JP2009263075A - 輪転印刷機および折機 - Google Patents

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Abstract

【課題】折帖を羽根車の手前で減速させることにより、折帖と羽根車との衝突に起因する折帖の衝突傷を低減できる輪転印刷機および折機を提供すること。
【解決手段】この輪転印刷機は、印刷されたウェブWを裁断して折り畳むことにより折帖を形成する折機14を備える。この折機14は、ウェブWを折り畳んで折帖Sを形成する折胴141およびくわえ胴143と、このくわえ胴143を通過した折帖Sを後方の排紙コンベアに受け渡す羽根車145とを有する。また、羽根車145の周速がくわえ胴143の周速よりも遅く設定されている。また、折機14が、くわえ胴143と羽根車145との間に配置されると共にくわえ胴143を通過した折帖Sを減速させて羽根車145に搬送する減速装置20を有する。また、減速装置20が当接部を有すると共に当接部を落下中の折帖Sの余白部に当接させて折帖を減速させる。
【選択図】 図1

Description

この発明は、輪転印刷機および折機に関し、さらに詳しくは、折帖を羽根車の手前で減速させることにより、折帖と羽根車との衝突に起因する折帖の衝突傷を低減できる輪転印刷機および折機に関する。
近年の輪転印刷機は、印刷されたウェブを裁断して折り畳むことにより折帖を形成する折機を備えている。このような折機は、ウェブを折り畳んで折帖を形成する折胴およびくわえ胴と、このくわえ胴を通過した折帖を後方の排紙コンベアに受け渡す羽根車とを有している。
このような折機では、一般に、羽根車の周速がくわえ胴の周速よりも遅く設定されている。このような構成では、くわえ胴の周速と羽根車の周速との差(減速比)が大きいときに、折帖と羽根車の羽根や羽根底との衝突時にて折帖に衝突傷が発生するという課題がある。かかる課題に関する従来の輪転印刷機として、特許文献1に記載される技術が知られている。
特開平11−139649号公報
この発明は、折帖を羽根車の手前で減速させることにより、折帖と羽根車との衝突に起因する折帖の衝突傷を低減できる輪転印刷機および折機を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、この発明にかかる輪転印刷機は、印刷されたウェブを裁断して折り畳むことにより折帖を形成する折機を備えると共に、前記折機が、ウェブを折り畳んで折帖を形成する折胴およびくわえ胴と、前記くわえ胴を通過した折帖を後方の排紙コンベアに受け渡す羽根車とを有する輪転印刷機であって、前記羽根車の周速が前記くわえ胴の周速よりも遅いときに、前記折機が、前記くわえ胴と前記羽根車との間に配置されると共に前記くわえ胴を通過した折帖を減速させて前記羽根車に搬送する減速装置を有し、且つ、前記減速装置が当接部を有すると共に前記当接部を落下中の折帖の余白部に当接させて折帖を減速させることを特徴とする。
この輪転印刷機は、くわえ胴を通過した折帖を減速させて羽根車に搬送する減速装置を有する。また、この減速装置が当接部を有し、この当接部が落下中の折帖の余白部に当接することにより折帖が減速する。これにより、折帖と羽根車との衝突が緩和されて折帖の衝突傷が低減される利点がある。
また、この発明にかかる輪転印刷機は、前記当接部が折帖の搬送方向に回転可能なローラ構造を有する。
この輪転印刷機では、当接部が折帖の搬送方向に回転するので、当接部による折帖の減速が滑らかに行われる利点がある。
また、この発明にかかる輪転印刷機は、前記当接部の回転速度が調整可能である。
この輪転印刷機では、当接部による折帖の減速がより滑らかに行われる利点がある。
また、この発明にかかる輪転印刷機は、一対の前記当接部が対向して配置されて折帖を挟み込み減速させる。
この輪転印刷機では、折帖の搬送方向の片側のみに当接部が配置される構成と比較して、折帖が効果的に減速される利点がある。
また、この発明にかかる輪転印刷機は、複数の前記当接部が折帖の搬送方向に配列される。
この輪転印刷機では、折帖Sが配列された当接部を通過することにより、折帖が効果的に減速される利点がある。
また、この発明にかかる輪転印刷機は、複数の前記当接部が折帖の搬送方向に回転可能なローラ構造を有すると共に、これらの当接部の回転速度が折帖の搬送方向に向かうに連れて減少する。
この輪転印刷機では、折帖が配列された当接部を通過することにより、折帖が段階的に減速される。これにより、折帖が効果的に減速される利点がある。
また、この発明にかかる輪転印刷機は、前記減速装置が、落下中の折帖にエアを吹き付けるエアブロー部を有する。
この輪転印刷機では、エアブロー部が落下中の折帖Sにエアを吹き付けることにより、折帖の姿勢が整えられ或いは折帖の減速が促進される。これにより、折帖が当接部の対して適正に接触するので、折帖の減速が適正に行われる利点がある。
また、この発明にかかる折機は、ウェブを折り畳んで折帖を形成する折胴およびくわえ胴と、前記くわえ胴を通過した折帖を後方の排紙コンベアに受け渡す羽根車とを有する折機であって、前記羽根車の周速が前記くわえ胴の周速よりも遅いときに、前記くわえ胴と前記羽根車との間に配置されると共に前記くわえ胴を通過した折帖を減速させて前記羽根車に搬送する減速装置を有し、且つ、前記減速装置が当接部を有すると共に前記当接部を落下中の折帖の余白部に当接させて折帖を減速させることを特徴とする。
この発明にかかる輪転印刷機は、くわえ胴を通過した折帖を減速させて羽根車に搬送する減速装置を有する。また、この減速装置が当接部を有し、この当接部が落下中の折帖の余白部に当接することにより折帖が減速する。これにより、折帖と羽根車との衝突が緩和されて折帖の衝突傷が低減される利点がある。
以下、この発明につき図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施例によりこの発明が限定されるものではない。また、この実施例の構成要素には、発明の同一性を維持しつつ置換可能かつ置換自明なものが含まれる。また、この実施例に記載された複数の変形例は、当業者自明の範囲内にて任意に組み合わせが可能である。
図1は、この発明の実施例にかかる輪転印刷機の折機を示す構成図である。図2および図3は、図1に記載した折機の減速装置を示すY視図(図2)およびZ−Z視断面図(図3)である。図4は、図1に記載した折機の変形例を示す説明図である。図5は、一般的な輪転印刷機を示す構成図である。
[輪転印刷機]
この輪転印刷機10は、例えば、新聞用オフセット輪転印刷機に適用される(図5参照)。輪転印刷機10は、複数の給紙装置11と、複数の印刷ユニット12と、ターンバー装置13と、折機(ウェブ折り畳み装置)14とから構成される(図5参照)。
各給紙装置11は、3つの保持アーム15と、給紙装置(図示省略)とを有する。これらの保持アーム15には、ロール状に巻かれたウェブWから成る巻取体(ウェブロール)Rがそれぞれ保持される。各給紙装置11は、これらの保持アーム15を回動させることにより、巻取体Rを所定の給紙位置に回動させ得る。また、紙継装置は、給紙位置にある巻取体Rの残量が少なくなると、この給紙位置にある巻取体Rと待機位置にある巻取体Rとを紙継する。これにより、後方の装置12〜14に対して連続的にウェブWが供給される。印刷ユニット12は、両面四色印刷を行う多色刷印刷ユニット16と、両面二色印刷を行う二色刷印刷ユニット17とを有する。この多色刷印刷ユニット16および二色刷印刷ユニット17は、各給紙装置11から供給されたウェブWに対して所定の印刷を行う。なお、この実施例では、印刷ユニット12が多色刷印刷ユニット16および二色刷印刷ユニット17により構成されているが、これに限らず、例えば、両面単色印刷を行う両面単色刷ユニット、一面四色もしくは二色印刷を行う多色刷印刷ユニットなど、印刷物に応じて各種のユニットが適宜組み合わされて使用されても良い(図示省略)。ターンバー装置13は、多数のターンバー(図示省略)を有する。ターンバー装置13は、これらのターンバーを用いて、印刷ユニット12から送り出された各ウェブWの走行ルートを変更して所定の順番に重ね合わせる。折機14は、ターンバー装置13から送り出された印刷済みのウェブWを裁断して折り畳むことにより折帖を形成する。
[折機]
また、折機14は、折胴141と、鋸胴142と、くわえ胴143と、搬送ベルト144と、羽根車145とを有する(図1参照)。折胴141は、一対の針装置を有する。これらの針装置は、折胴141の周面上かつ180度対向する位置に配置される。また、これらの針装置は、折胴141の回転に連動して折胴141の周上に突出し或いは折胴141の内部に収納される。折胴141は、これらの針装置を突出させてウェブWの走行方向の先端部を保持し、また、針装置を収納することによりウェブWの保持を解除する。鋸胴142は、折胴141に隣接して配置され、折胴141の回転に同期して回転する。この鋸胴142は、一対の鋸刃を有する。これらの鋸刃は、鋸胴142の周面上かつ180度対向する位置に配置される。鋸胴142は、回転しつつ鋸刃をウェブWに当てることによりウェブWを所定の寸法に横裁断する。くわえ胴143は、折胴141に隣接して配置され、折胴141の回転に同期して回転する。このくわえ胴143は、鋸胴142にて裁断されたウェブWをくわえ込むと共に折胴141との間に挟み込むことにより、ウェブWを平行かつ半分に折り畳んで折帖Sを形成する。搬送ベルト144は、この折帖Sを羽根車145に搬送するためのベルトである。羽根車145は、周方向に配列された複数の羽根を有する。この羽根車145は、搬送ベルト144により搬送された折帖Sを羽根にて受け取って後方の排紙コンベア(図示省略)に受け渡す。
この折機14では、まず、ターンバー装置13から搬送された印刷済みのウェブWが三角板(図示省略)にて縦折りされて折胴141に送られる。次に、このウェブWの先端が折胴141の針装置により保持されて、このウェブWが折胴141の回転と共に移動する。次に、このウェブWが鋸胴142により所定の寸法に横裁断される。次に、針装置によるウェブWの保持が解除され、このウェブWがくわえ胴143にくわえ込まれてくわえ胴143と折胴141との間に挟み込まれる。これにより、ウェブWが平行かつ半分に折り畳まれて折帖Sが形成される。そして、この折帖Sが搬送ベルト144により羽根車145に搬送される。このとき、折帖Sは、搬送ベルト144から羽根車145に向かって自由落下する。そして、折帖Sは、羽根車145から後方の排紙コンベアに受け渡される。
[折帖の減速装置]
一般に、輪転印刷機の折機では、折胴およびくわえ胴における折帖の搬送速度と、羽根車および排紙コンベアにおける折帖の搬送速度とが相異する。具体的には、羽根車の周速および排紙コンベアの搬送速度が折胴およびくわえ胴の周速よりも遅く設定されている。例えば、この折機14では、羽根車145の周速がくわえ胴143の周速を基準(100%)として30%に設定されている(図1参照)。このような、くわえ胴の周速と羽根車の周速との差(減速比)が大きい構成では、折帖が羽根車の羽根や羽根底に接触したときに、折帖に衝突傷が発生するおそれがある。
そこで、この輪転印刷機10の折機14では、くわえ胴143を通過した折帖Sを減速させて羽根車145に搬送するための減速装置20を有する(図1参照)。この減速装置20は、一対の固定ガイド21、22と、一対のローラ23、24とを有する。一対の固定ガイド21、22は、搬送ベルト144から羽根車145に向かって自由落下する折帖Sを一対のローラ23、24間にガイドする。一対のローラ23、24は、折帖Sの搬送方向に回転可能であり、また、固定ガイド21、22よりも下流側かつ羽根車145よりも上流側に配置される。また、ローラ23(24)は、折帖Sの余白部S1に対応する位置に、当接部231(241)を有する(図2および図3参照)。例えば、この実施例では、折帖Sの左右に余白部S1があるため、一対の当接部231、231(241、241)が左右の余白部S1、S1に対応する位置に配置されている。
この折機14では、折胴141およびくわえ胴143にて形成された折帖Sが、搬送ベルト144により搬送されて上方から下方の減速装置20および羽根車145に向かって自由落下する(図1参照)。落下した折帖Sは、減速装置20の固定ガイド21、22にガイドされて一対のローラ23、24間を通過する。このとき、各ローラ23、24の当接部231、241が落下中の折帖Sの余白部S1に当接して折帖Sを減速させる。そして、減速された折帖Sが羽根車145の羽根に落ちて搬送される。
[効果]
以上説明したように、この輪転印刷機10(折機14)は、くわえ胴143を通過した折帖Sを減速させて羽根車145に搬送する減速装置20を有する(図1参照)。また、この減速装置20が当接部231、241を有し、この当接部231、241が落下中の折帖Sの余白部S1に当接することにより折帖Sが減速する。これにより、折帖Sと羽根車145との衝突が緩和されて折帖Sの衝突傷が低減される利点がある。
また、例えば、減速ベルト等が用いられて折帖Sが減速される構成(特許文献1参照)では、折帖表面の未乾燥インキがベルト等の接触面にて擦れて、折帖に汚れが発生するおそれがある。この点において、この輪転印刷機10では、減速装置20の当接部231、241が落下中の折帖Sの余白部S1に当接して折帖Sを減速させるので、折帖Sの絵柄部S2が汚れ難い。これにより、折帖Sの品質が確保される利点がある。特に、新聞印刷では、通常、未乾燥インキにより印刷が行われるため、折帖Sの減速が不十分だと、高速印刷時にて折帖に汚れや傷が発生し易い。この点において、この輪転印刷機10では、かかる問題が解決される点で有益である。
[付加的事項]
また、この輪転印刷機10では、当接部231(241)が折帖Sの搬送方向に回転可能なローラ構造を有する(図1参照)。かかる構成では、当接部231(241)が折帖Sの搬送方向に回転するので、当接部231(241)による折帖Sの減速が滑らかに行われる利点がある。なお、これに限らず、固定式の当接部が用いられて折帖Sの減速が行われても良い(図示省略)。
例えば、この実施例では、減速装置20が折帖Sの搬送方向に回転可能なローラ23(24)を有しており、これらのローラ23(24)に一対の当接部231、231(241、241)が設けられている(図1〜図3参照)。したがって、これらの当接部231(241)は、ローラ23(24)の回転と共に折帖Sの搬送方向に回転できる。かかる構成では、折帖Sと当接部231(241)とが当接したときに、当接部231(241)が折帖Sの搬送方向に回転できるので、折帖Sがその進行を妨げられることなく滑らかに減速される。
また、上記の構成では、当接部231(241)の回転速度が調整可能であることが好ましい。これにより、当接部231(241)による折帖Sの減速がより滑らかに行われる利点がある。
例えば、この実施例では、一方の当接部231を有するローラ23が駆動ローラであり、くわえ胴143の周速を基準(100%)として50%〜100%の範囲にて回転速度を調整できるように構成されている(図1〜図3参照)。なお、他方の当接部241を有するローラ24は、駆動ローラであっても良いし、非駆動ローラであっても良い。
また、この輪転印刷機10では、一対の当接部231、241が対向して配置されて折帖Sを挟み込み減速させることが好ましい(図1〜図3参照)。かかる構成では、折帖Sの搬送方向の片側のみに当接部が配置される構成(図示省略)と比較して、折帖Sが効果的に減速される利点がある。また、かかる構成では、折帖Sに両面印刷が行われるときに、折帖Sの各面の余白部S1に当接部231(241)がそれぞれ当接する。したがって、折帖Sの減速時にて、減速装置との接触により折帖Sの絵柄部S2が汚れる事態が防止される。これにより、折帖Sの品質が確保される利点がある。
例えば、この実施例では、一対のローラ23、24が並行に配置されており、各ローラ23、24に対して当接部231、241が形成されている(図1〜図3参照)。したがって、一対の当接部231、241が対向しており、これらの当接部231、241の間を折帖Sが通過する。また、一方のローラ23の位置が固定されており、他方のローラ24が変位可能に支持されている。これにより、ローラ23、24間の隙間が調整可能となっている。そして、ローラ23、24間の隙間が調整されることにより、ローラ23、24間を通過する折帖Sへの押圧が調整可能となっている。また、折帖Sがローラ23、24間に詰まったとき(紙詰まり時)に、ローラ23、24間の隙間を広げて折帖Sを逃がすことができるようになっている。なお、ローラ23、24間の隙間の調整は、エアシリンダが操作されてローラ24が駆動されることにより行われる。
また、この輪転印刷機10では、複数の当接部231(241)が折帖Sの搬送方向に配列されることが好ましい。かかる構成では、折帖Sが配列された当接部231(241)を通過することにより、折帖Sが効果的に減速される利点がある。
また、上記の構成では、複数の当接部231(241)が折帖Sの搬送方向に回転可能なローラ構造を有すると共に、これらの当接部231(241)の回転速度が折帖の搬送方向に向かうに連れて減少することが好ましい(図4参照)。かかる構成では、折帖Sが配列された当接部231(241)を通過することにより、折帖Sが段階的に減速される。これにより、折帖Sが効果的に減速される利点がある。
例えば、この実施例では、複数のローラ23、24、27、28が折帖Sの搬送方向に2列に配列されている(図4参照)。また、これらのローラ23、24、27、28には、当接部231(241)がそれぞれ形成されている。したがって、複数の当接部231(241)が折帖Sの搬送方向に配列されている。また、片側(図4の右側)に配列された当接部231を有するローラ23、27が、駆動ローラにより構成されている。また、折帖Sの搬送方向の上流側に位置するローラ27が、くわえ胴143の周速を基準(100%)として80%〜100%の範囲にて回転速度を変更できるように構成されている。また、折帖Sの搬送方向の上流側に位置するローラ23が、くわえ胴143の周速を基準(100%)として50%〜100%の範囲にて回転速度を変更できるように構成されている。なお、もう片側(図4の左側)に配列された当接部241を有するローラ24、28は、駆動ローラであっても良いし、非駆動ローラであっても良い。かかる構成では、折帖Sが配列されたローラ23、24、27、28間を通過して当接部231(241)に順次当接することにより、折帖Sが段階的に減速される。
また、この輪転印刷機10では、減速装置20が落下中の折帖Sにエアを吹き付けるエアブロー部25(26)を有することが好ましい(図2参照)。かかる構成では、エアブロー部25(26)が落下中の折帖Sにエアを吹き付けることにより、折帖Sの姿勢が整えられ或いは折帖Sの減速が促進される。これにより、折帖Sが当接部231、241の対して適正に接触するので、折帖Sの減速が適正に行われる利点がある。
例えば、この実施例では、ローラ23(24)の軸方向に沿って複数のエアブロー部25(26)が配列されている(図2参照)。したがって、複数のエアブロー部25(26)が折帖Sの幅方向に配列されている。そして、これらのエアブロー部25(26)が落下中の折帖Sにエアを吹き付けることにより、ローラ23、24間を通過する折帖Sの姿勢が整えられている。
なお、この実施例では、ローラ23(24)とエアブロー部25(26)とが別構造を有している(図2参照)。しかし、これに限らず、ローラ23(24)とエアブロー部25(26)とが一体構造を有しても良い(図示省略)。例えば、ローラ23(24)がエアを吹き出すための開口部を有することにより、かかる一体構造が構成され得る。
以上のように、この発明にかかる輪転印刷機および折機は、折帖を羽根車の手前で減速させることにより、折帖と羽根車との衝突に起因する折帖の衝突傷を低減できる点で有用である。
この発明の実施例にかかる輪転印刷機の折機を示す構成図である。 図1に記載した折機の減速装置を示すY視図である。 図1に記載した折機の減速装置を示すZ−Z視断面図である。 図1に記載した折機の変形例を示す説明図である。 一般的な輪転印刷機を示す構成図である。
符号の説明
10 輪転印刷機
11 給紙装置
12 印刷ユニット
13 ターンバー装置
14 折機
141 折胴
142 鋸胴
143 くわえ胴
144 搬送ベルト
145 羽根車
15 保持アーム
16 多色刷印刷ユニット
17 二色刷印刷ユニット
20 減速装置
21 固定ガイド
23、24、27、28 ローラ
25 エアブロー部
231、241 当接部
S 折帖
S1 余白部
S2 絵柄部
W ウェブ

Claims (8)

  1. 印刷されたウェブを裁断して折り畳むことにより折帖を形成する折機を備えると共に、前記折機が、ウェブを折り畳んで折帖を形成する折胴およびくわえ胴と、前記くわえ胴を通過した折帖を後方の排紙コンベアに受け渡す羽根車とを有する輪転印刷機であって、
    前記羽根車の周速が前記くわえ胴の周速よりも遅いときに、
    前記折機が、前記くわえ胴と前記羽根車との間に配置されると共に前記くわえ胴を通過した折帖を減速させて前記羽根車に搬送する減速装置を有し、且つ、前記減速装置が当接部を有すると共に前記当接部を落下中の折帖の余白部に当接させて折帖を減速させることを特徴とする輪転印刷機。
  2. 前記当接部が折帖の搬送方向に回転可能なローラ構造を有する請求項1に記載の輪転印刷機。
  3. 前記当接部の回転速度が調整可能である請求項2に記載の輪転印刷機。
  4. 一対の前記当接部が対向して配置されて折帖を挟み込み減速させる請求項1〜3のいずれか一つに記載の輪転印刷機。
  5. 複数の前記当接部が折帖の搬送方向に配列される請求項1〜4のいずれか一つに記載の輪転印刷機。
  6. 複数の前記当接部が折帖の搬送方向に回転可能なローラ構造を有すると共に、これらの当接部の回転速度が折帖の搬送方向に向かうに連れて減少する請求項5に記載の輪転印刷機。
  7. 前記減速装置が、落下中の折帖にエアを吹き付けるエアブロー部を有する請求項1〜5のいずれか一つに記載の輪転印刷機。
  8. ウェブを折り畳んで折帖を形成する折胴およびくわえ胴と、前記くわえ胴を通過した折帖を後方の排紙コンベアに受け渡す羽根車とを有する折機であって、
    前記羽根車の周速が前記くわえ胴の周速よりも遅いときに、
    前記くわえ胴と前記羽根車との間に配置されると共に前記くわえ胴を通過した折帖を減速させて前記羽根車に搬送する減速装置を有し、且つ、前記減速装置が当接部を有すると共に前記当接部を落下中の折帖の余白部に当接させて折帖を減速させることを特徴とする折機。
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