JP2009262577A - 防水可能な木板材 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】その木板材は、ベース板と表面板との間に、ベース板と表面板とを粘着固定するためのプラスチック材が挟まれ、プラスチック材が、ポリ塩化ビニル樹脂とも称されるPVCプラスチックであり、前記プラスチック材が、ベース板の上下表面に粘着されて、ベース板と表面板の木目の隙間に侵入し、表面板が、ベース板の両側に配置された薄い板であり、プラスチック材によって、ベース板を覆うように粘着されたものである。前記の構造により、前記プラスチック材が、優れた防水性を有するため、木板材の防水や虫害防止の効果が得られて、耐用性や実用性が向上する。また、前記木板材を構成するプラスチック材は、ホルムアルデヒド成分を含有しないので、木板材から空気中へ発散することがなく、使用上の安全性も向上する。
【選択図】図2
Description
例えば、
1.前記の、合板を粘着させるための樹脂接着剤に、ホルムアルデヒド成分が含まれ、また、ホルムアルデヒドが、合板から、少しずつ、空気に発散され、過量に存在するホルムアルデヒドを含有する空気を吸入すると、多くの症状が発症し、発癌するおそれがある。
ベース板と表面板との間に、プラスチック材が挟まれてなり、これにより、前記ベース板と前記表面板とが粘着固定される木板材であって、
前記プラスチック材が、PVC(ポリ塩化ビニル)系プラスチックであり、前記ベース板の上下表面に粘着されて、前記ベース板と前記表面板の木目の隙間に侵入してなり、前記表面板が、前記ベース板の両側に配置された薄い板であり、前記プラスチック材で粘着されることによりベース板に被覆された木板材であり、
その製造工程が、まず、ゲル状プラスチック材を底層の表面板の上面に塗布し、前記ベース板が、そのプラスチック材を挟んで前記表面板により被覆され、更に、前記ベース板の上面に、少なくとも一層のプラスチック材を塗布して、上層の表面板により、前記ベース板の上面を被覆することにより、前記ベース板の両側に、それぞれ、少なくとも一層のプラスチック材が被覆されて、前記プラスチック材の外側に、ともに、表面板が貼着され、そして、表面板の両外側から加圧して、前記プラスチック材が、前記ベース板と前記表面板の木目の隙間に侵入して、前記木目の隙間が充填され、更に、木板材を加熱処理して、プラスチック材が、熱により定形される工程を含むことを特徴とする防水可能な木板材、
が提供される。
本発明に係る防水可能な木板材は、ベース板と表面板の間に、プラスチック材が挟まれて、ベース板と表面板とが粘着固定される木板材であって、
前記プラスチック材が、PVCプラスチックであり、ポリ塩化ビニル樹脂(Polyvinl Chloride Resin)とも称され、前記プラスチック材が、ベース板の上下表面に粘着固定されて、ベース板と表面板の木目の隙間に侵入し、表面板が、ベース板の両側に配置された薄い板であり、前記プラスチック材で粘着されることにより、ベース板を被覆し、
その製造工程が、まず、ゲル状であるプラスチック材を底層の表面板の上面に塗布し、前記ベース板が、そのプラスチック材を挟んで前記表面板により被覆される。更に、ベース板の上面に、一層のゲル状プラスチック材を塗布して、上層の表面板を、ベース板の上面に被覆することにより、ベース板の両側に、それぞれ、一層のプラスチック材が覆われて、プラスチック材の外側に、ともに、表面板が貼り着き、そして、表面板の両外側から加圧して、プラスチック材が、ベース板と表面板の木目の隙間に侵入して、前記木目の隙間が充填される。圧力は、ゲル状プラスチック材がベース板および表面板の木目の隙間に浸入可能な程度に調整すればよい。更に、このようにして得られた木板材を加熱処理して、プラスチック材が、熱により定形される。
1.ベース板11と表面板12a、12bを粘着するためのプラスチック材13a、13bが、ホルムアルデヒド(Formaldehyde)成分を含有しないため、木板材10は、発癌性のホルムアルデヒド原料を含有しないので、空気中に発散されることがない。従って、ホルムアルデヒドを吸入することを防止でき、木板材の使用上の安全性が向上を図ることができる。
11 ベース板
111、121 木目の隙間
112 凹溝
12a、12b 表面板
13a、13b プラスチック材
Claims (6)
- ベース板と表面板との間に、プラスチック材が挟まれてなり、これにより、前記ベース板と前記表面板とが粘着固定される木板材であって、
前記プラスチック材が、PVC(ポリ塩化ビニル)系プラスチックであり、前記ベース板の上下表面に粘着されて、前記ベース板と前記表面板の木目の隙間に侵入してなり、前記表面板が、前記ベース板の両側に配置された薄い板であり、前記プラスチック材で粘着されることにより、前記ベース板に被覆されてなる木板材であり、
その製造工程が、ゲル状のプラスチック材を底層の表面板の上面に塗布し、前記ベース板が、そのプラスチック材を挟んで表面板により被覆され、更に、前記ベース板の上面に、少なくとも一層のプラスチック材を塗布して、上層の表面板により前記ベース板の上面を被覆することにより、前記ベース板の両側に、それぞれ、少なくとも一層のプラスチック材が被覆されて、前記プラスチック材の外側に、ともに、前記表面板が貼着され、そして、前記表面板の両外側から加圧して、前記プラスチック材が、前記ベース板と前記表面板の木目の隙間に侵入して、木目の隙間が充填され、更に、木板材を加熱処理して、前記プラスチック材が、熱により定形される工程を含むことを特徴とする防水可能な木板材。 - 前記ベース板は、複数の木板を配列することにより形成されることを特徴とする請求項1に記載の防水可能な木板材。
- 前記ベース板は、一体成形体からなる板体であることを特徴とする請求項1に記載の防水可能な木板材。
- 前記プラスチック材は、硬化剤が添加されてなることを特徴とする請求項1に記載の防水可能な木板材。
- 前記ベース板の上下表面に、複数の凹溝が形成され、前記凹溝が、平行に配列されてなることを特徴とする請求項1に記載の防水可能な木板材。
- 前記ベース板の上下表面に、複数の凹溝が形成され、上下表面の凹溝が、交差状に配列されてなることを特徴とする請求項1に記載の防水可能な木板材。
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JP2009173225A JP2009262577A (ja) | 2009-07-24 | 2009-07-24 | 防水可能な木板材 |
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2009
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