JP2009271303A - 液晶表示装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】液晶セル1の配線パターンを経由するPCB間タイミング信号配線12を介してタイミング信号をX−PCB2からX−PCB3に伝送することにより、タイミングコントローラ5からX−PCB2にのみタイミング信号を伝送するタイミング信号配線10を設けるだけでよい液晶表示装置を提供する。
【解決手段】タイミングコントローラ5から送られて来るタイミング信号に基づいてマトリクス方式の液晶セル1の各データライン1aに映像信号を送るX−PCB2,3がこの液晶セル1の下端辺に沿って2分割された液晶表示装置において、タイミングコントローラ5から右側のX−PCB2にのみタイミング信号を伝送するタイミング信号配線10が設けられると共に、隣接して配置された左側のX−PCB3との間に、液晶セル1の配線パターンを経由してタイミング信号を伝送するPCB間タイミング信号配線12が設けられた構成とする。
【選択図】図1
【解決手段】タイミングコントローラ5から送られて来るタイミング信号に基づいてマトリクス方式の液晶セル1の各データライン1aに映像信号を送るX−PCB2,3がこの液晶セル1の下端辺に沿って2分割された液晶表示装置において、タイミングコントローラ5から右側のX−PCB2にのみタイミング信号を伝送するタイミング信号配線10が設けられると共に、隣接して配置された左側のX−PCB3との間に、液晶セル1の配線パターンを経由してタイミング信号を伝送するPCB間タイミング信号配線12が設けられた構成とする。
【選択図】図1
Description
本発明は、テレビジョンやパーソナル・コンピュータ等のディスプレイに用いられる液晶表示装置に関し、特にマトリクス方式の液晶セルの各データラインに映像信号を送るX−PCBが複数に分割された液晶表示装置に関するものである。
マトリクス方式の液晶セルの下端辺に、液晶セルの各データラインに映像信号を送るX−PCBが配置され、この液晶セルの右端辺に、液晶セルの各スキャンラインを順にアクティブにするY−PCBが配置された液晶表示装置は従来から知られている(例えば、特許文献1及び特許文献2参照。)。また、液晶セルの上端辺に沿ってX−PCBが複数に分割された液晶表示装置も従来から知られている(例えば、特許文献3参照。)。さらに、X−PCBとY−PCBとの間を液晶セルの配線パターンを介して接続したもの(例えば、特許文献2参照。)や、タイミングコントローラからの映像信号を液晶セルの配線パターンを介して分割した各X−PCBにそれぞれ送るようにしたもの(例えば、特許文献3参照。)も知られている。
特開2002−311850号公報
特開平11−183924号公報
特開平5−297396号公報
ところが、液晶セルの同一端辺に沿ってX−PCBが複数に分割されている場合、タイミングコントローラは、各X−PCBに同じタイミング信号をそれぞれ送る必要があり、このタイミングコントローラと各X−PCBとの間の配線が複雑になるという問題があった。
また、特許文献2や特許文献3のように、液晶セルにバスライン状に配線パターンを形成すると、この液晶セルのガラス基板の広い範囲がこの配線パターンに占有されるだけでなく、液晶セルのデータラインと交差することになるので、絶縁層を介して多層状に配線パターンを形成しなければならず、製造が複雑になるという問題もあった。さらに、X−PCBが複数に分割されていると、映像信号を表示領域ごとに分けて送ることができるので、これらX−PCBの動作周波数を低くできるという利点があるが、特許文献3のように、共通の映像信号を液晶セルの配線パターンを介して各X−PCBに送るようにしたのでは、これらのX−PCBの動作周波数を低くすることができないという問題もあった。
本発明は、液晶セルの配線パターンを経由するPCB間タイミング信号配線を介して隣接する各X−PCBにタイミング信号を順次伝送することにより、タイミングコントローラからいずれか一つのX−PCBにのみタイミング信号を伝送するタイミング信号配線を設けるだけでよい液晶表示装置を提供しようとするものである。
請求項1の発明は、タイミングコントローラから送られて来るタイミング信号に基づいてマトリクス方式の液晶セルの各データラインに映像信号を送るX−PCBがこの液晶セルの同一端辺に沿って複数に分割された液晶表示装置において、タイミングコントローラからいずれか一つのX−PCBにのみタイミング信号を伝送するタイミング信号配線が設けられると共に、隣接して配置された各X−PCB間に、液晶セルの配線パターンを経由してタイミング信号を伝送するPCB間タイミング信号配線が設けられたことを特徴とする。
請求項2の発明は、上記タイミングコントローラからいずれか一つのX−PCBに伝送されるタイミング信号が、このタイミング信号の波形の高調波成分を減衰させる変調を施したものであることを特徴とする。
請求項3の発明は、上記タイミングコントローラからいずれか一つのX−PCBに伝送され、さらに隣接するX−PCBに順次伝送されるタイミング信号が差動伝送方式により伝送されるものであることを特徴とする。
請求項1の発明によれば、タイミング信号は、タイミングコントローラからいずれか一つのX−PCBに伝送され、このX−PCBから液晶セルの配線パターンを経由して順次隣接する他のX−PCBに伝送される。従って、タイミングコントローラからX−PCBにタイミング信号を伝送するためのタイミング信号配線を、このタイミングコントローラといずれか一つのX−PCBとの間にのみ設ければよくなり、タイミングコントローラの基板やX−PCBとの間を接続するFPC(フレキシブル・ケーブル)等の配線を簡素化することができるようになる。また、他のX−PCBには、液晶セルの配線パターンを経由するPCB間タイミング信号配線によってタイミング信号が伝送されるが、この液晶セルの配線パターンは、隣接する各X−PCB間ごとに設けられるので、液晶セルのデータラインと交差することもなく、狭いスペースに容易に形成が可能となる。
請求項2の発明によれば、タイミングコントローラからX−PCBに送られて来るタイミング信号の波形の高調波成分が予め減衰されているので、このタイミング信号の波形が最初からある程度なまっている。従って、タイミング信号が各X−PCB間で液晶セルの薄く細い配線パターンを経由する際に、この配線パターンのインダクタンスと抵抗により波形がさらになまることになるが、元のタイミング信号の波形の高調波成分が予め減衰されているので、配線パターンでそれ以上大きく高調波成分が減衰されることがなくなり、X−PCB間の伝送によるタイミング信号の波形のなまりが小さくなる。このため、各X−PCB間でのタイミング信号によるタイミングのずれを小さくすることができる。
請求項3の発明によれば、タイミングコントローラから各X−PCBに伝送されるタイミング信号が差動伝送方式により伝送されるので、この差動伝送方式による一対の各信号線を伝送される逆位相のタイミング信号の振幅をそれぞれ小さくすることができる。従って、これら逆位相のタイミング信号が各X−PCB間で液晶セルの薄く細い配線パターンを経由する際に、振幅が小さいことにより波形のなまりが軽減されるので、各X−PCB間でのタイミング信号によるタイミングのずれを小さくすることができる。しかも、タイミング信号は、差動伝送方式により伝送されるので、液晶セルの配線パターンを経由する際等にコモンモードノイズが加わったとしても、このノイズの影響を相殺することができる。
以下、図面を参照して本発明の具体的な実施形態を詳述する。
図1は本発明の一実施形態に係る液晶表示装置の構成を示すブロック図、図2は本発明の一実施形態に係る変調回路の動作を示すものであり、タイミング信号の入力波形(a)とタイミング信号の出力波形(b)を示すタイムチャート、図3はPCB間タイミング信号配線による波形のなまりを示すものであり、配線通過前の波形(a)と配線通過後の波形(b)を示すタイムチャート、図4は本実施形態の変調回路を用いた場合のPCB間タイミング信号配線による波形のなまりを示すものであり、配線通過前の波形(a)と配線通過後の波形(b)を示すタイムチャートである。
この液晶表示装置は、図1に示すように、TFTアクティブマトリクス方式の液晶セル1と2枚のX−PCB2,3とY−PCB4とタイミングコントローラ5とを備えている。液晶セル1は、2枚のガラス基板の間に液晶を封入したものであり、一方のガラス基板の内側面には、縦方向に多数のデータライン1a(ソースライン)が形成されると共に横方向に多数のスキャンライン1b(ゲートライン)が形成され、これらデータライン1aとスキャンライン1bの各交差部には、それぞれ図示しないTFT(薄膜トランジスタ)と画素透明電極が形成されている。また、他方のガラス基板の内側面には、全面に図示しない透明電極が形成されている。
2枚のX−PCB2,3は、上記液晶セル1の下端辺に沿って左右に分割されて配置された液晶ドライブ回路(ソースドライバ)のプリント配線基板であり、それぞれ複数のCOF6(チップ・オン・フィルム)を介して液晶セル1のデータライン1aと接続されている。Y−PCB4は、上記液晶セル1の右端辺に配置された液晶ドライブ回路(ゲートドライバ)のプリント配線基板であり、複数のCOF6を介して液晶セル1のスキャンライン1bと接続されている。
タイミングコントローラ5は、X−PCB2,3にRGBの映像信号を送ると共に、これらX−PCB2,3とY−PCB4にタイミング信号を送る回路であり、X−PCB2,3やY−PCB4とは別のプリント配線基板上に実装されている。そして、X−PCB2,3やY−PCB4とは、それぞれ図示しないFPC(フレキシブル・ケーブル)を介して接続されている。
上記タイミングコントローラ5と右側のX−PCB2との間のFPCには、RGBの映像信号を送る映像信号配線7〜9が設けられると共に、水平走査用のタイミング信号を送るタイミング信号配線10が設けられる。映像信号配線7〜9は、RGB(赤緑青)の各色の映像信号を送る配線であり、例えば各色が6ビットの映像信号であり、時分割ではなくパラレルに送る場合には、それぞれ6本ずつの信号線からなる配線となる。
タイミング信号配線10は、本実施形態では水平走査の開始のタイミングを知らせるSTH信号と映像信号をX−PCB2,3のシフトレジスタで転送するための2相のクロック信号とからなるタイミング信号を送る3本の信号線からなる配線である。そして、タイミングコントローラ5は、RGBの映像信号はそのまま映像信号配線7〜9に送り出すが、内部で生成したタイミング信号は、変調回路11を介してタイミング信号配線10に送り出すようにしている。
変調回路11は、図2(a)に示すタイミング信号の本来の矩形波(図では台形波で示す。以下同じ。)を、図2(b)に示すように、立ち下がりのエッジが面取り状に斜めにカットされた波形に変形させて出力する回路である。ここで、完全な矩形波は、基本周波数の整数倍の高調波成分を含み、しかも、周波数が高くなるほど振幅は小さくなるが無限に高い周波数の高調波成分を含んでいる。これに対して、図2(b)の1点鎖線で示すような正弦波Sは、基本周波数のみからなり、高調波成分は含んでいない。従って、タイミング信号は、波形がなまって正弦波Sに近づくほど高調波成分が減衰していることになる。そして、本実施形態の場合には、変調回路11は、タイミング信号の立ち下がりのエッジを面取り状に斜めにカットした波形に変形させているので、少なくともこの立ち下がりの部分では正弦波Sの波形に近づくことになり、高調波成分を減衰させていることになる。なお、タイミング信号の立ち上がりのエッジも面取り状に斜めにカットすれば、さらに正弦波Sの波形に近づくが、本実施形態では、X−PCB2,3やY−PCB4がタイミング信号の立ち下がりでタイミングを取る構成となっているため、ここではタイミング信号の立ち下がりのエッジを変形させるだけに止めている。
図1に示すように、上記タイミングコントローラ5と左側のX−PCB3との間のFPCには、RGBの映像信号を送る映像信号配線7〜9が設けられる。この映像信号配線7〜9は、X−PCB2との間の映像信号配線7〜9と同様のものであるが、X−PCB2には液晶セル1における図1の右側半分の領域に表示する映像信号が送られ、X−PCB3には液晶セル1における図1の左側半分の領域に表示する映像信号が送られる。従って、X−PCB2,3が分割されていない場合に比べ、1水平走査期間中に各X−PCB2,3のシフトレジスタで転送する映像信号が半分ずつに減るので、動作周波数を低くすることができる。
上記右側のX−PCB2から液晶セル1を介して左側のX−PCB3に至る間には、水平走査用のタイミング信号を伝送するためのPCB間タイミング信号配線12が設けられている。即ち、右側のX−PCB2と液晶セル1のデータライン1aとを接続する左端のCOF6の左端部と、左側のX−PCB3と液晶セル1のデータライン1aとを接続する右端のCOF6の右端部には、それぞれ3本の配線パターンが形成されると共に、これらの配線パターンをそれぞれ繋ぐ3本の配線パターンが液晶セル1のガラス基板上にも形成されている。そして、タイミングコントローラ5からX−PCB2に送られて来たタイミング信号が、これら3本ずつの配線パターンからなるPCB間タイミング信号配線12を介してX−PCB3に送られるようになっている。
上記タイミングコントローラ5とY−PCB4との間のFPCには、垂直走査用のタイミング信号を送る垂直タイミング信号配線13が設けられる。垂直タイミング信号配線13は、本実施形態では垂直走査の開始のタイミングを知らせるSTV信号と走査信号をY−PCB4のシフトレジスタで転送するための2相のクロック信号とからなるタイミング信号を送る3本の信号線からなる配線である。
上記構成の液晶表示装置は、タイミングコントローラ5から映像信号配線7〜9を介して左右のX−PCB2,3に映像信号が順次送られると共に、タイミング信号配線10を介して右側のX−PCB2に水平走査用のタイミング信号が送られる。すると、このタイミング信号は、X−PCB2からPCB間タイミング信号配線12を介してX−PCB3にも送られる。従って、これらのX−PCB2,3では、タイミング信号の2相のクロック信号に基づいて、タイミングコントローラ5から送られて来る映像信号をシフトレジスタで順次転送する。そして、1水平走査分の映像信号をシフトレジスタに転送し終えると、タイミング信号のSTH信号に基づいて、シフトレジスタ上の全映像信号を一斉にラッチして液晶セル1の各データライン1aに送り出す。
また、タイミングコントローラ5からは、垂直タイミング信号配線13を介してY−PCB4に垂直走査用のタイミング信号が送られる。従って、Y−PCB4では、タイミング信号の2相のクロック信号に基づいてSTV信号をシフトレジスタで順次転送することにより、上記X−PCB2,3から映像信号が各データライン1aに送り出されるたびに、スキャンライン1bを順に1本ずつアクティブにし、アクティブとなったスキャンライン1bと交差する各TFTをONにして、各データライン1a上の映像信号を各画素透明電極に送る。そして、この動作を繰り返すことにより、液晶セル1に映像がアクティブ表示される。
以上説明したように、本実施形態の液晶表示装置は、タイミングコントローラ5から左側のX−PCB3に直接タイミング信号を送る必要がなくなるので、このタイミングコントローラ5とX−PCB3との間を接続するFPCにタイミング信号配線を設ける必要がなくなり、このFPCの配線を簡素化することができる。しかも、左右のX−PCB2,3の間には液晶セル1を経由してPCB間タイミング信号配線12が設けられるが、このPCB間タイミング信号配線12の液晶セル1の配線パターンは、隣接するX−PCB2,3の間にのみ形成されるので、データライン1aと交差することもなく、狭いスペースに容易に形成が可能となる。
また、ここで、タイミングコントローラ5からX−PCB2に送られる水平走査用のタイミング信号が図3(a)に示すような通常の矩形波であれば、PCB間タイミング信号配線12の薄く細い配線パターン(特に液晶セル1の配線パターン)のインダクタンスと抵抗により、X−PCB2からX−PCB3に伝送される間に、図3(b)に示すように波形になまりが生じるので、X−PCB2のなまりのないタイミング信号の立ち下がりのタイミングと、X−PCB3のなまりのあるタイミング信号の立ち下がりのタイミングを同じしきい値Tで検出した場合に、X−PCB3のなまりのあるタイミング信号の立ち下がりのタイミングが遅れDだけ大きくずれることになる。
しかしながら、本実施形態の液晶表示装置では、タイミングコントローラ5からX−PCB2に送られるタイミング信号が、変調回路11によって図4(a)に示すように立ち下がりのエッジを面取り状に斜めにカットされ、この部分の波形の高調波成分が減衰しているので、このタイミング信号がX−PCB2からX−PCB3に伝送される間に波形になまりが生じても、図4(b)に示すように、X−PCB2に対するX−PCB3のタイミング信号の立ち下がりのタイミングの遅れDが小さくなりずれもほとんどなくなる。
なお、上記実施形態では、変調回路11がタイミング信号の立ち下がり波形のエッジを面取り状に斜めにカットして出力する回路である場合を示したが、X−PCB2,3がタイミング信号の立ち上がりのタイミングで動作するものである場合には、タイミング信号の立ち上がり波形のエッジを面取り状に斜めにカットして出力する回路を用いればよく、立ち上がり波形のエッジと立ち下がり波形のエッジを共に斜めにカットして出力してもよい。また、この変調回路11は、タイミング信号の波形のエッジを面取り状に直線的にカットするのではなく、例えば波形のエッジをアール状になだらかになまらせるものであってもよい。さらに、この変調回路11は、タイミング信号の波形の高調波成分を減衰させる変調を施すものであればよいので、この波形のエッジ部分だけを整形するのではなく、低域通過フィルタ等を通すことにより高調波成分を減衰させて波形全体をなまらせるような回路を用いてもよい。
また、上記実施形態では、変調回路11を用いてタイミング信号の波形の高調波成分を減衰させる変調を施す場合を示したが、これに加えて、又は、これに代えて、差動伝送方式を用いるようにしてもよい。即ち、タイミングコントローラ5からタイミング信号配線10を介してX−PCB2に伝送され、さらにこのX−PCB2から隣接するX−PCB3にPCB間タイミング信号配線12を介して伝送されるタイミング信号を差動伝送方式により伝送する。差動伝送方式は、一つのタイミング信号を互いに逆位相のタイミング信号に分けて一対の信号線により伝送する方式であるため、これら逆位相のタイミング信号の差をとって一つのタイミング信号に戻す際に、外部から同相成分として加わったコモンモードノイズを相殺することができるという利点を有する。しかも、この差動伝送方式では、一対の信号線を伝送される逆位相のタイミング信号の振幅を例えば1/2に小さくすることができるので、このような振幅の小さいタイミング信号をPCB間タイミング信号配線12等で伝送しても、波形のなまりが軽減され、これによってX−PCB2とX−PCB3との間のタイミングのずれを軽減することができる。
また、上記実施形態では、TFTアクティブマトリクス方式の液晶セル1について説明したが、アクティブ素子は必ずしもTFTには限らず、単純マトリクス方式の液晶セルにも同様に実施可能である。さらに、タイミングコントローラ5からX−PCB2やY−PCB4に送られるタイミング信号も、上記実施形態で示したようなSTH信号と2相のクロック信号やSTV信号と2相のクロック信号に限らず、駆動方式に応じた適宜のタイミング信号を用いることができ、クロック信号も2相のものには限定されない。さらに、X−PCB2からPCB間タイミング信号配線12を介してX−PCB3に伝送するタイミング信号は、タイミングコントローラ5から送られて来る全てのタイミング信号である必要はなく、その一部の信号のみを伝送するようにしてもよい。この場合、他のタイミング信号は、タイミングコントローラ5から左右のX−PCB2,3にそれぞれFPCを介して直接送られる。
また、上記実施形態では、2枚のX−PCB2,3に分割されている場合を示したが、3枚以上のX−PCBに分割されている液晶表示装置でも、同様に実施可能である。この場合、タイミングコントローラ5からのタイミング信号配線10は、3枚以上のいずれか1枚のX−PCBに接続され、これら3枚以上の各X−PCB間にそれぞれPCB間タイミング信号配線12が設けられる。さらに、上記実施形態では、分割されたX−PCB2,3が液晶セル1の下端辺にのみ配置される場合を示したが、2組の分割されたX−PCBがこの液晶セル1の上下の端辺にそれぞれ配置された液晶表示装置でも、同様に実施可能である。
また、上記実施形態では、タイミングコントローラ5とX−PCB2,3やY−PCB4との間をFPCを介して接続する場合を示し、X−PCB2,3やY−PCB4と液晶セル1との間をCOF6を介して接続する場合を示したが、タイミング信号配線10やPCB間タイミング信号配線12を設けることができるものであれば、どのような接続方式を用いてもよい。
1 液晶セル
1a データライン
1b スキャンライン
2 X−PCB
3 X−PCB
4 Y−PCB
5 タイミングコントローラ
6 COF
7 映像信号配線
8 映像信号配線
9 映像信号配線
10 タイミング信号配線
11 変調回路
12 PCB間タイミング信号配線
13 垂直タイミング信号配線
1a データライン
1b スキャンライン
2 X−PCB
3 X−PCB
4 Y−PCB
5 タイミングコントローラ
6 COF
7 映像信号配線
8 映像信号配線
9 映像信号配線
10 タイミング信号配線
11 変調回路
12 PCB間タイミング信号配線
13 垂直タイミング信号配線
Claims (3)
- タイミングコントローラから送られて来るタイミング信号に基づいてマトリクス方式の液晶セルの各データラインに映像信号を送るX−PCBがこの液晶セルの同一端辺に沿って複数に分割された液晶表示装置において、
タイミングコントローラからいずれか一つのX−PCBにのみタイミング信号を伝送するタイミング信号配線が設けられると共に、隣接して配置された各X−PCB間に、液晶セルの配線パターンを経由してタイミング信号を伝送するPCB間タイミング信号配線が設けられたことを特徴とする液晶表示装置。 - 上記タイミングコントローラからいずれか一つのX−PCBに伝送されるタイミング信号が、このタイミング信号の波形の高調波成分を減衰させる変調を施したものであることを特徴とする請求項1に記載の液晶表示装置。
- 上記タイミングコントローラからいずれか一つのX−PCBに伝送され、さらに隣接するX−PCBに順次伝送されるタイミング信号が差動伝送方式により伝送されるものであることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の液晶表示装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008121355A JP2009271303A (ja) | 2008-05-07 | 2008-05-07 | 液晶表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008121355A JP2009271303A (ja) | 2008-05-07 | 2008-05-07 | 液晶表示装置 |
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Publication Number | Publication Date |
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ID=41437904
Family Applications (1)
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JP2008121355A Pending JP2009271303A (ja) | 2008-05-07 | 2008-05-07 | 液晶表示装置 |
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JP (1) | JP2009271303A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2011077986A1 (ja) | 2009-12-21 | 2011-06-30 | ザインエレクトロニクス株式会社 | 送信装置、受信装置、送受信システムおよび画像表示システム |
CN114488591A (zh) * | 2020-10-23 | 2022-05-13 | 北京京东方显示技术有限公司 | 一种阵列基板、显示装置 |
-
2008
- 2008-05-07 JP JP2008121355A patent/JP2009271303A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US9418583B2 (en) | 2009-12-21 | 2016-08-16 | Thine Electronics, Inc. | Transmission device, reception device, transmission-reception system, and image display system |
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