JP2009263708A - 気相中水素分離方法および気相中水素分離装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本方法は、プロトン導電性セラミックスを基材とする電解質基板10と、電解質基板10のアノード電極11側に設けられたアノード室13と、電解質基板10のカソード電極12側に設けられたカソード室14とをもつ水素ポンプ1装置を用意する工程を実行する。水素を含む対象ガスを水素ポンプ1のアノード室13に導入する。これにより対象ガス中の水素を含むガスを電解質基板10のアノード電極11において分解させる。水素のイオンを電解質基板10の内部を透過させる。カソード電極12上で生成された水素(水素同位体を含み得る)のガスを排出させる排出操作を実行する。排出操作を実行するとき、カソード電極12上で生成された水素のガスを吸引手段7で吸引してカソード電極12からの分離性を促進させる吸引運転を実施する。
【選択図】 図1
Description
Journal of NUCLEAR SCIENCE and TECHNOLOGY, Vol.41,No.1,p.95-97(January 2004)
水素を含む対象ガスを水素ポンプのアノード室に導入することにより、対象ガス中の水素を含むガスを電解質基板のアノード電極において分解させ、水素のイオンを電解質基板の内部を透過させ、カソード電極上で生成された水素のガスを排出させる排出操作を実行し、排出操作を実行するとき、カソード電極上で生成された水素のガスを吸引手段で吸引してカソード電極からの分離性を促進させる吸引運転を実施することを特徴とする。
水素を含む対象ガスを水素ポンプのアノード室に導入することにより、対象ガス中の水素を含むガスを電解質基板のアノード電極において分解させる導入通路と、
水素ポンプのカソード室において電解質基板のカソード電極上で生成された水素のガスを排出させる排出通路と、
排出通路に設けられカソード電極上で生成されたカソード室の水素のガスを吸引してカソード電極からの分離性を促進させる吸引手段とを具備する。
以下、本発明の実施形態1について図1を参照して説明する。気流中水素分離装置は、図1に示すように、(a)アノード室13およびカソード室14をもつ水素ポンプ1と;(b)水素および/または水素同位体を含む対象ガスを水素ポンプ1のアノード室13に導入することにより、対象ガス中の水蒸気を含むガス(水素および水素同位体を含み得るガス)を水素ポンプ1のアノード室13に供給する導入通路2と;(c)カソード室14に連通する排出通路3とを有する。
H2→2H++2e− …(2)
生成した水素イオン、トリチウムイオン等といった水素および水素同位体のイオンは、電解質基板10を構成するプロトン導電性セラミックスを厚み方向に透過し、カソード電極12において水素ガスとなって、あるいは、トリチウムガス等の水素および水素同位体のガスとなって、カソード室14に収容される。カソード電極12での基本反応は次の式(3)に示される。
この際、計数ガス供給手段8から計数ガスがバルブ80を介して排出通路3に供給される。そして、水素ガス、トリチウムガス等のガスが比例計数管5に供給され、そこで計測される。
以下、本発明の実施形態2について図2を参照して説明する。本実施形態は前記した実施形態と基本的には同様の構成および作用効果を有する。但し、水素ポンプ1のカソード室14には酸素供給手段9が接続されていない。
以下、本発明の実施形態3について図3を参照して説明する。本実施形態は前記した実施形態と基本的には同様の構成および作用効果を有する。複数個の水素ポンプ1が並列に設けられている。導入通路2は、各水素ポンプ1のアノード室13に接続された分岐導入通路2pとを有する。排出通路3は、各水素ポンプ1のカソード室14から分岐された分岐排出通路3pとを有する。真空ポンプは7各水素ポンプ1に共用される。
図1に示す水素分離装置を用いて試験例1を実施した。試験例1では、真空ポンプ7の駆動力(回転数)を変化させて、真空ポンプ7の真空吸引力を変化させ、これにより水素ポンプ1のカソード室14の圧力を変化させた。この試験例1では、プロトン導電性セラミックスの温度を973K(600℃)とした。アノード電極11とカソード電極12との間の電流値を一定(0.35アンペア)とした。アノード室13に供給された対象ガスとしてはモル%で1.2%のH2Oを含む不活性ガス(アルゴンガス)とし、対象ガスの供給流量としては300cm3/分間とした。プロトン導電性セラミックスとしては、CaZrO系酸化物(例えばCaZr0.9In0.1O3)とし、厚みを0.5ミリメートルとした。アノード電極11は、触媒活性および導電性を有する白金(厚み:0.05ミリメートル)とした。カソード電極12は、触媒活性および導電性を有する白金(厚み:0.001ミリメートル)とした。この試験例1では、プロトン導電性セラミックスの還元を抑えるための酸素を水素ポンプ1のカソード室14に供給していない。
Claims (6)
- プロトン導電性セラミックスを基材とすると共に一方の片面に設けられたアノード電極と他方の片面に設けられたカソード電極とを有する電解質基板と、前記電解質基板のアノード電極側に設けられ前記アノード電極に対面するアノード室と、前記電解質基板のカソード電極側に設けられ前記カソード電極に対面するカソード室とをもつ水素ポンプを用意する工程と、
水素を含む対象ガスを前記水素ポンプの前記アノード室に導入することにより、前記対象ガス中の水素を前記電解質基板の前記アノード電極において分解させ、水素のイオンを前記電解質基板の内部を透過させ、前記カソード電極上で生成された水素のガスを排出させる排出操作を実行し、
前記排出操作を実行するとき、前記カソード電極上で生成された水素のガスを前記吸引手段で吸引して前記カソード電極からの分離性を促進させる吸引運転を実施することを特徴とする気相中水素分離方法。 - 請求項1において、前記吸引運転時において、前記吸引手段は、前記カソード室の圧力を105Pa以下とすることを特徴とする気相中水素分離方法。
- 請求項1または2において、前記吸引運転時において、酸素ガスまたは酸素を含むガスを前記電解質基板の前記カソード電極に供給する酸素供給操作を実行することを特徴とする気相中水素分離方法。
- プロトン導電性セラミックスを基材とすると共に一方の片面に設けられたアノード電極と他方の片面に設けられたカソード電極とを有する電解質基板と、前記電解質基板のアノード電極側に設けられ前記アノード電極に対面するアノード室と、前記電解質基板のカソード電極側に設けられ前記カソード電極に対面するカソード室とを有する水素ポンプと、
水素を含む対象ガスを前記水素ポンプの前記アノード室に導入することにより、前記対象ガス中の水素を含むガスを前記電解質基板の前記アノード電極において分解させる導入通路と、
前記水素ポンプの前記カソード室において前記電解質基板の前記カソード電極上で生成された水素のガスを排出させる排出通路と、
前記排出通路に設けられ前記カソード電極上で生成された前記カソード室の水素のガスを吸引して前記カソード電極からの分離性を促進させる吸引手段とを具備することを特徴とする気相中水素分離装置。 - 請求項4において、前記吸引運転時において、前記吸引手段は、前記水素ポンプの前記カソード室の圧力を105Pa以下とすることを特徴とする気相中水素分離装置。
- 請求項4または5において、前記吸引運転時において酸素ガスまたは酸素を含むガスを前記電解質基板の前記カソード電極に供給する酸素供給手段が設けられていることを特徴とする気相中水素分離装置。
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