JP2009261706A - 健康器具 - Google Patents
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Abstract
【課題】自ら筋肉に力を入れて効果的に肩こりの解消や予防をすることができるとともに、病気の早期発見にも貢献可能な健康器具を提供することにある。
【解決手段】使用者が着座するベース板2と、ベース板2に所定間隔を介して立設された2つの支柱3、4と、各支柱3、4の所定の高さに配設されるとともに使用者の肩にあてるための肩パッド7と、肩パッド7を使用者の肩の方に向けて付勢するためのスプリング部SPと、からなる肩あて部6と、を備え、ベース板2上の各支柱3、4間に使用者が着座し、その状態で、使用者が両肩に力を入れてスプリング部SPの付勢力に対抗するよう肩パッド7を上昇させ、その後両肩の力を抜くという動作を繰り返し行う。
【選択図】図1
【解決手段】使用者が着座するベース板2と、ベース板2に所定間隔を介して立設された2つの支柱3、4と、各支柱3、4の所定の高さに配設されるとともに使用者の肩にあてるための肩パッド7と、肩パッド7を使用者の肩の方に向けて付勢するためのスプリング部SPと、からなる肩あて部6と、を備え、ベース板2上の各支柱3、4間に使用者が着座し、その状態で、使用者が両肩に力を入れてスプリング部SPの付勢力に対抗するよう肩パッド7を上昇させ、その後両肩の力を抜くという動作を繰り返し行う。
【選択図】図1
Description
本発明は、肩こりの解消や予防をすることができる健康器具に関する。
近年、肩こりは現代病とも言われており、肩こりに悩まされている人は非常に多い。肩こりの原因は大きく2つに分けられる。1つは、硬くなった筋肉が原因で起こる肩こりであって、主に首を支えている筋肉に出る症状である(以下この場合の肩こりを「筋源性の肩こり」と言う)。この場合、「こり」は筋肉への血行が悪くなることで、酸素や栄養が不足し、老廃物が蓄積されることで起こる。もう1つは、病気が原因で起こる肩こりである。例えば、狭心症、心筋梗塞、胃潰瘍など内臓系の病気を患っていると肩こりを起こすことがある。その他にも、頚椎の障害などの骨の疾患や、眼の疲れ、心の病などによっても肩こりが起こることがある。
ここで、肩こりを解消するものとして、従来から特許文献1に記載の椅子型のマッサージ機がある。このマッサージ機は、背中のマッサージを行う施療子と、腕や脚などを挟持するエアバッグを備えており、着座したユーザの背中や、ふくらはぎや、肩などを機械的に揉みほぐすようになっている。マッサージ機により肩を押圧すると気持ちがよく、その部位の血行もよくなり、肩こりも解消し得る。しかしながら、気持ちが良いあまり、強くマッサージし過ぎてしまったり、長時間マッサージし過ぎてしまいがちであり、その結果、かえって、こりや痛みが増すといういわゆる「揉み返し」の症状が起こるという問題がある。
そこで、近頃は、このようなマッサージ機によらず、自らの筋肉を動かすことにより血流を良くして、肩こりの解消や予防をすることが行われている。この方法によると、揉み返しの症状を起こすことなく肩こりが解消できる。その上、この方法によれば、肩こりが解消した場合には、硬くなった筋肉が原因で生じたものであると推測され、解消しない場合には、病気が原因で生じたものであると推測されるので、肩こりの原因を判別することも可能となり、病気の早期発見にも貢献し得る。
このような方法は、肩を上下に動かしたり、首を回したり、体操をしたりなど何ら器具を使用せずにすることが可能であるが、間違った姿勢でこれを行うとかえって肩こりや痛みの症状が増してしまうことがある。
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、自ら筋肉に力を入れて効果的に肩こりの解消や予防をすることができるとともに、病気の早期発見にも貢献可能な健康器具を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明は、使用者が着座するベース板と、ベース板に所定間隔を介して立設された2つの支柱と、各支柱の所定の高さに配設されるとともに使用者の肩にあてるための肩パッドと、肩パッドを使用者の肩の方に向けて付勢するための付勢手段と、からなる肩あて部と、を備えた健康器具であって、健康器具は、ベース板上の各支柱間に使用者が着座し、その状態で、使用者が両肩に力を入れて付勢手段の付勢力に対抗するよう肩パッドを上昇させ、その後両肩の力を抜くという動作を繰り返し行うことにより使用されることを特徴とする。
各支柱は、肩パッドの高さを調整可能な肩パッド高さ調整機構を備えていてもよい。このように構成することにより、使用者の座高に応じて肩パッドを最適な高さに調整することが可能となる。
少なくとも、各支柱の一方は、各支柱間の距離を調整可能な支柱距離調整機構を介してベース板に立設されるように構成してもよい。このように構成することにより、使用者の横幅に応じて支柱間を調整できるので、その結果、肩パッドを最適な位置に調整することが可能となる。
各支柱には、使用者がベース板に着座した状態で使用者の背にあたる背あてパッドが取り付けられているように構成してもよい。このように構成することにより、使用者は、背あてパッドにもたれながら、健康器具を使用することができるので、使い勝手がよく、楽であるとともに、肩パッドの前後方向における位置調整も可能となる。
背あてパッドは、その高さを調整可能な背あてパッド高さ調整機構を介して各支柱に取り付けられているように構成してもよい。このように構成することにより、最適な高さに背あてパッドを調整することができるので、使用者にとっては使い心地がよくなる。
肩パッドは、自身を進退可能な肩パッド進退機構を介して各支柱に取り付けられているように構成してもよい。このように構成することにより、肩パッドを前後方向において最適な位置に調整することができ、使用者にとっては使い心地がよくなる。
付勢手段は、2枚のスプリング支持板間に配置された7つのつる巻きバネであって、かつ、少なくとも第1のつる巻きバネと第2のつる巻きバネの2種類のつる巻きバネからなり、健康器具1を使用の際において、第1のつる巻きバネは、使用者の首から近い方で、かつ、スプリング支持板の2隅に配置され、第2のつる巻きバネは、使用者の首から遠い方で、かつ、スプリング支持板の2隅に配置され、第2のつる巻きバネは、第1のつる巻きバネの弾性力より強く形成されているように構成してもよい。このように構成することにより、肩あて部の昇降動作がよりスムーズに行える。
付勢手段の付勢力は、使用者の肩すくめの最大筋力に応じて調整可能に構成されていると好適である。例えば、使用者の肩すくめ(肩を上げる動作)の最大筋力を筋肉測定器(例えば、HOGGAN社製 製品名:microFET)で測定する。この測定により得られた測定値に応じて、付勢手段の付勢力を調整する。付勢力の調整の仕方としては、例えば、付勢手段を複数のつる巻きバネから構成し、各つる巻きバネを取り外し可能な構造とする。上記測定値に応じて使用するつる巻きバネの個数、大きさなどを選定すれば、それぞれの使用者に適合した付勢力が得られることとなる。その他にも、付勢手段を油圧シリンダーなどで構成し、使用者の肩すくめの最大筋力に応じて、油圧を調整すれば付勢手段の付勢力は調整可能となる。
以上説明したように本発明によれば、ベース板上の各支柱間に使用者が着座し、その状態で、使用者が両肩に力を入れて付勢手段の付勢力に対抗するよう肩パッドを上昇させ、その後両肩の力を抜くという動作を繰り返し行うことにより使用されるように健康器具を構成した。これにより、自ら筋肉に力を入れて効果的に肩こりの解消や予防をすることができるとともに、病気の早期発見にも繋がるといった効果を奏する。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、図面を参照しながら説明する。
<本発明の健康器具の概略説明>
図1は本発明の健康器具の正面図、図2は背面図、図3は左側面図、図4は上面図である。図1に示すように、本発明の健康器具1の概略は、次の通りである。健康器具1は、ベース板2、及びベース板2上に所定間隔を介して立設された2つの支柱、左支柱3と右支柱4からなり、各支柱3、4には、それぞれスライドステー5、5を介して肩あて部6、6が取り付けられている。肩あて部6、6は、肩パッド61、61と、この肩パッド61、61を使用者の肩に付勢するためのスプリング部SPとを有する。健康器具1は、使用者がスプリング部SPの付勢力に対抗するように肩パッド61、61を両肩で押し上げ、その後、肩の力を抜くという動作を繰り返し行うことにより使用される。このように使用することにより、使用者にとっては、自ら筋肉に力を入れて効果的に肩こりの解消や予防をすることができるとともに、病気の早期発見にも繋がるといった効果を奏する。
図1は本発明の健康器具の正面図、図2は背面図、図3は左側面図、図4は上面図である。図1に示すように、本発明の健康器具1の概略は、次の通りである。健康器具1は、ベース板2、及びベース板2上に所定間隔を介して立設された2つの支柱、左支柱3と右支柱4からなり、各支柱3、4には、それぞれスライドステー5、5を介して肩あて部6、6が取り付けられている。肩あて部6、6は、肩パッド61、61と、この肩パッド61、61を使用者の肩に付勢するためのスプリング部SPとを有する。健康器具1は、使用者がスプリング部SPの付勢力に対抗するように肩パッド61、61を両肩で押し上げ、その後、肩の力を抜くという動作を繰り返し行うことにより使用される。このように使用することにより、使用者にとっては、自ら筋肉に力を入れて効果的に肩こりの解消や予防をすることができるとともに、病気の早期発見にも繋がるといった効果を奏する。
以上が本発明の健康器具の概略説明である。以下、本発明の健康器具の構成及び動作の詳細説明を図1〜図13を参照して行う。図5は支柱距離調整機構を説明するための図であり、(a)はベースステーの上面図、(b)はスライド部の上面図、(c)は図4のA−A断面図、図6はベース支柱を示す図であり、(a)は正面図、(b)は左側面図、(c)は上面拡大図、図7はスライド支柱の側面図、図8はスライドステーを示す図であり、(a)は上面図、(b)は左側面図、図9はステーの側面図、図10は肩パッド支持ステーの説明図、図11は肩パッド支持板の説明図、図12はスプリング部を説明するための図であり、(a)はつる巻きバネの配置状態を示す平面図、(b)は個々のつる巻きバネを説明するための側面図である。
<本発明の健康器具の構成説明>
図1に示すように、健康器具1は、概略、ベース板2、左支柱3、右支柱4、スライドステー5及び肩あて部6から構成されている。
図1に示すように、健康器具1は、概略、ベース板2、左支柱3、右支柱4、スライドステー5及び肩あて部6から構成されている。
ベース板2は、板材であり、使用者を着座させるとともに、左支柱3及び右支柱4を立設させるための部材である。材質は、木、合成樹脂、金属など種々の材質を適用することが可能である。また、本実施形態においては、形状は長方形状の薄板であるが、これに限定されない。
左支柱3は、ベース支柱31と、スライド支柱32とからなる。図6(a)に示すように、ベース支柱31は、底板部31Aと、底板部31A上に立設された支柱部31Bからなる。支柱部31Bは、中空の角柱であり、その上方の一側面には背あてパッド支持ステー33が固着されている。上記一側面に対向する側面には、孔34Aが設けられており、この孔34Aには、高さ調整ノブ34が取り付けられている。なお、説明の便宜上、図6(a)、(c)には高さ調整ノブ34を取り付けた状態を示し、(b)には高さ調整ノブ34を取り外した状態を示している。
背あてパッド支持ステー33には、細長状の孔33Aが設けられており、図1に示す背あてパッド7が昇降可能に取り付けられている。背あてパッド7は、健康器具1を使用する際に、使用者の背もたれとして機能する部材であり、クッション性をもたせた素材で構成されている。背あてパッド7は、その裏面側において背あてパッド取付板71に接着剤及びリベット72、72、・・・により固着されている。背あてパッド取付板71には、図示しない孔が設けられており、背あてパッド支持ステー33を介して、この孔に背あてパッド調整ノブ36がネジ止めされることにより、背あてパッド7は背あてパッド支持ステー33に取り付けられる。
このように構成することにより、背あてパッド調整ノブ36は、細長状の孔33A内で上下方向に移動可能となり、背あてパッド調整ノブ36を所望の高さに決め、その位置で背あてパッド調整ノブ36により背あてパッド7を固定すれば、背あてパッド7の高さを自由に調整可能となり、これが背あてパッド高さ調整機構となる。なお、図6(a)、(c)においては、説明の便宜上、背あてパッド調整ノブ36を取り外した状態を示し、(b)では、背あてパッド調整ノブ36を取り付けた状態を示している。
スライド支柱32は、細長状の中空角柱であるスライド支柱部32Aと、スライド支柱部32Aに延設された逆U字状の逆U字支柱部32Bとからなる。スライド支柱部32Aには、その一側面に、複数の調整孔35、35、・・・が所定間隔ごとに穿設されている。スライド支柱部32Aの上方側と、逆U字状支柱部32Bの一端部321B側とには、ダボ37、37が溶接などにより設けられている。
スライド支柱32は、ベース支柱31に昇降可能に取り付けられる。具体的には、ベース支柱31の開口部31Cに、スライド支柱32を一端部321A側から挿入する。複数の調整孔35、35、・・・のうちの1つと、ベース支柱31の孔34Aの位置を合わせた状態で、高さ調整ノブ34を挿入し、ネジ止めすることにより、スライド支柱32はベース支柱31に取り付けられる。このように構成することにより、使用者は、複数の調整孔35、35、・・・のうち、どの調整孔35に高さ調整ノブ34を挿入するかを自由に選ぶことが出来る。
スライド支柱32には、後述する肩あて部6が取り付けられるので、使用者が、複数の調整孔35、35、・・・のうち、どの調整孔35に高さ調整ノブ34を挿入するかを決めることは、肩パッド61の高さを調整することに繋がる。これが肩パッド調整機構となる。このように構成したことにより、健康器具1の使用者の座高に応じて、肩パッド61の高さを使用者の最適な位置に調整することが可能となる。
スライドステー5は、図8に示すように、上面視コの字状の枠体51と、枠体51の下方側に配設された底板部52からなる。枠体51の後方側には、各支柱3、4にスライドステー5を固定するための底板部52が設けられている。底板部52の前方側には、スライド支柱32の一端部321Bを挿入するための挿入孔53が、後方側には切り欠き54が設けられている。スライドステー5は、図8(b)に示す状態で、スライド支柱32に取り付けられる。
具体的には、スライド支柱32の一端部321Bを挿入孔53に挿入するとともに、切り欠き54にスライド支柱32のスライド支柱部32Aを挿入する。ダボ37、37が底板部52に当接した状態で、スライドステー5を支持し、この状態で、スライドステー5を落下しないよう、スライド支柱32に取り付ける。取り付け方は、図3の符号38の位置において、スライド支柱32にダボ溶接を行うとともに、底板部52に取付ノブ51を挿入し、取付ノブ51を図示しないスライド支柱32の孔にネジ止めする。
なお、符号38の位置においてダボ溶接する際には、スライドステー5が進退可能な状態にしておく。ダボ37、37を設けることにより、スライドステー5の上方への浮き上がりを防止することができる。また、スライドステー5は、取付ノブ51により、進退可能に取り付けられるので、その結果、肩パッド61は、進退方向に位置調整可能となり、この構成が本発明における肩パッド進退機構の一実施例となる。
肩あて部6は、肩パッド61、肩パッド支持板62、肩パッド支持ステー63、スプリング支持板64A、64B、ステー65、65及びスプリング部SPからなる。
肩パッド61は、使用者の肩にあてて使用するものであり、クッション性のある素材で構成されている。肩パッド61は、使用者の肩にフィットするように、図1(a)に示すように正面から見て湾曲状に形成されていることが好適である。
肩パッド支持板62は、図11に示すように、支持板部62Aと、その略中央部分に穿設された取付孔62B、62Bからなり、肩パッド61を支持するように、肩パッド61の裏面側に接着剤などにより固着されている。
肩パッド支持ステー63は、図10に示すように、略中央に取付孔63D、63Dが穿設された天板63Aと、略中央に取付孔63E、63Eが穿設された底板63Cと、天板63Aと底板63Cとの間に所定間隔を介して立設された立板63B、63Bからなる。本実施形態においては鉄製であり、天板63A、立板63B、63B及び底板63Cは溶接により固着されているが、曲げ加工により形成されていてもよいし、硬化プラスチックなどにより形成されていてもよい。
スプリング支持板64A、64Bは、本実施形態においては、長方形状の金属製の板材であるが、スプリング部SPを支持可能であり、健康器具1の使用に耐え得るような強度を有すれば、その材質は問わない。
ステー65は、金属製の板材であり、2枚のステー65、65は、図3に示すように、所定の間隔を介して並列に立設配置されている。各ステー65、65は、一端65Aがスライドステー5に裏面側から固着され、他端65Bがスプリング支持板64Bの表面に固着される。
スプリング部SPは、図12に示すように、長さ、線径、外径などが異なる4種類のつる巻きバネSP1、SP2、SP2´、SP3であって、計7個のスプリングから構成されている。なお、図12(a)は、スプリング部SPを構成する、個々のつる巻きバネSP1(第2のつる巻きバネ)、SP2(第1のつる巻きバネ)、SP2´、SP3が、どのように配置されているかを説明するための図であり、スプリング支持板64Bを取り外した状態のスプリング支持板64Aの上面図が示されている。
具体的には、図12(b)に示すように、各つる巻きバネを線径(Φ)×外径π(円周)×長さ(L)、単位(mm)とすると、次のようになる。つる巻きバネSP1は、2.5(φ)×2.5π(円周)×50(L)、つる巻きバネSP2は、1.6(φ)×2.5π(円周)×50(L)、つる巻きバネSP2´は、2.5(φ)×2.5π(円周)×35(L)、つる巻きバネSP3は、2.6(φ)×2.7π(円周)×50(L)のつる巻きバネからなる。
つる巻きバネSP1は、つる巻きバネSP2の弾性力より強く設定されている。つる巻きバネSP1、SP2、SP3は、全て両端がスプリング支持板64A、64Bに固定されているが、つる巻きバネSP2´は、その一端だけがスプリング支持板64Aに固定されているだけで、他端は固定されていない。なお、図12(b)においては、各つる巻きバネの線径(Φ)、外径π(円周)、長さ(L)を説明するために、スプリング部SPを構成する1つとしてつる巻きバネSP1を示しているに過ぎない。
図12(a)においては、健康器具1を使用する場合に、使用者の首に近い方を内側とし、遠い方を外側として示し、つる巻きバネSP2、SP2は、スプリング支持板64Aの4隅のうち、内側の2隅に配置され、つる巻きバネSP1、SP1は、外側の2隅に配置される。つる巻きバネSP2´はスプリング支持板64Aの略中央に配置され、つる巻きバネSP3、SP3は、SP2´とつる巻きバネSP1及びSP2との間にそれぞれ配置されている。
なお、ここに示したスプリング部SPの構成は、使用者が、バランスよく肩あて部6を上げ下げ可能となる一実施例に過ぎずこれに限定されるものではない。また、スプリング部SPは、付勢手段の一例として示したものに過ぎず、付勢手段はつる巻きバネに限定されず、他の弾性力を持った部材でもよい。
次に、右支柱4の構成について説明する。右支柱4も左支柱3と略同様に、ベース支柱41及びスライド支柱42から構成されている。左支柱3と同一の構成については同一の符号を付して説明は省略する。但し、右支柱4は、ベース板2に、後述する支柱距離調整機構を介して立設されている点において、左支柱3と構成が相違する。
支柱距離調整機構23は、図5に示すように、ベースステー21と、スライド板22とからなる。ベースステー21は、細長状の金属製の板材であり、長さ方向に沿って2本のスライド溝211、211が設けられており、各スライド溝211、211には、複数の幅調整孔212、212、・・・が所定間隔ごとに穿設されている。ベースステー21の4隅には固定孔213、213、・・・が穿設されており、ボルトなどによりベース板2の一隅の方に固定される。
また、スライド板22は、細長状の金属製の板材であり、支柱4のベース支柱41の下方と溶接などにより固着されている。ここでは、ベース支柱41は簡略化して示されている。また、スライド板22には、その長さ方向に沿って、スライドレール221、221が設けられており、各スライドレール221、221の所定箇所には、幅調整ノブ24、24、・・・を挿入するための孔222、222、・・・が各2箇所、計4箇所設けられている。
図5(c)に示すように、スライド板22は、ベースステー21上に各スライドレール221、221が各スライド溝211、211に嵌合するようにスライド可能に載置される。使用者が肩あて部6、6が所望の幅になるように、右支柱4を移動させるとともに、ベースステー21の幅調整孔212、212、・・・のうちの4箇所と、スライド板22の孔222、222、・・・を合わせ、その状態で、幅調整ノブ24、24、・・・を、孔212、212、・・・及び222、222、・・・に挿入し、ネジ止め固定すれば、各支柱3,4間の幅が調整できる。
<本発明の健康器具の動作説明>
次に、本発明の健康器具の動作説明について図13を参照して説明する。図13は、本発明の健康器具の使用状態を説明するための図であり、(a)は初期状態および肩から力を抜いた状態、(b)は動作状態及び肩に力を入れた状態を示す正面図である。
次に、本発明の健康器具の動作説明について図13を参照して説明する。図13は、本発明の健康器具の使用状態を説明するための図であり、(a)は初期状態および肩から力を抜いた状態、(b)は動作状態及び肩に力を入れた状態を示す正面図である。
まず、図13(a)に示すように、健康器具1を台ST上にセットする。この台STは使用者がベース板2に着座したときに、足が床に着く程度の高さがあると好適である。次いで、必要であれば、上述した方法により、肩パッド61や背あてパッド7の高さ調整、幅調整を行う。肩パッド61、61の高さは、図13(a)に示すように、使用者Mがベース板2に着座した状態において、使用者Mの肩M1、M1の位置に配置されるように調整するのが好ましい。
この(a)に示す初期状態から、使用者Mが両肩M1、M1を矢印Yの方向に上昇させると、肩パッド61が押し上げられる。すると、スプリング部SPを構成する各つる巻きバネSP1、SP2、SP2´、SP3が収縮するとともに、スプリング支持板64Aが上方に押し上げられる。この際、使用者Mは、スプリング部SPの付勢力に対抗して両肩M1、M1を押し上げることとなる。次に、使用者Mは、(b)に示す動作状態から、両肩M1、M1の力を静かに抜き、初期状態に戻す。そして、使用者Mは、この初期状態→動作状態→初期状態→・・・を繰り返し行う。
このような動作を健康器具1を使用して行うことにより、使用者Mは両肩M1、M1を上方に押し上げるだけで、両肩M1、M1に負荷がかかることとなり、使用者M自ら両肩M1、M1に意識的に力を入れなくても、両肩M1、M1に生じた筋源性の肩こりを解消することが出来る。
一方、このような動作を繰り返し行うことによっても、肩こりの改善が見られない場合には、その肩こりは、病気が原因で発症しているおそれがあるとの一応の推測が可能となり、病気の早期発見にも繋がる。
なお、本実施形態においては、健康器具1の使用方法として、ベース板2に使用者Mが腰掛けるパターンを示したが、これに限定されず、例えば、ベース板2上に正座する、胡坐をかくなどによっても使用することが可能である。更に発展形としては、ベース板2上に立位して使用することも可能である。この場合には、着座する場合に比べて、各支柱3、4の長さを長く設定する必要がある。
1 健康器具
2 ベース板
23 支柱距離調整機構
3 左支柱
31、41 ベース支柱
32、42 スライド支柱
4 右支柱
5 スライドステー
6 肩あて部
61 肩パッド
62 肩パッド支持板
63 肩パッド支持ステー
64A、64B スプリング支持板
7 背あてパッド
71 背あてパッド取付板
72 リベット
M 人
SP スプリング部
SP1、SP2、SP2´、SP3 つる巻きバネ
ST 台
2 ベース板
23 支柱距離調整機構
3 左支柱
31、41 ベース支柱
32、42 スライド支柱
4 右支柱
5 スライドステー
6 肩あて部
61 肩パッド
62 肩パッド支持板
63 肩パッド支持ステー
64A、64B スプリング支持板
7 背あてパッド
71 背あてパッド取付板
72 リベット
M 人
SP スプリング部
SP1、SP2、SP2´、SP3 つる巻きバネ
ST 台
Claims (7)
- 使用者が着座するベース板と、
ベース板に所定間隔を介して立設された2つの支柱と、
各支柱の所定の高さに配設されるとともに使用者の肩にあてるための肩パッドと、肩パッドを使用者の肩の方に向けて付勢するための付勢手段と、からなる肩あて部と、を備えた健康器具であって、
健康器具は、
ベース板上の各支柱間に使用者が着座し、その状態で、使用者が両肩に力を入れて付勢手段の付勢力に対抗するよう肩パッドを上昇させ、その後両肩の力を抜くという動作を繰り返し行うことにより使用されること
を特徴とする健康器具。 - 各支柱は、肩パッドの高さを調整可能な肩パッド高さ調整機構を備えることを特徴とする請求項1に記載の健康器具。
- 少なくとも、各支柱の一方は、各支柱間の距離を調整可能な支柱距離調整機構を介してベース板に立設されることを特徴とする請求項1あるいは2に記載の健康器具。
- 各支柱には、使用者がベース板に着座した状態で使用者の背にあたる背あてパッドが取り付けられていることを特徴とする請求項1〜3いずれか1項に記載の健康器具。
- 背あてパッドは、その高さを調整可能な背あてパッド高さ調整機構を介して各支柱に取り付けられていることを特徴する請求項1〜4いずれか1項に記載の健康器具。
- 肩パッドは、自身を進退可能な肩パッド進退機構を介して各支柱に取り付けられていることを特徴とする請求項1〜5いずれか1項に記載の健康器具。
- 付勢手段は、2枚のスプリング支持板間に配置された7つのつる巻きバネであって、かつ、少なくとも第1のつる巻きバネと第2のつる巻きバネの2種類のつる巻きバネからなり、
健康器具1を使用の際において、第1のつる巻きバネは、使用者の首から近い方で、かつ、スプリング支持板の2隅に配置され、
第2のつる巻きバネは、使用者の首から遠い方で、かつ、スプリング支持板の2隅に配置され、
第2のつる巻きバネは、第1のつる巻きバネの弾性力より強く形成されていること
を特徴とする請求項1〜6いずれか1項に記載の健康器具。
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