JP3170888U - 脊椎内視鏡手術における骨切除ロンジュール - Google Patents

脊椎内視鏡手術における骨切除ロンジュール Download PDF

Info

Publication number
JP3170888U
JP3170888U JP2011004288U JP2011004288U JP3170888U JP 3170888 U JP3170888 U JP 3170888U JP 2011004288 U JP2011004288 U JP 2011004288U JP 2011004288 U JP2011004288 U JP 2011004288U JP 3170888 U JP3170888 U JP 3170888U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
forceps
plate
blade
anvil
osteotomy
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2011004288U
Other languages
English (en)
Inventor
浩一 西良
浩一 西良
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
University of Tokushima
Original Assignee
University of Tokushima
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by University of Tokushima filed Critical University of Tokushima
Priority to JP2011004288U priority Critical patent/JP3170888U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3170888U publication Critical patent/JP3170888U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Abstract

【課題】脊髄腫瘍やヘルニアなどによる神経に対する圧迫を取り除くため、椎弓や黄色靭帯などの一部を切除する脊椎手術に関し、とくに脊椎内視鏡手術おいてワーキングポートを通した先で広い作業範囲を確保することを特徴とする、脊椎内視鏡手術に適した骨切除鉗子を提供する。【解決手段】一端に棒状の刃を設け他端に可動ハンドルを設けた上部プレート10と、一端に金敷状の刃を設け他端に固定ハンドル22を設けた下部プレート20とを、離脱しないように、かつ、スライド可能な状態で連結し、該棒状の刃と該金敷状の刃との間に対象物を挟み切除できる様に骨切除鉗子を構成する。また、上下のプレートは、上部プレート方向に段を設け、または、下部プレート方向に湾曲させて形成する。【選択図】図1

Description

本考案は、脊椎手術に使用される骨切除鉗子に関するものであり、より詳しくは、脊椎内視鏡手術に適した骨切除鉗子に関する。
脊椎手術は、脊髄腫瘍やヘルニアなどによる神経に対する圧迫を取り除くため、椎弓や黄色靭帯などの一部を切除するものである。また、近年では患者の負担を軽減するため低侵襲性の術式として、脊椎内視鏡手術が普及しつつある。これは2cm程度の切開部に円管状のワーキングポートを装着し、その内部を通して内視鏡や吸引器、骨切除鉗子などを操作するものである。
従来使用されている基本的な骨切除鉗子の構造は図1に示すようになっている。図1にように、基本的な骨切除鉗子では、一端に棒状の刃11を設け他端に可動ハンドル12を設けた上部プレート10と、一端に金敷状の刃21を設け他端に固定ハンドル22を設けた下部プレート20とを、離脱しないように、かつ、スライド可能な状態で連結して形成されている。また、可動ハンドル12と固定ハンドル22とはハンドル軸31で交差するように連結されており、両者の間には板バネ32またはコイルバネなどが設けられている、そして、板バネ32等は、可動ハンドル12と固定ハンドル22を互いに離間する方向に付勢するように設けられている。このため、通常時は該棒状の刃11と該金敷状の刃21とが開いた状態となり、使用時に可動ハンドル12と固定ハンドル22とが接近するように両ハンドルを握れば、上部プレート10を可動ハンドル12と連動して移動させることができる。つまり、上部プレート10の先端の刃11が金敷状の刃21に接近するように移動させることができるから、該棒状の刃11と該金敷状の刃21との間に挟んだ対象物を切除することができるのである。
特許文献1には、従来技術として前述の基本的な骨切除鉗子が説明され、発明として切除の勢いで神経を傷つけないよう上下のプレートの可動を逆にしたものが提案されている。
特表平11−507271号公報
しかしながら、脊椎内視鏡手術では、医師の手元からワーキングポートを介した先に術野があるため、内視鏡の映像で確認できる部位であっても、骨切除鉗子の刃部分が届かないことがある。また、脊椎の正面ではなく棘突起を避けて左右のいずれかにずらしてワーキングポートを装着し、椎骨の隙間から骨切除鉗子を導入するため、対側の部位を切除する場合には、とくに操作が制限される。
このような場合には、ワーキングポートを傾けたり、別の箇所を切開してワーキングポートを装着し直したりして対応しているが、患者の負担をより軽減するために、一箇所に装着したワーキングポートを通した先で広い作業範囲を確保することが望まれている。
本考案者は、自身が脊椎内視鏡手術を行う外科医師であり、上記問題点を解消するために、創意工夫を重ね、本考案に到達した。すなわち、本考案の目的は、脊椎内視鏡手術おいてワーキングポートを通した先で広い作業範囲を確保することを特徴とする、脊椎内視鏡手術に適した骨切除鉗子を提供することである。
前述した目的を達成するために、本考案に係る第1の骨切除鉗子は、前述の基本的な骨切除鉗子を基に、上部プレート及び下部プレートが上部プレート方向に段を設けていることを特徴とする。
より詳しくいえば、本考案に係る第1の骨切除鉗子は、略棒状に形成され先端部上面に金敷部が立設された固体側プレート(下部プレート)と固定プレートの上面に沿って移動可能に設けられた略棒状の移動プレート(上部プレート)とからなる鉗子部を有し、移動プレートの先端と固体側プレートの金敷部における基端側の面との間に対象物を挟んで切除する骨切除鉗子であって、鉗子部の先端部が、前記固定プレートの上面側に略クランク状に屈曲されている(つまり、段を設けられている)のである。
また、本考案に係る第2の骨切除鉗子は、前述の基本的な骨切除鉗子を基に、上部プレート及び下部プレートが下部プレート方向に湾曲していることを特徴とする。
より詳しくいえば、本考案に係る第2の骨切除鉗子は、略棒状に形成され先端部上面に金敷部が立設された固体側プレート(下部プレート)と固定プレートの上面に沿って移動可能に設けられた略棒状の移動プレート(上部プレート)とからなる鉗子部を有し、移動プレートの先端と固体側プレートの金敷部との間に対象物を挟んで切除する骨切除鉗子であって、鉗子部の先端部が、前記固定プレートの上面側に凸となるように湾曲しているのである。
骨切除鉗子を上記のごとき構造とすることによって、脊椎内視鏡手術おいてワーキングポートを通した先で広い作業範囲を確保することができるから、患者の負担がより軽減される。
そして、鉗子部に段を設けた骨切除鉗子(本考案に係る第1の骨切除鉗子)は、切除を行う際に、ワーキングポートの外周に対してさらに段を設けた分の作業範囲が確保できる上、繰り返し動作が行いやすく、また、対象物を安定して挟むことができるという利点を有している。
また、市場には既に、上下のプレートが上部プレート方向や左右に湾曲している骨切除鉗子は存在するが、本考案の骨切除鉗子(本考案に係る第2の骨切除鉗子)のように、プレートの湾曲の方向が刃の開口部分と逆方向となる骨切除鉗子は、現在の市場にない。
かかる構造の骨切除鉗子は、対側の部位を切除する場合には、切除が行いやすくなるので、好ましい。
基本的な骨切除鉗子の構造を示す模式図である。 本考案に係る第1の骨切除鉗子における刃部分の構造を示す模式図である。 本考案に係る第2の骨切除鉗子における刃部分の構造を示す模式図である。 本考案に係る第1の骨切除鉗子の使用時の状態を示す模式図である。 試作した本考案に係る第1の骨切除鉗子の刃部分の写真である。
以下、本考案に係る骨切除鉗子の実施の形態を説明するが、これらの内容に限定されるものではない。また、本考案は脊椎内視鏡手術に適した骨切除鉗子であるが、通常に切開した状態で行う術式において使用されても何ら問題はない。
本考案に係る骨切除鉗子の構造について、ハンドル部分や上下のプレート(特許請求の範囲にいう固定プレートと移動部プレートからなる鉗子部に相当する)の連結などは従来の骨切除鉗子に使用される構造が使用される。
本考案に係る第1の骨切除鉗子(つまり、鉗子部が略クランク状に屈曲し段が形成されている鉗子)における刃部分を図2に示す。段の高さ41(下部プレートの先端部上面と基端部上面との距離)はワーキングポートの内部を通過できれば良く、3〜15mmが適切であり、段の角度42は45〜90度が適切である。
また、ワーキングポートを通過した先で操作を行うには、図4に示すように、段を設けた部分、つまり、上部プレートの上辺において段が生じている点から下部プレートの先端までの部分をワーキングポート60の先に出す必要がある。この部分を段の幅とすると、刃部分が開口状態での段の幅43は25〜50mmが適切である。なお、開口部の幅は5〜15mmが適切である。
本考案に係る第2の骨切除鉗子(つまり、先端部が下部プレートの上面側に凸となるように湾曲している鉗子)における刃部分を図3に示す。湾曲の程度はワーキングポートの内部を通過できれば良く、先端部分において、ハンドル部分から直線上に想定した位置からの反り角度51は5〜20度が適切である。つまり、下部プレートの先端の中心軸と下部プレートの基端部の中心軸とが同一平面上に位置し、かつ、下部プレートの先端の軸方向と下部プレートの基端部の軸方向が固定プレートの先端の軸方向と固定プレートの基端部の軸方向のなす角度が、5〜20度が好ましい。
図5は、試作した本考案に係る第1の骨切除鉗子の刃部分の写真である。
本考案の骨切除鉗子は、脊椎内視鏡を使用した脊椎手術において骨切除に使用する鉗子として適している。
10 上部プレート
11 棒状の刃
12 可動ハンドル
20 下部プレート
21 金敷状の刃
22 固定ハンドル
31 ハンドル軸
32 板バネ
41 段の高さ
42 段の角度
43 刃部分が開口状態での段の幅
51 反り幅
60 ワーキングポート

Claims (4)

  1. 略棒状に形成され先端部上面に金敷部が立設された固体側プレートと該固定プレートの上面に沿って移動可能に設けられた略棒状の移動プレートとからなる鉗子部を有し、該移動プレートの先端と前記固体側プレートの金敷部との間に対象物を挟んで切除する骨切除鉗子であって、
    前記鉗子部は、
    その先端部が、前記固定プレートの上面側に略クランク状に屈曲されている
    ことを特徴とする骨切除鉗子。
  2. 前記鉗子部は、
    前記固定プレートの先端部の軸方向と前記固定プレートの基端部の軸方向が略平行となるように屈曲されている
    ことを特徴とする請求項1記載の骨切除鉗子。
  3. 略棒状に形成され先端部上面に金敷部が立設された固体側プレートと該固定プレートの上面に沿って移動可能に設けられた略棒状の移動プレートとからなる鉗子部を有し、該移動プレートの先端と前記固体側プレートの金敷部との間に対象物を挟んで切除する骨切除鉗子であって、
    前記鉗子部は、
    その先端部が、前記固定プレートの上面側に凸となるように湾曲している
    ことを特徴とする骨切除鉗子。
  4. 前記鉗子部は、
    前記固定プレートの先端の軸方向と前記固定プレートの基端部の軸方向のなす角度が5〜20度となるように湾曲している
    ことを特徴とする請求項3記載の骨切除鉗子。
JP2011004288U 2011-07-25 2011-07-25 脊椎内視鏡手術における骨切除ロンジュール Expired - Lifetime JP3170888U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011004288U JP3170888U (ja) 2011-07-25 2011-07-25 脊椎内視鏡手術における骨切除ロンジュール

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011004288U JP3170888U (ja) 2011-07-25 2011-07-25 脊椎内視鏡手術における骨切除ロンジュール

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008199150A Continuation JP2010035669A (ja) 2008-08-01 2008-08-01 脊椎内視鏡手術における骨切除ロンジュール

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3170888U true JP3170888U (ja) 2011-10-06

Family

ID=54881293

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011004288U Expired - Lifetime JP3170888U (ja) 2011-07-25 2011-07-25 脊椎内視鏡手術における骨切除ロンジュール

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3170888U (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5627667B2 (ja) 外科的開創器アセンブリ
EP2952140B1 (en) Exposure apparatus for paraspinal muscle clearance approach with posteriorspinal small incision
CN107530126A (zh) 具有偏移齿的医用镊子
JP2017527382A (ja) 開創器
AU2011258441A2 (en) Radial deployment surgical tool
Lee et al. Transoral robotic surgery of craniocervical junction and atlantoaxial spine: a cadaveric study
EP1804692A1 (en) Multipurpose surgical tool
CN105286776A (zh) 一种全景式脊柱内镜装置
JP3221853U (ja) 超音波骨カッターのカッターヘッド
JP2012518488A (ja) 手根管開放又は組織切開用のプローブ
WO2016164696A1 (en) Surgical rib cutter and methods thereof
US10245057B2 (en) Surgical instruments including knife assemblies with reducible cutting height
JP4688923B2 (ja) 手術用骨切りノミ
US20010018555A1 (en) Medical dissection spatula having spreadable spatula jaw parts
JP2010035669A (ja) 脊椎内視鏡手術における骨切除ロンジュール
JP2007319677A (ja) 内視鏡用の高周波治療器具
JP3170888U (ja) 脊椎内視鏡手術における骨切除ロンジュール
Tawes et al. Endoscopic technique for subfascial perforating vein interruption
KR100674653B1 (ko) 경피적 내시경 수술용 생체조직 절단기
EP2977015B1 (en) Medical instrument for removal of articular cartilage
CN205163027U (zh) 全景式脊柱内镜装置
CN215937559U (zh) 一种喙突截骨用钳
JP5785061B2 (ja) 経皮的内視鏡用骨切りノミ
CN110192907A (zh) 椎体前移术开槽工具
JP5957166B2 (ja) 経皮的内視鏡用骨切りノミ

Legal Events

Date Code Title Description
R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140914

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term