JP2009268249A - 電力変換装置及びそれを用いた放電灯点灯装置、並びに車両用前照灯装置 - Google Patents

電力変換装置及びそれを用いた放電灯点灯装置、並びに車両用前照灯装置 Download PDF

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Abstract

【課題】電圧変換部の出力電圧の検出に必要な検出部を1系統のみとするとともに、点灯時及び始動時の何れにおいても制御性能が劣化するのを防止することができる電力変換装置及びそれを用いた放電灯点灯装置、並びに車両用前照灯装置を提供する。
【解決手段】直流電源1の電圧を所定の電圧に変換する電圧変換部2と、電圧変換部2の出力電圧を検出して電圧検出信号を出力する検出部8と、電圧検出信号を受けて電力変換部2が所望の電圧を出力するように制御する制御部6とを有し、電圧検出信号の大きさが基準電圧Vtを超えるか否かを判定するとともに基準電圧Vtを超えた場合には超過分を第1の電圧検出信号として出力する超過出力部9が設けられ、制御部6は、放電灯Laの始動時には第1の電圧検出信号に基づいて制御し、点灯時には電圧検出信号を第1の電圧検出信号を用いて補正することで得られる第2の電圧検出信号に基づいて制御する。
【選択図】図1

Description

本発明は、トランスやチョークコイル等の電力変換用の磁性素子を有する電力変換装置及びそれを用いた放電灯点灯装置、並びに車両用前照灯装置に関する。
従来から、光源として高輝度放電灯(所謂、HIDランプ)を用いた車両用前照灯装置などに用いられ、直流電源の電圧を所定の電圧に変換するとともに極性を交番させて放電灯に供給し、放電灯を矩形波点灯させる放電灯点灯装置が知られており、例えば特許文献1に開示されている。この放電灯点灯装置は、図9(a)に示すように、直流電源1の電圧を所定の電圧に変換する電圧変換部2と、電圧変換部2の出力電圧の極性を交番させる所謂フルブリッジ型のインバータ部3と、負荷である放電灯Laの始動に必要な高電圧を放電灯Laに供給して放電灯Laを始動させる始動部5とを有する。
電圧変換部2は、例えばMOSFETから成るスイッチング素子Q0と、トランスTとを備え、トランスTの1次巻線とスイッチング素子Q0との直列回路を直流電源1の両端間に接続するとともに、ダイオードD0及びコンデンサC0から成る整流平滑回路をトランスTの2次巻線の両端間に接続して成る所謂フライバック型のDC−DCコンバータ回路である。尚、スイッチング素子Q0は後述する制御部6からの制御信号によってスイッチング制御される。而して、スイッチング素子Q0のオン/オフによって直流電源1の電圧を所定の電圧に変換して出力し、スイッチング素子Q0のデューティ比又はスイッチング周波数を調整することで出力電圧を調整できるようになっている。
電圧変換部2のコンデンサC0の両端間には、電圧変換部2の出力電圧を検出するための抵抗R1,R2から成る直列回路が接続されており、抵抗R1と抵抗R2との間の接続端から制御部6に電圧検出信号が入力される。また、電圧変換部2の低圧側の出力端には、放電灯Laを流れる電流を検出するための抵抗R3が挿入されており、該抵抗R3によって検出される電流検出信号が制御部6に入力される。そして、制御部6では、これら電圧検出信号及び電流検出信号に基づいてスイッチング素子Q0に与える制御信号を決定する。尚、このような制御部6は周知であるので、詳細な説明は省略するものとする。
ところで、負荷が放電灯Laの場合、始動時においては放電灯Laが点灯していないために無負荷状態となり、放電開始を容易にさせるために始動時の無負荷電圧は、点灯時の負荷電圧である数十V(例えば、85V)に対して数百V(例えば、400V)と非常に高い電圧となる。したがって、点灯時には数十Vの負荷電圧を検出して出力制御を行い、始動時では数百Vの無負荷電圧を検出して出力制御を行う。このため、上記従来例のように抵抗R1,R2から成る直列回路のみで出力電圧を検出する構成の場合、電圧検出信号レベルの最大値を高電圧である無負荷電圧に合わせるように各抵抗値を設定すると、点灯時の電圧検出信号レベルが非常に小さくなり、点灯時の電圧検出信号のダイナミックレンジが低下し、ノイズに弱くなる等の問題が生じる。
そこで、図9(b)に示すように、始動時の無負荷電圧を検出する前記抵抗R1,R2から成る直列回路だけでなく、点灯時の負荷電圧を検出する抵抗R4,R5から成る直列回路を設け、始動時及び点灯時それぞれの出力電圧の変動範囲に応じて各抵抗値を設定することで、出力状況に応じた電圧検出信号のレベルを確保することができる。尚、図9(b)に示す回路では、電圧変換部2の出力電圧が負電圧となるように構成されている。このため、各直列回路において抵抗R1と抵抗R2との間の接続端、及び抵抗R4と抵抗R5との間の接続端にそれぞれ抵抗R6,R7を介して基準電圧源V0を接続することで各電圧検出信号にオフセット電圧を重畳し、制御部6に正電圧信号を入力するようにしている。また、電圧変換部2の出力電圧が高電圧になった場合に点灯時の電圧検出信号レベルが許容される電圧変動の範囲を超えないようにクランプダイオードD1が設けられている。
ここで、電圧変換部2の出力電圧の最大値が大きいために、特に高圧側の抵抗R1,R4では耐電圧性能や電力容量等を大きくする必要があり、抵抗の大型化や直列接続する抵抗の数を増やす等の対策が必要となる。このため、図9(b)に示す従来例では、電圧検出信号を得るための抵抗回路を2系統有しているため、コストの増大や高電圧部における絶縁距離の確保による実装面積の増大等の課題があった。
上記の課題を解決した放電灯点灯装置の従来例を図10(a)に示す。この従来例は、図9(a)に示した従来例と同様に電圧変換部2のコンデンサC0の両端間に抵抗R1,R2から成る直列回路が接続されるとともに、抵抗R1と抵抗R2との間の接続端と制御部6との間にオペアンプOP1、抵抗R8,R9を有する非反転増幅回路7を設けている。而して、抵抗R1,R2の抵抗値を始動時の電圧検出信号(高電圧検出信号)の検出用に設定したとしても、非反転増幅回路7で信号を増幅することで点灯時の電圧検出信号(低電圧検出信号)を大きくして制御部6に入力することができるので、電圧検出信号を得るための抵抗回路が1系統で済む。
特開平8−222390号公報
ところで、上記従来例において点灯時の電圧検出信号は、例えば制御部6においてマイコン(図示せず)に入力されてA/D変換されて所定のビット数のディジタル値に変換される。そして、制御部6では、該ディジタル値とマイコンに記憶された電圧変換部2の出力電圧の目標値とを比較演算することでスイッチング素子Q0に与える制御信号を生成するようになっている。ここで、図10(b)に示すように、点灯時には電圧変換部2の出力電圧が0V〜100V(同図のA)に亘って変動するため、ディジタル値の許容範囲を電圧変換部2の出力電圧の0V〜100Vと対応するように割り当てることで最大限利用することができる。一方、始動時には電圧変換部2の出力電圧が400V近傍(同図のB)の狭い範囲でのみ変動する。
しかしながら、上記従来例では、始動時においても電圧変換部2の出力電圧を0Vから検出するため、制御部6のマイコンにおいてもディジタル値の許容範囲を電圧変換部2の出力電圧の0V〜400Vと対応するように割り当てなければならず、始動時に必要とされる出力電圧の変動範囲Bにおけるディジタル値の変動範囲が小さくなる。その結果、始動時における制御信号のダイナミックレンジが低下して制御性能が劣化するという問題があった。
本発明は、上記の点に鑑みて為されたもので、電圧変換部の出力電圧の検出に必要な検出部を1系統のみとするとともに、点灯時及び始動時の何れにおいても制御性能が劣化するのを防止することができる電力変換装置及びそれを用いた放電灯点灯装置、並びに車両用前照灯装置を提供することを目的とする。
請求項1の発明は、上記目的を達成するために、少なくとも直流電源の電圧を所定の電圧に変換して出力する電圧変換部と、電圧変換部の出力電圧を検出して電圧検出信号を出力する検出部と、検出部からの電圧検出信号を受けて電力変換部が所望の電圧を出力するように制御する制御部とを有する電力変換装置であって、検出部と制御部との間には、検出部からの電圧検出信号の大きさが電圧変換部の出力電圧に応じて設定された基準値を超えるか否かを判定するとともに基準値を超えた場合には超過分を第1の電圧検出信号として出力する超過出力部が設けられ、制御部は、電圧変換部の出力電圧が基準値に応じた出力電圧よりも高い場合には第1の電圧検出信号に基づいて制御し、電圧変換部の出力電圧が基準値に応じた出力電圧よりも低い場合には電圧検出信号を第1の電圧検出信号を用いて補正することで得られる第2の電圧検出信号に基づいて制御することを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1の発明において、基準値は、制御部において電圧変換部の出力電圧の制御を行わない電圧範囲に設定されたことを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1又は2の発明において、超過出力部は、電圧検出信号が基準値を超えないように調整する負帰還増幅回路を有することを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項3の発明において、負帰還増幅回路は差動増幅器で構成され、差動増幅器の何れか一方の入力端に電圧検出信号が入力されるとともに、他方の入力端に基準値となる基準電圧信号が入力され、少なくとも電圧検出信号が基準電圧信号を超えない場合には差動増幅器から信号が出力されないことを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項4の発明において、検出部は、電圧変換部の出力端に直列接続された複数の抵抗から成り電圧変換部の出力電圧を分圧するものであって、該分圧信号を電圧検出信号としたことを特徴とする。
請求項6の発明は、請求項4の発明において、差動増幅器の出力電流を直接的に或いは間接的に検出した信号を第1の電圧検出信号とすることを特徴とする。
請求項7の発明は、請求項4の発明において、負帰還増幅回路を構成するインピーダンスにおける電圧降下分を第1の電圧検出信号とすることを特徴とする。
請求項8の発明は、請求項4乃至6の何れか1項の発明において、検出部を構成する抵抗のうち少なくとも1つは、150kΩから900kΩまでの何れかの抵抗値を有することを特徴とする。
請求項9の発明は、請求項1乃至8の何れか1項に記載の電力変換装置と、電力変換装置の出力電圧を交番させて負荷に供給する極性反転回路とを備えたことを特徴とする。
請求項10の発明は、器具本体と、器具本体に収納されて放電灯が着脱自在に装着されるソケットと、ソケットを介して放電灯に電力を供給する請求項9に記載の放電灯点灯装置とを備えたことを特徴とする。
本発明によれば、1系統の検出部を用いて放電灯の点灯時等の電圧変換部の出力電圧が基準値に応じた出力電圧よりも低い場合と、放電灯の始動時等の電圧変換部の出力電圧が基準値に応じた出力電圧よりも高い場合とでそれぞれ個別に電圧検出信号を得ることができる。また、各場合において電圧検出信号の変動範囲を狭めることができるので、相対的に各場合における制御信号のダイナミックレンジを広げることができ、何れの場合においても制御性能が劣化するのを防止することができる。
以下、本発明に係る電力変換装置及びそれを用いた放電灯点灯装置、並びに車両用前照灯装置の各実施形態を図面を用いて説明する。但し、電力変換装置の各実施形態の基本的な構成は従来例と共通であるので、共通する部位には同一の番号を付して説明を省略するものとする。尚、放電灯点灯装置の電力変換装置を除いた構成は従来例と同じであるので、以下では放電灯点灯装置の図示及び説明を省略するものとする。
先ず、本発明に係る電力変換装置の基本構成について図面を用いて説明する。本願発明は、図1(a)に示すように、電力変換部2の出力電圧を検出する検出部8と、検出部8と制御部6との間に設けられて検出部8からの電圧検出信号の大きさが電圧変換部2の出力電圧に応じて設定された基準電圧Vt(図1(b)参照)を超えるか否かを判定するとともに基準電圧Vtを超えた場合には超過分を第1の電圧検出信号として出力する超過出力部9が設けられたことに特徴がある。
尚、基準電圧Vtは、制御部6において電圧変換部2の出力電圧の制御を行わない電圧範囲内に設定される。例えば、点灯時であれば電圧変換部2の出力電圧が0V〜100V程度、始動時であれば電圧変換部2の出力電圧が250〜400V程度であることから、基準電圧Vtは100V〜250Vの間、好ましくは100V近傍に設定されるのが望ましい。
検出部8は、例えば従来例と同様に直列抵抗回路から成り、電圧変換部2の出力電圧を所定の電圧に変換(分圧)して電圧検出信号として出力する。超過出力部9は、電圧検出信号の基準電圧Vtを超過した分を演算して超過信号として出力するものであって、超過信号は、変換部91で所定の変換率kで変換された後に第1の電圧検出信号として制御部6に出力されるとともに、後述する減算部92に出力される。尚、変換部91は設けなくても構わない。減算部92は、電圧検出信号から超過信号を減算して出力するものであって、該出力信号が第2の電圧検出信号として制御部6に出力される。
第1の電圧検出信号は、例えば制御部6のマイコンにおいてA/D変換され、放電灯Laの始動時の制御に用いられる。また、第2の電圧検出信号は、例えば制御部6のマイコンにおいてA/D変換され、放電灯Laの点灯時の制御に用いられる。
ここで、図1(d)に示すように、電圧検出信号の大きさが基準電圧Vtよりも小さい場合には第1の電圧検出信号は出力されず、電圧検出信号の大きさが基準電圧Vtを超えて初めて第1の電圧検出信号が出力される。したがって、従来例のように出力電圧が0Vの時点から第1の電圧検出信号が出力される場合と比べて、放電灯Laの始動時における第1の電圧検出信号のダイナミックレンジを広くすることができるので、分解能が低下して制御性能が劣化するのを防止することができる。
また、図1(c)に示すように、電圧検出信号の大きさが基準電圧Vtよりも小さい場合には、電圧検出信号のまま第2の電圧検出信号として出力され、電圧検出信号の大きさが基準電圧Vtを超えた場合には、電圧検出信号から超過信号が減算されて第2の電圧検出信号として出力される。したがって、第2の電圧検出信号は所定以上のレベルが制限された信号となるので、制限されていない場合と比べて放電灯Laの点灯時における第2の電圧検出信号のダイナミックレンジを広くすることができるので、分解能が低下して制御性能が劣化するのを防止することができる。
(実施形態1)
以下、本発明に係る放電灯点灯装置の実施形態1について図面を用いて説明する。本実施形態は、図2(a)に示すように、電圧変換部2の出力端の一端がグラウンドに接続されるとともに他端がグラウンドに対して負電位となるように構成されており、前記他端とオフセット電圧源V1との間に直列に接続された抵抗R10,R11によって検出部8が構成されている。該検出部8によって分圧された信号を電圧検出信号として利用する。尚、この電圧検出信号は、低電圧検出信号としても利用される。ここで、オフセット電圧源V1は、抵抗R10,R11の接続点の電位が正電位となるようにオフセット電圧Vofsを重畳するために設けられている。尚、オフセット電圧Vofsは次式で表される。
Vofs=R10・V1/(R10+R11)
超過出力部9は、反転入力端子に電圧検出信号が入力されるとともに非反転入力端子がグラウンドに接続される差動増幅器OP2と、差動増幅器OP2の出力端子にアノードが接続されるダイオードD2と、差動増幅器OP2の反転入力端子とダイオードD2のカソードとの間に接続される帰還抵抗R12とから構成される。このダイオードD2と帰還抵抗R12との間の接続点から高電圧検出信号を取り出すようになっている。
以下、本実施形態の具体的な動作について説明する。図2(b)に示すように、電圧変換部2の出力電圧の絶対値が0Vから増加していくと、低電圧検出信号は、図2(c)に示すように、オフセット電圧Vofsから徐々に減少していく。この時、差動増幅器OP2の反転入力端子の電圧は正電圧であって、非反転入力端子に接続されたグラウンド電位よりも高くなっている。この状態ではダイオードD2によって帰還抵抗12からダイオードD2に向かう方向の電流が制限されていることから帰還抵抗R12に電流が流れないために、低電圧検出信号は抵抗R10,R11、オフセット電圧源V1、電圧変換部2の出力電圧によって決定される。また、帰還抵抗R12に電流が流れないことから、高電圧検出信号は低電圧検出信号と略等しくなる。
電圧変換部2の出力電圧の絶対値が増大して基準電圧Vtの絶対値に達すると、図2(c),(d)に示すように、低電圧検出信号及び高電圧検出信号は0Vに達する。この時の基準電圧Vtは次式で表される。
Vt=−R10・V1/R11
ここで、基準電圧Vtの絶対値は、少なくとも放電灯Laの点灯時における電圧変換部2の出力電圧の変動範囲の最大値の絶対値を下回らないように設定されるのが望ましい。
電圧変換部2の出力電圧の絶対値が基準電圧Vtの絶対値を超えると、低電圧検出信号がグラウンド電位よりも小さくなる、即ち、反転入力端子電圧よりも非反転入力端子電圧の方が大きくなるので、超過出力部9において負帰還増幅回路が形成され、非反転入力端子電圧と反転入力端子電圧が略同一電圧となるように差動増幅器OP2から電流が出力される。したがって、図2(b)に示すように、基準電圧Vt以降では低電圧検出信号は略0Vに制限される。また、差動増幅器OP2から出力される電流によって帰還抵抗R12において電圧降下が生じるので、基準電圧Vt以降では該電圧降下によって高電圧検出信号は増大する(図2(c)参照)。
尚、高電圧検出信号の傾きは帰還抵抗R12の抵抗値によって決定されるので、抵抗値を適宜変更することで放電灯Laの始動時等の電圧変換部2の最大出力電圧における高電圧検出信号の最大値が制御部6で許容される制限範囲を超えないように設定することができる。
高電圧検出信号は、図2(d)に示すようにV字状に変化するため、高電圧検出信号が任意の値をとる際に電圧変換部2の出力電圧が基準電圧Vtを超えているか否かを判別することができない。したがって、低電圧検出信号が所定値以下であれば高電圧検出信号を検出し、所定値以上であれば高電圧検出信号を検出しない等の制御を行ってもよい。
本実施形態では、制御部6に減算回路93を設けることで高電圧検出信号から低電圧検出信号を減算補正した補正信号を利用して制御を行っている。これは基準電圧Vt以下では高電圧検出信号と低電圧検出信号の大きさが略等しいためで、減算することで補正信号が図2(e)に示すように基準電圧Vtを超えて初めて出力されるようになる。即ち、該補正信号が特許請求の範囲における第1の電圧検出信号に相当する。また、低電圧検出信号は、実質的には電圧検出信号に前記補正信号を加算補正して得られることから、特許請求の範囲における第2の電圧検出信号に相当する。
而して、低電圧検出信号及び補正後の高電圧検出信号はそれぞれ前述の図1(c),(d)のような検出特性を得ることができる。尚、減算回路93はアナログ回路から構成されてもよく、制御部6における制御をマイコン等のディジタル回路で行う場合には、低電圧検出信号及び高電圧検出信号をA/D変換した後に数値演算する構成であってもよい。
上述のように構成することで、1系統の抵抗回路から成る検出部8で低電圧検出信号及び高電圧検出信号の2系統の電圧検出信号を得ることができる。また、高電圧検出信号では、基準電圧Vtを超えて初めて出力が得られるので、出力電圧が0Vの時点から検出する場合と比較して放電灯Laの始動時における高電圧検出信号のダイナミックレンジを広くすることができるので、分解能が低下して制御性能が劣化するのを防止することができる。
尚、制御部6の各検出信号の入力端における入力インピーダンスは、検出部8の出力端における出力インピーダンス、即ち抵抗R10,R11,R12の合成インピーダンスに比べて極めて大きいものとし、入力端における電流が無視できるように設定するのが望ましい。
また、電圧変換部2の出力電圧を直接検出する抵抗R10は、その抵抗値を過度に大きくすると外乱ノイズに弱くなったり、制御部6の入力インピーダンスへの影響から各検出信号の検出誤差が大きくなるという問題が生じる。一方、抵抗値を過度に小さくすれば損失が増大し、また抵抗器が大型化したり基板における抵抗の実装面積が増大する等の問題が生じる。このため、抵抗R10での損失は0.2〜0.5W程度にすることが望ましく、負荷が放電灯Laの場合には始動時における変換部2の出力電圧が250V〜400V程度となるため、抵抗値は150kΩ〜900kΩで設定されるのが望ましい。
また、本実施形態では制御部6の制限値として差動増幅器OP2の非反転入力端子をグラウンドに接続しているが、この構成に限定されるものではなく、例えば所定電圧を非反転入力端子に入力し、電圧検出信号が当該所低電圧値以下とならないようにする構成であっても構わない。この構成は、差動増幅器OP2の制御電源が単電源構成であって0V付近の特性が悪い場合に有効である。
ところで、図3に示すように、上記実施形態の回路に各検出信号の高周波成分やノイズ等を除去するローパスフィルタを挿入しても構わない。図3では、検出部8の抵抗R10を抵抗R13,R14に分割し、これら抵抗R13,14の接続端とグラウンドとの間にコンデンサC1を接続している。勿論、抵抗は2つではなくそれ以上に分割してもよく、またこれらの抵抗の抵抗値は互いに略等しくする必要もない。抵抗R10を3つ以上の抵抗で分割する場合には、これら抵抗同士の接続端のうち少なくとも1箇所にコンデンサC1を接続すればよい。
また、抵抗R11と抵抗R14との接続端とグラウンドとの間にコンデンサC2を接続するとともに、抵抗R11と帰還抵抗R12との接続端と差動増幅器OP2の出力端との間にコンデンサC3を接続している。更に、ダイオードD2のカソードとグラウンドとの間に抵抗R15及びコンデンサC4から成る直列回路を挿入し、該抵抗R15とコンデンサC4との接続端から高電圧検出信号を取り出すようにしている。上記各コンデンサC1〜C4から成る各フィルタは全て必要であるわけではなく、必要に応じて適宜組み合わせて使用するのが望ましい。また、フィルタの構成についても上記構成に限定される必要が無いのは言うまでもない。
(実施形態2)
以下、本発明に係る放電灯点灯装置の実施形態2について図面を用いて説明する。本実施形態は、実施形態1においてダイオードD2を介して帰還抵抗R12に差動増幅器OP2の出力電流を供給していた構成に対して、図4に示すように、差動増幅器OP2の出力電流をトランジスタTr1によって増幅し、その増幅電流を帰還抵抗R12に供給する構成となっている。トランジスタTr1はPNPトランジスタであって、エミッタに電圧源Vcc、ベースに差動増幅器OP2の出力端、コレクタに帰還抵抗R12を接続したエミッタ接地増幅回路を構成している。尚、コレクタ出力はベース信号に対して反転するため、差動増幅器OP2の反転入力端子及び非反転入力端子の接続は実施形態1に対して入れ替えた構成となっている。
本実施形態では、ダイオードD2による電流制限機能と差動増幅器OP2の出力電流の増幅機能とをトランジスタTr1で兼用させており、負帰還増幅電流や高電圧検出信号側の出力電流がトランジスタTr1から供給されるので、差動増幅器OP2の出力に余裕が無い場合でも回路を動作させることができる。また、高電圧検出信号の最大値がトランジスタTr1のエミッタ電圧で決定されるので、高電圧検出信号の上限を制限する機能も有する。
尚、上記のトランジスタTr1としてNPNトランジスタを用い、エミッタとコレクタを入れ替えたエミッタフォロア増幅回路を構成しても構わない。この場合には、差動増幅器OP2の反転入力端子及び非反転入力端子の接続は実施形態1と同様となる。
(実施形態3)
以下、本発明に係る放電灯点灯装置の実施形態3について図面を用いて説明する。本実施形態は、図5(a)に示すように、実施形態1に対して差動増幅器OP2の出力端とグラウンドとの間にダイオードD3及び抵抗R16から成る直列回路を挿入し、該ダイオードD3のカソードから高電圧検出信号を取り出すように構成している。ここで、ダイオードD2及びダイオードD3の特性を略同一とすることで、ダイオードの順方向電圧等による検出誤差を低減することができる。
より好適には、各ダイオードD2,D3を流れる順方向電流を略同一とするのが望ましい。高電圧検出信号が出力されるのは差動増幅器OP2が負帰還増幅を行っている間であり、この状態では低電圧検出信号の出力がグラウンドレベルとなっている。したがって、抵抗R12及び抵抗R16の各抵抗値を略同一とすることで、各ダイオードD2,D3を流れる順方向電流を略同一とすることができる。尚、各ダイオードD2,D3を流れる順方向電流を略同一とする手段は上記手段に限定されないことは言うまでもない。
また、本実施形態では、高電圧検出信号の出力端はダイオードD2によって低電圧検出信号の出力端と分離されており、電圧変換部2の出力電圧の絶対値が基準電圧Vtの絶対値を超えない間は抵抗R16側には電流が流れないため、高電圧検出信号は略0Vとなる。即ち、実施形態1のように減算回路93を設けて高電圧検出信号を補正演算する必要が無い。
尚、上記回路は、図5(b)に示すように、ダイオードD2,D3の代わりにトランジスタTr2,Tr3を用いて構成しても構わない。トランジスタTr2はNPNトランジスタであって、コレクタに電圧源Vcc、ベースに差動増幅器OP2の出力端、エミッタに帰還抵抗R12を接続し、エミッタ電流を負帰還増幅用の帰還電流として帰還抵抗R12に供給するエミッタフォロア増幅回路を構成している。トランジスタTr3はトランジスタTr2と略同一特性であって、コレクタに電圧源Vcc、ベースに差動増幅器OP2の出力端、エミッタに抵抗R16を接続して他のエミッタフォロア増幅回路を構成している。
ここで、エミッタ出力はベース電圧からベース・エミッタ間電圧を差し引いたものとなるので、各トランジスタTr2,Tr3が略同一特性であれば各トランジスタTr2,Tr3のエミッタ電圧は略等しくなる。より好適には、抵抗R12及び抵抗R16の抵抗値を略同一とすることで、各トランジスタTr2,Tr3のエミッタ電流を略同一とするのが望ましい。尚、各トランジスタTr2,Tr3のエミッタ電流を略同一とする手段が上記手段に限定されないことは言うまでもない。
(実施形態4)
以下、本発明に係る放電灯点灯装置の実施形態4について図面を用いて説明する。本実施形態は、図6に示すように、差動増幅器OP2の出力端をNPNトランジスタであるトランジスタTr2のベースに接続するとともにエミッタを帰還抵抗R12に接続し、エミッタ電流を負帰還増幅用の帰還電流として帰還抵抗R12に供給するエミッタフォロア増幅回路を構成している。更に、トランジスタTr2のコレクタにカレントミラー回路CCを接続することでコレクタ電流と略同一の電流を抵抗R16に供給し、該抵抗R16における電圧降下分を高電圧検出信号として利用している。ここで、コレクタ電流とエミッタ電流とは略同一の大きさとなるため、帰還抵抗R12を流れる電流と略同一の電流がカレントミラー回路CCを介して抵抗R16に流れるので、抵抗R16における電圧降下は帰還抵抗R12における電圧降下に比例する。
上述の構成の場合、抵抗R16はその抵抗値を比較的自由に設定することができ、高電圧検出信号が差動増幅器OP2の最大出力電圧等の性能の限界に影響されにくいので、高電圧検出信号の変動範囲の設定自由度を高めることができる。
尚、本実施形態においても実施形態4と同様に、電圧変換部2の出力電圧の絶対値が基準電圧Vtの絶対値を超えない間は抵抗R16に電流が流れないので、高電圧検出信号が略0Vとなる。即ち、実施形態1のように減算回路93を設けて高電圧検出信号を補正演算する必要が無い。また、回路構成は上記の構成に限定されるものではなく、帰還抵抗R12を流れる電流を検出し、該電流と略同一或いは比例した電流を流す回路を別途構成し、当該回路に接続された抵抗における電圧降下分を高電圧検出信号として利用する構成であればよい。
(実施形態5)
以下、本発明に係る放電灯点灯装置の実施形態5について図面を用いて説明する。前述の実施形態1〜4では、電圧変換部2の出力端の一端がグラウンドに接続されるとともに他端がグラウンドに対して負電位となるように構成されていたが、本実施形態は、図7(a)に示すように、電圧変換部2の出力電圧が正電圧となるように構成されている。このため、正電圧の電圧検出信号を得るためにオフセット電圧を重畳させる必要が無いので、抵抗R11は抵抗R10とグラウンドとの間に接続され、抵抗R10,R11による分圧が低電圧検出信号として利用される。
超過出力部9は、反転入力端子に低電圧検出信号が入力され、非反転入力端子に基準電圧V2が印加された差動増幅器OP2と、差動増幅器OP2の出力端にカソードが接続されたダイオードD2と、該ダイオードD2のアノードと反転入力端子との間に挿入された帰還抵抗R12とから構成される。尚、基準電圧V2は基準電圧Vtを設定するものである。
以下、本実施形態の具体的動作について説明する。電圧変換部2の出力電圧が0Vから増大すると、それに伴って低電圧検出信号も0Vから徐々に増大する。この時、差動増幅器OP2の反転入力端子の電圧は非反転入力端子の基準電圧V2よりも低いので、ダイオードD2によって電流極性が制限されていることから帰還抵抗R12に電流が流れない。このため、低電圧検出信号が基準電圧V2よりも低い間、即ち、電圧変換部2の出力電圧が基準電圧Vtを超えない間は、低電圧検出信号は電圧変換部2の出力電圧の抵抗R10,R11による分圧により決定される。また、この状態では帰還抵抗R12に電流が流れないことから、ダイオードD2と帰還抵抗R12との接続点から取り出される高電圧検出信号は低電圧検出信号と略等しくなる。
次に、電圧変換部2の出力電圧が基準電圧Vtに達する、即ち、低電圧検出信号電圧が基準電圧V2に達すると、それを超える出力電圧では低電圧検出信号が基準電圧V2よりも大きくなるので、超過出力部9において負帰還増幅回路が形成され、非反転入力端子電圧と反転入力端子電圧が略同一電圧となるように差動増幅器OP2から電流が出力される。したがって、基準電圧Vt以降では低電圧検出信号は基準電圧V2に制限される。また、この時高電圧検出信号は基準電圧V2から帰還抵抗R12における電圧降下分を差し引いた電圧として得られるので、電圧変換部2の出力電圧が増大するほど低下する。このため、実施形態1と同様に、制御部6において減算回路93を設けて低電圧検出信号から高電圧検出信号を減算補正した補正信号を利用して高電圧検出を行ってもよい。
尚、図7(b)に示すように、実施形態2と同様にダイオードD2の代わりにトランジスタTr4から成るエミッタ接地増幅回路を構成し、帰還抵抗R12を流れる帰還電流をコレクタ出力で調整する構成であっても構わない。
尚、上記各実施形態では超過出力部9に差動増幅器OP2を用いているが、図1(a)で示す超過出力部9の動作原理を実現する構成であれば他の構成であっても構わない。また、上記各実施形態では電圧変換部2としてフライバック型のDC−DCコンバータ回路を用いているが、これに限定される必要はない。更に、検出部8は必ずしも電圧変換部2の出力端に接続する必要は無く、インバータ部3の出力端に検出部8を接続する構成であっても構わない。
本発明の電力変換装置は、特に放電灯点灯装置のように放電灯Laの点灯時(負荷時)と放電灯Laの始動時(無負荷時)との出力電圧差が大きい場合に好適に利用できるが、負荷は放電灯Laに限定されるものではなく、例えば溶接機等のように負荷時と無負荷時との出力電圧差が大きい電力変換装置にも適用可能である。
以下、上記各実施形態のうち何れか1つを搭載した車両用前照灯装置の実施形態について説明する。本実施形態は、乗用車のヘッドライト等に用いられる車両用前照灯装置Bであって、図8に示すように、高輝度の放電灯La及び放電灯Laが装着されるランプソケット101を収納した器具本体100と、器具本体100に取り付けられる前記実施形態1〜5のうち何れか1形態の電力変換装置を備えた放電灯点灯装置Aと、放電灯点灯装置Aに電力を供給するバッテリBTと、バッテリBTと放電灯点灯装置Aとの間に介装される点灯スイッチ102及びヒューズ103とから構成される。
上述の車両用前照灯装置Bは、一般照明と比較して瞬時始動を実現しなければならず、点灯時と始動時との出力電圧差が大きいため、本発明の電力変換装置及びそれを用いた放電灯点灯装置は好適である。
本発明に係る電力変換装置の基本構成を示す図で、(a)は回路図で、(b)は電圧検出信号と出力電圧との相関図で、(c)は第2の電圧検出信号と出力電圧との相関図で、(d)は第1の電圧検出信号と出力電圧との相関図である。 本発明に係る電力変換装置の実施形態1を示す図で、(a)は回路図で、(b)は電圧検出信号と出力電圧との相関図で、(c)は低電圧検出信号と出力電圧との相関図で、(d)は高電圧検出信号と出力電圧との相関図で、(e)は補正信号と出力電圧との相関図である。 同上の他の構成を示す回路図である。 本発明に係る電力変換装置の実施形態2を示す回路図である。 本発明に係る電力変換装置の実施形態3を示す図で、(a)は回路図で、(b)は他の構成を示す回路図である。 本発明に係る電力変換装置の実施形態4を示す回路図である。 本発明に係る電力変換装置の実施形態5を示す図で、(a)は回路図で、(b)は他の構成を示す回路図である。 本発明に係る車両用前照灯装置の実施形態を示す構成図である。 従来の放電灯点灯装置を示す図で、(a)は検出用抵抗回路が1系統の場合の回路図で、(b)は検出用抵抗回路が2系統の場合の回路図である。 従来の他の構成の放電灯点灯装置を示す図で、(a)は回路図で、(b)は低電圧検出信号及び高電圧検出信号と出力電圧との相関図である。
符号の説明
1 直流電源
2 電圧変換部
6 制御部
8 検出部
9 超過出力部

Claims (10)

  1. 少なくとも直流電源の電圧を所定の電圧に変換して出力する電圧変換部と、電圧変換部の出力電圧を検出して電圧検出信号を出力する検出部と、検出部からの電圧検出信号を受けて電力変換部が所望の電圧を出力するように制御する制御部とを有する電力変換装置であって、検出部と制御部との間には、検出部からの電圧検出信号の大きさが電圧変換部の出力電圧に応じて設定された基準値を超えるか否かを判定するとともに基準値を超えた場合には超過分を第1の電圧検出信号として出力する超過出力部が設けられ、制御部は、電圧変換部の出力電圧が基準値に応じた出力電圧よりも高い場合には第1の電圧検出信号に基づいて制御し、電圧変換部の出力電圧が基準値に応じた出力電圧よりも低い場合には電圧検出信号を第1の電圧検出信号を用いて補正することで得られる第2の電圧検出信号に基づいて制御することを特徴とする電力変換装置。
  2. 前記基準値は、制御部において電圧変換部の出力電圧の制御を行わない電圧範囲に設定されたことを特徴とする請求項1記載の電力変換装置。
  3. 前記超過出力部は、電圧検出信号が基準値を超えないように調整する負帰還増幅回路を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の電力変換装置。
  4. 前記負帰還増幅回路は差動増幅器で構成され、差動増幅器の何れか一方の入力端に電圧検出信号が入力されるとともに、他方の入力端に基準値となる基準電圧信号が入力され、少なくとも電圧検出信号が基準電圧信号を超えない場合には差動増幅器から信号が出力されないことを特徴とする請求項3記載の電力変換装置。
  5. 前記検出部は、電圧変換部の出力端に直列接続された複数の抵抗から成り電圧変換部の出力電圧を分圧するものであって、該分圧信号を電圧検出信号としたことを特徴とする請求項4記載の電力変換装置。
  6. 前記差動増幅器の出力電流を直接的に或いは間接的に検出した信号を第1の電圧検出信号とすることを特徴とする請求項4記載の電力変換装置。
  7. 前記負帰還増幅回路を構成するインピーダンスにおける電圧降下分を第1の電圧検出信号とすることを特徴とする請求項4記載の電力変換装置。
  8. 前記検出部を構成する抵抗のうち少なくとも1つは、150kΩから900kΩまでの何れかの抵抗値を有することを特徴とする請求項5乃至7の何れか1項に記載の電力変換装置。
  9. 請求項1乃至8の何れか1項に記載の電力変換装置と、電力変換装置の出力電圧を交番させて負荷に供給する極性反転回路とを備えたことを特徴とする放電灯点灯装置。
  10. 器具本体と、器具本体に収納されて放電灯が着脱自在に装着されるソケットと、ソケットを介して放電灯に電力を供給する請求項9に記載の放電灯点灯装置とを備えたことを特徴とする車両用前照灯装置。
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