JP2009259578A - 燃料電池発電システム及び燃料電池発電システムの制御方法 - Google Patents

燃料電池発電システム及び燃料電池発電システムの制御方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2009259578A
JP2009259578A JP2008106775A JP2008106775A JP2009259578A JP 2009259578 A JP2009259578 A JP 2009259578A JP 2008106775 A JP2008106775 A JP 2008106775A JP 2008106775 A JP2008106775 A JP 2008106775A JP 2009259578 A JP2009259578 A JP 2009259578A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
load
fuel cell
power generation
power
fuel
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2008106775A
Other languages
English (en)
Inventor
Toru Kiyota
透 清田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Holdings Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Electric Holdings Ltd filed Critical Fuji Electric Holdings Ltd
Priority to JP2008106775A priority Critical patent/JP2009259578A/ja
Publication of JP2009259578A publication Critical patent/JP2009259578A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/30Hydrogen technology
    • Y02E60/50Fuel cells

Landscapes

  • Fuel Cell (AREA)

Abstract

【課題】燃料切り替えに伴う解列後、予備燃料を用いた燃料電池発電による、給電負荷への安定した電力供給を、速やかに開始する。
【解決手段】電力系統33から解列し、燃料電池11の燃料を予備燃料に切り替えると共に、燃料電池11の発電出力が給電負荷42での必要電力の最大値相当となるように制御し、発電出力をダミー負荷13に供給する。予備燃料による燃料電池11の発電出力が安定してから、給電負荷42への給電を開始し、複数の電気ヒータで構成されるダミー負荷13のうち消費電力が給電負荷42の消費電力相当となる電気ヒータへの電力供給を遮断する。燃料電池11の発電電力の出力先を、電気ヒータから給電負荷42に切り替えたことと結果的に同等となるため、解列時の燃料電池11の負荷追従性を確保し、且つ給電負荷42への給電開始時に燃料電池11が過負荷状態となることを抑制することができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、燃料電池発電装置と電力系統とで連系運転をして、負荷に対して電力供給を行う燃料電池発電システム及び燃料電池発電システムの制御方法に関する。
燃料電池発電装置を用いた燃料電池発電システムにおいては、電力供給対象である負荷に対して安定した電力供給を行うことを目的として、電力系統との連系運転を行っている。
ここで、炭化水素を燃料とする燃料電池発電装置においては、燃料電池発電装置内に化学反応器を有しており、この化学反応器の出力を用いて発電出力を得るようにしている。このため、燃料電池発電装置は、指令値に対して、電気のように数ミリ秒といった短時間で応答することは困難であり、一般に、十から数十秒の時定数をもっている。
したがって、通常は、電力負荷を変更する十から数十秒前に、フィードフォワード制御を行い、投入する燃料の流量を変化させ化学反応系の出力特性を変更させた後に、電力負荷の変更を実施している。
そして、連系運転中は、負荷変動等に伴って瞬間的に不足する電力相当分を電力系統からもらい、逆に、余剰となる電力を電力系統に送り出すことで、燃料電池の発電出力と電力負荷とのバランスをとるようにしている。
一方、災害時、或いは電力系統に停電が発生した時等には、燃料電池発電装置及び負荷を電力系統から解列して切り離し、電力系統から切り離された状態で燃料電池発電装置から負荷に対して電力供給を行う自立運転に移行し、負荷のうち重要度の高い負荷等、一部の負荷のみに対して燃料電池発電装置から電力供給を行うようにしている。
その際、燃料電池発電装置の発電出力を、一旦、余剰電力消費ヒータに供給しておき、この状態から、重要度が高い等として選択された一部の負荷への電力供給を開始すると共に余剰電力消費ヒータの消費電力の調整を行い、選択された負荷の消費電力相当だけ、余剰電力消費ヒータの消費電力が減少するよう調整することにより、所定の負荷に対して過不足のない電力供給を行う方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
また、例えば、電力系統から燃料電池発電装置を解列した後、所内負荷と補記負荷と可変負荷装置との負荷量の総和が一定となるように可変負荷装置の負荷量を調整することで、燃料電池発電装置の発電出力を一定に保つと共に、所内負荷の負荷量の変動に対して過不足のない電力供給を行う方法も提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特開2007−265778号公報 特開平10−228919号公報
上述のように、負荷への供給電力に応じて、余剰電力消費ヒータの消費電力や、可変負荷の負荷量を調整することにより、負荷変動に追従して電力供給を行うことができる。
しかしながら、これらの方法にあっては、負荷への供給電力量の変化をうけて余剰電力消費ヒータの消費電力や可変負荷の負荷量を調整するようにしているため、負荷への電力供給が開始されてから、余剰電力消費ヒータの消費電力や可変負荷の負荷量の調整が完了しそれぞれの目標値に収束するまでにはある程度の時間を要する。
このため、この間、燃料電池発電装置の発電出力と電力負荷の消費電力量とのバランスが崩れる可能性があり、燃料電池発電装置が過負荷状態となる可能性がある。
特に、解列と共に、燃料電池発電装置の燃料を主燃料から予備燃料に切り替える構成とした場合には、燃料の切り替えに数十秒程度を要しており、負荷に対して安定した電力供給を再開するまでの所要時間をより短縮するためにも、電力負荷への供給電力が、過不足なく安定した電力量に収束するまでの所要時間のさらなる短縮が望まれていた。
そこで、この発明は、上記従来の未解決の問題点に着目してなされたものであり、連系運転から解列後、負荷への安定した電力供給をより早い段階で開始することの可能な燃料電池発電システム及び燃料電池発電システムの制御方法を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明の請求項1に係る発明は、主燃料を用いて発電を行う燃料電池発電装置を有し、前記燃料電池発電装置と電力系統とで連系運転をして負荷に電力供給を行い、且つ必要に応じて前記燃料電池発電装置及び前記負荷を前記電力系統から解列すると共に前記主燃料を予備燃料に切り替え、以後、燃料電池発電装置を自立運転させて前記負荷に電力供給を行う燃料電池発電システムにおいて、前記自立運転への移行を制御する制御手段を備えると共に前記燃料電池発電装置内に1又は複数の補助負荷を有し、前記制御手段は、自立運転への移行時に、前記燃料電池発電装置及び前記負荷を前記電力系統から解列して前記主燃料を前記予備燃料に切り替えると共に、前記燃料電池発電装置の発電出力が予め設定した所定値となるように制御してその発電出力を前記補助負荷に供給し、前記燃料電池発電装置の発電出力を前記負荷に供給することが可能な状態となった後、前記負荷への電力供給を開始してから、前記補助負荷間で前記発電出力の供給先を切り替え、前記補助負荷のうち、消費電力の総和が前記所定値よりも前記負荷の消費電力相当だけ少ない値となる補助負荷に、前記発電出力を供給することを特徴としている。
また、請求項2に係る発明は、前記制御手段は、前記補助負荷のうち、前記負荷の消費電力相当の電力を消費する補助負荷への電力供給を停止することにより、前記補助負荷間で前記発電出力の供給先を切り替えることを特徴としている。
また、請求項3に係る発明は、前記制御手段は、前記燃料電池発電装置及び前記負荷を前記電力系統から解列して前記主燃料を前記予備燃料に切り替えた後に、前記燃料電池発電装置の発電出力を前記補助負荷に供給することを特徴としている。
請求項1から請求項3に係る発明によれば、予備燃料による発電出力が所定値に安定した時点等、負荷への電力供給が可能な状態となった後に、補助負荷に供給していた発電出力の出力先を負荷に切り替えたことと、結果的に同等となる。このため、負荷変動に対する燃料電池発電装置の発電出力の負荷追従性が確保されると共に、補助負荷への電力供給の停止と共に、負荷に対し、過不足のない電力供給が行われることになり、燃料電池発電装置の発電出力と電力負荷とが速やかに平衡状態となり、燃料電池発電装置が過負荷状態となり得る時間がより短縮されることになる。
また、請求項4に係る発明は、前記燃料電池発電装置と前記補助負荷との間に、前記燃料電池発電装置からの発電出力の供給を前記補助負荷毎に遮断する遮断手段を備え、前記制御手段は、前記遮断手段を制御することにより、前記補助負荷間での前記発電出力の供給先の切り替えを行うことを特徴としている。
また、請求項5に係る発明は、前記遮断手段は、コンタクタ又は半導体スイッチからなることを特徴としている。
請求項4及び請求項5に係る発明によれば、燃料電池発電装置からの発電出力の供給を、補助負荷毎に遮断する遮断手段を制御することにより、発電出力の供給先の切り替えを行うため、補助負荷への電力供給先の切り替えを速やかに行うことができる。
特に、遮断手段を、高速動作が可能なコンタクタ又は半導体スイッチで構成することにより、補助負荷への電力供給先をより速やかに切り替えることができる。このため、負荷に対し、負荷で必要とする電力量相当の電力供給がより速やかに行われることになる。
また、請求項6に係る発明は、前記負荷に供給される電力量を検出する電力計を有し、前記制御手段は、予め検出した前記補助負荷の負荷量と前記電力計の検出値とに基づき、前記発電出力を供給すべき補助負荷を特定することを特徴としている。
この発明によれば、電力計の検出値と補助負荷の負荷量とに基づき、発電出力を供給すべき補助負荷を決定しているため、自立運転時に、負荷側で任意の一部の機能だけを稼働させるようにした場合であっても、負荷の消費電力相当の補助負荷を確実に特定することができ、補助負荷への供給電力量を、負荷の消費電力相当だけ確実に低減することができる。
また、請求項7に係る発明は、自立運転時には、前記負荷の一部の機能のみを稼働させるようになっている燃料電池発電システムであって、前記補助負荷を複数有し、前記補助負荷の各負荷量は、一又は複数の前記補助負荷の負荷量の和が、自立運転時にとり得る前記負荷の消費電力相当となるように設定されることを特徴としている。
この発明によれば、一又は複数の補助負荷を組み合わせると、これらの和は、自立運転時にとり得る負荷の消費電力相当となるため、状況によって負荷の稼働状況が異なり、負荷の消費電力が異なる場合であっても、負荷の消費電力相当だけ補助負荷への供給電力を確実に低減することができる。
また、請求項8に係る発明は、前記補助負荷は電気ヒータであることを特徴としている。
この発明によれば、電気ヒータを補助負荷として用いているから、所望の負荷量を有する補助負荷を容易に実現することができる。
さらに、本発明の請求項9に係る発明は、主燃料を用いて発電を行う燃料電池発電装置を有し、前記燃料電池発電装置と電力系統とで連系運転をして負荷に電力供給を行い、且つ必要に応じて前記燃料電池発電装置及び前記負荷を前記電力系統から解列すると共に前記主燃料を予備燃料に切り替え、以後、燃料電池発電装置を自立運転させて前記負荷に電力供給を行う燃料電池発電システムの制御方法であって、前記燃料電池発電装置内に1又は複数の補助負荷を有し、前記自立運転への移行時に、前記燃料電池発電装置及び前記負荷を前記電力系統から解列して前記主燃料を前記予備燃料に切り替えるステップと、前記予備燃料を用いた前記燃料電池発電装置の発電出力が予め設定した所定値となるように制御してその発電出力を前記補助負荷に供給するステップと、前記予備燃料を用いた前記燃料電池発電装置の発電出力を前記負荷に供給することが可能な状態となった後、前記負荷への電力供給を開始してから、前記補助負荷間で前記発電出力の供給先を切り替え、前記補助負荷のうち、消費電力の総和が前記所定値よりも前記負荷の消費電力相当だけ少ない値となる補助負荷に、前記発電出力を供給するステップと、を備えることを特徴としている。
この発明によれば、予備燃料による発電出力が所定値に安定した時点等、負荷への電力供給が可能な状態となった後に、補助負荷に供給していた発電出力の出力先を負荷に切り替えたことと、結果的に同等となる。このため、負荷変動に対する燃料電池発電装置の発電出力の負荷追従性が確保されると共に、補助負荷への電力供給の停止と共に、負荷に対し、過不足のない電力供給が行われることになり、燃料電池発電装置の発電出力と電力負荷とが速やかに平衡状態となり、燃料電池発電装置が過負荷状態となり得る時間がより短縮されることになる。
本発明の請求項1から請求項3に係る燃料電池発電システムによれば、結果的に、補助負荷に供給していた発電出力の供給先を負荷に切り替え、負荷の消費電力相当だけ補助負荷への供給電力量を削減するようにしているから、燃料電池発電装置の発電出力の大幅な変動を伴うことなく負荷に対する負荷追従性を実現することができる。
また、負荷の消費電力相当の補助負荷への電力供給を停止する等、補助負荷間で前記発電出力の供給先の切り替えを行うことにより、負荷の消費電力相当だけ補助負荷への供給電力量を削減しているため、補助負荷から負荷への発電出力の供給先の切り替えを速やかに完了させることができるため、燃料電池発電装置が過負荷状態となり得る時間をより短縮することができる。
また、請求項4及び請求項5に係る燃料電池発電システムによれば、遮断手段を制御することにより、発電出力の供給先の切り替えを行うため、補助負荷への電力供給先の切り替えを速やかに行うことができる。
特に、請求項5に係る発明では、遮断手段を、高速動作が可能なコンタクタ又は半導体スイッチで構成したため、補助負荷への電力供給を速やかに遮断することができる。このため、燃料電池発電装置の発電出力の供給先の切り替えをより速やかに完了させ、燃料電池発電装置が過負荷状態となり得る時間をより短縮することができる。
また、請求項6に係る燃料電池発電システムによれば、電力計の検出値に基づき、電力供給を遮断すべき補助負荷を決定しているため、自立運転時に、負荷側で任意の一部の機能だけを稼働させるようにした場合であっても、負荷の消費電力相当の補助負荷への電力供給を確実に遮断することができる。
また、請求項7に係る燃料電池発電システムによれば、負荷の消費電力が場合によって異なる場合であっても、一又は複数の補助負荷を組み合わせることにより、負荷の消費電力相当だけ、補助負荷への供給電力を確実に低減することができる。
さらに、請求項8に係る燃料電池発電システムによれば、補助負荷として電気ヒータを用いることにより、所望の負荷量を有する補助負荷を容易に実現することができる。
また、本発明の請求項9に係る燃料電池発電システムの制御方法によれば、結果的に、補助負荷に供給していた発電出力の供給先を負荷に切り替え、負荷の消費電力相当だけ補助負荷への供給電力量を削減するようにしているため、燃料電池発電装置の発電出力の大幅な変動を伴うことなく負荷に対する負荷追従性を実現することができる。また、補助負荷間で、発電出力の供給先を切り替え、補助負荷のうち、消費電力の総和が所定値よりも負荷の消費電力相当だけ少ない値となる補助負荷に切り替えることにより、負荷の消費電力相当だけ補助負荷への供給電力量を削減しているため、燃料電池発電装置の発電出力先の切り替えを速やかに完了させることができ、燃料電池発電装置が過負荷状態となり得る時間をより短縮することができる。
以下、本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明を適用した燃料電池発電システムの概略構成を示すブロック図である。
図1の燃料電池発電システムは、大別して燃料電池発電装置1と、系統連系及び遮断を司る連系切り替え部2と、本燃料電池発電システムによる電力供給先である、後述の給電負荷42を含む給電負荷部3とからなる。
燃料電池発電装置1は、都市ガス等を主燃料として直流電力を発電する燃料電池11と、燃料電池11の発電出力を直流から交流に変換するインバータ12と、ダミー負荷13と、燃料電池発電装置1内で必要な各種の内部機器からなる内部補機14と、を備える。
インバータ12で交流に変換された燃料電池11の発電出力は、絶縁変圧器15で昇圧された後、系統連系用遮断器としての電磁接触器16及び17、さらに、燃料電池発電装置1と連系切り替え部2との間を遮断するための装置間遮断器18を介して連系切り替え部2に送られる。
また、ダミー負荷13及び内部補機14は、系統連系用電磁接触器16及び17間に接続される。
ダミー負荷13は複数の電気ヒータで構成される。図1では、4つの電気ヒータ13a〜13dで構成されている。なお、ここでは、ダミー負荷13を4つの電気ヒータ13a〜13dで構成しているが、任意数の電気ヒータで構成することができる。
電気ヒータ13a〜13dはそれぞれ、これら電気ヒータ13a〜13dを、系統連系用の電磁接触器16及び17間から個別に切り離すための電気ヒータ遮断用の遮断器13a′〜13d′を介して、系統連系用電磁接触器16及び17間に接続される。これら電気ヒータ13a〜13dの負荷量は、給電負荷42の負荷量に応じて設定される。
ここで、給電負荷42は、後述するように複数の電気負荷を備えている。そして、燃料電池11及び給電負荷42を電力系統33から解列した状態で、燃料電池11の発電電力を用いて給電負荷42を駆動する、いわゆる自立運転時には、給電負荷42を構成する複数の電気負荷のうち、重要度の高い電気負荷など、一又は複数の負荷が稼働されるようになっている。
そして、ダミー負荷13を構成する電気ヒータ13a〜13dの負荷量は、自立運転時にとり得る、給電負荷42の負荷量に応じて設定される。例えば、自立運転時に、給電負荷42のうち重要度が高い等として稼働させるべき電気負荷を、需要家側で任意に選択するように構成されている場合には、稼働させるべき電気負荷として選択される電気負荷の組み合わせパターン毎に、電気負荷の負荷量の総和を検出しておき、各パターンにおける電気負荷の負荷量の総和と、1又は複数の電気ヒータの負荷量の総和とが同等程度となり得るように、各電気ヒータ13a〜13dの負荷量を設定する。また、全ての電気ヒータの負荷量の総和が、自立運転時に、給電負荷42がとり得る最大負荷量相当となるように、各電気ヒータ13a〜13dの負荷量を設定する。
前記電気ヒータ遮断用の遮断器13a′〜13d′は、半導体スイッチ或いはコンタクタ等、高速遮断動作が可能な遮断器で構成される。
さらに、燃料電池発電装置1には、インバータ12を制御すると共に、燃料電池発電システム全体の制御を司るシステム制御装置19が設けられ、このシステム制御装置19は、系統連系用電磁接触器16及び17間に接続された無停電電源装置20から常時給電を受けている。
また、前記燃料電池11とインバータ12との間には、燃料電池11の出力電流を検出する、例えばクランプ式の燃料電池出力検出用の電流センサ21が設けられている。また、系統連系用電磁接触器16及び17間には、絶縁変圧器15で昇圧された交流出力の電流及び電圧を検出するための交流電流センサ22及び交流電圧センサ23が設けられている。これらセンサの出力は、システム制御装置19に入力される。
一方、連系切り替え部2は、燃料電池発電装置1と連系切り替え部2とを遮断するための系統連系用遮断器31及び高圧交流負荷遮断器32を備え、燃料電池発電装置1の出力電力は系統連系用遮断器31及び高圧交流負荷遮断器32を介して電力系統33に供給される。
給電負荷部3は、高速電源切り替え装置41と給電負荷42とを備える。高速電源切り替え装置41は連動する2つの電磁接触器41a及び41bを有し、一方の電磁接触器41aは、連系切り替え部2の系統連系用遮断器31及び高圧交流負荷遮断器32間と給電負荷42との間に介挿され、他方の電磁接触器41bは、燃料電池発電装置1の系統連系用電磁接触器16及び17間と給電負荷42との間に介挿され、これら系統連系用電磁接触器16及び17間と、電磁接触器41bとの間には、自立運転用遮断器としての遮断器43及び電磁接触器44が介挿されている。
そして、高速電源切り替え装置41で切り替えを行うことにより、連系切り替え部2側又は燃料電池発電装置1側からの電力を選択的に給電負荷42に供給する。
給電負荷42は、例えば給電負荷が設置された図示しない制御室の照明等の比較的消費電力の小さい電気負荷51、動力負荷等の電気負荷52及び53、ブロア、ポンプなどの電気負荷54〜58を備える。電気負荷51は、高速電源切り替え装置41に直接接続され常時電力供給が行われる。電気負荷52及び53は、絶縁変圧器59を介して高速電源切り替え装置41に接続され、絶縁変圧器59と高速電源切り替え装置41との間には、電気負荷52及び53を共に高速電源切り替え装置41から切り離すための遮断器60が介挿されている。また、電気負荷54〜58は、それぞれ、これら電気負荷54〜58を、高速電源切り替え装置41から個別に切り離すための遮断器54′〜58′を介して、高速電源切り替え装置41に接続されている。
また、前記給電負荷部3には高速電源切り替え装置41に入力される燃料電池発電装置1からの電流を検出するための自立運転電流センサ45及び、高速電源切り替え装置41と給電負荷42との間に設けられ、給電負荷42への供給電力を検出するための負荷供給電力計46が設けられている。これら自立運転電流センサ45及び負荷供給電力計46の出力は、システム制御装置19に入力される。
システム制御装置19は、燃料電池出力検出用の電流センサ21、交流電流センサ22及び交流電圧センサ23、自立運転電流センサ45、及び負荷供給電力計46からの検出信号に基づき、インバータ12を駆動制御すると共に、各遮断器や電磁接触器、高速電源切り替え装置41を制御する。
図2は、燃料電池11の概略構成を示すブロック図である。
この燃料電池11は、主燃料としての都市ガス又は予備燃料としてのLPG等を入力する。入力された燃料ガスは、脱硫器61で脱硫された後、改質器62に入力されここで水素に富む改質ガスに改質された後、燃料電池本体63に送られ、ここで、電池反応を起こして発電し、発電出力はインバータ12に供給される。
主燃料は、遮断弁64及び調節弁65を介して脱硫器61に供給される。同様に予備燃料は、遮断弁66及び調節弁67を介して脱硫器61に供給される。
燃料電池11の燃料を主燃料から予備燃料へ切り替える際には、例えば、主燃料側の遮断弁64、調節弁65が開状態、予備燃料側の遮断弁66、調節弁67が閉状態である状態から、主燃料側の遮断弁64及び調節弁65を閉じて主燃料の脱硫器61への導入を遮断した後、予備燃料側の遮断弁66及び調節弁67を開いて予備燃料を脱硫器61に導入することにより、燃料の切り替えを行う。
次に、上記燃料電池発電システムの動作を図3のフローチャートを伴って説明する。
図3は、燃料電池11の燃料切り替え時におけるシステム制御装置19の処理手順の一例を示すフローチャートである。
連系運転時には、系統連系用接触器16及び17、装置間遮断器18、系統連系用遮断器31、高圧交流負荷遮断器32は閉状態に制御される。高速電源切り替え装置41は、電磁接触器41aが閉状態、電磁接触器41bが開状態に制御されて連系切り替え部2側を選択するよう制御され、自立運転用遮断器43及び自立運転用接触器44は開状態に制御される。また、必要に応じて各負荷52〜58に対応する遮断器が閉状態に制御され、逆にダミー負荷13の各遮断器13a′〜13d′は全て開状態に制御される。
燃料電池本体63には主燃料が供給され、燃料電池11では、主燃料を用いて発電を行う。燃料電池11の発電出力はインバータ12、絶縁変圧器15、系統連系用接触器16を介して内部補機14に供給される。このとき、ダミー負荷13の各遮断器13a′〜13d′は開状態に制御されているため、ダミー負荷13への電力供給は行われない。
燃料電池11の発電出力は、さらに系統連系用接触器17、装置間遮断器18、系統連系用遮断器31、高速電源切り替え装置41を介して給電負荷42に供給され、ここで、電気負荷51に電力供給が行われると共に、電気負荷52〜58のうち、これら電気負荷に対応する遮断器が閉状態に制御されている電気負荷に対して電力供給が行わる。全ての遮断器54′〜58′、及び60が閉状態に制御されていれば、各電気負荷52〜58に対して電力供給が行われ、給電負荷42の各電気負荷52〜58は稼働状態となる。
さらに、燃料電池11の発電出力の余剰分は、高圧交流負荷遮断器32を介して電力系統33に供給される。また、給電負荷42への供給電力が不足する場合には、電力系統33から電力供給を受け、高圧交流負荷遮断器32、高速電源切り替え装置41を介して給電負荷42に供給する。
この状態から、例えば、主燃料ガスのガス漏れをガス漏れ検出センサ(図示せず)で検出したとき、或いは感震器(図示せず)で比較的大きな地震を検出し主燃料である都市ガスの供給が停止されたとき、或いは電力系統33側に停電が生じたとき等、電力系統33から燃料電池発電システムを解列する必要が生じたときには、システム制御装置19では、図3のステップS1からステップS2に移行し、燃料電池11及び給電負荷42を電力系統33から切り離して解列すると共に、燃料電池11への燃料を、主燃料から予備燃料に切り替える。
具体的には、系統連系用接触器17、装置間遮断器18、系統連系用遮断器31、高圧交流負荷遮断器32を開状態にして、燃料電池発電装置1及び連系切り替え部2を電力系統33から切り離すと共に、これら燃料電池発電装置1及び連系切り替え部2間を遮断する。また、高速電源切り替え装置41において、電磁接触器41aを開状態、電磁接触器41bを閉状態に切り替え、連系切り替え部2と給電負荷42との間を遮断する。
これにより、給電負荷42は、燃料電池11側及び電力系統33側から切り離された状態となる。
また、燃料電池11において、主燃料側の遮断弁64及び調節弁65を閉状態に切り替えた後、予備燃料側の遮断弁66及び調節弁67を開状態に切り替え、主燃料に替えて予備燃料を脱硫器61に導入する。
続いてステップS3に移行し、燃料電池11での発電電力を制御し、燃料切り替え後の燃料電池11の発電出力が、電気ヒータ13a〜13dの負荷量の総和相当の所定値となるように燃料電池11の発電出力を制御する。また、ダミー負荷13の各遮断器13a′〜13d′を閉状態に制御する。
これにより、予備燃料を用いて発電された燃料電池11の発電出力が所定値となるように制御され、この発電出力はインバータ12、絶縁変圧器15を介して、系統連系用接触器16からダミー負荷13の各電気ヒータ13a〜13dに供給されると共に内部補機14に供給されることになる。
続いてステップS4に移行し、燃料の切り替えが完了したかどうか、すなわち予備燃料による発電出力が、ダミー負荷13の負荷量相当の所定値に安定し、給電負荷42に対して安定した電力供給を行うことが可能な状態となったかどうかを判断する。この判断は、例えば、交流電流センサ22及び交流電圧センサ23の検出信号等に基づいて行う。
そして、給電負荷42に対して安定した電力供給を行うことが可能な状態となったとき、ステップS4からステップS5に移行し、自立運転用遮断器43及び自立運転用接触器44を閉状態に切り替える。
これにより、燃料電池11の発電出力が、絶縁変圧器15、自立運転用遮断器43、自立運転用接触器44を介して給電負荷42に供給される。このため、負荷供給電力計46で検出される検出値が増加する。
このとき、燃料電池11の燃料を主燃料から予備燃料に切り替えたことに伴い、需要家側で、給電負荷42のうち重要度の高い電気負荷のみを動作させ、比較的重要度の低い電気負荷は停止させるために、遮断器54′〜58′、60のうちの何れかを開状態に切り替えていたならば、負荷供給電力計46の検出値は、重要度の高い電気負荷の負荷量の総和相当の値を表すことになる。
システム制御装置19では、負荷供給電力計46の検出値と、予め記憶している各電気ヒータの負荷量とから、負荷量の総和が、負荷供給電力計46の検出値相当となる1又は複数の電気ヒータを特定する。
そして、特定した電気ヒータに対応する遮断器を開状態に切り替える(ステップS6、S7)。これにより、開状態に切り替えられた遮断器に対応する電気ヒータへの電力供給が遮断される。
すなわち、特定した電気ヒータに供給されていた電力量相当が、これら電気ヒータに替えて給電負荷42に供給されるようになったことと、結果的に同等となる。このため、給電負荷42の消費電力に対応する電気ヒータへの給電を遮断した時点で、給電負荷42には、給電負荷42で必要とする十分な電力量が供給されることになり、燃料電池11の発電出力とその電力負荷とが速やかに平衡状態に移行することになる。
ここで、解列及び燃料切り替えが終了した後に、給電負荷42で必要とする電力を発電するように、燃料電池11の発電出力を制御する構成としたとすると、システム制御装置19側では、給電負荷42への電力供給が開始された時点で、給電負荷42で必要とする消費電力を認識することになるため、この時点から燃料電池11の発電出力の制御を開始することになる。燃料電池11が予備燃料を利用して所定の電力発電ができる状態となるまでには、ある程度時間を要することから、燃料電池11の発電出力と電力負荷とのバランスがとれた状態となるまでに時間を要することになり、この間、燃料電池本体63が過負荷状態となる可能性がある。
しかしながら、上述のように、予め給電負荷42で必要とする最大電力相当を燃料電池11により発電させてダミー負荷13に供給しておき、給電負荷42で必要とする電力量を検出した時点で、発電電力の出力先を切り替えるようにしているため、燃料電池11の発電量を大幅に変化させることなく、給電負荷42に対して必要分の電力供給を行うことができる。
したがって、給電負荷42の負荷変動に対する負荷追従性を確保することができると共に、燃料電池11の発電出力とその電力負荷とを速やかに平衡状態に移行させることができ、燃料電池11が過負荷状態となり得る時間を短縮し、燃料電池に与える影響を低減し、長寿命化を図ることができる。
また、ダミー負荷13の消費電力を減少させる方法として、ダミー負荷13の負荷量を連続的に調整する方法なども考えられるが、これらの方法を用いた場合、ダミー負荷13の消費電力が目標値に収束するまでには、ある程度の応答時間を要する。しかしながら、上述のように、遮断器を操作することにより、電気ヒータへの電力供給を遮断する構成としているため、ダミー負荷13への供給電力を、遮断器の作動と共に速やかに目標の供給電力とすることができる。したがって、燃料電池11の発電出力と、電力負荷とのバランスを速やかに平衡状態とすることができ、燃料電池11が過負荷状態となり得る時間をより短縮し、燃料電池本体63のさらなる長寿命化を図ることができる。
特に、燃料電池11への燃料切り替えを伴う場合には、燃料を切り替え、燃料電池11の発電出力が安定するまでに比較的時間を要するが、上述のように、燃料電池11の発電出力が安定してから、給電負荷42に対して安定した電力供給が開始されるまでの時間を短縮することができるため、燃料切り替えに伴い、給電負荷42に対して安定した電力供給が再開されるまでの所要時間を短縮することができ効果的である。
また、給電負荷42への供給電力を負荷供給電力計46により検出し、この負荷供給電力計46の検出値に基づき、給電負荷42での必要電力を相殺し得る電気ヒータを特定してこれへの電力供給を遮断するようにしているから、需要家側での操作により、給電負荷42のうちの何れの電気負荷が停止された場合であっても、稼働状態の電気負荷に相当する電力を、過不足なく供給することができる。
また、このとき、給電負荷42への電力供給を開始した時点から、ダミー負荷13の何れかへの供給電力を遮断するまでの間は、給電負荷42とダミー負荷13との双方に対して電力供給が行われることになる。しかしながら、上述のように、給電負荷42での消費電力を計測した時点で、これに対応するダミー負荷13への電力供給を遮断するようにしているから、電力供給の遮断を短時間で行うことができる。
特に、ダミー負荷13への電力供給を遮断するための遮断器13a′〜13d′を、高速動作が可能なコンタクタ或いは、半導体スイッチで構成しているから、特定した電気ヒータへの電力供給を速やかに遮断することができる。遮断器としてコンタクタを用いた場合には、数百ミリ秒のオーダーで切り替えることができ、また、半導体スイッチを用いた場合には数十ミリ秒のオーダーで切り替えることができる。したがって、燃料電池11が過負荷状態となり得る時間をさらに短縮することができる。
なお、上記実施の形態では、電気ヒータへの電力供給を遮断することにより、ダミー負荷13への供給電力を低減する場合について説明したが、これに限るものではなく、電力供給を行う電気ヒータの組み合わせを替えることにより、実現するようにしてもよい。
この場合、例えばダミー負荷13を構成する電気ヒータのうちの複数の電気ヒータを、第1グループとして設定し、この第1グループに属する電気ヒータの負荷量の和が、自立運転時に給電負荷42がとり得る最大消費電力相当となるように、各電気ヒータの負荷量を設定する。
そして、自立運転への移行時には、自立運転時に給電負荷42がとり得る最大消費電力相当を発電出力するように燃料電池11を駆動制御して、この発電出力を第1グループの電気ヒータのみに対して供給する。そして、給電負荷42への電力供給が可能な状態となったとき、給電負荷42への電力供給を開始し、続いてダミー負荷13を構成する電気ヒータのうち、負荷量の和が、自立運転時に給電負荷42がとり得る最大消費電力相当から給電負荷42の消費電力相当を減算した値相当となる電気ヒータを選択し、これを第2グループとする。そして、選択した第2グループに属する電気ヒータに対応する遮断器のみを閉状態とし、選択した電気ヒータにのみ電力供給を行う。
例えば、第1グループに属する電気ヒータの何れかの負荷量が、給電負荷42の消費電力相当であれば、この電気ヒータに対応する遮断器を開状態に切り替え、電力供給を遮断する。
また、例えば、第1グループのうちの何れかの電気ヒータと、第1グループに属さない電気ヒータとが第2グループとして選択されたならば、第1グループの電気ヒータのうち、第2グループに属さない電気ヒータへの電力供給を遮断すると共に、第2グループの電気ヒータのうち第1グループに属さない電気ヒータに対応する遮断器を閉状態に切り替え、電力供給を開始する。
これによって、ダミー負荷13全体における消費電力は、給電負荷42の消費電力相当だけ減少することになり、この場合も上記と同等の作用効果を得ることができる。また、電気ヒータへの電力供給を遮断するだけでなく、新たに電力供給を行う電気ヒータを追加することも可能であるため、第2グループとなり得る電気ヒータの組み合わせパターンをより多く設定することができ、給電負荷42の消費電力に応じてより高精度に、ダミー負荷13全体の消費電力を低減することができる。
また、上記実施の形態においては、自立運転への移行時に、燃料電池11では、自立運転時に給電負荷42がとり得る最大消費電力相当の所定値に相当する電力を発電するように制御する場合について説明したが、これに限るものではない。少なくとも、最大消費電力相当を発生するようにすればよい。
ここで、上記実施の形態において、ダミー負荷13が補助負荷に対応し、遮断器13a′から13d′が遮断手段に対応し、システム制御装置19が制御手段に対応している。
本発明を適用した燃料電池発電システムの一例を示す概略構成図である。 図1の燃料電池の概略構成を示すブロック図である。 システム制御装置における解列時の処理手順の一例を示すフローチャートである。
符号の説明
11 燃料電池
12 インバータ
13 ダミー負荷
13a′〜13d′ 遮断器
19 システム制御装置
42 給電負荷

Claims (9)

  1. 主燃料を用いて発電を行う燃料電池発電装置を有し、前記燃料電池発電装置と電力系統とで連系運転をして負荷に電力供給を行い、且つ必要に応じて前記燃料電池発電装置及び前記負荷を前記電力系統から解列すると共に前記主燃料を予備燃料に切り替え、以後、燃料電池発電装置を自立運転させて前記負荷に電力供給を行う燃料電池発電システムにおいて、
    前記自立運転への移行を制御する制御手段を備えると共に前記燃料電池発電装置内に1又は複数の補助負荷を有し、
    前記制御手段は、自立運転への移行時に、前記燃料電池発電装置及び前記負荷を前記電力系統から解列して前記主燃料を前記予備燃料に切り替えると共に、前記燃料電池発電装置の発電出力が予め設定した所定値となるように制御してその発電出力を前記補助負荷に供給し、
    前記燃料電池発電装置の発電出力を前記負荷に供給することが可能な状態となった後、前記負荷への電力供給を開始してから、前記補助負荷間で前記発電出力の供給先を切り替え、前記補助負荷のうち、消費電力の総和が前記所定値よりも前記負荷の消費電力相当だけ少ない値となる補助負荷に、前記発電出力を供給することを特徴とする燃料電池発電システム。
  2. 前記制御手段は、前記補助負荷のうち、前記負荷の消費電力相当の電力を消費する補助負荷への電力供給を停止することにより、前記補助負荷間で前記発電出力の供給先を切り替えることを特徴とする請求項1記載の燃料電池発電システム。
  3. 前記制御手段は、前記燃料電池発電装置及び前記負荷を前記電力系統から解列して前記主燃料を前記予備燃料に切り替えた後に、前記燃料電池発電装置の発電出力を前記補助負荷に供給することを特徴とする請求項1又は請求項2記載の燃料電池発電システム。
  4. 前記燃料電池発電装置と前記補助負荷との間に、前記燃料電池発電装置からの発電出力の供給を前記補助負荷毎に遮断する遮断手段を備え、
    前記制御手段は、前記遮断手段を制御することにより、前記補助負荷間での前記発電出力の供給先の切り替えを行うことを特徴とする請求項1から請求項3の何れか1項に記載の燃料電池発電システム。
  5. 前記遮断手段は、コンタクタ又は半導体スイッチからなることを特徴とする請求項4記載の燃料電池発電システム。
  6. 前記負荷に供給される電力量を検出する電力計を有し、
    前記制御手段は、予め検出した前記補助負荷の負荷量と前記電力計の検出値とに基づき、前記発電出力を供給すべき補助負荷を特定することを特徴とする請求項1から請求項5の何れか1項に記載の燃料電池発電システム。
  7. 自立運転時には、前記負荷の一部の機能のみを稼働させるようになっている燃料電池発電システムであって、
    前記補助負荷を複数有し、
    前記補助負荷の各負荷量は、一又は複数の前記補助負荷の負荷量の和が、自立運転時にとり得る前記負荷の消費電力相当となるように設定されることを特徴とする請求項1から請求項6の何れか1項に記載の燃料電池発電システム。
  8. 前記補助負荷は電気ヒータであることを特徴とする請求項1から請求項7の何れか1項に記載の燃料電池発電システム。
  9. 主燃料を用いて発電を行う燃料電池発電装置を有し、前記燃料電池発電装置と電力系統とで連系運転をして負荷に電力供給を行い、且つ必要に応じて前記燃料電池発電装置及び前記負荷を前記電力系統から解列すると共に前記主燃料を予備燃料に切り替え、以後、燃料電池発電装置を自立運転させて前記負荷に電力供給を行う燃料電池発電システムの制御方法であって、
    前記燃料電池発電装置内に1又は複数の補助負荷を有し、
    前記自立運転への移行時に、前記燃料電池発電装置及び前記負荷を前記電力系統から解列して前記主燃料を前記予備燃料に切り替えるステップと、
    前記予備燃料を用いた前記燃料電池発電装置の発電出力が予め設定した所定値となるように制御してその発電出力を前記補助負荷に供給するステップと、
    前記予備燃料を用いた前記燃料電池発電装置の発電出力を前記負荷に供給することが可能な状態となった後、前記負荷への電力供給を開始してから、前記補助負荷間で前記発電出力の供給先を切り替え、前記補助負荷のうち、消費電力の総和が前記所定値よりも前記負荷の消費電力相当だけ少ない値となる補助負荷に、前記発電出力を供給するステップと、を備えることを特徴とする燃料電池発電システムの制御方法。
JP2008106775A 2008-04-16 2008-04-16 燃料電池発電システム及び燃料電池発電システムの制御方法 Pending JP2009259578A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008106775A JP2009259578A (ja) 2008-04-16 2008-04-16 燃料電池発電システム及び燃料電池発電システムの制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008106775A JP2009259578A (ja) 2008-04-16 2008-04-16 燃料電池発電システム及び燃料電池発電システムの制御方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2009259578A true JP2009259578A (ja) 2009-11-05

Family

ID=41386755

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008106775A Pending JP2009259578A (ja) 2008-04-16 2008-04-16 燃料電池発電システム及び燃料電池発電システムの制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2009259578A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013047840A1 (ja) * 2011-09-28 2013-04-04 京セラ株式会社 電力管理システム、電力管理装置及び電力管理方法
JP2013143343A (ja) * 2012-01-12 2013-07-22 Toshiba Fuel Cell Power Systems Corp 燃料電池発電システムおよびその運転方法
JP2013196952A (ja) * 2012-03-21 2013-09-30 Toshiba Fuel Cell Power Systems Corp 燃料電池発電システムの制御装置および運転方法
JP2014192006A (ja) * 2013-03-27 2014-10-06 Toshiba Fuel Cell Power Systems Corp 燃料電池発電システムおよび燃料電池発電方法
EP2797151A4 (en) * 2011-12-20 2015-05-27 Panasonic Corp FUEL CELL SYSTEM AND OPERATING METHOD THEREFOR

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0251869A (ja) * 1988-08-12 1990-02-21 Fuji Electric Co Ltd 燃料電池発電装置
JPH07192745A (ja) * 1993-12-27 1995-07-28 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 発電制御装置
JP2005203146A (ja) * 2004-01-13 2005-07-28 Fuji Electric Holdings Co Ltd 燃料電池発電装置の運転方法
JP2005268149A (ja) * 2004-03-22 2005-09-29 Osaka Gas Co Ltd 電力供給システム
JP2006066244A (ja) * 2004-08-27 2006-03-09 Tokyo Gas Co Ltd 燃料電池システム及び制御方法

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0251869A (ja) * 1988-08-12 1990-02-21 Fuji Electric Co Ltd 燃料電池発電装置
JPH07192745A (ja) * 1993-12-27 1995-07-28 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 発電制御装置
JP2005203146A (ja) * 2004-01-13 2005-07-28 Fuji Electric Holdings Co Ltd 燃料電池発電装置の運転方法
JP2005268149A (ja) * 2004-03-22 2005-09-29 Osaka Gas Co Ltd 電力供給システム
JP2006066244A (ja) * 2004-08-27 2006-03-09 Tokyo Gas Co Ltd 燃料電池システム及び制御方法

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013047840A1 (ja) * 2011-09-28 2013-04-04 京セラ株式会社 電力管理システム、電力管理装置及び電力管理方法
US9727038B2 (en) 2011-09-28 2017-08-08 Kyocera Corporation Fuel cell control using pseudo power consumption
EP2797151A4 (en) * 2011-12-20 2015-05-27 Panasonic Corp FUEL CELL SYSTEM AND OPERATING METHOD THEREFOR
JP2013143343A (ja) * 2012-01-12 2013-07-22 Toshiba Fuel Cell Power Systems Corp 燃料電池発電システムおよびその運転方法
JP2013196952A (ja) * 2012-03-21 2013-09-30 Toshiba Fuel Cell Power Systems Corp 燃料電池発電システムの制御装置および運転方法
JP2014192006A (ja) * 2013-03-27 2014-10-06 Toshiba Fuel Cell Power Systems Corp 燃料電池発電システムおよび燃料電池発電方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6755303B2 (ja) 配電網擾乱の燃料電池システムライドスルー
JP6047490B2 (ja) 電力供給システム、分電装置、及び電力制御方法
JP5792824B2 (ja) 給電システム、分散型電源システム、管理装置、及び給電制御方法
JP4868884B2 (ja) 燃料電池を用いた非常電源システム
WO2007097316A1 (ja) 燃料電池を用いた非常電源システム、及び分電盤
JP6788778B2 (ja) 燃料電池システム及びその運転方法
JP2005268149A (ja) 電力供給システム
JP2009259578A (ja) 燃料電池発電システム及び燃料電池発電システムの制御方法
JP2015186408A (ja) 燃料電池システムの運転方法、及び、燃料電池システム
JP2017118598A (ja) 電力供給システム
JP6475945B2 (ja) 電力供給機器、電力供給方法、及び電力供給システム
JP2005203145A (ja) 燃料電池発電装置における自立負荷への給電方法
JP2013093972A (ja) 分散型電源システム、及び電路切替装置
WO2017154802A1 (ja) 燃料電池システム
JP5266891B2 (ja) 燃料電池発電装置及び燃料電池発電装置の制御方法
JP2015053842A (ja) 分散電源の接続装置
JP2017162655A (ja) 燃料電池システム
JP6873005B2 (ja) 分散型電源システム
EP3410557B1 (en) Power generation system, method for controlling power generation system, and power generation device
JP2007202246A (ja) 発電所の所内電力供給システム
JP2016100162A (ja) 燃料電池システム及び燃料電池システムの制御方法
KR20160080719A (ko) 한시적으로 동작하는 전력 시스템과 연결되도록 구성된 전력 제어 장치 및 전력 제어 방법
JP6452022B2 (ja) 制御装置および燃料電池システム
JP2015076966A (ja) 燃料電池を用いた電源システムの制御装置、並びに燃料電池を用いた電源システム及びその制御方法
JP7365950B2 (ja) 燃料電池設備

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20090914

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20090914

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20090914

A625 Written request for application examination (by other person)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A625

Effective date: 20110214

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20110422

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20121217

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20121225

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130215

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20130730