JP3221853U - 超音波骨カッターのカッターヘッド - Google Patents

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Abstract

【課題】超音波骨カッターのカッターヘッドを提供する。【解決手段】超音波骨カッターのカッターヘッドの先端に位置する切断部1と、変換器に接続されるカッター本体3と、切断部1とカッター本体3とを接続するカッターバー2とを備え、切断部1が扁平構造をなし、扁平構造の2つの狭面が切断部1の上カッターリッジ4及び下カッターリッジ5を形成し、上カッターリッジ4の長さが下カッターリッジ5の長さより大きく、上カッターリッジ4と下カッターリッジ5とが切断部1の端部において弧線で接続され、弧線にカッター歯6が設けられ、切断部1が上カッターリッジ4の方向へ湾曲し、上カッターリッジ4と下カッターリッジ5とが平行平面構造をなし、湾曲箇所がカッターバー2において切断部1に近接する位置に存在する。【選択図】図1

Description

本考案は、医療器械分野に関し、特にメス、より具体的に超音波骨カッターのカッターヘッドに関する。
現代社会では、医療技術の発展につれて、骨科手術が多様化の傾向を表す。それ相応に、手術の実施時に、異なる骨科病状について、異なる形状の手術用のカッターヘッドで患部に対して切断、研削、スクレーピング、クランピング等の操作を行なう必要がある。
骨格構造の特殊な構成について、近年発展しつつある超音波技術を組み合わせると、超音波骨カッターは、だんだん現代骨科手術の主なツールになってきている。骨科手術では、よく使用されている超音波骨カッターのシート状カッターヘッドは、切断をメインにするカッターヘッドである。しかし、既存のこの種のカッターヘッドは、図4に示すように、ストレートシート状をメインにすることが多い。手術中に脊髄をバイパスして椎体後部に対して切断・骨切りを行なう必要があるとき、図6に示すように、カッターヘッドが脊髄前部に入るための大きな操作空間は、必要になっている。このように、操作が極めて不便でありながら、操作ミスによる医療事故も起こりやすい。
上記従来技術に存在する課題を解決すべく、本考案は、超音波骨カッターのカッターヘッドを提供する。当該超音波骨カッターのカッターヘッドは、前記超音波骨カッターのカッターヘッドの先端に位置する切断部と、変換器に接続されるカッター本体と、前記切断部と前記カッター本体とを接続するカッターバーとを備え、前記切断部が扁平構造をなし、前記扁平構造の2つの狭面が前記切断部の上カッターリッジ及び下カッターリッジを形成し、前記上カッターリッジの長さが前記下カッターリッジの長さより大きく、前記上カッターリッジと前記下カッターリッジとが前記切断部の端部において弧線で接続され、前記弧線にカッター歯が設けられ、前記切断部が前記上カッターリッジの方向へ湾曲し、前記上カッターリッジと前記下カッターリッジとが平行平面構造をなし、湾曲箇所が前記カッターバーにおいて前記切断部に近接する位置に存在する。
本考案の超音波骨カッターのカッターヘッドにおいて、好ましくは、湾曲箇所には、円弧移行が用いられている。
本考案の超音波骨カッターのカッターヘッドにおいて、好ましくは、上カッターリッジと下カッターリッジとが同じ曲率で上カッターリッジの方向へ湾曲して円弧形の上カッターリッジ及び下カッターリッジを形成する。
本考案の超音波骨カッターのカッターヘッドにおいて、好ましくは、カッターバーの外径がカッター本体の外径より小さく、カッターバーとカッター本体との移行には、斜面が用いられている。
本考案の超音波骨カッターのカッターヘッドにおいて、好ましくは、カッターバーの外径がカッター本体の外径より小さく、カッターバーとカッター本体との移行には、円弧が用いられている。
本考案の超音波骨カッターのカッターヘッドにおいて、好ましくは、カッター本体の末端には、ネジ構造が設けられている。
本考案の超音波骨カッターのカッターヘッドにおいて、好ましくは、カッター本体のネジは、雌ネジである。
本考案の超音波骨カッターのカッターヘッドにおいて、好ましくは、カッター本体には、クランピング用のクランピング面が設けられている。
本考案の超音波骨カッターのカッターヘッドにおいて、好ましくは、クランピング面は、数が偶数であり、且つ2つずつ対称するように構成されている。
本考案の別の態様は、超音波骨カッターのカッターヘッドを提供する。当該超音波骨カッターのカッターヘッドは、前記超音波骨カッターのカッターヘッドの先端に位置する切断部と、変換器に接続されるカッター本体と、前記切断部と前記カッター本体とを接続するカッターバーとを備え、前記切断部が扁平構造をなし、前記扁平構造の2つの狭面が前記切断部の上カッターリッジ及び下カッターリッジを形成し、前記上カッターリッジの長さが前記下カッターリッジの長さより大きく、前記上カッターリッジと前記下カッターリッジとが前記切断部の端部において弧線で接続され、前記弧線にカッター歯が設けられ、前記切断部が前記上カッターリッジの方向へ湾曲し、前記上カッターリッジと前記下カッターリッジとが同じ曲率で前記上カッターリッジの方向へ湾曲して円弧形の上カッターリッジ及び下カッターリッジを形成する。
本考案の超音波骨カッターのカッターヘッドは、構造が簡単であり、加工が便利であり、操作が柔軟であり、使用範囲が広い。本考案の超音波骨カッターのカッターヘッドを用いて脊柱の後方進入手術において椎体切除を行う際、医者が狭い空間内に脊髄をバイパスして縦方向の切断・骨切り操作を行うことに役立ち可能であり、安全で操作を実施しつつ、脊髄に傷付けることはない。当該カッターヘッドは、ストレートシート状のものに代えて骨切り操作を実施可能である一方、必要な空間がより小さいため、手術切り口の長さが短くされ、手術リスクが低減され、手術時間が短縮されることになっている。
本考案の具体的な実施形態または従来技術における技術案をより明瞭に説明するために、具体的な実施形態または従来技術の記述で使用すべき図面を以下に簡単に紹介する。明らかに、以下の記述における図面が本考案の幾つかの実施形態に係り、当業者であれば、進歩性に値する労働をせずに、これらの図面から他の図面を得ることができる。
本考案の第1実施形態の超音波骨カッターのカッターヘッドの模式斜視図である。 本考案の第1実施形態の超音波骨カッターのカッターヘッドの模式正面図である。 本考案の第2実施形態の超音波骨カッターのカッターヘッドの模式正面図である。 従来技術のストレートシート状超音波骨カッターのカッターヘッドの模式正面図である。 本考案の超音波骨カッターのカッターヘッドを用いて手術を行う際の骨組織状態の模式図である。 従来技術の超音波骨カッターのカッターヘッドを用いて手術を行う際の骨組織状態の模式図である。
以下では、図面を組み合わせて本考案の解決手段を明瞭で完全に記述する。明らかに、記述される実施例が本考案の一部の実施例であり、全ての実施例ではない。本考案における実施例に基づいて、当業者が進歩性に値する労働をせずに得る全ての他の実施例は、何れも本考案の保護範囲に含まれる。
本考案の記述において、説明すべきことは、「中心」、「上」、「下」、「左」、「右」、「垂直」、「水平」、「内」、「外」等の方位や位置関係を指示する用語が図面に示す方位や位置関係に基づくものであり、単に本考案の説明の容易化及び記述の簡素化のためのものであり、かかる装置や素子が必ず特定の方位を有することや、特定の方位で構造や操作を形成することをあえて指示やヒントするものではない。したがって、それらは、本考案に対する制限として理解され得ない。また、用語「第1」、「第2」、「第3」は、単に記述の目的であり、相対的な重要性を指示やヒントするものとして理解され得ない。
本考案の記述において、説明すべきことは、明確な規定と限定が別途存在しない限り、用語「取り付け」、「連結」、「接続」は、広義で解釈されるべきである。例えば、固定接続、取り外し可能な接続或いは一体化接続であってもよいし、機械接続或いは電気接続であってもよいし、直接連結、中間媒体を介する間接連結、或いは2つの素子内部の連通であってもよい。当業者であれば、具体的な状況に応じて上記用語の本考案での具体的な意味を理解できる。
図1は、本考案の第1実施形態の超音波骨カッターのカッターヘッドの模式斜視図である。図1に示すように、本考案の第1実施形態の超音波骨カッターのカッターヘッドは、超音波骨カッターのカッターヘッドの先端に位置する切断部1と、変換器に接続されるカッター本体3と、一方端が切断部1に接続されて他方端がカッター本体3に接続されるカッターバー2とを備え、切断部1が扁平構造をなし、扁平構造の2つの狭面が切断部1の上カッターリッジ4及び下カッターリッジ5を形成し、上カッターリッジ4の長さが下カッターリッジ5の長さより大きく、上カッターリッジ4と下カッターリッジ5とが切断部1の端部において弧線で接続され、弧線にカッター歯6が設けられ、切断部1が上カッターリッジ4の方向へ湾曲する。
脊柱の後方進入手術を用いて椎体切除を行う際、本考案の超音波骨カッターのカッターヘッドをもつと、医者が狭い空間内に脊髄をバイパスして縦方向の切断・骨切り操作を行うことに役立ち可能であり、安全で操作を実施しつつ、脊髄に傷付けることはない。
図2は、本考案の第1実施形態の超音波骨カッターのカッターヘッドの模式正面図である。図1と図2に示すように、本考案の第1実施形態の超音波骨カッターのカッターヘッドにおいて、上カッターリッジ4と下カッターリッジ5とが平行平面構造をなし、湾曲箇所がカッターバー2において切断部1に近接する位置に存在する。医者は、手術の需要に応じて異なる構造の超音波骨カッターのカッターヘッドを選択可能である。
本考案の第1実施形態の超音波骨カッターのカッターヘッドでは、湾曲箇所には、円弧移行が用いられてもよい。円弧移行は、機械加工成形を容易にし、低いコストで移行部の滑らかさを実現可能であり、操作者及び手術患者に対して良好な保護作用を発揮する。
図3は、本考案の第2実施形態の超音波骨カッターのカッターヘッドの模式正面図である。図3に示すように、本考案の第2実施形態の超音波骨カッターのカッターヘッドの上カッターリッジ4と下カッターリッジ5が同じ曲率で上カッターリッジ4の方向へ湾曲して、円弧形の上カッターリッジ4及び下カッターリッジ5を形成する。このようなメニスカス形状の超音波骨カッターのカッターヘッドは、よりスマートな形状を有し、円柱形の組織の後方に回り込んで手術操作を行うことに適するようになっている。
本考案の第2実施形態の超音波骨カッターのカッターヘッドでは、カッターバー2の外径がカッター本体3の外径より小さくしてもよく、カッターバー2とカッター本体3との移行には、斜面が用いられてもよい。当該形状の超音波骨カッターのカッターヘッド構造は、よりコンパクトであり、使い勝手がより良くなる。
本考案の第2実施形態の超音波骨カッターのカッターヘッドでは、カッターバー2の外径がカッター本体3の外径より小さくしてもよく、カッターバー2とカッター本体3との移行には、円弧が用いられてもよい。円弧移行の構造が滑らかであり、応力の集中を避けながら、操作者及び手術患者に対して良好な保護作用を発揮する。
本考案の第1、第2実施形態の超音波骨カッターのカッターヘッドでは、カッター本体3の末端にネジ構造が設けられ、好ましくは、カッター本体3のネジが雌ネジである。ネジ構造が取り外し可能な接続の常用方式であるが、本考案の超音波骨カッターのカッターヘッドがネジ接続の方式に限られず、取り外し可能な方式にて本考案の超音波骨カッターのカッターヘッドを変換器に接続できる構造である限り、本考案の超音波骨カッターのカッターヘッドの接続構造とすることができる。例えば、係合構造等でもよい。
本考案の第1、第2実施形態の超音波骨カッターのカッターヘッドでは、カッター本体3にクランピング用のクランピング面7が設けられてもよい。こうして、操作者が便利にツールを用いて本考案の超音波骨カッターのカッターヘッドを変換器に締め付け、仕事の信頼性を向上させる。好ましくは、クランピング面7は、数が偶数であり、且つ2つずつ対称するように構成されている。
従来技術より、本考案の超音波骨カッターのカッターヘッドは、構造が簡単であり、加工が便利であり、操作が柔軟であり、使用範囲が広い。図5に示すように、本考案の超音波骨カッターのカッターヘッドを用いて脊柱の後方進入手術において椎体切除を行う際、医者が狭い空間内に脊髄をバイパスして縦方向の切断・骨切り操作を行うことに役立ち可能であり、安全で操作を実施しつつ、脊髄に傷付けることはない。この有利な作用効果は、図6に示す従来技術のストレートシート状カッターヘッドを用いる脊柱手術において実現し難いものである。
また、本考案の超音波骨カッターのカッターヘッドは、ストレートシート状のものに代えて骨切り操作を実施可能である一方、必要な空間がより小さいため、手術切り口の長さが短くされ、手術リスクが低減され、手術時間が短縮される。
最後に説明すべきことは、上記各実施例が単に本考案の解決手段を説明するためのものであり、制限とはならない。上記各実施例を参照して本考案を詳細に説明したが、当業者であれば分かるように、上記各実施例で記載された解決手段を変更し、または一部若しくは全部の構成要件に対して均等物による置換を行うことも可能である。また、これらの変更または置換によるかかる技術案の要旨が本考案各実施例の解決手段の範囲から逸脱することはない。
1 切断部
2 カッターバー
3 カッター本体
4 上カッターリッジ
5 下カッターリッジ
6 カッター歯
7 クランピング面

Claims (9)

  1. 超音波骨カッターのカッターヘッドの先端に位置する切断部と、変換器に接続されるカッター本体と、前記切断部と前記カッター本体とを接続するカッターバーとを備える超音波骨カッターのカッターヘッドであって、
    前記切断部が扁平構造をなし、前記扁平構造の2つの狭面が前記切断部の上カッターリッジ及び下カッターリッジを形成し、前記上カッターリッジの長さが前記下カッターリッジの長さより大きく、前記上カッターリッジと前記下カッターリッジとが前記切断部の端部において弧線で接続され、前記弧線にカッター歯が設けられ、前記切断部が前記上カッターリッジの方向へ湾曲し、前記上カッターリッジと前記下カッターリッジとが平行平面構造をなし、湾曲箇所が前記カッターバーにおいて前記切断部に近接する位置に存在することを特徴とする超音波骨カッターのカッターヘッド。
  2. 前記湾曲箇所には、円弧移行が用いられていることを特徴とする請求項1に記載の超音波骨カッターのカッターヘッド。
  3. 前記カッターバーの外径が前記カッター本体の外径より小さく、前記カッターバーと前記カッター本体との移行には、斜面が用いられていることを特徴とする請求項1または2に記載の超音波骨カッターのカッターヘッド。
  4. 前記カッターバーの外径が前記カッター本体の外径より小さく、前記カッターバーと前記カッター本体との移行には、円弧が用いられていることを特徴とする請求項1または2に記載の超音波骨カッターのカッターヘッド。
  5. 前記カッター本体の末端には、ネジ構造が設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の超音波骨カッターのカッターヘッド。
  6. 前記カッター本体のネジは、雌ネジであることを特徴とする請求項5に記載の超音波骨カッターのカッターヘッド。
  7. 前記カッター本体には、クランピング用のクランピング面が設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の超音波骨カッターのカッターヘッド。
  8. 前記クランピング面は、数が偶数であり、且つ2つずつ対称するように構成されていることを特徴とする請求項7に記載の超音波骨カッターのカッターヘッド。
  9. 超音波骨カッターのカッターヘッドの先端に位置する切断部と、変換器に接続されるカッター本体と、前記切断部と前記カッター本体とを接続するカッターバーとを備える超音波骨カッターのカッターヘッドであって、
    前記切断部が扁平構造をなし、前記扁平構造の2つの狭面が前記切断部の上カッターリッジ及び下カッターリッジを形成し、前記上カッターリッジの長さが前記下カッターリッジの長さより大きく、前記上カッターリッジと前記下カッターリッジとが前記切断部の端部において弧線で接続され、前記弧線にカッター歯が設けられ、前記切断部が前記上カッターリッジの方向へ湾曲し、前記上カッターリッジと前記下カッターリッジとが同じ曲率で前記上カッターリッジの方向へ湾曲して円弧形の上カッターリッジ及び下カッターリッジを形成することを特徴とする超音波骨カッターのカッターヘッド。
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