JP2009261811A - 開胸器補助具及び開胸器 - Google Patents

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和政 渡橋
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Abstract

【課題】胸骨正中切開された胸骨を圧排する際に、胸骨断端部の止血を行うとともに胸骨の骨折も防止することができ、また、胸骨断端部の挫滅も防止することができる開胸器補助具及びこれを装着した開胸器を提供する。
【解決手段】本発明に係る開胸器補助具10は、胸骨正中切開された胸骨40の骨髄断端に押し当てられる弾性体20と、弾性体20を支持する支持部材11とを有する開胸器補助具10であって、支持部材11は、その面内に屈曲可能なものである。
【選択図】図2

Description

本発明は、胸骨正中切開において開胸器に装着して使用される開胸器補助具及びこれを装着した開胸器に係り、特に胸骨正中切開中に生じやすい胸骨の骨折や、胸骨断端の挫滅を防止することができる開胸器補助具及びこれを装着した開胸器に関する。
心臓や大血管の手術を行う時には、ほとんどの症例で胸骨を中央で縦に切開する胸骨正中切開が行われる。そして、胸骨正中切開され左右に分かれた胸骨は、開胸器により約10cmの隙間を生ずるように左右に圧排され、広げられた空間部において手術操作がなされる。
この胸骨正中切開においては、胸骨断端の止血を行うため骨髄部分に骨ろうをすりこんで物理的に止血を行い、骨表面の骨膜からの出血を電気メスで凝固して止血することがなされることが多い。しかし、骨ろうを塗布する方法では十分な止血効果がないことや、術後にこの骨ろうが感染の温床になるという問題があることから、これを解決する提案がなされている。
例えば、特許文献1に、胸骨正中切開術における胸骨切断面からの止血を行うための止血クリップであって、前記胸骨切断面をその幅方向両側から挟持する挟持部と、この挟持部を挟持作用状態と非挟持作用状態に操作する操作部と、前記挟持作用状態にて前記胸骨切断面を被覆可能な止血部とを備えた止血クリップが提案されている。
また、胸骨正中切開においては、開胸器により胸骨を圧排するときに胸骨を骨折させやすいという問題があり、特許文献2に、胸骨の骨折を防止することができる開胸器が提案されている。すなわち、固定腕とこの固定腕に対して離間距離可変に設けられた可動腕とを有する開胸器の前記固定腕又は前記可動腕に取り付けられて、正中切開された胸骨の挙上に用いられる胸骨挙上器であって、前記固定腕又は前記可動腕に取り付けられる挙上器本体に、正中切開された胸骨に係合される鉤部が揺動自在に支持されている胸骨挙上器が提案されている。
特開2002-102234号公報 特開2004-255173号公報
胸骨は、それ自体前後に弓なりの形状をしており、従来の開胸器により胸骨正中切開された胸骨を圧排する際には、胸骨は前後及び左右の三次元に湾曲した形状になり、特許文献1に提案された止血クリップにおいても、また、特許文献2に提案された胸骨挙上器においても、胸骨断端部に均一な圧力を与えることは困難であり、必ずしも充分な止血ができず、骨折のおそれがあるとう問題がある。
また、胸骨断端部に均一な圧力を与えることが困難なため、胸骨断端部の挫滅を生じやすいという問題がある。このため、胸骨正中切開された胸骨を圧排する際に、胸骨断端部の止血を行うとともに胸骨の骨折も防止することができる器具が望まれる。
本発明は、このような従来の問題点に鑑み、胸骨正中切開された胸骨を圧排する際に、胸骨断端部の止血を行うとともに胸骨の骨折や胸骨断端部の挫滅を防止することができる開胸器補助具及びこれを装着した開胸器を提供することを目的とする。
本発明に係る開胸器補助具は、胸骨正中切開された胸骨の骨髄断端に押し当てられる弾性体と、該弾性体を支持する支持部材とを有する開胸器補助具であって、前記支持部材は、その面内に屈曲可能なものである。
上記発明において、支持部材は軸支された複数の支持板が連接してなり、その連接する支持板は相互に端部を重複させてなるものであるのがよい。そして、連接する支持板は、その弾性体を押圧する面が同一平面になっているのがよい。
このような開胸器補助具を開胸器の鉤部材に装着させることにより、胸骨断端部の止血を行うとともに胸骨の骨折も防止することができ、胸骨断端部の挫滅も防止することができる開胸器を構成することができる。
本発明に係る開胸器補助具は、開胸器に装着されて、胸骨正中切開された胸骨を圧排する際に、胸骨断端部に均一な圧力を与えることができ、胸骨断端部の止血を行うとともに胸骨の骨折や胸骨断端部の挫滅を防止することができる。
以下、発明を実施するための最良の形態について図面を基に説明する。本発明に係る開胸器補助具10は、図1に示すように、公知の開胸器30の鉤部材35に装着されて使用される。開胸器30による圧排は、胸骨正中切開された胸骨40の骨髄断端に本開胸器補助具10を押し当てた状態で行われる。本開胸器補助具10は、図2に示すように、弾性体20と、弾性体20を支持する支持部材11とを有している。
支持部材11は、連接する支持板12(12A、12B、12C)からなり、各支持板12はその端部で重複し、ピン15(15A、15B)により軸支されている。このため、支持部材11は、面内で自由に屈曲することができる。
また、支持部材11は剛性の高いことが要求され、支持板12の材質は、例えば、ステンレス鋼が使用される。支持部材11は剛性が高く、各支持板12がその端部で重複しているので支持部材11が一体となり、図1に示すように、胸骨正中切開された胸骨40を開胸器30により圧排する際に、圧排力Fを胸骨40に均等に伝達することができる。これにより、胸骨断端部に均一な圧力がかかるようにすることができる。
支持部材11は、図2に示すように、弾性体20を介して胸骨40を押圧する面が平面であるのがよい。これにより、胸骨断端部に圧排力をより均一にかけるようにすることができる。
支持部材11を開胸器30の鉤部材35に装着する方法については、特に限定されず、支持部材11が鉤部材35に保持され得ればよい。一般には、開胸器30を開いて胸骨を開排していくと、支持部材11は開胸器30が開く力で胸骨に圧着されるため、特に支持部材11を鉤部材35に固定する構造を設ける必要はない。
弾性体20は、例えば、止血剤をしみこませたウレタンフォームを使用することができる。弾性体20の厚さは4〜6mm、その幅は10〜20mmとすることができる。これにより、胸骨断端部をよく被って適切な止血をすることができる。
本開胸器補助具10の使用について説明する。本開胸器補助具10は、図1に示すように、開胸器30に装着して使用する。このとき、胸骨40は、図3に示すように、前後に湾曲しているので、開胸器補助具10の支持板12が胸骨40の断端部の湾曲に沿うように屈曲させた状態で、開胸器補助具10を開胸器30に装着する。これにより、胸骨断端部に均一な圧力がかかり、胸骨断端部の挫滅を防止することができる。また、胸骨40の骨折を防止することができる。
本発明に係る開胸器補助具を開胸器に装着させた状態を示す説明図である。 本発明に係る開胸器補助具の構成を示す説明図である。図2(a)は平面図、図2(b)は正面図、図2(c)は側面図である。 胸骨の形状と、本発明に係る開胸器補助具を胸骨断端部に当接させときの状態を示す説明図である。
符号の説明
10 開胸器補助具
11 支持部材
12、12A、12B、12C 支持板
15、15A、15B ピン
20 弾性体
30 開胸器
35 鉤部材
40 胸骨

Claims (4)

  1. 胸骨正中切開された胸骨の骨髄断端に押し当てられる弾性体と、該弾性体を支持する支持部材とを有する開胸器補助具であって、
    前記支持部材は、その面内に屈曲可能なものである開胸器補助具。
  2. 支持部材は軸支された複数の支持板が連接してなり、その連接する支持板は相互に端部を重複させてなるものであることを特徴とする請求項1に記載の開胸器補助具。
  3. 連接する支持板は、その弾性体を押圧する面が同一平面になっていることを特徴とする請求項2に記載の開胸器補助具。
  4. 請求項1〜3に記載の開胸器補助具が開胸器の鉤部材に装着されてなる開胸器。
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