JP2009265849A - ネットオークション相場検索システム、方法及びコンピュータプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】 複数のネットオークションサイトの価格情報を一括して抽出し、抽出した情報を携帯電話の画面においても見やすくなるように簡潔に編集して、主として携帯電話を介したネットオークションの利用者に相場情報を提供する。
【解決手段】 複数のオークション運営サイトにおける入札価格情報にアクセス可能なシステムであって、システムの管理コンピュータ2は、インターネットNを介してユーザ端末1と接続可能であり、管理コンピュータ2が、ユーザ端末1からの入札価格の検索要求を受けると、ユーザ指定のキーワードに合致する各運営サイトの入札価格を一括して検索し、検索された入札価格から相場情報を抽出し、ユーザ端末1の画面5に表示させる。管理コンピュータ2が、新品価格情報も取得可能であれば、併せて表示させる。また、ユーザ端末1から購入時金額も受信した場合は、この金額と入札価格との比較結果も画面5に表示させる。
【選択図】 図1
【解決手段】 複数のオークション運営サイトにおける入札価格情報にアクセス可能なシステムであって、システムの管理コンピュータ2は、インターネットNを介してユーザ端末1と接続可能であり、管理コンピュータ2が、ユーザ端末1からの入札価格の検索要求を受けると、ユーザ指定のキーワードに合致する各運営サイトの入札価格を一括して検索し、検索された入札価格から相場情報を抽出し、ユーザ端末1の画面5に表示させる。管理コンピュータ2が、新品価格情報も取得可能であれば、併せて表示させる。また、ユーザ端末1から購入時金額も受信した場合は、この金額と入札価格との比較結果も画面5に表示させる。
【選択図】 図1
Description
複数のネットオークション運営サイトの入札価格情報を一括して抽出し、抽出した情報を携帯電話の画面においても見やすくなるように編集して、主として携帯電話を介したネットオークションの利用者に入札価格の相場を提供するネットオークション相場検索システム、方法及びコンピュータプログラムに関する。
インターネットの広範かつ急速な普及に伴い、インターネットを利用したオークション(以下「ネットオークション」)も商品売買の主要な手段の地位を占めつつある。ネットオークションを運営するサイトも複数出現し、いずれも活況を呈している。
ネットオークションに関する発明は多数特許出願されているが、本願発明と同一の発明者による特許文献1に記載の発明もその一つである。
ネットオークションに関する発明は多数特許出願されているが、本願発明と同一の発明者による特許文献1に記載の発明もその一つである。
特開2007−199794号公報に記載された発明は、ネットオークションに関心を持つユーザに対して、複数のネットオークションの運営サイトに関する情報を一括して提供しようとするものである。この先行発明は、個々のオークション運営サイトが、自己のサイトに関する情報しか提供していない現状において、ユーザの利便性を向上させることを目的とする。そして、サイト別・商品別に出品中の入札価格推移はもちろん、過去の入札価格なども含めたきめ細かな情報をユーザに提供している。したがって、この発明のシステムは、ネットオークションに慣れている人であって、入札価格の推移等を表す細かい数値のチェックが苦にならない人にとって、非常に有用である。
ところで、急成長を遂げてきたネットオークションであるが、落札した商品が届かない、といったオークション詐欺などのトラブルが多発したことから、取扱高の伸びが鈍化傾向にあると言われている。このように目下停滞気味のネットオークションを再浮上させるためには、誰でもが気楽に簡単に参加できるような仕組みの提供が望まれる。
特許文献1のシステムは、複数の運営サイトの情報を提供する点で、ネットオークションの普及に貢献しうるものである。しかしながら、提供された情報の分析・判断はあくまでユーザ次第であり、ネットオークションの初心者にとって、敬遠されるおそれがある。大部で重厚な小説よりも、携帯電話で手軽に読めるようなケータイ小説がベストセラーとなるような昨今である。ネットオークションに関するシステムも、情報の分析・判断の手間を省いてくれるならば、面倒なことを敬遠する人たちにも受け入れられるはずである。このような敷居の低いシステムがあれば、ネットオークションへの参加者が増加することが期待できる。
特許文献1のシステムは、複数の運営サイトの情報を提供する点で、ネットオークションの普及に貢献しうるものである。しかしながら、提供された情報の分析・判断はあくまでユーザ次第であり、ネットオークションの初心者にとって、敬遠されるおそれがある。大部で重厚な小説よりも、携帯電話で手軽に読めるようなケータイ小説がベストセラーとなるような昨今である。ネットオークションに関するシステムも、情報の分析・判断の手間を省いてくれるならば、面倒なことを敬遠する人たちにも受け入れられるはずである。このような敷居の低いシステムがあれば、ネットオークションへの参加者が増加することが期待できる。
さらに、ディスカウント店や郊外のショッピングモールの出現、電子商取引などは、安価な商品の提供という点で、ネットオークションと競合する。そのため、これら新品の価格情報も同時に提供するならば、ネットオークションで中古品を買うべきか、新品を買うべきかの判断が的確にできる。
また、インターネットへの接続手段として、携帯電話を用いる人が増加している。携帯電話の狭い画面を考慮に入れると、重要な情報のみを簡潔に表示する画面となるように編集する必要もある。
また、インターネットへの接続手段として、携帯電話を用いる人が増加している。携帯電話の狭い画面を考慮に入れると、重要な情報のみを簡潔に表示する画面となるように編集する必要もある。
このような点に鑑み、本願発明は、複数の運営サイトから収集した情報を加工して、ユーザにとっての最大の関心事である現在の相場を提供することを最大の目的とする。
さらに、新品価格情報の提供、携帯電話を意識した簡素な画面表示により、利用者に対する利便性を向上させることも目的とする。
さらに、新品価格情報の提供、携帯電話を意識した簡素な画面表示により、利用者に対する利便性を向上させることも目的とする。
これらの目的を実現するために、請求項1に記載の発明は、1以上任意個数のネットオークション運営サイトで提供された入札価格情報にアクセス可能なネットオークション相場検索システムであって、システムの管理コンピュータは、インタフェース部と記憶部と処理部を備え、前記インタフェース部を介してインターネットを経由し、ユーザ端末と接続可能であり、前記記憶部は、前記ネットオークション運営サイトにアクセスして得られた入札価格情報を格納している入札価格情報データベースを備え、前記処理部は、前記ユーザ端末からの検索要求と1個以上の単語を受信する検索要求受付手段と、受信した単語をキーワードとして前記入札価格情報データベースを参照し、入札価格の相場情報を抽出する入札価格相場取得手段と、前記入札価格相場情報を含む画面表示用ページデータを、前記検索要求を送信してきたユーザ端末に返信する情報返信手段と、を備えることを特徴とする。
これにより、本発明のシステムのユーザは、複数のオークション運営サイトの入札価格の相場情報を一括して取得できる。
これにより、本発明のシステムのユーザは、複数のオークション運営サイトの入札価格の相場情報を一括して取得できる。
また、本発明の目的を実現するために、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のネットオークション相場検索システムにおいて、前記管理コンピュータは、前記インタフェース部を介して、各種商品の新品価格情報を格納した新品価格情報データベースと接続可能であり、前記処理部は、さらに、前記受信した単語をキーワードとして前記新品価格情報データベースから新品価格情報を抽出する新品価格取得手段を備え、前記画面表示用ページデータには、前記の抽出された新品価格情報も含むことを特徴とする。
これにより、ユーザは、オークションに出品されている中古価格と、新品価格とを一つのサイトで比較することが可能になる。このように、商品選択の判断材料が増えるので、自分の欲する商品を、どこで、いくらで手に入れたらよいのか、適切に判断できる。これは、購買者の層及び購買量の拡大に寄与するものである。
これにより、ユーザは、オークションに出品されている中古価格と、新品価格とを一つのサイトで比較することが可能になる。このように、商品選択の判断材料が増えるので、自分の欲する商品を、どこで、いくらで手に入れたらよいのか、適切に判断できる。これは、購買者の層及び購買量の拡大に寄与するものである。
さらに、本発明の目的を実現するために、請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2のいずれかに記載のネットオークション相場検索システムにおいて、前記処理部はさらに、前記検索要求受付手段が購入時価格を受信したとき、この購入時価格と、前記入札価格相場情報とを対比し、購入時価格の鑑定を行う鑑定手段を備え、前記画面表示用ページデータには、前記鑑定手段による鑑定結果も含むことを特徴とする。
「購入時価格」は、もし、自分の所有している商品をオークションに出品したならば、入札価格がいくらであるかに関心のあるユーザが、その商品を購入したときの金額である。
これにより、本発明は、自分の持っている品物の価値を知りたいと考えるユーザに対し、簡易な鑑定機能も提供できる。
「購入時価格」は、もし、自分の所有している商品をオークションに出品したならば、入札価格がいくらであるかに関心のあるユーザが、その商品を購入したときの金額である。
これにより、本発明は、自分の持っている品物の価値を知りたいと考えるユーザに対し、簡易な鑑定機能も提供できる。
請求項4に記載の発明は、本発明の目的を実現するために、請求項1〜3のいずれか1に記載のシステムにおいて、前記ユーザ端末は、携帯電話であることを特徴とする。
これにより、ネットオークションへの参加者の裾野を広げることができる。なぜならば、携帯電話の普及は目覚しく、パソコンは持っていなくても、インターネット接続機能のある携帯電話を持っている人は極めて多数にのぼるからである。
これにより、ネットオークションへの参加者の裾野を広げることができる。なぜならば、携帯電話の普及は目覚しく、パソコンは持っていなくても、インターネット接続機能のある携帯電話を持っている人は極めて多数にのぼるからである。
前記した管理コンピュータによるネットオークションに関する相場検索機能の提供方法、及び、管理コンピュータにネットオークションに関する相場検索を実行させるためのコンピュータプログラムも、本発明である。
本発明によれば、複数のネットオークション運営サイトから取得した情報に基づき、入札価格の相場を把握できる。
ユーザにとって、売り手あるいは買い手のいずれで行動する場合であっても、オークションへの参加の可否を適切に判断できる。
さらに、新品価格も同時に提供することにより、一層適切な判断ができる。
ユーザにとって、売り手あるいは買い手のいずれで行動する場合であっても、オークションへの参加の可否を適切に判断できる。
さらに、新品価格も同時に提供することにより、一層適切な判断ができる。
ユーザの入力した金額と、入札価格の相場との対比を行う簡易な鑑定機能を併用することにより、システムにゲーム感覚を取り入れることができる。最近の若い人は、専ら携帯電話を利用してインターネットへ接続することが多いと言われている。そのため、ゲーム的な要素を備えることで、若い人たちをネットオークションに親しんでもらうきっかけとなる。
図1に、本発明の実施形態のシステム構成例を示す。
ユーザ端末1はインターネットNを介して、本システムの管理コンピュータ2に接続している。管理コンピュータ2は、インターネットNを介して、各種のネットオークションを運営するオークション運営者のコンピュータ3(以下、「サイト運営コンピュータ3」)と接続するとともに、価格比較サイトを運営する業者の新品価格情報データベース4(以下、「新品価格DB4」)とも接続する。
なお、図1では、ユーザ端末1は1台、サイト運営コンピュータ3は2台、新品価格DB4は1台しか描かれていないが、それぞれ任意台数がインターネットNに接続している。
ユーザ端末1はインターネットNを介して、本システムの管理コンピュータ2に接続している。管理コンピュータ2は、インターネットNを介して、各種のネットオークションを運営するオークション運営者のコンピュータ3(以下、「サイト運営コンピュータ3」)と接続するとともに、価格比較サイトを運営する業者の新品価格情報データベース4(以下、「新品価格DB4」)とも接続する。
なお、図1では、ユーザ端末1は1台、サイト運営コンピュータ3は2台、新品価格DB4は1台しか描かれていないが、それぞれ任意台数がインターネットNに接続している。
ユーザ端末1としては、パーソナルコンピュータ、携帯電話等のインターネット接続機能のある情報処理装置であるならば、その種類は問わない。しかし、ネットオークションへの参加を促すことを主要目的とする本発明にとって、携帯電話が好ましい。
なお、ユーザには、オークションに出品しようとする者と、落札しようとする者の双方が含まれるが、自分の持っている品物の現在の価値に関心のある者も含まれる。
管理コンピュータ2は、本発明のシステムを管理する機能を有する。
サイト運営コンピュータ3は、ネットオークションを運営管理するための各種機能を実現したり、各種情報を記憶したりする機能を有する。この情報の中には、本システムで必要となる過去および現在の入札価格が含まれる。
なお、ユーザには、オークションに出品しようとする者と、落札しようとする者の双方が含まれるが、自分の持っている品物の現在の価値に関心のある者も含まれる。
管理コンピュータ2は、本発明のシステムを管理する機能を有する。
サイト運営コンピュータ3は、ネットオークションを運営管理するための各種機能を実現したり、各種情報を記憶したりする機能を有する。この情報の中には、本システムで必要となる過去および現在の入札価格が含まれる。
ユーザ端末1は、画面表示部5と入力部6を備えている。また、ユーザ端末1には、Webページを閲覧するためのブラウザと呼ばれるソフトウェアが実装されている。このソフトウェアの機能によって、管理コンピュータ2から送信される画面表示用ページデータを画面表示部5に表示させたり、入力部6を介して入力された情報を管理コンピュータ2へ送信したりする。
管理コンピュータ2は、図2に示すように、処理部7、インタフェース部8、記憶部9を含み、他に図示しない入出力部も含む。
処理部7の各種機能は、コンピュータプログラムの各命令コードを図示しないCPUが実行することで実現される。ただし、その機能の一部をハードウェアで分担してもかまわない。処理部7の各種機能については、後で、詳しく説明する。
インタフェース部8は、その機能をソフトウェアとハードウェアで分担してもよいが、いずれか一方で実現してもよい。ユーザ端末1、サイト運営コンピュータ3との情報の送受信は、インターネットNを経由し、このインタフェース部8を介して行われる。なお、処理部7は、このインタフェース部8を制御する機能も備えている。
記憶部9は、記憶対象となるデータの種類に応じて、RAM、ROM、あるいはハードディスクなどの外部補助記憶媒体で実現する。管理コンピュータ2とは別体のコンピュータをデータベースサーバとして利用してもよい。
記憶部9には、入札価格情報データベース(以下、「入札価格DB」)10が含まれるとともに、パラメータ変数を記憶したり、処理の途中経過の値を一時的に記憶したりする、その他の記憶部(図示せず)も含まれる。
入札価格DB10は、1以上のネットオークション運営サイトの検索によって取得した情報を記憶しておくものである。
記憶部9には、入札価格情報データベース(以下、「入札価格DB」)10が含まれるとともに、パラメータ変数を記憶したり、処理の途中経過の値を一時的に記憶したりする、その他の記憶部(図示せず)も含まれる。
入札価格DB10は、1以上のネットオークション運営サイトの検索によって取得した情報を記憶しておくものである。
次に、処理部7の構成を、図2に従い、詳しく説明する。
処理部7の機能を、運営サイト情報取得手段11、検索要求受付手段12、入札価格相場取得手段13、新品価格取得手段14、鑑定手段15および情報返信手段16に分けて説明する。
処理部7の機能を、運営サイト情報取得手段11、検索要求受付手段12、入札価格相場取得手段13、新品価格取得手段14、鑑定手段15および情報返信手段16に分けて説明する。
運営サイト情報取得手段11は、ネットオークション運営サイトからの情報の取得を制御する機能を有し、インタフェース部8を介して、1以上のサイト運営コンピュータ3から取得した情報を一括して、入札価格DB10に記憶させる。
運営サイト情報取得手段11による情報の取得は、ユーザ端末1からのアクセスがある都度行い、取得した情報を後述する入札価格相場取得手段13に渡してもよい。しかし、ユーザに対する迅速な情報提供の観点からは、対象とするネットオークション運営サイトを一定の時間間隔で巡回して、最新情報を取得し、これを入札価格DB10に保存しておくことが望ましい。入札価格DB10には、各運営サイトから得た情報をそのまま保存しても、適宜生データを編集したうえで保存してもかまわない。ただし、商品名、メーカ名、型番などの種々の検索キーワードが入力されるので、それらを考慮したテーブル構造とする。
運営サイト情報取得手段11による情報の取得は、ユーザ端末1からのアクセスがある都度行い、取得した情報を後述する入札価格相場取得手段13に渡してもよい。しかし、ユーザに対する迅速な情報提供の観点からは、対象とするネットオークション運営サイトを一定の時間間隔で巡回して、最新情報を取得し、これを入札価格DB10に保存しておくことが望ましい。入札価格DB10には、各運営サイトから得た情報をそのまま保存しても、適宜生データを編集したうえで保存してもかまわない。ただし、商品名、メーカ名、型番などの種々の検索キーワードが入力されるので、それらを考慮したテーブル構造とする。
検索要求受付手段12は、インタフェース部8を介してユーザ端末1から送信された検索要求を受信する。ユーザ端末1からは、検索キーワードとともに、当該ユーザによる購入時の金額などが送信される。なお、ユーザからの検索要求のログは、適宜記憶部9に保存するとよい。ログを分析することで、有用なマーケティング情報が得られるからである。
入札価格相場取得手段13は、ユーザ端末1からの検索要求に応じて、入札価格DB10に保存してあった情報を抽出し、1以上の運営サイトから得られた入札相場情報を“*円〜*円”といった簡潔な価格帯表示にまとめる。過去の落札情報の参照の有無、対象とする運営サイトなどは、記憶部9にパラメータとして保存しておけばよい。
新品価格取得手段14は、ユーザ端末1から受信した検索キーワードに基づいて新品価格DB4を検索し、ユーザ端末1側に提示するための新品価格情報の編集を行う。最安値を提示するとか、どの電子商取引サイトを対象とするとかは、あらかじめ定め、記憶部9にパラメータとして保存しておけばよい。
鑑定手段15は、ユーザ端末1から購入時金額が送信された場合、その金額と、入札価格相場取得手段13によって得られた相場情報とを比較し、その結果を数段階に分けたランク等で表す。
入札価格相場取得手段13による入札の相場情報、新品価格取得手段14による新品価格情報、鑑定手段15による鑑定結果は、情報返信手段16によって、ユーザ端末1の画面表示部5に表示できるようにページデータの形式に編集され、インタフェース部8を介して、インターネットN経由でユーザ端末1に返信される。
以上、管理コンピュータ2を中心とした本実施形態の構成を説明した。
次に、図3の処理フローに従い、本実施形態の動作について詳しく説明する。
次に、図3の処理フローに従い、本実施形態の動作について詳しく説明する。
ユーザ端末1から、管理コンピュータ2に対して、本実施形態のシステムへのアクセス要求があると(ステップS1でYes)、管理コンピュータ2は、図4に例示するようなWebページP1を記述したHTML文書を送信する(ステップS2)。ユーザ端末1にインストールされているWebブラウザは、ページP1を画面表示部5に表示する。
ユーザ端末1側では、図5に例示するように、入力部6を介して、入力欄A1に検索したい商品あるいはサービス(以下、「商品等」)の名称、メーカ名、カラー、型番などの検索用キーワードC1を入力する。入力欄A1には、少なくとも1つの単語が入力されなくてはならない。
入力欄A2には、金額C2を入力するが、これは任意的入力項目であり、自分の持っている品物の価値を知りたい人は、その品物の購入時価格を入力すればよい。
入力が終わると、検索実行ボタンB1を押下し、検索要求をインターネットNを介して、管理コンピュータ2に送信する(ステップS3)。
入力欄A2には、金額C2を入力するが、これは任意的入力項目であり、自分の持っている品物の価値を知りたい人は、その品物の購入時価格を入力すればよい。
入力が終わると、検索実行ボタンB1を押下し、検索要求をインターネットNを介して、管理コンピュータ2に送信する(ステップS3)。
検索要求受付手段12がユーザの要求を受信すると、入札価格相場取得手段13は、受信した検索キーワードC1に従い、入札価格DB10から必要な情報を抽出する。運営サイト別に、データが記憶されているので、各運営サイトの相場情報を抽出する。もし、キーワードC1に合致するデータが入札価格DB10に存在すれば(ステップS4で‘データ有り‘)、あらかじめ定めた方針で、ユーザに送信するための入札相場情報D1を編集する(ステップS5)。例えば、ユーザの指定に該当する商品等が、現在出品中であって入札可能であれば、現時点の各運営サイトの最高値を抽出し、抽出された最高値の最小値と最大値をユーザへの提供情報とする。より具体的には、対象となる運営サイトが5つあり、現時点の各サイトの最高値が、それぞれ、12000円、16000円、8000円、5000円、14000円であるとすると、最小値は5000円、最大値は16000円であるので、ユーザ端末1側に
“5000円〜16000円”という数値範囲を提示するとよい。
“5000円〜16000円”という数値範囲を提示するとよい。
もし、該当する商品等が、すでに入札が終了しているときは、各運営サイトの過去の落札価格を抽出し、抽出された最高値の最小値と最大値をユーザへの提供情報とする。
このように、本実施形態のシステムでは、複数の運営サイトにおける相場を一括して検索できるので、ユーザの手間と時間を省くことができる。
このように、本実施形態のシステムでは、複数の運営サイトにおける相場を一括して検索できるので、ユーザの手間と時間を省くことができる。
なお、キーワードC1に合致するデータが入札価格DB10に存在しないならば(ステップS4で‘データ無し‘)、データが見つからない旨のエラーメッセージを表示するページデータを作成し、ユーザ端末1に送信し(ステップS11),処理を終える。
次に、本実施形態のシステムと接続可能な新品価格DBが存在すれば(ステップS6でYes)、新品価格取得手段14は、新品価格DB4から検索キーワードC1に従い、該当する商品等の新品価格情報D2を取得する(ステップS7)。複数のネットショッピングサイト等の新品価格が取得できる場合は、最安値、あるいは最安値と最高値等をユーザに新品価格情報D2として提供する。
本システムが独自に新品価格を収集してデータベース化してもよいが、価格を比較するインターネット上のサイトが存在するので、そのサイトの管理下にあるデータベースを、新品価格DBとして利用するとよい。あるいは、データベースを特に前提とすることなく、ユーザからの検索要求を受けた都度、既存の価格比較サイトにアクセスをしてもよい。
本システムが独自に新品価格を収集してデータベース化してもよいが、価格を比較するインターネット上のサイトが存在するので、そのサイトの管理下にあるデータベースを、新品価格DBとして利用するとよい。あるいは、データベースを特に前提とすることなく、ユーザからの検索要求を受けた都度、既存の価格比較サイトにアクセスをしてもよい。
次に、ユーザ端末1から金額情報C2を受信した場合(ステップS8でYes)、鑑定手段15は、金額情報C2と、入札価格相場取得手段13によって取得された相場情報D1とを比較し、比較結果をランクや短いコメント文で表す(ステップS9)。
例えば、相場金額の下限値よりも購入時の金額が低ければ、Aランク、コメント「賢明な買い物をしましたね。」とか、相場金額の上限値よりも購入時の金額が高ければ、Cランク、コメント「早く手放した方がよいかも。」とか、その中間であれば、Bランク、コメント「売っても良いし、買ってもよい」といった内容を鑑定結果としてユーザに提示するわけである。なお、これらのランク数やコメント文は、予め、記憶部9に記憶させておくとよい。
例えば、相場金額の下限値よりも購入時の金額が低ければ、Aランク、コメント「賢明な買い物をしましたね。」とか、相場金額の上限値よりも購入時の金額が高ければ、Cランク、コメント「早く手放した方がよいかも。」とか、その中間であれば、Bランク、コメント「売っても良いし、買ってもよい」といった内容を鑑定結果としてユーザに提示するわけである。なお、これらのランク数やコメント文は、予め、記憶部9に記憶させておくとよい。
情報返信手段16は、相場情報D1と、新品価格情報D2と、鑑定結果D3とを、Webページの形式に編集したHTML文書を作成し、インタフェース部8、インターネットNを介してユーザ端末1に送信する(ステップS10)。
図6は、ユーザ端末1へ送信されたWebページP2の一例である。この例のように、同一画面内で価格の比較ができる。
図6は、ユーザ端末1へ送信されたWebページP2の一例である。この例のように、同一画面内で価格の比較ができる。
ネットオークションを生計の重要手段としている人であれば、入札価格の推移や、過去の落札価格などの詳細な情報を検討することが苦にならないかもしれない。しかし、ネットオークションの未経験者などが、気軽にネットオークションの世界をのぞいてみようといった感覚で本システムにアクセスしてきた場合は、図6に例示する程度の情報でも十分である。これらの情報だけで、ユーザは、ネットオークションで購入した方が得か、店頭やECサイトで購入した方が得かを判断できる。
鑑定結果D3は、精緻でなくても、おおまかな内容でよい。親しい仲間が集まったときに、互いの持ち物の鑑定結果を競い合うといった、遊び感覚で本システムを利用してもらうことにより、ネットオークションへ親しむきっかけとなりうるからである。
鑑定結果D3は、精緻でなくても、おおまかな内容でよい。親しい仲間が集まったときに、互いの持ち物の鑑定結果を競い合うといった、遊び感覚で本システムを利用してもらうことにより、ネットオークションへ親しむきっかけとなりうるからである。
前記の実施形態では、ユーザに対して、相場情報D1と、新品価格情報D2と、鑑定結果D3とを示した。しかし、ネットオークションにて、相場を認識した上で賢明に振舞うためには、相場情報だけで足りる。したがって、管理コンピュータ2の負荷などの諸事情を考慮して、新品価格情報の提示は省略してもよい。また、ユーザが金額情報C2を入力しない場合は、鑑定処理は行われず、鑑定結果の表示もないことは言うまでもない。
ユーザに提供する情報(D1,D2、D3)は、生データを加工するものであるが、加工の仕方として、平均値の算出、最小値と最大値の抽出等いろいろと考えられる。したがって、前記の実施形態で説明したのは、一例にすぎない。
ユーザに提供する情報(D1,D2、D3)は、生データを加工するものであるが、加工の仕方として、平均値の算出、最小値と最大値の抽出等いろいろと考えられる。したがって、前記の実施形態で説明したのは、一例にすぎない。
また、前記の実施形態では、入札価格DB10は管理コンピュータ2によって作成管理されるものとして説明したが、通信ネットワークを介して管理コンピュータ2と接続可能な別のコンピュータによって作成管理されてもよい。要は、本発明のシステムが、1以上のオークション運営サイトの入札価格情報を一括して検索できるならば、このデータベースはどこに、どのように設けられていてもよい。
さらに、前記の実施形態では、ユーザ端末として携帯電話が使われるものとして説明したが、パソコンでもよいことは言うまでもない。その場合、パソコンのディスプレイは大量の情報を表示できることから、入札価格推移グラフや新品価格推移グラフなどのより詳細な情報も併せて画面表示してもよい。
なお、前記のように開示された実施の形態はすべての点で例示であって、制限的なものではない。したがって、種々の変形が可能である。しかし、その変形が特許請求の範囲に記載された技術思想に基づくものである限り、その変形は本発明の技術的範囲に含まれる。
簡潔に相場を表示することにより、ネットオークションになじみの薄い人に、ネットオークションへの関心を高め、参加を促すことができる。その結果、オークション詐欺などのトラブルで成長が鈍化しているネットオークションの再浮上に寄与することができる。
1 ユーザ端末
2 管理コンピュータ
3 サイト運営コンピュータ
4 新品価格DB
5 (ユーザ端末1の)画面表示部
6 (ユーザ端末1の)入力部
7 (管理コンピュータ2の)処理部
8 (管理コンピュータ2の)インタフェース部
9 (管理コンピュータ2の)記憶部
10 入札価格情報データベース
11 運営サイト情報取得手段
12 検索要求受付手段
13 入札価格相場取得手段
14 新品価格取得手段
15 鑑定手段
16 情報返信手段
2 管理コンピュータ
3 サイト運営コンピュータ
4 新品価格DB
5 (ユーザ端末1の)画面表示部
6 (ユーザ端末1の)入力部
7 (管理コンピュータ2の)処理部
8 (管理コンピュータ2の)インタフェース部
9 (管理コンピュータ2の)記憶部
10 入札価格情報データベース
11 運営サイト情報取得手段
12 検索要求受付手段
13 入札価格相場取得手段
14 新品価格取得手段
15 鑑定手段
16 情報返信手段
Claims (8)
- 1以上任意個数のネットオークション運営サイトで提供された入札価格情報にアクセス可能なネットオークション相場検索システムであって、
システムの管理コンピュータは、
インタフェース部と記憶部と処理部を備え、
前記インタフェース部を介してインターネットを経由し、ユーザ端末と接続可能であり、
前記記憶部は、
前記ネットオークション運営サイトにアクセスして得られた入札価格情報を格納している入札価格情報データベースを備え、
前記処理部は、
前記ユーザ端末からの検索要求と1個以上の単語を受信する検索要求受付手段と、
受信した単語をキーワードとして前記入札価格情報データベースを参照し、入札価格の相場情報を抽出する入札価格相場取得手段と、
前記入札価格相場情報を含む画面表示用ページデータを、前記検索要求を送信してきたユーザ端末に返信する情報返信手段と、
を備えることを特徴とするネットオークション相場検索システム。 - 前記管理コンピュータは、前記インタフェース部を介して、各種商品の新品価格情報を格納した新品価格情報データベースと接続可能であり、
前記処理部は、さらに、前記受信した単語をキーワードとして前記新品価格情報データベースから新品価格情報を抽出する新品価格取得手段を備え、
前記画面表示用ページデータには、前記の抽出された新品価格情報も含むことを特徴とする請求項1に記載のネットオークション相場検索システム。 - 前記処理部はさらに、前記検索要求受付手段が購入時価格を受信したとき、この購入時価格と、前記入札価格相場情報とを対比し、購入時価格の鑑定を行う鑑定手段を備え、
前記画面表示用ページデータには、前記鑑定手段による鑑定結果も含むことを特徴とする請求項1または請求項2のいずれかに記載のネットオークション相場検索システム。 - 前記ユーザ端末は、携帯電話であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1に記載のネットオークション相場検索システム。
- 1以上任意個数のネットオークション運営サイトで提供された入札価格情報を格納している入札価格情報データベースを備えたネットオークションに関する相場を検索する方法であって、
この方法を提供するコンピュータは、
インタフェース部と処理部を備え、
前記インタフェース部を介してインターネットを経由し、ユーザ端末と接続可能であり、
前記処理部は、
前記ユーザ端末からの検索要求と1個以上の単語を受信するステップと、
受信した単語をキーワードとして前記入札価格情報データベースを参照し、入札価格の相場情報を抽出するステップと、
前記入札価格相場情報を含む画面表示用ページデータを、前記検索要求を送信してきたユーザ端末に返信するステップと、
を実行することを特徴とするネットオークション相場検索方法。 - 前記管理コンピュータは、前記インタフェース部を介して、各種商品の新品価格情報を格納した新品価格情報データベースと接続可能であり、
前記処理部は、さらに、前記受信した単語をキーワードとして前記新品価格情報データベースから新品価格情報を抽出するステップを備え、
前記画面表示用ページデータには、前記の抽出された新品価格情報も含むことを特徴とする請求項5に記載のネットオークション相場検索方法。 - 前記処理部はさらに、前記検索要求受付手段が購入時価格を受信したとき、この購入時価格と、前記入札価格相場情報とを対比し、購入時価格の鑑定を行うステップを備え、
前記画面表示用ページデータには、前記鑑定手段による鑑定結果も含むことを特徴とする請求項5または請求項6のいずれかに記載のネットオークション相場検索方法。 - 請求項1〜4のいずれか1に記載のネットオークション相場検索システムの機能を、前記管理コンピュータに実現させるためのコンピュータプログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008113086A JP2009265849A (ja) | 2008-04-23 | 2008-04-23 | ネットオークション相場検索システム、方法及びコンピュータプログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008113086A JP2009265849A (ja) | 2008-04-23 | 2008-04-23 | ネットオークション相場検索システム、方法及びコンピュータプログラム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009265849A true JP2009265849A (ja) | 2009-11-12 |
Family
ID=41391644
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008113086A Withdrawn JP2009265849A (ja) | 2008-04-23 | 2008-04-23 | ネットオークション相場検索システム、方法及びコンピュータプログラム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2009265849A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5612190B1 (ja) * | 2013-12-27 | 2014-10-22 | ヤフー株式会社 | 端末装置、プログラム、情報表示方法および情報提供システム |
JP2017116977A (ja) * | 2015-12-21 | 2017-06-29 | ヤフー株式会社 | 予測装置、予測方法、及び予測プログラム |
JP2022082300A (ja) * | 2020-11-20 | 2022-06-01 | ヤフー株式会社 | 提供装置、提供方法及び提供プログラム |
-
2008
- 2008-04-23 JP JP2008113086A patent/JP2009265849A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP5612190B1 (ja) * | 2013-12-27 | 2014-10-22 | ヤフー株式会社 | 端末装置、プログラム、情報表示方法および情報提供システム |
JP2017116977A (ja) * | 2015-12-21 | 2017-06-29 | ヤフー株式会社 | 予測装置、予測方法、及び予測プログラム |
JP2022082300A (ja) * | 2020-11-20 | 2022-06-01 | ヤフー株式会社 | 提供装置、提供方法及び提供プログラム |
JP7297729B2 (ja) | 2020-11-20 | 2023-06-26 | ヤフー株式会社 | 提供装置、提供方法及び提供プログラム |
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