JP2009264215A - 内燃機関の制御装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】エンジン10の電子制御装置60は、排気通路30に設けられる排気浄化用の触媒34の酸素吸蔵量を推定する。また、触媒34の酸素吸蔵量を減少させるべく触媒34に流入する排気の空燃比を理論空燃比よりもリッチ化させるリッチ化制御を実行するとともに、推定手段により推定される酸素吸蔵量EOXが所定量EOXth以下である旨判断されることを条件に当該リッチ化制御を停止する。更に、触媒34の排気下流側の酸素濃度を検出する酸素センサ58を備え、リッチ化制御中の酸素濃度が低いときには高いときに比べて当該リッチ化制御を停止するための所定量EOXthを大きくする。
【選択図】図1
Description
(1)請求項1に記載の発明は、排気通路に設けられる排気浄化用の触媒の酸素吸蔵量を推定する推定手段と、前記触媒の酸素吸蔵量を減少させるべく同触媒に流入する排気の空燃比を理論空燃比よりもリッチ化させるリッチ化制御を実行するとともに、前記推定手段により推定される酸素吸蔵量が所定量以下である旨判断されることを条件に当該リッチ化制御を停止するリッチ化制御手段とを備える内燃機関の制御装置において、前記触媒の排気下流側の酸素濃度を検出する酸素濃度検出手段を備え、前記リッチ化制御手段は、前記リッチ化制御中の前記酸素濃度が低いときには高いときに比べて当該リッチ化制御を停止するための前記所定量を大きくすることをその要旨としている。
エンジン10の各気筒には、燃焼室11内の燃料と空気との混合気に点火する点火プラグ12が設けられている。燃焼室11には吸気バルブ21により開閉される吸気ポート22が接続され、同吸気ポート22に接続される吸気通路20の途中には吸気ポート22に向けて燃料を噴射する燃料噴射弁13が気筒毎に設けられている。また、吸気通路20の途中にはサージタンク23が接続され、同サージタンク23の上流側にはスロットルモータ24によって開度が調節されるスロットルバルブ25が設けられている。スロットルバルブ25の開度を変更すると、これに応じて、吸気通路20を通じて燃焼室11に供給される空気量が調節されるようになっている。
図2に、実際の空燃比と空燃比センサ57の出力電圧Vafとの関係を示し、図3に、実際の空燃比と酸素センサ58の出力電圧Voxとの関係を示す。
<酸素吸蔵量算出処理>
次に、図4を参照して、酸素吸蔵量の算出処理について詳細に説明する。なお図4は、酸素吸蔵量の算出処理の手順を示すフローチャートである。このフローチャートに示される一連の処理は、エンジン10の運転中に電子制御装置60によって所定クランク角毎に繰り返し実行される。
EOX ← EOX + EOXinc ・・・(1)
こうして今回の酸素吸蔵量EOXを算出すると、次に、算出された酸素吸蔵量EOXが最大酸素吸蔵量EOXmax以上であるか否かを判断する(ステップS104)。ここでは、最大酸素吸蔵量EOXmaxとして、実験等により予め求められる固定値を用いている。
EOX ← EOX − EOXdec ・・・(2)
こうして今回の酸素吸蔵量EOXを算出すると、次に、算出された酸素吸蔵量EOXが「0」以下であるか否かを判断する(ステップS108)。そしてその結果、酸素吸蔵量EOXが「0」以下である場合には(ステップS108:「YES」)、今回の酸素吸蔵量EOXとして「0」を設定して(ステップS109)、この一連の処理を一旦終了する。
<リッチ化制御処理>
次に、図5を参照して、リッチ化制御について説明する。なお、図5は、リッチ化制御の処理手順を示すフローチャートである。このフローチャートに示される一連の処理は、燃料カット制御が停止されたことを条件に電子制御装置60によって実行される。
タイミングt1において燃料カット制御が停止されるとともにリッチ化制御が開始されると、酸素吸蔵量EOXは徐々に減少するようになる。ここで、酸素吸蔵量EOXが第1所定量E1となるタイミングt3までに酸素センサ58の出力電圧Voxが所定電圧V2以上となったときには、当該リッチ化制御を停止するための所定量EOXthとして第2所定量E2が設定される。これにより、酸素吸蔵量EOXが第2所定量E2以下となることを条件に当該リッチ化制御が停止される。すなわち、酸素吸蔵量EOXが第2所定量E2以下となる前に酸素センサ58の出力電圧Voxが所定電圧V2以上となったときには、その後、酸素吸蔵量EOXが第2所定量E2となるタイミングt2にて当該リッチ化制御が停止される。酸素センサ58の出力電圧Voxが所定電圧V2よりも低い状態から所定電圧V2となったときには、そのとき推定される酸素吸蔵量EOXは第2所定量E2よりも大きい状態となることから、リッチ化制御が直ちに停止されることはなく、酸素吸蔵量EOXが第2所定量E2以下となるまではリッチ化制御が継続されることとなる。ちなみに、酸素吸蔵量EOXが第2所定量E2以下となってから第1所定量E1となるまでに酸素センサ58の出力電圧Voxが所定電圧V2以上となったときには、その直後に当該リッチ化制御が停止される。
(1)エンジン10の電子制御装置60は、排気通路30に設けられる排気浄化用の触媒34の酸素吸蔵量を推定する推定手段と、触媒34の酸素吸蔵量を減少させるべく同触媒34に流入する排気の空燃比を理論空燃比よりもリッチ化させるリッチ化制御を実行するとともに、推定手段により推定される酸素吸蔵量EOXが所定量EOXth以下である旨判断されることを条件に当該リッチ化制御を停止するリッチ化制御手段とを備えることとした。また、触媒34の排気下流側の酸素濃度を検出する酸素濃度検出手段を備え、リッチ化制御手段は、リッチ化制御中の酸素濃度が低いときには高いときに比べて当該リッチ化制御を停止するための所定量EOXthを大きくすることとした。このように、触媒34の排気下流側の酸素濃度が低いときには高いときに比べてリッチ化制御を停止するための所定量EOXthを大きくしているため、実際の酸素吸蔵量が少ないと予測されるときには多いと予測されるときに比べて上記所定量EOXthを大きくすることができる。これにより、触媒34の排気下流側の酸素濃度が所定濃度よりも低くなっても、リッチ化制御が直ちに停止されるのではなく、推定される酸素吸蔵量EOXが触媒の排気下流側の酸素濃度に応じて設定される所定量EOXth以下となるまではリッチ化制御が継続されることとなる。従って、リッチ化制御をより的確なタイミングで停止することができるようになる。
・上記実施形態では、本発明をポート噴射式の内燃機関の制御装置として具体化したが、これを燃焼室11内に燃料を直接噴射する直接噴射式の内燃機関の制御装置として具体化することもできる。
Claims (5)
- 排気通路に設けられる排気浄化用の触媒の酸素吸蔵量を推定する推定手段と、前記触媒の酸素吸蔵量を減少させるべく同触媒に流入する排気の空燃比を理論空燃比よりもリッチ化させるリッチ化制御を実行するとともに、前記推定手段により推定される酸素吸蔵量が所定量以下である旨判断されることを条件に当該リッチ化制御を停止するリッチ化制御手段とを備える内燃機関の制御装置において、
前記触媒の排気下流側の酸素濃度を検出する酸素濃度検出手段を備え、前記リッチ化制御手段は、前記リッチ化制御中の前記酸素濃度が低いときには高いときに比べて当該リッチ化制御を停止するための前記所定量を大きくする
ことを特徴とする内燃機関の制御装置。 - 請求項1に記載の内燃機関の制御装置において、
前記リッチ化制御手段は、前記酸素濃度が所定濃度よりも高いときには前記所定量として第1所定量を設定し、前記酸素濃度が前記所定濃度以下であるときには前記所定量として前記第1所定量よりも大きい第2所定量を設定する
ことを特徴とする内燃機関の制御装置。 - 排気通路に設けられる排気浄化用の触媒の酸素吸蔵量を推定する推定手段と、前記触媒の酸素吸蔵量を減少させるべく同触媒に流入する排気の空燃比を理論空燃比よりもリッチ化させるリッチ化制御を実行するとともに、前記推定手段により推定される酸素吸蔵量が所定量以下である旨判断されることを条件に当該リッチ化制御を停止するリッチ化制御手段とを備える内燃機関の制御装置において、
前記触媒の排気下流側の酸素濃度を検出する酸素濃度検出手段を備え、前記リッチ化制御手段は、当該リッチ化制御中の前記酸素濃度が低いときには高いときに比べて前記酸素吸蔵量を小さく推定する
ことを特徴とする内燃機関の制御装置。 - 請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の内燃機関の制御装置において、
前記酸素濃度検出手段は、濃淡電池式の酸素センサである
ことを特徴とする内燃機関の制御装置。 - 請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載の内燃機関の制御装置において、
前記リッチ化制御手段は、内燃機関の燃料噴射を中断する燃料カット制御が停止されたことを条件に前記リッチ化制御を開始する
ことを特徴とする内燃機関の制御装置。
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JP2008113887A JP5077047B2 (ja) | 2008-04-24 | 2008-04-24 | 内燃機関の制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2012097636A (ja) * | 2010-11-01 | 2012-05-24 | Toyota Motor Corp | 多気筒内燃機関の制御装置 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2005069187A (ja) * | 2003-08-27 | 2005-03-17 | Toyota Motor Corp | 内燃機関の燃料噴射制御装置 |
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2008
- 2008-04-24 JP JP2008113887A patent/JP5077047B2/ja active Active
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