JP5610576B2 - 防蟻シート材およびその製造方法、およびそれを用いた防蟻構造 - Google Patents

防蟻シート材およびその製造方法、およびそれを用いた防蟻構造 Download PDF

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本発明は、建造物技術の改良、更に詳しくは、形態安定性に優れ、かつ、建造物への布設も容易な防蟻シート材およびその製造方法、およびそれを用いた防蟻構造に関するものである。
周知のとおり、建物の床下空間はなるべく乾燥しているのが好ましく、湿気が高いと、其処で生活する人の健康に有害であるだけでなく、シロアリが繁殖し易くなったり、木質の土台や束などにキチリメンタケ、イドダケ、ナミダタケ等が発生して腐朽したりして、当該建物の安全を根元部分から脅かすことにもなりかねない。
そこで、このような床下空間の高湿度による弊害を防止するために、防蟻防湿性のシート材を床下に敷き詰めて、土壌面を被覆して、シロアリの侵入を防いだり、余分な水蒸気(湿気や水分)を抑止する必要がある。
従来、かかる防蟻シート材にあっては、金属線材からなるメッシュ状のシート基材の片面に、樹脂製のシート基材を貼り合わせて構成したものが開示されている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、金属メッシュシートのシロアリなどの昆虫の体格(体の幅や太さ)に対し、メッシュサイズ(金属線材の径など)が侵入防止のために不適合であったため、体幅が1.1〜1.25mmのイエシロアリや、体幅が1.0〜1.2mmのヤマトシロアリなどはメッシュ目から通過してしまうおそれがあり、十分な防蟻効果が得られないという問題があった。
また、樹脂製シートが金属メッシュシートの片面にのみ溶着されているため、樹脂製シートの一寸した変形の影響によって、シート全体が反り返ってしまい、メッシュがよれて開口部が広がったり、施工箇所の端がめくれて、シロアリが通過してしまうというおそれがあった。
特開2000−234399号公報(第2−4頁、図1)
本発明は、従来の防蟻シート材に上記のような問題があったことに鑑みて為されたものであり、その目的とするところは、形態安定性に優れ、かつ、建造物への布設も容易な防蟻シート材を提供することにある。
また、本発明は、簡素な工程で合理的に作製することができる防蟻シート材の製造方法を提供することを技術的課題とする。
更にまた、本発明は、良好な施工性であり、シロアリの侵入を確実に防止することができる防蟻シート材を用いた防蟻構造を提供することを技術的課題とする。
本発明者が上記課題を解決するために採用した手段を添付図面を参照して説明すれば次のとおりである。
即ち、本発明は、ステンレス金属線材11をそれぞれ経糸および緯糸とする織物構造からなるワイヤーメッシュシート基材1と;このワイヤーメッシュシート基材1に積層されており、かつ、防湿性を有し、熱可塑性樹脂材料を薄手シート状に成形してなる防湿シート基材2とを具備して構成される積層シート材であって、
前記ワイヤーメッシュシート基材1の両面にそれぞれ防湿シート基材2・2を被覆する一方、
これら対向する防湿シート基材2・2同士の少なくとも一部を、前記ワイヤーメッシュシート基材1のメッシュ目12を貫通した状態で互いに接合して、当該ワイヤーメッシュシート基材1を挟持して、これら少なくとも三層のシート基材を積層一体化し、
更に前記ワイヤーメッシュシート基材1の表面における何れか一面のみに、防湿シート基材2が貼られていない複数の露出箇所を形成して、この一面における防湿シート基材2の貼り合わせ面積の割合を50〜90%とするという技術的手段を採用したことによって、防蟻シート材を完成させた。
また、本発明は、上記課題を解決するために、必要に応じて上記手段に加え、ワイヤーメッシュシート基材1のメッシュ目12内に防湿シート基材2の熱溶融樹脂を滲入硬化して、防湿シート基材2・2同士を接合一体化するという技術的手段を採用した。
更にまた、本発明は、上記課題を解決するために、必要に応じて上記手段に加え、防湿シート基材2・2同士の対向部分の全面を接合するという技術的手段を採用した。
更にまた、本発明は、上記課題を解決するために、必要に応じて上記手段に加え、ワイヤーメッシュシート基材1のステンレス金属線材11の線径を、0.05mm以上にするという技術的手段を採用した。
更にまた、本発明は、上記課題を解決するために、必要に応じて上記手段に加え、ワイヤーメッシュシート基材1のメッシュ目12の一辺サイズを、0.2〜0.5mmにするという技術的手段を採用した。
更にまた、本発明は、上記課題を解決するために、必要に応じて上記手段に加え、防湿シート基材2を構成する熱可塑性樹脂材料を、ポリエチレンまたはエチレン酢酸ビニルにするという技術的手段を採用した。
また、本発明は、ステンレス金属線材11をそれぞれ経糸および緯糸として、織物構造からなるワイヤーメッシュシート基材1を作製する一方、
防湿性を有し、熱可塑性樹脂材料を押出成形機によって薄手シート状に押し出して防湿シート基材2を作製し、
前記ワイヤーメッシュシート基材1の両面にそれぞれ防湿シート基材2・2を被覆する一方、
これら対向する防湿シート基材2・2を帯熱軟化状態にしてヒートプレスして、防湿シート基材2・2同士の少なくとも一部を、前記ワイヤーメッシュシート基材1のメッシュ目12を貫通した状態で冷却硬化することによって互いに接合し、当該ワイヤーメッシュシート基材1を挟持して、これら少なくとも三層のシート基材を積層一体化し、
更に積層一体化したシート基材の表面における何れか一面において、防湿シート基材2を部分的に剥離してワイヤーメッシュシート基材1を露出させ、この一面における防湿シート基材2の貼り合わせ面積の割合を50〜90%とするという技術的手段を採用したことによって、防蟻シート材の製造方法を完成させた。
更にまた、本発明は、ステンレス金属線材11をそれぞれ経糸および緯糸とする織物構造からなるワイヤーメッシュシート基材1と;このワイヤーメッシュシート基材1に積層一体化されており、かつ、防湿性を有し、熱可塑性樹脂材料を薄手シート状に成形してなる防湿シート基材2とを具備して構成されるシート材を用いる防蟻構造であって、
前記ワイヤーメッシュシート基材1の両面をそれぞれ防湿シート基材2・2が被覆している一方、
これら対向する防湿シート基材2・2同士の少なくとも一部が、前記ワイヤーメッシュシート基材1のメッシュ目12を貫通した状態で互いに接合されて、当該ワイヤーメッシュシート基材1を挟持しており、これら少なくとも三層のシート基材が積層一体化して構成されている一方、
前記防湿シート基材2の非接着部分21または非対向部分において、露出したワイヤーメッシュシート基材1と構造物の躯体3とをシーラント接着剤4によって接着するという技術的手段を採用したことによって、防蟻シート材を用いた防蟻構造を完成させた。
本発明にあっては、ステンレス金属線材をそれぞれ経糸および緯糸とする織物構造からなるワイヤーメッシュシート基材と;このワイヤーメッシュシート基材に積層されており、かつ、防湿性を有し、熱可塑性樹脂材料を薄手シート状に成形してなる防湿シート基材とを具備して構成される積層シート材であって、
前記ワイヤーメッシュシート基材の両面にそれぞれ防湿シート基材を被覆する一方、これら対向する防湿シート基材同士の少なくとも一部を、前記ワイヤーメッシュシート基材のメッシュ目を貫通した状態で互いに接合して、当該ワイヤーメッシュシート基材を挟持して、これら少なくとも三層のシート基材を積層一体化して構成したことによって、形態安定性に優れていてメッシュ目の広がりを防止することができるとともに、シート材のよれを防止して建造物への布設を容易にすることもできる。
また、本発明の防蟻シート材を製造するにあっては、ワイヤーメッシュシート基材を防湿シート基材同士により挟持してヒートプレスすることによって、メッシュ目を貫通した状態で互いに接合することができるので、防湿シート基材同士の接着に接着剤を使用する必要がなく、簡単かつ強固に接合することができる。
更にまた、本発明の防蟻構造は、簡素な工程で施工することができ、高い防蟻性を得ることができることから、実用的利用価値は頗る高いものがあると云える。
本発明の実施形態の防蟻シート材の構造を表わす分解斜視図である。 本発明の実施形態の防蟻シート材の構造を表わす説明断面図である。 本発明の実施形態の防蟻シート材の変形例を表わす斜視図である。 本発明の実施形態の防蟻シート材を用いた防蟻構造を表わす説明断面図である。
本発明を実施するための形態を、具体的に図示した図面に基づいて更に詳細に説明すると、次のとおりである。
本発明の実施形態を図1から図4に基づいて説明する。図1中、符号1で指示するものはワイヤーメッシュシート基材であり、このワイヤーメッシュシート基材1は、ステンレス金属線材11をそれぞれ経糸および緯糸とする織物構造からなる。本実施形態では、このステンレス金属線材11をステンレス鋼(SUS304など)により作製する。
また、符号2で指示するものは防湿シート基材であり、この防湿シート基材2は、防湿性を有し、熱可塑性樹脂材料を薄手シート状に成形してなる。
更にまた、符号3で指示するものは構造物の躯体であり、符号4で指示するものはシーラント接着剤である。
しかして、本実施形態は、前記ワイヤーメッシュシート基材1と防湿シート基材2とを具備して構成される積層シート材であって、構成するにあっては、まず、前記ワイヤーメッシュシート基材1の両面にそれぞれ防湿シート基材2・2を被覆する。
本実施形態では、ワイヤーメッシュシート基材1のステンレス金属線材11の線径を、0.05mm以上にするとともに、メッシュ目12の一辺サイズを、0.2〜0.5mmにして、更に、ワイヤーメッシュシート基材1の硬さをショア硬度80以上にする。こうすることによって、適度に可撓性を付与しつゝ、シロアリの通過を確実に防止することができる。
また、防湿シート基材2を構成する熱可塑性樹脂材料として、ポリエチレン(PE、より好ましくは低密度ポリエチレン(LDPE))を採用する。なお、他の材料としてエチレン酢酸ビニル(EVA)を採用することもできる。本実施形態では、この熱可塑性樹脂材料を押出成形機によって薄手シート状に押し出す(厚さ0.1〜0.2mm程度)。
次いで、これら対向する防湿シート基材2・2同士の少なくとも一部を、前記ワイヤーメッシュシート基材1のメッシュ目12を貫通した状態で互いに接合する。
具体的には、防湿シート基材2・2をそれぞれ加熱して帯熱軟化状態にして、所定の圧力でヒートプレスして、ワイヤーメッシュシート基材1のメッシュ目12内に、防湿シート基材2の熱溶融樹脂が滲入硬化して、冷却硬化することによって、これらの樹脂が融着して防湿シート基材2・2同士を互いに接合一体化せしめる(図2参照)。
このようにして、当該ワイヤーメッシュシート基材1を挟持することができ、これら少なくとも三層のシート基材(防湿シート基材2/ワイヤーメッシュシート基材1/防湿シート基材2)を積層一体化して、本発明の防蟻シート材が完成する。
この際、防湿シート基材2・2同士の対向部分の全面を接合することができ、これら三層のシート基材を強固に接合一体化することができる。
また、本実施形態では、ワイヤーメッシュシート基材1の表面における何れか一面の防湿シート基材2の貼り合わせ面積(被覆面積)の割合を、50〜90%にすることもできる。この数値範囲が好ましいのは、50%以下であると、ワイヤーメッシュシート基材1と防湿シート基材2との接合力が弱くなって、ワイヤーメッシュシート基材1がよれてしまうおそれがあり、また、90%以上であると、後述する防蟻構造において、構造物の躯体3に接着する際のシーラント接着剤4の塗布しろが小さくさなるため、使い勝手が悪くなるからである。
なお、ワイヤーメッシュシート基材1と防湿シート基材2とを貼り合わせていない部分は、非接着部分21であり、何れか一方の面にのみ防湿シート基材2が被覆されている箇所は非対向部分であり、ワイヤーメッシュシート基材1が露出している。
<防蟻構造について>
次に、本実施形態の防蟻シート材を用いた防蟻構造について説明する。本防蟻構造を構築するにあっては、まず、上記のごとく構成したシート材について、図3に示すように、少なくとも前記防湿シート基材2に非接着部分21(または非対向部分)を有するものを採用する。
そして、当該非接着部分21(または非対向部分)において、露出したワイヤーメッシュシート基材1と構造物の躯体3とをシーラント接着剤4によって接着する。この露出箇所を形成するにあっては、当該部分の防湿シート基材2を剥離するか、カッターナイフなどで切開して、ワイヤーメッシュシート基材1を露出させることができる。
また、本実施形態においては、例えば、土間のコンクリートの上面および下面や、基礎際の土間コンクリート(構造物の躯体3)の境に、本発明の防蟻シート材をL字状に布設したり、基礎側面、基礎天端、基礎断熱材の表面などに布設することができる。
然る後、前記ワイヤーメッシュシート基材1の露出部分において、シーラント接着剤4(本実施形態ではシリコーン系)を塗布して、当該ワイヤーメッシュシート基材1を構造物の躯体3に接着することによって、防蟻構造を完成することができる(図4参照)。
本発明は、概ね上記のように構成されるが、図示の実施形態に限定されるものでは決してなく、「特許請求の範囲」の記載内において種々の変更が可能であって、例えば、ワイヤーメッシュシート基材1の使用材料は、不銹性の金属であれば、ステンレス鋼に限らず、アルミニウムなどを採用することができる。
また、シーラント接着剤4も材料の相性に応じて適宜変更することができ、これら何れのものも本発明の技術的範囲に属する。
1 ワイヤーメッシュシート基材
11 ステンレス金属線材
12 メッシュ目
2 防湿シート基材
21 非接着部分
3 構造物の躯体
4 シーラント接着剤

Claims (8)

  1. ステンレス金属線材(11)をそれぞれ経糸および緯糸とする織物構造からなるワイヤーメッシュシート基材(1)と;このワイヤーメッシュシート基材(1)に積層されており、かつ、防湿性を有し、熱可塑性樹脂材料を薄手シート状に成形してなる防湿シート基材(2)とを具備して構成される積層シート材であって、
    前記ワイヤーメッシュシート基材(1)の両面にそれぞれ防湿シート基材(2・2)が被覆されている一方、
    これら対向する防湿シート基材(2・2)同士の少なくとも一部が、前記ワイヤーメッシュシート基材(1)のメッシュ目(12)を貫通した状態で互いに接合されて、当該ワイヤーメッシュシート基材(1)を挟持しており、これら少なくとも三層のシート基材が積層一体化して構成されており、
    更に前記ワイヤーメッシュシート基材(1)の表面における何れか一面のみに、防湿シート基材(2)が貼られていない複数の露出箇所が形成されて、この一面における防湿シート基材(2)の貼り合わせ面積の割合が50〜90%となっていることを特徴とする防蟻シート材。
  2. ワイヤーメッシュシート基材(1)のメッシュ目(12)内に防湿シート基材(2)の熱溶融樹脂が滲入硬化して、防湿シート基材(2・2)同士が接合一体化されていることを特徴とする請求項1記載の防蟻シート材。
  3. 防湿シート基材(2・2)同士の対向部分の全面が接合していることを特徴とする請求項1または2記載の防蟻シート材。
  4. ワイヤーメッシュシート基材(1)のステンレス金属線材(11)の線径が、0.05mm以上であることを特徴とする請求項1〜3の何れか一つに記載の防蟻シート材。
  5. ワイヤーメッシュシート基材(1)のメッシュ目(12)の一辺サイズが、0.2〜0.5mmであることを特徴とする請求項1〜4の何れか一つに記載の防蟻シート材。
  6. 防湿シート基材(2)を構成する熱可塑性樹脂材料が、ポリエチレンまたはエチレン酢酸ビニルであることを特徴とする請求項1〜5の何れか一つに記載の防蟻シート材。
  7. ステンレス金属線材(11)をそれぞれ経糸および緯糸として、織物構造からなるワイヤーメッシュシート基材(1)を作製する一方、
    防湿性を有し、熱可塑性樹脂材料を押出成形機によって薄手シート状に押し出して防湿シート基材(2)を作製し、
    前記ワイヤーメッシュシート基材(1)の両面にそれぞれ防湿シート基材(2・2)を被覆する一方、
    これら対向する防湿シート基材(2・2)を帯熱軟化状態にしてヒートプレスして、防湿シート基材(2・2)同士の少なくとも一部を、前記ワイヤーメッシュシート基材(1)のメッシュ目(12)を貫通した状態で冷却硬化することによって互いに接合し、当該ワイヤーメッシュシート基材(1)を挟持して、これら少なくとも三層のシート基材を積層一体化し、
    更に積層一体化したシート基材の表面における何れか一面において、防湿シート基材(2)を部分的に剥離してワイヤーメッシュシート基材(1)を露出させ、この一面における防湿シート基材(2)の貼り合わせ面積の割合を50〜90%とすることを特徴とする防蟻シート材の製造方法。
  8. ステンレス金属線材(11)をそれぞれ経糸および緯糸とする織物構造からなるワイヤーメッシュシート基材(1)と;このワイヤーメッシュシート基材(1)に積層一体化されており、かつ、防湿性を有し、熱可塑性樹脂材料を薄手シート状に成形してなる防湿シート基材(2)とを具備して構成されるシート材を用いる防蟻構造であって、
    前記ワイヤーメッシュシート基材(1)の両面をそれぞれ防湿シート基材(2・2)が被覆している一方、
    これら対向する防湿シート基材(2・2)同士の少なくとも一部が、前記ワイヤーメッシュシート基材(1)のメッシュ目(12)を貫通した状態で互いに接合されて、当該ワイヤーメッシュシート基材(1)を挟持しており、これら少なくとも三層のシート基材が積層一体化して構成されている一方、
    前記防湿シート基材(2)の非接着部分(21)または非対向部分において、露出したワイヤーメッシュシート基材(1)と構造物の躯体(3)とがシーラント接着剤(4)によって接着されていることを特徴とする防蟻シート材を用いた防蟻構造。
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