられた場合であっても、経時安定性に優れる有機エレクトロルミネッセンス表示装置用カラーフィルタに関するものである。
有機エレクトロルミネッセンス(以下、ELと略す。)表示装置は、自己発色により視認性が高いこと、液晶表示装置と異なり全固体ディスプレイであるため耐衝撃性に優れていること、応答速度が速いこと、温度変化による影響が少ないこと、および、視野角が大きいことなどの利点が注目されている。
有機EL素子の構成は、陽極/有機EL層/陰極の積層構造を基本としている。また、カラー表示が可能な有機EL表示装置として、このような有機EL素子を有する有機EL素子側基板とカラーフィルタとを組み合わせたものが知られている。
ここで、有機EL素子に用いられる有機EL層は、水分、酸素、その他ガス成分に対する耐性が弱く、これらの水分、酸素、その他ガス成分の影響によりシュリンクやダークポットなどが発生する。ここで、シュリンクとは、時間が経つにつれて、あたかも発光領域が収縮するように非発光領域の拡大が進行する現象をいう。また、ダークスポットとは、有機EL素子の作製直後に生じる黒点のような非発光領域をいう。このダークスポットも時間の経過とともに拡大することがある。すなわち、上記有機EL素子は、水分等が存在することにより、経時的に劣化するのである。
このため、有機EL表示装置には、上記有機EL素子が大気中の水分等と接触することを抑制することを目的として、上記有機EL素子側基板と上記カラーフィルタとの周縁部にシール剤が配置される。
しかしながら、このようなシール剤を配置した場合であっても、大気中の水分等の浸入を完全に防ぐことはできず、上記有機EL素子が経時的に劣化するといった問題があった。
これに対して、特許文献1では、カラーフィルタの画素部形成側表面上にアルカリ金属アルカリ土類金属の酸化物からなる乾燥剤層が配置された有機EL表示装置が開示されている。上記乾燥剤層は、上記シール剤を通過してきた水分を吸収し、上記有機EL素子が水分等と接することを抑制することができる。このため、上記有機EL素子の劣化を抑制することができるのである。なお、カラーフィルタの画素部形成側表面とは、カラーフィルタの上記有機EL素子と対向する面側をいう。
しかしながら、このような方法では、上記有機EL素子の劣化をある程度抑制することは可能となるが、上記カラーフィルタが経時的に劣化するといった問題があった。また、その結果、上記有機EL表示装置が経時的に劣化するといった問題があった。
特開2005−71639号公報
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、アルカリ金属またはアルカリ土類金属の酸化物を含む乾燥剤層と共に用いられた場合であっても、経時安定性に優れる有機EL表示装置用カラーフィルタを提供することを主目的とする。
本発明者は、上記課題を解決すべく研究を重ねた結果、上記乾燥剤層が、吸湿することにより強いアルカリ性を示し、上記カラーフィルタの各部材を経時的に溶解し、劣化させていることを見出し、本発明を完成させるに至ったのである。
すなわち、本発明は、アルカリ金属またはアルカリ土類金属の酸化物を含み、光透過性を有する乾燥剤層が、カラーフィルタの画素部形成側表面と接するように配置される有機EL表示装置に用いられる有機EL表示装置用カラーフィルタであって、画素部形成側表面に、非アルカリ現像性硬化性樹脂からなり、光透過性を有する保護層を備えることを特徴とする有機EL表示装置用カラーフィルタを提供する。
本発明によれば、上記保護層が、非アルカリ現像性硬化性樹脂からなることにより、耐アルカリ性を発揮することができる。このため、上記保護層は、上記乾燥剤層が吸湿した場合であっても、劣化を受けにくいものとなる。したがって、本発明の有機EL表示装置用カラーフィルタを、経時安定性に優れたものとすることができる。
本発明においては、上記非アルカリ現像性硬化性樹脂の酸価が15mgKOH/g以下であることが好ましい。上記非アルカリ現像性硬化性樹脂の酸価が15mgKOH/g以下であることにより、優れた耐アルカリ性を発揮し、経時安定性により優れたものとすることができるからである。
本発明は、基板および上記基板上に形成された有機EL素子を有する有機EL素子側基板と、保護層が、上記有機EL素子側基板の有機EL素子が形成された面と対向するように配置された上記有機EL表示装置用カラーフィルタと、上記有機EL表示装置用カラーフィルタおよび有機EL素子側基板の周縁部に形成され、上記有機EL素子を封止するシール剤と、上記有機EL表示装置用カラーフィルタの保護層に接するように配置され、アルカリ金属またはアルカリ土類金属の酸化物を含み、光透過性を有する乾燥剤層と、を有することを特徴とする有機EL表示装置を提供する。
本発明によれば、上記カラーフィルタが、上述した有機EL表示装置用カラーフィルタであることにより、本発明の有機EL表示装置を経時安定性に優れたものとすることができる。
本発明は、アルカリ金属またはアルカリ土類金属の酸化物を含む乾燥剤層と共に用いられた場合であっても、経時安定性に優れる有機EL表示装置用カラーフィルタを提供することができるといった効果を奏する。
本発明は、有機EL表示装置用カラーフィルタ、および、それを用いた有機EL表示装置に関するものである。
以下、本発明の有機EL表示装置用カラーフィルタ、および、有機EL表示装置について詳細に説明する。
A.有機EL表示装置用カラーフィルタ
まず、本発明の有機EL表示装置用カラーフィルタについて説明する。本発明の有機EL表示装置用カラーフィルタは、アルカリ金属またはアルカリ土類金属の酸化物を含み、光透過性を有する乾燥剤層が、カラーフィルタの画素部形成側表面と接するように配置される有機EL表示装置に用いられるものであって、画素部形成側表面に、非アルカリ現像性硬化性樹脂からなり、光透過性を有する保護層を備えることを特徴とするものである。
このように、本発明の有機EL表示装置用カラーフィルタは、アルカリ金属またはアルカリ土類金属の酸化物を含み、光透過性を有する乾燥剤層が、カラーフィルタの画素部形成側表面と接するように配置される有機EL表示装置に用いられるものである。
このような有機EL表示装置の具体例を図を参照して説明する。図1は、上記有機EL表示装置の一例を示す概略断面図である。図1に例示するように、本発明の有機EL表示装置用カラーフィルタは、基板21および上記基板21上に形成され有機EL素子25を有する有機EL素子側基板20と、透明基板1、上記透明基板1上に形成され、開口部を備える遮光部2、上記開口部に形成された着色層3、および上記着色層3が形成された側である画素部形成側表面に配置された保護層4を有し、上記保護層4が、上記有機EL素子側基板20の有機EL素子25が形成された面と対向するように配置されたカラーフィルタ10と、上記カラーフィルタ10および有機EL素子側基板20の周縁部に形成され、上記有機EL素子25を封止するシール剤27と、上記カラーフィルタ10の保護層4に接するように配置された乾燥剤層28と、を有する有機EL表示装置30に用いられるものである。このように、本発明の有機EL表示装置用カラーフィルタは、図1に示すような有機EL表示装置におけるカラーフィルタとして用いられるものである。
なお、図1においては、上記有機EL素子が、背面電極層22、有機EL層23、および透明電極層24を含むものであり、上記有機EL素子側基板20が、上記背面電極層22の開口部に形成された絶縁層26を有するものである。
次に、本発明の有機EL表示装置用カラーフィルタを図を参照して説明する。図2は、本発明の有機EL表示装置用カラーフィルタの一例を示す概略断面図である。図2に例示するように、本発明の有機EL表示装置用カラーフィルタ10は、透明基板1、上記透明基板1上に形成され、開口部を備える遮光部2、上記開口部に形成された着色層3を有するカラーフィルタ形成用基板と、上記カラーフィルタ形成用基板の着色層3を覆うように形成された保護層4とを有するものである。
ここで、上記保護層は、非アルカリ現像性硬化性樹脂からなり、光透過性を有するものである。また、上記保護層は、上記カラーフィルタ形成用基板の上記着色層が形成された画素部形成側表面に配置されている。
一般的に、有機EL表示装置に用いられる有機EL素子は、水分等により劣化を受けやすいものである。このため、有機EL素子は、大気中の水分等との接触を抑制することを目的として、シール剤等により封止される。
しかしながら、このようなシール剤のみでは、大気中の水分等の浸入を十分に抑制することは困難であった。このため、上記有機EL素子とシール剤を透過してきた水分等との接触を低減するために、上記有機EL素子の周囲に乾燥剤層等が配置される。
ここで、上記乾燥剤層を構成する材料としては、その吸湿性の高さから、アルカリ金属またはアルカリ土類金属の酸化物を含むものが用いられる。
しかしながら、このようなアルカリ金属等の酸化物は、吸湿することにより強いアルカリ性を示すという性質を有している。
ここで、一般的なカラーフィルタにおける着色層等の部材は、通常、感光性材料からなり、露光およびアルカリ現像によりパターン状に形成されるものである。このため、カラーフィルタの各部材は、アルカリ水溶液に比較的溶解しやすいといった性質を有している。
したがって、このようなカラーフィルタの各部材と、上述したような乾燥剤層とが接する状態において、上記乾燥剤層が吸湿し、強いアルカリ性を発揮した場合、上記カラーフィルタの各部材は、その強いアルカリ性により経時的に溶解等の劣化を受ける。そして、カラーフィルタとしての機能を発揮することができないものとなり、有機EL表示装置は、所望の発色をすることができないものとなるのである。
一方、本発明によれば、上記保護層が、非アルカリ現像性硬化性樹脂からなることにより、耐アルカリ性を発揮することができる。このため、上記乾燥剤層が吸湿し強いアルカリ性を発揮するものとなった場合であっても、上記保護層は、溶解等の劣化が少ないものとなる。したがって、このような保護層により覆われた画素部形成側表面に形成された各部材も溶解等の劣化を受けにくいものとすることができる。これにより、カラーフィルタを経時安定性に優れたものとすることができるのである。
本発明の有機EL表示装置用カラーフィルタは、保護層を少なくとも有するものであり、この保護層は、通常、透明基板、遮光部および着色層を少なくとも有するカラーフィルタ形成用基板の画素部形成側表面に形成されるものである。
以下、本発明の有機EL表示装置用カラーフィルタの各構成について詳細に説明する。
1.保護層
本発明に用いられる保護層は、上記カラーフィルタ形成用基板の画素部形成側表面に形成され、非アルカリ現像性硬化性樹脂からなり、光透過性を有するものである。
(1)非アルカリ現像性硬化性樹脂
本発明に用いられる保護層を構成する非アルカリ現像性硬化性樹脂は、非アルカリ現像性を有し、さらに硬化性を有するものである。
ここで、非アルカリ現像性とは、アルカリ現像液に溶解されにくい特性をいうものであり、通常、酸価が低いものである。
本発明においては、上記保護層が、上記非アルカリ現像性硬化性樹脂からなることにより、耐アルカリ性を発揮することができる。このため、上記保護層は、上記乾燥剤層が吸湿した場合であっても、劣化を受けにくいものとなる。したがって、カラーフィルタを経時安定性に優れたものとすることができる。
また、樹脂からなるものであることにより、上記保護層を形成する際に、蒸着装置等の高価な装置が不要となる。したがって、本発明の有機EL表示装置用カラーフィルタを低コストなものとすることができる。
このような非アルカリ現像性硬化性樹脂としては、例えば、アクリレート系、メタクリレート系、ポリ桂皮酸ビニル系、もしくは環化ゴム系等の反応性ビニル基を有する非アルカリ現像性光硬化性樹脂を用いることができる。このような光硬化性を有する樹脂を用いた場合には、紫外線が照射された部分を硬化させ、紫外線が照射されなかった部分のみを溶剤などで除去することが可能となるため、上記保護層を容易にパターニングすることができるといった利点を有する。
また、エポキシ樹脂、オリゴエステルアクリレート、キシレン樹脂、グアナミン樹脂、ジアリルフタレート樹脂、ビニルエステル樹脂、フェノール樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、ポリイミド、ポリウレタン、マレイン酸樹脂、メラミン樹脂、ユリア樹脂等の非アルカリ現像性熱硬化性樹脂を用いることができる。このような熱硬化性を有する樹脂を用いた場合には、光重合開始剤等を添加する必要がないため、保護層を熱安定性に優れ、さらに不純物の発生が少ないものとすることができるといった利点を有する。
本発明に用いられる非アルカリ現像性硬化性樹脂の酸価としては、保護層とした際に、所望の耐アルカリ性を発揮することができるものであれば良いが、15mgKOH/g以下であることが好ましく、なかでも2mgKOH/g以下であることが好ましく、特に1mgKOH/g以下であることが好ましい。上記範囲内であることにより、高い非アルカリ現像性を発揮することができるため、耐アルカリ性に優れた保護層を形成することができるからである。
なお、上記非アルカリ現像性硬化性樹脂の酸価とは、上記非アルカリ現像性硬化性樹脂の固形分1g当りの酸価である。また、上記非アルカリ現像性硬化性樹脂が、複数の材料を含む場合には、保護層を構成する全ての材料を混合した際の酸価である。
また、上記酸価はJIS K 0070に従って、電位差滴定法により測定することができる。
本発明における非アルカリ現像性硬化性樹脂は、必要に応じて、添加剤を含むものであっても良い。
このような添加剤としては、例えば、熱または光重合開始剤を挙げることができ、さらには必要に応じて増感剤、塗布性改良剤、現像改良剤、架橋剤、重合禁止剤、可塑剤、難燃剤等を添加しても良い。
(2)保護層
本発明に用いられる保護層は、上記カラーフィルタ形成用基板の画素部形成側表面に形成され、上記非アルカリ現像性硬化性樹脂からなり、光透過性を有するものである。
本発明に用いられる保護層の形成箇所としては、上記乾燥剤層が、カラーフィルタの画素部形成側表面と接するように配置される有機EL表示装置に用いられた際に、上記乾燥剤層が配置される領域に少なくとも形成されるものであれば良い。具体的には、既に説明した図2に示すように、保護層4は、上記カラーフィルタ形成用基板の画素部形成側に形成される全ての部材の表面を覆うように形成されるものであることが好ましく、特に、図3に例示するように、保護層4は、上記カラーフィルタ形成用基板の画素部形成側の全面を覆うように形成されるものであることが好ましい。
上記形成箇所に形成されることにより、経時安定性により優れたものとすることができるからである。
なお、図3中の符号については、図1のものと同一の部材を示すものであるので、ここでの説明は省略する。
本発明に用いられる保護層の厚みとしては、所望の耐アルカリ性および光透過性を発揮することができるものであれば良いが、15μm以下であることが好ましく、なかでも、5μm以下であることが好ましい。上記範囲であることにより、光透過性に優れたものとすることができるからである。また、上記保護層の厚みの下限は、耐アルカリ性を安定的に発揮する観点から、通常1μm程度であり、好ましくは1.5μm以上である。
なお、保護層の厚みとは、遮光部の開口部内における着色層の表面から垂直方向に、上記保護層の表面までの厚みをいうものである。この保護層の厚みは、有機EL素子用カラーフィルタの断面の光学顕微鏡観察等により確認することができる。
本発明の保護層の全光線透過率としては、所望の光透過性を得られるものであれば良く、有機EL表示装置の用途等に応じて適宜設定されるものであるが、一般的な有機EL表示装置用のカラーフィルタが平坦性向上を目的に備えるオーバーコート層と同様とすることができる。
2.カラーフィルタ形成用基板
本発明に用いられるカラーフィルタ形成用基板は、上述したように、少なくとも透明基板、遮光部、および着色層を有するものであり、画素部形成側表面が上記保護層で覆われるものである。
ここで、画素部形成側表面とは、着色層が形成される側の表面をいうものである。
(1)着色層
本発明に用いられる着色層は、後述する遮光部が備える開口部に形成されるものである。また、通常、赤、緑および青の少なくとも3色の着色部を有するものである。
本発明に用いられる着色層の色としては、例えば、赤、緑、青の3色、または、赤、緑、青、黄の4色、または、赤、緑、青、黄、シアンの5色等とすることができる。
本発明における各色の着色層としては、一般的なカラーフィルタと同様とすることができ、例えば、各色の顔料や染料等の着色剤をバインダ樹脂中に分散または溶解させたものであり、フォトリソグラフィー法、インクジェット法等により形成されるものとすることができる。
本発明において、上記着色層は、上記保護層により被覆されたものとすることができるため、上記乾燥剤層と共に用いられ、上記乾燥剤層が吸湿することによりアルカリ性を示す場合であっても、アルカリ成分と接触することから保護される。すなわち、上記保護層を有することにより、上記着色層は、アルカリ成分による溶解等の劣化から保護されるのである。したがって、フォトリソグラフィー法により形成されるものであり、アルカリによる劣化を受けやすい着色層を用いた場合であっても、経時安定性に優れたものとすることができるのである。
本発明において、赤(R)の着色層に用いられる着色剤としては、例えば、ペリレン系顔料、レーキ顔料、アゾ系顔料、キナクリドン系顔料、アントラキノン系顔料、アントラセン系顔料、イソインドリン系顔料等が挙げられる。これらの顔料は単独で用いてもよく2種以上を混合して用いてもよい。
緑(G)の着色層に用いられる着色剤としては、例えば、ハロゲン多置換フタロシアニン系顔料もしくはハロゲン多置換銅フタロシアニン系顔料等のフタロシアニン系顔料、トリフェニルメタン系塩基性染料、イソインドリン系顔料、イソインドリノン系顔料等が挙げられる。これらの顔料もしくは染料は単独で用いてもよく2種以上を混合して用いてもよい。
青(B)の着色層に用いられる着色剤としては、例えば、銅フタロシアニン系顔料、アントラキノン系顔料、インダンスレン系顔料、インドフェノール系顔料、シアニン系顔料、ジオキサジン系顔料等が挙げられる。これらの顔料は単独で用いてもよく2種以上を混合して用いてもよい。
上記着色層に用いられるバインダ樹脂としては、カラーフィルタの着色層に一般的に用いられるものを使用することができ、例えば、フォトリソグラフィー法により形成される場合には、アクリレート系、メタクリレート系、ポリ桂皮酸ビニル系、もしくは環化ゴム系等の反応性ビニル基を有する感光性樹脂を用いることができる。この場合、着色剤およびバインダ樹脂を含有する着色層形成用塗工液に、光重合開始剤、増感剤、塗布性改良剤、現像改良剤、架橋剤、重合禁止剤、可塑剤、難燃剤等の添加剤を添加してもよい。
また、上記バインダ樹脂の酸価としては、フォトリソグラフィー法に用いられる場合には、50mgKOH/g〜300mgKOH/gの範囲内であることが好ましく、なかでも60mgKOH/g〜200mgKOH/gの範囲内であることが好ましく、特に60mgKOH/g〜100mgKOH/gの範囲内であることが好ましい。上記範囲より大きいと、アルカリ現像に用いられるアルカリ水溶液への溶解性が高すぎるため、着色層形成時のアルカリ現像時に、露光箇所の着色層も溶解してしまい、密着性の低下や、所望の形状に精度良く形成することが困難となる可能性があるからである。また上記範囲より小さいと、アルカリ水溶液への溶解性が低くいものとなり、現像に要する時間が長いものとなる可能性があるからである。
上記各色の着色層の膜厚は、通常、1μm〜5μm程度で設定される。
(2)遮光部
本発明に用いられる遮光部は、後述する基板上に形成されるものであり、開口部を備えるものである。
本発明に用いられる遮光部における開口部の形状としては、通常、同一の形状を有する開口部が等間隔でパターン状に形成されたものが用いられる。ここで、開口部のパターン形状としては、特に限定されるものではなく、例えば、ストライプ状、マトリクス状等の形状が挙げられる。
遮光部としては、例えば、黒色着色剤をバインダ樹脂中に分散または溶解させた樹脂製遮光部や、クロム、酸化クロム等の金属薄膜等が挙げられる。
この金属薄膜は、CrO膜(xは任意の数)およびCr膜が2層積層されたものであってもよく、また、より反射率を低減させたCrO膜(xは任意の数)、CrN膜(yは任意の数)およびCr膜が3層積層されたものであってもよい。
上記樹脂製遮光部がフォトリソグラフィー法を用いて形成される場合、上記バインダ樹脂としては、上記「(1)着色層」の項に記載の内容と同様とすることができる。また、必要に応じて、添加剤を含むことができる。このような添加剤としては、上記「(1)着色層」の項に記載の内容と同様とすることができる。
本発明において、上記遮光部は、上記保護層により被覆されたものとすることができるため、上記乾燥剤層と共に用いられ、上記乾燥剤層が吸湿することによりアルカリ性を示す場合であっても、アルカリ成分と接触することから保護される。すなわち、上記保護層を有することにより、上記遮光部は、アルカリ成分による溶解等の劣化から保護されるのである。したがって、フォトリソグラフィー法により形成されるものであり、アルカリによる劣化を受けやすい遮光部を用いた場合であっても、経時安定性に優れたものとすることができるのである。
一方、遮光部が金属薄膜である場合、この遮光部の形成方法としては、遮光部をパターニングすることができる方法であれば特に限定されるものではなく、例えば、フォトリソグラフィー法、マスクを用いた蒸着法、印刷法等を挙げることができる。
遮光部の膜厚としては、金属薄膜の場合は0.2μm〜0.4μm程度で設定され、黒色着色剤をバインダ樹脂中に分散または溶解させたものである場合は0.5μm〜2μm程度で設定される。
(3)透明基板
本発明に用いられる透明基板の材料としては、従来よりカラーフィルタに用いられているものを用いることができる。このような材料としては、例えば、石英ガラス、パイレックス(登録商標)ガラス、合成石英板等の可撓性のない透明な無機基板、および、透明樹脂フィルム、光学用樹脂板等の可撓性を有する透明な樹脂基板等を挙げることができる。なかでも本発明において無機基板を用いることが好ましく、無機基板のなかでもガラス基板を用いることが好ましい。さらには、上記ガラス基板のなかでも無アルカリタイプのガラス基板を用いることが好ましい。上記無アルカリタイプのガラス基板は寸度安定性および高温加熱処理における作業性に優れるからである。
(4)カラーフィルタ形成用基板
本発明に用いられるカラーフィルタ形成用基板は、通常、上記透明基板、遮光部、および、着色層を少なくとも有するものであるが、必要に応じて、上記着色層を覆うように形成されるオーバーコート層等の他の構成を有するものであっても良い。平坦性に優れたものとすることができ、面内の発色を均一なものとすることができるからである。
なお、このようなオーバーコート層としては、カラーフィルタに一般的に用いられるものと同様とすることができる。
3.有機EL表示装置用カラーフィルタの製造方法
本発明の有機EL表示装置用カラーフィルタは、上記カラーフィルタ形成用基板上に保護層を形成することにより製造されるものである。
このような保護層の形成方法としては、上記保護層を精度良く形成することができる方法であれば良く、例えば、上記非アルカリ現像性熱硬化性樹脂を含む保護層形成用塗工液を調製し、上記保護層形成用塗工液を、上記カラーフィルタ形成用基板の画素部形成側表面全面にスピンコート、ロールコート、キャストコート等の方法で塗布した後、画素部形成側表面全面を加熱し硬化させる方法を挙げることができる。
またその他の保護層の形成方法としては、上記非アルカリ現像性光硬化性樹脂を含む保護層形成用塗工液を調製し、上記保護層形成用塗工液を、上記と同様の方法によりカラーフィルタ形成用基板の画素部形成側表面全面に塗布した後、画素部形成側表面全面を露光し硬化させる方法を挙げることができる。
なお、上記カラーフィルタ形成用基板の形成方法としては、有機EL表示装置用カラーフィルタの製造に一般的に用いられる方法を使用することができる。
4.有機EL表示装置
次に、上述したような本発明の有機EL表示装置用カラーフィルタの用途である有機EL表示装置について説明する。
本発明の有機EL表示装置用カラーフィルタが用いられる有機EL表示装置は、アルカリ金属またはアルカリ土類金属の酸化物を含み、光透過性を有する乾燥剤層が、カラーフィルタの保護層と接するように配置されるものであり、通常、上記有機EL表示装置用カラーフィルタの保護層と対向するように配置され、基板および上記基板上に形成された有機EL素子を有る有機EL素子側基板と、上記有機EL表示装置用カラーフィルタおよび有機EL素子側基板の周縁部に形成され、上記有機EL素子を封止するシール剤と、を有するものである。
このような有機EL表示装置の具体例としては、既に説明した図1に例示するものを挙げることができる。
本発明における有機EL表示装置は、上記有機EL表示装置用カラーフィルタと、有機EL素子側基板と、シール剤と、乾燥剤層と、を有するものである。以下、このような有機EL表示装置の各構成について詳細に説明する。
なお、上記有機EL表示装置用カラーフィルタについては既に説明したので、ここでの説明は省略する。
(1)乾燥剤層
本発明に用いられる乾燥剤層は、アルカリ金属またはアルカリ土類金属の酸化物を含み、光透過性を有するものである。また、本発明の有機EL表示装置用カラーフィルタの画素部形成側表面、すなわち、保護層と接するように配置されるものである。
本発明においては、上記乾燥剤層を有することにより、上記有機EL素子が、水分等により劣化することを防ぐことができる。
本発明に用いられる乾燥剤層を構成する乾燥剤層形成材料としては、上記アルカリ金属またはアルカリ土類金属の酸化物を含むものであれば良く、例えば、上記アルカリ金属またはアルカリ土類金属の酸化物と、乾燥剤層用バインダ樹脂とを有する乾燥剤層形成用樹脂組成物や、上記アルカリ金属またはアルカリ土類金属の酸化物のみからなるものを挙げることができる。
本発明においては、なかでも、上記乾燥剤層形成用樹脂組成物であることが好ましい。蒸着装置等の高価な装置が不要であり、低コストなものとすることができるからである。
ここで、上記乾燥剤層用バインダ樹脂としては、透明性に優れ、かつ、耐アルカリ性を有するものであれば良く、例えば、上述した非アルカリ現像性硬化性樹脂を用いることができる。
本発明に用いられる乾燥剤層の形成箇所としては、上記有機EL表示装置用カラーフィルタの保護層と接触するものであれば良い。例えば、既に説明した図1に示すように、上記乾燥剤層28が、上記有機EL表示装置用カラーフィルタ10と、上記有機EL素子側基板20との間を充填するように形成され、上記有機EL素子25および上記有機EL表示装置用カラーフィルタ10の間を満たすものであっても良い。また、図4に例示するように、上記乾燥剤層28が、上記有機EL表示装置用カラーフィルタ10と、上記有機EL素子側基板20とに挟持されるように配置され、上記有機EL素子25および上記有機EL表示装置用カラーフィルタ10の間を満たすものであっても良い。
また、図5に例示するように、上記乾燥剤層28が、本発明の有機EL素子用カラーフィルタ10の保護層4上に積層され、上記有機EL素子25と接触しないように形成されるものであっても良い。
本発明においては、なかでも、上記有機EL素子と上記有機EL表示装置用カラーフィルタとの間を満たすように形成されるものであることが好ましい。上記有機EL素子と上記有機EL表示装置用カラーフィルタとの間が、均一な物質で満たされることになることにより、上記有機EL素子から生じた光が光散乱等することを抑制することができる。したがって、発光効率に優れたものとすることができるからである。
なお、図4〜5中の符号は、図1と同一の部材を示すものであるので、ここでの説明は省略する。
本発明に用いられる乾燥剤層の形成方法としては、所望の形成箇所に上記乾燥剤層を形成することができる方法であれば良く、例えば、上記有機EL素子側基板および上記有機EL表示装置用カラーフィルタを対向するように配置した後、上記乾燥剤層形成用樹脂組成物を両基板の間に注入する方法や、上記有機EL素子側基板の上記有機EL素子または上記有機EL表示装置用カラーフィルタの保護層上に、上記乾燥剤層形成用樹脂組成物を塗布した後、硬化させることにより、所望の厚みの乾燥剤層を形成する方法を挙げることができる。
また、上記乾燥剤層が、本発明の有機EL素子用カラーフィルタの保護層上に積層するように形成されるものである場合には、上記保護層上に、上記アルカリ金属またはアルカリ土類金属を蒸着法により製膜し、次いで、製膜されたアルカリ金属またはアルカリ土類金属の層を酸化する方法を用いることができる。
本発明に用いられる乾燥剤層の厚みとしては、所望の吸湿性を発揮するものであれば良く、上記乾燥剤層形成材料、上記有機EL表示装置の用途等に応じて適宜設定されるものである。
(2)シール剤
本発明に用いられるシール剤は、上記カラーフィルタおよび有機EL素子側基板の周縁部に形成され、上記有機EL素子を封止するものである。
このようなシール剤の構成材料としては、上記有機EL素子を、大気中の水分等と接触することを抑制することができるものであれば良く、有機EL表示装置に一般的に用いられるものを使用することができる。
(3)有機EL素子側基板
本発明に用いられる有機EL素子側基板は、基板と、有機EL素子とを少なくとも有するものであり、通常、絶縁層を有するものである。
(a)基板
本発明に用いられる基板としては、後述する有機EL素子等を支持することができるものであれば良く、有機EL表示装置に一般的に用いられるものを使用することができる。
なお、本発明においては、上記有機EL表示装置用カラーフィルタ側から光が取り出されるものであるため、上記基板としては、透明であっても、不透明であっても良い。
(b)有機EL素子
本発明における有機EL素子は、背面電極層および透明電極層と、上記両電極層により挟まれ、発光層を少なくとも含む有機EL層とを含むものである。
(i)有機EL層
本発明に用いられる有機EL層は、少なくとも発光層を含む1層もしくは複数層の有機層から構成されるものであり、通常、正孔注入層や電子注入層といった電荷注入層や、発光層に正孔を輸送する正孔輸送層、発光層に電子を輸送する電子輸送層といった電荷輸送層を有するものとすることができる。
(ii)透明電極層および背面電極層
本発明における透明電極層は、透明電極層と背面電極層との間に挟まれた有機EL層に電圧をかけ、発光層で発光を起こさせるために設けられるものである。また、発光層で発生した光を、上記有機EL表示装置用カラーフィルタ側に透過させるものである。したがって、上記有機EL層と、上記有機EL表示装置用カラーフィルタとの間に配置されるものである。
また、本発明における背面電極層は、上記有機EL層と、上記基板との間に配置されたものである。背面電極層は、有機EL層を発光させるための他方の電極をなすものであり、上記透明電極層と反対の電荷をもつ電極である。
このような透明電極層および背面電極層としては、発光層に所望の発光をさせることができるものであれば良く、有機EL表示装置に一般的に用いられるものを使用することができる。
(c)絶縁層
本発明における絶縁層は、透明電極層と背面電極層とが直接接触することを防ぐために形成されるものである。
このような絶縁層としては、有機EL表示装置に一般的に用いられるものを使用することができるため、ここでの説明は省略する。
(4)有機EL表示装置
本発明に用いられる有機EL表示装置は、上記有機EL表示装置用カラーフィルタ、有機EL素子側基板、シール剤、および乾燥剤層を少なくとも有するものであるが、必要に応じてその他の構成を有するものであっても良い。
このようなその他の構成としては、例えば、上記発光層が青色発光層の場合、上記発光層から発せられる光を吸収し、可視光領域蛍光を発する色変換層を挙げることができる。上記色変換層の形成箇所としては、上記発光層上にあれば良く、上記透明電極層上や、本発明の有機EL表示装置用カラーフィルタの保護層上等を挙げることができる。
B.有機EL表示装置
次に、本発明の有機EL表示装置について説明する。本発明の有機EL表示装置は、基板および上記基板上に形成された有機EL素子を有する有機EL素子側基板と、保護層が、上記有機EL素子側基板の有機EL素子が形成された面と対向するように配置された上記有機EL表示装置用カラーフィルタと、上記有機EL表示装置用カラーフィルタおよび有機EL素子側基板の周縁部に形成され、上記有機EL素子を封止するシール剤と、上記有機EL表示装置用カラーフィルタの保護層に接するように配置され、アルカリ金属またはアルカリ土類金属の酸化物を含み、光透過性を有する乾燥剤層と、を有することを特徴とするものである。
このような本発明の有機EL表示装置としては、既に説明した図1と同様とすることができる。
本発明によれば、上記カラーフィルタが、上述した有機EL表示装置用カラーフィルタであることにより、経時安定性に優れたものとすることができる。
本発明の有機EL表示装置は、有機EL素子側基板と、シール剤と、乾燥剤層と、上記有機EL表示装置用カラーフィルタとを少なくとも有するものである。
なお、本発明の本発明の有機EL表示装置の各構成については、上記「A.有機EL表示装置用カラーフィルタ」の項に記載した内容と同様であるので、ここでの説明は省略する。
本発明の有機EL表示装置の製造方法としては、上記各構成が密着性良く積層されたものとする方法であれば良く、一般的な有機EL表示装置の製造方法を用いることができる。
具体的には、図6に例示するように、有機EL素子側基板20および有機EL表示装置用カラーフィルタ10を、上記有機EL素子25と、上記保護層4とが対向するように配置し(図6(a))、次いで、上記アルカリ金属またはアルカリ土類金属の酸化物と、バインダ樹脂とを含む乾燥剤層形成用樹脂組成物を注入し(図6(b))、乾燥剤層28を形成する(図6(c))。次いで、図6(d)に示すように、不活性ガス中において上記有機EL素子側基板20および有機EL表示装置用カラーフィルタ10の周縁部をシール剤27により封止する方法を挙げることができる。
なお、図6中の符号については、図1と同一の部材を示すものであるので、ここでの説明は省略する。また、上記有機EL表示装置用カラーフィルタの形成方法としては、上記「A.有機EL表示装置用カラーフィルタ」の項に記載した内容と同様とすることができる。さらに、上記有機EL素子側基板の形成方法としては、有機EL表示装置の製造に一般的に用いられる方法を使用することができる。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。上記実施形態は、例示であり、本発明の特許請求の範囲に記載された技術的思想と実質的に同一な構成を有し、同様な作用効果を奏するものは、いかなるものであっても本発明の技術的範囲に包含される。
以下、本発明について実施例を用いて具体的に説明する。
[実施例1]
1.遮光部の形成
下記の遮光部用フォトレジストをスピンコート法により塗布し、90℃で3分間の条件でプリベークし、次いで、所定のパターンに形成されたマスクを用いて露光(100mJ/cm)し、次いで、0.05%KOH水溶液を用いたスプレー現像を60秒行った。その後、200℃で60分間ポストベークすることにより、厚さ1.2μmで、平面視で縦横が格子状のパターンの遮光部を形成した。
なお、下記の遮光部用フォトレジストは、黒顔料、分散剤および溶剤1からなる分散液組成物にビーズを加え、分散機で3時間分散させ、その後ビーズを取り除いた分散液と、下記のポリマー1、モノマー1、添加剤、開始剤1〜3、および溶剤1からなるクリアレジスト組成物とを混合することにより調製した。分散機としては、ペイントシェーカー(浅田鉄工社製)を用いた。
(遮光部用フォトレジスト)
・黒顔料(大日精化工業(株)製、TMブラック#9550):14.0重量部
・分散剤(ビックケミー(株)製、Disperbyk111):1.2重量部
・ポリマー1(昭和高分子(株)製、VR60):2.8重量部
・モノマー1(サートマー(株)製、SR399E):3.5重量部
・添加剤(綜研化学(株)製、L−20):0.7重量部
・開始剤1(2−ベンジル−2−ジメチルアミノ−1−(4−モルフォリノフェニル)−ブタノン−1):1.6重量部
・開始剤2(4,4’−ジエチルアミノベンゾフェノン):0.3重量部
・開始剤3(2,4−ジエチルチオキサントン):0.1重量部
・溶剤1(エチレングリコールモノブチルエーテル):75.8重量部
2.着色層の形成
下記赤色、緑色、青色のフォトレジスト組成物を調製した後、まず赤色パターン形成用フォトレジストを遮光部が形成された透明基板上にスピンコート法で塗布し、80℃で5分間の条件でプリベークし、赤色のパターンに応じた着色パターン用フォトマスクを用いて、紫外線露光(300mJ/cm)した。次いで、0.1%KOH水溶液を用いたスプレー現像を60秒行った後、200℃で60分間ポストベークした。このようにして、所定の位置に、膜厚1.1μmの赤色着色層を所定のパターンで形成した。
続いて、緑色パターン形成用フォトレジストを用いて、赤色着色層形成と同様にして、膜厚1.1μmの緑色着色層を所定のパターンで形成した。
さらに、青色パターン形成用フォトレジストを用いて、ポストベーク条件を170℃で30分に変更した以外は赤色着色層の形成と同様の方法により、膜厚1.7μmの青色着色層を所定のパターンで形成した。
このようにしてカラーフィルタ形成用基板を作製した。
なお、このときの各色のピーク透過率は、90%となるように調整した。
下記赤色および緑色のパターン形成用フォトレジストは、各顔料、分散剤および溶剤2からなる分散液組成物にビーズを加え、上記分散機で3時間分散させ、その後ビーズを取り除いた分散液と、下記ポリマー2、モノマー1、開始剤4〜5、および溶剤2からなるクリアレジスト組成物とを混合することにより調製した。
また、青色のパターン形成用フォトレジストは、下記の各材料を混合・溶解して調製した。
(赤色パターン形成用フォトレジスト)
・赤顔料(C.I.ピグメントレッド254(チバスペシャリティケミカルズ社製、クロモフタールDDP Red BP):4.8重量部
・黄顔料(C.I.ピグメントイエロー139(BASF社製、パリオトールイエローD1819):1.2重量部
・分散剤(ゼネカ(株)製、ソルスパース24000):3.0重量部
・モノマー1(サートマー(株)製、SR399E):4.0重量部
・ポリマー2:5.0重量部
・開始剤4(チバガイギー社製、イルガキュア907):1.4重量部
・開始剤5(2,2’−ビス(o−クロロフェニル)−4,5,4,5−テトラフェニル−1,2’−ビイミダゾール):0.6重量部
・溶剤2(プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート):80.0重量部
なお、ポリマー2は、ベンジルメタクリレート:スチレン:アクリル酸:2−ヒドロキシエチルメタクリレート=15.6:37.0:30.5:16.9(モル比)の共重合体100モル%に対して、2−メタクリロイルオキシエチルイソシアネートを16.9モル%付加したものであり、重量平均分子量は42500である。
(緑色パターン形成用フォトレジスト)
・緑顔料(C.I.ピグメントグリーン7(大日精化製、セイカファストグリーン5316P):3.7重量部
・黄顔料(C.I.ピグメントイエロー139(BASF社製、パリオトールイエローD1819):2.3重量部
・分散剤(ゼネカ(株)製、ソルスパース24000):3.0重量部
・モノマー1(サートマー(株)製、SR399E):4.0重量部
・上記ポリマー2:5.0重量部
・開始剤4(チバガイギー社製、イルガキュア907):1.4重量部
・開始剤5(2,2’−ビス(o−クロロフェニル)−4,5,4,5−テトラフェニル−1,2’−ビイミダゾール):0.6重量部
・溶剤2(プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート):80.0重量部
(青色パターン形成用フォトレジスト)
・青顔料(C.I.ピグメントブルー15:6(BASF社製フタロシアニン系色素、ヘリオゲンブルーL6700F):4.6重量部
・紫顔料(C.I.ピグメントバイオレット23(クラリアント社製ジオキサジン系色素、フォスタパームRL−NF):1.4重量部
・顔料誘導体(ゼネカ(株)製、ソルスパース12000):0.6重量部
・分散剤(ゼネカ(株)製、ソルスパース24000):2.4重量部
・モノマー1(サートマー(株)製、SR399E):4.0重量部
・上記ポリマー2:5.0重量部
・開始剤4(チバガイギー社製、イルガキュア907):1.4重量部
・開始剤5(2,2’−ビス(o−クロロフェニル)−4,5,4,5−テトラフェニル−1,2’−ビイミダゾール):0.6重量部
・溶剤2(プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート):80.0重量部
3.保護層の形成
作製したカラーフィルタ形成用基板上の全面に、下記に示す保護層形成用材料1をスピンコート法で塗布し、80℃で3分間の条件でプリベークし、紫外線露光(50mJ/cm)した後、230℃で30分間ポストベーク(焼成)することによって保護層を形成した。このとき保護層の厚さは2μmとした。
このようにしてカラーフィルタを作製した。
(保護層形成用材料1)
・モノマー2(ビスフェノールA EO変性(n≒2)ジアクリレート):30重量部
・開始剤4(チバガイギー社製、イルガキュア907):1.5重量部
・溶剤1(エチレングリコールモノブチルエーテル):68.5重量部
なお、上記モノマー2は、酸価が2mgKOH/g以下の2官能アクリレートであり、非アルカリ現像性光硬化性樹脂である。
[実施例2]
保護層形成用材料1に替えて下記に示す保護層形成用材料2を用いた以外は、実施例1と同様にしてカラーフィルタを作製した。
(保護層形成用材料2)
・モノマー3(東亞合成製、商品名M−6500):30重量部
・開始剤4(チバガイギー社製、イルガキュア907):1.5重量部
・溶剤1(エチレングリコールモノブチルエーテル):68.5重量部
なお、上記モノマー3は、酸価が15mgKOH/g以下の2官能アクリレートであり、非アルカリ現像性光硬化性樹脂である。
[実施例3]
実施例1と同様にしてカラーフィルタ形成用基板を作製し、保護層形成用材料3として、2液混合型エポキシ系熱硬化樹脂(非アルカリ現像性熱硬化性樹脂)を用いて、スピンコート法で塗布し、80℃で3分間の条件でプリベークした後、230℃で30分間ポストベークすることによって保護層を形成した。このときの保護層の厚さは2μmとした。
[比較例1]
保護層形成用材料1に替えて下記に示す保護層形成用材料4を用いた以外は、実施例1と同様にしてカラーフィルタを作製した。
(保護層形成用材料4)
・ポリマー1(昭和高分子(株)製、VR60)…13重量部
・モノマー1(サートマー(株)製、SR399E)…17重量部
・開始剤1(2−ベンジル−2−ジメチルアミノ−1−(4−モルフォリノフェニル)−ブタノン−1)…1.6重量部
・開始剤2(4,4’−ジエチルアミノベンゾフェノン)…0.3重量部
・開始剤3(2,4−ジエチルチオキサントン)…0.1重量部
・溶剤1(エチレングリコールモノブチルエーテル)…68重量部
なお、上記モノマー1、ポリマー1混合材料は酸価50以上のアクリレートであり、アルカリ現像性を示す材料である。
[比較例2]
実施例1において作製したカラーフィルタ形成用基板を、カラーフィルタとした(保護層の形成なし)。
[評価]
実施例1〜3および比較例1〜2で作製したカラーフィルタを5%KOH水溶液に浸漬し、80℃で30分間静置した。その後、着色層の剥離状態を目視により観察した。
その結果、実施例で作製したカラーフィルタは、着色層に剥離がみられなかった。また、着色層に割れ、および溶解等が生じなかった。
比較例1で作製したカラーフィルタは、着色層が平面視面積で50%が剥離した。比較例2で作製したカラーフィルタは、着色層が全て剥離した。
本発明における有機EL表示装置の一例を示す概略断面図である。 本発明の有機EL表示装置用カラーフィルタの一例を示す概略断面図である。 本発明の有機EL表示装置用カラーフィルタの他の例を示す概略断面図である。 本発明における有機EL表示装置の他の例を示す概略断面図である。 本発明における有機EL表示装置の他の例を示す概略断面図である。 本発明の有機EL表示装置の製造方法の一例を示す工程図である。
符号の説明
1 … 透明基板
2 … 遮光部
3 … 着色層
4 … 保護層
10 … 有機EL表示装置用カラーフィルタ
20 … 有機EL素子側基板
21 … 基板
22 … 背面電極層
23 … 有機EL層
24 … 透明電極層
25 … 有機EL素子
26 … 絶縁層
27 … シール剤
28 … 乾燥剤層
30 … 有機EL表示装置

Claims (3)

  1. アルカリ金属またはアルカリ土類金属の酸化物を含み、光透過性を有する乾燥剤層が、カラーフィルタの画素部形成側表面と接するように配置される有機エレクトロルミネッセンス表示装置に用いられる有機エレクトロルミネッセンス表示装置用カラーフィルタであって、
    画素部形成側表面に、非アルカリ現像性硬化性樹脂からなり、光透過性を有する保護層を備えることを特徴とする有機エレクトロルミネッセンス表示装置用カラーフィルタ。
  2. 前記非アルカリ現像性硬化性樹脂の酸価が15mgKOH/g以下であることを特徴とする請求項1に記載の有機エレクトロルミネッセンス表示装置用カラーフィルタ。
  3. 基板および前記基板上に形成された有機エレクトロルミネッセンス素子を有する有機エレクトロルミネッセンス素子側基板と、
    保護層が、前記有機エレクトロルミネッセンス素子側基板の有機エレクトロルミネッセンス素子が形成された面と対向するように配置された請求項1または請求項2に記載の有機エレクトロルミネッセンス表示装置用カラーフィルタと、
    前記有機エレクトロルミネッセンス表示装置用カラーフィルタおよび有機エレクトロルミネッセンス素子側基板の周縁部に形成され、前記有機エレクトロルミネッセンス素子を封止するシール剤と、
    前記有機エレクトロルミネッセンス表示装置用カラーフィルタの保護層に接するように配置され、アルカリ金属またはアルカリ土類金属の酸化物を含み、光透過性を有する乾燥剤層と、
    を有することを特徴とする有機エレクトロルミネッセンス表示装置。
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