JP2010035669A - 脊椎内視鏡手術における骨切除ロンジュール - Google Patents

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浩一 西良
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Abstract

【課題】
脊髄腫瘍やヘルニアなどによる神経に対する圧迫を取り除くため、椎弓や黄色靭帯などの一部を切除する脊椎手術に関し、とくに脊椎内視鏡手術おいてワーキングポートを通した先で広い作業範囲を確保することを特徴とする、脊椎内視鏡手術に適した骨切除鉗子を提供する。
【解決手段】
一端に棒状の刃を設け他端に可動ハンドルを設けた上部プレートと、一端に金敷状の刃を設け他端に固定ハンドルを設けた下部プレートとを、離脱しないように、かつ、スライド可能な状態で連結し、該棒状の刃と該金敷状の刃との間に対象物を挟み切除する骨切除鉗子であって、上下のプレートが上部プレート方向に段を設けていること、または、下部プレート方向に湾曲していることを特徴とする。
【選択図】 図2

Description

本発明は、脊椎手術に使用される骨切除鉗子に関するものであり、より詳しくは、脊椎内視鏡手術に適した骨切除鉗子に関するものである。
脊椎手術は、脊髄腫瘍やヘルニアなどによる神経に対する圧迫を取り除くため、椎弓や黄色靭帯などの一部を切除するものである。また、近年では患者の負担を軽減するため低侵襲性の術式として、脊椎内視鏡手術が普及しつつある。これは2cm程度の切開部に円管状のワーキングポートを装着し、その内部を通して内視鏡や吸引器、骨切除鉗子などを操作するものである。
基本的な骨切除鉗子の構造は図1に示すように、一端に棒状の刃11を設け他端に可動ハンドル12を設けた上部プレート10と、一端に金敷状の刃21を設け他端に固定ハンドル22を設けた下部プレート20とを、離脱しないように、かつ、スライド可能な状態で連結したものである。また、可動ハンドル12と固定ハンドル22とはハンドル軸31で交差するように連結し、板バネ32またはコイルバネなどを設ける。通常時は該棒状の刃11と該金敷状の刃21とが開いた状態であり、使用時は可動ハンドル12と固定ハンドル22とを握り寄せることで、可動ハンドル12と連動して上部プレート10が移動し、該棒状の刃11と該金敷状の刃21との間に挟んだ対象物を切除する。
特許文献1には、従来技術として前述の基本的な骨切除鉗子が説明され、発明として切除の勢いで神経を傷つけないよう上下のプレートの可動を逆にしたものが提案されている。
特表平11−507271号広報
しかしながら、脊椎内視鏡手術では、医師の手元からワーキングポートを介した先に術野があるため、内視鏡の映像で確認できる部位であっても、骨切除鉗子の刃部分が届かないことがある。また、脊椎の正面ではなく棘突起を避けて左右のいずれかにずらしてワーキングポートを装着し、椎骨の隙間から骨切除鉗子を導入するため、対側の部位を切除する場合には、とくに操作が制限される。
このような場合には、ワーキングポートを傾けたり、別の箇所を切開してワーキングポートを装着し直したりして対応しているが、患者の負担をより軽減するために、一箇所に装着したワーキングポートを通した先で広い作業範囲を確保することが望まれている。
本発明者は、自身が脊椎内視鏡手術を行う外科医師であり、上記問題点を解消するために、創意工夫を重ね、本発明に到達した。すなわち、本発明の目的は、脊椎内視鏡手術おいてワーキングポートを通した先で広い作業範囲を確保することを特徴とする、脊椎内視鏡手術に適した骨切除鉗子を提供することである。
前述した目的を達成するために、本発明に係る第1の骨切除鉗子は、前述の基本的な骨切除鉗子を基に、上部プレート及び下部プレートが上部プレート方向に段を設けていることを特徴とする。これにより、切除を行う際に、ワーキングポートの外周に対してさらに段を設けた分の作業範囲が確保できる。
また、本発明に係る第2の骨切除鉗子は、前述の基本的な骨切除鉗子を基に、上部プレート及び下部プレートが下部プレート方向に湾曲していることを特徴とする。これは、対側の部位を切除する場合には、刃の開口部分と逆方向にプレートが湾曲した骨切除鉗子が適している状況があることに対応したものである。
本発明によって、脊椎内視鏡手術おいてワーキングポートを通した先で広い作業範囲を確保することができ、患者の負担がより軽減される。
市場には既に、上下のプレートが上部プレート方向や左右に湾曲している骨切除鉗子は存在するが、金属製のプレートでありながら部分ごとに曲率が異なっている。繰り返し動作させることや、また、対象物を安定して挟むことを考慮すると、プレートを湾曲させるよりも段を設ける方が有効である。
しかし、プレートの湾曲の方向が刃の開口部分と逆方向となる骨切除鉗子は、現在の市場になく、段を設ける形式では刃の開口部分と段の位置関係から対象物を挟み込む操作が困難であるため、本発明においてもプレートを湾曲させることとした。
以下、本発明に係る骨切除鉗子の実施の形態を説明するが、これらの内容に限定されるものではない。また、本発明は脊椎内視鏡手術に適した骨切除鉗子であるが、通常に切開した状態で行う術式において使用されても何ら問題はない。
本発明に係る骨切除鉗子の構造について、ハンドル部分や上下のプレートの連結などは従来の骨切除鉗子に使用される構造が使用される。
本発明に係る第1の骨切除鉗子における刃部分を図2に示す。段の高さ41はワーキングポートの内部を通過できれば良く、3〜15mmが適切であり、段の角度42は45〜90度が適切である。
また、ワーキングポートを通過した先で操作を行うには、図4に示すように、段を設けた部分、つまり、上部プレートの上辺において段が生じている点から下部プレートの先端までの部分をワーキングポート60の先に出す必要がある。この部分を段の幅とすると、刃部分が開口状態での段の幅43は25〜50mmが適切である。なお、開口部の幅は5〜15mmが適切である。
本発明に係る第2の骨切除鉗子における刃部分を図3に示す。湾曲の程度はワーキングポートの内部を通過できれば良く、先端部分において、ハンドル部分から直線上に想定した位置からの反り角度51は5〜20度が適切である。
図5は、試作した本発明に係る第1の骨切除鉗子の刃部分の写真である。
基本的な骨切除鉗子の構造を示す模式図である。 本発明に係る第1の骨切除鉗子における刃部分の構造を示す模式図である。 本発明に係る第2の骨切除鉗子における刃部分の構造を示す模式図である。 本発明に係る第1の骨切除鉗子の使用時の状態を示す模式図である。 試作した本発明に係る第1の骨切除鉗子の刃部分の写真である。
符号の説明
10・・・上部プレート
11・・・棒状の刃
12・・・可動ハンドル
20・・・下部プレート
21・・・金敷状の刃
22・・・固定ハンドル
31・・・ハンドル軸
32・・・板バネ
41・・・段の高さ
42・・・段の角度
43・・・刃部分が開口状態での段の幅
51・・・反り幅
60・・・ワーキングポート

Claims (2)

  1. 一端に棒状の刃を設け他端に可動ハンドルを設けた上部プレートと、一端に金敷状の刃を設け他端に固定ハンドルを設けた下部プレートとを、離脱しないように、かつ、スライド可能な状態で連結し、該棒状の刃と該金敷状の刃との間に対象物を挟み切除する骨切除鉗子であって、該上部プレート及び該下部プレートが上部プレート方向に段を設けていることを特徴とする骨切除鉗子。
  2. 一端に棒状の刃を設け他端に可動ハンドルを設けた上部プレートと、一端に金敷状の刃を設け他端に固定ハンドルを設けた下部プレートとを、離脱しないように、かつ、スライド可能な状態で連結し、該棒状の刃と該金敷状の刃との間に対象物を挟み切除する骨切除鉗子であって、該上部プレート及び該下部プレートが下部プレート方向に湾曲していることを特徴とする骨切除鉗子。

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