JP6956351B2 - 照明器具 - Google Patents

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Description

本発明は、レンズを備える照明器具に関する。
従来の照明器具、例えばスポットライト用の照明器具では、光を出射する開口部を有する灯具本体と、灯具本体の内部に取り付けられた光源と、この光源からの出射光の配光を制御する反射部材及びレンズとを備えている(例えば、特許文献1など参照)。
特許文献1に開示された照明器具では、レンズに直接入射されない光を反射部材で反射させることによって、間接的にレンズに入射している。これにより、照明器具からの出射光量を増大させようとしている。
特開2017−27899号公報
しかしながら、特許文献1に開示された照明器具では、光源からの光が反射部材で乱反射する場合がある。反射部材で乱反射した光は、グレアの原因となり、照明器具の外観品質を低下させ得る。
そこで、本発明は、グレアを低減できる照明器具を提供する。
上記課題を解決するために、本発明に係る照明器具の一態様は、灯具本体と、前記灯具本体の内部に配置される光源と、前記光源からの光の配光を制御するレンズと、前記レンズの外周を囲み、前記光源からの光を吸収する光吸収部材とを備え、前記光吸収部材の前記光源寄りの端部は、前記光源及び前記レンズから離隔されている。
本発明によれば、グレアを低減できる照明器具を提供することができる。
図1は、実施の形態1に係る照明器具の外観を示す斜視図である。 図2は、実施の形態1に係る照明器具の一部分解斜視図である。 図3は、実施の形態1に係る照明器具の断面図である。 図4は、実施の形態1に係る照明器具の一部拡大断面図である。 図5は、実施の形態2に係る照明器具の断面図である。 図6は、実施の形態3に係る照明器具の断面図である。 図7は、実施の形態3に係る光吸収部材の形状を示す斜視図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、いずれも本発明の一具体例を示すものである。したがって、以下の実施の形態で示される、数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置位置及び接続形態などは、一例であって本発明を限定する主旨ではない。よって、以下の実施の形態における構成要素のうち、本発明の最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。
なお、各図は、模式図であり、必ずしも厳密に図示されたものではない。また、各図において、実質的に同一の構成に対しては同一の符号を付しており、重複する説明は省略又は簡略化する。
(実施の形態1)
[1−1.構成]
実施の形態1に係る照明器具の構成について図面を用いて説明する。
図1は、本実施の形態に係る照明器具10の外観を示す斜視図である。図2は、本実施の形態に係る照明器具10の一部分解斜視図である。図2では、照明器具10のうち、バッフル40、規制部材50、レンズ60、光源70、光吸収部材80及び保持部材100が分解されて示されている。図3は、本実施の形態に係る照明器具10の断面図である。図3には、照明器具10の光源70の光軸Jを通る断面が示されている。図4は、本実施の形態に係る照明器具10の一部拡大断面図である。図4には、図3に記載された破線枠IVの内部が拡大されて示されている。
図1及び図2に示されるように、照明器具10は、スポットライトであり、バッフル40と、レンズ60と、灯具本体90と、アーム97と、電源ボックス98とを備える。また、図2及び図3に示されるように、照明器具10は、さらに、規制部材50と、光源70と、光吸収部材80と、保持部材100とを備える。また、図3に示されるように、照明器具10は、基台92をさらに備える。以下、照明器具10の各構成要素について説明する。なお、本実施の形態において、光源70の光出射側を前方側とし、前方側の反対側を後方側としている。
[1−1−1.灯具本体]
灯具本体90は、光源70が内部に配置され、光源70からの光を外部に出射する筒状の部材である。灯具本体90には、側方開口部91が形成されている。側方開口部91は、灯具本体90の側面に設けられたスリット状の開口部であり、アーム97が配置される。
図3に示されるように、灯具本体90の内部には、光源70に加えて、バッフル40、規制部材50、レンズ60、光吸収部材80、保持部材100、基台92などが配置される。
灯具本体90は、例えば、アルミニウムなどの金属材料で形成される。本実施の形態では、灯具本体90は、例えばアルミダイカスト工程を経て形成される。
[1−1−2.基台]
基台92は、図3に示されるように、灯具本体90の内部に配置され、光源70及びアーム97が取り付けられる部材である。基台92は、光源70から発生した熱を放熱するヒートシンクとしても機能する。基台92は、図示しないねじなどを用いて灯具本体90に固定される。
基台92は、光源70の周囲に前方側に向かって立設された遮光部95を有する。遮光部95は、光源70から、光軸Jに垂直に近い方向に出射される光を遮断する。これにより、光源70から出射された光が光源70の後方側に配置された側方開口部91から漏れ出ることを抑制できる。
基台92は、例えば、アルミニウムなどの金属材料で形成される。本実施の形態では、灯具本体90は、例えばアルミダイカスト工程を経て形成される。
[1−1−3.光源]
光源70は、図2及び図3に示されるように、灯具本体90の内部に配置され、照明器具10の出射光を生成する発光部である。本実施の形態では、光源70は、LED(Light Emitting Diode)を有する発光モジュールであって、所定の光を放射状に出射するLED光源である。光源70は、例えば白色光を出射するように構成されている。光源70は、COB(Chip On Board)型LEDで構成され、図2及び図3に示されるように、基板72と、基板72上に実装されたベアチップ(LEDチップ)である複数のLED71と、それらLED71を封止し、蛍光体を含む封止部材とを備える。なお、本実施の形態では、封止部材は全てのLED71を一括封止しているが、封止部材の構成はこれに限られない。ライン状に配列されたLED71の配列方向に沿って複数本のライン状に封止部材を形成する構成としてもよい。
光源70は、図3に示される基台92に取り付けられ、光軸Jに沿って光を出射する。光源70の基台92への取り付け方法は、特に限定されない。光源70は、他の部材を用いて基台92に取り付けられてもよいし、接着材などで基台92に接着されてもよい。
基板72は、複数のLED71を実装するための実装基板であって、例えばセラミックス基板、樹脂基板又は絶縁被覆されたメタルベース基板などである。また、基板72は、例えば平面視において矩形である平面を有する板状であり、基板72の底面(つまり、後方側の面)が基台92に取り付けられて固定される。なお、図示しないが、基板72には、LED71(光源70)を発光させるための直流電力を外部からリード線などを介して受電するための一対の電極端子(正電極端子及び負電極端子)が形成されている。
[1−1−4.レンズ]
レンズ60は、光源70からの光の配光を制御する透光性の光学素子である。本実施の形態では、レンズ60は、レンズ60に入射する光を集光する集光レンズである。また、レンズ60は、光出射側に形成されたレンズ構造がフレネル化されたフレネルレンズである。
図2及び図3に示されるように、レンズ60は、光源70の前方に配置される。具体的には、レンズ60は、光源70と所定の間隔をあけて、光源70の光出射側に配置される。したがって、レンズ60は、光源70から出射してレンズ60に入射する光の配光を制御する。レンズ60は、例えば、光源70から出射する光をコリメートする。レンズ60の光軸は、光源70の光軸Jと略一致しているとよい。
レンズ60は、所定のレンズ作用を有するように、所定の形状で形成されている。また、レンズ60は、透光性材料を用いて形成されている。具体的には、レンズ60は、アクリル、ポリカーボネート等の透明樹脂材料又はガラス材料等の透明材料を用いて、金型等によって所定の形状に成形される。
ここで、レンズ60の具体的な形状について、図4を用いて説明する。
図4に示されるように、レンズ60は、後方側(つまり、光源70側)に形成された第1突出部61と、前方側(つまり、光源70側とは反対側)に形成された第2突出部62とを有する。
第1突出部61は、レンズ60の光入射側の外周部に環状に形成されている。具体的には、第1突出部61は、光源70を囲むように光源70側に向かって突出している。本実施の形態において、第1突出部61は、図4に示されるように、光軸Jを通る断面視で略三角形状であり、光源70側に向かうに従って先細になっている。
また、レンズ60に第1突出部61を形成することによって、レンズ60には凹部65が形成される。凹部65は、光源70から離れる方向に凹むように形成される。
第1突出部61によって構成される凹部65は、光源70に対向する位置に形成される。具体的には、凹部65は、光源70の発光部を覆うように設けられている。光源70から出射した光は、凹部65に入射する。このため、第1突出部61の内面は、凹部65の内面の一部を構成する光入射面61aとなる。一方、第1突出部61の外面は、光入射面61aから第1突出部61に入射した光を全反射する光反射面61bである。第1突出部61の先端部は、レンズ60の光源70寄りの端部64であり、光入射面61aと光反射面61bとの接続部を構成している。
第2突出部62は、第1突出部61により構成される凹部65の内面から入射する光の配光を制御する。図2及び図3に示されるように、第2突出部62は、レンズ60の光出射側に同心円環状に複数形成されている。第2突出部62は、凹部65と背向する位置に形成されている。複数の第2突出部62は、フレネルレンズの輪帯を構成している。
図4に示されるように、第3突出部63は、第1突出部61とは反対側に突出する第3透光部である。図3及び図5に示されるように、第3突出部63は、第2突出部62を囲むように環状に形成されている。第3突出部63は、断面視で略三角形状であり、光源70から遠ざかるに従って先細になっている。
図4に示されるように、第3突出部63の外面は、第1突出部61の外面と連続する。つまり、第3突出部63の外面は、第1突出部61の外面と同様に、凹部65の内面(つまり、光入射面61a)から第3突出部63に入射した光を全反射する光反射面61bである。
また、第3突出部の内面には、環状の段差部66が形成されている。段差部66は、複数の段によって構成されており、階段状をなしている。段差部66の各段は、光源70に近づくにつれて内径が小さくなっている。
このように構成されるレンズ60は、図4に示されるように、光吸収部材80に固定される。本実施の形態において、レンズ60は、灯具本体90に固定された光吸収部材80を介して灯具本体90に固定されている。
図2に示されるように、レンズ60には、周縁部に、三つの被係止部67が設けられている。本実施の形態では、被係止部67は、レンズ60の光出射面に設けられた凹状の形状を有する部分である。レンズ60の被係止部67が光吸収部材80の爪部81に係止されることによって、レンズ60が光吸収部材80に係止される。これにより、レンズ60は、光吸収部材80を介して灯具本体90に取り付けられる。
[1−1−5.光吸収部材]
光吸収部材80は、レンズ60の外周を囲み、光源70からの光を吸収する部材である。光吸収部材80は、光軸Jが貫通する開口が形成された筒状の形状を有する。光吸収部材80の少なくとも内側面は、光吸収面である。光吸収面の構成は、特に限定されないが、例えば、黒色に塗装した面であってもよいし、黒色の材料からなる面であってもよい。光吸収部材80は、例えばポリブチレンテレフタレート(PBT)など硬質の樹脂材料を用いて形成することができる。
光吸収部材80は、灯具本体90内において保持部材100によって保持される。より詳細には、光吸収部材80は、その光源70寄りの端部83が保持部材100に当接することによって、光軸J方向に沿って光源70に向かって移動することが規制される。
また、光吸収部材80は、灯具本体90内において規制部材50によって、位置が規制される。より詳細には、光吸収部材80は、その前方側の端部84が規制部材50に当接することによって、光軸J方向に沿って前方側に向かって移動することが規制される。つまり、光吸収部材80の光軸J方向における位置は、保持部材100と規制部材50とに挟まれることによって所定の位置に規制される。
光吸収部材80は、レンズ60を保持する。本実施の形態では、光吸収部材80は、光源70から遠い側の端部84においてレンズ60を保持する。より具体的には、図2に示されるように、光吸収部材80は、端部84に設けられた三つの爪部81を有する。図4に示されるように、光吸収部材80は、各爪部81によってレンズ60の各被係止部67を係止することでレンズ60を保持する。このように、樹脂材料などで形成された光吸収部材80がレンズ60を保持する場合、金属で形成された灯具本体90がレンズ60を保持する場合より、簡易にレンズ60の保持構造を形成できる。
光吸収部材80の詳細構成及び作用については、後で詳述する。
[1−1−6.保持部材]
保持部材100は、灯具本体90の内部に配置され、光吸収部材80を保持する部材である。本実施の形態では、保持部材100は、灯具本体90の内部に取り付けられるバネである。図2に示されるように、保持部材100は、C字状の形状を有し、三つの当接部101を有する。図4に示されるように、保持部材100は、灯具本体90の内面に形成された環状の保持溝96に配置される。三つの当接部101は、灯具本体90の内面から光軸Jに向かって突出し、光吸収部材80の端部83に当接する。これにより、保持部材100は、光吸収部材80が光源70に向かって移動することを規制する。このような保持部材100を用いることにより、簡素化された構成で光吸収部材80を灯具本体90内に保持できる。
保持部材100は、例えば、ステンレスなどの線状の金属部材を用いて形成される。
[1−1−7.規制部材]
規制部材50は、灯具本体90の内部に配置され、光吸収部材80の位置を規制する部材である。本実施の形態では、規制部材50は、灯具本体90の内部に取り付けられるバネである。図2に示されるように、規制部材50は、C字状の形状を有し、三つの規制部51を有する。図4に示されるように、規制部材50は、灯具本体90の内面に形成された環状の規制溝94に配置される。三つの規制部51は、灯具本体90の内面から光軸Jに向かって突出し、光吸収部材80の端部84に当接する。これにより、規制部材50は、光吸収部材80が前方側に向かって移動することを規制する。
規制部材50は、例えば、ステンレスなどの線状の金属部材を用いて形成される。
[1−1−8.バッフル]
バッフル40は、灯具本体90の筒状のセード部の内部に配置され、灯具本体90の内面におけるグレアを抑制するための部材である。バッフル40は、図3及び図4に示されるように、灯具本体90の内部であって、レンズ60の前方側に配置される。具体的には、バッフル40は、灯具本体90のセード部の内部に配置されている。バッフル40は、光軸Jが貫通する開口が形成された筒状の形状を有する。
図1及び図3に示されるように、バッフル40は、灯具本体90の前方側端部付近に配置される。バッフル40の内面(光軸J側の面)は、グレア抑制面である。これにより、灯具本体90の前方側端部付近の内面におけるグレアが抑制される。
バッフル40の内面は、グレア抑制面であれば、特に限定されない。グレア抑制面は、例えば、黒色に塗装した面に艶消し処理を施すことにより実現できる。また、黒色のグレア抑制面は、黒色に塗装した面、又は、黒色の部材からなる面に、シボ加工を施すことによっても実現できる。さらに、バッフル40の内面におけるグレアをさらに抑制するために、図4などに示されるように、バッフル40の内面に段差部を設けてもよい。
バッフル40は、図2及び図4に示されるように、外周に突起42を有する。バッフル40は、図4に示されるように、突起42が灯具本体90の内面に形成された係止溝93に係止されることにより、灯具本体90の内部に保持される。
バッフル40は、例えば、ポリカーボネート、PBTなどの樹脂材料を用いて形成することができる。
[1−1−9.アーム]
図1〜図3に示されるアーム97は、一端部が電源ボックス98に接続され、かつ、他端部が基台92に接続される部材である。アーム97は、灯具本体90の側方開口部91を介して灯具本体90の内部に挿入される。
また、アーム97の内部には、長手方向に挿通孔が形成されており、当該挿通孔内に電源ボックス98と光源70とを接続するリード線(図示せず)が配置される。
アーム97は、アルミニウムなどの金属材料で形成される。本実施の形態では、アーム97は、例えばアルミダイカスト工程を経て形成される。
[1−1−10.電源ボックス]
図1及び図2に示される電源ボックス98は、光源70に電力を供給する電源回路が内蔵された筐体である。本実施の形態では、電源ボックス98に内蔵された電源回路は、電源ボックス98の外部から供給された交流電力を直流電力に変換し、当該直流電力を、リード線を介して光源70のLED71に供給する。
電源ボックス98の外壁部分は、金属材料、樹脂材料などから形成される。本実施の形態では、例えば、当該外壁部分は、アルミニウムで形成される。
[1−2.光吸収部材の詳細構成及び作用]
続いて、光吸収部材80の詳細構成及び作用について説明する。
上述したとおり、光吸収部材80は、レンズ60の外周を囲み、光源70からレンズ60に直接入射されない光の一部を吸収する。これにより、光源70からの光のうち、レンズ60に直接入射されない光に起因するグレアを低減できる。なお、光吸収部材80により、照明器具10から出射される光量は、光吸収部材80に代えて光反射部材などを用いる場合より減少し得る。しかしながら、減少する光量は主にグレア成分が低減されることに起因する。つまり、照明器具10から出射される光量のうち、利用上有効な成分は実質的に減少しない。
このような光吸収部材80は、光源70からの光を吸収することによって、温度が上昇し得る。また、光源70自体も発熱し、高温となるため、光源70において発生した熱が光吸収部材80に伝達され得る。これに伴い光吸収部材80から、熱輻射によって、周囲に配置された部材に熱が伝えられる。特に、光吸収部材80の内側に配置されたレンズ60に対する熱の影響を考慮する必要がある。レンズ60は、光吸収部材80を形成するPBTなどより耐熱性能が低いアクリルなどで形成されるため、光吸収部材80からの輻射熱によって変形などの悪影響を被り得る。
そこで、本実施の形態では、光吸収部材80の光源70寄りの端部83は、光源70及びレンズ60から離隔されている。このように、光吸収部材80の光源70寄りの端部83が光源70から離隔されていることにより、光吸収部材80に光源70から伝達される熱量を低減できる。また、光吸収部材80のうち最も高温となり得る光源70寄りの端部83が、レンズ60から離隔されていることから、光吸収部材80からレンズ60に伝達される熱量を低減できる。
また、本実施の形態では、光吸収部材80の光源70寄りの端部83は、レンズ60の光源70寄りの端部64より、光源70の光軸J方向において光源70から遠い位置に配置される。これにより、光吸収部材80を光源70から十分に離隔することができるため、光吸収部材80に光源70から伝達される熱量を低減できる。
[1−3.まとめ]
以上のように、本実施の形態に係る照明器具10は、灯具本体90と、灯具本体90の内部に配置される光源70と、光源70からの光の配光を制御するレンズ60と、レンズ60の外周を囲み、光源70からの光を吸収する光吸収部材80とを備える。光吸収部材80の光源70寄りの端部83は、光源70及びレンズ60から離隔されている。
このように、レンズ60の外周を囲む光吸収部材80を備えることにより、光源70からレンズ60に直接入射しない光の少なくとも一部が光吸収部材80によって吸収される。このため、レンズ60に直接入射しない光に起因するグレアを低減できる。また、光吸収部材80の光源70寄りの端部83が光源70から離隔されていることにより、光吸収部材80に光源70から伝達される熱量を低減できる。また、光吸収部材80のうち最も高温となり得る光源70寄りの端部83が、レンズ60から離隔されていることから、光吸収部材80からレンズ60に伝達される熱量を低減できる。
また、照明器具10において、光吸収部材80の光源70寄りの端部83は、レンズ60の光源70寄りの端部64より、光源70の光軸J方向において光源70から遠い位置に配置されてもよい。
これにより、光吸収部材80を光源70から十分に離隔することができるため、光吸収部材80に光源70から伝達される熱量を低減できる。
また、照明器具10において、灯具本体90の内部に配置され、光吸収部材80を保持する保持部材100を備えてもよい。
これにより、光吸収部材80の灯具本体90内における位置を規制できる。
また、照明器具10において、保持部材100は、灯具本体90の内部に取り付けられるバネであるでもよい。
これにより、簡素化された構成で光吸収部材80を灯具本体90内に保持できる。
また、照明器具10において、レンズ60は光吸収部材80の光源70から遠い側の端部84において保持されてもよい。
このように、樹脂材料などで形成された光吸収部材80がレンズ60を保持する場合、金属で形成された灯具本体90がレンズ60を保持する場合より、簡易にレンズ60の保持構造を形成できる。
(実施の形態2)
実施の形態2に係る照明器具について説明する。本実施の形態に係る照明器具は、主に、光吸収部材を保持する保持部材の構成において、実施の形態1に係る照明器具10と相違する。以下、本実施の形態に係る照明器具について、実施の形態1に係る照明器具10との相違点を中心に図面を用いて説明する。
図5は、本実施の形態に係る照明器具110の断面図である。図5には、照明器具110の光源70の光軸Jを通る断面が示されている。
図5に示されるように、本実施の形態に係る照明器具110は、スポットライトである。照明器具110は、実施の形態1に係る照明器具10と同様に、バッフル40と、規制部材50と、レンズ60と、灯具本体190と、基台192と、アーム97と、光源70と、光吸収部材80と、保持部材196とを備える。また、図5には示されないが、照明器具110は、実施の形態1に係る照明器具10と同様に電源ボックス98を備える。
本実施の形態に係る照明器具110は、主に、保持部材196、灯具本体190及び基台192の構成において、実施の形態1に係る照明器具10と相違する。本実施の形態においては、光吸収部材80を保持する保持部材196は、灯具本体190の内部に形成された突出部である。図5に示されるように、灯具本体190の内部に形成された保持部材196が、光吸収部材80の光源70寄りの端部83と当接する。これにより、光吸収部材80が、光源70に向かって移動することを規制する。また、光吸収部材80の前方側への移動は、実施の形態1に係る照明器具10と同様に規制部材50によって規制される。これにより、光吸収部材80の光軸J方向における移動が規制される。このように、本実施の形態では、保持部材196が灯具本体190の内部に形成された突出部であるため、灯具本体190と別体の保持部材を用いる場合より、照明器具110の組み立てが容易となる。
また、本実施の形態では、図5に示されるように、基台192は、灯具本体190と一体化されている。これにより、灯具本体190と別体の本体を用いる場合より、照明器具110の組み立てが容易となる。さらに、基台192から灯具本体190への熱伝導性が向上するため、基台192だけでなく灯具本体190も、光源70のヒートシンクとして機能する。したがって、照明器具110の放熱性能を高めることができる。
(実施の形態3)
実施の形態3に係る照明器具について説明する。本実施の形態に係る照明器具は、主に、光吸収部材の構成において、上記各実施の形態と相違する。以下、本実施の形態に係る照明器具について、実施の形態1に係る照明器具との相違点を中心に図面を用いて説明する。
図6は、本実施の形態に係る照明器具210の断面図である。図6には、照明器具210の光源70の光軸Jを通る断面が示されている。図7は、本実施の形態に係る光吸収部材280の形状を示す斜視図である。
図6に示されるように、本実施の形態に係る照明器具210は、スポットライトである。照明器具210は、実施の形態1に係る照明器具10と同様に、バッフル40と、レンズ60と、灯具本体290と、基台292と、アーム97と、光源70と、光吸収部材280と、保持部材289とを備える。また、図6には示されないが、照明器具210は、実施の形態1に係る照明器具10と同様に電源ボックス98を備える。
本実施の形態に係る灯具本体290は、主に、保持部材及び規制部材が配置される溝が形成されていない点において実施の形態1に係る灯具本体90と相違する。後述するように、本実施の形態では、光吸収部材280は、基台292を介して灯具本体290に保持される。
本実施の形態に係る光吸収部材280は、図6及び図7に示されるように、光源70の光軸J方向において、レンズ60の光源70寄りの端部64より光源70側に延びる遮光壁285を有する。これにより、光源70からの光が、光源70の後方側に配置された側方開口部291から漏れ出ることを低減できる。したがって、照明器具210の外観品質を高めることができる。本実施の形態に係る光吸収部材280は、光源70付近まで遮光壁285が延びても遮光壁285などにおける熱の影響が抑制される場合に適用できる。例えば、光源70から出射される光量が比較的少なく、発熱量が少ない照明器具において適用できる。
光吸収部材280の遮光壁285は、切り欠き部286を有する。これにより、図6に示されるように、電源ボックス98から光源70に電力を供給するためのリード線99を、切り欠き部286を介して光吸収部材280の外部から光源70まで導くことができる。したがって、リード線99が、遮光壁285と基台292との間に挟まることを抑制できる。
光吸収部材280は、遮光壁285の光源70寄りの端部に固定部287を有する。固定部287は、基台292の光源70配置面と略平行に配置された平板状の部分である。固定部287には、貫通孔288が形成されている。また、本実施の形態では、保持部材289は、貫通孔288を介して基台292に形成されたねじ穴293に捻じ込まれるねじである。このような保持部材289により、光吸収部材280は、基台292を介して灯具本体290に安定的に保持される。また、これにより、上記各実施の形態で用いた規制部材が不要となる。
(変形例など)
以上、本発明に係る照明器具について、各実施の形態に基づいて説明したが、本発明は、これらの実施の形態に限定されるものではない。
例えば、上記実施の形態では、レンズ60は、フレネルレンズであったが、レンズ60はこれに限定されない。レンズ60は、例えば、ハイブリッドレンズ、ドーム型レンズなどでもよい。
また、実施の形態3では、保持部材は、ねじであったが、実施の形態3においても、実施の形態1又は実施の形態2と同様の保持部材及び規制部材を用いてもよい。
また、光吸収部材は、レンズ60の外周全体を覆わなくてもよい。光吸収部材は、例えば、レンズ60の外周の一部を覆わない構成であってもよい。つまり、光吸収部材は、光軸J方向視において、C字状の形状を有してもよい。
また、上記各実施の形態では、照明器具の一例としてスポットライトを示したが、これに限定されない。例えば、照明器具は、ダウンライトなどであってもよい。
また、上記実施の形態においては、光源70において、COB型LEDを用いたが、他の発光素子を用いてもよい。例えば、SMD(Surface Mount Device)型LEDを用いてもよい。また、有機EL(Electro Luminescence)素子など他の固体発光素子、又は、固体発光素子以外の他の光源を用いてもよい。
その他、各実施の形態に対して当業者が思いつく各種変形を施して得られる形態、又は、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で各実施の形態における構成要素及び機能を任意に組み合わせることで実現される形態も本発明に含まれる。
10、110、210 照明器具
60 レンズ
64、83 端部
70 光源
80、280 光吸収部材
90、190、290 灯具本体
100、196、289 保持部材
285 遮光壁
286 切り欠き部
J光軸

Claims (6)

  1. 灯具本体と、
    前記灯具本体の内部に配置される光源と、
    前記光源からの光の配光を制御するレンズと、
    前記レンズの外周を囲み、前記光源からの光を吸収する光吸収部材とを備え、
    前記光吸収部材の前記光源寄りの端部は、前記光源及び前記レンズから離隔されており、
    前記光吸収部材は、前記光源の光軸方向において、前記レンズの前記光源寄りの端部より前記光源側に延びる遮光壁を有し、
    前記遮光壁は、切り欠き部を有する
    照明器具。
  2. 灯具本体と、
    前記灯具本体の内部に配置される光源と、
    前記光源からの光の配光を制御するレンズと、
    前記レンズの外周を囲み、前記光源からの光を吸収する光吸収部材とを備え、
    前記光吸収部材の前記光源寄りの端部は、前記光源及び前記レンズから離隔されており、
    前記光吸収部材の前記光源寄りの端部は、前記レンズの前記光源寄りの端部より、前記光源の光軸方向において前記光源から遠い位置に配置される
    照明器具。
  3. 前記灯具本体の内部に配置され、前記光吸収部材を保持する保持部材をさらに備える
    請求項1又は2に記載の照明器具。
  4. 前記保持部材は、前記灯具本体の内部に取り付けられるバネである
    請求項に記載の照明器具。
  5. 前記保持部材は、前記灯具本体の内部に形成された突出部である
    請求項に記載の照明器具。
  6. 前記レンズは前記光吸収部材の前記光源から遠い側の端部において保持される
    請求項1〜のいずれか1項に記載の照明器具。
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