JP2003260037A - 磁気共鳴信号獲得装置および磁気共鳴撮影装置 - Google Patents

磁気共鳴信号獲得装置および磁気共鳴撮影装置

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JP2003260037A JP2002060476A JP2002060476A JP2003260037A JP 2003260037 A JP2003260037 A JP 2003260037A JP 2002060476 A JP2002060476 A JP 2002060476A JP 2002060476 A JP2002060476 A JP 2002060476A JP 2003260037 A JP2003260037 A JP 2003260037A
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    • G01R33/56563Correction of image distortions, e.g. due to magnetic field inhomogeneities caused by a distortion of the main magnetic field B0, e.g. temporal variation of the magnitude or spatial inhomogeneity of B0

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 磁場の外乱がいかに大きくてもそれに影響さ
れない磁気共鳴信号を獲得する装置、および、そのよう
にして獲得した磁気共鳴信号に基づいて磁気共鳴撮影を
行う装置を実現する。 【解決手段】 複数ビューの磁気共鳴信号を逐次獲得し
(802)、磁場の外乱を監視し(806)、磁場の外
乱が発生したときのビューについて磁気共鳴信号の獲得
をやり直し(808)、前記やり直しを行った後の磁気
共鳴信号に基づいて画像を生成する(804)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁気共鳴信号獲得
装置および磁気共鳴撮影装置に関し、とくに、複数ビュ
ー(view)の磁気共鳴信号を逐次獲得する装置、お
よび、そのようにして獲得した磁気共鳴信号に基づいて
画像を生成する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】磁気共鳴撮影(MRI:Magneti
c Resonance Imaging)装置では、
マグネットシステム(magnet system)の
内部空間、すなわち、静磁場を形成した撮影空間に撮影
の対象を搬入し、勾配磁場および高周波磁場を印加して
対象内のスピン(spin)を励起して磁気共鳴信号を
発生させ、その受信信号に基づいて画像を再構成する。
【0003】マグネットシステムの設置場所が電車等の
線路に近い場合は、電車等の通過に伴って磁場の外乱が
発生する。磁気共鳴信号が磁場の外乱に影響されると再
構成画像の品質が低下するので、磁場の外乱の影響を低
減するための方策が講じられる。
【0004】そのような方策のひとつとして、磁場の外
乱を相殺する磁場発生装置が用いられる。この装置は、
磁場センサ(sensor)と磁場発生コイル(coi
l)を備え、磁場センサで検出した磁場の外乱に応じ
て、それを打ち消すための磁場を磁場発生コイルから発
生するようになっている。
【0005】磁場発生コイルとしてはヘルムホルツコイ
ル(Helmholtz coil)が用いられる。ヘ
ルムホルツコイルは、コイル軸が互いに垂直な3組のも
のが使用され、互いに垂直な3方向の磁場が発生可能に
なっている。3組のヘルムホルツコイルにおける6つの
コイルループ(coil loop)は、スキャンルー
ム(scan room)の6面、すなわち、天井、床
および4つの壁面にそれぞれ設けられる。各コイルルー
プは各面の周に沿った導電経路を有する。
【0006】他の方策としては、磁気共鳴信号に対する
磁場の外乱の影響を計算によって求め、それに応じて磁
気共鳴信号を補正する方法がある。磁場の外乱の影響を
計算するのに使用する磁気共鳴信号は、画像再構成用の
磁気共鳴信号とは別に収集される。そのような信号を収
集する頻度は、外乱を所望の時間分解能で検出できるよ
うに設定される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】磁場の外乱を相殺する
磁場発生装置を用いる場合は、それをスキャンルームに
設置するための特別な施工が必要になる。磁気共鳴信号
からの計算によって磁場の外乱の影響を求める場合は、
計算に用いる磁気共鳴信号を、磁場の外乱の有無にかか
わらず、所定の頻度で画像再構成用の磁気共鳴信号とは
別に収集しなければならない。また、どちらの方策を採
用するにしても、相殺ないし補正可能な磁場の外乱の大
きさには限度がある。
【0008】そこで、本発明の課題は、磁場の外乱がい
かに大きくてもそれに影響されない磁気共鳴信号を獲得
する装置、および、そのようにして獲得した磁気共鳴信
号に基づいて磁気共鳴撮影を行う装置を実現することで
ある。
【0009】
【課題を解決するための手段】(1)上記の課題を解決
するためのひとつの観点での発明は、複数ビューの磁気
共鳴信号を逐次獲得する信号獲得手段と、磁場の外乱を
監視する監視手段と、磁場の外乱が発生したときのビュ
ーについて前記信号獲得手段に磁気共鳴信号の獲得のや
り直しを行わせる制御手段と、を具備することを特徴と
する磁気共鳴信号獲得装置である。
【0010】(2)上記の課題を解決するための他の観
点での発明は、複数ビューの磁気共鳴信号を逐次獲得
し、磁場の外乱を監視し、磁場の外乱が発生したときの
ビューについて磁気共鳴信号の獲得をやり直す、ことを
特徴とする磁気共鳴信号獲得方法であってよい。
【0011】(1)および(2)に記載の各観点での発
明では、複数ビューの磁気共鳴信号を逐次獲得し、磁場
の外乱を監視し、磁場の外乱が発生したときのビューに
ついて磁気共鳴信号の獲得をやり直すので、磁場の外乱
がいかに大きくてもそれに影響されない磁気共鳴信号を
獲得することができる。
【0012】(3)上記の課題を解決するための他の観
点での発明は、複数ビューの磁気共鳴信号を逐次獲得す
る信号獲得手段と、磁場の外乱を監視する監視手段と、
磁場の外乱が発生したときのビューについて前記信号獲
得手段に磁気共鳴信号の獲得のやり直しを行わせる制御
手段と、前記やり直しを行った後の磁気共鳴信号に基づ
いて画像を生成する画像生成手段と、を具備することを
特徴とする磁気共鳴撮影装置である。
【0013】(4)上記の課題を解決するための他の観
点での発明は、複数ビューの磁気共鳴信号を逐次獲得
し、磁場の外乱を監視し、磁場の外乱が発生したときの
ビューについて磁気共鳴信号の獲得をやり直し、前記や
り直しを行った後の磁気共鳴信号に基づいて画像を生成
する、ことを特徴とする磁気共鳴撮影方法であってよ
い。
【0014】(3)および(4)に記載の各観点での発
明では、複数ビューの磁気共鳴信号を逐次獲得し、磁場
の外乱を監視し、磁場の外乱が発生したときのビューに
ついて磁気共鳴信号の獲得をやり直し、前記やり直しを
行った後の磁気共鳴信号に基づいて画像を生成するの
で、磁場の外乱がいかに大きくてもそれに影響されない
磁気共鳴信号を獲得することができ、それに基づいて品
質の良い画像を得ることができる。
【0015】前記やり直しは、前記磁場の変化があらか
じめ定めた閾値を超えるときに行うことが、やり直しの
頻度を適正化する点で好ましい。前記閾値は前記磁気共
鳴信号の位相エンコード量によって異なることが、位相
エンコード量による影響の相違を利用してやり直しの頻
度を適正化する点で好ましい。
【0016】前記閾値は前記位相エンコード量が大きい
ほど大きいことが、やり直しの頻度を低減する点で好ま
しい。前記閾値は前記磁場の変化の周波数によって異な
ることが、周波数による影響の相違を利用してやり直し
の頻度を適正化する点で好ましい。
【0017】前記閾値は前記周波数と前記磁気共鳴信号
のエコータイムTEの逆数との相違が大きいほど大きい
ことが、やり直しの頻度を低減する点で好ましい。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を詳細に説明する。なお、本発明は実施の形態
に限定されるものではない。図1に磁気共鳴撮影装置の
ブロック(block)図を示す。本装置は本発明の実
施の形態の一例である。本装置の構成によって、本発明
の装置に関する実施の形態の一例が示される。本装置の
動作によって、本発明の方法に関する実施の形態の一例
が示される。
【0019】同図に示すように、本装置はマグネットシ
ステム100を有する。マグネットシステム100はス
キャンルーム内に設置されている。マグネットシステム
100は主磁場コイル(coil)部102、勾配コイ
ル部106およびRFコイル部108を有する。これら
各コイル部は概ね円筒状の形状を有し、互いに同軸的に
配置されている。マグネットシステム100の概ね円柱
状の内部空間(ボア:bore)に、撮影の対象1がク
レードル(cradle)500に搭載されて図示しな
い搬送手段により搬入および搬出される。
【0020】主磁場コイル部102はマグネットシステ
ム100の内部空間に静磁場を形成する。静磁場の方向
は概ね対象1の体軸の方向に平行である。すなわちいわ
ゆる水平磁場を形成する。主磁場コイル部102は例え
ば超伝導コイルを用いて構成される。なお、超伝導コイ
ルに限らず常伝導コイル等を用いて構成してもよいのは
もちろんである。
【0021】勾配コイル部106は、互いに垂直な3軸
すなわちスライス(slice)軸、位相軸および周波
数軸の方向において、それぞれ静磁場強度に勾配を持た
せるための3つの勾配磁場を生じる。
【0022】静磁場空間における互いに垂直な座標軸を
x,y,zとしたとき、いずれの軸もスライス軸とする
ことができる。その場合、残り2軸のうちの一方を位相
軸とし、他方を周波数軸とする。また、スライス軸、位
相軸および周波数軸は、相互間の垂直性を保ったまま
x,y,z軸に関して任意の傾きを持たせることも可能
である。本装置では対象1の体軸の方向をz軸方向とす
る。
【0023】スライス軸方向の勾配磁場をスライス勾配
磁場ともいう。位相軸方向の勾配磁場を位相エンコード
(encode)勾配磁場またはフェーズエンコード
(phase encode)勾配磁場ともいう。周波
数軸方向の勾配磁場をリードアウト(read ou
t)勾配磁場ともいう。このような勾配磁場の発生を可
能にするために、勾配コイル部106は図示しない3系
統の勾配コイルを有する。以下、勾配磁場を単に勾配と
もいう。
【0024】RFコイル部108は静磁場空間に対象1
の体内のスピン(spin)を励起するための高周波磁
場を形成する。以下、高周波磁場を形成することをRF
励起信号の送信ともいう。また、RF励起信号をRFパ
ルスともいう。RFコイル部108は、また、励起され
たスピンが生じる電磁波すなわち磁気共鳴信号を受信す
る。
【0025】RFコイル部108は図示しない送信用の
コイルおよび受信用のコイルを有する。送信用のコイル
および受信用のコイルは、同じコイルを兼用するかある
いはそれぞれ専用のコイルを用いる。
【0026】勾配コイル部106には勾配駆動部130
が接続されている。勾配駆動部130は勾配コイル部1
06に駆動信号を与えて勾配磁場を発生させる。勾配駆
動部130は、勾配コイル部106における3系統の勾
配コイルに対応して、図示しない3系統の駆動回路を有
する。
【0027】RFコイル部108にはRF駆動部140
が接続されている。RF駆動部140はRFコイル部1
08に駆動信号を与えてRFパルスを送信し、対象1の
体内のスピンを励起する。
【0028】RFコイル部108にはデータ収集部15
0が接続されている。データ収集部150は、RFコイ
ル部108が受信した受信信号をサンプリング(sam
pling)によって取り込み、それをディジタルデー
タ(digital data)として収集する。
【0029】勾配駆動部130、RF駆動部140およ
びデータ収集部150には制御部160が接続されてい
る。制御部160は、勾配駆動部130ないしデータ収
集部150をそれぞれ制御して磁気共鳴信号の収集を遂
行する。マグネットシステム100、勾配駆動部13
0、RF駆動部140、データ収集部150および制御
部160からなる部分は、本発明における信号獲得手段
の実施の形態の一例である。
【0030】制御部160は、例えばコンピュータ(c
omputer)等を用いて構成される。制御部160
は図示しないメモリ(memory)を有する。メモリ
は制御部160用のプログラムおよび各種のデータを記
憶している。制御部160の機能は、コンピュータがメ
モリに記憶されたプログラムを実行することにより実現
される。
【0031】データ収集部150の出力側はデータ処理
部170に接続されている。データ収集部150が収集
したデータがデータ処理部170に入力される。データ
処理部170には、また、磁場センサ120の出力信号
すなわち磁場検出信号が入力される。磁場センサ120
は、スキャンルーム内の適宜の個所に設置されている。
磁場センサ120の設置位置としては磁場の外乱を効果
的に検出できる位置が選ばれる。
【0032】データ処理部170は、例えばコンピュー
タ等を用いて構成される。データ処理部170は図示し
ないメモリを有する。メモリはデータ処理部170用の
プログラムおよび各種のデータを記憶している。
【0033】データ処理部170は制御部160に接続
されている。データ処理部170は制御部160の上位
にあってそれを統括する。本装置の機能は、データ処理
部170がメモリに記憶されたプログラムを実行するこ
とによりを実現される。
【0034】データ処理部170は、データ収集部15
0が収集したデータをメモリに記憶する。メモリ内には
データ空間が形成される。このデータ空間は2次元フー
リエ(Fourier)空間を構成する。以下、2次元
フーリエ空間をkスペース(k−space)ともい
う。データ処理部170は、kスペースのデータを2次
元逆フ−リエ変換することにより対象1の画像を再構成
する。データ処理部170は、本発明における画像生成
手段の実施の形態の一例である。
【0035】磁場センサ120の磁場検出信号もメモリ
に記憶される。データ処理部170は、メモリに記憶さ
れた磁場検出信号によって磁場の外乱を監視する。磁場
センサ120およびデータ処理部170からなる部分
は、本発明における監視手段の実施の形態の一例であ
る。
【0036】データ処理部170には表示部180およ
び操作部190が接続されている。表示部180は、グ
ラフィックディスプレー(graphic displ
ay)等で構成される。操作部190はポインティング
デバイス(pointingdevice)を備えたキ
ーボード(keyboard)等で構成される。
【0037】表示部180は、データ処理部170から
出力される再構成画像および各種の情報を表示する。操
作部190は、使用者によって操作され、各種の指令や
情報等をデータ処理部170に入力する。使用者は表示
部180および操作部190を通じてインタラクティブ
(interactive)に本装置を操作する。
【0038】図2に、他の方式の磁気共鳴撮影装置のブ
ロック図を示す。同図に示す磁気共鳴撮影装置は、本発
明の実施の形態の一例である。本装置の構成によって、
本発明の装置に関する実施の形態の一例が示される。本
装置の動作によって、本発明の方法に関する実施の形態
の一例が示される。
【0039】本装置は、図1に示した装置とは方式を異
にするマグネットシステム100’を有する。マグネッ
トシステム100’はスキャンルーム内に設置されてい
る。マグネットシステム100’以外は図1に示した装
置と同様な構成になっており、同様な部分に同一の符号
を付して説明を省略する。
【0040】マグネットシステム100’は主磁場マグ
ネット部102’、勾配コイル部106’およびRFコ
イル部108’を有する。これら主磁場マグネット部1
02’および各コイル部は、いずれも空間を挟んで互い
に対向する1対のものからなる。また、いずれも概ね円
盤状の形状を有し中心軸を共有して配置されている。マ
グネットシステム100’の内部空間(ボア)に、対象
1がクレードル500に搭載されて図示しない搬送手段
により搬入および搬出される。
【0041】主磁場マグネット部102’はマグネット
システム100’の内部空間に静磁場を形成する。静磁
場の方向は概ね対象1の体軸方向と直交する。すなわち
いわゆる垂直磁場を形成する。主磁場マグネット部10
2’は例えば永久磁石等を用いて構成される。なお、永
久磁石に限らず超伝導電磁石あるいは常伝導電磁石等を
用いて構成してもよいのはもちろんである。
【0042】勾配コイル部106’は、互いに垂直な3
軸すなわちスライス軸、位相軸および周波数軸の方向に
おいて、それぞれ静磁場強度に勾配を持たせるための3
つの勾配磁場を生じる。
【0043】静磁場空間における互いに垂直な座標軸を
x,y,zとしたとき、いずれの軸もスライス軸とする
ことができる。その場合、残り2軸のうちの一方を位相
軸とし、他方を周波数軸とする。また、スライス軸、位
相軸および周波数軸は、相互間の垂直性を保ったまま
x,y,z軸に関して任意の傾きを持たせることも可能
である。本装置でも対象1の体軸の方向をz軸方向とす
る。
【0044】スライス軸方向の勾配磁場をスライス勾配
磁場ともいう。位相軸方向の勾配磁場を位相エンコード
勾配磁場ないしフェーズエンコード勾配磁場ともいう。
周波数軸方向の勾配磁場をリードアウト勾配磁場ともい
う。このような勾配磁場の発生を可能にするために、勾
配コイル部106’は図示しない3系統の勾配コイルを
有する。
【0045】RFコイル部108’は静磁場空間に対象
1の体内のスピンを励起するためのRFパルスを送信す
る。RFコイル部108’は、また、励起されたスピン
が生じる磁気共鳴信号を受信する。
【0046】RFコイル部108’は図示しない送信用
のコイルおよび受信用のコイルを有する。送信用のコイ
ルおよび受信用のコイルは、同じコイルを兼用するかあ
るいはそれぞれ専用のコイルを用いる。マグネットシス
テム100’、勾配駆動部130、RF駆動部140、
データ収集部150および制御部160からなる部分
は、本発明における信号獲得手段の実施の形態の一例で
ある。
【0047】図3に、磁気共鳴撮影に用いるパルスシー
ケンス(pulse sequence)の一例を示
す。このパルスシーケンスは、スピンエコー(SE:S
pinEcho)法のパルスシーケンスである。
【0048】すなわち、(1)はSE法におけるRF励
起用の90°パルスおよび180°パルスのシーケンス
であり、(2)、(3)、(4)および(5)は、同じ
くそれぞれ、スライス勾配Gs、リードアウト勾配G
r、フェーズエンコード勾配GpおよびスピンエコーM
Rのシーケンスである。なお、90°パルスおよび18
0°パルスはそれぞれ中心信号で代表する。パルスシー
ケンスは時間軸tに沿って左から右に進行する。
【0049】同図に示すように、90°パルスによりス
ピンの90°励起が行われる。このときスライス勾配G
sが印加され所定のスライスについての選択励起が行わ
れる。90°励起から所定の時間後に、180°パルス
による180°励起すなわちスピン反転が行われる。こ
のときもスライス勾配Gsが印加され、同じスライスに
ついての選択的反転が行われる。
【0050】90°励起とスピン反転の間の期間に、リ
ードアウト勾配Grおよびフェーズエンコード勾配Gp
が印加される。リードアウト勾配Grによりスピンのデ
ィフェーズ(dephase)が行われる。フェーズエ
ンコード勾配Gpによりスピンのフェーズエンコードが
行われる。
【0051】スピン反転後、リードアウト勾配Grでス
ピンをリフェーズ(rephase)してスピンエコー
MRを発生させる。スピンエコーMRは、本発明におけ
る磁気共鳴信号の実施の形態の一例である。スピンエコ
ーMRは、エコー中心に関して対称的な波形を持つRF
信号となる。中心エコーは90°励起からTE(ech
o time)後に生じる。TEはエコータイム(ec
ho time)とも呼ばれる。スピンエコーMRはデ
ータ収集部150によりビューデータ(view da
ta)として収集される。
【0052】このようなパルスシーケンスが周期TR
(repetition time)で64〜512回
繰り返される。繰り返しのたびにフェーズエンコード勾
配Gpを変更し、毎回異なるフェーズエンコードを行
う。これによって、位相エンコード量を異にする64〜
512ビューのビューデータが得られる。
【0053】磁気共鳴撮影用パルスシーケンスの他の例
を図4に示す。このパルスシーケンスは、グラディエン
トエコー(GRE:Gradient Echo)法の
パルスシーケンスである。
【0054】すなわち、(1)はGRE法におけるRF
励起用のα°パルスのシーケンスであり、(2)、
(3)、(4)および(5)は、同じくそれぞれ、スラ
イス勾配Gs、リードアウト勾配Gr、フェーズエンコ
ード勾配GpおよびスピンエコーMRのシーケンスであ
る。なお、α°パルスは中心信号で代表する。パルスシ
ーケンスは時間軸tに沿って左から右に進行する。
【0055】同図に示すように、α°パルスによりスピ
ンのα°励起が行われる。αは90以下である。このと
きスライス勾配Gsが印加され所定のスライスについて
の選択励起が行われる。
【0056】α°励起後、フェーズエンコード勾配Gp
によりスピンのフェーズエンコードが行われる。次に、
リードアウト勾配Grにより先ずスピンをディフェーズ
し、次いでスピンをリフェーズして、グラディエントエ
コーMRを発生させる。グラディエントエコーMRは、
本発明における磁気共鳴信号の実施の形態の一例であ
る。グラディエントエコーMRは、エコー中心に関して
対称的な波形を持つRF信号となる。中心エコーはα°
励起からTE後に生じる。グラディエントエコーMRは
データ収集部150によりビューデータとして収集され
る。
【0057】このようなパルスシーケンスが周期TRで
64〜512回繰り返される。繰り返しのたびにフェー
ズエンコード勾配Gpを変更し、毎回異なるフェーズエ
ンコードを行う。これによって、位相エンコード量を異
にする64〜512ビューのビューデータが得られる。
【0058】図3または図4のパルスシーケンスによっ
て得られたビューデータが、データ処理部170のメモ
リに収集される。なお、パルスシーケンスはSE法また
はGRE法に限るものではなく、例えばファーストスピ
ンエコー(FSE:FastSpin Echo)法や
エコープラナーイメージング(EPI:EchoPla
nar Imaging)等、他の適宜の技法のもので
あってよいのはいうまでもない。
【0059】図5に、kスペースの概念図を示す。kス
ペースにおいて横軸kxは周波数軸であり、縦軸kyは
位相軸である。同図において複数の横長の長方形がそれ
ぞれビューデータを表す。以下、ビューデータをMRデ
ータともいう。長方形内に記入された数字は位相エンコ
ード量を表す。位相エンコード量はπ/Nで正規化して
ある。Nは64〜512である。位相エンコード量は位
相軸kyの中心で0である。中心から両端にかけて位相
エンコード量が次第に増加する。増加の極性は互いに逆
である。データ処理部170は、このようなビューデー
タを2次元逆フーリエ変換して対象1の断層像を再構成
する。再構成した画像はメモリに記憶する。
【0060】図6に、本装置の動作のフロー(flo
w)図を示す。同図に示すように、ステップ(ste
p)602で、撮影条件設定が行われる。撮影条件設定
は、使用者により操作部190を通じて行われる。これ
によって、スキャンパラメータ(scan param
eter)をはじめとする所望の撮影条件が設定され
る。
【0061】次に、ステップ604で、スキャンが行わ
れる。スキャンは、制御部160による制御の下で、前
述のパルスシーケンスを実行することにより行われ、M
Rデータがビューごとに逐次獲得される。
【0062】ステップ604におけるスキャンのさらに
詳細なステップの一例を図7に示す。同図に示すよう
に、ステップ642で、1ビュー分のMRデータ獲得を
行ったとき、次のステップ644で、MRデータ獲得中
に磁場の外乱があったか否かが判定される。磁場の外乱
の有無は、データ処理部170によりメモリに記憶され
た磁場検出信号に基づいて行われる。すなわち、磁場検
出信号が所定の閾値を超えて変化したとき磁場の外乱が
あったと判定される。閾値は、例えば0.5〜1mG
(milligauss)程度の適宜の値となってい
る。
【0063】磁場の外乱があったと判定されたときは、
ステップ646で、そのビューのMRデータ獲得のやり
直しが行われる。なお、例えばファーストスピンエコー
法やエコープラナーイメージング法等のように、1TR
で複数ビューのMRデータを獲得する場合は、それら複
数ビューについてMRデータ獲得をやり直す。以下、同
様である。
【0064】MRデータ獲得のやり直しは、データ処理
部170から指令に基づき制御部160による制御の下
で行われる。データ処理部170および制御部160か
らなる部分は、本発明における制御手段の実施の形態の
一例である。
【0065】次いで、ステップ644で、このやり直し
によるMRデータ獲得中に磁場の外乱があったか否かが
判定され、磁場の外乱があると判定された場合は、ステ
ップ646で同じビューのMRデータ獲得をやり直す。
このようにして、磁場の外乱が続く間は同一ビューのM
Rデータの取り直しが繰り返される。
【0066】ステップ644で磁場の外乱がないと判定
されたときは、ステップ648で、全ビューのMRデー
タ獲得が完了したか否かが判定され、未了の場合はステ
ップ642に戻って次のビューのMRデータ獲得を行
う。
【0067】以下、この要領で各ビューのMRデータ獲
得を逐次行う。このようなスキャンを行うことにより、
全ビューのMRデータは、磁場の外乱がいかに大きくて
もその影響を受けないものとなる。
【0068】全ビューのMRデータ獲得後に、ステップ
606で、データ処理部170により画像再構成が行わ
れる。全ビューのMRデータがいずれも磁場の外乱の影
響を受けないので、再構成画像は品質の良いものとな
る。そのような画像がステップ608で表示部180に
表示され、また、メモリに記憶される。
【0069】図8に、上記のような機能に着目した本装
置の機能ブロック図を示す。同図に示すように、本装置
は、信号獲得部802、画像生成部804、磁場外乱監
視部806およびやり直し制御部808を有する。これ
らは、それぞれ、本発明における信号獲得手段、画像生
成手段、監視手段および制御手段の実施の形態の一例で
ある。
【0070】信号獲得部802は、前述のようなパルス
シーケンスによりMRデータ獲得を行う。その際、やり
直し制御部808が磁場外乱監視部806からの入力信
号に基づいて、信号獲得部802に前述のようなMRデ
ータ獲得のやり直しを行わせ、磁場外乱の影響を受けな
いMRデータを獲得させる。そのようなMRデータが画
像生成部804に入力される。画像生成部804は、そ
れらMRデータに基づいて画像再構成を行う。
【0071】磁場外乱によるMRデータの劣化が再構成
画像に及ぼす影響は、位相エンコード量が大きくなるほ
ど小さくなる。逆にいえば、位相エンコード量が大きい
ほど磁場外乱に対する許容度が大きい。この性質に着目
して、磁場外乱の有無を判定する閾値は位相エンコード
量ごとに異なる値を設定することが可能である。
【0072】図9に、そのような閾値設定を概念的に示
す。同図に示すように、閾値は位相エンコード量0に対
しては最も小さい値が設定され、位相エンコード量が増
すにつれて次第に大きな値が設定される。位相エンコー
ド量0に対する閾値は例えば0.5〜1mGである。最
大の位相エンコード量に対しては位相エンコード量0に
対する閾値の例えば10〜100倍程度の値を設定して
よい。
【0073】このような閾値設定を行えば、例えば1m
Gの磁場外乱があったときにMRデータ獲得のやり直し
をしなければならないのは、そのときたまたま位相エン
コード量0のMRデータを獲得していた場合だけとな
る。それ以外の位相エンコード量では磁場外乱が同じで
もやり直しは不要なので、MRデータ獲得のやり直しを
必要とする確率が小さくなる。したがって、閾値を位相
エンコード量に無関係に一定とした場合に比べて、やり
直しの頻度を大幅に低減することができる。そして、こ
れによって、やり直しによるスキャンの能率の低下を最
小限にすることができる。
【0074】スピンエコーを収集するパルスシーケンス
を用いる場合は、外乱による磁場変化の周波数に応じて
閾値を異ならせるようにしても良い。スピンエコーに対
する磁場外乱の影響は、磁場変化の周波数がエコータイ
ムTEの逆数すなわち1/TEに一致するとき最大とな
り、その周波数から離れるにつれて影響は小さくなる。
【0075】そこで、例えば図10に示すように、閾値
としては周波数が1/TEのとき最小となり、周波数が
1/TEから離れるにつれて大きくなるものを設定して
よい。このようすることにより、スピンエコーを収集す
る場合は、例えば1mGの磁場外乱があったときにMR
データ獲得のやり直しをしなければならないのは、その
ときたまたま磁場変化の周波数が1/TEである場合だ
けとなる。それ以外の周波数では磁場外乱が同じでもや
り直しは不要なので、MRデータ獲得のやり直しを必要
とする確率が小さくなる。
【0076】したがって、閾値が位相エンコード量に無
関係に一定の場合に比べて、やり直しの頻度を大幅に低
減することができる。そして、これによって、やり直し
によるスキャンの能率の低下を最小限にすることができ
る。また、このような閾値設定を図9に示した閾値設定
と組み合わせれば、両者の相乗効果によりスキャン能率
の低下をさらに小さくすることができる。
【0077】上記のようなMRデータ獲得を、前述の従
来例のように、磁場の外乱を相殺する磁場発生装置を備
えているスキャンルームにおいて実施するようにしても
よい。そのようにした場合の装置全体の機能ブロック図
を図11に示す。同図に示すように、この装置は、図8
に示したブロック図に打ち消し磁場発生部810を加え
たものとなる。
【0078】打ち消し磁場発生部810は磁場外乱監視
部806の出力信号に基づいて外乱磁場を打ち消す。こ
の打ち消し効果によって磁場外乱が見かけ上小さくな
り、MRデータ獲得のやり直しの頻度が低下する。
【0079】また、上記のようなMRデータ獲得を、前
述の従来例のように、磁場の外乱の影響を計算によって
求め、それに応じて磁気共鳴信号を補正する方法と組み
合わせて行うようにしてもよい。そのようにした場合の
装置全体の機能ブロック図を図12に示す。同図に示す
ように、この装置は、図8に示したブロック図に磁場外
乱算出部812および信号補正部814を加えたものと
なる。
【0080】磁場外乱算出部812は、信号獲得部80
2が獲得したMRデータに基づいて磁場外乱を算出す
る。信号補正部814は、磁場外乱の算出値に基づい
て、信号獲得部802が獲得したMRデータを補正す
る。このようにした場合、MRデータ獲得のやり直し
は、磁場外乱が信号補正部814で補正しきれないほど
に大きい場合のみに行えばよいので、やり直しの頻度を
低下させることができる。
【0081】これを、磁場の外乱を相殺する磁場発生装
置を備えているスキャンルームにおいて実施するように
してもよい。図13に、そのようにした場合の機能ブロ
ック図を示す。このような構成にすれば、3つの技術の
相乗効果により、やり直しの頻度をいっそう小さくする
ことができる。
【0082】以上、好ましい実施の形態の例に基づいて
本発明を説明したが、本発明が属する技術の分野におけ
る通常の知識を有する者は、上記の実施の形態の例につ
いて、本発明の技術的範囲を逸脱することなく種々の変
更や置換等をなし得る。したがって、本発明の技術的範
囲には、上記の実施の形態の例ばかりでなく、特許請求
の範囲に属するすべての実施の形態が含まれる。
【0083】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、磁場の外乱がいかに大きくてもそれに影響されな
い磁気共鳴信号を獲得する装置、および、そのようにし
て獲得した磁気共鳴信号に基づいて磁気共鳴撮影を行う
装置を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例の装置のブロック図
である。
【図2】本発明の実施の形態の一例の装置のブロック図
である。
【図3】本発明の実施の形態の一例の装置が実行するパ
ルスシーケンスの一例を示す図である。
【図4】本発明の実施の形態の一例の装置が実行するパ
ルスシーケンスの一例を示す図である。
【図5】kスペースの概念図である。
【図6】本発明の実施の形態の一例の装置の動作のフロ
ー図である。
【図7】本発明の実施の形態の一例の装置の動作のフロ
ー図である。
【図8】本発明の実施の形態の一例の装置の機能ブロッ
ク図である。
【図9】閾値設定の概念図である。
【図10】閾値設定の概念図である。
【図11】本発明の実施の形態の一例の装置の機能ブロ
ック図である。
【図12】本発明の実施の形態の一例の装置の機能ブロ
ック図である。
【図13】本発明の実施の形態の一例の装置の機能ブロ
ック図である。
【符号の説明】
1 対象 100,100’ マグネットシステム 102 主磁場コイル部 102’ 主磁場マグネット部 106,106’ 勾配コイル部 108,108’ RFコイル部 120 磁場センサ 130 勾配駆動部 140 RF駆動部 150 データ収集部 160 制御部 170 データ処理部 180 表示部 190 操作部 500 クレードル 802 信号獲得部 804 画像生成部 806 磁場外乱監視部 808 やり直し制御部 810 打ち消し磁場発生部 812 磁場外乱算出部 814 信号補正部
フロントページの続き (72)発明者 星野 和哉 東京都日野市旭が丘四丁目7番地の127 ジーイー横河メディカルシステム株式会社 内 Fターム(参考) 4C096 AB11 AD06 AD07 AD08 AD12 BA10 BB07 CA29 DA30

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数ビューの磁気共鳴信号を逐次獲得す
    る信号獲得手段と、 磁場の外乱を監視する監視手段と、 磁場の外乱が発生したときのビューについて前記信号獲
    得手段に磁気共鳴信号の獲得のやり直しを行わせる制御
    手段と、を具備することを特徴とする磁気共鳴信号獲得
    装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、前記磁場の変化があら
    かじめ定めた閾値を超えるときに前記やり直しを行わせ
    る、ことを特徴とする請求項1に記載の磁気共鳴信号獲
    得装置。
  3. 【請求項3】 前記閾値は前記磁気共鳴信号の位相エン
    コード量によって異なる、ことを特徴とする請求項2に
    記載の磁気共鳴信号獲得装置。
  4. 【請求項4】 前記閾値は前記位相エンコード量が大き
    いほど大きい、ことを特徴とする請求項3に記載の磁気
    共鳴信号獲得装置。
  5. 【請求項5】 前記閾値は前記磁場の変化の周波数によ
    って異なる、ことを特徴とする請求項2ないし請求項4
    のうちのいずれか1つに記載の磁気共鳴信号獲得装置。
  6. 【請求項6】 前記閾値は前記周波数と前記磁気共鳴信
    号のエコータイムTEの逆数との相違が大きいほど大き
    い、ことを特徴とする請求項5に記載の磁気共鳴信号獲
    得装置。
  7. 【請求項7】 複数ビューの磁気共鳴信号を逐次獲得す
    る信号獲得手段と、 磁場の外乱を監視する監視手段と、 磁場の外乱が発生したときのビューについて前記信号獲
    得手段に磁気共鳴信号の獲得のやり直しを行わせる制御
    手段と、 前記やり直しを行った後の磁気共鳴信号に基づいて画像
    を生成する画像生成手段と、を具備することを特徴とす
    る磁気共鳴撮影装置。
  8. 【請求項8】 前記制御手段は、前記磁場の変化があら
    かじめ定めた閾値を超えるときに前記やり直しを行わせ
    る、ことを特徴とする請求項7に記載の磁気共鳴撮影装
    置。
  9. 【請求項9】 前記閾値は前記磁気共鳴信号の位相エン
    コード量によって異なる、ことを特徴とする請求項8に
    記載の磁気共鳴撮影装置。
  10. 【請求項10】 前記閾値は前記位相エンコード量が大
    きいほど大きい、ことを特徴とする請求項9に記載の磁
    気共鳴撮影装置。
  11. 【請求項11】 前記閾値は前記磁場の変化の周波数に
    よって異なる、ことを特徴とする請求項8ないし請求項
    10のうちのいずれか1つに記載の磁気共鳴撮影装置。
  12. 【請求項12】 前記閾値は前記周波数と前記磁気共鳴
    信号のエコータイムTEの逆数との相違が大きいほど大
    きい、ことを特徴とする請求項11に記載の磁気共鳴撮
    影装置。
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