JP2009261574A - 磁気共鳴イメージング装置及びrfパルス印加方法 - Google Patents

磁気共鳴イメージング装置及びrfパルス印加方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ナビゲータデータの安定した解析結果を得ることにより、画質を向上させる
【解決手段】被検体において、RFパルスにより励起させて磁気共鳴信号を得たい、異なる部位間の距離を距離算出部が軸位横断面上で算出する。そして、この距離に基づいてRFパルス決定部がナビゲータ用パルスを決定する。そして、スキャン部が被検体において、RFパルス決定部により決定されたナビゲータ用パルスを送信するナビゲータシーケンスを実施し、イメージング領域においてイメージングシーケンスを交互に実施する。そして、ナビゲータシーケンスを実施することにより取得された複数のナビゲータデータに対して、ナビゲータデータ処理部がデータ処理を施し、その処理データに基づいてローデータ選択部がイメージングデータをローデータとして選択する。そして、このローデータに基づいてスライス画像を生成する。
【選択図】図4

Description

本発明は、磁気共鳴イメージング装置(MRI:Magnetic Resonance Imaging)及びRFパルス印加方法に関し、特に静磁場空間内において被検体にRFパルス(pulse)を送信し、被検体から磁気共鳴信号を収集するスキャン(scan)を実施することによって、被検体についての画像を生成する磁気共鳴イメージング装置、及びスキャンを実施するときに印加させるRFパルスのRFパルス印加方法に関するものである。
磁気共鳴イメージング装置は、静磁場空間内の被検体に電磁波を照射することにより、その被検体内のプロトン(proton)のスピン(spin)を核磁気共鳴現象によって励起させ、その励起されたスピンにより発生する磁気共鳴信号を得るスキャンを実施する。そして、そのスキャンにより得られる磁気共鳴信号に基づいて、被検体の断層面についてスライス画像を生成する装置である。
この磁気共鳴イメージング装置を用いて被検体を撮影する際に被検体に体動が生じた場合には、生成したスライス画像に体動アーチファクト(artifact)が発生する場合がある。たとえば、被検体の心臓や腹部を撮影する場合においては、呼吸運動や心拍運動などの体動によって、体動アーチファクトが発生し、画像の質が低下する。
そこで、この体動アーチファクトによる画像の低下の問題を解決する手法が提案されている。その一つの方法は、例えば、通常呼吸下での撮像において、横隔膜の位置の変化に合わせて、被検体の励起断面をリアルタイム(real time)で補正し、常に同一の断面から磁気共鳴信号を計測することにより体動アーチファクトによる画像の低下を防止する。また、取得したナビゲータエコー(navigator echo)を利用して、イメージングシーケンス(imaging sequence)を変更したり、イメージングデータ(imaging data)を選択したりすることにより体動アーチファクトによる画像の質の低下を防止する(例えば、特許文献1、2参照)。
しかし、図13のコロナル(coronal)画像に示すように、イメージングスキャン(imaging scan)を実施してイメージングデータを取得するイメージング領域IAがナビゲータデータの取得位置であるナビゲータ領域NAと重なった結果、取得したナビゲータデータにスライス(slice)干渉による信号の乱れが発生し、図14の破線部に示すように、取得したナビゲータデータの信号強度Iとナビゲータ領域の位置Xとの関係をプロット(plot)した信号強度プロファイル(profile)にノイズ(noise)が発生する。ここで、図14における破線部は、図13におけるイメージング領域IAとナビゲータ領域NAとの重複部分における信号強度プロファイルを示す。そうすると、上記に示す従来のナビゲータデータの解析法で安定した解析結果を得ることは困難であった。
そこで、ナビゲータデータの位相情報を用いることにより、イメージングスキャンの干渉による信号乱れの発生を抑制する方法が考えられた。
特開2007−111188号公報(例えば、段落0047から段落0055参照。) 特開2007−98026号公報(例えば、段落0057から段落0062参照。)
ナビゲータデータの位相情報を用いることにより、イメージングスキャンの干渉による信号乱れの発生は抑制することができる。しかし、図15に示すように、信号の強度の低い部位では位相にばらつきが生じやすいため、安定してナビゲータデータの解析結果を得ることが難しく、画質の低下が発生するという問題があった。
したがって、本発明は、ナビゲータデータの安定した解析結果を得ることにより、画質を向上させることができる磁気共鳴イメージング装置、及び画質を向上させることができるRFパルス印加方法を提供する。
本発明の磁気共鳴イメージング装置は、被検体にRFパルスを送信し、磁気共鳴信号をナビゲータデータとして得るナビゲータシーケンスを実施するスキャン部を有し、前記スキャン部は、前記ナビゲータシーケンスの実施の際には、前記被検体における体動する部位を含む異なるナビゲータデータ信号の強度が得られる2つの部位を有するナビゲータ領域と、前記2つの部位と異なる部位とを同時に励起させ、前記異なる部位から得られるナビゲータデータの位相が、前記2つの部位から得られるナビゲータデータの少なくとも1つの部位の位相と異なるように前記RFパルスを送信する。
好適には、前記スキャン部は、前記異なる部位から得られるナビゲータデータ信号の強度が、前記2つの部位から得られるナビゲータデータ信号の強度の間となるように前記RFパルスを送信する。
好適には、前記スキャン部は、前記2つの部位として肺臓及び肝臓に、前記異なる部位として皮下脂肪にRFパルスを送信する。
好適には、前記スキャン部は、前記異なる部位として前記ナビゲータ領域と垂直な平面に位置する皮下脂肪にRFパルスを送信する。
好適には、前記スキャン部は、皮下脂肪から得られるナビゲータデータの位相が、肝臓から得られるナビゲータデータの位相と異なるように前記ナビゲータシーケンスを実施する。
好適には、前記スキャン部は、皮下脂肪から得られるナビゲータデータ信号の強度が、肝臓から得られるナビゲータデータ信号の強度より低くなるように前記ナビゲータシーケンスを実施する。
好適には、前記スキャン部は、前記ナビゲータ励起時の傾斜磁場がk空間上でらせん状の軌跡をとるように前記ナビゲータシーケンスを実施する。
好適には、前記スキャン部は、前記2つの部位と前記異なる部位をそれぞれ円筒状に励起するRFパルスを送信する。
好適には、前記ナビゲータ領域と前記異なる部位との間隔に基づいて、前記ナビゲータ励起時の傾斜磁場がk空間上でらせん状の軌跡をとるときの巻き数を決定する。
好適には、前記k空間の中心から外側にらせん状の軌跡をとるように傾斜磁場を発生させる。
好適には、前記k空間の外側から中心にらせん状の軌跡をとるように傾斜磁場を発生させる。
本発明は、被検体にRFパルスを送信させ、磁気共鳴信号をナビゲータデータとして得るナビゲータシーケンスを実施するRFパルス印加方法であって、前記ナビゲータシーケンスの実施の際には、前記被検体の体動する部位を含む異なるナビゲータデータ信号の強度が得られる2つの部位を有するナビゲータ領域と、前記2の部位と異なる部位とを同時に励起させ、前記異なる部位から得られるナビゲータデータの位相が、前記2つの部位から得られるナビゲータデータの少なくとも1つの部位の位相と異なるように前記RFパルスを送信する。
好適には、前記異なる部位から得られるナビゲータデータ信号の強度が、前記2つの部位から得られるナビゲータデータ信号の強度の間となるように前記RFパルスを送信する。
好適には、前記2つの部位として肺臓及び肝臓に、前記異なる部位として皮下脂肪に前記RFパルスを送信する。
好適には、前記異なる部位として前記ナビゲータ領域と垂直な平面に位置する皮下脂肪に前記RFパルスを実施する。
好適には、皮下脂肪から得られるナビゲータデータの位相が、肝臓から得られるナビゲータデータの位相と異なるように前記ナビゲータシーケンスを実施する。
好適には、皮下脂肪から得られるナビゲータデータ信号の強度が、肝臓から得られるナビゲータデータ信号の強度より低くなるように前記ナビゲータシーケンスを実施する。
好適には、前記ナビゲータ励起時の傾斜磁場がk空間でらせん状の軌跡をとるように前記ナビゲータシーケンスを実施する。
好適には、前記2つの部位と異なる部位をそれぞれ円筒状に励起するRFパルスを送信する。
好適には、前記ナビゲータ領域と前記異なる部位との間隔に基づいて、前記ナビゲータ励起時の傾斜磁場がk空間上でらせん状の軌跡をとるときの巻き数を決定する。
本発明によれば、ナビゲータデータの安定した解析結果を得ることにより、画質を向上させることができる磁気共鳴イメージング装置、及び画質を向上させることができるRFパルス印加を提供することができる。
以下より、本発明に係る一実施形態について図面を参照して説明する。
(装置構成)
図1は、本発明に係る一実施形態におけるRFコイル部により構成される磁気共鳴イメージング装置の構成を示す構成図である。本装置は、本発明の実施形態の一例である。
図1に示すように、磁気共鳴イメージング装置1は、スキャン部2と、操作コンソール(console)部3とを有している。ここで、スキャン部2は、静磁場マグネット(magnet)部12と、勾配コイル(coil)部13と、RFコイル部14と、クレードル(cradle)15とを有する。そして、操作コンソール部3は、RF駆動部22と、勾配駆動部23と、データ収集部24と、制御部25と、記憶部26と、距離算出部30と、RFパルス決定部31と、ナビゲータデータ処理部32と、ローデータ(Raw Data)選択部33と、画像生成部34と、操作部35と、表示部36とを有する。
スキャン部2について説明する。
スキャン部2は、図1に示すように、被検体40における撮影スライス領域が収容される静磁場空間11を含んでいる。そして、スキャン部2は、操作コンソール部3からの制御信号に基づいて、その静磁場が形成される静磁場空間11に収容した被検体40の撮影領域にRFパルスを照射し、その撮影領域から磁気共鳴信号を取得するスキャンを実施する。
本実施形態において、スキャン部2は、被検体40のイメージング領域IAにおいて発生する磁気共鳴信号をイメージングデータとして得るイメージングシーケンスISと、被検体40のナビゲータ領域NAにおいて発生する磁気共鳴信号をナビゲータデータとして取得するナビゲータシーケンスNSとを繰り返し実施する。
スキャン部2の各構成要素について、順次、説明する。
静磁場マグネット部12は、被検体40が収容される静磁場空間11に静磁場を形成するために設けられている。静磁場マグネット部12は、水平磁場型であって、被検体40が収容される静磁場空間11において載置される被検体40の体軸方向(z方向)に沿うように、超伝導磁石(図示なし)が静磁場を形成する。なお、静磁場マグネット部12は、水平磁場型の他に、垂直磁場型であってもよく、永久磁石により構成されていてもよい。
勾配コイル部13は、RFコイル部14が受信する磁気共鳴信号に3次元の位置情報を持たせるために、静磁場空間11に勾配磁場を形成する。勾配コイル部13は、スライス選択勾配磁場、読み取り勾配磁場、位相エンコード勾配磁場の3種類の勾配磁場を形成するために勾配コイルを3系統有する。
RFコイル部14は、たとえば、被検体40を囲むように配置される。RFコイル部14は、静磁場マグネット部12によって静磁場が形成される静磁場空間11内において、制御部25からの制御信号に基づいて、電磁波であるRFパルスを被検体40に送信して高周波磁場を形成する。これにより、被検体40の撮影スライス領域におけるプロトンのスピンを励起する。そして、RFコイル部14は、その励起された被検体40の撮影スライス領域におけるプロトンのスピンが元の磁化ベクトル(vector)へ戻る際に生ずる電磁波を、磁気共鳴信号として受信する。RFコイル部14は、同一のRFコイルによりRFパルスの送受信を行ってもよい。
本実施形態において、RFコイル部14は、ナビゲータシーケンスNSにおいてナビゲータ用パルスを送信し、イメージングシーケンスISにおいてイメージング用パルスを送信する。
図2は、被検体の軸位横断面を示す図面である。図中の×印はRFパルスにより励起させる位置を示す。また、図3は、ペンシルビーム(pencil beam)励起の際のk空間軌道を示す図である。また、図4は、本発明に係る一実施形態において、ペンシルビームの励起直後の横磁化を示す図である。実線はペンシルビーム励起の際のらせん状の軌跡の巻き数が8の場合であり、点線は巻き数が6の場合を示す。
ナビゲータ用パルスは、ナビゲータ領域における体動する部位と、当該体動する部位と異なる部位とを同時に励起させるRFパルスである。
本実施形態において、例えば、図2に示すように、ナビゲータ領域における体動する部位は肝臓61または肺臓60であり、体動する部位と異なる部位は皮下脂肪63である。この皮下脂肪63は、図2に示すように、例えば、ナビゲータ領域と垂直に交わる面上にある皮下脂肪63である。ナビゲータ用パルスとして、例えばペンシルビームが挙げられる。
ペンシルビームは、円筒状の領域のみを励起するために使用される励起方法であり、図3に示すように、k空間の中心から外側あるいは外側から中心にらせん状の軌跡をとるように傾斜磁場を発生させる。また、図4に示すように、ペンシルビームにより励起された直後の横磁化は、中心に横磁化の大きいメインローブ(main robe)、両サイド(side)にメインローブよりも横磁化の小さいサイドローブが位置する。
本実施形態の場合、メインローブが肝臓61と肺臓60に位置し、サイドローブが皮下脂肪63に位置する。
クレードル15は、被検体40を載置するテーブル(table)を有する。クレードル15は、制御部25からの制御信号に基づいて、静磁場空間11の内部と外部との間でテーブルに載置された被検体40を移動する。
操作コンソール部3について説明する。
操作コンソール部3は、スキャン部2が被検体40についてスキャンを実施するように制御し、そのスキャン部2が実施したスキャンによって得られた磁気共鳴信号に基づいて、被検体40の画像を生成すると共に、その生成した画像を表示する。
操作コンソール部3を構成する各部について、順次、説明する。
RF駆動部22は、RFコイル部14を駆動させて静磁場空間11内に高周波磁場を形成するために、ゲート(gate)変調器(図示なし)とRF電力増幅器(図示なし)とRF発振器(図示なし)とを有する。RF駆動部22は、制御部25からの制御信号に基づいて、RF発振器からのRF信号を、ゲート変調器を用いて所定のタイミング(timing)および所定の包絡線の信号に変調する。そして、ゲート変調器により変調されたRF信号を、RF電力増幅器により増幅した後、RFコイル部14に出力する。
勾配駆動部23は、制御部25の制御信号に基づいて勾配コイル部13を駆動させて、静磁場空間11内に勾配磁場を発生させる。勾配駆動部23は、勾配コイル部13の3系統の勾配コイルに対応して3系統の駆動回路(図示なし)を有する。
データ収集部24は、RFコイル部14が受信する磁気共鳴信号を収集するために、位相検波器(図示なし)とアナログ(analog)/デジタル(digital)変換器(図示なし)とを有する。データ収集部24は、RFコイル部14からの磁気共鳴信号を、RF駆動部22のRF発振器の出力を参照信号として、位相検波器によって位相検波し、アナログ/デジタル変換器に出力する。そして、位相検波器により位相検波されたアナログ信号である磁気共鳴信号を、アナログ/デジタル変換器によってデジタル信号に変換して出力する。
本実施形態においては、データ収集部24は、スキャン部2が実施するイメージングシーケンスによってイメージングデータとして得られた磁気共鳴信号及びナビゲータシーケンスによってナビゲータデータとして得られた磁気共鳴信号を、後述の記憶部26、ナビゲータデータ処理部32へ出力する。
制御部25は、コンピュータ(computer)と、コンピュータを用いて所定のスキャンに対応する動作を各部に実行させるプログラム(program)を記録するメモリとを有する。そして、制御部25は、後述する操作部35に接続されており、操作部35に入力された操作信号を処理し、クレードル15とRF駆動部22と勾配駆動部23とデータ収集部24との各部に、制御信号を出力し制御を行う。また、制御部25は、所望の画像を得るために、操作部35からの操作信号に基づいてナビゲータデータ処理部、RFパルス決定部31、表示部36などを制御する。
本実施形態においては、制御部25は、RF駆動部22と勾配駆動部23とを制御して、スキャン部2にナビゲータシーケンスNS及びイメージングシーケンスISを実施させる。
記憶部26は、コンピュータとコンピュータに所定のデータ処理を実行させるプログラムを記録するメモリとを有する。そして、記憶部26は、データ収集部24に収集されたデータ処理前のナビゲータデータ、画像生成処理前の磁気共鳴信号であるイメージングデータ、後述するナビゲータデータ処理部32でデータ処理されたナビゲータデータ、画像生成処理された画像データ等を記憶する。
距離算出部30は、コンピュータと、コンピュータに所定のデータ処理を実行させるプログラムを記録するメモリとを有しており、断層画像において、選択された2点間の距離を算出する。そして、算出された2点間の距離を、接続されているRFパルス決定部31へ出力する。
本実施形態においては、距離算出部30は、図2に示すような記憶部26に記憶されている軸位横断面画像上で励起させたい2点間の距離を算出し、RFパルス決定部31へ出力する。
RFパルス決定部31は、コンピュータとコンピュータに所定の処理を実行させるプログラムを記録するメモリとを有する。そして、距離算出部30により算出された2点間の距離に基づいて、RFパルス決定部31は、RFコイル部14から被検体40に送信させるRFパルスを決定する。
本実施形態において、ナビゲータ用パルスは、ナビゲータ領域における体動する部位と、当該体動する部位と異なる部位とを同時に励起させるRFパルスである。図2に示すように、例えば、ナビゲータ領域における体動する部位は肝臓61または肺臓60であり、体動する部位と異なる部位は皮下脂肪63である。この皮下脂肪63は、例えば、ナビゲータ領域と垂直に交わる面上にある皮下脂肪63である。
ナビゲータ領域として円筒状の領域のみを励起させるパルスとしてペンシルビームが挙げられる。
図3に示すように、ペンシルビームは、k空間の中心から外側あるいは外側から中心にらせん状の軌跡をとるように傾斜磁場を発生させる。このk空間におけるらせん状の軌跡の巻き数は、励起後の横磁化におけるメインローブとサイドローブの距離を決めるため、励起させるナビゲータ領域における体動する部位を含む複数の部位と当該複数の部位と異なる部位、例えばナビゲータ領域における肝臓61と皮下脂肪63との距離によりRFパルス決定部31が決定する。
k空間におけるらせん状の軌跡の巻き数を決定する方法として、RFパルス決定部31が、励起させたい部位間の距離と巻き数とのデータをメモリに有しており、そのデータに基づいて巻き数を決定する。
また、ナビゲータ用パルスとして、異なる複数の部位を同時に励起させることができるRFパルスであればよく、ペンシルビームに限られない。この場合も、RFパルス決定部31が異なる複数の部位のみを励起させるRFパルスを決定する。
ナビゲータデータ処理部32は、コンピュータと、コンピュータに所定のデータ処理を実行させるプログラムを記録するメモリとを有しており、スキャン部2がナビゲータシーケンスNSを実施することにより得られた磁気共鳴信号であるナビゲータデータに対し、データ処理を施し、体動する部位の変位情報を生成する。
本実施形態において、体動する部位として例えば、横隔膜が挙げられる。ナビゲータデータ処理部32は、ナビゲータデータから横隔膜の変位情報を生成する。横隔膜の変位情報として、例えば、ナビゲータ領域における横隔膜の位置と時間との関係を示す位置プロファイルを生成し、後述するローデータ選択部33へ出力する。
ローデータ選択部33は、コンピュータと、コンピュータに所定のデータ処理を実行させるプログラムを記録するメモリとを有しており、スキャン部2がイメージングシーケンスを実施することによって得られたイメージングデータを、ナビゲータデータ処理部32によって生成された体動する部位の変位情報に基づいて、ローデータとして選択するデータ処理を実施する。
本実施形態においては、例えば、ローデータ選択部33は、ナビゲータ処理部27が生成した横隔膜の位置プロファイルが、予め設定された許容範囲AW内にあるか否かをローデータ選択部33が判断し、許容範囲AW内にある位置プロファイルを生成したナビゲータデータに対応するイメージングデータを選択する。例えば、本スキャンにおいて、ナビゲータシーケンスNSを先に行い、続いてイメージングシーケンスISを実施してナビゲータデータとイメージングデータとを取得する場合、ナビゲータシーケンスに続いて行われるイメージングシーケンスにより得られるイメージングデータをローデータとして選択する。
画像生成部34は、コンピュータと、そのコンピュータを用いて所定のデータ処理を実行するプログラムを記録するメモリとを有しており、制御部25からの制御信号に基づいて、ローデータ選択部33によってローデータとして選択されたイメージングデータから、被検体40のスライスについてのスライス画像を再構成する。そして、画像生成部34は、その生成した画像を表示部36に出力する。
操作部35は、キーボード(keyboard)やマウス(mouth)などの操作デバイス(device)により構成されている。操作部35は、オペレータ(operator)によって操作データ、撮像プロトコル(protocol)などが入力され、またイメージングシーケンスISを実施する領域、ナビゲータシーケンスNSを実施する領域の設定がされ、その操作データ、撮像プロトコル、設定領域に関するデータを制御部25に出力する。
表示部36は、ディスプレイ(display)などの表示デバイスにより構成されており、制御部25からの制御信号に基づいて、表示画面に画像を表示する。表示部36は、例えば、オペレータによって操作部35に操作データが入力される入力項目についての画像を表示画面に表示する。また、表示部36は、画像生成部34が生成する被検体40のスライス画像を表示する。
(動作)
以下より、本実施形態の磁気共鳴イメージング装置1を用いて、被検体40を撮像する際の動作について説明する。
図5は、本発明に係る一実施形態において、被検体を撮像する際の動作を示すフロー(flow)図である。
まず、図5に示すように、ナビゲータ領域を設定する(ST10)。
図6は、本発明に係る一実施形態における、ナビゲータ領域NA及びイメージング領域IAを示すコロナル画像を示す図である。図6におけるz方向は、後述する図10における縦軸の位置の方向である。なお、ここでは、黒色領域は肺臓を示す。また、灰色領域は肝臓を示し、肺臓と肝臓の間に横隔膜が位置する。また、横隔膜にほぼ直交するz軸方向に長辺が配置された矩形領域は、ナビゲータシーケンスNSを実施するナビゲータ領域NAである。また、コロナル画像における肝臓において、横隔膜にほぼ平行なx軸方向に平行となるように配置された領域は、イメージングシーケンスISを実施するイメージング領域IAである。
ここでは、図6に示すコロナル画像上において、ナビゲータシーケンスNSを実施するナビゲータ領域NAを設定する。
具体的には、図6に示すように、コロナル画像50を表示部36が表示する。そして、表示部36が表示するコロナル画像50上にナビゲータシーケンスを実施する領域をナビゲータ領域NAとして、例えば、オペレータが操作部35により設定する。このとき体動する部位を含み、ナビゲータデータから得られる信号強度の異なる2つの部位を含むようにナビゲータ領域NAを設定する。設定されるナビゲータ領域NAはイメージングシーケンスISを実施するイメージング領域IAと重なっていてもよい。図6に示すように、本実施形態の場合、ナビゲータ領域NAは、例えば肺臓60と肝臓61との間に位置する横隔膜62と交差し、横隔膜62とほぼ垂直であるz軸方向に平行な長辺を有する矩形領域として設定する。なお、被検体40の断面としてアキシャル断面、コロナル断面またはサジタル断面のいずれを用いても良い。
つぎに、図5に示すように、励起させる2つの部位間の距離を算出する(ST20)。
ここでは、被検体40において、RFパルスにより励起させて磁気共鳴信号を得るナビゲータ領域NAとナビゲータ領域NAと異なる部位の間の距離を軸位横断面上で測定する。ここで、ナビゲータ領域NAと異なる部位のナビゲータデータの位相は、ナビゲータ領域から得られるナビゲータデータの少なくとも1つの部位の位相と異なる。
具体的には、例えば図2に示すように軸位横断面上の肝臓61上の点Aと皮下脂肪63上の点Bとの間の距離を測定する。この場合、表示部36に示された軸位横断面上で励起させたい位置を選択することにより、距離算出部30が2点間の距離を算出する。
つぎに、図5に示すように、ナビゲータ用パルスを決定する(ST30)。
ここでは、ステップST20において算出された励起させる2つの部位関の距離に基づいてRFパルス決定部31がナビゲータ用RFパルスおよび勾配磁場を決定する。
本実施形態において、ナビゲータ用パルスは、ナビゲータ領域NAと、ナビゲータ領域NAと異なる部位とを同時に励起させるRFパルスである。そして、このRFパルスは、ナビゲータ領域NAと異なる部位から得られるナビゲータデータ信号の強度が、ナビゲータ領域NAから得られるナビゲータデータ信号の強度の間となるように、ナビゲータ領域NAと、ナビゲータ領域NAと異なる部位とを励起させる。
例えば、異なる部位を同時に励起させるナビゲータ用パルスとして、例えば、ペンシルビームが挙げられる。
ここで、図7は、本発明に係る一実施形態において、メインローブとサイドローブ間との距離と、ペンシルビーム励起の際のらせん状の軌跡の巻き数との関係を示す図である。
最大傾斜磁場強度33[mT/m]、最大Slew Rate120[T/m/s]の装置において、長さ4msのRFパルスを用いて励起を行う一例では、図4に示すように、ペンシルビーム励起の際のらせん状の軌跡の巻き数が8の場合、メインローブとサイドローブとの間の距離は約25cmである。また、ペンシルビーム励起の際のらせん状の軌跡の巻き数が6の場合、メインローブとサイドローブとの間の距離は約18.8cmである。k空間におけるナビゲータデータのらせん状の軌跡の巻き数が減少すると、メインローブとサイドローブとの間の距離が短くなる。このようにk空間におけるナビゲータデータのらせん状の軌跡の巻き数が変化すると、中心のメインローブとサイドローブとの間の距離が変化する。
この原理を利用して、巻き数を調整して励起させたい部位を励起させる。
本実施形態において、例えば、ナビゲータ領域における体動する部位が横隔膜62、体動する部位を含む複数の部位が肝臓61と肺臓60であり、体動する部位を含む複数の部位と異なる部位が皮下脂肪63である。この皮下脂肪63は、例えば、ナビゲータ領域と垂直に交わる面上にある皮下脂肪63である。
そして、図4に示すように、ペンシルビームにより励起された直後の横磁化は、中心に横磁化の大きいメインローブ、両サイドにメインローブよりも横磁化の小さいサイドローブが位置する。本実施形態の場合、メインローブが肝臓61と肺臓60に位置し、サイドローブが皮下脂肪63に位置するようにナビゲータ用パルスを決定する。
具体的には、図7に示すように、予めメインローブとサイドローブ間との距離と、ペンシルビーム励起の際のらせん状の軌跡の巻き数との関係のデータを予め算出し、このデータをRFパルス決定部31のメモリに記憶させておき、ステップST20において距離算出部30により算出された励起させる2つの部位間の距離に対応する巻き数を決定する。これによりナビゲータ用パルスが決定される。
つぎに、図5に示すように、スキャンを実施する(ST40)。
ここでは、ステップST10において設定された被検体40のナビゲータ領域NAに対して、ステップST30において決定されたナビゲータ用パルスを送信するナビゲータシーケンスNSをスキャン部2が実施し、イメージング領域IAにおいてイメージングシーケンスISを交互に実施する。
図8は、本発明に係る一実施形態において、被検体40をスキャンする際のシーケンスを示すシーケンス図である。横軸が時間軸tである。また、図9は、本発明に係る一実施形態におけるペンシルビームを用いたナビゲータシーケンスを実施する場合の励起パルスを示す図である。Gxはx方向勾配磁場、Gyはy方向勾配磁場を示し、RFは高周波パルスを示す。なお、ここでは、縦軸が強度を示し、横軸が時間を示す。
具体的には、例えば、スキャン部2が、図8に示すように本スキャンとして、ナビゲータシーケンスNSが開始される時点t1から、所定時間D1が経過した時点t2までの間において実施される。そして、時点t2から所定時間D2が経過した時点t3までの間、イメージングシーケンスISが実施される。そして、時点t3から所定時間D3が経過した時点t4からナビゲータシーケンスNSが実施される。
また、イメージングシーケンスISを先に実施し、その後ナビゲータシーケンスNSを実施しても良い。
ナビゲータシーケンスNSは、ナビゲータ領域NAにおいて、図9に示すように、RFパルスRFを送信する際には、x方向勾配磁場Gxとy方向勾配磁場Gyとを極性が交互に連続的に変化するように印加する。
そして、図4に示すように、メインローブとしての磁気共鳴信号をナビゲータエコーデータとして取得する。また、ここで得られるナビゲータエコーデータには、ナビゲータ領域NAに含まれる部位と異なる部位からサイドローブによって励起される磁気共鳴信号も含まれる。そして、このナビゲータシーケンスNSの実施によってナビゲータエコーデータとして得られた磁気共鳴信号を、データ収集部24が収集し、ナビゲータデータ処理部32へ出力する。
つぎに、図5に示すように、ローデータの選択を行う(ST50)
ここでは、ステップST40においてナビゲータシーケンスNSを実施することにより取得したナビゲータデータに対して、ナビゲータデータ処理部32がデータ処理を施し、その処理データに基づいてローデータ選択部33がイメージングデータをローデータとして選択する。
本実施形態においては、呼吸運動による被検体40の横隔膜62の変位に基づいて、ローデータ選択部33がイメージングデータをローデータとして選択する。
図10は、本発明に係る一実施形態において、横隔膜の位置と時間との関係を表す位置プロファイルを示す図である。
具体的には、スキャン部2がナビゲータシーケンスNSを実施することによって得られたナビゲータデータの位相とナビゲータ領域における位置との関係を示す位相プロファイルを生成する。その後、位相プロファイルにおいて横隔膜62の位置を検出し、図10に示すように、肺臓60と肝臓61との境界である横隔膜62の位置とナビゲータデータを取得した時間との関係を示す位置プロファイルを生成する。そして、生成された位置プロファイルに基づいて、ローデータ選択部33がイメージングデータをローデータとして取得する。
本実施形態における位置プロファイルは、図10に示すように肺臓60と肝臓61との境界部位である横隔膜62を正確に検出することができる。
位置プロファイルに基づいてイメージングデータをローデータとして取得するか否かを判断する方法として、例えば、位置プロファイルにおける位置が予め設定された許容範囲AW内か否かをローデータ選択部33が判断し、許容範囲AW内の場合には、許容範囲AWナビゲータデータを取得したナビゲータシーケンスNSが実施された後のイメージングシーケンスISで取得されたイメージングデータをローデータとして選択する。
つぎに、図5に示すように、スライス画像を生成する(ST60)。
ここでは、ステップST50においてローデータ選択部33によって選択されたローデータに基づいて、被検体40のスライス面についてのスライス画像を画像生成部34が生成する。そして、その生成したスライス画像を画像生成部34が表示部36に出力する。
以上のように、本発明の一実施形態は、RFパルスにより励起させて磁気共鳴信号を得たい異なる部位間の距離を距離算出部30が軸位横断面上で測定する。そして、この距離に基づいてRFパルス決定部31がナビゲータ用パルスを決定する。そして、スキャン部2が被検体40のナビゲータ領域NAにおいて、RFパルス決定部31により決定されたナビゲータ用パルスを送信するナビゲータシーケンスNSを実施し、イメージング領域IAにおいてイメージングシーケンスISを交互に実施する。そして、ナビゲータシーケンスNSを実施することにより取得された複数のナビゲータデータに対して、ナビゲータデータ処理部32がデータ処理を施し、その処理データに基づいてローデータ選択部33がイメージングデータをローデータとして選択する。そして、このローデータに基づいてスライス画像を生成する。
このように、空気がほとんどを占め、励起されるスピン密度の低い部位(例えば、肺臓60)と励起されるスピン密度の高い部位(例えば、肝臓61)との境界(例えば、横隔膜62)を検出する際に、本来励起させる部位と異なる部位(例えば、皮下脂肪63)を同時に励起させる。そして、この異なる部位から得られるナビゲータデータ信号の強度が、スピン密度の低い部位とスピン密度の高い部位とにおけるそれぞれのナビゲータデータ信号の強度の間のとなるようにすることにより、スピン密度の低い部位におけるナビゲータデータ信号の強度には、異なる部位からの位相信号が現れ、スピン密度の高い部位では異なる部位からの位相信号の影響はあまり受けずにすむ。
従来、図15に示すように、肺臓領域における信号の強度は低いため、ノイズにより信号の強度が変化されやすく、肺臓60と肝臓61の境界にある横隔膜62の位置を正確に検出することができなかった。しかし、本発明の一実施形態においては、肺臓領域に信号の強度が現れるため、ノイズによる信号の強度変化が起こりにくくなり、肺臓60と肝臓61との境界である横隔膜62が正確に検出することができるようになった。これにより呼吸情報が正確に得られアーチファクトの少ないスライス画像を得ることができる。
また、横隔膜62の位置を正確に検出することができるため、検出エラーが減少し、撮像時間の短縮化が図れる。
なお、本発明の実施に際しては、上記した実施形態に限定されるものではなく、種々の変形形態を採用することができる。
本発明の実施形態において、ナビゲータ用パルスとしてペンシルビームを用いたが、これには限定されず、二つの異なる部位を励起させることができるRFパルスであればよい。また、本発明の実施形態において、励起させる異なる組織間の距離を測定し、測定結果に基づきナビゲータパルスを決定したが、位相情報を用いて解析を行う場合には予め巻き数の小さいパルスを利用してこのプロセスを省略してもよい。
図11は、本発明に係る一実施形態において、他のRFパルスの励起直後の横磁化を示す図である。また、図12は、図11に示す励起をさせるRFパルスと傾斜磁場を示す。図12(a)はRFパルスの強度であり、図12(b)はRFパルスの位相であり、図12(c)はx方向勾配磁場であり、図12(d)はY方向勾配磁場である。
図11に示すように肝臓61の方に大きい横磁化を発生させ、皮下脂肪63の方に小さい横磁化を発生させる。この横磁化を実現するために、図12(c)、(d)に示す傾斜磁場において、図12(a)、(b)に示すRFパルスを印加させる。印加させるRFパルスは、以下の文献「J.Pauly, D.Nishimura, and A.Macovski, “A k-Space Analysis of Small-Tip-Angle Excitation”, J. Magn. Reson. 81, 43 (1989)」に記載されている方法により設計することができる。このとき、図12(a)、(b)に示すRFパルスと図12(c)、(d)に示す傾斜磁場を印加するタイミングは、図9に示すペンシルビームのときと同じである。
このようなRFパルスを体動する部位を含む領域に印加させることにより、ペンシルビームと同様の効果を奏する。したがって、この場合にも呼吸情報が正確に得られ、アーチファクトの少ないスライス画像を得ることができる。
また、横隔膜62の位置を正確に検出することができるため、検出エラーが減少し、撮像時間の短縮化が図れる。
図1は、本発明に係る一実施形態のRFコイル部により構成される磁気共鳴イメージング装置の構成を示す構成図である。 図2は、本発明に係る一実施形態において、被検体の軸位横断面を示す図面である。 図3は、本発明に係る一実施形態において、ペンシルビームのk空間軌道を示す図である。 図4は、本発明に係る一実施形態において、ペンシルビームの励起直後の横磁化を示す図である。 図5は、本発明に係る一実施形態において、被検体を撮像する際の動作を示すフロー図である。 図6は、本発明に係る一実施形態における、ナビゲータ領域NA及びイメージング領域IAを示すコロナル画像を示す図である。 図7は、本発明に係る一実施形態において、メインローブとサイドローブ間との距離と、k空間におけるナビゲータデータのらせん状の軌跡の巻き数との関係を示す図である。 図8は、本発明に係る一実施形態において、被検体40をスキャンする際のシーケンスを示すシーケンス図である。 図9は、本発明に係る一実施形態におけるナビゲータシーケンスにおける励起パルスを示す図である。 。 図10は、本発明に係る一実施形態において、横隔膜の位置と時間との関係を表す位置プロファイルを示す図である。 図11は、本発明に係る一実施形態において、他のRFパルスの励起直後の横磁化を示す図である。 図12は、図11に示す励起をさせるRFパルスと傾斜磁場を示す。 図13は、従来技術を説明するためのナビゲータ領域NA及びイメージング領域IAを示すコロナル画像を示す図である。 図14は、従来技術を説明するための信号強度プロファイルを示す図である。 図15は、従来技術を説明するための横隔膜の位置と時間との関係を表す位置プロファイルを示す図である。
符号の説明
1:磁気共鳴イメージング装置、2:スキャン部、3:操作コンソール部、11:静磁場空間、12:静磁場マグネット部、13:勾配コイル部、14:RFコイル部、15:クレードル、22:RF駆動部、23:勾配駆動部、24:データ収集部、25:制御部、26:記憶部、30:距離算出部、31:RFパルス決定部、32:ナビゲータデータ処理部、33:ローデータ選択部、34:画像生成部、35:操作部、36:表示部、40:被検体、60:肺臓、61:肝臓、62:横隔膜、63:皮下脂肪、NA:ナビゲータ領域、IA:イメージング領域

Claims (20)

  1. 被検体にRFパルスを送信し、磁気共鳴信号をナビゲータデータとして得るナビゲータシーケンスを実施するスキャン部を有し、
    前記スキャン部は、前記ナビゲータシーケンスの実施の際には、前記被検体における体動する部位を含む異なるナビゲータデータ信号の強度が得られる2つの部位を有するナビゲータ領域と、前記2つの部位と異なる部位とを同時に励起させ、前記異なる部位から得られるナビゲータデータの位相が、前記2つの部位から得られるナビゲータデータの少なくとも1つの部位の位相と異なるように前記RFパルスを送信する、
    磁気共鳴イメージング装置。
  2. 前記スキャン部は、前記異なる部位から得られるナビゲータデータ信号の強度が、前記2つの部位から得られるナビゲータデータ信号の強度の間となるように前記RFパルスを送信する、
    請求項1に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  3. 前記スキャン部は、前記2つの部位として肺臓及び肝臓に、前記異なる部位として皮下脂肪にRFパルスを送信する、
    請求項1または2に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  4. 前記スキャン部は、前記異なる部位として前記ナビゲータ領域と垂直な平面に位置する皮下脂肪にRFパルスを送信する、
    請求項3に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  5. 前記スキャン部は、皮下脂肪から得られるナビゲータデータの位相が、肝臓から得られるナビゲータデータの位相と異なるように前記ナビゲータシーケンスを実施する、
    請求項3または4に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  6. 前記スキャン部は、皮下脂肪から得られるナビゲータデータ信号の強度が、肝臓から得られるナビゲータデータ信号の強度より低くなるように前記ナビゲータシーケンスを実施する、
    請求項5に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  7. 前記スキャン部は、前記ナビゲータ励起時の傾斜磁場がk空間上でらせん状の軌跡をとるように前記ナビゲータシーケンスを実施する、
    請求項1から6のいずれかに記載の磁気共鳴イメージング装置。
  8. 前記スキャン部は、前記2つの部位と前記異なる部位をそれぞれ円筒状に励起するRFパルスを送信する、
    請求項1から7のいずれかに記載の磁気共鳴イメージング装置。
  9. 前記ナビゲータ領域と前記異なる部位との間隔に基づいて、前記ナビゲータ励起時の傾斜磁場がk空間上でらせん状の軌跡をとるときの巻き数を決定する、
    請求項7に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  10. 前記k空間の中心から外側にらせん状の軌跡をとるように傾斜磁場を発生させる、
    請求項7に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  11. 前記k空間の外側から中心にらせん状の軌跡をとるように傾斜磁場を発生させる、
    請求項7に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  12. 被検体にRFパルスを送信させ、磁気共鳴信号をナビゲータデータとして得るナビゲータシーケンスを実施するRFパルス印加方法であって、
    前記ナビゲータシーケンスの実施の際には、前記被検体の体動する部位を含む異なるナビゲータデータ信号の強度が得られる2つの部位を有するナビゲータ領域と、前記2の部位と異なる部位とを同時に励起させ、前記異なる部位から得られるナビゲータデータの位相が、前記2つの部位から得られるナビゲータデータの少なくとも1つの部位の位相と異なるように前記RFパルスを送信する、
    RFパルス印加方法。
  13. 前記異なる部位から得られるナビゲータデータ信号の強度が、前記2つの部位から得られるナビゲータデータ信号の強度の間となるように前記RFパルスを送信する、
    請求項12に記載のRFパルス印加方法。
  14. 前記2つの部位として肺臓及び肝臓に、前記異なる部位として皮下脂肪に前記RFパルスを送信する、
    請求項12または13に記載のRFパルス印加方法。
  15. 前記異なる部位として前記ナビゲータ領域と垂直な平面に位置する皮下脂肪に前記RFパルスを実施する、
    請求項14に記載のRFパルス印加方法。
  16. 皮下脂肪から得られるナビゲータデータの位相が、肝臓から得られるナビゲータデータの位相と異なるように前記ナビゲータシーケンスを実施する、
    請求項14または15に記載のRFパルス印加方法。
  17. 皮下脂肪から得られるナビゲータデータ信号の強度が、肝臓から得られるナビゲータデータ信号の強度より低くなるように前記ナビゲータシーケンスを実施する、
    請求項16に記載のRFパルス印加方法。
  18. 前記ナビゲータ励起時の傾斜磁場がk空間でらせん状の軌跡をとるように前記ナビゲータシーケンスを実施する、
    請求項12から17のいずれかに記載のRFパルス印加方法。
  19. 前記2つの部位と異なる部位をそれぞれ円筒状に励起するRFパルスを送信する、
    請求項12から18のいずれかに記載のRFパルス印加方法。
  20. 前記ナビゲータ領域と前記異なる部位との間隔に基づいて、前記ナビゲータ励起時の傾斜磁場がk空間上でらせん状の軌跡をとるときの巻き数を決定する、
    請求項18に記載のRFパルス印加方法。
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