JP2009268791A - 磁場均一度調整用ソフトウェア、磁場均一度調整方法、磁石装置及び磁気共鳴撮像装置 - Google Patents

磁場均一度調整用ソフトウェア、磁場均一度調整方法、磁石装置及び磁気共鳴撮像装置 Download PDF

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Abstract

【課題】磁場均一度調整作業に際し、作業効率がよい表示をする磁場均一度調整ソフトウェアと、これを用いる磁場調整法と磁石装置、及び、この磁石装置を用いたMRI装置を提供する。
【解決手段】磁場空間の磁場強度分布に基づき、これを均一にするために、シムトレイに配置すべき磁性材シム(たとえばシムボルト)の位置と体積とを、まず、詳細な計算格子上において算出する。続いて、算出された磁性材シムの位置及び体積の分布から、その局所最大値及び局所最小値を抽出し、各々を中心とする磁性材シムの体積の分布領域をそれぞれ抽出し、この分布領域内に分布する磁性材の体積を加算する。最後にこの加算結果を、対応する局所最大値位置または局所最小値位置とともに表示する。
【選択図】図8

Description

本発明は、磁場均一度調整用ソフトウェア、磁場均一度調整方法、磁石装置及び磁気共鳴撮像装置に関する。
磁気共鳴撮像(Magnetic Resonance Imaging; MRI)装置は、均一な静磁場空間に置かれた被検体(検査体)に高周波パルスを照射したときに生じる核磁気共鳴現象を利用して被検体の物理的、化学的性質を表す画像を得ることができ、特に、医療用として用いられている。磁気共鳴撮像装置は、主に、被検体が搬入される撮像領域内に均一な静磁場を印加するための磁場発生源と、撮像領域に向けて高周波パルスを照射するRFコイル、撮像領域からの応答を受信する受信コイル、及び、撮像領域内に共鳴現象の位置情報を与えるための勾配磁場を印加する傾斜磁場コイルとを備えて構成されている。
磁気共鳴撮像装置において、画質向上のための要件のひとつに、撮像領域内の静磁場均一度の向上が挙げられる。磁気共鳴撮像装置に用いられる磁石装置の設計、製造に際しては、磁場発生源が撮像領域内に発生する静磁場を均一にするために、設計、組み立て、及び据付の各段階において、磁場均一度調整が行われている。
このうち、据付段階における磁場均一度調整は、例えば、製作誤差や周囲の環境などによって生じる磁場不均一成分を、磁石装置に磁性材からなる磁場均一度調整体(磁性材シム)を追加的に配置したり、又は取り除いたりすることで実現できる。例えば、上下に対向する磁場発生源(磁極)の間に撮像領域及びそのための均一磁場空間を形成する形式の磁石装置では、前記磁極とその内側(撮像領域側)に配置される傾斜磁場コイルとで挟まれる空間にシムトレイと呼ばれる非磁性材からなるトレイ状の磁場均一度調整機構(手段)を設けて配置するような構成が一般的である(例えば、特許文献1参照)。
また一方、二重円筒状の容器に磁場発生源となる複数の超電導コイルを内蔵し、その内側に撮像領域及び前記円筒の軸方向に向いた均一磁場空間を形成する形式の磁石装置では、前記容器内周側に配置される傾斜磁場コイルと前記容器内周表面とで挟まれる空間にシムトレイ(磁場均一度調整手段)を設けたり、あるいは、前期傾斜磁場コイルにシムトレイを内蔵したりする構成が一般的である(例えば、特許文献2参照)。
これらシムトレイにおいて、どの位置にどれだけの磁性体シムを配置すればよいか、という問題は、一般に撮像領域における磁場均一性を目的関数とする最適化問題であり、与えられた磁場分布を用い、線形最適法や、その改良手法などによって磁性体シムの配置を決定することが多い(例えば、特許文献3参照)。
特許第3733441号公報 特開2007-202900号公報 特開2003-167941号公報 柳井春夫、竹内 啓著『射影行列・一般逆行列・特異値分解』、UP応用数学選書10、東京大学出版会、1983年
磁場均一度調整手段としては、単位面積あたりになるべく多くの(体積の大きな)磁性体シムを配置できるように構成すれば、磁場均一度調整能力は高くなる。なぜなら、多量の磁性体シムにより撮像領域に大きな磁場強度変化を生成できるからである。これを容易に実現するため、シムトレイに多数のねじ穴をあけ、このねじ穴にシムボルトと呼ばれる磁性材シムをねじ込む方法が考えられた。この方法によれば、ねじ穴を細密に配置することでねじ穴の数だけのシムボルトを配置することができ、結果として多くの磁性体シムを配置できることになる。さらに、ねじ穴相互を細密に配置することによって、空間的に精密な磁場分布の形成が期待できる。
しかし、均一磁場を実現するため多数のねじ穴を個別に管理して線形計画法などの最適化手法を適用し、シムボルトの配置を定めた場合、ねじ穴ごとに最適なシムボルトを誤りなくねじ込むという、緻密な作業が必要となる。ひとつのシムトレイに例えば数千のねじ穴をあけたとすれば、磁場均一度調整作業に従事する者は、それぞれのねじ穴に必要なねじ(シムボルト)を正確に並べなければならず、作業効率が非常に悪い。
この作業効率を改善するために、たとえば、その数を必要最小限とし、管理すべきねじ穴の数を減らす方法が考えられた。この際、シムトレイに設けるねじ穴径を大きくすることも考えられたが、磁石装置が発生する強磁場中で磁場均一度調整のためにシムボルトを扱うことを考慮すると、シムボルトの大きさ、すなわち、ねじ穴の大きさはそれほど大きくできない。そのため、十分な磁場均一度調整能力が得られない問題点がある。
このため、シムトレイの穴の径や数は変更せず、シムトレイ上の複数のねじ穴を含むように、シムトレイをあらかじめいくつかの領域に区分けしておき、その領域内のねじ穴に配置すべきシムボルトの体積を加算して一括して表示する方法が改善案として考えられた。この場合、前記した領域は、磁場均一度調整に十分な空間的精度を持つ大きさで設計すればよい。なお、この領域の大きさは、磁石装置据付調整時に想定されるもっとも精密な磁場均一度調整に対応できる大きさにしておく必要がある。これにより、多数のねじ穴を個別に管理するよりも作業効率をあげることができる。
ただし、この領域の寸法は上述のように磁場分布の空間的精度を十分確保にするように規定されているに過ぎないから、その大きさは必然的に小さくなり、すなわち、領域の数は依然として多いままとなる。このような領域分けを行うと、磁場分布の空間的精度が高い必要がないような、いわば大局的な磁場均一度調整をする場合でも、多くの領域に詳細にシムボルトを配置する必要があり、作業効率が悪いという問題点がある。
本発明の課題は、このような、磁場分布の空間精度をあまり必要としない大局的な磁場均一度調整をする場合に、作業効率の向上に寄与できる磁場均一度調整用ソフトウェア、磁場均一度調整方法、磁石装置及び磁気共鳴撮像装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明では、磁場空間の磁場強度分布に基づき、これを均一にするために、シムトレイに配置すべき磁性材(たとえばシムボルト)の位置及び体積を、まず、計算格子上において算出する。続いて、算出された磁性材の位置及び体積の分布から、その局所最大値及び局所最小値を抽出し、各々を中心とする磁性材の体積の分布領域をそれぞれ抽出し、この分布領域内に分布する磁性材の体積を加算する。最後にこの加算結果を、対応する局所最大値位置または局所最小値位置とともに表示する。
好ましくは、この分布領域を抽出する方法は、計算格子上の隣接節点間の物量の関係を調べながら順次拡張しながら領域を確定する方法であることが望ましい。
また、上記物量表示方法は、シムトレイの形状を表示した画面上に、位置と物量が視覚的にわかるように表示されることが好ましい。
本発明によれば、磁場分布の空間精度をあまり必要としない大局的な磁場均一度調整をする場合に、作業効率の向上に寄与できる磁場均一度調整用ソフトウェア、磁場均一度調整方法、磁石装置及び磁気共鳴撮像装置を提供できる。
以下、本発明による各実施形態について、添付した各図を参照し、詳細に説明する。
<第1実施形態>
図1(a)は、本発明による磁場均一度調整の対象とする磁石装置50の一例を示す斜視図であり、図1(b)は、図1(a)に示す磁石装置50の縦断面図である。
図1(a)に示すように、磁石装置50は、磁気共鳴撮像装置(Magnetic Resonance Imaging)の磁場発生源として、一対をなす上側コイル容器1及び下側コイル容器2が、磁場空間3を形成するように連結柱4,5を介して対向して配置されている。図1(b)に示すように、上側コイル容器1には円環状に形成された超電導コイル8,11が、下側コイル容器2には円環状に形成された超電導コイル9、10が、それぞれ収納されている。
図2は、図1に示す磁石装置50の上側磁極を詳細に示す拡大縦断面図である。
図2に示すように、上側コイル容器1は、たとえば、ほぼ円筒状に形成された真空容器12、真空容器12内に収納された輻射シールド13、輻射シールド13内に収納されたヘリウム容器14とを備えて構成されている。ヘリウム容器14内には、円環状に構成された超電導コイル(主コイル)8、シールドコイル11が、超電導用冷媒としての液体ヘリウム(図示せず)と共に収納されている。図2では、上側コイル容器1について示したが、下側コイル容器2も、上側コイル容器1と磁場空間3(図1参照)を中心として対称に同一の内部構成を有している。
図1(b)に戻り、上側コイル容器1の磁場空間3側の対向面には、円柱状の凹部15が形成されている。凹部15内にはプラスチックやアルミニウムなどの非磁性材からなるシムトレイ17が収納され、シムトレイ17の磁場空間3側には傾斜磁場コイル19が配置され、傾斜磁場コイル19のさらに磁場空間3側にはRF送受信コイル21が配置されている。
同様に、下側コイル容器2の磁場空間3側の対向面には、円柱状の凹部16が形成されている。凹部16内には非磁性材からなるシムトレイ18が収納され、シムトレイ18の磁場空間3側には傾斜磁場コイル20が配置され、傾斜磁場コイル20のさらに磁場空間3側にはRF送受信コイル22が配置されている。
超電導コイル8,9,10,11は磁場空間3の一部をなす撮像領域23を均一磁場空間として形成する。超電導コイル(主コイル)8,9は、発生する磁場強度が最も強く、かつ静磁場を、磁場空間3内に垂直方向に沿って形成する。シールドコイル10,11は、超電導コイル(主コイル)8,9によって形成される磁場が外部に漏洩することを抑制するために設けられている。また、傾斜磁場コイル19,20は撮像領域23内に動磁場を形成するコイルである。RF送受信コイル21,22は、撮像領域23に向けて電磁波(ラジオ波)を照射及び受信する送受信用コイルである。
超電導コイル8,9,10,11は、前記したように、撮像領域23に均一な磁場を生成するように配置されている。超電導コイル8,9,10,11では、磁場の強度や均一度が不足するときは、例えば、真空容器12の内部や外部、あるいは、輻射シールド13の内部、あるいは、ヘリウム容器14の内部などに鉄片(鉄合金を含む、以下同様)や永久磁石などの強磁性材(図示せず)を配置し(又は取り除き)、磁場強度を補強したり(又は減衰させたり)、均一度を向上させたりできる。なお、4個の超電導コイル8,9,10,11を配置した場合について説明したが、これらの数はこれより多くても少なくてもよい。
このように、磁石装置50は、超電導コイル8,9,10,11や、図示しない鉄片などを用いて均一磁場を生成するように設計されるが、現実には組み立て誤差や設置環境の影響により、撮像領域23には誤差磁場が発生する。シムトレイ17,18は、この誤差磁場成分を除去するために設けられている。
なお、上側コイル容器1の表面から、シムトレイ17、傾斜磁場コイル19、RF送受信コイル21は、この順に配置されている。同様に、下側コイル容器2の表面から、シムトレイ18、傾斜磁場コイル20、RF送受信コイル22は、この順に配置されている。傾斜磁場コイル19、20、RF送受信コイル21,22は、着脱可能に設置される。シムトレイ17,18は、着脱可能であってもなくてもよい。
図3(a)は、図1に示す磁石装置50のシムトレイ(磁場均一度調整手段)17(18)を示す拡大斜視図であり、図3(b)は、そのシムトレイ17(18)の縦断面模式図である。
シムトレイ17,18は、円盤状などの形状を有するトレイであり、多数のねじ穴(雌ねじ)26があけられている。磁場均一度調整に際して、ねじ穴26に、ねじ状(雄ねじ)の磁性材シムであるシムボルト27をねじ込むと、シムトレイ17,18に、シムボルト27分の磁性材が付加される。シムボルト27は、その長さや加工方法によって、様々な体積及び形状のものがあらかじめ用意されていて、磁場均一度調整作業者は適宜必要な体積及び形状のシムボルト27を選んで用いる。
なお、図3(a)に示すように、シムトレイ17、18はその表面が格子線28で小さな領域に区切られている。格子線28は、各々の格子の内側に複数のねじ穴26が含まれるように引かれている。なお、シムボルト27として、ねじ状の磁性材シムを用いる場合について説明したが、ねじ状でない磁性材シムを用いてもよい。例えば、円柱状、角柱状、円錐状、角錐状、板状、リベット状など、他の多様な形状の磁性材シムを条件に応じて用いるとよい。
磁場均一度調整作業とは、撮像領域23の磁場分布を均一にするために必要なシムボルト27を、シムトレイ17,18に設けられたねじ穴26に配置する作業である。所望の均一磁場を得るために、シムボルト27をシムトレイ17,18上のどの位置にどの程度の体積配置するかについては、撮像領域(均一磁場空間)23における磁場強度分布の測定値をもとに、コンピュータにインストールされたソフトウェア(磁場均一度調整用ソフトウェア)によって算出される。
この配置を決定するソフトウェアのアルゴリズムは、たとえば、線形計画法などの数理計画法や、その他の最適化手法であってもよいし、あるいは、逆問題を解くような方法であってもよい。本実施形態では、逆問題解法によるアルゴリズムを一例として示す。
図4は、図1に示す磁石装置50に対応する、シムボルト27の体積分布を算出するための計算格子の一例を示す模式図である。
まず、最初の測定は、後記するように、シムボルト27をシムトレイ17,18に配置しない状態で行い、順次、シムボルト27を付加しながら測定を繰り返し、所定の磁場均一度を得るようにする。図4に示すように、シムトレイ17,18と撮像領域(均一磁場空間)23とを計算格子により表現する。シムトレイ17,18の計算格子の節点は、たとえば、図3に示したような、シムトレイ17に開けられたねじ穴26の位置に一致させてもよいし、一致させなくともよい。一方、撮像領域(均一磁場空間)23の計算格子の節点は、磁場均一度調整作業で実際に磁場強度を測定する、又は計算する位置と一致させておく。
シムトレイ17,18の計算格子上のある節点iに、体積V、磁化Mのシムボルト27を配置するとき、このシムボルト27が撮像領域(均一磁場空間)23のある隣接節点jにつくる磁場強度B(i,j)は、体積V及び磁化Mに比例する。
Figure 2009268791
ただし、mはシムボルト27の磁気双極子モーメントである。ここで、磁化Mは一定としている。ゆえに、シムトレイ17,18の計算格子上の各節点に配置されたシムボルト27の磁気モーメントの分布を次式で表す。
Figure 2009268791
これらによって撮像領域(均一磁場空間)23の計算格子上の各接点に作られる磁場強度の分布を次式で表現する。
Figure 2009268791
すると、磁場分布と磁気モーメント分布との関係は、係数行列を行列Aと置いて、次式で表すことができる。
Figure 2009268791
行列Aに特異値分解法を適用すると、行列Aの一般化逆行列A′を求めることができる。この結果、次式を得る。なお、特異値分解法は、例えば、前記した[非特許文献1]記載の方法による。
Figure 2009268791
つまり、目標とする(生成すべき)磁場分布が決まれば、式(5)により一般化逆行列A′との行列積を取れば必要な磁気モーメント分布が計算できる。本発明のように、磁場均一度調整作業、すなわち撮像領域(均一磁場空間)23の磁場分布を均一にするための作業であれば、目標とする均一磁場分布を次項とする。
Figure 2009268791
また、現在の撮像領域(均一磁場空間)23上の磁場分布の測定値(または計算値)を次項とする。
Figure 2009268791
すると、生成すべき磁場分布は次式で算出できる。
Figure 2009268791
磁気モーメント分布が求まれば、各々の磁気モーメントmに対応するシムボルト27の体積Vは、式(1)から単純に次式で算出できる。
Figure 2009268791
図5(a)は、図4に示す計算格子上で算出されたシムボルト27による磁気モーメントの分布を等高線で示した分布図であり、図5(b)は、この磁気モーメントの大きさの変化を半径方向に沿って示したグラフである。
より具体的には、これらは、式(5)によって得られる磁気モーメントの分布の一例を示し、図5(a)は、シムトレイ17(またはシムトレイ18)上に算出された磁気モーメントmの分布を等高線で示した一例を、図5(b)は、この分布を模式的に一次元方向(半径方向)のみを考慮したグラフで表現した図をそれぞれ表す。
このように、磁気モーメントmは、各節点に分布する量となる。ここで、正の磁気モーメントとは、磁石装置50の磁場の向きと同じ向きの磁気モーメントを指し、負の磁気モーメントとは、磁石装置50の磁場の向きと逆向きの磁気モーメントを指す。
すでに述べたように、各節点(もしくは各ねじ穴26)に分布する磁気モーメント(すなわちシムボルト27の体積)の分布をそのままシムトレイ17,18上に再現するのは、節点の数が多くて作業効率が非常に悪い。そこで、作業効率を上げるために、図5(a)に示す図の背景にあるような格子線(直交格子)28状の領域を定義し、各々の格子内部の領域(例えば、領域Aとする)に存在する節点上の磁気モーメントを加算することを考える。このとき、加算値mは、次式のとおりとなる。
Figure 2009268791
また、シムボルト27の体積Vは、次式で求められる。
Figure 2009268791
図6は、計算格子の節点上で算出されたシムボルト27の体積分布を、直交格子状の領域で加算して表示する場合の表示例である。図6(a)は数字のみを表示した場合、図6(b)は、図5(a)で示した等高線とともに表示した場合である。
各数字の単位(次元)は、例えば立方センチメートルなど、シムボルト27の体積を表す。正の数字は、この領域に磁石装置50によって生起する静磁場を補強する向きに、この数字の大きさ分の磁気モーメントを付与すればよいことを示す。具体的には、この数字の体積分の強磁性体(鉄など)からなるシムボルト27を付与すればよい。負の数字は、この領域に磁石装置50によって生起する静磁場を減衰する向きに、この数字の大きさ分の磁気モーメントを付与すればよいことを示す。具体的には、磁石装置50によって生起する静磁場と逆向きに、この数字に相当する強さの永久磁石からなるシムボルト27を配置するとか、あるいは、既に配置されている強磁性体からなるシムボルト27が存在すれば、これを除去すればよい。この格子線(直交格子)28ごとに区切られる大きさ(面積、形状)は、磁場調整作業に十分な性能を持つようにあらかじめ適切に決定され、例えば、50mm四方の寸法とする。この方法により、各節点それぞれにシムボルト27を配置するよりも作業性をよくすることができる。
図7は、計算格子の節点上で算出されたシムボルト27の体積分布から、ピーク位置を始点とする体積の分布領域を算出するアルゴリズムの概念を示す模式図である。
図6に示すように、前記した方法によれば、およそその直交格子の数だけシムボルト27を配置する必要があるため、シムボルト27を配置する工数を減らすことが好ましい。
そこで、図7に示すように、ピーク位置Pnを中心として磁気モーメントが分布する領域Anを抽出し、その領域Anの磁気モーメントを式(10),式(11)により加算する。実際は二次元での演算処理を行うが、原理を単純化して提示するため、図7では一次元的な模式図でその手順を概観している。この図からは、符号が反転する位置や、勾配が反転する位置を境として半径方向の長さを領域A1〜A7に大きく分け、対応するピークP1〜P7を抽出している。したがって、数の少ないピークP1〜P7に対して、シムボルト27を配置すればよいことが分かる。なお、本説明において、ピークとボトムとは区別せず、いずれもピークと表現する。すなわち、ピークには、ボトムを含むものとする。
これを現実の二次元的な計算格子に拡張すれば、以下のようになる。
まず、磁気モーメントの分布から、ピーク位置Pnをすべて抽出する。ある節点iにおける磁気モーメントをmとし、そのすべての隣接節点jにおける磁気モーメントをmとする。すべての隣接節点jに対して次式が成り立てば、節点iはピーク位置である。
Figure 2009268791
次に、各ピーク位置Pnを始点として、隣接節点の磁気モーメントの値を調べながら、領域Anの境界を決定する。領域Anの境界は、次のように決める。
(1)ピーク位置Pnに対応する節点を第0層と定義する。
(2)第n層に属するある節点kのすべての隣接節点のうち、すでに第n層またはその他の層に定義された節点を除く残りの節点の集合をCとする。
(3)節点の集合Cに属するすべての節点oに対し、ピーク位置Pnが正の磁気モーメントをもつピークならば、次式が成り立てば、節点oを第n+1層と定義する。
Figure 2009268791
また、ピーク位置Pnが負の磁気モーメントをもつピークならば、次式が成り立てば、節点oを第n+1層と定義する。
Figure 2009268791
これらを満たさない節点oがひとつでもあれば、節点oでなく、節点kを第n+1層と定義しなおす。
(4)第n層に属するすべての節点が第n+1層に定義されなおすような条件となるまで(2)及び(3)を繰り返す。
(5)最終的にもっとも外側の層をなす節点群が、領域Anの境界である。
以上の手順により、図7に模式的に示すような、ピーク位置Pnに対応する領域Anが決定される。
領域Anに属する節点の磁気モーメント及び体積を式(10),式(11)を用いて算出すれば、この体積VAnが領域Anに配置すべきシムボルト27の体積である。作業者は、VAnをピーク位置Pnの近傍に配置すればよい。
具体的には、正の磁気モーメントを付加すべきピーク位置の近傍には、例えば鉄などの強磁性体からなるシムボルト27を配置する。また、負の磁気モーメントを付加すべきピーク位置の近傍には、永久磁石からなるシムボルトを負の磁気モーメントを付加する向きに配置するか、既に存在するシムボルト27があれば、これを取り除く。
図8は、計算格子の節点上で算出されたシムボルトの体積分布からピーク位置を始点とする体積の分布領域を算出し、その領域内の物量加算結果を表示する場合の表示例を示す図である。つまり、この表示例は、以上の方法により算出されたシムボルト27の体積を意味する。図8(a)は体積と領域境界のみを表示した場合、図8(b)は、図5(a)で示した等高線とともに表示した場合である。
各数字の単位(次元)は、例えば立方センチメートルなど、シムボルト27の体積を表すものである。なお、数字の左側に示した記号は、体積の正負を直感的に表現することで作業上の誤りを減らすために、正の量を“△”印、負の量を“▽”印で表示したものである。シムボルト27を配置すべき位置を作業者に分かりやすく伝えるために、例えば、シムトレイ17,18を格子線(直交格子)28で区切り、図8(a)で示すような座標が割り振られていることが望ましい。
磁場調整ソフトウェアにより前記した表示がなされれば、作業者は、例えば図8に示す例であれば7箇所(この数はあくまで図8における例であり、実際の磁場均一度調整作業においては状況によって様々に異なる。)に配置すれば済み、各節点に式(9)で算出される体積を詳細に配置するよりも、あるいは、図6に示すような格子状の体積表示に従って配置するよりも作業効率は大幅に改善される。また、このような方法を用いる磁石装置50やこれを用いたMRI装置は、据付調整にかかる時間を短縮することができるから、結果として安価な装置を提供することができる。
なお、前記した方法は、領域An及びその境界を近似的に決定するものであるから、磁場均一度調整の精度を上げるには、この磁場均一度調整作業を複数回繰り返し行えばよい。
次に、本発明による磁場均一度調整作業の流れについて説明する。
図9は、本発明による磁場均一度調整作業を示す流れ図である。
まず、撮像領域(均一磁場空間)23の磁場強度分布を測定する(ステップS1)。具体的には、磁場分布測定装置60が動作し、磁気プローブ63が測定信号(測定結果)を得て、この測定結果を基に、データ取得用計算機61が磁場分析データ(磁場分布データ72)を生成する(図10を参照して後記)。
次に、磁場均一度調整用計算機62(図10を参照して後記)は、
・式(5)を用いて、シムボルト27の体積分布を算出し、
・領域Aまたは領域Anを決定し、
・シムボルト27の配置方法を表示する(ステップS2)。
次に、作業者は、表示装置65(図10参照)の表示を見ながらシムボルト27をシムトレイ17,18に配置する(ステップS3)。
そして、ステップS1と同様に、撮像領域(均一磁場空間)23の磁場強度分布を測定する(ステップS4)。
次に、均一磁場仕様を満足したか否かを判断する(ステップS5)。つまり、撮像領域(均一磁場空間)23の磁場均一度が所定値内であるか否かを判断する。より具体的には、磁場均一度調整用計算機62(図10参照)は、磁場分析データを基に、磁場強度があらかじめ定めた範囲内であるか否かを判断する。均一磁場仕様を満足していない場合(ステップS5のNo)、前記したステップS2以降の処理を繰り返す。均一磁場仕様を満足した場合(ステップS5のYes)、磁場均一度調整作業を終了する。
なお、この繰り返し過程において、図6の表示と図8の表示との間を任意に切り替えることができれば、作業者は図6で示されるような詳細なシムボルト27の配置と、図8で示されるようないわば大局的なシムボルト27の配置とを適宜変更しながら作業を進めることができる。
図10は、磁場分布測定装置60及び磁場均一度調整用計算機62を示す説明図である。
磁場分布測定装置60は、磁石装置50の撮像領域(均一磁場空間)23に挿入され、磁気分布を検出する磁気プローブ63と、磁気プローブ63に接続され、表示装置65を有し、データ取得用プログラムがインストールされたデータ取得用計算機61とを具備している。
磁場均一度調整用計算機62は、表示装置65と、プリンタなどの出力装置64とを有し、磁場均一度調整用ソフトウェアをインストールされたコンピュータである。
図11は、磁場均一度調整用ソフトウェアの動作を説明するブロック図である。
磁場均一度調整用計算機62は、記憶装置66、演算装置67、表示装置65、出力装置64を含んでいる。磁場均一度調整用計算機62は、磁場均一度調整用ソフトウェアをインストールされて、入力部73、演算部74、表示法生成部75、出力部76の機能を形成している。
なお、図10では、データ取得用計算機61と磁場均一度調整用計算機62とは別の計算機であるように図示してあるが、データ取得用のソフトウェアと磁場均一度調整用のソフトウェアとがそれぞれ動作すれば足りるのであるから、前期計算機61、62は同一のもの、すなわち両方の目的に共用されるものであっても構わないのは自明である。
磁場分布の取得から、配置すべきシムボルト27の表示までは、次のように行う。
(1)磁石装置50を定格に励磁する。
(2)磁場分布測定装置60により、磁石装置50の撮像領域(均一磁場空間)23の磁場分布データを取得する。具体的には、検出部を多数有する磁気プローブ63を回転させながら(図10参照)、磁石装置50の撮像領域23から磁場分布71を取得し、データ取得用計算機61によって、この磁場分布71から磁場分布データ72を生成する。
(3)磁場分布データ72は、磁場均一度調整ソフトウェアにより磁場均一度調整用計算機62が記憶装置66に読み込む。
(4)入力部73は、磁場分布データ72を、順次、記憶装置66から演算装置67に読み込む。
(5)演算部74は、読み込んだ磁場分布データ72を基に、シムボルト27の体積分布データを演算する。
(6)表示法生成部75は、この体積分布データを、あらかじめ設定された方法に従い出力部へ送出する。
(7)出力部76は、体積分布データを基に、体積分布を表示装置65に表示し、あるいは、プリンタなどの出力装置64を用いて出力する。
(8)作業者は、これらの表示又は出力結果を見ながら磁場均一度調整作業(磁性材(シムボルト27)を配置する作業)を実施する。
<第2実施形態>
図12及び図13を参照し、本発明による第2実施形態の磁場均一度調整ソフトウェアによる表示方法について説明する。
図12は、第1実施形態における図6に対応する表示例であり、図13は図8に対応する表示例である。このように、本実施形態では、図6や図8に示すような磁場の分布画像による表示でなく、配置位置の座標と体積を一覧表形式で表示する。本実施形態における表示以外の事項は第1実施形態と同様であるので、重複する説明を省略する。
このように、磁場分布の位置を描画しなくても、シムボルト27を配置する位置(座標)とその体積との対応が明瞭であるから、シムトレイ17(18)上の体積分布を加算するという本質は変わらず、作業性は大幅に向上する。
<第3実施形態>
図14及び図15を参照し、本発明による第3実施形態として、対象とするMRI装置の磁石装置51及び磁場均一度調整手段の別の例について説明する。
図14は、本発明による第3実施形態の磁石装置51の概略を示す縦断面図である。
前記した各実施形態で対象とした磁石装置50(図1参照)が、上下に対向して配置された磁極により撮像領域(均一磁場空間)23に鉛直方向の磁場を生成する磁石装置50であるのに対し、本実施形態の磁石装置51(図14参照)は、二重円筒状の真空容器12、輻射シールド13、ヘリウム容器14の内部に内蔵された超電導コイル群により、撮像領域(均一磁場空間)23に水平方向の磁場を生成するものである。なお、前記した各実施形態と実質的に同一でよい構成要素には、同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
図14に示すように、磁石装置51の場合、傾斜磁場コイル19は二重円筒状の真空容器12の内周に配置され、シムトレイ17(18)は、傾斜磁場コイル19(20)に内蔵される構成になっている。この構成は一例であり、シムトレイ17(18)は、傾斜磁場コイル19(20)の内周側に配置されていても、外周側に配置されていてもよい。
図15は、このような磁石装置51に対し、図4に対応する計算格子の一例を示した概念図である。
このような計算格子を用いて、第1実施形態と同様の計算を行うことにより、図14に示す構成の磁石装置51に対しても、全く同じように磁場均一度調整作業は可能であるし、作業効率の向上も可能である。
本発明による各実施形態によれば、磁場均一度調整作業者は、磁場均一度調整作業の各段階において、必要最小限の位置に最小限の個数のシムボルト(磁性材シム)27を配置すれば済むことになり、シムトレイ17,18のあらゆる位置をすべて管理してそれぞれに精密に磁性材シムを配置する必要がなくなるから、磁場均一度調整作業の効率を飛躍的に高めることができる。また、そのような方法を用いる磁石装置50やこれを用いたMRI装置は、据付調整にかかる時間を短縮することができるから、結果として安価な装置を提供することができる。
(a)は、本発明による磁場均一度調整の対象とする磁石装置の一例を示す斜視図であり、(b)は、(a)に示す磁石装置の縦断面図である。 図1に示す磁石装置の上側磁極を詳細に示す拡大縦断面図である。 (a)は、図1に示す磁石装置のシムトレイ(磁場均一度調整手段)を示す拡大斜視図であり、(b)は、そのシムトレイの縦断面模式図である。 図1に示す磁石装置に対応する、シムボルトの体積分布を算出するための計算格子の一例を示す模式図である。 (a)は、図4に示す計算格子上で算出されたシムボルトによる磁気モーメントの分布を等高線で示した分布図であり、(b)は、この磁気モーメントの大きさの変化を半径方向に沿って示したグラフである。 計算格子の節点上で算出されたシムボルトの体積分布を、直交格子状の領域で加算して表示する場合の表示例である。 計算格子の節点上で算出されたシムボルトの体積分布から、ピーク位置を始点とする体積の分布領域を算出するアルゴリズムの概念を示す模式図である。 計算格子の節点上で算出されたシムボルトの体積分布からピーク位置を始点とする体積の分布領域を算出し、その領域内の物量加算結果を表示する場合の表示例を示す図である。 本発明による磁場均一度調整方法を用いた磁場均一度調整の手順を示す流れ図である。 磁場分布測定装置及び磁場均一度調整用計算機を示す説明図である。 磁場均一度調整用ソフトウェアの動作を説明するブロック図である。 本発明による第2実施形態における、シムボルト体積分布表示方法のうち、第1実施形態での図6に対応する表である。 本発明による第2実施形態における、シムボルト体積分布表示方法のうち、第1実施形態での図8に対応する表である。 本発明による第3実施形態として、磁場均一度調整作業の対象とするMRI装置をなす磁石装置の概略を示す縦断面図である。 図14に示した磁石装置に対応する、シムボルトの体積分布を算出するための計算格子の一例を示す模式図である。
符号の説明
1 上側コイル容器
2 下側コイル容器
3 磁場空間
4,5 連結柱
8,9 主コイル
10,11 シールドコイル
12 真空容器
13 輻射シールド
14 ヘリウム容器
15,16 真空容器凹部
17,18 シムトレイ
19,20 傾斜磁場コイル
21,22 RF送受信コイル
23 撮像空間(均一磁場空間)
26 ねじ穴
27 シムボルト(シム部材、磁性材シム)
28 格子線(直交格子の格子線)

Claims (13)

  1. 磁場空間を生成する磁場発生源と、調整用の磁性材が適宜配置されることで前記磁場空間に形成される磁場強度分布を均一に調整する磁場均一度調整手段と、を備えた磁石装置において、
    前記磁場強度分布を均一にするために、計測した前記磁場空間の磁場強度分布に基づき、前記磁場均一度調整手段への前記磁性材による調整の仕方を指示する磁場均一度調整用ソフトウェアであって、
    コンピュータに、
    前記磁場均一度調整手段を介して計測される前記磁場空間における磁場強度分布の計測データを取得するステップと、
    前記計測データに基づいて、前記磁場均一度調整手段上の複数の部位を、前記磁性材による調整が必要な部位として表示手段に表示するステップと、
    を実行させることを特徴とする磁場均一度調整用ソフトウェア。
  2. 磁場空間を生成する磁場発生源と、前記磁場空間の外側に磁性材を配置し前記磁場空間に形成される磁場強度分布を均一にするための磁場均一度調整手段と、を備えた磁石装置に対し、前記磁場強度分布に基づき、当該磁場強度分布を均一にするために、前記磁場均一度調整手段に配置すべき前記磁性材の位置及び体積を算出して表示するための磁場均一度調整用ソフトウェアであって、
    コンピュータに、
    計算格子上で算出された磁場強度分布を均一にするための磁性材の体積の分布から、その局所最大値及び局所最小値を始点とする前記体積の分布領域をそれぞれ抽出する抽出ステップと、
    前記分布領域内に分布する磁性材の体積を加算する加算ステップと、
    前記磁性材の位置及び体積の加算結果を、対応する局所最大値位置または局所最小値位置とともに表示する表示ステップと、
    を実行させることを特徴とする磁場均一度調整用ソフトウェア。
  3. 前記磁石装置は、上下に対向する磁極によって前記磁極の間に前記磁場空間を垂直方向に生成することを特徴とする請求項2に記載の磁場均一度調整ソフトウェア。
  4. 前記磁場均一度調整手段は、磁極表面に配置された非磁性材からなる円盤状のシムトレイと、当該シムトレイに配置する磁性材シムからなることを特徴とする請求項2または請求項3に記載の磁場均一度調整用ソフトウェア。
  5. 前記表示ステップでは、
    計算格子上で算出された磁場強度分布を均一にするための磁性材の体積の分布から、その局所最大値及び局所最小値を始点とする前記体積の分布領域をそれぞれ抽出する抽出ステップと、前記分布領域内に分布する磁性材の体積を加算する加算ステップとにより求められた位置及び体積の加算結果を、対応する局所最大値位置または局所最小値位置とともに表示する方法と、
    前記磁場均一度調整手段をあらかじめ小さい領域に区切っておき、当該小さい領域内ごとに磁性材の体積を加算して表示する方法と、を任意に切り替えることができることを特徴とする請求項2から請求項4のいずれかに記載の磁場均一度調整用ソフトウェア。
  6. 前記小さい領域にはそれぞれ位置を特定するための座標が割り当てられていることを特徴とする請求項5に記載の磁場均一度調整用ソフトウェア。
  7. 前記局所最大値及び局所最小値を始点とする体積の分布領域を抽出するために、計算格子上の隣接節点間の前記体積の関係を調べながら前記分布領域を順次拡張し、当該分布領域の境界及び領域を確定することを特徴とする請求項2から請求項6のいずれかに記載の磁場均一度調整用ソフトウェア。
  8. 前記表示ステップでは、前記局所最大値、前記局所最小値又は前記加算結果は、前記シムトレイに対応する画像中に二次元での配置を可視的に表示することを特徴とする請求項2から請求項7のいずれかに記載の磁場均一度調整用ソフトウェア。
  9. 局所最大値又は局所最小値の表示は、磁化の正負によって異なる記号で表示することを特徴とする請求項8に記載の磁場均一度調整用ソフトウェア。
  10. 磁場空間を生成する磁場発生源と、前記磁場空間の外側に磁性材を配置し前記磁場空間に形成される磁場強度分布を均一にするための磁場均一度調整手段と、を備えた磁石装置に対し、前記磁場強度分布に基づき、当該磁場強度分布を均一にするために、前記磁場均一度調整手段に配置すべき前記磁性材の位置及び体積を算出して表示する磁場均一度調整用方法において、
    計算格子上で算出された磁性材の体積の分布から、その局所最大値及び局所最小値を始点とする前記体積の分布領域をそれぞれ抽出する抽出工程と、
    前記分布領域内に分布する磁性材の体積を加算する加算工程と、
    前記磁性材の位置及び体積の加算結果を、対応する局所最大値位置または局所最小値位置とともに表示する表示工程と、
    を含むことを特徴とする磁場均一度調整方法。
  11. 磁場空間を生成する磁場発生源と、前記磁場空間の外側に磁性材を配置し前記磁場空間に形成される磁場強度分布を均一にするための磁場均一度調整手段と、を備えた磁石装置に対し、前記磁場強度分布に基づき、当該磁場強度分布を均一にするために、前記磁場均一度調整手段に配置すべき前記磁性材の位置及び体積を算出して表示する磁場均一度調整装置において、
    計算格子上で算出された磁性材の体積の分布から、その局所最大値及び局所最小値を始点とする前記体積の分布領域をそれぞれ抽出する抽出部と、
    前記分布領域内に分布する磁性材の体積を加算する加算部と、
    前記磁性材の位置及び体積の加算結果を、対応する局所最大値位置または局所最小値位置とともに表示する表示部と、
    を含むことを特徴とする磁場均一度調整装置。
  12. 請求項11に記載の磁場均一度調整装置を含むことを特徴とする磁石装置。
  13. 請求項12に記載の磁石装置を含むことを特徴とする磁気共鳴撮像(MRI)装置。
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