JP2009259611A - 照明器具 - Google Patents

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Abstract

【課題】美観を損なったり光の照射方向が制限されたりすることなく、点灯回路部の温度上昇を抑制することができる照明器具を提供することにある。
【解決手段】照明器具1は、発光部210と、口金部220と、発光部210が一端側より突出されるとともに口金部220が他端側に突出されたベース部230と、ベース部230に内蔵され口金部220により電源に接続されて発光部210を点灯させる点灯回路部240とを備えたランプ200が装着されるソケット部2と、ランプ200の長さ方向を軸方向とする円筒状の反射板6を有し当該反射板6内にランプ200が位置する形でソケット部2が取り付けられる器具本体3とを備え、器具本体3には、ベース部230の外周形状と略等しい開口形状を有してベース部230が挿入される開口部40aを有し、反射板6内を発光部210側と口金部220側とに仕切る隔壁部4が備えられる。
【選択図】図1

Description

本発明は、照明器具、特に点灯回路部が内蔵されたランプの使用に適した照明器具に関するものである。
従来から、ランプとして白熱電球を使用する照明器具が提供されており、この種の照明器具としては図6に示すものが挙げられる(他に、特許文献1参照)。
図6に示す照明器具100は、ねじ込み形のランプソケットよりなるソケット部110と、ソケット部110が収納される器具本体120とを備え、ソケット部110にはランプ200が装着される。
器具本体120は、一面(図6における下面)が開口された断面円形状の箱体よりなり、ランプ200を上記一面側に向ける形でソケット部110が収納されるボディ(外郭)121と、ソケット部110に装着されたランプ200から放射された光をボディ121の上記一面側に反射する反射板122とを備える。反射板122は、上記一面側に向かうにつれて内径が徐々に大きくなる円筒状に形成され、内側にランプ200が配置される。このような器具本体120は、器具本体120に設けたアーム130により建物(図示せず)の所定箇所に取り付けられる。
ここで、ランプ200は、白熱電球ではなく、蛍光ランプを利用した、いわゆる電球形蛍光ランプであり、両端に電極が設けられた発光管を所定の形状(図示例では、一の発光管における中央部以外の部分が互いに同じ方でかつ互いに重なり合うように螺旋状に屈曲された二重螺旋状)に形成してなる発光部210と、ソケット部110に接続される円筒状の口金部220と、発光部210が一端側(図6における下端側)より突出されるとともに、口金部220が他端側(図6における上端側)より突出された断面円形状のベース部230と、ベース部230に内蔵され口金部220により電源に接続されて発光部210に点灯用の電力を供給する点灯回路部240とを備える(例えば、特許文献2参照)。
このようなランプ200は、口金部220および点灯回路部240を備えているために、白熱電球の代替として使用することができる。ランプ200の発光部210は、白熱電球よりも低消費電力で白熱電球と同等の明るさを得ることが可能な蛍光ランプにより構成されているから、このようなランプ200を採用することで、白熱電球よりも低消費エネルギー化を図ることが可能である。
特開平6−283018号公報 特再2003−83360号公報
ところで、図6に示す照明器具100では、ランプ200は、円筒状の反射板122で囲まれている。そのため、ランプ200の発光部210で発生した熱により熱された空気が、反射板122内にこもり、その結果、ランプ200の温度が全体的に上昇してしまう(高温になってしまう)。ここで、ランプ200では、白熱電球とは異なり、ベース部230に点灯回路部240が内蔵されているために、ランプ200が高温になると、点灯回路部240を構成する電子部品や基板なども高温になり、その結果、ランプ200の寿命が短くなるといった悪影響が生じるおそれがある。
上記の問題の解決策としては、反射板122の内径を大きくしたり、器具本体120に放熱用の隙間や孔を形成したりすることで、照明器具100の放熱性を向上させることが考えられる。しかしながら、このような場合は、反射板122の内径が必要以上に大きくなったり、放熱用の隙間や孔などが器具本体120の外観に表れたりしてしまうため、照明器具の美観を損なうという別の問題が生じてしまう。
また、別の解決策としては、ランプ200の発光部210が真下を向かないように、照明器具100を傾けて配置することで、発光部210で熱された空気がベース部230側に移動し難くすることも考えられる。しかしながら、この場合は、照明器具100による光の照射方向が制限される(照明器具100の配置の自由度が低くなる)という別の問題が生じてしまう。
本発明は上述の点に鑑みて為されたもので、その目的は、美観を損なったり光の照射方向が制限されたりすることなく、点灯回路部の温度上昇を抑制することができる照明器具を提供することにある。
上述の課題を解決するために、請求項1の発明では、発光部と、口金部と、発光部が一端側より突出されるとともに口金部が他端側に突出されたベース部と、ベース部に内蔵され口金部により電源に接続されて発光部に点灯用の電力を供給する点灯回路部とを備えたランプが装着されるソケット部と、ベース部からの発光部の突出方向を軸方向とする筒状部を有し当該筒状部内にランプが位置する形でソケット部が取り付けられる器具本体とを備え、器具本体には、ランプのベース部が挿入されるとともに内周面がベース部の外周面に当接される形の開口部を有し、器具本体の筒状部内をランプの発光部側と口金部側とに仕切る隔壁部が収納されていることを特徴とする。
請求項1の発明によれば、器具本体の筒状部内が隔壁部によってランプの発光部側と口金部側とに仕切られているので、隔壁部がない場合に比べれば、ランプの発光部で発生した熱が空気を介してベース部に伝熱され難くなるから、ベース部の温度上昇を抑制することができ、その結果、ベース部に内蔵された点灯回路部の温度上昇を抑制することができる。また、器具本体に放熱用の孔や隙間を設けたり、ランプの発光部が真下を向かないように照明器具を傾けて配置したりする必要がなくなるから、美観を損なったり光の照射方向が制限されたりすることもない。
請求項2の発明では、請求項1の発明において、上記隔壁部は、上記開口部の内周面が、上記口金部よりも上記発光部に近い位置で上記ベース部の外周面に当接するように上記器具本体に収納されていることを特徴とする。
請求項2の発明によれば、開口部の内周面がランプのベース部の外周面に、発光部よりも口金部に近い位置で当接する場合に比べれば、ランプの発光部で発生した熱により加熱された空気に触れるベース部の面積(表面積)が小さくなるから、ベース部に内蔵された点灯回路部の温度上昇をより効果的に抑制することができる。
請求項3の発明では、請求項1または2の発明において、上記隔壁部を上記器具本体に固定する固定手段を備え、固定手段は、上記隔壁部の外周面と当該外周面に対向する上記筒状部の内周面のいずれか一方に突設された固定用突部と、上記隔壁部の外周面と当該外周面に対向する上記筒状部の内周面のいずれか他方に形成され固定用突部が差し込まれる固定用空所部とで構成されてなることを特徴とする。
請求項3の発明によれば、隔壁部を器具本体に容易に固定することができる。
請求項4の発明では、請求項1〜3のうちいずれか1項の発明において、上記隔壁部は弾性体により形成されてなることを特徴とする。
請求項4の発明によれば、ランプのベース部を隔壁部の開口部に挿入し易くなるので、ランプをソケット部に着脱する作業が容易に行えるようになる。
請求項5の発明では、請求項4の発明において、上記隔壁部における上記開口部の周縁部には、上記開口部に連通するスリットが形成されていることを特徴とする。
請求項5の発明によれば、ランプのベース部の外周形状が、開口部の開口形状より大きい場合でも、スリットによって開口部の周縁部が変形し易くなっているから、ランプのベース部を開口部に挿入することができ、また、ランプのベース部の開口部への挿入作業が容易に行えるようになる。
本発明は、ランプの発光部で発生した熱が空気を介してベース部に伝熱され難くなるから、ベース部に内蔵された点灯回路部の温度上昇を抑制することができるという効果を奏し、しかも、器具本体に放熱用の孔や隙間を設けたり、ランプの発光部が真下を向かないように照明器具を傾けて配置したりする必要がなくなるから、美観を損なったり光の照射方向が制限されたりすることもないという効果を奏する。
(実施形態1)
本実施形態の照明器具1は、例えば、住宅や、店舗、舞台、スタジオなどで利用されるスポットライトとして用いられる。照明器具1は、図1に示すように、ランプ200が装着されるソケット部2と、ソケット部2が取り付けられる器具本体(ランプハウス)3とを備え、器具本体3には、ランプ200の点灯回路部240を熱から保護するため(すなわち防熱用)の隔壁部4が備えられる。なお、以下の説明では、図1における下方を照明器具1の前方、図1における上方を照明器具1の後方として説明する。
ランプ200は、図6に示すものと同様に、発光部210、口金部220、ベース部230、および点灯回路部240を有するものであるから、ランプ200については同一の符号を付して説明を省略する。なお、ランプ200としては、発光部210が蛍光ランプにより形成されたものに限定されず、例えばLEDや有機EL素子などの点灯回路部240を必要とするものを採用することができる。
ソケット部2は、例えば、ねじ込み形のランプソケットであり、磁器などにより円筒状に形成されたソケット本体20を備え、当該ソケット本体20に、ランプ200の口金部220に対応する規格の端子部(図示せず)が内蔵される。このソケット部2のソケット本体20の内側にランプ200の口金部220をねじ込むことによって、口金部220と上記端子部とが電気的に接続され、ソケット部2を介してランプ200に給電が可能となる。なお、ソケット部2の上記端子部には商用電源などの外部電源に接続するための電源線(図示せず)が接続される。
器具本体3は、図1〜図3に示すように、ソケット部2を収納するボディ(外郭)5に、ランプ200から放射された光を器具本体3の前方に反射する反射板6と、反射板6およびソケット部2をボディ5に固定する取付台7とを収納して構成される。なお、ボディ5や取付台7は、亜鉛鋼板やステンレス鋼板などの金属材料により形成され、反射板6は、アルミニウムなどの金属材料やPBTなどの合成樹脂材料などにより形成される。ただし、上記の例はあくまでも一例であって、上記の材料に限定する趣旨ではない。
ボディ5は、前後方向を中心軸方向とし後端側から前端側に向かうにつれて内径が徐々に大きくなる円筒状の側壁部50と、側壁部50の後端側の開口を閉塞する後壁部51とを備えた、有底筒状に形成される。側壁部50の後端側には、照明器具1を建物内の所定位置に取り付けるためのアーム8の取り付けに使用される取付孔部50aが開口する。
ここで、アーム8は、一端側が建物内の所定位置に取り付けられる長棒状の支持腕部80と、支持腕部80の他端側に回転自在(例えば、器具本体3の前後方向に直交する方向が回転軸方向となる形に回転自在)に枢着された可動部81とを備え、可動部81に器具本体3が取り付けられる。したがって、本実施形態の照明器具1では、アーム8の支持腕部80に対して可動部81を変位させることによって、光の照射方向を変更することが可能である。
取付台7は、互いに平行する一対の取付片70,71と、一対の取付片70,71を連結する連結片72とを有する断面コ字形に形成される。取付台7は、一方(後方)の取付片70をボディ5の後壁部51の前面側にネジ止めなどにより固定することで、ボディ5に取り付けられる。この場合において、取付台7は、連結片72を側壁部50の取付孔部50aより外部に臨ませる形でボディ5に固定される。取付台7の連結片72には、アーム8の可動部81が、ネジ止めなどにより固定される。また、ソケット部2は、一対の取付片70,71間に位置する形で、一方の取付片70にネジ止めなどにより固定することで、取付台7に取り付けられる。取付台7の他方(前方)の取付片71には、図3に示すように、ランプ200の口金部220を挿通可能な口金用孔部71aが形成されており、当該口金用孔部71aを通して、ランプ200の口金部220をソケット部2に差し込むことができる。
反射板6は、前後方向を中心軸方向とする円筒状の反射部60と、反射部60の後端側の開口を閉塞する取付板61とを一体に備える。反射部60は、ランプ200の発光部210を囲う前側筒部60aと、ランプ200のベース部230を囲う後側筒部60bとを有する。前側筒部60aの内径は、後端側から前端側に向かうにつれて徐々に大きくなっており、これによって、ランプ200の発光部210から放射された光を前方に反射する。後側筒部60bの内径は一様な値であり、前側筒部60aの後端側における内径と等しい。後側筒部60bの前端側には、図2および図3に示すように、隔壁部4の固定に使用される一対の固定用空所部62が形成される。本実施形態における固定用空所部62は、矩形状の孔である。取付板61の中央には、ランプ200の口金部220が貫挿される円形状の貫挿孔61aが開口する。取付板61は、貫挿孔61aと他方の取付片71の口金用孔部71aとが連通する形で、他方の取付片71の前面側にネジ止めなどにより固定され、これによって、反射板6が取付台7に取り付けられる。
本実施形態における器具本体3は、図1〜図3に示すように、ボディ5に、反射板6および取付台7を組み付けることによって構成される。この器具本体3においては、ソケット部2は、反射板6と底壁部51との間に位置しており、ソケット部2にランプ200を装着した際には、ランプ200は、ベース部230からの発光部210の突出方向、すなわちランプ200の長さ方向(図1における下方向)を、反射板6の中心軸方向に沿わせた形で、反射板6の内側に配置される。
したがって、本実施形態における器具本体3では、反射板6が、ベース部230からの発光部210の突出方向を軸方向(中心軸方向)とする筒状部であり、ソケット部2は当該筒状部である反射板6内にランプ200が位置する形で器具本体3に取り付けられている。
隔壁部4は、図3に示すように、ランプ200のベース部230が挿入される開口部40aを中央に有する円環状の仕切部40を備える。このような隔壁部4は、弾性体(例えばシリコーンゴムなどのエラストマ)により形成される。また、隔壁部4に用いる弾性体としては、弾性体のなかでも熱伝導性がより低いものを採用することが好ましい。
仕切部40の外径は、仕切部40の外周面が反射部60の後側筒部60bの内周面と全周に亘って当接するような大きさ(後側筒部60bの内径よりやや小さい値)としている。一方、開口部40aの開口形状(仕切部40の内周形状)は、ベース部230の外周形状(図示例では真円形状)とほぼ同形状(本実施形態では、開口部40aは、ベース部230の外径よりやや大きい内径の円形状)であり、これによって、ベース部230を開口部40aに挿入した状態では、開口部40aの内周面がベース部230の外周面に略全周に亘って当接するようにしている。また、仕切部40には、仕切部40の径方向を長手方向とするとともに、開口部40aと連通する複数(図示例では4つ)のスリット40bが形成される。また、4つのスリット40bは、仕切部40をその周方向に4等分する位置に形成される。
このような仕切部40の前面側の外縁部には、当該外縁部を一周する形(円筒形)の周壁部41が一体に突設される。周壁部41の外径は仕切部40の外径に等しく、周壁部41の外周面には、一対の固定用突部42が一体に突設される。一対の固定用突部42は、周壁部41の中心軸に直交する面内において、当該中心軸に対して点対称となる位置に形成される。
固定用突部42は、厚み方向が仕切部40の周壁部41の中心軸方向(すなわち仕切部40の厚み方向)と同方向である矩形板状に形成される。固定用突部42は、反射板6に設けた固定用空所部62に圧入可能な形に形成される。
また、固定用突部42の厚み方向両面それぞれには、突起42aがそれぞれ突設される。突起42aは、固定用空所部62に差し込んだ固定用突部42が、当該固定用空所部62より抜けてしまうことを防止するためのものである。突起42aは、周壁部41側とは反対側の面が斜辺となった断面直角三角形に形成されており、これによって、固定用突部42を固定用空所部62に差し込む際には、突起42aが変形し易く(突出量が少なくなるように変形し易く)なって、固定用突部42を固定用空所部62に差し込む作業が容易になる。一方、固定用突部42を固定用空所部62に差し込んだ後には、突起42aが元に形に復帰することで、突起42aが反射板6の外周面側における固定用空所部60cの縁部に引っ掛かり、これによって固定用突部42を固定用空所部62より抜け難くする。
上述した隔壁部4は、一対の固定用突部42それぞれを反射板6の一対の固定用空所部62それぞれに差し込むことによって、反射板6に固定され、これによって器具本体3に固定される(図3参照)。隔壁部4を反射板6に固定した際には、隔壁部4の外周面は、反射板6の後側筒部60bの内周面に当接される。なお、本実施形態では、隔壁部4の一対の固定用突部42と、反射板6に設けられ一対の固定用突部42それぞれが差し込まれる一対の固定用空所部62とによって、隔壁部4を反射板6に固定する固定手段が構成される。
上述したソケット部2および隔壁部4が収納された器具本体3にランプ200を取り付けるには、ランプ200の口金部220を、隔壁部4の開口部40a、反射板6の取付板61の貫挿孔61a、取付台71の口金用孔部71aを通して、ソケット部2に差し込めばよい。ランプ200を器具本体3に取り付ける際には、ランプ200のベース部230を隔壁部4の開口部40a内に挿入する必要があるが、隔壁部4は弾性体により形成されてなるので、ベース部230を開口部40aに挿入する際に、開口部40aの周縁部が容易に変形するから、ベース部230を開口部40aに挿入し易く、ランプ200をソケット部2に装着する作業が容易に行える。このような点はランプ200をソケット部2から取り外す際においても同様である。
さらに、隔壁部4における開口部40aの周縁部(すなわち仕切部40)に、開口部40aに連通するスリット40bが形成されているので、ランプ200のベース部230の外周形状が、開口部40aの開口形状より大きい場合でも、スリット40bによって開口部40aの周縁部が変形し易くなっているから、ランプ200のベース部230を開口部40aに容易に挿入することができる。
上述したようにして、ランプ200を器具本体3に取り付けた状態(器具本体3に収納されたソケット部2に装着した状態)では、図1に示すように、ランプ200の発光部210およびベース部230は反射板6の内側に位置しており、ベース部230は隔壁部4の開口部40aに挿入されている。
ここで、隔壁部4の開口部40aの内周面はベース部230の外周面に当接し、また、隔壁部4の外周面は反射板6の後側筒部60bの内周面に当接するから、この隔壁部4によって、反射板6の内部は、ランプ200の発光部210側と口金部220側とに仕切られる。その結果、反射板6の内部は、前側筒部60aと隔壁部4とで囲まれる空間部(前側空間部)と、後側筒部60bと隔壁部4とで囲まれる空間部(後側空間部)とに2分され、上記前側空間部と上記後側空間部との間における空気の移動は隔壁部4によって遮られる。つまり、上記後側空間部には、発光部210により熱され比較的高温になった空気が流入しない。
上述したように本実施形態の照明器具1は、ランプ200が装着されるソケット部2と、ベース部230からの発光部210の突出方向を軸方向とする筒状の反射板6を有し当該反射板6内にランプ200が位置する形でソケット部2が取り付けられる器具本体3とを備え、器具本体3には、ランプ200のベース部230が挿入されるとともに内周面がベース部230の外周面に当接される形の開口部40aを有し、器具本体3の反射板6内をランプ200の発光部210側と口金部220側とに仕切る隔壁部4が収納されている。
そして、本実施形態の照明器具1によれば、器具本体3の反射板6内が隔壁部4によってランプ200の発光部210側と口金部220側とに仕切られているので、隔壁部4がない場合(図6に示す従来例)に比べれば、ランプ200の発光部210で発生した熱により加熱された空気に触れるベース部230の面積(表面積)が小さくなり、ランプ200の発光部210で発生した熱が空気を介してベース部230に伝熱され難くなるから、ベース部230の温度上昇を抑制することができ、その結果、ベース部230に内蔵された点灯回路部240の温度上昇を抑制することができる。また、器具本体3に放熱用の孔や隙間を設けたり、ランプ20の発光部210が真下を向かないように照明器具1を傾けて配置したりする必要がなくなるから、美観を損なったり光の照射方向が制限されたりすることもない。
ところで、本実施形態の照明器具1では、隔壁部4を後側筒部60bにおける前端側に設けてあり、これによって、開口部40aの内周面がランプ200のベース部230の外周面に口金部220よりも発光部210に近い位置で当接するようにしている。このようにすれば、開口部40aの内周面がランプ200のベース部230の外周面に発光部210よりも口金部220に近い位置で当接する場合に比べれば、ランプ200の発光部210で発生した熱により加熱された空気に触れるベース部230の面積(表面積)が小さくなるから、点灯回路部240の温度上昇をより効果的に抑制することができる。
また、隔壁部4を器具本体3に固定するにあたっては、固定用突部42を反射板6の固定用空所部62に差し込むだけでよいから、隔壁部4を器具本体3に容易に固定することができる。また、隔壁部4は弾性体により形成されてなるので、ランプ200のベース部230を隔壁部4の開口部40aに挿入し易くなるから、ランプ200をソケット部2に着脱する作業が容易に行えるようになる。また、隔壁部4における開口部40aの周縁部には、開口部40aに連通するスリット40bが形成されているので、スリット40bによって開口部40aの周縁部が変形し易くなっているから、ランプ200のベース部230の外周形状が、開口部40aの開口形状より大きい場合でもベース部230を開口部40aに挿入することができ、また、ランプ200のベース部230の開口部40aへの挿入作業が容易に行えるようになる。
なお、本実施形態の照明器具は、あくまでも本発明の一実施形態に過ぎないものであって、本発明の技術的範囲を本実施形態のものに限定する趣旨ではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲での変更は当然に行える。例えば、本実施形態の照明器具1では、隔壁部4に設けた固定用突部42と反射板6(すなわち器具本体3側)に設けた固定用空所部62とによって隔壁部4を器具本体3に固定する固定手段を構成しているが、固定用突部42を反射板6に設け、固定用空所部62を隔壁部4に設けるようにしてもよい。すなわち、隔壁部4を器具本体3に固定する固定手段は、隔壁部4の外周面と当該外周面に対向する筒状部(反射板6)の内周面のいずれか一方に突設された固定用突部42と、隔壁部4の外周面と当該外周面に対向する筒状部(反射板6)の内周面のいずれか他方に形成され固定用突部42が差し込まれる固定用空所部62とで構成されていればよい。また、本実施形態においては、固定用空所部62は、矩形状の孔であるが、窪みであってもよい。
また、器具本体3や、反射板6の形状は、照明器具1の使用態様に応じて適宜変更することができる。また、本実施形態では、本発明の技術思想を適用した照明器具としてスポットライトを例示しているが、これは本発明をスポットライトに限定する趣旨ではなく、例えば、ダウンライトなどのその他の種々の照明器具に適用することができる。以上述べた点は、後述する実施形態2においても同様である。
(実施形態2)
本実施形態の照明器具1は、器具本体3および隔壁部4の構成が実施形態1と異なっており、その他の構成については実施形態1と同様であるから、同様の構成については同一の符号を付して説明を省略する。
本実施形態における隔壁部4は、図5に示すように、固定用突部42を備えていない点で実施形態1と異なっており、その他の構成については実施形態1と同様であるから、同様の構成については同一の符号を付して説明を省略する。
本実施形態における器具本体3は、ボディ5と取付台7とを備えている点は実施形態1と同様であるが、実施形態1とは異なり反射板6を備えていない。また、本実施形態におけるボディ5は、側壁部50の形状が実施形態1と異なる。本実施形態における側壁部50は、隔壁部4の外径(仕切部40の外径)より内径が大きい前端部50bと、隔壁部4の外径より内径が小さい後端部50cとを連続一体に備えた円筒状である。これによって、側壁部50の内周面には、段差が形成される。
この側壁部50内には、前端側の開口より隔壁部4が挿入される。隔壁部4は、圧入や接着などによって、ボディ5(器具本体3)に固定される。隔壁部4を器具本体3に固定した際には、隔壁部4の外周面は、側壁部50の前端部50bの内周面に当接される。ところで、隔壁部4は、仕切部40の後面側における外縁部が側壁部50の後端部50cの前端面に当接する位置まで、側壁部50内に挿入される。したがって、後端部50cの長さ(側壁部50の内周面の段差の位置)によって、隔壁部4の位置が決定される。本実施形態においても実施形態1と同様に、開口部40aの内周面がランプ200のベース部230の外周面に、口金部220よりも発光部210に近い位置で当接するようにしており、これによって、点灯回路部240の温度上昇をより効果的に抑制するようにしている。
本実施形態における器具本体3は、図5に示すように、ボディ5に、取付台7を組み付けることによって構成される。この器具本体3においては、ソケット部2にランプ200を装着した際には、ランプ200は、ベース部230からの発光部210の突出方向(図5における下方向)を、ボディ5の側壁部50の中心軸方向に沿わせた形で、側壁部50の内側に配置される。したがって、本実施形態における器具本体3では、ボディ5が、ベース部230からの発光部210の突出方向を軸方向(中心軸方向)とする筒状部であり、ソケット部2は当該筒状部であるボディ5内にランプ200が位置する形で器具本体3に取り付けられている。
上述した本実施形態における器具本体3にランプ200を取り付けるには、ランプ200の口金部220を、隔壁部4の開口部40aおよび取付台71の口金用孔部71aを通して、ソケット部2に差し込めばよい。上述したようにしてランプ200を器具本体3に取り付けた状態(器具本体3に収納されたソケット部2に装着した状態)では、図5に示すように、ランプ200の発光部210およびベース部230はボディ5の側壁部50の内側に位置しており、ベース部230は隔壁部4の開口部40aに挿入される。
ここで、隔壁部4の開口部40aの内周面はベース部230の外周面に当接し、また、隔壁部4の外周面は側壁部50の前端部50bの内周面に当接するから、この隔壁部4によって、ボディ5内は、ランプ200の発光部210側と口金部220側とに仕切られる。その結果、ボディ5の内部は、側壁部50の前端部50bと隔壁部4とで囲まれる空間部(前側空間部)と、側壁部50の後端部50cと隔壁部4とで囲まれる空間部(後側空間部)とに2分され、上記前側空間部と上記後側空間部との間における空気の移動は隔壁部4によって遮られる。
したがって、本実施形態の照明器具1においても、実施形態1と同様に、ベース部230に内蔵された点灯回路部240の温度上昇を抑制することができ、しかも美観を損なったり光の照射方向が制限されたりすることもない。
なお、本実施形態では、器具本体3のボディ5が上記筒状部を構成し、上記実施形態1では反射板6が上記筒状部を構成しているが、このことは当該筒状部をボディ5や反射板6に限定する趣旨ではなく、器具本体3に上記筒状部に相当する部分があればよい。
実施形態1の照明器具の概略断面図である。 同上の照明器具の分解斜視図である。 同上の照明器具の一部を切り欠いた斜視図である。 同上における隔壁部の斜視図である。 実施形態2の照明器具の概略断面図である。 従来例の照明器具の概略断面図である。
符号の説明
1 照明器具
2 ソケット部
3 器具本体
4 隔壁部
6 反射板(筒状部)
40a 開口部
40b スリット
42 固定用突部
62 固定用空所部
200 ランプ
210 発光部
220 口金部
230 ベース部
240 点灯回路部

Claims (5)

  1. 発光部と、口金部と、発光部が一端側より突出されるとともに口金部が他端側に突出されたベース部と、ベース部に内蔵され口金部により電源に接続されて発光部に点灯用の電力を供給する点灯回路部とを備えたランプが装着されるソケット部と、ベース部からの発光部の突出方向を軸方向とする筒状部を有し当該筒状部内にランプが位置する形でソケット部が取り付けられる器具本体とを備え、
    器具本体には、ランプのベース部が挿入されるとともに内周面がベース部の外周面に当接される形の開口部を有し、器具本体の筒状部内をランプの発光部側と口金部側とに仕切る隔壁部が収納されていることを特徴とする照明器具。
  2. 上記隔壁部は、上記開口部の内周面が、上記口金部よりも上記発光部に近い位置で上記ベース部の外周面に当接するように上記器具本体に収納されていることを特徴とする請求項1記載の照明器具。
  3. 上記隔壁部を上記器具本体に固定する固定手段を備え、
    固定手段は、上記隔壁部の外周面と当該外周面に対向する上記筒状部の内周面のいずれか一方に突設された固定用突部と、上記隔壁部の外周面と当該外周面に対向する上記筒状部の内周面のいずれか他方に形成され固定用突部が差し込まれる固定用空所部とで構成されてなることを特徴とする請求項1または2記載の照明器具。
  4. 上記隔壁部は弾性体により形成されてなることを特徴とする請求項1〜3のうちいずれか1項記載の照明器具。
  5. 上記隔壁部における上記開口部の周縁部には、上記開口部に連通するスリットが形成されていることを特徴とする請求項4記載の照明器具。
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