JP2009270875A - 微小物体回収装置および微小物体回収方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ピペットの吸引口を、待機位置に移動したのちに、ピペットに対して負圧を印加して、吸引を開始させ、培養液の吸引を開始したピペットの吸引口を、吸引位置まで回収対象となる細胞が配置されるウェルに一定の速度で近接させたのちに、ピペットを停止時間にわたって停止させる。さらに、停止時間が経過したのちに、所定の速度でピペットをウェルから遠ざける。
【選択図】 図1
Description
まず最初に、以下の実施例で用いる主要な用語を説明する。以下の実施例で用いる「酵母菌」または「細胞」とは、遺伝子ライブラリーがGFP(Green Fluorescent Protein)の遺伝子とともに導入された形質転換済みの酵母菌のことである。
続いて、図1を用いて、本実施例における微小物体回収装置の概要および特徴について説明する。図1は、本実施例における微小物体回収装置の概要および特徴を説明するための図である。
次に、図2を用いて、本実施例における顕微鏡システムを説明する。図2は、本実施例における顕微鏡システムの構成を説明するための図である。
次に、図4および図5を用いて、本実施例における顕微鏡システムによる処理を説明する。図4は、本実施例における顕微鏡システムによる制御条件決定処理を説明するためのフローチャートであり、図5は、本実施例における顕微鏡システムによる回収処理を説明するためするためのフローチャートである。
まず、図4に示すように、本実施例における顕微鏡システムが備える微小物体回収装置10は、回収対象となる細胞が配置されるウェルが選択されたうえで、操作者からの制御条件決定要求が入力されると(ステップS401肯定)、制御条件決定処理を開始する。
まず、図5に示すように、本実施例における顕微鏡システムが備える微小物体回収装置10は、制御条件決定部17によって制御条件が決定されると(ステップS501肯定)、回収のための準備処理を行なう。
上記したように、本実施例によれば、移動・圧力コントローラ14は、ピペット206の吸引口を、待機位置に移動したのちに、ピペット206に対して負圧を印加して、吸引を開始させるように、移動機構203と電空レギュレータ204とを制御する。そして、移動・圧力コントローラ14は、培養液の吸引を開始したピペット206の吸引口を、吸引位置まで回収対象となる細胞が配置されるウェルに近接させたのちに、ピペット206を停止時間にわたって停止させるように、移動機構203を制御する。これにより、ピペット206の移動中では吸い込みの強い領域が小さくなることを利用して、吸引を開始したピペットの移動を制御するだけで、回収対象となる細胞のみを簡易に回収することが可能になる。すなわち、精密な制御が必要となるのは、圧力や流体ではなく、ピペット206の機械運動のみとなるので、回収対象となる細胞のみを簡易に回収することが可能になる。
前記細管を移動する移動機構と、前記細管に対して印加される圧力を調整するレギュレータとを制御する制御部を備え、
前記制御部は、
前記細管の吸引口を、所定の待機位置に移動したのちに、前記細管に対して所定の負圧を印加して、吸引を開始させ、
吸引を開始した前記細管の吸引口を、所定の吸引位置まで前記微小物体が配置される穴に近接させたのちに、前記細管を所定の停止時間にわたって停止させるように、前記移動機構と前記レギュレータとを制御することを特徴とする微小物体回収装置。
前記細管の吸引口を、所定の待機位置に移動したのちに、前記細管に対して所定の負圧を印加して、吸引を開始させる第一のステップと、
吸引を開始した前記細管の吸引口を、所定の吸引位置まで前記微小物体が配置される穴に近接させたのちに、前記細管を所定の停止時間にわたって停止させる第二のステップと、
を含んだことを特徴とする微小物体回収方法。
11 モニタ
12 キーボード
13 マウス
14 移動・圧力コントローラ
15 CCDコントローラ
16 光学系コントローラ
17 制御条件決定部
18 制御条件記憶部
200 顕微鏡本体
201 正圧ポンプ
202 負圧ポンプ
203 移動機構
204 電空レギュレータ
205 マニピュレータ
206 ピペット
207 チップ
208 自動ステージ
209 培養ディッシュ
210 CCDカメラ
211 フォーカスモータ
212 蛍光ランプ
213 シャッター
214 蛍光フィルタ
215 対物レンズ
216 照明
Claims (6)
- 微小物体を細管により回収する微小物体回収装置であって、
前記細管を移動する移動機構と、前記細管に対して印加される圧力を調整するレギュレータとを制御する制御部を備え、
前記制御部は、
前記細管の吸引口を、所定の待機位置に移動したのちに、前記細管に対して所定の負圧を印加して、吸引を開始させ、
吸引を開始した前記細管の吸引口を、所定の吸引位置まで前記微小物体が配置される穴に近接させたのちに、前記細管を所定の停止時間にわたって停止させるように、前記移動機構と前記レギュレータとを制御することを特徴とする微小物体回収装置。 - 前記制御部は、前記細管を、所定の第一の速度にて前記所定の吸引位置まで前記穴に近接させるように前記移動機構を制御することを特徴とする請求項1に記載の微小物体回収装置。
- 前記制御部は、前記所定の停止時間が経過したのちに、所定の第二の速度にて前記細管を前記穴から遠ざけるように、前記移動機構を制御することを特徴とする請求項2に記載の微小物体回収装置。
- 前記所定の待機位置、前記所定の吸引位置、前記所定の負圧、前記所定の停止時間、前記所定の第一の速度および前記第二の速度からなる制御条件を、事前に行なった吸引試験の結果に基づいて決定する制御条件決定部をさらに備えたことを特徴とする請求項3に記載の微小物体回収装置。
- 前記制御条件決定部は、前記吸引試験を、前記細管の位置、前記細管を前記穴に対して近接させる速度、前記細管を停止させる時間、前記細管を前記穴から遠ざける速度、あるいは前記細管と前記基板の面との角度を、任意の組み合わせにおいて変更して行なうことを特徴とする請求項4に記載の微小物体回収装置。
- 微小物体を細管により回収する微小物体回収方法であって、
前記細管の吸引口を、所定の待機位置に移動したのちに、前記細管に対して所定の負圧を印加して、吸引を開始させる第一のステップと、
吸引を開始した前記細管の吸引口を、所定の吸引位置まで前記微小物体が配置される穴に近接させたのちに、前記細管を所定の停止時間にわたって停止させる第二のステップと、
を含んだことを特徴とする微小物体回収方法。
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