JP2009269361A - インクジェットヘッドのメンテナンス方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】ワイプ動作時に、ばらつきの少ない微正圧生成を行うことができるインクジェットヘッドのメンテナンス方法を提供することである。
【解決手段】インクジェットプリンタ10は、インクを吐出するノズルを有するインクジェットヘッド40と、このインクジェットヘッド10と連通している下流タンク30と、前記下流タンク30に圧力を発生させて前記ノズルからインクをパージさせる加圧ポンプ34と、パージ後に前記ノズル周辺に残留したインクを払拭するメンテナンスユニット50内の払拭部と、インク払拭時に前記ノズルを微正圧に保っておく制御装置15と、を有する。そして、制御装置15は、前記下流タンク30を大気開放した後に微正圧を生成させる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、インクを吐出スルノズルを有して該ノズルを微正圧に保持するインクジェットヘッドのメンテナンス方法に関するものである。
インクジェットプリンタでは、ノズルからインクを噴射するインクジェットヘッドに於いて、インクジェットヘッド内部をやや負圧にして、ノズルにインクメニスカスを形成し、圧力室に所定の圧力波を発生させることでノズルからインクを噴射させている。したがって、ノズルにメニスカスを形成することは、インクジェットヘッドの噴射特性を維持する上で重要である。
インクジェットヘッドでは、ノズルへの異物の付着、或いは気泡の混入等により、往々にしてメニスカスが破壊されることがある。その際、メニスカスを再形成するために、メンテナンスと称される動作が実施される。すなわち、パージ動作と称される、圧力室に正圧をかけてノズルからインクを強制的にあふれ出させる動作により、異物や気泡を除去した後、ワイプ動作と称される、ノズル面に残留したインクをふき取る動作を実行することで、メニスカスを再形成している。
下記特許文献1では、圧力室を微正圧と称される、ノズルからインクが実質的にあふれ出さない程度の弱い正圧にした状態でワイプ動作を実施する技術が開示されている。これによって、ワイプ動作によるノズルへの空気の押し込みや、ノズル外に排出された異物が再度吸い込まれることを抑制している。
特開2005−231358号公報
しかしながら、前記特許文献1に於いて開示されている微正圧生成方法は、加圧パージに於いてノズル部に発生させた圧力を、ノズル部と連通した箇所の電磁弁を所定時間大気開放することで微正圧にまで落とすという制御方法である。
この制御方法では、大気開放時の単位時間当たりの圧力変動が大きいため、電磁弁の応答性のばらつきや大気開放部の経路長ばらつき等の影響により、ノズル部の微正圧がばらついてしまい、所望の微正圧に制御することが難しかった。
また、大気開放部の経路を長く、或いは細くすることで、単位時間当たりの圧力変動を小さくする構成にすると、非常に細長い経路が必要となってしまう等、現実的ではないものであった。
したがって本発明の目的は、ワイプ動作時に、ばらつきの少ない微正圧生成を行うことができるインクジェットヘッドのメンテナンス方法を提供することである。
すなわち本発明は、インクを吐出する複数のノズルを有するインクジェットヘッドと、インクジェットヘッドとインクが連通可能に接続され、インク液面がノズル位置よりも高い位置に設定されている第1のインク経路と、インクジェットヘッドとインクが連通可能に接続され、インク液面がノズルよりも低い位置に設定される第2のインク経路と、インクジェットヘッド内のインクに強い正圧若しくは強い負圧を与える与圧手段と、インクジェットヘッドのノズル面を払拭するワイパと、を有するインクジェットプリンタに於けるインクジェットヘッドのメンテナンス方法に於いて、前記与圧手段を駆動させることで、前記ノズル内のインクに対して強い正圧若しくは強い負圧を与え、ノズルからインクを強制的に噴射させるパージ処理と、パージ処理後に、パージ処理に伴う強い正圧若しくは強い負圧によって、前記第1のインク経路に作用していた強い正圧若しくは強い負圧を大気圧に戻す大気圧設定処理と、大気圧設定処理後に、前記ノズルと第1のインク経路との水頭差に基づく微正圧をノズル内のインクに与えた状態で、ノズル面をワイパによって払拭するワイピング処理と、を実行することを特徴とする。
また本発明は、インクを吐出する複数のノズルを有するインクジェットヘッドと、前記インクジェットヘッドとインクが連通可能に接続され、インク液面がノズルよりも高い位置に設定されるインクタンクと、前記ノズル内のインクに強い正圧若しくは強い負圧を与える与圧手段と、前記インクジェットヘッドのノズル面を払拭するワイパと、を有するインクジェットプリンタに於けるインクジェットヘッドのメンテナンス方法に於いて、前記与圧手段を駆動させることで、前記ノズル内のインクに対して強い正圧若しくは強い負圧を与え、前記ノズルからインクを強制的に噴射させるパージ処理と、パージ処理後に、パージ処理に伴う強い正圧若しくは強い負圧によって、前記インクタンク内のインクに作用していた強い正圧若しくは強い負圧を大気圧に戻す大気圧設定処理と、大気圧設定処理後に、前記ノズルとインクタンクとの水頭差に基づく微正圧をノズル内のインクに与えた状態で、ノズル面をワイパによって払拭するワイピング処理と、を実行することを特徴とする。
本発明によれば、ワイプ動作時に、ばらつきの少ない微正圧生成を行うことができるインクジェットヘッドのメンテナンス方法を提供することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態に係る画像形成装置であるインクジェットプリンタ10の構成を示したブロック図である。
図1に於いて、このインクジェットプリンタ10は、メインインクタンク11と、電磁弁12、13、21、31と、制御装置15と、上流タンク20と、下流タンク30と、加圧ポンプ34と、循環ポンプ35と、インクジェットヘッド40と、記録媒体搬送部43と、メンテナンスユニット50と、廃液タンク51と、を有して構成される。
前記メインインクタンク11は、液体であるインクを収容するもので、圧力発生部である上流タンク20とインクチューブにより連通している。電磁弁12は、メインインクタンク11の大気開放状態を制御するための弁である。電磁弁13は、メインインクタンク11と上流タンク20の連通状態を制御するための弁である。
上流タンク20は、メインインクタンク11、記録ヘッドであるインクジェットヘッド40、及び循環ポンプ35と、インクチューブを介して接続されている。また、上流タンク20は、圧力発生部である下流タンク30よりも鉛直上方に位置する。電磁弁21は、上流タンク20の大気開放状態を制御するための電磁弁である。
インクジェットヘッド40は、インクチューブによって上流タンク20及び下流タンク30と接続されている。また、インクジェットヘッド40は、上流タンク20よりも鉛直下方、且つ、下流タンク30よりも鉛直上方に位置している。そして、インクジェットヘッド40は、対向する記録媒体42に向けて、所定のタイミングで所定量のインク滴41を噴射する。
媒体搬送手段である記録媒体搬送部43は、インクジェットヘッド40の動作と連動して記録媒体42を所定の方向に搬送する。
下流タンク30は、インクジェットヘッド40、循環ポンプ35とインクチューブで接続されており、上流タンク20より鉛直下方に位置する。そして、電磁弁31は、下流タンク30の大気開放状態を制御する電磁弁である。
循環ポンプ35は、下流タンク30及び上流タンク20とインクチューブで接続されており、下流タンク30から上流タンク20へのインクの汲み上げを行う。
このように、上流タンク20、インクジェットヘッド40、下流タンク30、循環ポンプ35はインクチューブによる循環経路をなしている。画像形成動作が実施される時、インクはこの循環経路を循環する。
前記上流タンク20及び下流タンク30には、それぞれ上流タンク20及び下流タンク30の液面高さを検出するための上流タンク液面センサ22及び下流タンク液面センサ32が設けられている。
また、下流タンク30には、パージ手段としての加圧ポンプ34が接続されており、外気を下流タンク30に送り込むことで、前述した循環経路を加圧することができる。
制御装置15は、上流タンク液面センサ22及び下流タンク液面センサ32を含めたインクジェットプリンタ10の全てのセンサ類の信号を受信し、それに基づいてインクジェットヘッド40、媒体搬送部43、電磁弁12、13、21、31、加圧ポンプ34、循環ポンプ35を含めたインクジェットプリンタ10の全ての駆動部分の駆動制御を行うものである。
メンテナンスユニット50は、インクジェットヘッド40をメンテナンスするための装置である。メンテナンスユニット40は、非メンテナンス時には、媒体搬送部43の下方の待機位置にあるが、メンテナンス時には図示されない輸送手段によってメンテナンスユニット50及び媒体搬送部43が移動させられることで、インクジェットヘッド40と媒体搬送部43との間に移動し、メンテナンス動作がなされる。
尚、廃液タンク51は、メンテナンスユニット50と接続されている。メンテナンス動作により発生した廃液がメンテナンスユニット50から流下し、廃液タンク51に保管される。
次に、インク循環時の各部の動作について説明する。
循環動作時、電磁弁21は開状態、電磁弁31は閉状態であって、上流タンク20は大気開放、下流タンク30は密閉されている。この状態で循環ポンプ35を駆動させると、下流タンク30から上流タンク20へインクが送られる。下流タンク30は密閉されているため負圧となり、その結果、上流タンク20からインクジェットヘッド40を経由して下流タンク30へインクが流れてくる。このとき、インクジェットヘッド40が画像形成に好適な所定の負圧となるように、循環ポンプ34が制御される。画像形成動作は、このインク循環時に行われる。
尚、本発明に於いて、正圧、負圧とは、常にゲージ正圧、ゲージ負圧のことを指すものとする。
インク非循環時には、電磁弁21は閉状態、電磁弁31は開状態で、循環ポンプ35は停止している。これによって、インクジェットヘッド40は負圧となる。画像形成動作が行われない待機時、電源オフ(OFF)時等には、インク非循環となる。
以上のように、循環時、待機時共にインクジェットヘッド40は負圧になっている。したがって、インクジェットヘッド40のノズル(図示せず)には、凹んだメニスカスが形成される。このメニスカスの表面張力により、インクジェットヘッド40が微正圧、ここでは例えば1kPa以下程度の小さな正圧になっても、ノズルからインクが溢れ出すことはない。これ以上の正圧となると、メニスカスが破壊されてインクがノズルから溢れ出すことになる。同様に、微負圧は、例えば−1kPa以下程度の小さな負圧であって、ノズルから外気を吸い込むことはない圧力を意味するものとする。
そして、インクジェットヘッド40の画像形成動作によって、循環経路内のインクが所定量以下になったことが上流タンク液面センサ22、及び下流タンク液面センサ32の出力信号から所定のアルゴリズムにより判定される。すると、電磁弁12及び13が共に開状態となり、メインインクタンク11から上流タンク20へインクが補給される。これによって、インク循環経路のインク量は常に適正に保たれる。
次に、メンテナンス動作について説明する。
図2(a)は、メンテナンス開始時に於けるインクジェットヘッド40近傍の構成を表した図である。
メンテナンス開始時、インクジェットヘッド40はインクパン52に覆われており、メンテナンス廃液が飛散するのが抑制される。払拭手段である払拭部53は、ノズル面45を払拭するブレード55及び該ブレード55を支持する支持部材56から構成される。
ブレード55はノズル面45を傷つけない硬度のもので、例えば、バイトン、テフロン(登録商標)等で構成されている。また、ブレード55は、上端がノズル面45よりも、例えば1mm程度高くなるように、その高さが調整されている。支持部材56は、金属、プラスチック等、ある程度の剛性を備えたものが好適である。支持部材56は、レール57と勘合しており、払拭部55はレール57に沿って、図示されない搬送手段によってノズル45のノズル並び方向に搬送される。循環ポンプ35は、メンテナンス動作を通して動作しない。
次に、図2(a)〜(d)及び図3(a)〜(e)を参照して、本実施形態の特徴部分であるメンテナンス動作の詳細を説明する。
図2(a)〜(d)はメンテナンスの動作を説明するための図であり、図3(a)はメンテナンス動作中のインクジェットヘッド40のノズルのゲージ圧の経時変化を説明するためのタイミングチャート、図3(b)〜(e)はメンテナンス動作に係る電磁弁21、電磁弁31、加圧ポンプ34、払拭部材53の各動作を説明するためのタイミングチャートである。
メンテナンス動作は、記録媒体42上に白筋が見られた場合等に、ユーザがメンテナンスコマンドを入力する、或いは、所定枚数の印刷が行われた後の自動メンテナンス等、により開始される。メンテナンスコマンドは、図示されないキーボードやポインティングデバイス(マウス)等により入力されるもので、この入力に基づいて制御装置15が動作を開始させる。
メンテナンス動作が開始される(図3(a)の領域A参照)と、循環ポンプ35が停止され、媒体搬送部43は印字位置から所定の退避位置に移動される。また、メンテナンスユニット50はノズル面45に対向する位置に移動されて、図2(a)に示される位置関係となる。
次に、パージ動作が実行される(図3(a)の領域B参照)。パージ動作に於いては、先ず、電磁弁21、31が閉じられ、次に加圧ポンプ34によって下流タンク30、及びインク経路を通して、上流タンク20が加圧される。この時、インクジェットヘッド40のゲージ圧は、例えば20kPaとなっている。このため、図2(b)に示されるように、ノズルからインク滴46が溢れ出してインクパン52に垂れ落ち(インク47)、また一部のインクはノズル面45に滴(インク滴46)となって残る。
そして、所定時間経過後(図3(a)の領域C参照)、電磁弁21、31が開かれて、上流タンク20、下流タンク30が大気圧に戻される。その後、電磁弁21、31が所定のタイミング差で再度閉じられると、ノズル圧が微正圧になる。本実施形態に於いて、ノズル圧とは、インクジェットヘッド40のノズル近傍のインク、或いは、メニスカスに於けるゲージ圧力を指す。
所定のタイミング差は、ノズル面45、上流タンク20の液面、下流タンク30の液面、の鉛直方向の相対位置関係に依存する。具体的には、次のようになる。上流タンク20の液面と下流タンク30の液面の中間高さから、所定量以上上流タンク20寄りの高さを高度Hとする。そして、ノズル面45が高度Hよりも上流タンク20寄りにあるならば、その高さに応じて電磁弁31が電磁弁21よりも早く閉められる。これに対し、ノズル面45が高度Hよりも下流タンク30寄りにあるならば、その高さに応じて電磁弁21が電磁弁31よりも早く閉められる。また、ノズル面45がちょうど高度Hならば、電磁弁21と電磁弁31は、同時に閉じられる。
典型的には、ノズル面45が高度Hから離れているほど、電磁弁21と電磁弁31の閉じられるタイミングのずれが大きくとられる。図3では、ノズル面45が前者の構成の場合を描写している。
何れの場合も、ノズル面45と上流タンク20の液面及び下流タンク30の液面の位置関係、タンク体積、インク経路寸法等に依存するが、概ね100ms単位での制御でよい。このようにすることで、インクジェットヘッド40のノズルでは、下流タンク30の液面とノズル面との水頭差に起因する負圧よりも、上流タンク20の液面とノズル面との水頭差に起因する正圧が上回り、微正圧が生成される。
次に、図2(c)に示されるように、払拭部材53が送られる(図3(a)の領域D参照)ことで、ノズル面45に存在する残留インク滴46が取り払われて、メニスカスが形成される。この時、微正圧の作用によりメニスカスはノズルから微少に出っ張っているが、メニスカスが破壊されるほどの大きさではないため、溢れ出すことはない。
その後、払拭部材53がノズル面45を通り過ぎると、電磁弁31が開放されてメンテナンス動作が終了し、待機状態となる(図3(a)の領域A′参照)。
最後に、メンテナンスユニット50が所定の退避位置へ移動され、払拭部材53が初期位置へ戻り、媒体搬送部43が所定の印字位置へ戻ることで、メンテナンス動作が終了する。
尚、本第1の実施形態では、必ずしも領域Cに於ける下流タンク30の大気開放は要さない。例えば、インクジェットヘッド40と下流タンク30との経路上に弁が存在するシステムであれば、領域B初頭から領域A′まで当該弁を閉じる制御とし、電磁弁21、加圧ポンプ34、払拭部材53等は、前述と同様の制御としてもよい。この場合、領域Cに於いて生成される微正圧は、ノズル面45と上流タンク20との高低差のみによって決定されることとなる。
このように、本実施形態で用いられた、パージ後に一度インク系を大気圧に戻してから微正圧を生成する方法によれば、パージ直後にインク系を大気圧に戻す過程に於いて微正圧を生成する方法に比べ、微正圧生成時に於ける単位時間当たりの圧力変化が少ない。そのため、微正圧の機差を少なくすることができ、その結果ワイプ時にノズルからのインクの溢れ出しや、ノズルへの異物の混入の少ないインクジェットプリンタを実現することができる。
更に、本第1の実施形態は、部材の追加を必要とせず、インク循環に使用するインクタンク及び電磁弁の制御のみで微正圧を生成することができる。
(変形例)
次に、本発明の第1の実施形態の変形例を説明する。
図4は、本発明の第1の実施形態に係る画像形成装置であるインクジェットプリンタ10の構成を示したブロック図である。
尚、この変形例に於いて、前述した第1の実施形態と同様である部分については説明を省略し、主として異なる点についてのみ説明する。
本変形例では、パージ手段として、加圧ポンプ34に代えて、廃液タンク51に取り付けられた吸引ポンプ62が用いられている。また、廃液タンク51の大気開放状態を制御する電磁弁61が取り付けられている。
また、図5(a)〜(d)に示されるように、インクパン52aは、インクジェットヘッド40に密着できる開口部形状となっている。
吸引ポンプ62が廃液タンク51に負圧を発生させることで、インクパン52aがインクジェットヘッド40に対してパージ動作を行う。パージ動作に於ける各部の動作は、図6(a)〜(f)のタイミングチャートに示されるとおりである。図6(a)はメンテナンス動作中のインクジェットヘッド40のノズルのゲージ圧の経時変化を説明するためのタイミングチャート、図6(b)〜(f)はメンテナンス動作に係る電磁弁21、電磁弁31、電磁弁64、吸引ポンプ62、払拭部材53の各動作を説明するためのタイミングチャートである。
すなわち、メンテナンス動作が開始される(図6(a)の領域A参照)と、循環ポンプ35が停止され、媒体搬送部43は印字位置から所定の退避位置に移動される。すると、メンテナンスユニット50がノズル面45に対向する位置に移動され、図5(a)に示されるような位置関係となる。
次に、パージ動作が実行される(図6(a)の領域B参照)。パージ動作に於いては、先ず、電磁弁21、31、61が閉じられ、次に吸引ポンプ62により廃液タンク51が減圧される。この時、インクパン52aのゲージ圧は、例えば−20kPaとなっている。このため、図5(b)に示されるように、ノズルからインクが溢れ出してインクパン52aに垂れ落ち(インク47)、また、一部のインクはノズル面45に滴(インク滴46)となって残る。
そして、所定時間経過後(図6(a)の領域C参照)、電磁弁21、31、62が開かれ、上流タンク20、下流タンク30、廃液タンク51が大気圧に戻された後、電磁弁221、31が所定のタイミング差で再度閉じられると、ノズル圧が微正圧になる。すると、インクジェットヘッド40のノズルでは、下流タンク30に起因する負圧よりも上流タンク20に起因する正圧が上回り、微正圧が生成される。
次に、図5(c)に示されるように、払拭部材53が送られる(図6(a)の領域D参照)ことで、ノズル面45に存在する残留したインク滴46が取り払われ、メニスカスが形成される。
そして、払拭部材53がノズル面45を通り過ぎる(図6(a)の領域A′参照)と、電磁弁61が開放されてメンテナンス動作が終了し、待機状態となる。
最後に、メンテナンスユニット50が所定の退避位置へ移動され、払拭部材53が初期位置へ戻り、媒体搬送部43が所定の印字位置へ戻る。これによって、メンテナンス動作が終了する。
尚、本実施の形態に於いて、必ずしも前述した領域Cに於ける下流タンク30の大気開放は要さない。例えば、インクジェットヘッド40と下流タンク30との経路上に弁が存在するシステムであれば、領域Bの初頭から領域A′まで当該弁を閉じる制御とし、加圧ポンプ34、払拭部材53等は前述と同様の制御としても良い。この場合、インクジェットヘッド40と下流タンク30の液面との高低差による負圧は発生しないため、高度Hが大きい場合に好適である。
以上のように、本変形例によれば、吸引パージを行うメンテナンスシステムにも適用可能である。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。
前述した第1の実施形態及びその変形例は画像形成時にインク循環させるタイプのインクジェットプリンタについて説明したが、この第2の実施形態は画像形成時にインク循環を行わないタイプのインクジェットプリンタの例である。
尚、この第2の実施形態に於いて、図1乃至図6に示される第1の実施形態と同一の部分には同一の参照番号を付して説明を省略し、主として異なる部分の構成及び動作について説明する。
図7は、本発明の第2の実施形態に係る画像形成装置であるインクジェットプリンタ10bの構成を示したブロック図である。また、図8(a)及び(b)はメンテナンスの動作を説明するための図であり、図9(a)はメンテナンス動作中のインクジェットヘッド40のノズルのゲージ圧の経時変化を説明するためのタイミングチャート、図9(b)〜(e)はメンテナンス動作に係るピストン71のストッパ位置、電磁弁31、加圧ポンプ34、払拭部材53の各動作を説明するためのタイミングチャートである。
本第2の実施形態では、上流タンク20は省略されており、メインインクタンク11は下流タンク30と接続されている。下流タンク30とインクジェットヘッド40とを接続する経路に於いて、ノズル面45よりも所定高さ高い位置に、微正圧生成手段である分枝部70が水平に延出されている。
分枝部70には、ピストン71が挿入されており、該ピストン71を挟むように、ピン状のストッパ72、73がインク経路の中心付近まで動径方向に差し込まれている。ピストン71のストッパ72側はインク経路と連通しており、ストッパ73側は大気開放されている。ピストン71は滑らかに動作することができ、例えば、電磁弁31が開いているときは、図8(a)に示されるように、速やかにストッパ72に接触するまで移動する。
或いは、下流タンク30の液面とピストン71との高低差により発生する水頭圧以上に下流タンク30が加圧されると、図8(b)に示されるように、ピストン71は速やかに、ストッパ72の位置からストッパ73の位置まで、例えば1秒程度で移動する。
尚、ストッパ72位置からストッパ73位置までは、後述するピストンの運動を妨げない距離が確保されているものとする。ピストン71は、軽量の材質が望ましく、ポリエチレン、ポリプロピレン、アクリル等の樹脂や、金属ならばアルミニウム等が好適である。更には、中空としておくと、尚良い。
次に、図9(a)〜(e)を参照して、本第2の実施形態に於けるメンテナンス動作の詳細を説明する。
メンテナンス動作が開始される(図9(a)の領域A参照)と、媒体搬送部43は印字位置から所定の退避位置に移動され、メンテナンスユニット50がノズル面45に対向する位置に移動され、図2(a)に示される位置関係となる。
次に、パージ動作が実行される(図9(a)の領域B参照)。パージ動作に於いては、先ず、電磁弁31が閉じられ、次に加圧ポンプ34により下流タンク30が加圧される。この時、インクジェットヘッド40のゲージ圧は、例えば20kPaとなっている。このため、図2(b)に示されるように、ノズルからインクが溢れ出してインクパン52に垂れ落ち(インク47)、また一部のインクはノズル面45に滴となって残る。この時、ピストン71はストッパ73位置まで移動する。
そして、所定時間経過後(図9(a)の領域C参照)、電磁弁31が開らかれ、下流タンク30が大気圧に戻された後、電磁弁31が閉じられる。この後、ピストン71の外側から大気圧が作用され、ピストン71がストッパ72方向へ移動され、ノズル圧が微正圧になる。この時、分枝部70は水平であるため、ピストン71が移動しても、発生する微正圧の大きさは一定である。
次に、図2(c)に示されるように、払拭部材53が送られる(図9(a)の領域D参照)ことで、ノズル面45に存在する残留インク滴が取り払われ、メニスカスが形成される。この時、微正圧の作用により、メニスカスはややノズルから出っ張っているが、メニスカスが破壊されるほどの大きさではないため、溢れ出すことはない。
そして、払拭部材53がノズル面45を通り過ぎると(図9(a)の領域A′参照)、電磁弁31が開放されてメンテナンス動作が終了する。すると、ピストン71はストッパ72位置まで移動され、待機状態となる。
最後に、メンテナンスユニット50が所定の退避位置へ移動され、払拭部材53が初期位置へ戻り、媒体搬送部43が所定の印字位置へ戻ることでメンテナンス動作が終了する。
尚、本実施の形態に於いて、必ずしも前述した領域Cに於ける下流タンク30の大気開放は要さない。例えば、インクジェットヘッド40と下流タンク30との経路上において、分枝70よりも下流タンク30寄りに弁が存在するシステムであれば、領域Bにおける圧力の立ち上がり後から領域A′まで当該弁を閉じる制御とし、加圧ポンプ34、払拭部材53等は前述と同様の制御とし、下流タンク30は領域A′までの任意のタイミングで大気開放する制御としても良い。このとき、分枝部70のインクは下流タンク30へ落ちることはないので、ストッパ72、73の間を短くすることができる。したがって、分枝部70の全体を短くすることができる。
このように、本第2の実施形態によれば、複雑な制御の必要なく、容易に安定した微正圧を生成することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は前述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変形実施が可能であるのは勿論である。
更に、前述した実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件の適当な組合せにより種々の発明が抽出され得る。例えば、実施形態に示される全構成要件から幾つかの構成要件が削除されても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題が解決でき、発明の効果の欄で述べられている効果が得られる場合には、この構成要件が削除された構成も発明として抽出され得る。
本発明の第1の実施形態に係る画像形成装置であるインクジェットプリンタ10の構成を示したブロック図である。 本発明の第1の実施形態に於けるインクジェットプリンタのメンテナンスの動作を説明するための図である。 (a)はメンテナンス動作中のインクジェットヘッド40のノズルのゲージ圧の経時変化を説明するためのタイミングチャート、(b)〜(e)はメンテナンス動作に係る電磁弁21、電磁弁31、加圧ポンプ34、払拭部材53の各動作を説明するためのタイミングチャートである。 本発明の第1の実施形態に係る画像形成装置であるインクジェットプリンタ10の構成を示したブロック図である。 本発明の第1の実施形態の変形例に於けるインクジェットプリンタのメンテナンスの動作を説明するための図である。 (a)はメンテナンス動作中のインクジェットヘッド40のノズルのゲージ圧の経時変化を説明するためのタイミングチャート、図6(b)〜(f)はメンテナンス動作に係る電磁弁21、電磁弁31、電磁弁64、吸引ポンプ62、払拭部材53の各動作を説明するためのタイミングチャートである。 本発明の第2の実施形態に係る画像形成装置であるインクジェットプリンタ10bの構成を示したブロック図である。 本発明の第2の実施形態に於けるインクジェットプリンタのメンテナンスの動作を説明するための図である。 (a)はメンテナンス動作中のインクジェットヘッド40のノズルのゲージ圧の経時変化を説明するためのタイミングチャート、図9(b)〜(e)はメンテナンス動作に係るピストン71のストッパ位置、電磁弁31、加圧ポンプ34、払拭部材53の各動作を説明するためのタイミングチャートである。
符号の説明
10…インクジェットプリンタ、11…メインインクタンク、12、13、21、31…電磁弁、15…制御装置、20…上流タンク、22…上流タンク液面センサ、30…下流タンク、32…下流タンク液面センサ、34…加圧ポンプ、35…循環ポンプ、40…インクジェットヘッド、41、46…インク滴、42…記録媒体、43…記録媒体搬送部、45…ノズル面、50…メンテナンスユニット、51…廃液タンク、52、52a…インクパン、53…払拭部、55…ブレード、56…支持部材。

Claims (10)

  1. インクを吐出する複数のノズルを有するインクジェットヘッドと、インクジェットヘッドとインクが連通可能に接続され、インク液面がノズル位置よりも高い位置に設定されている第1のインク経路と、インクジェットヘッドとインクが連通可能に接続され、インク液面がノズルよりも低い位置に設定される第2のインク経路と、インクジェットヘッド内のインクに強い正圧若しくは強い負圧を与える与圧手段と、インクジェットヘッドのノズル面を払拭するワイパと、を有するインクジェットプリンタに於けるインクジェットヘッドのメンテナンス方法に於いて、
    前記与圧手段を駆動させることで、前記ノズル内のインクに対して強い正圧若しくは強い負圧を与え、ノズルからインクを強制的に噴射させるパージ処理と、
    パージ処理後に、パージ処理に伴う強い正圧若しくは強い負圧によって、前記第1のインク経路に作用していた強い正圧若しくは強い負圧を大気圧に戻す大気圧設定処理と、
    大気圧設定処理後に、前記ノズルと第1のインク経路との水頭差に基づく微正圧をノズル内のインクに与えた状態で、ノズル面をワイパによって払拭するワイピング処理と、
    を実行することを特徴とするインクジェットヘッドのメンテナンス方法。
  2. 前記大気圧設定処理後に、微正圧の値を設定すると共にその値を維持する微正圧設定処理を実行すると共に、微正圧設定処理で微正圧が維持されている間にワイピング処理を実行することを特徴とする請求項1に記載のインクジェットヘッドのメンテナンス方法。
  3. 前記第1のインク経路は、第1のインク経路内と外気とを連通する第1の開口と、当該第1の開口を開閉する第1の弁と、を有し、
    前記第2のインク経路は、第2のインク経路内と外気とを連通する第2の開口と、当該第2の開口を開閉する第2の弁と、を有し、
    パージ処理時に前記第1の弁及び第2の弁を閉鎖し、
    大気圧設定処理時に前記第1の弁を開放し、
    前記微正圧設定処理時に前記第1の弁を閉鎖する、
    ことを特徴とする請求項2に記載のインクジェットヘッドのメンテナンス方法。
  4. 前記第1のインク経路は、第1のインク経路内と外気とを連通する第1の開口と、当該第1の開口を開閉する第1の弁と、を有し、
    前記第2のインク経路は、第2のインク経路内と外気とを連通する第2の開口と、当該第2の開口を開閉する第2の弁と、を有し、
    前記第1及び第2の弁が開放されたときにノズル内のインクに与えられる圧力値が、所望の微正圧値よりも小さい状態に於いて、
    前記パージ処理時に前記第1の弁及び第2の弁を閉鎖し、
    前記大気圧設定処理時に前記第1の弁及び第2の弁を開放し、
    前記微正圧設定処理時に前記第2の弁を閉鎖し、所定時間経過後に第1の弁を閉鎖する、
    ことを特徴とする請求項2に記載のインクジェットヘッドのメンテナンス方法。
  5. 前記第1のインク経路は、第1のインク経路内と外気とを連通する第1の開口と、当該第1の開口を開閉する第1の弁と、を有し、
    前記第2のインク経路は、第2のインク経路内と外気とを連通する第2の開口と、当該第2の開口を開閉する第2の弁と、を有し、
    前記第1及び第2の弁が開放されたときにノズル内のインクに与えられる圧力値が、所望の微正圧値よりも大きい状態に於いて、
    前記パージ処理時に前記第1の弁及び第2の弁を閉鎖し、
    前記大気圧設定処理時に前記第1の弁及び第2の弁を開放し、
    前記微正圧設定処理時に第1の弁を閉鎖し、所定時間経過後に第2の弁を閉鎖する、
    ことを特徴とする請求項2に記載のインクジェットヘッドのメンテナンス方法。
  6. 所定時間の長さを調整することで、微正圧の値を調整することを特徴とする請求項3若しくは4に記載のインクジェットヘッドのメンテナンス方法。
  7. 前記第1のインク経路は、第1のインク経路内と外気とを連通する第1の開口と、当該第1の開口を開閉する第1の弁と、を有し、
    前記第2のインク経路は、ノズルとの第2のインク経路とのインクの連通を遮断する遮断弁を有し、
    前記パージ処理時に第1の弁を閉鎖し、
    前記大気圧設定処理時に第1の弁を開放し、
    前記微正圧設定処理時に第1の弁及び遮断弁を閉鎖する、
    ことを特徴とする請求項2に記載のインクジェットヘッドのメンテナンス方法。
  8. 前記第1のインク経路は、第1のインク経路内と外気とを連通する第1の開口と、第1のインク経路のインク液面に連動して移動可能なピストン部材と、ピストン部材の移動を規制することでインク液面の変動範囲を規制するストッパ部材と、を有し、
    前記第2のインク経路は、第2のインク経路内と外気とを連通する第2の開口と、当該第2の開口を開閉する第2の弁と、を有し、
    前記パージ処理時に第2の弁を閉鎖し、
    前記大気圧設定処理時に第2の弁を開放し、
    前記微正圧設定処理時に第2の弁を閉鎖する、
    ことを特徴とする請求項2に記載のインクジェットヘッドのメンテナンス方法。
  9. 前記ストッパ部材によって規制されるピストン部材の移動範囲は、水平方向に延在していることを特徴とする請求項8に記載のインクジェットヘッドのメンテナンス方法。
  10. インクを吐出する複数のノズルを有するインクジェットヘッドと、
    前記インクジェットヘッドとインクが連通可能に接続され、インク液面がノズルよりも高い位置に設定されるインクタンクと、
    前記ノズル内のインクに強い正圧若しくは強い負圧を与える与圧手段と、
    前記インクジェットヘッドのノズル面を払拭するワイパと、
    を有するインクジェットプリンタに於けるインクジェットヘッドのメンテナンス方法に於いて、
    前記与圧手段を駆動させることで、前記ノズル内のインクに対して強い正圧若しくは強い負圧を与え、前記ノズルからインクを強制的に噴射させるパージ処理と、
    パージ処理後に、パージ処理に伴う強い正圧若しくは強い負圧によって、前記インクタンク内のインクに作用していた強い正圧若しくは強い負圧を大気圧に戻す大気圧設定処理と、
    大気圧設定処理後に、前記ノズルとインクタンクとの水頭差に基づく微正圧をノズル内のインクに与えた状態で、ノズル面をワイパによって払拭するワイピング処理と、
    を実行することを特徴とするインクジェットヘッドのメンテナンス方法。
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