JP2009260171A - 基板処理装置、基板処理方法、プログラムおよび記録媒体 - Google Patents

基板処理装置、基板処理方法、プログラムおよび記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】基板処理装置を長期間使用したときに加熱部における複数の加熱器または全ての加熱器が同時に使用することができなくなるというトラブルを抑制することができ、また加熱器に断線が生じてしまうことを防止することができる基板処理装置、基板処理方法、プログラムおよび記録媒体を提供する。
【解決手段】基板処理装置1に設けられた制御部50は、各加熱周期において加熱部24における各加熱器24aを予め設定された加熱器オン時間分だけ交互にオンとするよう各加熱器24aのオンオフをそれぞれ制御する。この制御部50は、処理液の温度が予め設定された所定の温度に維持されるようフィードバック制御を行うことにより0〜1の範囲内にある操作量を算出し、加熱器オン時間を操作量で割り算することにより加熱周期の期間を算出する。
【選択図】図2

Description

本発明は、基板処理装置、基板処理方法、プログラムおよび記録媒体に関し、とりわけ、基板処理装置を長期間使用したときに加熱部における複数の加熱器または全ての加熱器が同時に使用することができなくなるというトラブルを抑制することができ、また加熱器に断線が生じてしまうことを防止することができる基板処理装置、基板処理方法、プログラムおよび記録媒体に関する。
従来より、半導体ウエハやガラス基板等の基板(以下、単にウエハともいう)を純水や薬液等の処理液に浸漬することによってこのウエハを処理する基板処理装置が知られている。このような基板処理装置は、処理液を貯留し、貯留された処理液に例えば50枚のウエハをまとめて浸漬することにより当該ウエハの処理を行う処理槽と、処理槽から処理液が送られるとともにこの処理液を処理槽内に戻す循環流路とを備えている。
処理槽に貯留される処理液は、ウエハに対する処理を適切に行うために、予め設定された所定の温度に維持されていることが好ましい。このため、循環流路には、当該循環流路で流される処理液の加熱を行う加熱ユニットが設けられており、この加熱ユニットにより循環流路で流される処理液の加熱を行うことによって、処理槽内の処理液を予め設定された所定の温度に維持するようになっている。また、処理槽には、当該処理槽に貯留された処理液の温度を測定する温度測定センサが設けられている。さらに、基板処理装置は、温度測定センサにより測定された処理液の温度に基づいて加熱ユニットを制御する制御部を備えている。この制御部は、温度測定センサにより測定される処理液の温度が予め設定された所定の温度に維持されるよう、加熱ユニットを制御してこの加熱ユニットによる処理液の加熱の度合いを調整するようになっている。
より具体的には、加熱ユニットは、並列に設けられた複数(例えば4つ)のヒーターを有しており、制御部により各ヒーターのオンオフの制御が行われることにより、加熱ユニットによる処理液の加熱の度合いを調整するようになっている。制御部による各ヒーターのオンオフの制御について図9を用いて説明する。図9に示すように、制御部は、各加熱周期において全てのヒーターを同時に一定時間オンとするよう、各ヒーターのオンオフを制御するようになっている。この際に、図9における各加熱周期の期間は予め設定されている。そして、制御部において、温度測定センサにより測定される処理液の温度が予め設定された所定の温度に維持されるよう例えばPID制御等のフィードバック制御を行うことにより0〜1の範囲内にあるMV値(操作量)を算出し、予め設定された加熱周期の期間にこのMV値を掛け算することにより各ヒーターのヒーターオン時間(図9参照)を算出するようになっている。
なお、加熱ユニットが複数のヒーターを有するような基板処理装置としては、例えば特許文献1に示すようなものが知られている。
特許第3860353号
しかしながら、制御部が各ヒーターのオンオフの制御を行うにあたり、図9に示すように各加熱周期において全てのヒーターを同時に一定時間オンとする場合には、基板処理装置を長期間使用することによりヒーターの寿命に達した際に複数のヒーターまたは全てのヒーターが同時に使用することができなくなるおそれがある。複数のヒーターまたは全てのヒーターが同時に使用することができなくなると、加熱ユニットは循環流路で流される処理液の加熱を全く行うことができなくなったり、処理液に対する加熱効果が大幅に小さくなったりするという問題が生じる。
また、加熱ユニットの各ヒーターは、当該ヒーターの内部にあるタングステンが蒸発して消滅したときに断線が生じる。断線が生じるとこのヒーターは使用することができなくなる。ここで、タングステンを蒸発しにくくするためには、ヒーターの使用時に電流値を大きくするとともに、ヒーターのランプ内の温度を高くすることが有効である。ヒーターのランプ内の温度の上昇により、このランプ内の圧力が高まり、タングステンの蒸発を抑制することができる。
より具体的には、ヒーターの内部にあるタングステンの蒸発を抑制するためには、ヒーター内の温度を所定の範囲内の大きさ、具体的には例えば250℃〜400℃の範囲内の大きさとする必要がある。ヒーター内の温度がこの所定の範囲内の大きさとなるためには、1回のヒーターオン時間を所定時間以上、具体的には例えば2秒以上にする必要がある。しかしながら、制御部が各ヒーターのオンオフの制御を行うにあたり、上述のように、まずPID制御等のフィードバック制御を行うことにより0〜1の範囲内にあるMV値(操作量)を算出し、予め設定された加熱周期の期間にこのMV値を掛け算することにより各ヒーターのヒーターオン時間を算出した場合には、この算出されたヒーターオン時間が所定時間未満、具体的には例えば2秒未満となってしまうおそれがある。ヒーターオン時間が所定時間よりも短くなってしまう場合には、このヒーターの内部にあるタングステンが蒸発し、ヒーターに断線が生じて使用することができなくなるおそれがあるという問題がある。
本発明は、このような点を考慮してなされたものであり、各加熱周期において加熱部における各加熱器を加熱器オン時間分だけ交互にオンとするよう各加熱器のオンオフをそれぞれ制御するようになっているので、基板処理装置を長期間使用したときに加熱部における複数の加熱器または全ての加熱器が同時に使用することができなくなるというトラブルを抑制することができ、しかも、加熱器オン時間が予め設定されており、この加熱器オン時間と操作量により加熱周期の期間を算出するようになっているので、加熱器オン時間が所定時間よりも短くなってしまい加熱器に断線が生じてしまうことを防止することができる基板処理装置、基板処理方法、プログラムおよび記録媒体を提供することを目的とする。
本発明の基板処理装置は、処理液により基板の処理を行う処理槽と、前記処理槽から処理液が送られるとともにこの処理液を前記処理槽内に戻す循環流路と、前記循環流路に介設され、当該循環流路で流される処理液の加熱を行う加熱部であって、複数の加熱器を有するような加熱部と、前記処理槽における処理液の温度を測定する温度測定部と、前記加熱部の制御を行う制御部であって、各加熱周期において加熱部における各加熱器を予め設定された加熱器オン時間分だけ交互にオンとするよう各加熱器のオンオフをそれぞれ制御するようになっており、前記温度測定部により測定される処理液の温度が予め設定された所定の温度に維持されるようフィードバック制御を行うことにより0〜1の範囲内にある操作量を算出し、前記加熱器オン時間を前記操作量で割り算することにより前記加熱周期の期間を算出するような制御部と、を備えたことを特徴とする。
このような基板処理装置によれば、各加熱周期において加熱部における各加熱器を加熱器オン時間分だけ交互にオンとするよう各加熱器のオンオフをそれぞれ制御するようになっているので、基板処理装置を長期間使用したときに加熱部における複数の加熱器または全ての加熱器が同時に使用することができなくなるというトラブルを抑制することができる。また、加熱器オン時間が予め設定されており、この加熱器オン時間と操作量により加熱周期の期間を算出するようになっているので、加熱器オン時間が所定時間よりも短くなってしまい加熱器に断線が生じてしまうことを防止することができる。
本発明の基板処理装置においては、前記処理槽は、処理液を貯留し、貯留された処理液に基板を浸漬することにより当該基板の処理を行うものであることが好ましい。あるいは、前記処理槽は、当該処理槽に収容された基板の表面に処理液を供給することにより当該基板の処理を行うものであってもよい。
本発明の基板処理装置においては、前記制御部において、前記加熱周期の期間は、各々の加熱周期の完了時に算出されるようになっていてもよい。
本発明の基板処理装置においては、前記制御部において、前記加熱器オン時間は、前記加熱器が加熱器オン時間分だけオンとなったときに当該加熱器内の温度が所定の範囲内の大きさとなるよう、予め設定されていることが好ましい。このことにより、加熱器をオンとしたときに、当該加熱器の内部にあるタングステンが蒸発して消滅し、加熱器に断線が生じることを防止することができるようになる。
本発明の基板処理装置においては、前記制御部において、前記フィードバック制御はPID制御であってもよい。
本発明の基板処理装置においては、前記制御部において、前記フィードバック制御を行っている間に外乱が発生したときに、前記加熱周期を一旦リセットするとともに前記制御部により既に算出されている前記加熱周期の期間をリセットし、この外乱の発生時において前記温度測定部により測定された処理液の温度に基づいて操作量を再び算出し、前記加熱器オン時間をこの再び算出された操作量で割り算することにより前記加熱周期の期間を再び算出し、新たな加熱周期の期間を用いて前記加熱周期を再び開始させることが好ましい。あるいは、前記制御部において、前記フィードバック制御を行っている間に外乱が発生したときに、前記加熱部における全ての前記加熱器を所定の時間分だけ同時にオンまたはオフとするよう各加熱器の制御を行うようになっていてもよい。このことにより、外乱の発生により処理槽内の処理液の温度が急激に大きくなったり小さくなったりした場合であっても、処理槽内の処理液の温度を早期に予め設定された所定の温度に戻すことができる。
この場合、前記温度測定部により測定される処理液の温度が予め設定された所定の範囲から外れたとき、あるいは前記制御部により算出される操作量が予め設定された所定の大きさを超えて乖離したときに、前記外乱が発生したと前記制御部により判断されるようになっていてもよい。
本発明の基板処理装置においては、前記制御部において、前記加熱部における複数の加熱器のうち一または複数の加熱器の故障が検出されたときに、前記加熱周期を一旦リセットし、故障が検出されていない残りの前記加熱器を用いて前記加熱周期を再び開始させることが好ましい。このことにより、加熱部における複数の加熱器のうち一または複数の加熱器に断線等による故障が発生した場合であっても、基板処理装置を一旦停止させることなく、引き続き処理槽に貯留される処理液の温度を予め設定された所定の温度に維持させることができる。
本発明の基板処理方法は、処理液により基板の処理を行う処理槽と、前記処理槽から処理液が送られるとともにこの処理液を前記処理槽内に戻す循環流路と、前記循環流路に介設され、当該循環流路で流される処理液の加熱を行う加熱部であって、複数の加熱器を有するような加熱部と、を備え、各加熱周期において加熱部における各加熱器を予め設定された加熱器オン時間分だけ交互にオンとするよう各加熱器のオンオフがそれぞれ制御されるようになっている基板処理装置による基板処理方法であって、処理液の温度が予め設定された所定の温度に維持されるようフィードバック制御を行うことにより0〜1の範囲内にある操作量を算出する工程と、前記加熱器オン時間を前記操作量で割り算することにより前記加熱周期の期間を算出する工程と、前記算出された期間を有する加熱周期において加熱部における各加熱器を予め設定された加熱器オン時間分だけ交互にオンとする工程と、を備えたことを特徴とする。
このような基板処理方法によれば、各加熱周期において加熱部における各加熱器を加熱器オン時間分だけ交互にオンとするよう各加熱器のオンオフをそれぞれ制御するようになっているので、基板処理装置を長期間使用したときに加熱部における複数の加熱器または全ての加熱器が同時に使用することができなくなるというトラブルを抑制することができる。また、加熱器オン時間が予め設定されており、この加熱器オン時間と操作量により加熱周期の期間を算出するようになっているので、加熱器オン時間が所定時間よりも短くなってしまい加熱器に断線が生じてしまうことを防止することができる。
本発明の基板処理方法においては、前記加熱周期の期間は、各々の加熱周期の完了時に算出されるようになっていてもよい。
本発明の基板処理方法においては、前記加熱器オン時間は、前記加熱器が加熱器オン時間分だけオンとなったときに当該加熱器内の温度が所定の範囲内の大きさとなるよう、予め設定されていることが好ましい。このことにより、加熱器をオンとしたときに、当該加熱器の内部にあるタングステンが蒸発して消滅し、加熱器に断線が生じることを防止することができるようになる。
本発明の基板処理方法においては、0〜1の範囲内にある操作量を算出する際に用いられるフィードバック制御はPID制御であってもよい。
本発明の基板処理方法においては、前記フィードバック制御を行っている間に外乱が発生したときに、前記加熱周期を一旦リセットするとともに既に算出されている前記加熱周期の期間をリセットし、この外乱の発生時での処理液の温度に基づいて操作量を再び算出し、前記加熱器オン時間をこの再び算出された操作量で割り算することにより前記加熱周期の期間を再び算出し、新たな加熱周期の期間を用いて前記加熱周期を再び開始させることが好ましい。あるいは、前記フィードバック制御を行っている間に外乱が発生したときに、前記加熱部における全ての前記加熱器を所定の時間分だけ同時にオンまたはオフとしてもよい。このことにより、外乱の発生により処理槽内の処理液の温度が急激に大きくなったり小さくなったりした場合であっても、処理槽内の処理液の温度を早期に予め設定された所定の温度に戻すことができる。
この場合、処理液の温度が予め設定された所定の範囲から外れたとき、あるいは操作量が予め設定された所定の大きさを超えて乖離したときに、前記外乱が発生したと判断されるようにしてもよい。
本発明の基板処理方法においては、前記加熱部における複数の加熱器のうち一または複数の加熱器の故障が検出されたときに、前記加熱周期を一旦リセットし、故障が検出されていない残りの前記加熱器を用いて前記加熱周期を再び開始させることが好ましい。このことにより、加熱部における複数の加熱器のうち一または複数の加熱器に断線等による故障が発生した場合であっても、基板処理装置を一旦停止させることなく、引き続き処理槽に貯留される処理液の温度を予め設定された所定の温度に維持させることができる。
本発明のプログラムは、処理液により基板の処理を行う処理槽と、前記処理槽から処理液が送られるとともにこの処理液を前記処理槽内に戻す循環流路と、前記循環流路に介設され、当該循環流路で流される処理液の加熱を行う加熱部であって、複数の加熱器を有するような加熱部と、を備え、各加熱周期において加熱部における各加熱器を予め設定された加熱器オン時間分だけ交互にオンとするよう各加熱器のオンオフがそれぞれ制御されるようになっている基板処理装置の制御コンピュータにより実行することが可能なプログラムであって、当該プログラムを実行することにより、前記制御コンピュータが前記基板処理装置を制御して基板処理方法を実行させるものにおいて、前記基板処理方法が、処理液の温度が予め設定された所定の温度に維持されるようフィードバック制御を行うことにより0〜1の範囲内にある操作量を算出する工程と、前記加熱器オン時間を前記操作量で割り算することにより前記加熱周期の期間を算出する工程と、前記算出された期間を有する加熱周期において加熱部における各加熱器を予め設定された加熱器オン時間分だけ交互にオンとする工程と、を備えたものであることを特徴とする。
本発明の記録媒体は、処理液により基板の処理を行う処理槽と、前記処理槽から処理液が送られるとともにこの処理液を前記処理槽内に戻す循環流路と、前記循環流路に介設され、当該循環流路で流される処理液の加熱を行う加熱部であって、複数の加熱器を有するような加熱部と、を備え、各加熱周期において加熱部における各加熱器を予め設定された加熱器オン時間分だけ交互にオンとするよう各加熱器のオンオフがそれぞれ制御されるようになっている基板処理装置の制御コンピュータにより実行することが可能なプログラムが記録された記録媒体であって、当該プログラムを実行することにより、前記制御コンピュータが前記基板処理装置を制御して基板処理方法を実行させるものにおいて、前記基板処理方法が、処理液の温度が予め設定された所定の温度に維持されるようフィードバック制御を行うことにより0〜1の範囲内にある操作量を算出する工程と、前記加熱器オン時間を前記操作量で割り算することにより前記加熱周期の期間を算出する工程と、前記算出された期間を有する加熱周期において加熱部における各加熱器を予め設定された加熱器オン時間分だけ交互にオンとする工程と、を備えたものであることを特徴とする。
本発明の基板処理装置、基板処理方法、プログラムおよび記録媒体によれば、基板処理装置を長期間使用したときに加熱部における複数の加熱器または全ての加熱器が同時に使用することができなくなるというトラブルを抑制することができ、また加熱器に断線が生じてしまうことを防止することができる。
以下、図面を参照して本発明の一実施の形態について説明する。まず、図1により、本実施の形態におけるバッチ式の基板処理装置の全体の構成について説明する。
図1に示すように、バッチ式の基板処理装置1は、純水や薬液等の処理液を貯留し、貯留された処理液に例えば50枚の半導体ウエハやガラス基板等の基板(以下、単にウエハともいう)Wをまとめて浸漬することにより当該ウエハWの処理を行う処理槽10と、処理槽10から処理液が送られるとともにこの処理液を処理槽10内に戻す循環流路20とを備えている。また、基板処理装置1には、当該基板処理装置1の各構成要素の制御を行う制御部50が設けられている。
処理槽10の周囲にはオーバーフロー槽12が設けられており、処理槽10からあふれた処理液はオーバーフロー槽12に送られるようになっている。図1に示すように、オーバーフロー槽12に送られた処理液も循環流路20に送られるようになっている。また、処理槽10内には、当該処理槽10内に処理液を供給するための例えば処理液供給ノズルからなる処理液供給部14が設けられている。この処理液供給部14は循環流路20の下流端に接続されている。さらに、処理槽10内には、当該処理槽10に貯留された処理液の温度を測定する温度測定センサ16が設けられている。この温度測定センサ16による処理液の温度の測定結果は制御部50に送られるようになっている。
循環流路20には、循環ポンプ22、加熱ユニット24、フィルター26、流量計28がそれぞれ上流側から順に設けられている。循環ポンプ22は、処理槽10に貯留された処理液を引き抜くとともに、この処理液を循環流路20内で搬送し、処理液供給部14から処理液を再び処理槽10内に戻すようになっている。この循環ポンプ22は制御部50によりその動作が制御されるようになっている。
加熱ユニット24は、例えば4つの並列に設けられたヒーター24aを有しており、各ヒーター24aにより循環流路20で流される処理液の加熱を行うようになっている。以下、これらの4つのヒーター24aを「ヒーター1」〜「ヒーター4」とする(図2等参照)。各ヒーター24aは制御部50によりオンオフがそれぞれ他のヒーター24aから独立して制御されるようになっている。このような制御部50による各ヒーター24aのオンオフの制御については後述する。
図1に示すように、循環流路20には、2つのフィルター26が並列に設けられており、循環流路20で流れる処理液の濾過を行うようになっている。ここで、2つのフィルター26が並列に設けられているので、一方のフィルター26を交換する場合や、一方のフィルター26に目詰まりが発生した場合において、他方のフィルター26により循環流路20で流れる処理液の濾過を行うことができるようになる。
流量計28は、循環流路20で流れる処理液の流量を測定するようになっている。この流量計28による処理液の流量の測定結果は制御部50に送られるようになっている。
また、基板処理装置1には、過酸化水素水(H)を貯留する過酸化水素水貯留槽30および当該過酸化水素水貯留槽30から過酸化水素水をオーバーフロー槽12に供給する供給管32がそれぞれ設けられている。過酸化水素水貯留槽30から供給管32に送られた過酸化水素水はオーバーフロー槽12内に送られるようになっている。オーバーフロー槽12に供給された過酸化水素水は、循環流路20を経て処理槽10内に送られることとなる。また、この供給管32は途中で分岐しており、供給管32から分岐した分岐管34は、流量計28よりも下流側における循環流路20に接続されている。ここで、分岐管34には補充ポンプ36が介設されており、この補充ポンプ36は制御部50によりその動作が制御されるようになっている。このような分岐管34および補充ポンプ36が設けられていることにより、過酸化水素水貯留槽30から供給管32に送られた過酸化水素水を、分岐管34から、流量計28よりも下流側における循環流路20に送ることができるようになり、処理槽10内への過酸化水素水の供給経路を短縮することができる。
また、基板処理装置1には、硫酸(HSO)を貯留する硫酸貯留槽40および当該硫酸貯留槽40から硫酸を処理槽10に供給する供給管42がそれぞれ設けられている。硫酸貯留槽40から供給管42に送られた硫酸は処理槽10内に送られるようになっている。
制御部50は、基板処理装置1の各構成要素に接続され、各構成要素の動作を制御するようになっている。具体的には、制御部50には、温度測定センサ16による処理槽10内の処理液の温度の測定結果や、流量計28による循環流路20で流される処理液の流量の測定結果が送られるようになっている。また、制御部50は、循環ポンプ22、加熱ユニット24の各ヒーター24a、補充ポンプ36の動作を制御するようになっている。更に具体的には、制御部50は、温度測定センサ16により測定される処理液の温度が予め設定された所定の温度に維持されるよう、加熱ユニット24の各ヒーター24aのオンオフをそれぞれ制御するようになっている。
本実施の形態において、制御部50は、CPUからなる制御コンピュータ51と、この制御コンピュータ51に接続された記録媒体52とを有している。記録媒体52には、後述するウエハWの処理方法を実行するためのプログラムが、各種の設定データ等とともに格納されている。記録媒体52は、ROMやRAMなどのメモリー、ハードディスク、CD−ROMなどのディスク状記録媒体、その他の公知な記録媒体から構成され得るが、記録媒体52として、基板処理装置1の制御コンピュータ51により実行することが可能なプログラムを記録することができるものであればどのような種類のものでも用いることができる。
次に、このような構成からなる基板処理装置1の動作について説明する。
まず、硫酸貯留槽40から硫酸が供給管42を介して処理槽10内に送られる。また、過酸化水素水貯留槽30から過酸化水素水が供給管32を介してオーバーフロー槽12内に送られる。これらの硫酸や過酸化水素水が処理液として用いられる。処理槽10からあふれた処理液は、オーバーフロー槽12に送られるようになっている。また、処理槽10やオーバーフロー槽12から処理液が循環流路20に送られ、この処理液は循環ポンプ22により循環流路20内を搬送させられ、処理液供給部14から再び処理槽10内に戻される。この際に、循環流路20を流れる処理液は加熱ユニット24の各ヒーター24aにより加熱させられる。また、循環流路20を流れる処理液はフィルター26により濾過させられ、不純物が処理液から除去される。また、循環流路20を流れる処理液は流量計28によりその流量が測定される。
そして、処理槽10に貯留された処理液に、例えば50枚のウエハWをまとめて浸漬することにより、これらのウエハWの薬液処理を行う。この際に、処理液の温度が、予め設定された所定の温度が維持されていることが望ましい。
次に、処理槽10における処理液の温度を予め設定された所定の温度に維持する方法について図2乃至図7を用いて以下に説明する。このような、処理槽10における処理液の温度の調整は、前述のように、制御部50が、温度測定センサ16による処理液の温度の測定結果に基づいて加熱ユニット24の各ヒーター24aのオンオフをそれぞれ制御することにより行われる。
図2に示すように、制御部50は、各加熱周期において加熱ユニット24における各ヒーター24aを予め設定された所定のヒーターオン時間分だけ交互にオンとするよう各ヒーター24aのオンオフを制御するようになっている。ここで、ヒーターオン時間は、ヒーター24aがヒーターオン時間分だけオンとなったときにこのヒーター24a内の温度が所定の範囲内、具体的には例えば250℃〜400℃の範囲内の大きさとなるよう、予め設定されている。
図2に示すように、各ヒーター24aのオンオフの制御における一の加熱周期において、まず「ヒーター1」がオンとされ、一定時間経過後に「ヒーター2」がオンとされ、さらに一定時間経過後に「ヒーター3」がオンとされ、さらに一定時間経過後に「ヒーター4」がオンとされる。一の加熱周期における「ヒーター1〜4」のヒーターオン時間は略同一となっている。そして、4つのヒーター24aのうち最後にオンとなった「ヒーター4」がオフとされる時間が、一の加熱周期の完了時と略一致している。図2に示すような、制御部50による各ヒーター24aのオンオフの制御において、複数のヒーター24aがオンとされる期間ができるだけ重複しないよう、各ヒーター24aのオンオフが制御されるようになっている。
図2に示すような各ヒーター24aのオンオフの制御において、温度測定センサ16により測定される処理液の温度が予め設定された所定の温度に維持されるよう、例えばPID制御等のフィードバック制御を行うことにより0〜1の範囲内にあるMV値(操作量)を算出する。そして、予め設定された所定のヒーターオン時間を、MV値で割り算することにより、加熱周期の期間を算出する。具体的には、図2に示すように、予め設定された所定のヒーターオン時間が2秒であり、フィードバック制御により算出されたMV値が0.25である場合には、加熱周期の期間は8秒となる。
ここで、制御部50においてMV値の算出は経時的(連続的)に行われるようになっている。一方、加熱周期の期間は、各々の加熱周期の完了時に算出されるようになっている。なお、加熱周期の期間の算出は、各々の加熱周期の完了時に限定されることはなく、各々の加熱周期の途中でこのような加熱周期の期間の算出を行うようになっていてもよい。また、後述のように、一の加熱周期が終了する前に、制御部50により算出されたMV値が予め設定された所定の大きさ(例えば、0.05)を超えて乖離したときや、ヒーター24aの断線等による故障が検出されたときに、加熱周期の期間の算出を改めて行うようになっていてもよい。
温度測定センサ16により測定された処理槽10内の処理液の温度が予め設定された所定の温度よりも大きく、フィードバック制御により算出されたMV値が0.25よりも小さい例えば0.125となった場合には、図3に示すように、ヒーターオン時間Taは一定(例えば2秒)であるが、加熱周期の期間は16秒(=2秒÷0.125)となる。このことにより、一のヒーター24a(例えば「ヒーター1」)がオンとなってから次のヒーター24a(例えば「ヒーター2」)がオンとなるまでの時間Tbは4秒となり、一のヒーター24a(例えば「ヒーター1」)がオフとなった後2秒間は全てのヒーター24aがオフとなっている。図3に示すような各ヒーター24aのオンオフの制御では、加熱ユニット24による処理液に対する加熱の度合いが比較的小さくなるので、処理槽10内の処理液の温度が下がることとなる。
一方、温度測定センサ16により測定された処理槽10内の処理液の温度が予め設定された所定の温度よりも小さく、フィードバック制御により算出されたMV値が0.25よりも大きい例えば0.625となった場合には、図4に示すように、ヒーターオン時間Taは一定(例えば2秒)であるが、加熱周期の期間は3.2秒(=2秒÷0.625)となる。このことにより、一のヒーター24a(例えば「ヒーター1」)がオンとなってから次のヒーター24a(例えば「ヒーター2」)がオンとなるまでの時間Tbは0.4秒となり、複数のヒーター24aがオンとされる期間が重複することとなる。図4に示すような各ヒーター24aのオンオフの制御では、加熱ユニット24による処理液に対する加熱の度合いが比較的大きくなるので、処理槽10内の処理液の温度が上がることとなる。
次に、図5を用いて、加熱ユニット24により処理液を加熱する前の状態から、この加熱ユニット24により処理液を加熱して当該処理液の温度を予め設定された所定の温度に維持させたときの、処理槽10内に貯留された処理液の温度の経時的な変化について説明する。図5のグラフにおいて、横軸は加熱ユニット24により処理液を加熱し始めてからの時間を示し、縦軸は温度測定センサ16により測定された処理槽10内の処理液の温度を示す。
まず、制御部50は、加熱ユニット24により処理液を加熱し始める際に、全てのヒーター24aを予め設定された所定の時間分だけ同時にオンとするよう各ヒーター24aの制御を行う。このことにより、処理槽10内の処理液の温度が急激に上昇する。そして、加熱ユニット24により処理液を加熱し始めてから所定の時間が経過した後に、制御部50により、各加熱周期において加熱ユニット24における各ヒーター24aを交互にオンとするよう各ヒーター24aのオンオフが制御される。このことにより、図5に示すように、温度測定センサ16により測定された処理槽10内の処理液の温度が、予め設定された所定の温度Tに維持される。なお、加熱ユニット24により処理液を加熱し始める際に、上述のような各ヒーター24aの制御を行う代わりに、加熱ユニット24による処理液の加熱開始時から、制御部50により、各加熱周期において加熱ユニット24における各ヒーター24aを交互にオンとするよう各ヒーター24aのオンオフを制御してもよい。
その後、図5の符号Aに示すように、外乱の発生により、温度測定センサ16により測定された処理槽10内の処理液の温度が大幅に低下する場合がある。このような外乱の発生は、処理槽10やオーバーフロー槽12に硫酸や過酸化水素水を新たに補充したり、処理槽10に貯留された処理液に新たにウエハWを浸漬させたりした場合に生じる。制御部50において、このような外乱の発生は、温度測定センサ16により測定される処理液の温度が予め設定された所定の範囲から外れることにより、あるいは制御部50により算出されるMV値が予め設定された所定の大きさ(例えば、0.05)を超えて乖離することにより、判断されるようになっている。
制御部50において、フィードバック制御を行っている間に外乱が発生したときに、図2に示すような加熱周期を一旦リセットするとともに制御部50により既に算出されている加熱周期の期間をリセットするようになっている。そして、この外乱の発生時において温度測定センサ16により測定された処理液の温度に基づいてMV値を再び算出し、ヒーターオン時間をこの再び算出されたMV値で割り算することにより加熱周期の期間を再び算出し、新たな加熱周期の期間を用いて図2に示すような加熱周期を再び開始させる。このことにより、外乱の発生により処理槽10内の処理液の温度が急激に大きくなったり小さくなったりした場合であっても、外乱が発生した後の処理槽10内の処理液の温度に基づいてMV値およびヒーターオン時間を再び算出し、新たな加熱周期の期間を用いて加熱周期を再び開始させるので、処理槽10内の処理液の温度を早期に予め設定された所定の温度(図5における温度T)に戻すことができる。
なお、フィードバック制御を行っている間に外乱が発生したときの、制御部50による各ヒーター24aのオンオフの制御方法は上述のような方法に限定されることはない。例えば、制御部50において、フィードバック制御を行っている間に外乱が発生したときに、加熱ユニット24における全てのヒーター24aを所定の時間分だけ同時にオンまたはオフとするよう各ヒーター24aの制御を行ってもよい。具体的には、図5に示すように、処理槽10内の処理液の温度が予め設定された所定の温度よりも急激に小さくなった場合には、全てのヒーター24aを所定の時間分だけ同時にオンとすることにより、処理槽10内の処理液の温度を急激に上昇させてこの処理槽10内の処理液の温度を早期に予め設定された所定の温度(図5における温度T)に戻すことができる。一方、処理槽10内の処理液の温度が予め設定された所定の温度よりも急激に大きくなった場合には、全てのヒーター24aを所定の時間分だけ同時にオフとすることにより、処理槽10内の処理液の温度を急激に低下させてこの処理槽10内の処理液の温度を早期に予め設定された所定の温度(図5における温度T)に戻すことができる。
次に、加熱ユニット24における複数のヒーター24aのうち一または複数のヒーター24aの断線等による故障が検出された場合について図6を用いて説明する。図6は、加熱周期の途中で「ヒーター3」が故障したときの各ヒーター24aのオンオフの制御を示す説明図である。このようなヒーター24aの故障の検出は、当該ヒーター24aに供給される電流値を測定し続け、この電流値に異常が生じたことを検出することにより行われる。
図6において、制御部50により、各加熱周期において加熱ユニット24における各ヒーター24aを予め設定された所定のヒーターオン時間分だけ交互にオンとするよう各ヒーター24aのオンオフが制御されている。ここで、図6の符号Bに示すように、加熱周期の途中で「ヒーター3」が故障したことが検出され、この情報が制御部50に送られたときには、図6に示すように、この加熱周期を一旦リセットし、故障が検出されていない残りのヒーター24a(すなわち、「ヒーター1、2、4」)を用いて加熱周期を再び開始させる。この際に、ヒーター24aの数が4つから3つになることにより、一のヒーター24a(例えば「ヒーター1」)がオンとなってから次のヒーター24a(例えば「ヒーター2」)がオンとなるまでの時間が例えば4秒から5.3秒となる。このような制御を行うことにより、加熱ユニット24における複数のヒーター24aのうち一または複数のヒーター24aに断線等による故障が発生した場合であっても、基板処理装置1を一旦停止させることなく、引き続き処理槽10に貯留される処理液の温度を予め設定された所定の温度に維持させることができる。
次に、制御部50による各ヒーター24aのオンオフの制御の一例およびこの例におけるMV値(操作量)の経時的な変化について図7を用いて説明する。図7の上段部分は、制御部50による各ヒーター24aのオンオフの制御を示し、図7の下段部分は、制御部50により算出されるMV値の経時的な変化を示している。
図7において、制御部50により、各加熱周期において加熱ユニット24における各ヒーター24aを予め設定された所定のヒーターオン時間分だけ交互にオンとするよう各ヒーター24aのオンオフが制御されている。ここで、図7の符号Cに示すように、一の加熱周期において、処理槽10に貯留される処理液の温度が急激に低下し、この加熱周期が終了する前に、制御部50により算出されたMV値が予め設定された所定の大きさ(例えば、0.05)を超えて大きくなったときには、この加熱周期を一旦リセットするとともに制御部50により既に算出されている加熱周期の期間(例えば、16秒)をリセットする。そして、このリセット時において温度測定センサ16により測定された処理液の温度に基づいてMV値を再び算出し、ヒーターオン時間をこの再び算出されたMV値で割り算することにより加熱周期の期間を再び算出し、新たな加熱周期の期間を用いて加熱周期を再び開始させる。図7に示すような場合、再び算出されたMV値は0.3となり、加熱周期の期間は6.67秒となる。
その後、図7の符号Dに示すように、再び、各加熱周期において加熱ユニット24における各ヒーター24aを予め設定された所定のヒーターオン時間分だけ交互にオンとするよう各ヒーター24aのオンオフが制御されるようになる。この際に、処理槽10に貯留される処理液の温度が徐々に上昇することにより、制御部50により算出されるMV値は徐々に小さくなる。
そして、図7の符号Eに示すように、加熱周期の途中で「ヒーター3」が故障したことが検出され、この情報が制御部50に送られたときには、図7に示すように、この加熱周期を一旦リセットし、故障が検出されていない残りのヒーター24a(すなわち、「ヒーター1、2、4」)を用いて加熱周期を再び開始させる。この際に、ヒーター24aの数が4つから3つになることにより、一のヒーター24a(例えば「ヒーター1」)がオンとなってから次のヒーター24a(例えば「ヒーター2」)がオンとなるまでの時間が例えば4秒から5.3秒となる。
その後、制御部50が各ヒーター24aのオンオフを適切に制御することにより、処理槽10に貯留された処理液の温度が再び予め設定された所定の温度に維持されるようになる。
以上のように本実施の形態の基板処理装置1および基板処理方法によれば、各加熱周期において加熱ユニット24における各ヒーター24aをヒーターオン時間分だけ交互にオンとするよう各ヒーター24aのオンオフをそれぞれ制御するようになっているので、基板処理装置1を長期間使用したときに加熱ユニット24における複数のヒーター24aまたは全てのヒーター24aが同時に使用することができなくなるというトラブルを抑制することができる。また、ヒーターオン時間が予め設定されており、このヒーターオン時間とMV値(操作量)により加熱周期の期間を算出するようになっているので、ヒーターオン時間が所定時間よりも短くなってしまいヒーター24aに断線が生じてしまうことを防止することができる。
また、制御部50において、ヒーターオン時間は、ヒーター24aがヒーターオン時間分だけオンとなったときに当該ヒーター24a内の温度が所定の範囲内の大きさとなるよう、予め設定されている。このため、ヒーター24aをオンとしたときに、当該ヒーター24aの内部にあるタングステンが蒸発して消滅し、ヒーター24aに断線が生じることを防止することができるようになる。
また、制御部50において、フィードバック制御を行っている間に外乱が発生したときに、加熱周期を一旦リセットするとともに制御部50により既に算出されている加熱周期の期間をリセットし、この外乱の発生時において温度測定センサ16により測定された処理液の温度に基づいてMV値を再び算出し、ヒーターオン時間をこの再び算出されたMV値で割り算することにより加熱周期の期間を再び算出し、新たな加熱周期の期間を用いて加熱周期を再び開始させるようになっている。あるいは、制御部50において、フィードバック制御を行っている間に外乱が発生したときに、加熱ユニット24における全てのヒーター24aを所定の時間分だけ同時にオンとするよう各ヒーター24aの制御を行うようになっている。このことにより、外乱の発生により処理槽10内の処理液の温度が急激に大きくなったり小さくなったりした場合であっても、処理槽10内の処理液の温度を早期に予め設定された所定の温度(図5における温度T)に戻すことができる。
また、制御部50において、加熱ユニット24における複数のヒーター24aのうち一または複数のヒーター24aの故障が検出されたときに、加熱周期を一旦リセットし、故障が検出されていない残りのヒーター24aを用いて加熱周期を再び開始させるようになっている。このことにより、加熱ユニット24における複数のヒーター24aのうち一または複数のヒーター24aに断線等による故障が発生した場合であっても、基板処理装置1を一旦停止させることなく、引き続き処理槽10に貯留される処理液の温度を予め設定された所定の温度に維持させることができる。
なお、本発明による基板処理装置および基板処理方法は、上記の態様に限定されるものではなく、様々の変更を加えることができる。例えば、基板処理装置として、図1に示すようなバッチ式のものを使用する代わりに、枚葉式の基板処理装置を用いてもよい。図8により、枚葉式の基板処理装置の全体の構成について説明する。なお、図8に示す基板処理装置61において、図1に示す基板処理装置1と同一部分には同一符号を付して詳細な説明は省略する。
図8に示すように、バッチ式の基板処理装置61は、ウエハWを1枚ずつ処理する処理槽70を備えている。この処理槽70は、ウエハチャック70a上に略水平方向に載置されたウエハWの表面に処理液を供給することにより当該ウエハWの処理を行うようになっている。処理槽70の内部には処理液供給ノズル70bが設けられており、この処理液供給ノズル70bからウエハWの表面に処理液が供給されるようになっている。この処理液供給ノズル70bは、循環流路20の下流端に接続されている。また、図8に示すように、循環流路20における流量計28の下流側には、処理液を貯留する貯留槽72が介設されている。そして、循環流路20を流れる処理液は一旦貯留槽72で貯留され、この貯留槽72から処理液が処理液供給ノズル70bに送られるようになっている。さらに、貯留槽72内には、当該貯留槽72に貯留された処理液の温度を測定する温度測定センサ76が設けられている。この温度測定センサ76による処理液の温度の測定結果は制御部80に送られるようになっている。ここで、貯留槽72に貯留される処理液の温度と、この貯留槽72から処理液供給ノズル70bを介してウエハWの表面に供給される処理液の温度とは略同一となっているので、温度測定センサ76によって貯留槽72に貯留された処理液の温度を測定することにより、処理槽70における処理液の温度を測定することができる。
循環ポンプ22は、処理槽10に貯留された処理液を引き抜くとともに、この処理液を循環流路20内で搬送し、貯留槽72を経て処理液供給ノズル70bに処理液を送るようになっている。この循環ポンプ22は制御部80によりその動作が制御されるようになっている。
制御部80は、基板処理装置61の各構成要素に接続され、各構成要素の動作を制御するようになっている。具体的には、制御部80には、温度測定センサ76による、貯留槽72内の処理液の温度の測定結果が送られるようになっている。また、制御部80は、温度測定センサ76により測定される処理液の温度が予め設定された所定の温度に維持されるよう、加熱ユニット24の各ヒーター24aのオンオフをそれぞれ制御するようになっている。制御部80による各ヒーター24aのオンオフの制御方法は、前述のような図1に示す制御部50による各ヒーター24aのオンオフの制御方法と同一となっている。
図8に示すような基板処理装置61においても、各加熱周期において加熱ユニット24における各ヒーター24aを交互にオンとするよう各ヒーター24aのオンオフをそれぞれ制御することにより、基板処理装置61を長期間使用したときに加熱ユニット24における複数のヒーター24aまたは全てのヒーター24aが同時に使用することができなくなるというトラブルを抑制することができる。また、ヒーターオン時間を予め設定し、このヒーターオン時間とMV値(操作量)により加熱周期の期間を算出することにより、ヒーターオン時間が所定時間よりも短くなってしまいヒーター24aに断線が生じてしまうことを防止することができる。
本発明による基板処理装置の全体の構成を示す概略構成図である。 図1に示す基板処理装置における、制御部による各ヒーターのオンオフの制御を示す説明図であり、MV値(操作量)が0.25であるときの各ヒーターのオンオフの制御を示す説明図である。 図1に示す基板処理装置における、制御部による各ヒーターの他のオンオフの制御を示す説明図であり、MV値(操作量)が0.125であるときの各ヒーターのオンオフの制御を示す説明図である。 図1に示す基板処理装置における、制御部による各ヒーターの更に他のオンオフの制御を示す説明図であり、MV値(操作量)が0.625であるときの各ヒーターのオンオフの制御を示す説明図である。 図1に示す基板処理装置における、処理槽内に貯留された処理液の温度の経時的な変化を示すグラフである。 図1に示す基板処理装置における、制御部による各ヒーターのオンオフの制御を示す説明図であって、加熱周期の途中で「ヒーター3」が故障したときの各ヒーターのオンオフの制御を示す説明図である。 図1に示す基板処理装置における、制御部による各ヒーターのオンオフの制御の一例およびこの例におけるMV値(操作量)の経時的な変化を示す説明図である。 本発明による他の基板処理装置の全体の構成を示す概略構成図である。 従来の基板処理装置における、制御部による各ヒーターのオンオフの制御を示す説明図である。
符号の説明
1 基板処理装置
10 処理槽
12 オーバーフロー槽
14 処理液供給部
16 温度測定センサ
20 循環流路
22 循環ポンプ
24 加熱ユニット
24a ヒーター
26 フィルター
28 流量計
30 過酸化水素水貯留槽
32 供給管
34 分岐管
36 補充ポンプ
40 硫酸貯留槽
42 供給管
50 制御部
51 制御コンピュータ
52 記録媒体
61 基板処理装置
70 処理槽
70a ウエハチャック
70b 処理液供給ノズル
72 貯留槽
76 温度測定センサ
80 制御部

Claims (20)

  1. 処理液により基板の処理を行う処理槽と、
    前記処理槽から処理液が送られるとともにこの処理液を前記処理槽内に戻す循環流路と、
    前記循環流路に介設され、当該循環流路で流される処理液の加熱を行う加熱部であって、複数の加熱器を有するような加熱部と、
    前記処理槽における処理液の温度を測定する温度測定部と、
    前記加熱部の制御を行う制御部であって、各加熱周期において加熱部における各加熱器を予め設定された加熱器オン時間分だけ交互にオンとするよう各加熱器のオンオフをそれぞれ制御するようになっており、前記温度測定部により測定される処理液の温度が予め設定された所定の温度に維持されるようフィードバック制御を行うことにより0〜1の範囲内にある操作量を算出し、前記加熱器オン時間を前記操作量で割り算することにより前記加熱周期の期間を算出するような制御部と、
    を備えたことを特徴とする基板処理装置。
  2. 前記処理槽は、処理液を貯留し、貯留された処理液に基板を浸漬することにより当該基板の処理を行うものであることを特徴とする請求項1記載の基板処理装置。
  3. 前記処理槽は、当該処理槽に収容された基板の表面に処理液を供給することにより当該基板の処理を行うものであることを特徴とする請求項1記載の基板処理装置。
  4. 前記制御部において、前記加熱周期の期間は、各々の加熱周期の完了時に算出されるようになっていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の基板処理装置。
  5. 前記制御部において、前記加熱器オン時間は、前記加熱器が加熱器オン時間分だけオンとなったときに当該加熱器内の温度が所定の範囲内の大きさとなるよう、予め設定されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の基板処理装置。
  6. 前記制御部において、前記フィードバック制御はPID制御であることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の基板処理装置。
  7. 前記制御部において、前記フィードバック制御を行っている間に外乱が発生したときに、前記加熱周期を一旦リセットするとともに前記制御部により既に算出されている前記加熱周期の期間をリセットし、この外乱の発生時において前記温度測定部により測定された処理液の温度に基づいて操作量を再び算出し、前記加熱器オン時間をこの再び算出された操作量で割り算することにより前記加熱周期の期間を再び算出し、新たな加熱周期の期間を用いて前記加熱周期を再び開始させることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の基板処理装置。
  8. 前記制御部において、前記フィードバック制御を行っている間に外乱が発生したときに、前記加熱部における全ての前記加熱器を所定の時間分だけ同時にオンまたはオフとするよう各加熱器の制御を行うことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の基板処理装置。
  9. 前記温度測定部により測定される処理液の温度が予め設定された所定の範囲から外れたとき、あるいは前記制御部により算出される操作量が予め設定された所定の大きさを超えて乖離したときに、前記外乱が発生したと前記制御部により判断されるようになっていることを特徴とする請求項7または8記載の基板処理装置。
  10. 前記制御部において、前記加熱部における複数の加熱器のうち一または複数の加熱器の故障が検出されたときに、前記加熱周期を一旦リセットし、故障が検出されていない残りの前記加熱器を用いて前記加熱周期を再び開始させることを特徴とする請求項1乃至9のいずれか一項に記載の基板処理装置。
  11. 処理液により基板の処理を行う処理槽と、前記処理槽から処理液が送られるとともにこの処理液を前記処理槽内に戻す循環流路と、前記循環流路に介設され、当該循環流路で流される処理液の加熱を行う加熱部であって、複数の加熱器を有するような加熱部と、を備え、各加熱周期において加熱部における各加熱器を予め設定された加熱器オン時間分だけ交互にオンとするよう各加熱器のオンオフがそれぞれ制御されるようになっている基板処理装置による基板処理方法であって、
    処理液の温度が予め設定された所定の温度に維持されるようフィードバック制御を行うことにより0〜1の範囲内にある操作量を算出する工程と、
    前記加熱器オン時間を前記操作量で割り算することにより前記加熱周期の期間を算出する工程と、
    前記算出された期間を有する加熱周期において加熱部における各加熱器を予め設定された加熱器オン時間分だけ交互にオンとする工程と、
    を備えたことを特徴とする基板処理方法。
  12. 前記加熱周期の期間は、各々の加熱周期の完了時に算出されることを特徴とする請求項11記載の基板処理方法。
  13. 前記加熱器オン時間は、前記加熱器が加熱器オン時間分だけオンとなったときに当該加熱器内の温度が所定の範囲内の大きさとなるよう、予め設定されていることを特徴とする請求項11または12に記載の基板処理方法。
  14. 0〜1の範囲内にある操作量を算出する際に用いられるフィードバック制御はPID制御であることを特徴とする請求項11乃至13のいずれか一項に記載の基板処理方法。
  15. 前記フィードバック制御を行っている間に外乱が発生したときに、前記加熱周期を一旦リセットするとともに既に算出されている前記加熱周期の期間をリセットし、この外乱の発生時での処理液の温度に基づいて操作量を再び算出し、前記加熱器オン時間をこの再び算出された操作量で割り算することにより前記加熱周期の期間を再び算出し、新たな加熱周期の期間を用いて前記加熱周期を再び開始させることを特徴とする請求項11乃至14のいずれか一項に記載の基板処理方法。
  16. 前記フィードバック制御を行っている間に外乱が発生したときに、前記加熱部における全ての前記加熱器を所定の時間分だけ同時にオンまたはオフとすることを特徴とする請求項11乃至14のいずれか一項に記載の基板処理方法。
  17. 処理液の温度が予め設定された所定の範囲から外れたとき、あるいは操作量が予め設定された所定の大きさを超えて乖離したときに、前記外乱が発生したと判断されることを特徴とする請求項15または16記載の基板処理方法。
  18. 前記加熱部における複数の加熱器のうち一または複数の加熱器の故障が検出されたときに、前記加熱周期を一旦リセットし、故障が検出されていない残りの前記加熱器を用いて前記加熱周期を再び開始させることを特徴とする請求項11乃至17のいずれか一項に記載の基板処理方法。
  19. 処理液により基板の処理を行う処理槽と、前記処理槽から処理液が送られるとともにこの処理液を前記処理槽内に戻す循環流路と、前記循環流路に介設され、当該循環流路で流される処理液の加熱を行う加熱部であって、複数の加熱器を有するような加熱部と、を備え、各加熱周期において加熱部における各加熱器を予め設定された加熱器オン時間分だけ交互にオンとするよう各加熱器のオンオフがそれぞれ制御されるようになっている基板処理装置の制御コンピュータにより実行することが可能なプログラムであって、当該プログラムを実行することにより、前記制御コンピュータが前記基板処理装置を制御して基板処理方法を実行させるものにおいて、
    前記基板処理方法が、
    処理液の温度が予め設定された所定の温度に維持されるようフィードバック制御を行うことにより0〜1の範囲内にある操作量を算出する工程と、
    前記加熱器オン時間を前記操作量で割り算することにより前記加熱周期の期間を算出する工程と、
    前記算出された期間を有する加熱周期において加熱部における各加熱器を予め設定された加熱器オン時間分だけ交互にオンとする工程と、
    を備えたものであることを特徴とするプログラム。
  20. 処理液により基板の処理を行う処理槽と、前記処理槽から処理液が送られるとともにこの処理液を前記処理槽内に戻す循環流路と、前記循環流路に介設され、当該循環流路で流される処理液の加熱を行う加熱部であって、複数の加熱器を有するような加熱部と、を備え、各加熱周期において加熱部における各加熱器を予め設定された加熱器オン時間分だけ交互にオンとするよう各加熱器のオンオフがそれぞれ制御されるようになっている基板処理装置の制御コンピュータにより実行することが可能なプログラムが記録された記録媒体であって、当該プログラムを実行することにより、前記制御コンピュータが前記基板処理装置を制御して基板処理方法を実行させるものにおいて、
    前記基板処理方法が、
    処理液の温度が予め設定された所定の温度に維持されるようフィードバック制御を行うことにより0〜1の範囲内にある操作量を算出する工程と、
    前記加熱器オン時間を前記操作量で割り算することにより前記加熱周期の期間を算出する工程と、
    前記算出された期間を有する加熱周期において加熱部における各加熱器を予め設定された加熱器オン時間分だけ交互にオンとする工程と、
    を備えたものであることを特徴とする記録媒体。
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