JP2009259138A - 印刷制御装置、印刷システム、及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】画像形成材料が切れた際に行われる処理をより多様化することのできる印刷制御装置を提供する。
【解決手段】プリンタドライバ3の状態監視クラス4は、印刷用の各トナーの残量を監視する。印刷データ生成クラス5は、イエロー,マゼンダ,シアンのトナーの用いられるカラー印刷データ、及び、ブラックのトナーの用いられるモノクロ印刷データを生成する。印刷方法選択クラス6は、監視した何れかのトナー残量がエンプティ値に達すると、印刷方法の選択手段をユーザに提供する。データ変換クラス7のHDD保存用変換クラス71は、印刷方法選択クラス6が提供した印刷方法の中から「HDD保存する」が選択されると、HDD保存用データに印刷データを変換する。データ送信処理クラス8は、データ変換クラス7が変換した印刷データを印刷装置に送信する。
【選択図】図2
【解決手段】プリンタドライバ3の状態監視クラス4は、印刷用の各トナーの残量を監視する。印刷データ生成クラス5は、イエロー,マゼンダ,シアンのトナーの用いられるカラー印刷データ、及び、ブラックのトナーの用いられるモノクロ印刷データを生成する。印刷方法選択クラス6は、監視した何れかのトナー残量がエンプティ値に達すると、印刷方法の選択手段をユーザに提供する。データ変換クラス7のHDD保存用変換クラス71は、印刷方法選択クラス6が提供した印刷方法の中から「HDD保存する」が選択されると、HDD保存用データに印刷データを変換する。データ送信処理クラス8は、データ変換クラス7が変換した印刷データを印刷装置に送信する。
【選択図】図2
Description
本発明は、印刷ジョブの実行に印刷装置が用いる画像形成材料の残量が所定のエンプティ値に達しているか監視を行う印刷制御装置、印刷システム、及びプログラムに関する。
この種の印刷制御装置を備える印刷装置として、下記の特許文献1には、プリンタ装置が開示されている。このプリンタ装置では、監視しているトナーが空になると、別のトナーを用いた印刷,印刷中止の何れかをユーザに選択させる。このようにして、トナー切れの際にユーザの要望に適した処理が実行される。
印刷装置では、印刷結果の必要性や印刷結果を得ることの緊急度等が印刷ジョブ毎に異なることから、トナー等の画像形成材料が切れた場合に行われる処理をより多様化することが望まれていた。
本発明は、上記した点に鑑み、画像形成材料が切れた際に行われる処理をより多様化することのできる印刷制御装置、印刷システム、及びプログラムを提供することを目的とする。
このような目的を達成するために、本発明の印刷制御装置は、印刷ジョブの実行に印刷装置が用いる画像形成材料の残量を監視する監視手段と、前記監視手段の監視する画像形成材料の残量が所定のエンプティ値に達するとその画像形成材料を用いる印刷データを前記印刷装置の記憶部への保存用に生成する保存データ生成手段と、前記保存データ生成手段が生成した印刷データを前記印刷装置に送信する印刷データ送信手段とを備えることを特徴とする。
また、本発明は、前記監視手段の監視する画像形成材料の残量が所定のエンプティ値に達するとその印刷ジョブの実行方法を提供する実行方法選択手段を備え、前記保存データ生成手段は、前記実行方法選択手段の提供した印刷ジョブの実行方法の中から、エンプティ値に達した画像形成材料を用いる印刷データを前記印刷装置の記憶部に保存することが選択されると印刷データの生成を行うことを特徴とする。
また、本発明の印刷システムは、印刷ジョブを生成するジョブ生成装置と、前記ジョブ生成装置が生成した印刷ジョブに基づき印刷を行う印刷装置とを備えて構成される印刷システムであって、印刷ジョブの実行に前記印刷装置が用いる画像形成材料の残量を監視する監視手段と、前記監視手段の監視する画像形成材料の残量が所定のエンプティ値に達するとその画像形成材料を用いる印刷データを前記印刷装置の記憶部への保存用に生成する保存データ生成手段と、前記保存データ生成手段が生成した印刷データを前記印刷装置の記憶部に保存する印刷データ保存手段とを、それぞれ前記ジョブ生成装置及び前記印刷装置の何れかに備えることを特徴とする。
また、本発明は、前記監視手段の監視する画像形成材料の残量が所定のエンプティ値に達するとその印刷ジョブの実行方法を提供する実行方法選択手段を、前記ジョブ生成装置又は前記印刷装置に備え、前記保存データ生成手段は、前記実行方法選択手段の提供した印刷ジョブの実行方法の中から、エンプティ値に達した画像形成材料を用いる印刷データを前記印刷装置の記憶部に保存することが選択されると、印刷データの生成を行うことを特徴とする。
また、本発明のプログラムは、印刷ジョブの実行に印刷装置が用いる画像形成材料の残量を監視する監視工程と、前記監視工程の監視する画像形成材料の残量が所定のエンプティ値に達するとその画像形成材料を用いる印刷データを前記印刷装置の記憶部への保存用に生成する保存データ生成工程と、前記保存データ生成工程が生成した印刷データを前記印刷装置に送信する印刷データ送信工程とをコンピュータに実行させることを特徴とする。
また、本発明は、前記監視工程の監視する画像形成材料の残量が所定のエンプティ値に達するとその印刷ジョブの実行方法を提供する実行方法選択工程を備え、前記保存データ生成工程は、前記実行方法選択工程の提供した印刷ジョブ実行方法の中から、エンプティ値に達した画像形成材料を用いる印刷データを前記印刷装置の記憶部に保存することが選択されると印刷データの生成を行う工程を備えたことを特徴とする。
また、本発明は、前記監視手段の監視する画像形成材料の残量が所定のエンプティ値に達するとその印刷ジョブの実行方法を提供する実行方法選択手段を備え、前記保存データ生成手段は、前記実行方法選択手段の提供した印刷ジョブの実行方法の中から、エンプティ値に達した画像形成材料を用いる印刷データを前記印刷装置の記憶部に保存することが選択されると印刷データの生成を行うことを特徴とする。
また、本発明の印刷システムは、印刷ジョブを生成するジョブ生成装置と、前記ジョブ生成装置が生成した印刷ジョブに基づき印刷を行う印刷装置とを備えて構成される印刷システムであって、印刷ジョブの実行に前記印刷装置が用いる画像形成材料の残量を監視する監視手段と、前記監視手段の監視する画像形成材料の残量が所定のエンプティ値に達するとその画像形成材料を用いる印刷データを前記印刷装置の記憶部への保存用に生成する保存データ生成手段と、前記保存データ生成手段が生成した印刷データを前記印刷装置の記憶部に保存する印刷データ保存手段とを、それぞれ前記ジョブ生成装置及び前記印刷装置の何れかに備えることを特徴とする。
また、本発明は、前記監視手段の監視する画像形成材料の残量が所定のエンプティ値に達するとその印刷ジョブの実行方法を提供する実行方法選択手段を、前記ジョブ生成装置又は前記印刷装置に備え、前記保存データ生成手段は、前記実行方法選択手段の提供した印刷ジョブの実行方法の中から、エンプティ値に達した画像形成材料を用いる印刷データを前記印刷装置の記憶部に保存することが選択されると、印刷データの生成を行うことを特徴とする。
また、本発明のプログラムは、印刷ジョブの実行に印刷装置が用いる画像形成材料の残量を監視する監視工程と、前記監視工程の監視する画像形成材料の残量が所定のエンプティ値に達するとその画像形成材料を用いる印刷データを前記印刷装置の記憶部への保存用に生成する保存データ生成工程と、前記保存データ生成工程が生成した印刷データを前記印刷装置に送信する印刷データ送信工程とをコンピュータに実行させることを特徴とする。
また、本発明は、前記監視工程の監視する画像形成材料の残量が所定のエンプティ値に達するとその印刷ジョブの実行方法を提供する実行方法選択工程を備え、前記保存データ生成工程は、前記実行方法選択工程の提供した印刷ジョブ実行方法の中から、エンプティ値に達した画像形成材料を用いる印刷データを前記印刷装置の記憶部に保存することが選択されると印刷データの生成を行う工程を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、印刷に用いる画像形成材料の残量が所定のエンプティ値に達した印刷データが印刷装置の記憶部に保存され、その印刷データを用いた印刷を後で行えることから、印刷に用いる画像形成材料の残量が所定のエンプティ値に達した際に行うことのできる処理をより多様化することができる。
以下、図面を参照して、本発明の最良の形態を説明する。図1は、本実施形態に係る印刷システム10の概略構成図である。図2は、印刷システム10を構成するパソコン2にインストールされたプリンタドライバ3の構成の概略を示すブロック図である。
図1に示すように、印刷システム10は、プリンタドライバ3のインストールされた複数のパソコン2と、印刷装置1とを備えて構成されている。同図に示す例では、プリンタドライバ3a〜3cのそれぞれがインストールされたパソコン2a〜2c、及び、印刷装置1としての複合機1a,プリンタ1bを接続したネットワーク環境内に、印刷システム10が構成されている。
図2に示すように、プリンタドライバ3は、状態監視クラス4、印刷データ生成クラス5、印刷方法選択クラス6、データ変換クラス7、及びデータ送信処理クラス8を備えて構成されたプログラムであり、印刷装置1による印刷を制御する印刷制御装置として、パソコン2を機能させる。
状態監視クラス4は、印刷装置1での印刷に用いられるイエロー(Y),マゼンダ(M),シアン(C),ブラック(K)の各トナーの残量を監視するクラスである。状態監視クラス4は、印刷装置1での印刷に用いるトナーの種別で区別されるカラー又はモノクロの印刷モードに対応したトナー残量の監視を行う。具体的には、カラーモードではカラー印刷用のイエロー(Y),マゼンダ(M),シアン(C),ブラック(K)、モノクロモードではモノクロ印刷用のブラック(K)のトナー残量の監視が行われる。印刷装置1には上記各トナーの残量検知手段が備えられており、状態監視クラス4は、この残量検知手段による検知結果、又は、検知結果に基づきトナー残量が所定のエンプティ値に達したと印刷装置1が判断した結果を表す情報(トナーエンプティ信号等)を参照して、トナー残量を監視する。
印刷データ生成クラス5は、パソコン2の備えるアプリケーションから指令を受けて、そのアプリケーションを用いて描かれた描画又はテキストのデータに基づき、印刷装置1での印刷に用いる印刷データを生成するクラスである。印刷データ生成クラス5は、カラーモードではイエロー(Y),マゼンダ(M),シアン(C)のトナーの用いられるカラー印刷データ、及び、ブラック(K)のトナーの用いられるモノクロ印刷データをそれぞれ生成し、モノクロモードではモノクロ印刷データをそれぞれ生成する。
印刷方法選択クラス6は、状態監視クラス4で監視した何れかのトナー残量が所定のエンプティ値に達すると、印刷方法の選択手段をユーザに提供するクラスである。印刷方法選択クラス6は、印刷指令を受けたアプリケーションを用いて、不足したトナーを別のトナーに代えて印刷する「印刷する」,印刷を中止する「印刷しない」,印刷データを印刷装置1のHDD(ハードディスク)に保存する「HDD保存する」の何れかをユーザが選択するための画面表示をパソコン2の表示画面上で行う。また、「HDD保存する」が選択されて、その選択結果をアプリケーションから受け取ると、保存場所をユーザが選択するための画面表示を行う。
データ変換クラス7は、印刷方法選択クラス6が提供した印刷方法の中から、「印刷する」又は「HDD保存する」が選択され場合に、必要なデータ変換を行うクラスである。データ変換クラス7には、HDD保存用、モノクロ用、カラー用の3つの変換クラス71〜73が備えられている。HDD保存用変換クラス71は、「HDD保存する」が選択されると、保存及び後の印刷に用いるのに必要な印刷装置のボックス(フォルダ)番号やボックスのパスワード等のHDDの保存場所の情報の付加されたHDD保存用データに印刷データを変換する。モノクロ用変換クラス72は、イエロー(Y),マゼンダ(M),又はシアン(C)のトナーがエンプティ値に達して「印刷する」が選択された場合に、カラー印刷用のカラー印刷データをモノクロ印刷用のモノクロ印刷データに変換する。カラー用変換クラス73は、ブラック(K)のトナーがエンプティ値に達して「印刷する」が選択された場合に、モノクロ印刷データをカラー印刷データに変換する。
データ送信処理クラス8は、印刷データ生成クラス5が生成し、又は、データ変換クラス7が変換した印刷データを印刷装置1に送信するクラスである。データ送信処理クラス8は、HDDに保存された印刷データに基づく印刷の指令も、印刷装置1に送信する。
次に、アプリケーションから印刷指令を受けたプリンタドライバ3の動作について説明する。アプリケーションから印刷指令を受けると、印刷データ生成クラス5が印刷データを生成し、生成した印刷データをデータ送信処理クラス8が印刷装置1に送信する。印刷装置1は、受信した印刷データに基づき必要なトナーを用いて印刷を行う。状態監視クラス4は、印刷指令を受けると、また、上述した印刷処理中には定期的に、トナー状態監視処理を行う。
このトナー状態監視処理について、図3のフローチャートを用いて説明する。トナー状態監視処理では、印刷に用いるトナーの残量を状態監視クラス4が状態監視し(ステップ(以下S)1)、監視した何れかのトナーの残量がエンプティ値に達しているかを判別する(S2)。印刷に用いる何れかのトナー残量がエンプティ値に達していてS2の判別が“YES”だと、プリンタドライバ3は、印刷処理を中断して後述するエンプティ時処理を行う(S3)。S2の判別が“NO”の場合、又は、S3のエンプティ時処理が行われると、トナー状態監視処理は終了する。
次に、トナー状態監視処理のS3で実行されるエンプティ時処理について説明する。図4は、エンプティ時処理の概略を示すフローチャートである。
エンプティ時処理では、印刷方法選択クラス6は、印刷方法選択要求処理を行う(S11)。この処理では、「印刷する」,「印刷しない」,又は「HDD保存する」をユーザが選択する画面表示を行い、「HDD保存する」が選択されると、「HDDの保存場所」をユーザが選択する画面表示を行う。続いて、印刷方法選択クラス6は、S11の処理でモノクロ若しくはカラーへの変換印刷(「印刷する」)、又は、HDD保存が選択されたかを判別する(S12)。この判別が“NO”だと、生成済みの印刷データがあればそれが消去され(S13)、処理が終了する。これにより、アプリケーションの指令に基づく印刷処理が終了する。なお、印刷開始時に行われるトナー状態監視処理では、印刷データが生成されていないことから、このS13の処理は行われず、そのままエンプティ時処理が終了する。
変換印刷又はHDD保存が選択されていてS12の判別が“YES”になると、印刷方法選択クラス6は、印刷データが生成済みか否かを判別する(S14)。この判別が“NO”だと、印刷データ生成クラス5は、必要な印刷データを生成する(S15)。印刷開始時に行われるトナー状態監視処理、又は、印刷データの生成完了前に行われる定期的なトナー状態監視処理では、S14の判別が“NO”となり、S15で印刷データの生成が行われる。
S14の判別が“YES”の場合、又は、S15の処理の後、データ変換クラス7は、カラー若しくはモノクロの変換印刷用、又は、HDD保存用に印刷データを変換する(S16)。つまり、変換印刷が選択されると、モノクロ用変換クラス72がモノクロ印刷データへの変換を行い、カラー用変換クラス73がカラー印刷データへの変換を行い、HDD保存が選択されるとHDD保存用変換クラス71が印刷データの変換を行う。S16で印刷データの変換が行われると、データ送信処理クラス8は、変換したデータを印刷装置1に送信する(S17)。これにより、エンプティ時処理が終了する。その後、印刷装置1では、送信されたデータに基づく印刷、又は、HDDへの保存が行われる。
このようにしてトナーエンプティ時の処理を行うプリンタドライバ3が、HDD保存を選択されたときに行う処理の流れを説明する。まず、アプリケーションからの印刷指令を受けた際に、印刷に用いる何れかのカラートナーの残量がエンプティ値に達していた場合の処理の流れについて、図5のシーケンス図を用いて説明する。
アプリケーションからカラーモードでの印刷指令を受けると、状態監視クラス4は、トナー残量監視処理を行い(S101)、イエロー(Y),マゼンダ(M),シアン(C),及びブラック(K)の何れかのカラー印刷用トナーの残量がエンプティ値に達していると、印刷方法選択要求処理を行う(S102)。ユーザによりHDD保存が選択されると、印刷データが生成されていないことから、印刷データ生成クラス5により印刷データが生成される(S103)。印刷データが生成されると、HDD保存用変換クラス71によって印刷データがHDD保存用に変換される(S104)。続いて、変換されたデータが、データ送信処理クラス8により印刷装置1に送信され(S105)、S102の処理で指定されたHDDの保存場所に保存される。
次に、アプリケーションからの印刷指令を受けての印刷途中で、印刷に用いる何れかのトナーの残量がエンプティ値に達していた場合の処理の流れについて、図6のシーケンス図を用いて説明する。
アプリケーションから印刷指令を受けると、状態監視クラス4がトナー残量監視処理を行い(S111)、印刷に用いる何れのトナー残量もエンプティ値に達していないと、印刷データ生成クラス5が印刷データを生成する(S112)。生成された印刷データは、データ送信処理クラス8により印刷装置1に送信される(S113)。その後の印刷中に状態監視クラス4が定期的に行うトナー残量監視処理(S114)で、印刷に用いる何れかのトナーがエンプティ値に達していると、印刷方法選択クラス6が印刷方法選択要求処理を行う(S115)。ユーザによりHDD保存が選択されると、S112で印刷データ生成クラス5の生成した印刷データが、HDD保存用変換クラス71によりHDD保存用に変換され(S116)、続いてデータ送信処理クラス8により印刷装置1に送信されて(S117)、S115の処理で指定されたHDDの保存場所に保存される。
本実施形態によれば、状態監視クラス4が監視するトナーの残量が所定のエンプティ値に達すると、そのトナーを用いる印刷データが印刷装置1のHDDに保存され、その印刷データを用いた印刷を後で行うことができる。このため、不足していたトナーの補給後にはカラー又はモノクロの所望のモードでの印刷を、画質を落としてでも印刷結果が必要になれば変換印刷を、印刷結果が必要なくなった場合には印刷中止を、その後の所望のタイミングでユーザが選択し、印刷装置1のHDDに保存された印刷データを用いて印刷することが可能となる。従って、トナー切れの際に行うことのできる処理をより多様化することができる。
しかも、パソコン2から印刷装置1に送信する処理を省いて、アプリケーションを含むパソコン2、及び、プリンタドライバ3の処理負担を軽減することができる。また、これらの処理を削減することで、再度の印刷に要する時間を短縮することもできる。この結果、同じデータを再度印刷する際のユーザの印刷待時間を短縮することができる。
また、パソコン2のアプリケーションで作成された描画やテキストのデータを、印刷用の印刷データに変換する印刷装置1では、印刷データに変換することなく、トナーの補充後にはそのトナーを用いた印刷を、また、トナー補充前には他のトナーを用いた変換印刷を、それぞれ後に行うことができる。このため、トナー補充後に再度の印刷処理を行う際に、印刷データへの変換処理を省いてプリンタドライバ3やパソコン2の処理負担を軽減して、印刷までの時間を短縮することもできる。この結果、同じデータを再度印刷する際のユーザの印刷待ち時間を更に短縮することができる。
また、本実施形態によれば、状態監視クラス4の監視するトナーの残量が所定のエンプティ値に達すると、ユーザの選択に応じて印刷装置1のHDDに印刷データが保存されることから、突然発生したトナー切れの際に、印刷ジョブをどのように処理するかを、ユーザがその場で選択する負担を軽減することができる。
また、不揮発性の記憶媒体であるHDDに印刷データを保存することにより、印刷装置1への電源供給が遮断される等した後にも、印刷データの再印刷を行うことができる。
上記実施形態では、印刷ジョブ単位で印刷データの変換を行った場合について説明したが、印刷される画像や印刷部数の単位で印刷データの変換を行ってもよい。例えば、3部の印刷を行う場合、1部目を変換印刷し、2部目及び3部目はHDDへ保存してもよい。また、複数ページに亘る印刷データのうちの一部のページの印刷データにカラー印刷データが含まれる場合に、シアン,マゼンダ,又はイエローのトナー残量がエンプティ値に達すると、その一部のページの印刷データについて印刷データの変換を行い、HDDへの保存等の処理をし、残りのページについては印刷処理を継続してもよい。
また、印刷装置1としては複合機、プリンタ、又はコピー機を用いることができ、これらを組み合わせて印刷システムを構成することができる。また、画像形成材料は、トナーには限らず、インク等の他の画像形成材料を用いることもできる。また、画像形成材料の種類は、ブラック,シアン,マゼンダ,イエローの4種類に限らず、これらにライトシアン,ライトマゼンダ等を加えてもよい。この場合、ブラックのみを用いたモノクロ、これにシアン,マゼンダ,イエローを用いたカラー、更にライトシアン,ライトマゼンダを加えた種別の3種類のモードを設定して、トナー残量のエンプティ時にはこれらのトナーの用いられる各印刷データ間での変換を行ってもよい。
上記実施形態では、HDDへの保存が選択されたときに、印刷データ生成クラスで印刷データを生成後にHDD保存用にデータ変換を行った場合について説明した。しかしながら、HDD保存用の変換時に生成されていない印刷データについては、HDD保存用のデータを直接生成してもよい。また、HDDへの保存以外の選択肢は、カラー又はモノクロへの変換,印刷中止には限らず、例えば、モノカラー(単色カラー)印刷を選択肢として加えてもよい。また、カラー変換,モノクロ変換,印刷中止の何れか1又は複数の選択肢を備えない構成としてもよい。
また、上記実施形態では、トナー残量がエンプティ値に達した場合にHDD保存をユーザに選択させた場合について説明したが、ユーザの選択を受けることなくHDDに保存してもよい。この場合、HDDに保存されたことや保存場所をユーザに報知してもよい。また、HDDへの保存が選択されたときには、後にトナーが補給されると印刷を自動的に再開しても、また、それを報知する処理を行ってもよい。また、プリンタドライバ3は、HDD保存用変換クラス71が印刷データに付加した保存場所や排紙先、排紙時間、印刷装置1が正常状態であること等の情報を記憶して、ユーザの要求に応じてパソコン2に画面表示してもよい。
また、本発明のプログラム(実施形態ではプリンタドライバ3)は、パソコン2だけでなく、印刷装置1にインストールされていてもよい。また、印刷システム10は、プリンタドライバ3の備える各クラスの機能を1又は複数の印刷装置1及びパソコン2に、分散させて備える構成を有していてもよい。また、上記実施形態では、印刷装置1への電源供給の遮断後にも印刷データの記憶される不揮発性のHDDに印刷データを保存した場合について説明した。しかしながら、マイクロドライブ、CF、SSD等の他の不揮発性の記憶媒体に印刷データを記憶することもできる。また、印刷データを記憶する記憶媒体は、必ずしも不揮発性を有している必要はなく、RAM等の不揮発性を有しない印刷装置1の備える他の記憶部に印刷データを保存することもできる。
10 印刷システム
1 印刷装置
1a 複合機
1b プリンタ
2,2a〜2c パソコン(PC)
3,3a〜3c プリンタドライバ
4 状態監視クラス
5 印刷データ生成クラス
6 印刷方法選択クラス
7 データ変換クラス
8 データ送信処理クラス
1 印刷装置
1a 複合機
1b プリンタ
2,2a〜2c パソコン(PC)
3,3a〜3c プリンタドライバ
4 状態監視クラス
5 印刷データ生成クラス
6 印刷方法選択クラス
7 データ変換クラス
8 データ送信処理クラス
Claims (6)
- 印刷ジョブの実行に印刷装置が用いる画像形成材料の残量を監視する監視手段と、前記監視手段の監視する画像形成材料の残量が所定のエンプティ値に達するとその画像形成材料を用いる印刷データを前記印刷装置の記憶部への保存用に生成する保存データ生成手段と、前記保存データ生成手段が生成した印刷データを前記印刷装置に送信する印刷データ送信手段とを備えることを特徴とする印刷制御装置。
- 前記監視手段の監視する画像形成材料の残量が所定のエンプティ値に達するとその印刷ジョブの実行方法を提供する実行方法選択手段を備え、
前記保存データ生成手段は、前記実行方法選択手段の提供した印刷ジョブ実行方法の中から、エンプティ値に達した画像形成材料を用いる印刷データを前記印刷装置の記憶部に保存することが選択されると印刷データの生成を行うことを特徴とする請求項1に記載の印刷制御装置。 - 印刷ジョブを生成するジョブ生成装置と、前記ジョブ生成装置が生成した印刷ジョブに基づき印刷を行う印刷装置とを備えて構成される印刷システムであって、
印刷ジョブの実行に前記印刷装置が用いる画像形成材料の残量を監視する監視手段と、前記監視手段の監視する画像形成材料の残量が所定のエンプティ値に達するとその画像形成材料を用いる印刷データを前記印刷装置の記憶部への保存用に生成する保存データ生成手段と、前記保存データ生成手段が生成した印刷データを前記印刷装置の記憶部に保存する印刷データ保存手段とを、それぞれ前記ジョブ生成装置及び前記印刷装置の何れかに備えることを特徴とする印刷システム。 - 前記監視手段の監視する画像形成材料の残量が所定のエンプティ値に達するとその印刷ジョブの実行方法を提供する実行方法選択手段を、前記ジョブ生成装置又は前記印刷装置に備え、
前記保存データ生成手段は、前記実行方法選択手段の提供した印刷ジョブの実行方法の中から、エンプティ値に達した画像形成材料を用いる印刷データを前記印刷装置の記憶部に保存することが選択されると、印刷データの生成を行うことを特徴とする請求項3に記載の印刷システム。 - 印刷ジョブの実行に印刷装置が用いる画像形成材料の残量を監視する監視工程と、前記監視工程の監視する画像形成材料の残量が所定のエンプティ値に達するとその画像形成材料を用いる印刷データを前記印刷装置の記憶部への保存用に生成する保存データ生成工程と、前記保存データ生成工程が生成した印刷データを前記印刷装置に送信する印刷データ送信工程とをコンピュータに実行させるためのプログラム。
- 前記監視工程の監視する画像形成材料の残量が所定のエンプティ値に達するとその印刷ジョブの実行方法を提供する実行方法選択工程を備え、
前記保存データ生成工程は、前記実行方法選択工程の提供した印刷ジョブ実行方法の中から、エンプティ値に達した画像形成材料を用いる印刷データを前記印刷装置の記憶部に保存することが選択されると印刷データの生成を行う工程を備えたことを特徴とする請求項5に記載のプログラム。
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2012128325A (ja) * | 2010-12-17 | 2012-07-05 | Panasonic Corp | 画像形成装置 |
JP2014002487A (ja) * | 2012-06-15 | 2014-01-09 | Konica Minolta Inc | 文書データ送受信システム、画像形成装置、文書読込み装置、情報処理装置、および文書データ送受信方法 |
JP2014165793A (ja) * | 2013-02-27 | 2014-09-08 | Riso Kagaku Corp | 画像形成システム |
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2008
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