JP2009266919A - 面発光型半導体レーザおよびその製造方法 - Google Patents

面発光型半導体レーザおよびその製造方法 Download PDF

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倫太郎 幸田
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勇志 増井
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Abstract

【課題】閾値が大幅に上昇したり、製造プロセスが難しくなったりすることなく、台座部の位置ずれや剥離による歩留りの低下を低減することの可能な面発光型半導体レーザを提供する。
【解決手段】下部DBR層11の上面にメサ部18の裾野が広がっており、その裾野は複数の層の端面が露出した非平坦面11Cとなっている。非平坦面11Cはメサ部18を形成する際のエッチングむらによって生じるものであり、下部DBR層11に含まれる低屈折率層11Aおよび高屈折率層11Bの端面が交互に露出した階段状になっている。下部DBR層11に含まれる複数の低屈折率層11Aのうち非平坦面11C内に露出する層の少なくとも一層が酸化抑制層30となっている。
【選択図】図2

Description

本発明は、積層方向に積層構造を備えた面発光型半導体レーザおよびその製造方法に関する。
面発光型の半導体レーザは、従来の端面射出型のものとは異なり、基板に対して直交する方向に光を射出するものであり、同じ基板上に2次元アレイ状に多数の素子を配列することが可能であることから、近年、デジタルコピー機やプリンタ機用の光源として注目されている。
この種の面発光型の半導体レーザは、例えば、図9示したように、基板110上に、下部DBR層111、下部クラッド層112、活性層113、上部クラッド層114、電流狭窄層115、上部DBR層116およびコンタクト層117を基板110側からこの順に積層してなる積層構造119を備えている。この積層構造119の上部、具体的には、下部DBR層111の上部からコンタクト層117にかけて柱状のメサ部118が形成されている。また、メサ部118の上面に、中央に開口を有する環状の上部電極120が形成され、基板110の裏面に下部電極121が形成されている。
また、この半導体レーザには、下部DBR層111の上面のうちメサ部118の裾野の領域に、電極パッド124(後述)の容量成分を低減する目的で絶縁性の台座部122が設けられている。また、上部電極120の一部を除く表面全体に絶縁性の保護膜123が設けられている。この保護膜123は上部電極120上に開口123Aを有しており、その開口123A内には、上部電極120の一部が露出している。また、保護膜123の表面には、台座部122から上部電極120のうち開口123A内の露出部分に渡って電極パッド124が形成されている。なお、この種の半導体レーザの構造については、例えば特許文献1に記載されている。
この種の半導体レーザでは、上部電極120から注入された電流は上部DBR層116を通過し、電流狭窄層115により狭窄されたのちに活性層113へ到達する。その結果、活性層113で発光が生じ、活性層113で発光した光は下部DBR層111および上部DBR層116により反射されると共に増幅されたのち、上部電極120に設けられた開口からレーザ光として射出される。
ところで、上記半導体レーザでは、メサ部118を形成する際に、活性層113よりも下までエッチングする必要があり、エッチング後の表面には、下部DBR層111の一部が露出することとなる。この下部DBR層111は、図10に例示したように、Al(アルミニウム)組成の高い低屈折率層111Aと、Al組成の低い高屈折率層11Bとを、λ/4の厚さで交互に積層して構成されたものである。なお、図10は図9の積層構造119を拡大して表したものである。一般に、エッチングによる厚さ方向の分布はλ/4(λは上記半導体レーザの発振波長)よりも大きいので、エッチング後の表面は、低屈折率層111Aと高屈折率層11Bとが交互に露出する階段状の非平坦面111Cとなっている。
ここで、低屈折率層111AはAlを多く含んでおり、非常に酸化され易いことから、低屈折率層111Aがエッチング後の表面に露出すると、直ちに酸化されて黒く変色する。その結果、図10、図11に例示したように、低屈折率層111Aのうち酸化された部分(酸化部分111D)によって環状の模様が形成される。この酸化部分11Dの表面は、高屈折率層11Bの表面と比べて荒れており、このような荒れた表面上に台座部122を形成すると、台座部122が所定の位置からずれたり、剥離したりすることがあり、歩留りが低下してしまうという問題があった。
そこで、例えば、特許文献2に記載されているように、下部DBR層111と下部クラッド層112との間にエッチングストップ層を設け、このエッチングストップ層によりメサ部118を形成する際のエッチングを止めたのち、エッチングストップ層を除去することにより、メサ部118の裾野の領域を平坦化し、低屈折率層111Aが露出しないようにすることが考えられる。
特開2001−210908号広報 特開2005−93634号広報
しかし、エッチングストップ層には、P(リン)やIn(インジウム)が含まれている。そのため、積層構造119における他の半導体層と格子整合せず、結晶欠陥が生じ易いという問題がある。また、エッチングストップ層を下部DBR層111と下部クラッド層112との間に設けると、共振器長が変化してしまい、光の閉じ込め性が悪化し、閾値が大幅に上昇してしまうという問題もある。
また、エッチングストップ層を下部DBR層111内の一の層と置き換えて、共振器長を変化させないようにすることも考えられる。しかし、そのようにした場合には、エッチングストップ層の材料系と、下部DBR層111のうちエッチングストップ層以外の層の材料系とが互いに異なっていることから、下部DBR層111を形成する際に、エッチングストップ層を形成するときだけ、プロセス温度を変更しなければならない。その結果、製造プロセスが難しくなってしまうという問題がある。
このように、特許文献2の技術では、エッチングストップ層を用いた場合には、閾値が大幅に上昇したり、製造プロセスが難しくなったりするなど、別の問題が生じてしまうという問題がある。
本発明はかかる問題点に鑑みてなされたもので、その目的は、閾値が大幅に上昇したり、製造プロセスが難しくなったりすることなく、台座部の位置ずれや剥離による歩留りの低下を低減することの可能な面発光型半導体レーザおよびその製造方法を提供することにある。
本発明の面発光型半導体レーザは、下部多層膜反射鏡、下部クラッド層、活性層、上部クラッド層および上部多層膜反射鏡を順に含むと共に酸化狭窄層を含む積層構造を備えたものである。上記積層構造は柱状のメサ部を有している。この柱状のメサ部は、酸化狭窄層が下部多層膜反射鏡よりも上に設けられている場合には少なくとも下部多層膜反射鏡の直上の層の下面から当該積層構造の上面に渡って形成されており、酸化狭窄層が下部多層膜反射鏡内に設けられている場合には少なくとも酸化狭窄層の下面から当該積層構造の上面に渡って形成されている。また、上記積層構造は、下部多層膜反射鏡のうち前記メサ部の裾野に、複数の層の端面が露出した非平坦面を有している。下部多層膜反射鏡は、Al組成の高い低屈折率層と、Al組成の低い高屈折率層とを交互に積層して構成されている。下部多層膜反射鏡に含まれる複数の低屈折率層のうち非平坦面内に露出する層の少なくとも一層が、下部多層膜反射鏡に含まれる複数の低屈折率層のうち非平坦面内に露出しない非層のAl組成比よりも小さな組成比のAlを含む酸化抑制層となっている。
本発明の面発光型半導体レーザでは、下部多層膜反射鏡に含まれる複数の低屈折率層のうち非平坦面内に露出する層の少なくとも一層が、下部多層膜反射鏡に含まれる複数の低屈折率層のうち非平坦面内に露出しない非層のAl組成比よりも小さな組成比のAlを含む酸化抑制層となっている。これにより、製造工程において酸化狭窄層を形成する際に、下部多層膜反射鏡に含まれる複数の低屈折率層のうち非平坦面内に露出する層の酸化が低減され、非平坦面の面荒れが低減される。また、酸化抑制層は、下部多層膜反射鏡に含まれる複数の低屈折率層のうち非平坦面内に露出しない非層と共通の材料系(Alを含む材料系)により構成されている。そのため、酸化抑制層は、エッチングストップ層として機能せず、また製造プロセスを難しくする虞のないものといえる。また、酸化抑制層は下部多層膜反射鏡内に設けられているので、閾値の大幅な上昇を避けることができる。
本発明の面発光型半導体レーザの製造方法は、以下の(A)〜(C)の各工程を含むものである。
(A)半導体基板の上に、Al(アルミニウム)組成の高い低屈折率層と、Al組成の低い高屈折率層とを交互に積層し、かつ複数の低屈折率層の少なくとも一層を、複数の低屈折率層のうちその他の層のAl組成比よりも小さな組成比のAlを含む酸化抑制層とすることにより下部多層膜反射鏡を形成し、かつ下部多層膜反射鏡の上に、下部クラッド層、活性層、上部クラッド層および上部多層膜反射鏡をこの順に形成すると共に被酸化層を形成することにより積層構造を形成する工程
(B)被酸化層を下部多層膜反射鏡よりも上に形成した場合には少なくとも積層構造の上面から下部多層膜反射鏡の直上の層の下面まで、被酸化層を下部多層膜反射鏡内に形成した場合には少なくとも積層構造の上面から被酸化層の下面まで、積層構造を選択的にエッチングすることにより柱状のメサ部を形成すると共に、下部多層膜反射鏡のうちメサ部の裾野に、少なくとも一つの酸化抑制層の端面が露出した非平坦面を形成する工程
(C)酸化処理によって被酸化層をメサ部の側面から選択的に酸化する工程
本発明の面発光型半導体レーザの製造方法では、下部多層膜反射鏡のうちメサ部の裾野に、少なくとも一つの酸化抑制層の端面が露出した非平坦面が形成される。これにより、酸化処理によって被酸化層を酸化する際に、下部多層膜反射鏡に含まれる複数の低屈折率層のうち非平坦面内に露出する層の酸化が低減され、非平坦面の面荒れが低減される。また、酸化抑制層は、下部多層膜反射鏡に含まれる複数の低屈折率層のうち非平坦面内に露出しない非層と共通の材料系(Alを含む材料系)により構成されている。そのため、酸化抑制層は、エッチングストップ層として機能せず、また製造プロセスを難しくする虞のないものといえる。また、酸化抑制層は下部多層膜反射鏡内に設けられているので、閾値の大幅な上昇を避けることができる。
本発明の面発光型半導体レーザによれば、下部多層膜反射鏡に含まれる複数の低屈折率層のうち非平坦面内に露出する層の少なくとも一層を、下部多層膜反射鏡に含まれる複数の低屈折率層のうち非平坦面内に露出しない非層のAl組成比よりも小さな組成比のAlを含む酸化抑制層としたので、閾値が大幅に上昇したり、製造プロセスが難しくなったりすることなく、台座部の位置ずれや剥離による歩留りの低下を低減することができる。
本発明の面発光型半導体レーザの製造方法によれば、下部多層膜反射鏡のうちメサ部の裾野に、少なくとも一つの酸化抑制層の端面が露出した非平坦面を形成するようにしたので、閾値が大幅に上昇したり、製造プロセスが難しくなったりすることなく、台座部の位置ずれや剥離による歩留りの低下を低減することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施の形態に係る面発光型の半導体レーザ1の断面構成の一例を表したものである。本実施の形態の半導体レーザ1は、例えば、基板10の一面側に積層構造19を備えたものである。この積層構造19は、基板10側から、下部DBR層11(下部多層膜反射鏡)、下部クラッド層12、活性層13、上部クラッド層14、電流狭窄層15(酸化狭窄層)、上部DBR層16(上部多層膜反射鏡)、コンタクト層17をこの順に積層して構成されている。この積層構造19の上部、具体的には、下部DBR層11の上部、下部クラッド層12、活性層13、上部クラッド層14、電流狭窄層15、上部DBR層16およびコンタクト層17には、柱状のメサ部18が形成されている。
なお、電流狭窄層15は常に、上部クラッド層14と上部DBR層16との間に設けられている必要はなく、例えば、上部DBR層16内や、下部DBR層11と下部クラッド層12との間、下部DBR層11などに設けられていてもよい。ただし、電流狭窄層15が図1に例示したように下部DBR層11よりも上に設けられている場合には、メサ部18は、少なくとも下部DBR層11の直上の層(図1では下部クラッド層12)の下面から積層構造19の上面(図1ではコンタクト層17)に渡って形成されていることが好ましい。また、図示しないが、電流狭窄層15が下部DBR層11内に設けられている場合には、メサ部18は、少なくとも電流狭窄層15の下面から積層構造19の上面に渡って形成されていることが好ましい。
メサ部18は、積層方向に中心軸を有する円柱形状となっている。メサ部18の側面(周面)は、積層面に対して垂直(またはほぼ垂直)に交差する垂直面となっており、例えば、異方性のドライエッチングにより形成されている。また、下部DBR層11の上面にはメサ部18の裾野が広がっており、その裾野は、図2に積層構造19を拡大して例示したように、複数の層の端面が露出した非平坦面11Cとなっている。なお、非平坦面11Cについては後に詳述する。
ここで、基板10は、例えばn型GaAsにより構成されている。下部DBR層11は、図2に例示したように、低屈折率層11Aおよび高屈折率層11Bを交互に積層して構成されたものである。低屈折率層11Aは例えば光学厚さがλ/4(λは発振波長)のn型Alx1Ga1−x1As(0<x1<1)からなり、高屈折率層11Bは例えば光学厚さがλ/4のn型Alx2Ga1−x2As(0≦x2<x1)からなる。また、低屈折率層11は、高屈折率層11BよりもAl(アルミニウム)組成比の高い材料により構成されており、高屈折率層11Bよりも酸化され易い性質を有している。下部クラッド層12は、例えばn型Alx3Ga1−x3As(0≦x3<1)からなる。基板10、下部DBR層11および下部クラッド層12には、例えばケイ素(Si)またはセレン(Se)などのn型不純物が含まれている。
活性層13は、例えばGaAs系材料からなる。この活性層13では、活性層13のうち積層面内方向における中央部分(後述の電流注入領域15Bとの対向領域)が発光領域13Aとなる。
上部クラッド層14は、例えばp型Alx4Ga1−x4As(0≦x4<1)からなる。上部DBR層16は、低屈折率層(図示せず)および高屈折率層(図示せず)を交互に積層して構成されたものである。低屈折率層は、例えば光学厚さがλ/4のp型Alx5Ga1−x5As(0<x5<1)からなる。高屈折率層は、例えば光学厚さがλ/4のp型Alx6Ga1−x6As(0≦x6<x5)からなる。コンタクト層17は、例えばp型Alx7Ga1−x7As(0≦x7<1)からなる。上部クラッド層14、上部DBR層16およびコンタクト層17には、例えば、炭素(C)、亜鉛(Zn)、マグネシウム(Mg)、ベリリウム(Be)などのp型不純物が含まれている。
電流狭窄層15はメサ部18の側面から所定の深さまでの領域に電流狭窄領域15Aを有し、それ以外の領域(メサ部18の中央領域)が電流注入領域15Bとなっている。電流注入領域15Bは、例えばp型Alx8Ga1−x8As(0<x8≦1)からなる。電流狭窄領域15Aは、例えば、Al(酸化アルミニウム)を含んで構成され、後述するように、側面から被酸化層15Dに含まれる高濃度のAlを酸化することにより得られるものである。従って、電流狭窄層15は電流を狭窄する機能を有している。
電流狭窄層15はメサ部18内に形成されており、電流狭窄領域15Aは、例えば、電流注入領域15Bの中心軸を中心とした直径40μm程度のリング板形状となっている。この直径は、後述の酸化工程においてメサ部18の内部に所定の大きさの未酸化領域(電流注入領域15B)が残るようにするために、酸化工程における酸化速度および酸化時間などに応じて適切に調整されている。
メサ部18の上面には、電流注入領域15Bとの対向領域に開口を有する環状の上部電極20が設けられている。上部電極20は、例えば、チタン(Ti),白金(Pt)および金(Au)をメサ部18の上面側から順に積層した構造を有しており、コンタクト層17と電気的に接続されている。また、基板10の裏面には、下部電極21が設けられている。下部電極21は、例えば、金(Au)とゲルマニウム(Ge)との合金,ニッケル(Ni)および金(Au)とを基板10側から順に積層した構造を有しており、基板10と電気的に接続されている。
また、本実施の形態では、下部DBR層11の上面のうちメサ部18の裾野の領域に、電極パッド24(後述)の容量成分を低減する目的で絶縁性の台座部22が設けられている。また、上部電極20の一部を除く表面全体に絶縁性の保護膜23が設けられている。この保護膜23は上部電極20上に開口23Aを有しており、その開口23A内には、上部電極20の一部が露出している。また、保護膜23の表面には、台座部23から上部電極20のうち開口23A内の露出部分に渡って電極パッド24が形成されている。この電極パッド24は、例えば、チタン(Ti),白金(Pt)および金(Au)をこの順に積層して構成されたものである。電極パッド24は、上部電極20に接しており、上部電極20と電気的に接続されている。
ところで、本実施の形態では、上記したように、下部DBR層11の上面にはメサ部18の裾野が広がっており、その裾野は、図2に例示したように、複数の層の端面が露出した非平坦面11Cとなっている。この非平坦面11Cは、メサ部18を形成する際のエッチングむらによって生じるものであり、下部DBR層11に含まれる低屈折率層11Aおよび高屈折率層11Bの端面が交互に露出した階段状になっている。そして、本実施の形態では、下部DBR層11に含まれる複数の低屈折率層11Aのうち非平坦面11C内に露出する層の少なくとも一層が酸化抑制層30となっている。
なお、図2には、酸化抑制層30が下部DBR層11内のうち非平坦面11Cに対応する層内にだけ形成されている場合が例示されているが、下部DBR層11内のうち非平坦面11Cに対応する層以外の層内にも形成されていてもよい。また、図2には、下部DBR層11に含まれる複数の低屈折率層11Aのうち非平坦面11C内に露出する層の全てが酸化抑制層30となっている場合が例示されているが、下部DBR層11に含まれる複数の低屈折率層11Aのうち非平坦面11C内に露出する層のうち台座部22に接する層だけが酸化抑制層30となっていてもよい。なお、下部DBR層11に含まれる低屈折率層11Aのうち台座部22に接する全ての層が酸化抑制層30となっている必要はなく、そのうちの少なくとも1層が酸化抑制層30となっていればよい。
この酸化抑制層30は、下部DBR層11に含まれる複数の低屈折率層11Aのうち非平坦面11C内に露出しない非層のAl組成比よりも小さな組成比のAlを含んで構成されている。酸化抑制層30は、例えば光学厚さがλ/4(λは発振波長)のn型Alx9Ga1−x9As(x2<x9<x1)からなり、下部DBR層11に含まれる低屈折率層11Aおよび高屈折率層11Bと同一材料系(Alを含む材料系)により構成されている。つまり、酸化抑制層30は、下部DBR層11との関係でエッチングストップ層として機能するようなものではない。
なお、酸化抑制層30のAl組成比X9の上限は、酸化抑制層30自体の酸化レートが後述の酸化工程において十分に小さくなるように規定されていることが好ましい。例えば、図3に示したAlGaAsのAl組成比と酸化レートとの関係式(K.D.Choquette, et al., IEEE, pp209-203, 1999から引用)を勘案すると、酸化抑制層30のAl組成比X9は、低屈折率層11Aの酸化レート(例えば0.1)よりも一桁小さな酸化レートとなるようなAl組成比(例えば0.84)よりも小さくなっていることが好ましい。また、酸化抑制層30のAl組成比X9の下限は、酸化抑制層30と高屈折率層11Bとの屈折率差が0.3よりも大きくなるように規定されていることが好ましい。
また、この酸化抑制層30は、活性層13内の光強度を自然対数の底で除算することにより得られる共振器長により規定される共振器の外に設けられていることが好ましい。つまり、酸化抑制層30は、酸化抑制層30を用いていない場合と用いている場合とで共振器長が異なることのないような位置に設けられていることが好ましい。共振器長が長くなってしまうと、光の閉じ込め性が悪くなり、閾値が上昇してしまうからである。
例えば、酸化抑制層30を、共振器長Lにより規定される共振器の外(共振器外領域R1)に設けた場合(図4(A),(B))と、酸化抑制層30をどこにも設けなかった場合(図5(A),(B))とでは、屈折率分布(図4(A),図5(A))は異なるものの、光強度分布(図4(B),図5(B))はほぼ一致していることがわかる。なお、図4(B),図5(B)の光強度分布は、同一の駆動条件下で、図4(A),図5(A)の屈折率分布を用いてシミュレーションを行った結果、得られたものである。
一方、酸化抑制層30を、共振器長Lにより規定される共振器の外(共振器外領域R1)に設けた場合(図4(A),(B))と、酸化抑制層30を、共振器長Lにより規定される共振器の中(共振器内領域R2)に設けた場合(図6(A),(B))とでは、屈折率分布(図4(A),図6(A))が似通っているにも拘わらず、光強度分布(図4(B),図6(B))は全く異なっていることがわかる。なお、図6(B)の光強度分布は、図4(A),(B)の場合と同一の駆動条件下で、図6(A)の屈折率分布を用いてシミュレーションを行った結果、得られたものである。
なお、図6(B)では、酸化抑制層30を、共振器長Lにより規定される共振器の中(共振器内領域R2)に設けたため、光の閉じ込め性が悪くなり、共振器長Lが図4(B)や図5(B)の場合よりも大幅に大きくなっていることがわかる。また、光の閉じ込め性が悪くなったため、レーザ発振しておらず、活性層13での光強度が著しく低くなっていることがわかる。従って、図6(A)のケースで、レーザ発振させるためには、半導体レーザに注入するパワーを大きくしてやることが必要となり、その結果、閾値が上昇することとなる。
このような構成の半導体レーザ1は、例えば次のようにして製造することができる。
ここでは、GaAsからなる基板10上の化合物半導体層を、例えば、MOCVD(Metal Organic Chemical Vapor Deposition ;有機金属化学気相成長)法により形成する。この際、化合物半導体層の原料としては、例えば、トリメチルアルミニウム(TMA)、トリメチルガリウム(TMG)、アルシン (AsH3)を用い、ドナー不純物の原料としては、例えば、HSeを用い、アクセプタ不純物の原料としては、例えば、ジメチルジンク(DMZ)を用いる。
まず、基板10上に、Al組成の高い低屈折率層11Aと、Al組成の低い高屈折率層11Bとを交互に積層すると共に、複数の低屈折率層11Aの少なくとも一層を、複数の低屈折率層11Aのうちその他の層のAl組成比よりも小さな組成比のAlを含む酸化抑制層30とすることにより下部DBR層11を形成する。続いて、下部DBR層11の上に、下部クラッド層12、活性層13、上部クラッド層14および上部DBR層16をこの順に形成すると共に、被酸化層15Dを所定の場所に形成することにより積層構造19Dを形成する(図7)。
このとき、下部DBR層11内の酸化抑制層30は、例えば、下部DBR層11内の低屈折率層16Aを形成する際のプロセス条件のうちトリメチルアルミニウム(TMA)の流量を多くすると共にトリメチルガリウム(TMG))の流量を少なくし、下部DBR層11内の低屈折率層16AのAl組成比よりも小さな組成比のAlを含ませることにより形成可能である。つまり、本製造工程では、酸化抑制層30の形成に際して、酸化抑制層30を有しない従来タイプの半導体レーザの下部DBR層を形成する際の工程を、プロセス条件を少しだけ変えて実行しているだけであり、従来の工程と比べて特別に困難な工程を追加していない。
次に、コンタクト層17の上面全体に渡ってフォトレジスト(図示せず)を形成したのち、フォトリソグラフィー処理および現像処理を行うことにより、例えば、メサ部18の直径と同じ直径の円形状のレジスト層(図示せず)を形成する。その後、例えば、ドライエッチングにより、レジスト層をマスクとして、積層構造19Dの上面から所定の深さまで選択的にエッチングする。これにより、柱状のメサ部18が形成され、メサ部18の裾野の領域に非平坦面11Cが形成される(図8)。
なお、被酸化層15Dを下部DBR層11よりも上に形成した場合には少なくとも積層構造19Dの上面から下部DBR層11の直上の層の下面まで、積層構造19Dを選択的にエッチングすることによりメサ部18を形成することが好ましい。また、被酸化層15Dを下部DBR層11内に形成した場合には少なくとも積層構造19Dの上面から被酸化層15Dの下面まで、積層構造19Dを選択的にエッチングすることによりメサ部18を形成することが好ましい。
次に、レジスト層を除去したのち、水蒸気雰囲気中において、高温で酸化処理を行い、被酸化層15Dをメサ部18の側面から選択的に酸化する(図2参照)。これにより、被酸化層15Dのうち側面から所定の深さまでの領域が酸化アルミニウムを含む酸化領域(絶縁領域)となり、その領域が電流狭窄領域15Aとなる。そして、それよりも奥の領域が未酸化領域となり、その領域が電流注入領域15Bとなる。このようにして、電流狭窄領域15Aおよび電流注入領域15Bからなる電流狭窄層15を有する積層構造19が形成される。
次に、メサ部18の上面に環状の上部電極20を形成する(図1参照)。続いて、下部DBR層11のうち非平坦面11Cを含む上面に台座部22を形成し、上部電極21との対向領域の一部に開口23Aを有する保護膜23を形成し、台座部23から上部電極20のうち開口23A内の露出部分に渡って電極パッド24を形成する(図1参照)。そして、最後に、基板10の裏面に下部電極21を形成する(図1参照)。このようにして、本実施の形態の半導体レーザ1が製造される。
次に、本実施の形態の半導体レーザ1の作用および効果について説明する。
本実施の形態の半導体レーザ1では、電極パッド24と下部電極21との間に所定の電圧が印加されると、電流注入領域15Bを通して活性層13に電流が注入され、これにより電子と正孔の再結合による発光が生じる。この光は、一対の下部DBR層11および上部DBR層16により反射され、所定の波長でレーザ発振を生じ、レーザビームとして上部電極21の開口部から外部に射出される。
ところで、本実施の形態では、製造工程において、Al(アルミニウム)組成の高い低屈折率層11Aと、Al組成の低い高屈折率層11Bとを交互に積層すると共に、複数の低屈折率層11Aの少なくとも一層を、複数の低屈折率層11Aのうちその他の層のAl組成比よりも小さな組成比のAlを含む酸化抑制層30とすることにより下部DBR層11が形成される。これにより、メサ部18を形成に伴って形成される、メサ部18の裾野に広がる非平坦面11Cに、少なくとも一つの酸化抑制層30の端面を露出させることができるので、下部DBR層11に含まれる複数の低屈折率層11Aのうち非平坦面11C内に露出する層の酸化が低減され、非平坦面11Cの面荒れが低減される。その結果、非平坦面11Cと台座部22との接触性が良くなるので、非平坦面11Cが所定の位置からずれたり、剥離したりするのを抑制することができ、歩留りの低下を抑制することができる。
ここで、酸化抑制層30は、下部DBR層11に含まれる複数の低屈折率層11Aのうち非平坦面11C内に露出しない非層と共通の材料系(Alを含む材料系)により構成されている。そのため、酸化抑制層30は、エッチングストップ層として機能せず、また製造プロセスを難しくする虞のないものといえる。また、酸化抑制層30は、積層構造19における他の半導体層と格子整合するので、酸化抑制層30を設けたことによって結晶欠陥が生じることはない。また、酸化抑制層30は下部DBR層11内に設けられているので、閾値の大幅な上昇を避けることができる。特に、酸化抑制層30が共振器外領域R1に設けられている場合には、閾値が変動する虞がなく、酸化抑制層30を設けたことによって悪影響が生じる虞がない。
以上、実施の形態およびその変形例を挙げて本発明を説明したが、本発明は上記実施の形態等に限定されるものではなく、種々変形可能である。
[変形例]
例えば、上記実施の形態等では、基板10としてn型半導体基板を用いた場合について説明したが、p型半導体基板を用いることも可能である。ただし、その場合には、上記実施の形態において例示した不純物の導電型を、p型からn型に、またはn型からp型に読み替えるものとする。
また、上記実施の形態等では、AlGaAs系の化合物半導体レーザを例にして本発明を説明したが、Alを含む他の化合物半導体レーザにも適用可能である。
本発明の一実施の形態に係る面発光型の半導体レーザの断面図である。 図1の積層構造の拡大図である。 AlGaAsのAl組成比と酸化レートとの関係を表す関係図である。 図1の半導体レーザの屈折率分布と光強度との関係を表す関係図である。 一参考例に係る半導体レーザの屈折率分布と光強度との関係を表す関係図である。 他の参考例に係る半導体レーザの屈折率分布と光強度との関係を表す関係図である。 図1の半導体レーザの製造工程にいて説明するための断面図である。 図7に続く工程について説明するための断面図である。 従来の半導体レーザの断面図である。 図9の積層構造の拡大図である。 図10の積層構造の上面図である。
符号の説明
1…半導体レーザ、10…基板、11…下部DBR層、11A…低屈折率層、11B…高屈折率層、11C…非平坦面、12…下部クラッド層、13…活性層、13A…発光領域、14…上部クラッド層、15…電流狭窄層、15A…電流狭窄領域、16B…電流注入領域、16…上部DBR層、17…コンタクト層、18…メサ部、19…積層構造、20…上部電極、21…下部電極、22…台座部、23…保護膜、23A…開口、30…酸化抑制層、L…共振器長、R1…共振器外領域、R2…共振器内領域。

Claims (5)

  1. 下部多層膜反射鏡、下部クラッド層、活性層、上部クラッド層および上部多層膜反射鏡を順に含むと共に酸化狭窄層を含む積層構造を備え、
    前記積層構造は、前記酸化狭窄層が前記下部多層膜反射鏡よりも上に設けられている場合には少なくとも前記下部多層膜反射鏡の直上の層の下面から当該積層構造の上面に渡って、前記酸化狭窄層が前記下部多層膜反射鏡内に設けられている場合には少なくとも前記酸化狭窄層の下面から当該積層構造の上面に渡って、柱状のメサ部を有すると共に、前記下部多層膜反射鏡のうち前記メサ部の裾野に、複数の層の端面が露出した非平坦面を有し、
    前記下部多層膜反射鏡は、Al(アルミニウム)組成の高い低屈折率層と、Al組成の低い高屈折率層とを交互に積層して構成され、
    前記下部多層膜反射鏡に含まれる複数の低屈折率層のうち前記非平坦面内に露出する層の少なくとも一層が、前記下部多層膜反射鏡に含まれる複数の低屈折率層のうち前記非平坦面内に露出しない非層のAl組成比よりも小さな組成比のAlを含む酸化抑制層となっている面発光型半導体レーザ。
  2. 前記酸化抑制層は、前記活性層内の光強度を自然対数の底で除算することにより得られる共振器長により規定される共振器の外に設けられている請求項1に記載の面発光型半導体レーザ。
  3. 前記酸化抑制層のAl組成比は0.85よりも小さくなっている請求項1に記載の面発光型半導体レーザ。
  4. 前記低屈折率層、前記高屈折率層および前記酸化抑制層は共にAlGaAsからなる請求項1に記載の面発光型半導体レーザ。
  5. 半導体基板の上に、Al(アルミニウム)組成の高い低屈折率層と、Al組成の低い高屈折率層とを交互に積層し、かつ前記複数の低屈折率層の少なくとも一層を、前記複数の低屈折率層のうちその他の層のAl組成比よりも小さな組成比のAlを含む酸化抑制層とすることにより下部多層膜反射鏡を形成し、かつ前記下部多層膜反射鏡の上に、下部クラッド層、活性層、上部クラッド層および上部多層膜反射鏡をこの順に形成すると共に被酸化層を形成することにより積層構造を形成する工程と、
    前記被酸化層を前記下部多層膜反射鏡よりも上に形成した場合には少なくとも前記積層構造の上面から前記下部多層膜反射鏡の直上の層の下面まで、前記被酸化層を前記下部多層膜反射鏡内に形成した場合には少なくとも前記積層構造の上面から前記被酸化層の下面まで、前記積層構造を選択的にエッチングすることにより柱状のメサ部を形成すると共に、前記下部多層膜反射鏡のうち前記メサ部の裾野に、少なくとも一つの前記酸化抑制層の端面が露出した非平坦面を形成する工程と、
    酸化処理によって前記被酸化層を前記メサ部の側面から選択的に酸化する工程と
    を含む面発光型半導体レーザの製造方法。
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