JP2018041031A - カラーフィルタおよび有機エレクトロルミネッセンス表示装置 - Google Patents

カラーフィルタおよび有機エレクトロルミネッセンス表示装置 Download PDF

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敦子 千吉良
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Abstract

【課題】本発明は、有機EL表示装置の表示特性を良好にすることが可能なカラーフィルタを提供する。【解決手段】本発明は、有機EL表示装置に用いられるカラーフィルタであって、透明基板と、上記透明基板上にパターン状に形成された第1遮光層と、上記第1遮光層が形成された上記透明基板上に形成された複数色の着色層と、上記着色層上にパターン状に形成され、上記第1遮光層上に配置された第2遮光層とを有し、上記第2遮光層が、黒色色材を含まないことを特徴とするカラーフィルタを提供することにより、上記課題を解決する。【選択図】図2

Description

本発明は、有機エレクトロルミネッセンス表示装置用のカラーフィルタおよびそれを用いた有機エレクトロルミネッセンス表示装置に関するものである。
有機エレクトロルミネッセンス表示装置は、自己発色により視認性が高いこと、液晶表示装置と異なり全固体ディスプレイであるため耐衝撃性に優れていること、応答速度が速いこと、温度変化による影響が少ないこと、および視野角が大きいこと等の利点を有することから注目されており、液晶表示装置やプラズマディスプレイに続くフラットパネルディスプレイとして、研究開発、商品化が進められている。なお、以下、エレクトロルミネッセンスをELと略す場合がある。
有機EL表示装置のフルカラー化には、大別して、三色塗り分け方式と色変換方式とカラーフィルタ方式とがある。三色塗り分け方式は赤、緑、青の三色の発光層を用いる方法であり、色変換方式は青色発光層を用いて色変換層を組み合わせる方法であり、カラーフィルタ方式は白色発光層を用いてカラーフィルタを組み合わせる方法である。また、三色塗り分け方式では、色純度を高めるためにカラーフィルタを併用する場合がある。
カラーフィルタを用いた有機EL表示装置において、カラーフィルタでは画素毎に着色層を配置し、有機EL素子では画素毎に発光層を配置し、画素毎にTFT素子により制御駆動している。このような有機EL表示装置においては、ある画素領域の発光層からの光が、隣接する画素領域の着色層に直接入射する、あるいは、その画素領域の着色層を透過して隣接する画素領域の着色層に入射するというような、隣接画素への光漏れが生じ、これが原因で、見る方向によって表示画像の色ずれが発生していた。これは有機EL素子から放射される光に指向性がないことに起因する問題である。
ここで、一般にカラーフィルタにおいては画素を画定するために着色層間には遮光層が形成されている。そのため、ある画素領域の発光層からの光が、その画素領域の着色層を透過して隣接する画素領域の着色層に入射した場合には、着色層間に位置する遮光層で吸収もしくは反射されるか、あるいは、2つの着色層を透過する際に吸収されるので、ほとんどの光が出射されずに吸収される。したがって、特に、ある画素領域の発光層からの光が、隣接する画素領域の着色層に直接入射することが、表示画像の色ずれに大きく影響している。さらに近年ではディスプレイの高精細化、高品質化の要求に伴い、ピクセルサイズの縮小、遮光層の線幅の縮小が進められている。その結果、上記のような隣接画素への光漏れが生じやすくなり、品質上、無視できなくなってきた。
上記問題に対し、特許文献1には、有機EL表示装置に用いられるカラーフィルタにおいて、遮光層を2層形成し、基材上に第1遮光層を設け、着色層上に黒色色材を含有する第2遮光層を設けることで、隣接画素への光漏れを抑制する技術が開示されている。
特開2015−31863号公報
有機EL表示装置のさらなる表示特性の向上が求められている。本発明者らは、上述した2層の遮光層を有するカラーフィルタを用いた有機EL表示装置において、所望の表示特性が得られないとの新たな課題を知見した。本発明は上記実情に鑑みてなされたものであり、有機EL表示装置の表示特性を良好にすることが可能なカラーフィルタおよび有機EL表示装置を提供することを主目的とする。
上記課題を解決するべく、本発明者らは鋭意研究を行った結果、所望の表示特性が得られない要因が、第2遮光層の形成時においてカラーフィルタの着色層の透過特性が低下することにあることを知見した。より具体的には、第2遮光層に用いられる、黒色色材を含む黒色樹脂組成物の成分が残渣として、着色層表面に残存することを初めて見出した。本発明は、上記知見に基づき、なされたものである。
本発明は、有機EL表示装置に用いられるカラーフィルタであって、透明基板と、上記透明基板上にパターン状に形成された第1遮光層と、上記第1遮光層が形成された上記透明基板上に形成された複数色の着色層と、上記着色層上にパターン状に形成され、上記第1遮光層上に配置された第2遮光層とを有し、上記第2遮光層が、黒色色材を含まないことを特徴とするカラーフィルタを提供する。
本発明によれば、黒色色材を含有しない第2遮光層を有することにより、画素領域の着色層の透過特性の低下を抑制することができる。また、第2遮光層を有することにより、隣接画素からの光漏れによる色ずれを抑制することができる。よって、有機EL表示装置の表示特性を良好にすることが可能なカラーフィルタとすることができる。
上記発明においては、上記第2遮光層が、複数色の有色色材を有することが好ましい。隣接画素からの光漏れによる色ずれを好適に抑制することができるからである。
本発明は、上述したカラーフィルタと、支持基板上に有機EL素子が形成された有機EL素子基板とが積層されていることを特徴とする有機EL表示装置を提供する。
本発明によれば、上述したカラーフィルタを有することにより、表示特性が良好な有機EL表示装置とすることができる。
本発明のカラーフィルタは、有機EL表示装置の表示特性を良好にすることができるといった効果を奏する。
本発明のカラーフィルタの一例を示す概略断面図である。 本発明の有機EL表示装置の一例を示す概略断面図である。 本発明の有機EL表示装置の一例について説明する説明図である。 本発明のカラーフィルタの他の例を示す概略断面図である。 本発明のカラーフィルタの他の例を示す概略断面図である。 本発明のカラーフィルタの他の例を示す概略断面図である。 本発明の有機EL表示装置の他の例について説明する説明図である。 本発明の有機EL表示装置の他の例について説明する説明図である。 従来の有機EL表示装置について説明する説明図である。
以下、本発明のカラーフィルタおよび有機EL表示装置について詳細に説明する。
A.カラーフィルタ(有機EL表示装置用カラーフィルタ)
本発明のカラーフィルタは、有機EL表示装置に用いられるカラーフィルタであって、透明基板と、上記透明基板上にパターン状に形成された第1遮光層と、上記第1遮光層が形成された上記透明基板上に形成された複数色の着色層と、上記着色層上にパターン状に形成され、上記第1遮光層上に配置された第2遮光層とを有し、上記第2遮光層が、黒色色材を含まないことを特徴とする。
本発明のカラーフィルタについて図面を参照しながら説明する。
図1は本発明のカラーフィルタの一例を示す概略断面図である。図1に例示するように、カラーフィルタ1は、透明基板2と、透明基板2上にパターン状に形成され、画素を画定する第1遮光層3と、第1遮光層3を覆うように形成され、赤色着色層4R、緑色着色層4Gおよび青色着色層4Bが配列された着色層4と、着色層4上にパターン状に形成され、第1遮光層3上に配置された第2遮光層5とを有している。また、第2遮光層5は黒色色材を含まないことを特徴とする。
図2は本発明のカラーフィルタを有する有機EL表示装置の一例を示す概略断面図である。図2に例示するように、有機EL表示装置10においては、有機EL素子基板11とカラーフィルタ1との間に樹脂20が充填されている。カラーフィルタ1は図1に示す構成と同様である。有機EL素子基板11では、支持基板12上に有機EL素子13が形成されており、有機EL素子13では、支持基板12上に背面電極層14と発光層を含む有機EL層16と透明電極層17とが順に積層され、背面電極層14の間および有機EL層16の間には絶縁層15が形成されている。
ここで、「画素」とは、画像を構成する最小単位である。例えば赤、緑、青の3個の副画素で1個の画素が構成されている場合、本発明においては1個の副画素を画素という。具体的には図2に示すように、有機EL表示装置10は赤色着色層4R、緑色着色層4G、青色着色層4Bで構成される着色層4を有しており、第1遮光層3で画定された画素Pを複数有している。
「画素領域」とは、1個の画素が配置されている領域をいう。例えば赤、緑、青の3個の副画素で1個の画素が構成されている場合、1個の副画素が配置されている領域を画素領域という。具体的には図1に示すように、カラーフィルタ1は赤色着色層4R、緑色着色層4G、青色着色層4Bで構成される着色層4を有しており、第1遮光層3で画定された画素が配置されている画素領域9を複数有している。
本発明のカラーフィルタは、第1遮光層および第2遮光層が形成されていることにより、隣接画素への光漏れによる表示画像の色ずれを抑制することが可能である。この理由について簡単に説明する。
まず、図9に例示するように、従来のカラーフィルタ101を用いた有機EL表示装置100の場合、画素領域9aの有機EL素子13からの光は、大半は光線L11のように画素領域9aの着色層4Rを透過して出射される。一方、一部は光線L14のように画素領域9aの着色層4Rを透過し、隣接する画素領域9bの着色層4Gをさらに透過し、遮光層103に入射する。また一部は光線L13のように画素領域9aの着色層4Rを透過し、隣接する画素領域9bの着色層4Gに入射して、画素領域9bから出射される。また一部は光線L12のように隣接する画素領域9bの着色層4Gに直接入射して、画素領域9bから出射される。
光線L14は、遮光層103に入射するため吸収される。光線L13は、着色層4Rおよび着色層4Gを透過するため、着色層4Rおよび着色層4Gの透過特性により、多くの光が吸収される。一方、光線L12は、着色層4Gのみを透過するため、本来出射されるべきでない光が着色層4Gの透過特性で出射されることとなる。このため、特に、このような光線L12が原因で、斜め方向から見たときに表示画像の色ずれが発生していた。
これに対し、図3に例示するように、本発明のカラーフィルタ1を用いた有機EL表示装置10においては、図9に示す光線L12に相当する光線L2を第2遮光層5で吸収し、図9に示す光線L13に相当する光線L3も第2遮光層5で吸収することができる。このため、斜め方向から見たときの表示画像の色ずれの発生を抑制することができる。なお、図3において光線L1、L4は図9に示す光線L11、L14に相当する。
本発明者らは、上記2層の遮光層を有するカラーフィルタを用いた有機EL表示装置において、所望の表示特性が得られないとの新たな課題を見出した。この課題を解決するべく、本発明者らは鋭意研究を行った結果、所望の表示特性が得られない要因が、第2遮光層の形成時においてカラーフィルタの着色層の透過特性が低下することにあることを知見した。具体的には、黒色色材が残渣として画素領域の着色層に付着すると、有機EL表示装置とした際に、対応する画素領域の発光層の光を透過しにくくなる場合があることを知見した。また具体的には、分散剤が残渣として画素領域の着色層に付着すると、上記着色層が白く濁ることを知見した。
第2遮光層の形成時においてカラーフィルタの着色層の透過特性が低下する理由は、以下のように推測される。
ここで、一般的に遮光層は、黒色色材を分散させた樹脂組成物である黒色樹脂組成物を用いてフォトリソグラフィ法により形成される。また、一般的に遮光層は透明基材上に形成される。そのため、一般的な黒色樹脂組成物は、透明基材に対する塗膜の密着性、現像時における透明基材からの剥離性等が調整されている。さらに、近年、遮光層の細線化が求められている。フォトリソグラフィ法において、遮光層を細線でパターニングするためには、透明基材に対し塗膜の密着性を高めることが好ましい。そのため、黒色樹脂組成物としては透明基材に対し、密着性が高くなるように調整される場合も多い。また、黒色色材は、バインダ樹脂に対する分散性が比較的低い。そのため、黒色樹脂組成物は、分散剤をさらに含有していることが好ましい。
しかしながら、このような黒色樹脂組成物は、現像時において透明基材に対しては良好な剥離性を示すものの、着色層に対しては現像時において黒色樹脂組成物の成分が除去しきれずに残存しやすくなると推測される。また、現像液により除去された黒色樹脂組成物の成分が、再度、着色層に対し付着しやすくなると推測される。実際に、後述する比較例では、画素領域の着色層において、黒色樹脂組成物の成分の付着が確認されている。
上記知見を得た本発明者らは、黒色樹脂組成物のかわりに、残渣の生じにくい有色色材を含有する有色樹脂組成物を用いて第2遮光層を形成することを試みたところ、上記第2遮光層を有するカラーフィルタにおいても隣接画素からの光漏れを抑制できることを見出した。
なお、有色色材を含有する有色樹脂組成物において残渣が生じにくい理由は、例えば、有色色材は黒色色材に比べてバインダ樹脂への分散性が高いことから、分散剤による影響が少ないためと推測される。また、例えば、第2遮光層の有色樹脂組成物として、フォトリソグラフィ法による着色層の形成の際に使用される樹脂組成物を適用できる点が挙げられる。着色層用の樹脂組成物は、カラーフィルタの構成に対し、残渣が生じにくいという利点がある。
以下、本発明のカラーフィルタの各構成を説明する。
1.第2遮光層
本発明における第2遮光層は、着色層上にパターン状に形成され、第1遮光層上に配置される。本発明における第2遮光層は、少なくとも一部が、第1遮光層と平面視上重なるように配置される。第2遮光層は、黒色色材を含まないことを特徴とする。第2遮光層は、ある画素領域の有機EL素子からの光のうち、少なくとも、表示画像の色ずれに大きな影響を及ぼすような、隣接する画素領域の着色層に直接入射する光(例えば、図3の光線L2)を遮る機能を有する。
本発明において「黒色色材を含まない」とは、第2遮光層が黒色色材を全く含まない場合だけではなく、第2遮光層が黒色色材を実質的に含まない場合を含む。「第2遮光層が黒色色材を実質的に含まない」とは、具体的には、第2遮光層中の黒色色材の含有量が、10質量%以下であることをいう。第2遮光層中の黒色色材の含有量は、中でも5質量%以下であることが好ましく、特に0質量%であることが好ましい。
第2遮光層は、通常、有色色材とバインダ樹脂とを含む。本発明においては、第2遮光層が1色の有色色材を有していても良く、複数色の有色色材を有していても良いが、後者であることがより好ましい。隣接画素への光漏れを良好に抑制することができるからである。
第2遮光層が複数色の有色色材を有する態様としては、例えば、バインダ樹脂中に複数色の色材を混合して分散した混合樹脂層である態様(第1態様)、異なる色の有色色材を含有する複数の有色樹脂層を厚み方向に積層した積層体である態様(第2態様)、異なる色の有色色材を含有する複数の有色樹脂層を面方向に配列させたパターンを有する態様(第3態様)を挙げることができる。本発明においては、例えば、各態様を組み合わせても良い。
以下、各態様について説明する。
(1)第1態様
第1態様の第2遮光層は、バインダ樹脂中に複数色の色材を混合して分散した混合樹脂層である。例えば、上述した図1に例示する第2遮光層51を挙げることができる。第2遮光層に用いられる有色色材としては、例えば、赤、緑、青、黄、橙、紫等の各色の有色色材を挙げることができる。本発明においては、中でも、少なくとも赤色色材および青色色材を混合して用いることが好ましい。赤色色材は可視光領域における短波長側の光を吸収することができ、青色色材は可視光領域における長波長側の光を吸収することができる。そのため、第2遮光層が赤色色材および青色色材を有することにより、第2遮光層の可視光領域における平均透過率を低くすることができる。また、第2遮光層は、赤色色材、青色色材に加えて、黄色色材、緑色色材をさらに混合して用いても良い。黄色色材および緑色色材を含有することにより、第2遮光層の可視光領域の透過特性(遮光性)をよりフラットにすることができるからである。
有色色材は顔料および染料のいずれも用いることができる。赤色色材としては、例えば、カラーインデックス(C.I.)番号が付されているものとして、C.I.ピグメントレッド1、2、3、4、5、6、7、8、9、12、14、15、16、17、21、22、23、31、32、37、38、41、47、48、48:1、48:2、48:3、48:4、49、49:1、49:2、50:1、52:1、52:2、53、53:1、53:2、53:3、57、57:1、57:2、58:4、60、63、63:1、63:2、64、64:1、68、69、81、81:1、81:2、81:3、81:4、83、88、90:1、101、101:1、104、108、108:1、109、112、113、114、122、123、144、146、147、149、151、166、168、169、170、172、173、174、175、176、177、178、179、181、184、185、187、188、190、193、194、200、202、206、207、208、209、210、214、216、220、221、224、230、231、232、233、235、236、237、238、239、242、243、245、247、249、250、251、253、254、255、256、257、258、259、260、262、263、264、265、266、267、268、269、270、271、272、273、274、275、276が挙げられる。この中でも、好ましくはC.I.ピグメントレッド48:1、81、122、168、177、202、206、207、209、224、242、254、265、さらに好ましくはC.I.ピグメントレッド177、209、224、254を挙げることができる。
緑色色材としては、例えば、C.I.ピグメントグリーン1、2、4、7、8、10、13、14、15、17、18、19、26、36、45、48、50、51、54、55、58が挙げられる。この中でも、好ましくはC.I.ピグメントグリーン7、36、58を挙げることができる。
青色色材としては、例えば、C.I.ピグメントブルー1、1:2、9、14、15、15:1、15:2、15:3、15:4、15:6、16、17、19、25、27、28、29、33、35、36、56、56:1、60、61、61:1、62、63、66、67、68、71、72、73、74、75、76、78、79が挙げられる。この中でも、好ましくはC.I.ピグメントブルー15、15:1、15:2、15:3、15:4、15:6、さらに好ましくはC.I.ピグメントブルー15:6を挙げることができる。
紫色色材としては、例えば、C.I.ピグメントバイオレット19、23、29、32等が挙げられる。
黄色色材としては、例えば、C.I.ピグメントイエロー138、139、150、ピグメントオレンジ36等が挙げられる。
第2遮光層中の有色色材の含有量としては、例えば10質量%以上、60質量%以下の範囲内であることが好ましく、中でも20質量%以上、55質量%以下の範囲内、特に20質量%以上、50質量%以下の範囲内であることが好ましい。上記有色色材の含有量を上記範囲内とすることにより、隣接画素からの光漏れによる色ずれを好適に抑制することができるからである。また、上記色ずれを抑制する観点からは、上述した範囲内において、有色色材の含有量は多いことが好ましい。
第2遮光層は、通常、バインダ樹脂をさらに含む。第2遮光層に用いられるバインダ樹脂としては、第2遮光層の形成方法に応じて適宜選択することができる。バインダ樹脂としては、例えば、フォトリソグラフィ法に用いられる感光性樹脂であることが好ましい。具体的には、アクリレート系、メタクリレート系、ポリ桂皮酸ビニル系、もしくは環化ゴム系等の反応性ビニル基を有する感光性樹脂が挙げられる。
また、第2遮光層には、必要に応じて光重合開始剤、増感剤、塗布性改良剤、現像改良剤、架橋剤、重合禁止剤、可塑剤、難燃剤等が含有されていても良い。
第2遮光層の可視光領域での平均透過率は、例えば、5%以上であっても良く、10%以上であっても良い。また、第2遮光層の可視光領域での平均透過率は、例えば、50%以下であることが好ましく、中でも30%以下であることが好ましく、特に25%以下であることが好ましい。第2遮光層の可視光領域での平均透過率を上記範囲内とすることにより、有機EL表示装置において隣接画素からの光漏れを好適に防ぐことができるからである。
ここで、「可視光領域」とは、波長400nm〜700nmの範囲内をいう。
透過率の測定方法としては、サンプル基板(透明基板)の透過率をリファレンス(100%)として、第2遮光層の透過率を測定する方法を採用することができる。装置としては、紫外・可視分光光度計(例えば日立U-4000等)、またはフォトダイオードアレイを検出器としている装置(例えば大塚電子MCPD等)を用いることができる。可視光領域での最大透過率および最小透過率は波長400nm〜700nmの範囲内における透過率のうち最大値および最小値であり、可視光領域での平均透過率は波長400nm〜700nmの範囲内における透過率を平均した値である。
第2遮光層の光学濃度(OD値)は、例えば、0.5以上であっても良く、0.7以上であっても良い。また、第2遮光層の光学濃度は、1.5以下であっても良く、1.3以下であっても良い。第2遮光層の光学濃度を上記範囲内とすることにより、隣接画素からの光漏れを好適に防ぐことができる。
なお、第2遮光層の光学濃度は、例えば、第1遮光層の光学濃度よりも低いことが好ましい。フォトリソグラフィ法を用いて第2遮光層をパターニングする際に、第2遮光層の光学濃度が第1遮光層の光学濃度よりも低いことにより、アライメントマークを検出しやすく、第1遮光層および第2遮光層の位置合わせを精度良く行うことができ、位置ずれを抑制し、位置ずれによる開口率の低下を抑えることができる。なお、第2遮光層では、ある画素領域の有機EL素子からの光のうち、少なくとも、表示画像の色ずれに大きな影響を及ぼすような、隣接する画素領域の着色層に直接入射する光を遮ることができれば良いので、光学濃度が低くてもかまわない。
ここで、光学濃度は、例えば、分光測色計により測色し、分光のY値から光学濃度を算出することができる。分光測色計としては、OLYMPUS(株)社製、分光測色計を用いることができる。
第2遮光層の透過特性や光学濃度を調整する方法としては、例えば、第2遮光層に含まれる色材の種類を選択する方法、第2遮光層中の色材の含有量を調整する方法、第2遮光層の膜厚を調整する方法等が挙げられる。
第2遮光層の膜厚は、所定の透過特性を満たせば特に限定されるものではなく、例えば0.1μm〜1.5μmの範囲内で設定することができる。
第2遮光層の幅としては、第1遮光層上に第2遮光層が配置されていれば特に限定されるものではなく、第1遮光層の幅と同じであっても良く、第1遮光層の幅よりも小さくても良く、第1遮光層の幅よりも大きくても良い。中でも、第2遮光層の幅は第1遮光層の幅と同じである、または、第2遮光層の幅は第1遮光層の幅よりも大きいことが好ましく、特に、第2遮光層の幅は第1遮光層の幅よりも大きいことが好ましい。図4に例示するように第2遮光層5の幅が第1遮光層3の幅よりも大きい場合には、本発明のカラーフィルタを有機EL表示装置に用いた場合に、第2遮光層によって、ある画素領域の有機EL素子からの光のうち、隣接する画素領域の着色層に直接入射する光だけでなく、その画素領域の着色層を通過して隣接する画素領域の着色層に入射する光も吸収することができ、斜め方向から見たときの表示画像の色ずれの発生を効果的に抑制することができる。また、第1遮光層上に第2遮光層を配置する際に位置合わせを容易に行うことができる。なお、第2遮光層の光学濃度を第1遮光層の光学濃度よりも低くすることで、幅が大きくても開口率を大きく低下させないものとすることができる。また、第1遮光層によって、ある画素領域の有機EL素子からの光のうち、その画素領域の着色層を通過して隣接する画素領域の着色層に入射する光の大半を吸収することができるので、第1遮光層の幅が第2遮光層の幅よりも小さくてもかまわない。
第2遮光層の開口部の形状は第1遮光層の開口部の形状と同一であれば良く、例えばストライプ形状、くの字形状、デルタ配列等のように着色層の配列を変えたものも挙げられる。
第2遮光層の形成方法としては、フォトリソグラフィ法を用いることが好ましい。なお、第2遮光層の形成方法については、詳しくは後述のラーフィルタの製造方法の項に記載するので、ここでの説明は省略する。
本発明のカラーフィルタが第1態様の第2遮光層を有する場合、本発明のカラーフィルタは、白色発光層を有する有機EL素子と組み合わせて用いても良く、赤色発光層、緑色発光層および青色発光層を有する有機EL素子と組み合わせて用いても良い。
(2)第2態様
第2態様の第2遮光層は、異なる色の有色色材を含有する複数の有色樹脂層を厚み方向に積層した積層体である。例えば、図5に例示する第2遮光層52を挙げることができる。図5においては、第2遮光層52が、赤色樹脂層52Rおよび青色樹脂層52Bの積層体である例について示している。第2態様の第2遮光層を構成する有色樹脂層の数としては、例えば、2層以上であれば特に限定されず、例えば、3層以上であっても良い。
第2態様の第2遮光層は、少なくとも赤色色材を含む赤色樹脂層と、青色色材を含む青色樹脂層との少なくとも2層を有することが好ましい。第2遮光層全体として、赤色色材および青色色材を有することができることから、可視光領域の平均透過率を低くすることができるためである。詳しい理由については、上述した「1.第1態様」で説明した内容と同様とすることができるため、ここでの説明は省略する。第2態様においては、緑色色材を含む緑色樹脂層、黄色色材を含む黄色樹脂層をさらに積層させても良い。
第2遮光層を構成する有色樹脂層は、後述する着色層の材料と同一であっても良く、異なっていても良いが、後者がより好ましい。第2遮光層の形成時において、着色層の表面への残渣の発生を良好に抑制することができるからである。また、着色層と、第2遮光層を構成する有色樹脂層を一括して形成することができ、第2遮光層を容易に形成することができる場合があるからである。
第2態様の第2遮光層に用いられる材料、第2遮光層のOD値、および可視光領域における平均透過率については、上述した「1.第1態様」の項で説明した内容と同様とすることができるため、ここでの説明は省略する。
本発明のカラーフィルタが第2態様の第2遮光層を有する場合、本発明のカラーフィルタは、白色発光層を有する有機EL素子と組み合わせて用いても良く、赤色発光層、緑色発光層および青色発光層を有する有機EL素子と組み合わせて用いても良い。
(3)第3態様
第3態様の第2遮光層は、異なる色の有色色材を含有する複数の有色樹脂層を面方向に配列させたパターンを有する。例えば、図6に例示する第2遮光層53を挙げることができる。図6においては、第2遮光層53が、赤色樹脂層53Rおよび青色樹脂層53Bを面方向に配列させたパターンを有する例について示している。第3態様においては、第2遮光層は、異なる色の領域を有するように分割されたパターンを有する。以下、第2遮光層のパターンを分割パターンと称して説明する場合がある。
第3態様における第2遮光層の分割パターンとしては、有機EL表示装置において、隣接画素からの光漏れを抑制することができれば特に限定されない。第2遮光層の分割パターンとしては、例えば、ある画素領域の発光層と、隣接画素の着色層との間に配置される第2遮光層の色が、上記ある画素領域の発光層の色と異なるように配置されたパターンを挙げることができる。より具体的に、第2遮光層の分割パターンは、3色塗り分け方式の有機EL素子に合わせたパターンであることが好ましい。
図6は本発明のカラーフィルタの他の例を示す概略断面図であり、図7は図6に例示するカラーフィルタを用いた有機EL表示装置である。図7に例示する有機EL表示装置10は、赤色画素領域9Rに配置された赤色発光層18R、緑色画素領域9Gに配置された緑色発光層18Gおよび青色画素領域9Bに配置された青色発光層Bを有する有機EL層を含む3色塗り分け方式の有機EL素子13を有する。3色塗り分け方式の有機EL素子13における赤色発光層18Rからの光Lは、例えば、青色樹脂層を用いて好適に吸収することができる。緑色発光層18Gからの光Lは、例えば、赤色樹脂層および青色樹脂層を用いて吸収することができる。青色発光層18Bからの光Lは、例えば、赤色樹脂層を用いて吸収することが好ましい。そのため、図6および図7に例示するように、第2遮光層のパターン53は、有機EL表示装置10において、ある画素の有機EL層16の発光層(18R、18G,または18B)の色と、上記ある画素に隣接する画素の着色層(4R、4G、4B)の色と、上記ある画素の発光層および隣接する画素の着色層の間に配置される第2遮光層53の色との3色のうち、2色が赤色および青色となるように、第2遮光層の色が選択されていることが好ましい。また、例えば、図8に示すように、赤色画素領域9Rと青色画素領域9Bとが隣接する場合、両者の間には、第2遮光層が形成されていなくても良い。3色塗り分け方式の有機EL表示装置においては、赤色発光層18Rの光Lは青色着色層4Bに吸収されやすく、青色発光層18Bの光は赤色着色層4Rに吸収されやすいため、両画素間においては、光漏れによる色ずれへの影響が小さい場合があるためである。
なお、図6〜図8において説明していない符号については、上述した図1、図2で説明した内容と同様であるため、ここでの説明は省略する。
第3態様の第2遮光層は、例えば、1色の有色色材を含有する有色樹脂層を配列して形成することが好ましい。第2遮光層を構成する有色樹脂層は、後述する着色層の材料と同一であっても良く、異なっていても良いが、後者がより好ましい。第2遮光層の形成時において、着色層の表面への残渣の発生を良好に抑制することができるからである。また、着色層と、第2遮光層を構成する有色樹脂層を一括して形成することができ、第2遮光層を容易に形成することができる場合があるからである。
なお、第2遮光層の材料、OD値、厚み、形成方法等については、上述した「1.第1態様」の項で説明した内容と同様とすることができるため、ここでの説明は省略する。
本発明のカラーフィルタが第3態様の第2遮光層を有する場合、本発明のカラーフィルタは、赤色発光層、緑色発光層および青色発光層を有する有機EL素子と組み合わせて用いることが好ましい。
2.第1遮光層
本発明における第1遮光層は、透明基板上にパターン状に形成されるものである。第1遮光層は画素領域を画定するものである。また、第1遮光層は、通常、各着色層の間、または各着色層が隣接する境界と、平面視上重なるように配置される。
第1遮光層としては、例えばバインダ樹脂中に黒色色材を分散させたものが用いられる。黒色色材としては、例えば、カラーフィルタの遮光層に一般に使用されるものを挙げることができ、顔料および染料のいずれも用いることができる。例えば、カーボンブラック、チタンブラック等が挙げられる。
バインダ樹脂としては、第1遮光層の形成方法により、適宜選択することができる。例えば、フォトリソグラフィ法である場合は、上述した「1.第2遮光層」の項で説明した感光性樹脂を用いることができる。また、印刷法やインクジェット法の場合、バインダ樹脂としては、例えば、ポリメチルメタクリレート樹脂、ポリアクリレート樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリビニルアルコール樹脂、ポリビニルピロリドン樹脂、ヒドロキシエチルセルロース樹脂、カルボキシメチルセルロース樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、メラミン樹脂、フェノール樹脂、アルキッド樹脂、エポキシ樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリエステル樹脂、マレイン酸樹脂、ポリアミド樹脂等が挙げられる。
また、第1遮光層には、必要に応じて光重合開始剤、増感剤、塗布性改良剤、現像改良剤、架橋剤、重合禁止剤、可塑剤、難燃剤等が含有されていても良い。
第1遮光層の光学濃度は、例えば2. 0以上であることが好ましく、4. 0以上であることがより好ましい。また、第1遮光層の光学濃度は第2遮光層の光学濃度よりも高いことが好ましい。
第1遮光層の膜厚は、カラーフィルタにおける一般的な遮光層の膜厚と同様とすることができ、例えば0.5μm〜2.0μmの範囲内で設定することができる。
第1遮光層の開口部の形状は特に限定されるものではなく、例えばストライプ形状、くの字形状、デルタ配列等のように着色層の配列を変えたものも挙げられる。
第1遮光層の形成方法としては、透明基板上に第1遮光層をパターン状に形成できる方法であれば特に限定されるものではなく、例えば、フォトリソグラフィ法、印刷法、インクジェット法を挙げることができる。
3.着色層
本発明における着色層は、上記第1遮光層が形成された透明基板上に形成され、複数色の着色層を有するものである。
着色層は、例えば赤、緑、青の3色の着色層を有する。着色層の色としては、赤、緑、青の3色を少なくとも含むものであれば良く、例えば、赤、緑、青の3色、赤、緑、青、黄の4色、または、赤、緑、青、黄、シアンの5色等とすることもできる。
着色層は、例えば色材をバインダ樹脂中に分散させたものである。
色材としては、各色の顔料や染料等を挙げることができる。赤色着色層に用いられる色材としては、例えば、ペリレン系顔料、レーキ顔料、アゾ系顔料、キナクリドン系顔料、アントラキノン系顔料、アントラセン系顔料、イソインドリン系顔料等が挙げられる。緑色着色層に用いられる色材としては、例えば、ハロゲン多置換フタロシアニン系顔料もしくはハロゲン多置換銅フタロシアニン系顔料等のフタロシアニン系顔料、トリフェニルメタン系塩基性染料、イソインドリン系顔料、イソインドリノン系顔料等が挙げられる。青色着色層に用いられる色材としては、例えば、銅フタロシアニン系顔料、アントラキノン系顔料、インダンスレン系顔料、インドフェノール系顔料、シアニン系顔料、ジオキサジン系顔料等が挙げられる。これらの顔料や染料は単独で用いても良く2種以上を混合して用いても良い。
バインダ樹脂としては、例えば、アクリレート系、メタクリレート系、ポリ桂皮酸ビニル系、もしくは環化ゴム系等の反応性ビニル基を有する感光性樹脂が挙げられる。
着色層には、光重合開始剤や、必要に応じて増感剤、塗布性改良剤、現像改良剤、架橋剤、重合禁止剤、可塑剤、難燃剤等を含有させても良い。
着色層の配列は特に限定されるものではなく、ストライプ型、モザイク型、トライアングル型、4画素配置型等の公知の配列とすることができる。
隣接する着色層の間には隙間があっても良く無くても良いが、中でも隙間が無いほうが好ましい。
また、着色層が形成されている同一平面上には、上記色材を含有せず、上記バインダ樹脂を含有し、有機EL素子からの光を透過する白色層が形成されていても良い。例えば、赤色着色層、緑色着色層、青色着色層および白色層が形成されている場合、表示時に赤、緑、青の3色の画素のうち少なくとも1色の画素が点灯しないため、隣接画素への光漏れが生じやすい。これに対し本発明においては、隣接画素への光漏れを抑制することができるため、白色層が形成されている場合に特に有用である。
着色層の膜厚は、カラーフィルタにおける一般的な着色層の膜厚と同様とすることができ、例えば1μm〜5μmの範囲内で設定することができる。
着色層の形成方法としては、複数色の着色層を同一平面上に配列可能な方法であれば良く、例えばフォトリソグラフィ法、インクジェット法、印刷法等が挙げられる。
白色層の膜厚および形成方法は、着色層と同様である。
4.透明基板
本発明における透明基板は、上記の第1遮光層、着色層、第2遮光層等を支持するものである。
透明基板としては、一般的にカラーフィルタに用いられているものを用いることができ、例えば、石英ガラス、パイレックス(登録商標)ガラス、合成石英板等の可撓性のない無機基板、および、透明樹脂フィルム、光学用樹脂板等の可撓性を有する樹脂基板等を挙げることができる。中でも無機基板を用いることが好ましく、無機基板の中でもガラス基板を用いることが好ましい。さらには、ガラス基板の中でも無アルカリタイプのガラス基板を用いることが好ましい。無アルカリタイプのガラス基板は寸度安定性および高温加熱処理における作業性に優れ、かつ、ガラス中にアルカリ成分を含まないことから、表示装置用のカラーフィルタに好適に用いることができるからである。
5.その他の構成
本発明のカラーフィルタは、上記の透明基板、第1遮光層、着色層および第2遮光層以外に、必要に応じて他の構成を有していても良い。例えば、保護層、光吸収層、光散乱層等を上げることができる。なお、保護層、光吸収層および光散乱層については、例えば、特許文献1に記載された内容と同様とすることができるため、ここでの説明は省略する。
6.製造方法
本発明のカラーフィルタの製造方法は、上述した各構成を有することができれば特に限定されない。例えば、透明基板の全面に遮光膜を形成し、フォトリソグラフィ法によりパターニングして、第1遮光層を形成する。次に、遮光層が形成された透明基材上に着色層を形成する。次に、着色層上に、有色樹脂組成物を塗布して塗膜を形成し、フォトリソグラフィ法によりパターニングして第2遮光層を形成する。
B.有機EL表示装置
本発明の有機EL表示装置は、上述したカラーフィルタと、支持基板上に有機EL素子が形成された有機EL素子基板とが積層されていることを特徴とするものである。
図2、図7および図8は本発明の有機EL表示装置の一例および他の例を示す概略断面図である。なお、図2に示す有機EL表示装置については、上記「A.カラーフィルタ」の項に記載したので、ここでの説明は省略する。
本発明においては、上述のカラーフィルタを有することにより、表示特性が良好な有機EL表示装置とすることができる。
以下、本発明の有機EL表示装置における各構成について説明する。
1.カラーフィルタ
本発明におけるカラーフィルタについては、上記「A.カラーフィルタ」の項に記載したので、ここでの説明は省略する。
本発明においては、例えば、後述する有機EL素子基板が白色発光層を有する場合は、カラーフィルタは第1態様または第2態様の第2遮光層を有することが好ましい。一方、後述する有機EL素子基板が赤色発光層、緑色発光層および青色発光層を有する場合は、カラーフィルタは、第1態様、第2態様または第3態様のいずれの第2遮光層を有していても良い。
2.有機EL素子基板
本発明における有機EL素子基板は、支持基板上に有機EL素子が形成されたものである。以下、有機EL素子基板における各構成について説明する。
(1)支持基板
本発明における支持基板は有機EL素子を支持するものである。
本発明においてはカラーフィルタから光を取り出すため、支持基板は透明であっても良く不透明であっても良い。支持基板としては、上記カラーフィルタの透明基板と同様とすることができる。
(2)有機EL素子
本発明における有機EL素子は、陽極および陰極の間に発光層を含む有機EL層が形成されたものであり、例えば、支持基板上にパターン状に形成された背面電極層と、背面電極層の開口部に形成された絶縁層と、背面電極層上に形成され、発光層を含む有機EL層と、有機EL層上に形成された透明電極層とを有することができる。
有機EL素子は、白色を発光するものであっても良く、赤色、緑色、青色等の各色を発光するものであっても良い。
以下、有機EL素子における各構成について説明する。
(a)有機EL層
有機EL層は、少なくとも発光層を含む1層もしくは複数層の有機層を有するものである。発光層以外の有機EL層を構成する有機層としては、正孔注入層、正孔輸送層、電子注入層、電子輸送層等を挙げることができる。正孔輸送層は、正孔注入層に正孔輸送の機能を付与することにより、正孔注入層と一体化される場合が多い。また、有機EL層を構成する有機層としては、正孔ブロック層や電子ブロック層のような正孔もしくは電子の突き抜けを防止し、さらに励起子の拡散を防止して発光層内に励起子を閉じ込めることにより、再結合効率を高めるための層等を挙げることができる。有機EL層の構成としては、一般的な構成であれば良く、発光層のみ、正孔注入層/発光層、正孔注入層/発光層/電子注入層、正孔注入層/正孔ブロック層/発光層/電子注入層、正孔注入層/発光層/電子輸送層等を例示することができる。
発光層は白色発光層であっても良く、複数色の発光層を有していても良いが、白色発光層であることが好ましい。上述のように、白色発光タイプの有機EL表示装置は隣接画素への光漏れによる表示画像の色ずれが生じやすいため、本発明の構成が有用である。白色発光層に用いられる発光材料は単一の化合物で構成されることはほとんどなく、一般的には2つないし3つの色の異なる発光材料が用いられる。この場合、白色発光層の発光スペクトルは、各色の発光材料のスペクトルを併せた形となる。
有機EL層を構成する各層の材料および形成方法等については、一般的な有機EL素子と同様とすることができる。
(b)透明電極層および背面電極層
透明電極層および背面電極層は、発光層に電圧を印加し、発光層で発光を起こさせるために設けられるものであり、一方が陽極、他方が陰極である。背面電極層は支持基板および有機EL層の間に形成され、透明電極層は有機EL層上に形成される。
透明電極層および背面電極層の材料および形成方法等については、一般的な有機EL素子と同様とすることができる。
2.その他の構成
本発明の有機EL表示装置は、上記のカラーフィルタおよび有機EL素子基板以外に、必要に応じて他の構成を有していても良い。例えば、封止構造、絶縁層およびシール剤を挙げることができる。封止構造、絶縁層およびシール剤については、一般的な有機EL表示装置において用いられるものと同様とすることができるため、ここでの説明は省略する。
3.用途
本発明の有機EL表示装置の用途としては、高精細なディスプレイに好適であり、例えば、モバイル機種のノートパソコンや多機能端末機器(高機能端末機器ともいう)等のモバイル電子機器用が挙げられる。
本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。上記実施形態は、例示であり、本発明の特許請求の範囲に記載された技術的思想と実質的に同一な構成を有し、同様な作用効果を奏するものは、いかなるものであっても本発明の技術的範囲に包含される。
以下に実施例および比較例を示し、本発明をさらに詳細に説明する。
[実施例1]
図1に示すカラーフィルタを作製した。具体的には、光硬化性の硬化性樹脂組成物Aを調製して作製した。次に、作製された硬化性樹脂組成物Aを用いて、カラーフィルタ形成用の赤色硬化性樹脂組成物、緑色硬化性樹脂組成物、青色硬化性樹脂組成物、第1遮光層用硬化性樹脂組成物、第2遮光層用硬化性樹脂組成物、および光吸収層形成用の硬化性樹脂組成物を作製した。これらの硬化性樹脂組成物を用いて、それぞれ、フォトリソ法を行うことにより、カラーフィルタ用の各色着色層、第1遮光層、第2遮光層を形成した。実施例1においては、図1における第1遮光層3を形成した後、カラーフィルタ用の赤色の着色層4R、緑色の着色層4G、青色の着色層4Bを、それぞれフォトリソ工程で形成し、更に、第2遮光層5を形成して、カラーフィルタ10を作製した。以下、詳細を示す。
(硬化性樹脂組成物Aの調製)
重合槽中にメタクリル酸メチル(MMA)を63重量部、アクリル酸(AA)を12重量部、メタクリル酸−2−ヒドロキシエチル(HEMA)を6重量部、ジエチレングリコールジメチルエーテル(DMDG)を88重量部仕込み、攪拌し溶解させた後、2、2’−アゾビス(2−メチルブチロニトリル)を7重量部添加し、均一に溶解させた。
その後、窒素気流下、85℃で2時間攪拌し、更に100℃で1時間反応させた。
得られた溶液に、更にメタクリル酸グリシジル(GMA)を7重量部、トリエチルアミンを0.4重量部、及びハイドロキノンを0.2重量部添加し、100℃で5時間攪拌し、共重合樹脂溶液(固形分50%)を得た。
次に下記の材料を室温で攪拌、混合して硬化性樹脂組成物Aとした。
<硬化性樹脂組成物Aの組成>
・上記共重合樹脂溶液(固形分50%) :16重量部
・ジペンタエリスリトールペンタアクリレート(サートマー社 SR399)
:24重量部
・オルソクレゾールノボラック型エポキシ樹脂(油化シェルエポキシ社 エピコート180S70) :4重量部
・2−メチル−1−(4−メチルチオフェニル)−2−モルフォリノプロパン−1−オン :4重量部
・ジエチレングリコールジメチルエーテル :52重量部
(第1遮光層の形成)
まず、下記分量の成分を混合し、ビーズミルにて十分に分散し、黒色顔料分散液を調整した。
<黒色顔料分散液の組成>
・黒色顔料(三菱化学社製 #2600) :20重量部
・高分子分散材(ビックケミー・ジャパン株式会社 Disperbyk 163)
:5重量部
・溶剤(ジエチレングリコールジメチルエーテル) :75重量部
次に、下記分量の成分を十分混合して、第1遮光層用硬化性樹脂組成物を得た。
<第1遮光層用硬化性樹脂組成物の組成>
・上記黒色顔料分散液 :50重量部
・上記硬化性樹脂組成物A :30重量部
・ジエチレングリコールジメチルエーテル :30重量部
ガラス基板(旭硝子社製、AN材)上に、上述の第1遮光層用硬化性樹脂組成物をスピンコーターで塗布し、100℃で3分間乾燥させ、遮光性樹脂層を形成した。
上記遮光性樹脂層を塗布膜から100μmの距離にフォトマスクを配置してプロキシミティアライナにより、2.0kWの超高圧水銀ランプで遮光パターンに露光した後、0.05wt%水酸化カリウム水溶液で現像した。その後、基板を230℃の雰囲気下に30分間放置することにより加熱処理を施した。以上の手順により、膜厚1.2μmの第1遮光層を形成した。
(着色層の形成)
第1遮光層上に、下記組成の赤色硬化性樹脂組成物をスピンコーティング法により塗布し、その後、70℃のオーブン中で3分間乾燥した。次いで、赤色硬化性樹脂組成物の塗布膜から100μmの距離にフォトマスクを配置してプロキシミティアライナにより2.0kwの超高圧水銀ランプを用いて着色層の形成領域に相当する領域のみに紫外線を10秒間照射した。次いで、0.05wt%水酸化カリウム水溶液(液温23℃)中に1分間浸漬してアルカリ現像し、赤色硬化性樹脂組成物の塗布膜の未硬化部分のみを除去した。
その後、基板を230℃の雰囲気下に15分間放置することにより、加熱処理を施して赤色着色層を表示領域(画素領域)に形成した。形成膜厚は2.0μmとなった。
<赤色硬化性樹脂組成物の組成>
・C.I.ピグメントレッド177 :3重量部
・C.I.ピグメントレッド254 :4重量部
・ポリスルホン酸型高分子分散剤 :3重量部
・上記硬化性樹脂組成物A :23重量部
・酢酸−3−メトキシブチル :67重量部
次に、下記組成の緑色硬化性樹脂組成物を用いて、赤色着色層の形成と同様の工程で、塗布膜厚を変えて、形成膜厚が2.0μmとなるようにして、パターン状の緑色着色層を表示領域に形成した。
<緑色硬化性樹脂組成物の組成>
・C.I.ピグメントグリーン58 :7重量部
・C.I.ピグメントイエロー138 :1重量部
・ポリスルホン酸型高分子分散剤 :3重量部
・上記硬化性樹脂組成物A :22重量部
・酢酸−3−メトキシブチル :67重量部
更に、下記組成の青色硬化性樹脂組成物を用いて、赤色着色層の形成と同様の工程で、塗布膜厚を変えて、形成膜厚が2.0μmとなるようにして、パターン状の青色着色層を表示領域に形成した。
<青色硬化性樹脂組成物の組成>
・C.I.ピグメントブルー15:6 :5重量部
・ポリスルホン酸型高分子分散剤 :3重量部
・上記硬化性樹脂組成物A :25重量部
・酢酸−3−メトキシブチル :67重量部
(第2遮光層の形成)
まず、下記組成の第2遮光層用硬化性樹脂組成物を用いて、形成膜厚が1.0μmになるようにして、第2遮光層の形成領域に相当する領域にパターン状の第2遮光層を形成した。以上の手順により、カラーフィルタを得た。
<第2遮光層硬化性樹脂組成物の組成>
・C.I.ピグメントレッド177 :3重量部
・C.I.ピグメントブルー15:6 :2重量部
・ポリスルホン酸型高分子分散剤 :2重量部
・上記硬化性樹脂組成物A :28重量部
・酢酸−3−メトキシブチル :65重量部
[実施例2]
図6に例示するカラーフィルタを作製した。実施例2では、上述の赤色硬化性樹脂組成物、および青色樹脂組成物を用いて、赤色樹脂層53Rおよび青色樹脂層53Bをそれぞれ形成して第2遮光層を形成した以外は実施例1と同様に作製した。赤色樹脂層53Rおよび青色樹脂層53Bの膜厚は第1遮光層上から2.0μmで形成した。
[比較例]
図1に示される第2遮光層を、第1遮光層用樹脂組成物を用いて形成したこと以外は、実施例1と同様にして、カラーフィルタを作製した。
[評価]
実施例1、2および比較例について、第2遮光層形成前のカラーフィルタ基板と形成後のカラーフィルタ基板の透過率測定を行ったところ、実施例の基板について透過率の変化はなく優れた表示品位を有するが、比較例は透過率が下がる結果となった。
1 … カラーフィルタ
2 … 透明基板
3 … 第1遮光層
4 … 着色層
4R … 赤色着色層
4G … 緑色着色層
4B … 青色着色層
5 … 第2遮光層
8 … アライメントマーク
9、9a、9b … 画素領域
9R … 赤色画素領域
9G … 緑色画素領域
9B … 青色画素領域
10 … 有機EL表示装置

Claims (3)

  1. 有機エレクトロルミネッセンス表示装置に用いられるカラーフィルタであって、
    透明基板と、
    前記透明基板上にパターン状に形成された第1遮光層と、
    前記第1遮光層が形成された前記透明基板上に形成された複数色の着色層と、
    前記着色層上にパターン状に形成され、前記第1遮光層上に配置された第2遮光層と
    を有し、
    前記第2遮光層が、黒色色材を含まないことを特徴とするカラーフィルタ。
  2. 前記第2遮光層が、複数色の有色色材を有することを特徴とする請求項1に記載のカラーフィルタ。
  3. 請求項1または請求項2のいずれかの請求項に記載のカラーフィルタと、
    支持基板上に有機エレクトロルミネッセンス素子が形成された有機エレクトロルミネッセンス素子基板と
    が積層されていることを特徴とする有機エレクトロルミネッセンス表示装置。
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