JP2009270430A6 - キースイッチ - Google Patents

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Abstract

【課題】キー(7)の摩耗のない操作を可能にする。
【解決手段】本発明は、キースイッチが第1の励磁装置(6)を有し、第1の励磁装置(6)が第1の交流磁界(B)を発生しかつ第1のインダクタンスを有し、第1の交流磁界(B)によりキー(7)の第1のコーディング(9)が走査可能であるようにキースイッチが構成されていて、第1のコーディング(9)が第1の励磁装置(6)の第1のインダクタンスの変化を生じさせ、そのようなやり方で第1のコーディング(9)がキースイッチによって読み取られるキースイッチに関する。更に、本発明は、キー(7)が、導電性でなくかつ磁化可能でない担持要素(8)を有し、担持要素(8)に導電性のおよび/または磁化可能な材料からなる第1のコーディング(9)が配置されているキースイッチに付属のキーに関する。
【選択図】図2

Description

本発明は、キースイッチおよびキースイッチに付属した対応キーに関する。
自動化技術においては、施設および/または機械における特定の操作を特定の使用者に制限するために、しばしばキースイッチが使用される。
図1には、通例の機械的なキースイッチ2を有する例えば工作機械、生産機械および/またはロボットのような自動化技術からの機械の操作のための通常の操作装置1が示されている。機械的なキースイッチの場合にはキーが機械的に走査される。しかしながら、機械的なキースイッチは、自動化環境においてしばしば発生する一般に液体、塵埃粒子または侵食的なガスの形で存在する汚れがキースイッチを介して操作装置内に入り込み、そこにおいて誤動作をもたらすことがあるという欠点を有する。更にキースイッチの機構自体も損傷することがある。
更に、機械的なキースイッチが機械的に移動する構成部分に起因して摩耗の影響下にあり、かつ比較的簡単に操作することができる。
キースイッチの代わりに、例えば無接触RFIDシステム(無線ICタグ)のような他の識別システムも使用される。しかしながら、これらのシステムは比較的贅沢で高価である。
本発明の課題は、摩耗のないキー走査を可能にするキースイッチを提供することにある。
この課題は、キースイッチが第1の励磁装置を有し、第1の励磁装置が第1の交流磁界を発生しかつ第1のインダクタンスを有し、第1の交流磁界によりキーの第1のコーディングが走査可能であるようにキースイッチが構成されていて、第1のコーディングが第1の励磁装置の第1のインダクタンスの変化を生じさせ、そのようなやり方で第1のコーディングがキースイッチによって読み取られる。
更に、この課題は、キーが導電性でなくかつ磁化可能でない担持要素を有し、この担持要素に導電性のおよび/または磁化可能な材料からなる第1のコーディングが配置されているキースイッチに付属のキーによって解決される。
第1の励磁装置により、第1のコーディングがキーの挿入過程中にキースイッチによって直列にシリアルに読み取られるならば有利であることが分かった。これによって、キーの第1のコーディングの読み取りのために唯一の第1の励磁装置しか必要とされない。
更に、キースイッチがキーの挿入方向に相前後して配置された多数の第1の励磁装置を有し、それらの第1の励磁装置により第1のコーディングがキースイッチによって並列に読み取られるならば有利であることが分かった。これによって、第1のコーディングの高速かつ特に高信頼性の読み取りが可能にされる。
更に、キースイッチが第1の励磁装置を有し、この第1の励磁装置が第1の交流磁界を発生しかつ第1のインダクタンスを有し、このキースイッチが第2の励磁装置を有し、第2の励磁装置が第2の交流磁界を発生しかつ第2のインダクタンスを有し、第1の交流磁界によりキーの第1のコーディングが走査可能であるようにキースイッチが構成されていて、第1のコーディングが第1の励磁装置の第1のインダクタンスの変化を生じさせ、そのようなやり方で第1のコーディングがキースイッチによって読み取られ、第2の交流磁界によりキーの第2のコーディングが走査可能であるようにキースイッチが構成されていて、第2のコーディングが第2の励磁装置の第2のインダクタンスの変化を生じさせ、そのようなやり方で第2のコーディングがキースイッチによって読み取られ、第1および第2のコーディングが同時に読み取られ、キースイッチが、第1のコーディングによりキー挿入過程中におけるキースイッチ内でのキー位置を求めるならば有利であることが分かった。2つのコーディングの使用によって、キースイッチの許容された操作に対する特に高い安全性が保証される。
更に、第1の励磁装置がコイルを巻装された継鉄として構成されているならば有利であることが分かった。これは、第1の励磁装置の特に簡単な実現を意味する。
更に、コイルが平面コイルとして構成されているならば有利であることが分かった。コイルを平面コイルとして実現することは、特に簡単に製作可能なコイル実現様式である。
更に、第1のコーディングが導電性のおよび/または磁化可能な材料からなるならば有利であることが分かった。導電性のおよび/または磁化可能な材料は交流磁界に良好に影響を与える。
更に、第1のコーディングが2進コーディング、バーコーディング、多レベルコーディングまたはアナログコーディングとして構成されているならば有利であることが分かった。なぜならばこれらのコーディングは簡単に実現することができるからである。
更に、第2のコーディングがアナログコーディングとして構成されているならば有利であることが分かった。これによって、キースイッチの操作に対する特に高い安全性が達成される。
更に、キースイッチが、キーの挿入のための開口を備えた前面板を有し、キースイッチの内側に導電性でなくかつ磁化可能でない隔離要素が開口に配置されていて、この隔離要素が開口を第1の励磁装置から空間的に隔離するならば有利であることが分かった。これによって、キースイッチ内およびキースイッチを通した操作装置内部への汚れの侵入が高い信頼性をもって阻止される。
更に、キースイッチが、キーの挿入のための開口を備えた前面板を有し、キースイッチの内側に導電性でなくかつ磁化可能でない隔離要素が開口に配置されていて、この隔離要素が開口を第1および第2の励磁装置から空間的に隔離するならば有利であることが分かった。これによって、キースイッチ内およびキースイッチを通した操作装置内部への汚れの侵入が高い信頼性をもって阻止される。
更に、担持要素上に導電性のおよび/または磁化可能な材料からなる第2のコーディングが装着されているならば有利であることが分かった。2つのコーディングの使用によって、キーの許容されない操作に対する特に高い安全性が保証される。
更に、第1のコーディングが、2進コーディング、バーコーディング、多レベルコーディングまたはアナログコーディングとして構成されているならば有利であることが分かった。なぜならば、これらのコーディングは間単に実現することができるからである。
更に、第2のコーディングがアナログコーディングとして構成されているならば有利であることが分かった。これによって、キースイッチの操作に対する特に高い安全性が達成されるからである。
更に、第1のコーディングが光不透過膜により覆われているならば有利であることが分かった。これによって、キーの模造が困難になる。
更に、第2のコーディングが光不透過膜により覆われているならば有利であることが分かった。これによって、キーの模造が困難になる。
更に、キースイッチが多数のアクセスコードを有し、キースイッチが、1つのアクセスコードと読み取られた第1および/または第2のコーディングとの一致時に、アクセスコードに依存してその都度のアクセスコードに付属したアクセス信号を出力するならば有利であることが分かった。これによって、例えば標準使用者が持っているキーにより標準用途のみが自由に投入可能であるのに対して、専門家のみが持っている他のキーにより、例えば熟練者のみによって実行されなければならない危険な操作行為が自由に投入可能である。
更に、本発明によるキースイッチを有する自動化技術による機械および/または施設の操作のための操作装置を提供することが有利であることがわかった。
図1は従来技術から知られている機械的なキースイッチを有する操作装置を示す前面図である。 図2はキー挿入過程中にコーディングがキースイッチによって直列にシリアルに読み取られる本発明の第1の実施例を示す概略図である。 図3はキースイッチの開口からキースイッチの電子装置を隔離するための隔離要素を示す概略図である。 図4は多レベルコーディングを有するキーを示す概略図である。 図5は多レベルコーディングを評価するための評価ユニットを示すブロック図である。 図6は2進コーディングを有するキーの並列読み取りのための他の本発明実施例を示す概略図である。 図7はコーディングの並列評価のための評価ユニットを示すブロック図である。 図8は2つのコーディングを有するキーのための他の本発明実施例を示す概略図である。 図9は2つのコーディングを有するキーのための評価ユニットを示すブロック図である。 図10はバーコーディングを有するキーの概略図である。 図11は光不透過膜によりコーディングが覆われているキーを示す概略図である。
本発明の多数の実施例を図面に示し、以下において更に詳細に説明する。
図2には概略図の形で本発明の第1の実施例が示され、主としてキースイッチの電気的な構成要素が示されている。キースイッチは第1の励磁装置6を有する。励磁装置6は第1の交流磁界Bを発生し、例えば数ミリヘンリーの第1のインダクタンスLを有する。励磁装置6は、実施例の枠内において平面コイル4として構成されているコイルと、実施例の枠内においてフェライトからなるとりわけ馬蹄形の継鉄3とからなる。励磁装置6、すなわち継鉄3と一緒にした平面コイル4は、既に述べたように第1のインダクタンスLを有する。平面コイル4は、プリント回路基板5上に評価ユニット10と一緒に配置されている。評価ユニット10が交流電圧Urを発生し、それによって、
I=Ur/(2πfL)
L:インダクタンス
f:交流電流の周波数
なる関係にしたがって、交流電流Iが平面コイル4を通して流れる。したがって、平面コイル4は継鉄3と協力して交流磁界B、すなわち時間的に変化する磁界を発生する。
図2の上部には、キースイッチに付設された対応キー7が示されている。キー7は導電性でなくかつ磁化可能でない担持要素8からなり、担持要素8上に導電性のおよび/または磁化可能な材料からなるコーディングが装着されている。キースイッチへのキーの挿入過程中に(これが矢印12で示されている。)、キー7に装着されている第1のコーディング9が第1の交流磁界Bにより走査されることによって、第1のコーディング9がシリアルにキースイッチによって読み取られる。この場合に、第1のコーディング9が、図2による表示においては、継鉄3を貫通案内され、したがって交流磁界を貫通案内される。第1のコーディング9は、第1の励磁装置6の第1のインダクタンスLの変化を生じさせ、そのようなやり方で第1のコーディング9がキースイッチによって読み取られる。第1のコーディング9が、既に述べたように、励磁装置6のインダクタンスLの変化を生じさせ、それによって電流Iが変化し、これが評価装置10によって評価される。このために、評価ユニット10は、既に述べたようにキースイッチへのキーの挿入時に第1のコーディングに応じて変化する交流電流Iを測定する。第1の実施例では、第1のコーディング9が多レベルコーディングとして構成されている。
図2には主としてキースイッチの電子装置が示されているのに対して、図3には主としてキースイッチの受動的な構成部分が示されている。キースイッチは、キー7の挿入のための開口14を有する前面板11を有する。キー7の挿入時にキーが開口14を通して案内され、これが矢印12にて示されている。キースイッチの内側において、キースイッチは導電性でないかつ磁化可能でない隔離要素13を有する。隔離要素13は、開口に配置されていて、キー7を第1の励磁装置から空間的に完全に隔離する。この隔離要素13は、この実施例においては、直方体状の中空体として構成されていて、この中空体の空洞は開口14の方向の上に向けてのみ開かれている。そのようなやり方で隔離要素13は袋状の穴を成している。したがって、開口14を通して侵入する汚れ物質が、この穴を通してキースイッチの図2に示されている電子装置に向かって更に進入することはない。この場合に、隔離要素13が開口14を励磁装置から気密に隔離するとよい。隔離要素13は馬蹄形の継鉄3を貫通して配置されている。
図4には、多レベルコーディングとして構成されている第1のコーディング9を有するキー7が詳細に示されている。2進コーディングと違って、多レベルコーディングは多数の段階を有する。これらの段階は超過時に評価ユニット10によって評価される。実施例においては、これは、リセット(reset)、クロック(clock)、データ(data)および準備完了(ready)なる4つの段階であり、これらは第1のコーディング9の図4における栓形状の特定の高さに対応する。
図5には、多レベルコーディングに付属した評価ユニットが詳細に示されている。評価ユニット10は、交流電圧Urを発生する励磁ユニット16を有する。既に述べたように、平面コイル4を通る電流が生じる。第1の励磁装置6は数ミリヘンリーのインダクタンスLを有し、このインダクタンスは第1のコーディング9が磁界Bを通り抜ける際に変化する(変化するインダクタンスLが図5には斜めの矢印を有する黒く塗った矩形によって象徴的に示されている)。これによって、相応に交流電流Iが変化し、この交流電流Iが励磁ユニット16によって測定される。第1のコーディング9が、そのようなやり方で、交流磁界Bにより誘導的に走査される。励磁ユニット16は、出力側に、変化する電流Iに応じて、したがって変化するインダクタンスLにしたがって、相応に変化する出力電圧U(L)を発生する。出力電圧U(L)は、コンパレータ17,18,19および20を介して、異なる電圧U1,U2,U3およびU4と比較される。電圧U(L)が電圧U1を上回ると、信号readyが論理「1」にセットされる。電圧U(L)が電圧U2を上回ると、信号dataが論理「1」にセットされる。電圧U(L)が電圧U3を上回ると、信号clockが論理「1」にセットされる。電圧U(L)が電圧U4を上回ると、信号resetが論理「1」にセットされる。
キーが挿入されていない場合に、信号resetがシフトレジスタをなすフリップフロップ25〜29をリセットする。図4によるキーの挿入時に、キー7の第1の歯b0が信号dataを介してフリップフロップ34のセットをもたらす。歯の戻りエッジが信号clockの立下りエッジをもたらし、これがフリップフロップ34からシフトレジスタのフリップフロップ25へのデータビットの引き継ぎをもたらす。キーの次の歯b1はフリップフロップ34のセットをもたらさないので、直ぐ次の歯の戻りエッジでは0がシフトレジスタのフリップフロップ25へ引き継がれ、同時にb0がシフトレジスタにおいてフリップフロップ25からフリップフロップ26に向かって更にシフトされる。
キーが完全に押し入れられたならば、信号readyの立上りエッジがコード検査器31のブロックを解除する。シフトレジスタにおける全てのビットが正しい値を持つ場合に、コード検査器31の出力Zが「1」にセットされ、それにともなってキーの正当性が通報される。
キーが少しだけでも引き抜かれるや否や、信号readyの立下りエッジがコード検査を阻止するフリップフロップ30のセットをもたらす。キーの完全な引き出し後にはじめて、信号resetが阻止フリップフロップ30を再びリセットする。
図6には、第1のコーディングの並列読取を可能にする本発明の実施例が示されている。唯一の励磁装置6のみが必要とされる図2に示された第1のコーディングの直列読取と違って、並列読取の場合には多数の第1の励磁装置を必要とする。図6に示された実施例では、キースイッチは、3つの第1の励磁装置6a,6b,6cを有し、各励磁装置は、それぞれ、付属の平面コイル4a,4b,4cと付属の継鉄3a,3b,3cとを有する。この場合に、第1の励磁装置のそれぞれに関する動作態様は、図2に示して説明した第1の励磁装置6と同一であり、評価ユニット10は同じように電流I1およびI2およびI3を評価し、これが詳しくは図7に示されている。更に図6の上部にはキー7が示され、キー7の担持要素8の上には第1のコーディング9が装着されていて、この第1のコーディングは2進コーディングとして構成されている。このために第1のコーディング9は、後で第1の励磁装置がキーを走査する位置に導電性のおよび/または磁化可能な範囲を有するか、または該当個所にこのような範囲が装着されていないかのいずれかであり、これが図6には破線表示で示されている。装着される範囲は、例えば論理「1」に対応するのに対して、装着されていない範囲は、例えば論理「0」に対応し、あるいは逆の対応関係である。
図7には並列読取に付属した評価ユニット10が示されている。第1の励磁装置6aはインダクタンスL1を有し、第1の励磁装置6bはインダクタンスL2を有し、第1の励磁装置6cはインダクタンスL3を有する。インダクタンスL1,L2,L3は、またもやキー7の第1のコーディング9に応じて変化する。励磁ユニット16が交流電圧Ur1,Ur2,Ur3を発生するので、変化するインダクタンスL1,L2,L3に応じて交流電流I1,I2,I3が変化し、これが励磁ユニット16において評価される。励磁ユニット16は、変化するインダクタンスL1,L2,L3に応じて、インダクタンスL1,L2,L3にその都度付属する電圧U1(L1),U2(L2),U3(L3)を発生し、これらの電圧がコンパレータ24に入力量として供給される。その際に、コンパレータ24は3つの電圧U1(L1),U2(L2),U3(L3)を内部の基準電圧と比較し、例えば基準電圧を上回った際に論理「1」またはその代替として論理「0」を発生する。3つの電圧U1(L1),U2(L2),U3(L3)のそれぞれが、そのようなやり方で内部の基準電圧と比較され、相応に並列に2進の出力信号b0,b1,b2を発生する。これらは比較器25に入力量として供給され、比較器25はこれらの入力量を、この実施例ではアクセスコードである2進数c0,c1,c2と比較する。一致時にアクセス信号Zが、比較器25の出力側で論理「1」にセットされ、それにともなってキーを適合していると認識する。アクセス信号Zは、後で、例えばリレーの制御のために用いることができ、あるいは、例えば操作装置および/または制御および/または調節装置によって直接的に読み取ることができる。
図8には、シリアルに2つのコーディングが同時に読み取られる他の本発明実施例が示されている。
この場合には、キー7の担持要素8上に、第1のコーディング9および第2のコーディング9’がキーの両側に装着されている。第1のコーディング9および第2のコーディング9’は、この実施例では、アナログコーディングとして構成されている。第1のコーディング9が、キーの挿入過程中におけるキースイッチ内でのキーの現在位置の認識のための位置軌跡として構成されているのに対して、第2のコーディング9’が任意の曲線の形で存在する。動作態様からは、図8による実施形態は図2による実施形態に相当する。しかし、図2による実施形態と違って、第2の平面コイル4’および第2の継鉄3’を有する第2の励磁装置6’が存在する。この場合には第1のコーディング9および第2のコーディング9’が同時に読み取られ、キースイッチへのキーの挿入中に第1のコーディング9に基づいて、どの位置にちょうどキーが存在するかが認識され、それにともなって第2のコーディング9’が対応して評価され得る。第1のコーディング9は、いわばビット番号の情報を含んでいるのに対して、第2のコーディング9’は付属のビット値を含んでいる。
そのほかは、この動作態様は図2に示された実施形態に相応し、評価ユニット10は第1の励磁装置6および第2の励磁装置6’の交流電流IおよびI’を同時に処理する。
図9には、図8による実施形態に付属した評価ユニット10が示されている。第1の励磁装置6が、キーの挿入時に変化するインダクタンスLを有するのに対して、第2の励磁装置6’がキーの挿入時において可変のインダクタンスL’を有する。既に説明した先行例に類似して、励磁装置16は2つの電圧UrおよびUr’を発生し、それによってそれぞれ付属の平面コイル4および4’を通る両交流電流IおよびI’が生じる。出力側において励磁ユニット16が、キー挿入時に変化するインダクタンスLおよびL’に応じて、変化する交流電流IおよびI’並びに、電圧U(L)およびU(L’)’を発生する。電圧U(L)は第1のコーディング9を模擬するのに対して、出力電圧U(L’)’は第2のコーディング9’を模擬する。両電圧U(L)およびU(L’)’はデコーダ32によって評価される。デコーダ32は電圧U(L)およびU(L’)’を読み込んで両電圧を互いに結合し、第1のコーディングがビット番号(位置情報)を供給するのに対して第2のコーディングがビット番号に付属したビット値を供給する。そのようなやり方で、デコーダ32は、第1のコーディング9からビット番号を取り出し、第2のコーディング9’からは、付属のビット値を取り出すことができる。出力側において、デコーダ32は、そのようなやり方で求められた対応するビットb0,b1,b2を出力し、これらのビットは、その後で比較器25により、例えば個別ビットの形で存在するアクセスコードc0,c1,c2と比較される。一致時に比較器25によってアクセス信号Zが論理「1」にセットされる。この場合に、第1のコーディング9および第2のコーディング9’は定量的に評価されるとよい。すなわち、例えば第2のコーディング9’がある位置である特定の高さを上回ったときに論理「1」が認識され、ある特定の高さを下回ったときに論理「0」の判定が下され、あるいはその逆が成される。
図10にはキー7の他の実施形態が示されている。この実施形態では担持要素8上に第1のコーディング9がバーコーディングの形で装着されている。バーコーディングの評価は、例えば図2および図5に示された評価ユニット10により行なうことができるが、しかし励磁ユニット16から出力側に出力される電圧U(L)がバーコードのデコードを行なう後続のバーデコーダによって評価され、しかる後にそのようなやり方でデコードされたバーコードが比較器によりアクセスコードと比較される。一致時に、ここでも、比較器の出力端におけるアクセス信号Zが論理「1」にセットされる。
図11には、先行する既述の考えられ得る全てのキーについて、全ての既述のコーディングにおいて適用可能であるキーの有利な実施形態が図式化されている。図11によるキーにおいては、本発明にしたがって、コーディングは光不透過性の膜33により覆われているので、コーディングが外側からはもはや光学的に認識可能でない。これによって、キーの模造が困難にされる。その他の点では、図11による複数のキーは先行する既述の複数のキーに対応する。したがって、同じ要素には、先行する図におけると同じ符号が付されている。
本発明によるキースイッチによって、汚れに対する高い保護様式を実現することができる。更に、コーディングの走査が摩耗なしに行なわれ、このことがキースイッチおよびキーの高寿命を可能にする。更に、このキースイッチは僅かなスペースしか必要としない。キースイッチは専ら交流磁界を介してコーディングを読み取るので、キースイッチは、例えば無線送信システムから出る電磁妨害に対する高い障害抵抗力を有する。更に、操作安全性が非常に高い。更に、このキースイッチは、簡単に、例えばソフトウェアにより種々のキーに対してパラメータ化可能である。更に、キー機能と電気機械の開閉機能とを複合化することができる。
更に、種々のコーディングを有する種々のキーにより種々の操作行為を、可能にすることができる。例えば、標準使用者が持っているキーにより標準用途のみが実行され、これに対して専門家のみが持っている他のキーにより、例えば、熟練者のみによって実行されなければならない危険な操作行為が実行可能となる。このために、例えばキースイッチが、例えば並列接続された多数のコード検査器31および/または比較器25を有することができ、これらのコード検査器31および/または比較器25が、それぞれ異なるアクセスコードを検査しかつそれぞれ付属のアクセス信号を出力する。
3 第1の継鉄
3’ 第2の継鉄
4 第1の平面コイル
4’ 第2の平面コイル
5 プリント回路基板
6 第1の励磁装置
6’ 第2の励磁装置
7 キー
8 担持要素
9 第1のコーディング
9’ 第2のコーディング
10 評価ユニット
11 前面板
12 矢印
13 隔離要素
14 開口
16 励磁ユニット
17 コンパレータ
18 コンパレータ
19 コンパレータ
20 コンパレータ
25 フリップフロップ
25 比較器
26 フリップフロップ
27 フリップフロップ
28 フリップフロップ
29 フリップフロップ
30 フリップフロップ
31 コード検査器
33 光不透過膜
34 フリップフロップ
B 交流磁界
B’ 交流磁界
I 交流電流
I’ 交流電流
L インダクタンス
r 交流電圧
r’ 交流電圧
U(L) 出力電圧
U(L’)’出力電圧
Z アクセス信号

Claims (19)

  1. 第1の励磁装置(6)を有し、第1の励磁装置(6)が第1の交流磁界(B)を発生しかつ第1のインダクタンスを有し、第1の交流磁界(B)によりキー(7)の第1のコーディング(9)が走査可能であるように構成されていて、第1のコーディング(9)により生じる、第1の励磁装置(6)の第1のインダクタンスの変化によって、第1のコーディング(9)が読み取られるキースイッチ。
  2. 第1の励磁装置(6)により、第1のコーディング(9)がキー(7)の挿入過程中にシリアルに読み取られることを特徴とする請求項1記載のキースイッチ。
  3. キー(7)の挿入方向(12)に相前後して配置された複数の第1の励磁装置(6a,6b,6c)を有し、それらの第1の励磁装置(6a,6b,6c)により第1のコーディング(9)が並列に読み取られることを特徴とする請求項1記載のキースイッチ。
  4. 第1の励磁装置(6)を有し、第1の励磁装置(6)が第1の交流磁界(B)を発生しかつ第1のインダクタンスを有し、第2の励磁装置(6’)を有し、第2の励磁装置(6’)が第2の交流磁界(B’)を発生しかつ第2のインダクタンスを有し、第1の交流磁界(B)によりキーの第1のコーディング(9)が走査可能であるように構成されていて、第1のコーディング(9)により生じる、第1の励磁装置(6)の第1のインダクタンスの変化によって、第1のコーディング(9)が読み取られ、第2の交流磁界(B’)によりキーの第2のコーディング(9’)が走査可能であるように構成されていて、第2のコーディング(9’)により生じる、第2の励磁装置(6’)の第2のインダクタンスの変化によって、第2のコーディング(9’)が読み取られ、第1および第2のコーディングが同時に読み取られ、第1のコーディング(9)によりキー挿入過程中におけるキー位置を求めることを特徴とする請求項1乃至3の1つに記載のキースイッチ。
  5. 第1の励磁装置(6)がコイル(4)を巻装された継鉄(3)として構成されていることを特徴とする請求項1乃至4の1つに記載のキースイッチ。
  6. コイル(4)が平面コイルとして構成されていることを特徴とする請求項5記載のキースイッチ。
  7. 第1のコーディング(9)が導電性のおよび/または磁化可能な材料からなることを特徴とする請求項1乃至6の1つに記載のキースイッチ。
  8. 第1のコーディング(9)が2進コーディング、バーコーディング、多レベルコーディングまたはアナログコーディングとして構成されていることを特徴とする請求項1乃至7の1つに記載のキースイッチ。
  9. 第2のコーディング(9’)がアナログコーディングとして構成されていることを特徴とする請求項4乃至8の1つに記載のキースイッチ。
  10. キー(7)の挿入のための開口(14)を備えた前面板(11)を有し、導電性でなくかつ磁化可能でない隔離要素(13)が開口(14)に配置されていて、隔離要素(13)が開口(14)を第1の励磁装置(6)から空間的に隔離することを特徴とする請求項1乃至9の1つに記載のキースイッチ。
  11. キー(7)の挿入のための開口(14)を備えた前面板(11)を有し、導電性でなくかつ磁化可能でない隔離要素(13)が開口(14)に配置されていて、隔離要素(13)が開口(14)を第1および第2の励磁装置(6,6’)から空間的に隔離することを特徴とする請求項5乃至10の1つに記載のキースイッチ。
  12. 導電性でなくかつ磁化可能でない担持要素(8)を有し、担持要素(8)に導電性のおよび/または磁化可能な材料からなる第1のコーディング(9)が配置されているキー。
  13. 担持要素(8)上に導電性のおよび/または磁化可能な材料からなる第2のコーディング(9’)が装着されていることを特徴とする請求項12記載のキー。
  14. 第1のコーディングが、2進コーディング、バーコーディング、多レベルコーディングまたはアナログコーディングとして構成されていることを特徴とする請求項12又は13記載のキー。
  15. 第2のコーディングがアナログコーディングとして構成されていることを特徴とする請求項12、13又は14記載のキー。
  16. 第1のコーディング(9)が光不透過膜(33)により覆われていることを特徴とする請求項12、13、14または15記載のキー。
  17. 第2のコーディング(9’)が光不透過膜(33)により覆われていることを特徴とする請求項13、14、15または16記載のキー。
  18. 複数のアクセスコードを有し、1つのアクセスコードと読み取られた第1および/または第2のコーディングとの一致時に、アクセスコードに依存してその都度のアクセスコードに付属したアクセス信号を出力することを特徴とする請求項4乃至11の1つに記載のキースイッチ。
  19. 操作装置が請求項1乃至11の1つに記載のキースイッチを有する自動化技術による機械および/または施設の操作のための操作装置。
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