JP2009264215A - 内燃機関の制御装置 - Google Patents

内燃機関の制御装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2009264215A
JP2009264215A JP2008113887A JP2008113887A JP2009264215A JP 2009264215 A JP2009264215 A JP 2009264215A JP 2008113887 A JP2008113887 A JP 2008113887A JP 2008113887 A JP2008113887 A JP 2008113887A JP 2009264215 A JP2009264215 A JP 2009264215A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
catalyst
oxygen
amount
oxygen storage
control
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2008113887A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5077047B2 (ja
Inventor
Masao Yagihashi
将男 八木橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP2008113887A priority Critical patent/JP5077047B2/ja
Publication of JP2009264215A publication Critical patent/JP2009264215A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5077047B2 publication Critical patent/JP5077047B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
  • Exhaust Gas After Treatment (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)

Abstract

【課題】リッチ化制御をより的確なタイミングで停止することのできる内燃機関の制御装置を提供する。
【解決手段】エンジン10の電子制御装置60は、排気通路30に設けられる排気浄化用の触媒34の酸素吸蔵量を推定する。また、触媒34の酸素吸蔵量を減少させるべく触媒34に流入する排気の空燃比を理論空燃比よりもリッチ化させるリッチ化制御を実行するとともに、推定手段により推定される酸素吸蔵量EOXが所定量EOXth以下である旨判断されることを条件に当該リッチ化制御を停止する。更に、触媒34の排気下流側の酸素濃度を検出する酸素センサ58を備え、リッチ化制御中の酸素濃度が低いときには高いときに比べて当該リッチ化制御を停止するための所定量EOXthを大きくする。
【選択図】図1

Description

本発明は、触媒の酸素吸蔵量を減少させるべく触媒に流入する排気の空燃比を理論空燃比よりもリッチ化させるリッチ化制御を実行するとともに、推定される酸素吸蔵量が所定量以下である旨判断されることを条件に当該リッチ化制御を停止する内燃機関の制御装置に関する。
この種の内燃機関としては、例えば特許文献1に記載のものがある。特許文献1に記載の内燃機関も含め、こうした内燃機関においては、酸素吸蔵機能を有する触媒が排気通路に設けられている。こうした触媒では、同触媒に流入するNOxを還元する際に酸素を吸蔵し、同触媒に流入するCO等の未燃成分を酸化する際には吸蔵されている酸素を放出する。また、触媒に吸蔵することのできる酸素量(以下、酸素吸蔵量)にはその上限値である最大酸素吸蔵量があり、触媒の酸素吸蔵量が最大酸素吸蔵量に達するとそれ以上NOxを浄化することができない。また、触媒に酸素が全く吸蔵されていないときには未燃成分を浄化することができない。従って、このような触媒の浄化機能を十分に発揮させるためには、触媒の酸素吸蔵量を適切な量に維持することが重要となる。
一方、内燃機関の減速運転時には燃料噴射を中断する燃料カット制御が実行される。このとき、大量の酸素が短時間に触媒に流入するため、触媒の酸素吸蔵量が増大するとともに、多くの場合には最大酸素吸蔵量に達することとなる。このため、燃料カット制御を停止して燃料噴射を再開すると、しばらくの間は、触媒の酸素吸蔵量は最大酸素吸蔵量近傍となることから、触媒に対してNOxが流入してもこれを浄化することができないといった問題が生じる。
そこで、燃料カット制御の停止後に内燃機関の燃料噴射量を増量し、触媒に流入する排気の空燃比を理論空燃比よりもリッチにするリッチ化制御を実行するようにしている。これにより、触媒に対して未燃成分を流入させることで触媒の酸素吸蔵量を減少させることができ、触媒に対してNOxが流入してもこれを好適に浄化することができるようになる。
上記特許文献1に記載の技術においては、触媒の酸素吸蔵量を推定し、推定される酸素吸蔵量が所定量以下となると当該リッチ化制御を停止するようにしている。またこれと併せて、リッチ化制御を開始してから所定時間が経過したときに触媒の排気下流側の酸素濃度を検出し、検出された酸素濃度が所定濃度よりも低いときには当該リッチ化制御を停止するようにしている。これにより、推定される酸素吸蔵量が所定量よりも大きい場合であっても実際の触媒の酸素吸蔵量が少ないと予測される場合にはリッチ化制御を早期に停止することができる。
特開2005―69187号公報
ところが、触媒の排気下流側の酸素濃度が所定濃度よりも低くなっても、触媒の酸素吸蔵量を更に減少させるべくリッチ化制御を継続することが望ましい場合がある。しかし、従来の内燃機関の制御装置にあっては触媒の排気下流側の酸素濃度が所定濃度よりも低いことをもってリッチ化制御が停止されるため、この点において改良の余地が残されている。
本発明は、こうした実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、リッチ化制御をより的確なタイミングで停止することのできる内燃機関の制御装置を提供することにある。
以下、上記課題を解決するための手段及びその作用効果について記載する。
(1)請求項1に記載の発明は、排気通路に設けられる排気浄化用の触媒の酸素吸蔵量を推定する推定手段と、前記触媒の酸素吸蔵量を減少させるべく同触媒に流入する排気の空燃比を理論空燃比よりもリッチ化させるリッチ化制御を実行するとともに、前記推定手段により推定される酸素吸蔵量が所定量以下である旨判断されることを条件に当該リッチ化制御を停止するリッチ化制御手段とを備える内燃機関の制御装置において、前記触媒の排気下流側の酸素濃度を検出する酸素濃度検出手段を備え、前記リッチ化制御手段は、前記リッチ化制御中の前記酸素濃度が低いときには高いときに比べて当該リッチ化制御を停止するための前記所定量を大きくすることをその要旨としている。
上記構成によれば、触媒の排気下流側の酸素濃度が低いときには高いときに比べてリッチ化制御を停止するための所定量を大きくするようにしている。このため、実際の酸素吸蔵量が少ないと予測されるときには多いと予測されるときに比べて上記所定量を大きくすることができる。これにより、触媒の排気下流側の酸素濃度が所定濃度よりも低くなっても、リッチ化制御が直ちに停止されるのではなく、推定される酸素吸蔵量が触媒の排気下流側の酸素濃度に応じて設定される所定量以下となるまではリッチ化制御が継続されることとなる。従って、リッチ化制御をより的確なタイミングで停止することができるようになる。
(2)請求項1に記載の発明は、請求項2に記載の発明によるように、前記リッチ化制御手段は、前記酸素濃度が所定濃度よりも高いときには前記所定量として第1所定量を設定し、前記酸素濃度が前記所定濃度以下であるときには前記所定量として前記第1所定量よりも大きい第2所定量を設定するといった態様をもって具体化することができる。このように、リッチ化制御を停止するための所定量を、触媒の下流側の酸素濃度に応じて第1所定量と第2所定量とのうちから適宜設定することにより、リッチ化制御をより的確なタイミングで停止することができるようになる。
(3)請求項3に記載の発明は、排気通路に設けられる排気浄化用の触媒の酸素吸蔵量を推定する推定手段と、前記触媒の酸素吸蔵量を減少させるべく同触媒に流入する排気の空燃比を理論空燃比よりもリッチ化させるリッチ化制御を実行するとともに、前記推定手段により推定される酸素吸蔵量が所定量以下である旨判断されることを条件に当該リッチ化制御を停止するリッチ化制御手段とを備える内燃機関の制御装置において、前記触媒の排気下流側の酸素濃度を検出する酸素濃度検出手段を備え、前記リッチ化制御手段は、当該リッチ化制御中の前記酸素濃度が低いときには高いときに比べて前記酸素吸蔵量を小さく推定することをその要旨としている。
上記構成によれば、触媒の排気下流側の酸素濃度が低いときには高いときに比べて酸素吸蔵量を小さく推定するようにしている。このため、実際の酸素吸蔵量が少ないと予測されるときには多いと予測されるときに比べて酸素吸蔵量を小さく推定することができる。このため例えば、触媒の排気下流側の酸素濃度が所定濃度よりも低くなっても、リッチ化制御が直ちに停止されるのではなく、触媒の排気下流側の酸素濃度に応じて推定される酸素吸蔵量が所定量以下となるまではリッチ化制御が継続されることとなる。従って、リッチ化制御をより的確なタイミングで停止することができるようになる。
(4)請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の発明は、請求項4に記載の発明によるように、前記酸素濃度検出手段は、濃淡電池式の酸素センサであるといった態様をもって具体化することができる。濃淡電池式の酸素センサは、触媒の排気下流側の酸素濃度が所定濃度よりも高いときには所定電圧よりも低い電圧を出力し、酸素濃度が所定濃度以下であるときには所定電圧以上の電圧を出力する。このため例えば、請求項2に記載の発明に本発明を適用する場合には、酸素センサの出力電圧が所定電圧よりも低いときには上記所定量として第1所定量を設定し、酸素センサの出力電圧が所定電圧以上であるときには上記所定量として第2所定量を設定するようにすればよい。
(5)請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載の発明は、請求項5に記載の発明によるように、前記リッチ化制御手段は、内燃機関の燃料噴射を中断する燃料カット制御が停止されたことを条件に前記リッチ化制御を開始するものであるといった態様をもって具体化することができる。
図1〜図6を参照して、本発明にかかる内燃機関の制御装置を車載ガソリンエンジン(以下、「エンジン10」)の制御装置として具体化した一実施形態について説明する。なおエンジン10は、ポート噴射式の多気筒内燃機関である。
図1に、エンジン10及びこれを制御する電子制御装置60の概略構成を示す。
エンジン10の各気筒には、燃焼室11内の燃料と空気との混合気に点火する点火プラグ12が設けられている。燃焼室11には吸気バルブ21により開閉される吸気ポート22が接続され、同吸気ポート22に接続される吸気通路20の途中には吸気ポート22に向けて燃料を噴射する燃料噴射弁13が気筒毎に設けられている。また、吸気通路20の途中にはサージタンク23が接続され、同サージタンク23の上流側にはスロットルモータ24によって開度が調節されるスロットルバルブ25が設けられている。スロットルバルブ25の開度を変更すると、これに応じて、吸気通路20を通じて燃焼室11に供給される空気量が調節されるようになっている。
また、燃焼室11には排気バルブ31により開閉される排気ポート32が接続され、同排気ポート32に接続される排気通路30の途中には触媒コンバータ33が設けられている。触媒コンバータ33には排気浄化触媒としての三元触媒(以下、「触媒34」)が設けられている。触媒34は酸素吸蔵機能を有しており、触媒34に流入するNOxを還元する際に酸素を吸蔵し、触媒34に流入するCO等の未燃成分を酸化する際に同触媒34に吸蔵されている酸素を放出する。
また、エンジン10には、その運転状態を検出するための各種センサが設けられている。すなわち、アクセルペダル41の踏み込み量(以下、「アクセル開度ACCP」)を検出するアクセル開度センサ51、クランクシャフトの回転から機関回転速度NEを検出する機関回転速度センサ52が設けられている。また、基準クランク角を決定するために吸気カムシャフトの回転位相を検出する基準クランク角センサ53、スロットルバルブ25の開度(以下、「スロットル開度TA」)を検出するスロットル開度センサ54が設けられている。また、スロットルバルブ25の上流側には、燃焼室に吸入される空気の量(以下、「吸入空気量GA」)を検出するエアフローメータ55が設けられている。また、機関冷却水の温度(以下、「機関冷却水温THW」)を検出する冷却水温センサ56が設けられている。更に、排気通路30において触媒コンバータ33の上流側には、触媒コンバータ33に流入する排気の空燃比を検出する空燃比センサ57が設けられている。また、排気通路30において触媒コンバータ33の下流側には、触媒コンバータ33から流出する排気の空燃比を検出する酸素センサ58が設けられている。なお、これらセンサ以外にも各種のセンサが必要に応じて設けられている。これら各センサ51〜58の検出信号は、エンジン10の各種制御を実行する電子制御装置60に入力される。
ここで、空燃比センサ57及び酸素センサ58の出力特性について説明する。
図2に、実際の空燃比と空燃比センサ57の出力電圧Vafとの関係を示し、図3に、実際の空燃比と酸素センサ58の出力電圧Voxとの関係を示す。
図2に示すように、空燃比センサ57は、実際の空燃比に比例する電圧Vafを出力するものであり、空燃比が大きいときほど、すなわち空燃比がリーン側にあるときほど大きな電圧Vafを出力する。なお、電圧V1が理論空燃比のときの電圧に相当する。
図3に示すように、酸素センサ58は、実際の空燃比が理論空燃比よりもリッチ側にあるときには約1Vの電圧Voxを出力し、実際の空燃比が理論空燃比よりもリーン側にあるときには約0Vの電圧Voxを出力するものである。また、空燃比が理論空燃比を挟んでリッチ側からリーン側へ変化するときには電圧Voxは急激に変化する。なお、電圧V2が理論空燃比を挟んでリッチ側からリーン側へ(あるいはリーン側からリッチ側へ)変化するときの電圧に相当する。
先の図1に示すように、電子制御装置60は、各種制御を実行するためのプログラム及び演算用マップ、並びに制御の実行に際して算出される各種データ等を記憶するメモリを備えて構成されており、上記各センサ51〜58をはじめとする各種センサの出力値により把握される機関運転状態等に基づいて、例えば次の各制御を実行する。すなわち、運転者の要求であるアクセル開度ACCPに応じてスロットルバルブ25を制御するスロットル制御、及び機関回転速度NE及び吸入空気量GA等に基づいて燃料噴射量Qを算出し、同燃料噴射量Qに応じて燃料噴射弁13を制御する燃料噴射制御を実行する。また、空燃比センサ57の検出結果に基づいて混合気の空燃比を推定し、こうして推定された空燃比が目標空燃比になるように燃料噴射量Qに対する空燃比補正値を算出して燃料噴射量Qを増減補正する空燃比フィードバック制御を実行する。更に、車両の減速時等に燃料噴射を中断する燃料カット制御、及び燃料カット制御の停止後に触媒34に流入する排気の空燃比を理論空燃比よりもリッチ化させるリッチ化制御等の各種制御を実行する。
また、エンジン10の運転中においては、吸入空気量GAと空燃比センサ57の出力電圧Vafとをモニターし、これら吸入空気量GAと空燃比センサ57の出力電圧Vafとに基づいて酸素吸蔵量EOXを推定するようにしている。そして、推定される酸素吸蔵量EOXが所定量EOXth以下である旨判断されることを条件に当該リッチ化制御を停止するようにしている。
ここで例えば、吸入空気量GAが一定であれば、すなわち触媒34に流入する排気の量が一定であれば、触媒34に流入する排気の空燃比が理論空燃比よりもリーンであるときには、排気の空燃比がリーンであるときほど単位期間当たりの酸素吸蔵量EOXの増加量が大きく算出されるようになっている。一方、触媒34に流入する排気の空燃比が理論空燃比よりもリッチであるときには、排気の空燃比がリッチであるときほど単位期間当たりの酸素吸蔵量EOXの減少量が大きく算出されるようになっている。更に、吸入空気量GAが大きいときほど、触媒34に流入する排気の量が多いものとして単位時間当たりの酸素吸蔵量EOXの増加量(あるいは減少量)が大きく算出されるようになっている。
ところで、触媒34の酸素吸蔵量にはその上限値である最大酸素吸蔵量があり、触媒34の酸素吸蔵量が最大酸素吸蔵量に達するとそれ以上NOxを浄化することができない。また、触媒34に酸素が全く吸蔵されていないときには未燃成分を浄化することができない。従って、このような触媒34の浄化機能を十分に発揮させるためには、触媒34の酸素吸蔵量を適切な量に維持することが重要となる。
一方、車両の減速時、具体的には機関回転速度NEが所定速度以上であり且つアクセル開度ACCPが「0」であるときには燃料カット制御が実行される。このとき、大量の酸素が短時間に触媒34に流入するため、触媒34の酸素吸蔵量が増大するとともに、多くの場合には最大酸素吸蔵量に達することとなる。このため、燃料カット制御を停止して燃料噴射を再開すると、しばらくの間は、触媒34の酸素吸蔵量は最大酸素吸蔵量近傍となることから、触媒34に対してNOxが流入してもこれを浄化することができないといった問題が生じる。
そこで、本実施形態においては、燃料カット制御の停止後に燃料噴射量Qを増量し、触媒34に流入する排気の空燃比を理論空燃比よりもリッチにするリッチ化制御を実行するようにしている。これにより、触媒34に対して未燃成分を流入させることで触媒34の酸素吸蔵量を減少させるようにしている。
また、リッチ化制御中においては、酸素センサ58の出力電圧Voxをモニターし、この出力電圧Voxが所定電圧V2よりも低いときには上記所定量EOXthとして第1所定量E1を設定するようにしている。また、酸素センサ58の出力電圧Voxが所定電圧V2以上であるときには上記所定量EOXthとして第1所定量E1よりも大きい第2所定量E2(E2>E1)を設定するようにしている。ここで、酸素センサ58の出力電圧Voxが所定電圧V2よりも低い状態から所定電圧V2となったとき、すなわち触媒34の下流側の空燃比が理論空燃比よりもリーン側からリッチ側へ変化したときに、そのとき推定される酸素吸蔵量EOXが第2所定量E2よりも大きい状態となるように、第2所定量E2が設定されている。ちなみに、第1所定量E1は最大酸素吸蔵量EOXmaxの1/4倍の値に設定され、第2所定量E2は第1所定量の2.5倍の値に設定されている。
<酸素吸蔵量算出処理>
次に、図4を参照して、酸素吸蔵量の算出処理について詳細に説明する。なお図4は、酸素吸蔵量の算出処理の手順を示すフローチャートである。このフローチャートに示される一連の処理は、エンジン10の運転中に電子制御装置60によって所定クランク角毎に繰り返し実行される。
この処理では、まず、そのときの空燃比センサ57の出力電圧Vafを読み込み、この出力電圧Vafが所定電圧V1以上であるか否かを判断する(ステップS101)。すなわち、触媒34に流入する排気の空燃比が理論空燃比よりもリーンであるか否かを判断する。ここで、空燃比センサ57の出力電圧Vafが所定電圧V1以上である場合には(ステップS101:「YES」)、次に、そのときの吸入空気量GAと空燃比センサ57の出力電圧Vafとを読み込む。そして、これら吸入空気量GAと空燃比センサ57の出力電圧Vafとに基づいて、前回の制御周期から今回の制御周期までに酸素吸蔵量EOXの増加した量(以下、「今回の酸素増加量EOXinc」)を算出する(ステップS102)。ここでは上述したように、吸入空気量GAが大きいほど、また空燃比センサ57の出力電圧Vafが大きいほど、今回の酸素増加量EOXincが大きく算出されるようになっている。なお、燃料カット制御中のように、燃焼室11に供給される空気がそのまま触媒34に流入するときには、上述した算出方法に代えて、吸入空気量GAに対して酸素濃度係数(0.21)を乗じたものを今回の酸素増加量EOXincとすることができる。こうして今回の酸素増加量EOXincを算出すると、次に、以下の演算式(1)に基づいて、今回の制御周期における酸素吸蔵量(以下、「今回の酸素吸蔵量EOX」)を算出する(ステップS103)。すなわち、前回の制御周期における酸素吸蔵量EOXに対して、今回の酸素増加量EOXincを加算したものを今回の酸素吸蔵量EOXとして算出する。

EOX ← EOX + EOXinc ・・・(1)

こうして今回の酸素吸蔵量EOXを算出すると、次に、算出された酸素吸蔵量EOXが最大酸素吸蔵量EOXmax以上であるか否かを判断する(ステップS104)。ここでは、最大酸素吸蔵量EOXmaxとして、実験等により予め求められる固定値を用いている。
上記ステップS104の判断処理において、酸素吸蔵量EOXが最大酸素吸蔵量EOXmax以上である場合には(ステップS104:「YES」)、今回の酸素吸蔵量EOXとして最大酸素吸蔵量EOXmaxを設定して(ステップS105)、この一連の処理を一旦終了する。
一方、上記ステップS104の判断処理において、算出された酸素吸蔵量EOXが最大酸素吸蔵量EOXmax未満である場合には(ステップS104:「NO」)、上記ステップS105をスキップして、すなわち、算出された酸素吸蔵量をそのまま今回の酸素吸蔵量EOXとして設定して、この一連の処理を一旦終了する。
他方、上記ステップS101の判断処理において、空燃比センサ57の出力電圧Vafが所定電圧V1未満である場合には(ステップS101:「NO」)、次に、そのときの吸入空気量GAと空燃比センサ57の出力電圧Vafとを読み込む。そして、これら吸入空気量GAと空燃比センサ57の出力電圧Vafとに基づいて、前回の制御周期から今回の制御周期までに酸素吸蔵量EOXの減少した量(以下、「今回の酸素減少量EOXdec」)を算出する(ステップS106)。ここでは上述したように、吸入空気量GAが大きいほど、また空燃比センサ57の出力電圧Vafが小さいほど、今回の酸素減少量EOXdecが大きく算出されるようになっている。こうして今回の酸素減少量EOXdecを算出すると、次に、以下の演算式(2)に基づいて、今回の酸素吸蔵量EOXを算出する(ステップS107)。すなわち、前回の制御周期における酸素吸蔵量EOXから、今回の酸素減少量EOXdecを減算したものを今回の酸素吸蔵量EOXとして算出する。

EOX ← EOX − EOXdec ・・・(2)

こうして今回の酸素吸蔵量EOXを算出すると、次に、算出された酸素吸蔵量EOXが「0」以下であるか否かを判断する(ステップS108)。そしてその結果、酸素吸蔵量EOXが「0」以下である場合には(ステップS108:「YES」)、今回の酸素吸蔵量EOXとして「0」を設定して(ステップS109)、この一連の処理を一旦終了する。
一方、上記ステップS108の判断処理において、算出された酸素吸蔵量EOXが「0」よりも大きい場合には(ステップS108:「NO」)、上記ステップS109をスキップして、すなわち、算出された酸素吸蔵量をそのまま今回の酸素吸蔵量EOXとして設定して、この一連の処理を一旦終了する。ちなみに、エンジン10の工場出荷時や触媒34の交換時等には、酸素吸蔵量EOXを「0」として初期化するようにしている。
<リッチ化制御処理>
次に、図5を参照して、リッチ化制御について説明する。なお、図5は、リッチ化制御の処理手順を示すフローチャートである。このフローチャートに示される一連の処理は、燃料カット制御が停止されたことを条件に電子制御装置60によって実行される。
この処理では、まず、ステップS201の処理としてリッチ化制御を開始する。そして、次に、そのときの酸素センサ58の出力電圧Voxを読み込み、この出力電圧Voxが所定電圧V2未満であるか否かを判断する(ステップS202)。すなわち、触媒34から流出する排気の空燃比が理論空燃比よりもリーンであるか否かを判断する。ここで、酸素センサ58の出力電圧Voxが所定電圧V2未満である場合には(ステップS202:「YES」)、次に、当該リッチ化制御を停止するための所定量EOXthを第1所定量E1に設定する(ステップS203)。一方、酸素センサ58の出力電圧Voxが所定電圧V2未満でない場合には(ステップS202:「NO」)、次に、当該リッチ化制御を停止するための所定量EOXthを第1所定量E1よりも大きい第2所定量E2(E2>E1)に設定する(ステップS204)。
こうしてリッチ化制御を停止するための所定量EOXthを設定すると、次に、そのときの酸素吸蔵量EOXが上記所定量EOXth以下であるか否かを判断する(ステップS205)。そしてこの結果、酸素吸蔵量EOXが上記所定量EOXth以下でない場合には(ステップS205:「NO」)、次に、先のステップS202〜ステップS204の処理を繰り返し実行する。
一方、上記ステップS205の判断処理において、酸素吸蔵量EOXが上記所定量EOXth以下である場合には(ステップS205:「YES」)、次に、リッチ化制御を停止して(ステップS206)、この一連の処理を終了する。
次に、図6を参照して、本実施形態にかかる内燃機関の制御装置による作用について説明する。なお、図6は、推定される酸素吸蔵量EOXの推移を示すグラフである。
タイミングt1において燃料カット制御が停止されるとともにリッチ化制御が開始されると、酸素吸蔵量EOXは徐々に減少するようになる。ここで、酸素吸蔵量EOXが第1所定量E1となるタイミングt3までに酸素センサ58の出力電圧Voxが所定電圧V2以上となったときには、当該リッチ化制御を停止するための所定量EOXthとして第2所定量E2が設定される。これにより、酸素吸蔵量EOXが第2所定量E2以下となることを条件に当該リッチ化制御が停止される。すなわち、酸素吸蔵量EOXが第2所定量E2以下となる前に酸素センサ58の出力電圧Voxが所定電圧V2以上となったときには、その後、酸素吸蔵量EOXが第2所定量E2となるタイミングt2にて当該リッチ化制御が停止される。酸素センサ58の出力電圧Voxが所定電圧V2よりも低い状態から所定電圧V2となったときには、そのとき推定される酸素吸蔵量EOXは第2所定量E2よりも大きい状態となることから、リッチ化制御が直ちに停止されることはなく、酸素吸蔵量EOXが第2所定量E2以下となるまではリッチ化制御が継続されることとなる。ちなみに、酸素吸蔵量EOXが第2所定量E2以下となってから第1所定量E1となるまでに酸素センサ58の出力電圧Voxが所定電圧V2以上となったときには、その直後に当該リッチ化制御が停止される。
他方、酸素吸蔵量EOXが第1所定量E1となるタイミングt3までに酸素センサ58の出力電圧Voxが所定電圧V2とならなかったときには、当該リッチ化制御を停止するための所定量EOXthとして第1所定量E1が設定される。これにより、酸素吸蔵量EOXが第1所定量E1以下となることを条件に当該リッチ化制御が停止される。なお、本実施形態の電子制御装置60が、本発明にかかる推定手段、及びリッチ化制御手段に相当する。また、本実施形態の酸素センサ58が、酸素濃度検出手段に相当する。
以上説明した本実施形態にかかる内燃機関の制御装置によれば、以下に示す作用効果が得られるようになる。
(1)エンジン10の電子制御装置60は、排気通路30に設けられる排気浄化用の触媒34の酸素吸蔵量を推定する推定手段と、触媒34の酸素吸蔵量を減少させるべく同触媒34に流入する排気の空燃比を理論空燃比よりもリッチ化させるリッチ化制御を実行するとともに、推定手段により推定される酸素吸蔵量EOXが所定量EOXth以下である旨判断されることを条件に当該リッチ化制御を停止するリッチ化制御手段とを備えることとした。また、触媒34の排気下流側の酸素濃度を検出する酸素濃度検出手段を備え、リッチ化制御手段は、リッチ化制御中の酸素濃度が低いときには高いときに比べて当該リッチ化制御を停止するための所定量EOXthを大きくすることとした。このように、触媒34の排気下流側の酸素濃度が低いときには高いときに比べてリッチ化制御を停止するための所定量EOXthを大きくしているため、実際の酸素吸蔵量が少ないと予測されるときには多いと予測されるときに比べて上記所定量EOXthを大きくすることができる。これにより、触媒34の排気下流側の酸素濃度が所定濃度よりも低くなっても、リッチ化制御が直ちに停止されるのではなく、推定される酸素吸蔵量EOXが触媒の排気下流側の酸素濃度に応じて設定される所定量EOXth以下となるまではリッチ化制御が継続されることとなる。従って、リッチ化制御をより的確なタイミングで停止することができるようになる。
(2)リッチ化制御手段は、酸素濃度が所定濃度よりも高いときには上記所定量EOXthとして第1所定量E1を設定し、酸素濃度が所定濃度以下であるときには所定量EOXthとして第1所定量E1よりも大きい第2所定量E2を設定することとした。このように、リッチ化制御を停止するための所定量EOXthを、触媒の下流側の酸素濃度に応じて第1所定量E1と第2所定量E2とのうちから適宜設定することにより、リッチ化制御をより的確なタイミングで停止することができるようになる。
なお、本発明にかかる内燃機関の制御装置は、上記実施形態にて例示した構成に限定されるものではなく、これを適宜変更した例えば次のような形態として実施することもできる。
・上記実施形態では、本発明を多気筒内燃機関の制御装置として具体化したが、これを単気筒内燃機関の制御装置として具体化することもできる。
・上記実施形態では、本発明をポート噴射式の内燃機関の制御装置として具体化したが、これを燃焼室11内に燃料を直接噴射する直接噴射式の内燃機関の制御装置として具体化することもできる。
・上記実施形態では、吸入空気量GAと触媒34に流入する排気の空燃比を検出する空燃比センサ57の出力電圧Vafとに基づいて酸素吸蔵量EOXを推定するようにしているが、酸素吸蔵量EOXを推定する推定手段の構成はこれに限られるものではない。他に例えば、吸入空気量GAに代えて、触媒34に流入する排気の流量を直接検出するセンサを設け、同センサの検出結果に基づいて酸素吸蔵量を推定するようにしてもよい。
・上記実施形態のリッチ化制御では、燃料噴射量Qを増量することにより触媒34に流入する排気の空燃比を理論空燃比よりもリッチ化させるようにしているが、リッチ化制御手段の構成はこれに限られるものではない。他に例えば、排気通路30にて触媒34に向けて燃料等を添加することにより触媒34に流入する排気の空燃比を理論空燃比よりもリッチ化させるようにしてもよい。
・上記実施形態では、最大酸素吸蔵量EOXmaxとして、実験等により予め求められる固定値を用いているが、これに代えて、触媒34のそのときの状態量を推定し、該状態量に応じて最大酸素吸蔵量を可変設定するようにしてもよい。この場合、触媒34の床温が高いほど最大酸素吸蔵量が大きくなることに鑑みて、触媒34の床温を検出するとともに該床温に基づいて最大酸素吸蔵量を求めるようにしてもよい。また、触媒34の劣化が進行するほど最大酸素吸蔵量が小さくなることに鑑みて、触媒34の劣化状態を推定するとともに該劣化状態に基づいて最大酸素吸蔵量を求めるようにしてもよい。このように最大酸素吸蔵量を推定する場合であっても、推定される触媒吸蔵量が実際の酸素吸蔵量から乖離することを回避することはできないことから、本発明のを適用することにより、リッチ化制御をより的確なタイミングで停止することができるようになる。
・上記実施形態では、燃料カット制御が停止されたことを条件にリッチ化制御を開始するようにしているが、こうしたリッチ化制御は燃料カット制御が停止されたことを条件に開始されるものに限られるものではない。要するに、触媒34の酸素吸蔵量を減少させる必要があるときであればこれを任意のタイミングで実行することができる。
・上記実施形態では、酸素センサ58の出力電圧Voxが所定電圧V2未満である場合には、当該リッチ化制御を停止するための所定量EOXthを第1所定量E1に設定するようにしているが、ここでの所定電圧は、理論空燃比を挟んでリッチ側からリーン側へ(あるいはリーン側からリッチ側へ)変化するときの電圧V2に限られるものではない。すなわち、所定電圧V2に代えて、同所定電圧V2の近傍の電圧を採用することもできる。
・上記実施形態では、濃淡電池式の酸素センサ58により触媒34の排気下流側の酸素濃度を検出するようにしているが、本発明にかかる酸素濃度検出手段はこれに限られるものではない。他に例えば図7に示すように、限界電流式の酸素センサ、すなわち上記実施形態の空燃比センサ57と同様のセンサにより触媒34の排気下流側の酸素濃度を検出するようにしてもよい。この場合、図8に示すように、触媒34の排気下流側の空燃比センサ59の出力電圧Vafdnが大きいときほどリッチ化制御を停止するための所定量EOXthが小さくなるようにしてもよい。このように所定量EOXthを設定すれば、リッチ化制御をより一層的確なタイミングで停止することができるようになる。
・上記実施形態では、リッチ化制御手段を通じて、当該リッチ化制御中の上記酸素濃度が低いときには高いときに比べて当該リッチ化制御を停止するための所定量EOXthを大きくするようにしているが、本発明にかかるリッチ化制御手段はこれに限られるものではない。他に例えば、当該リッチ化制御中の酸素濃度が低いときには高いときに比べて酸素吸蔵量を小さく推定するようにしてもよい。これにより、実際の酸素吸蔵量が少ないと予測されるときには多いと予測されるときに比べて酸素吸蔵量を小さく推定することができる。このため例えば、触媒の排気下流側の酸素濃度が所定濃度よりも低くなっても、リッチ化制御が直ちに停止されるのではなく、触媒の排気下流側の酸素濃度に応じて推定される酸素吸蔵量が所定量以下となるまではリッチ化制御が継続されることとなる。従って、リッチ化制御をより的確なタイミングで停止することができるようになる。
本発明の一実施形態にかかる内燃機関の制御装置について、その概略構成を模式的に示す模式図。 空燃比センサの出力特性を示すグラフ。 酸素センサの出力特性を示すグラフ。 同実施形態における酸素吸蔵量の算出処理の処理手順を示すフローチャート。 同実施形態におけるリッチ化制御の処理手順を示すフローチャート。 同実施形態の作用を説明するためのグラフであって、推定される酸素吸蔵量の推移を示すグラフ。 本発明の内燃機関の制御装置の変形例について、触媒を中心とした概略構成を模式的に示す模式図。 同変形例について、触媒の排気下流側の酸素濃度を検出する空燃比センサの出力電圧とリッチ化制御を停止するための所定量との関係を示すグラフ。
符号の説明
10…エンジン、11…燃焼室、12…点火プラグ、13…燃料噴射弁、20…吸気通路、21…吸気バルブ、22…吸気ポート、23…サージタンク、24…スロットルモータ、25…スロットルバルブ、30…排気通路、31…排気バルブ、32…排気ポート、33…触媒コンバータ、34…触媒、41…アクセルペダル、51…アクセル開度センサ、52…機関回転速度センサ、53…基準クランク角センサ、54…スロットル開度センサ、55…エアフローメータ、56…冷却水温センサ、57,59…空燃比センサ、58…酸素センサ、60…電子制御装置。

Claims (5)

  1. 排気通路に設けられる排気浄化用の触媒の酸素吸蔵量を推定する推定手段と、前記触媒の酸素吸蔵量を減少させるべく同触媒に流入する排気の空燃比を理論空燃比よりもリッチ化させるリッチ化制御を実行するとともに、前記推定手段により推定される酸素吸蔵量が所定量以下である旨判断されることを条件に当該リッチ化制御を停止するリッチ化制御手段とを備える内燃機関の制御装置において、
    前記触媒の排気下流側の酸素濃度を検出する酸素濃度検出手段を備え、前記リッチ化制御手段は、前記リッチ化制御中の前記酸素濃度が低いときには高いときに比べて当該リッチ化制御を停止するための前記所定量を大きくする
    ことを特徴とする内燃機関の制御装置。
  2. 請求項1に記載の内燃機関の制御装置において、
    前記リッチ化制御手段は、前記酸素濃度が所定濃度よりも高いときには前記所定量として第1所定量を設定し、前記酸素濃度が前記所定濃度以下であるときには前記所定量として前記第1所定量よりも大きい第2所定量を設定する
    ことを特徴とする内燃機関の制御装置。
  3. 排気通路に設けられる排気浄化用の触媒の酸素吸蔵量を推定する推定手段と、前記触媒の酸素吸蔵量を減少させるべく同触媒に流入する排気の空燃比を理論空燃比よりもリッチ化させるリッチ化制御を実行するとともに、前記推定手段により推定される酸素吸蔵量が所定量以下である旨判断されることを条件に当該リッチ化制御を停止するリッチ化制御手段とを備える内燃機関の制御装置において、
    前記触媒の排気下流側の酸素濃度を検出する酸素濃度検出手段を備え、前記リッチ化制御手段は、当該リッチ化制御中の前記酸素濃度が低いときには高いときに比べて前記酸素吸蔵量を小さく推定する
    ことを特徴とする内燃機関の制御装置。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の内燃機関の制御装置において、
    前記酸素濃度検出手段は、濃淡電池式の酸素センサである
    ことを特徴とする内燃機関の制御装置。
  5. 請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載の内燃機関の制御装置において、
    前記リッチ化制御手段は、内燃機関の燃料噴射を中断する燃料カット制御が停止されたことを条件に前記リッチ化制御を開始する
    ことを特徴とする内燃機関の制御装置。
JP2008113887A 2008-04-24 2008-04-24 内燃機関の制御装置 Active JP5077047B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008113887A JP5077047B2 (ja) 2008-04-24 2008-04-24 内燃機関の制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008113887A JP5077047B2 (ja) 2008-04-24 2008-04-24 内燃機関の制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009264215A true JP2009264215A (ja) 2009-11-12
JP5077047B2 JP5077047B2 (ja) 2012-11-21

Family

ID=41390364

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008113887A Active JP5077047B2 (ja) 2008-04-24 2008-04-24 内燃機関の制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5077047B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012097636A (ja) * 2010-11-01 2012-05-24 Toyota Motor Corp 多気筒内燃機関の制御装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005069187A (ja) * 2003-08-27 2005-03-17 Toyota Motor Corp 内燃機関の燃料噴射制御装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005069187A (ja) * 2003-08-27 2005-03-17 Toyota Motor Corp 内燃機関の燃料噴射制御装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012097636A (ja) * 2010-11-01 2012-05-24 Toyota Motor Corp 多気筒内燃機関の制御装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP5077047B2 (ja) 2012-11-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4835497B2 (ja) 内燃機関の空燃比制御装置
JP3966014B2 (ja) 内燃機関の排気浄化装置
JP5348190B2 (ja) 内燃機関の制御装置
JP5338974B2 (ja) 内燃機関の排気浄化装置
JP5278454B2 (ja) 多気筒内燃機関の気筒間空燃比ばらつき異常検出装置
JP2006233943A (ja) 内燃機関の空燃比制御装置
JP2009103017A (ja) 内燃機関の制御装置
JP5031789B2 (ja) エンジンの制御装置
JP2016128662A (ja) 内燃機関の制御装置
JP2009216051A (ja) 内燃機関のブローバイガス還元装置
JP4661691B2 (ja) 内燃機関の空燃比制御装置
JP5077047B2 (ja) 内燃機関の制御装置
JP2000310140A (ja) 内燃機関の空燃比制御装置
JP2000130221A (ja) 内燃機関の燃料噴射制御装置
JP4363193B2 (ja) 内燃機関の燃料噴射制御装置
JP2008202563A (ja) 内燃機関の空燃比制御装置
JP5832145B2 (ja) 内燃機関の燃料供給装置
JP2004060613A (ja) 内燃機関の空燃比制御装置
JP2009299541A (ja) 内燃機関の排気浄化装置
JP5308870B2 (ja) 触媒の劣化判定装置
JP2002276433A (ja) 内燃機関の排出ガス浄化制御装置
JP2009293510A (ja) 触媒診断装置
JP4345462B2 (ja) 内燃機関の空燃比制御装置
JP2005226491A (ja) 内燃機関の制御装置
JP4270062B2 (ja) 内燃機関の制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110202

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120306

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120502

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120731

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120813

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150907

Year of fee payment: 3

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5077047

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150907

Year of fee payment: 3