JP2009257816A - ガス濃度センサの出力信号処理装置及びガス濃度検出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】低濃度領域での濃度検出の分解能を高めさせることを実現しつつ、A/D変換誤差を低減することにより、高濃度領域についても高精度で濃度を算出できるようにした、ガス濃度センサの出力信号処理装置を提供する。
【解決手段】NOxセンサ10(ガス濃度センサ)のモニタセルから出力されるモニタセル電流Im(モニタセル信号)と、センサセルから出力されるセンサセル電流Is(センサセル信号)との差分を演算して出力する差分増幅回路45,46を有するアナログ回路と、アナログ回路から出力された差分演算信号NOx100,NOx400をデジタル信号に変換するA/D変換器42と、デジタル信号に基づきNOx濃度を算出するマイコン41と、を備える。そして前記アナログ回路は、互いに異なる倍率で増幅した差分演算信号NOx100,NOx400をA/D変換器42に出力する。
【選択図】 図3

Description

本発明は、例えば、内燃機関の排ガス中のNOx濃度を検出するガス濃度センサに適用され、当該ガス濃度センサから出力された信号に基づき、ガス中に存在する特定成分の濃度を演算処理する出力信号装置に関する。
内燃機関の排ガス中のNOx濃度を検出するガス濃度センサとして、ポンプセル、モニタセル及びセンサセルを備えたものが従来より知られている。ポンプセルは、ガス室内に導入した被検出ガス中の酸素(第1特定成分)を所定濃度レベルに調整する。モニタセルは、ポンプセルにより調整されたガス中に残留する残留酸素濃度(残留第1特定成分濃度)を検出する。センサセルは、ポンプセルにより調整されたガス中に存在するNOx(第2特定成分)の濃度を検出する。そして、センサセルによる検出値であるセンサセル信号Vsから、モニタセルの検出値であるモニタセル信号Vmを減算することで、NOx濃度を算出できる(特許文献1等参照)。
図8は特許文献1記載の出力信号処理装置を説明する図であり、両信号Vs,VmをA/D変換してマイコン41x(マイクロコンピュータ)に取り込み、両信号Vs,Vmに基づきマイコン41xでNOx濃度を算出処理するにあたり、低濃度時の信号Vs,Vmの電圧値はマイコン41x(或いはA/D変換器42)の入力可能信号範囲0〜5Vに比べて極めて小さい。そこで、図8に示す従来装置では、低濃度領域では両信号Vs,VMを差動増幅オペアンプ45で差動増幅させた後にA/D変換することで、低濃度領域における濃度検出の分解能を高めさせ、低濃度領域で要求される濃度算出の精度を確保している。
より具体的に説明すると、A/D変換器42には、上記両信号Vs,Vmが入力されることに加え、差動増幅オペアンプ45からの差分演算信号Vs-Vmが入力される。A/D変換器42は、これら入力信号Vs,Vm,Vs-Vmの各々についてA/D変換し、変換後の信号Vs(D),Vm(D),NOx100をマイコン41xに出力する。
マイコン41xは、両デジタル信号Vs(D),Vm(D)の差分を演算する差分演算手段41dを備える。そして、低濃度領域について濃度を算出する場合には、A/D変換器42から出力される信号NOx100に基づき濃度を算出する処理を行い、高濃度領域について濃度を算出する場合には、差分演算手段41dから出力される信号Vs(D)−Vm(D)に基づき濃度を算出する処理を行う。
特開2004−132841号公報
本発明者は、低濃度領域について濃度算出精度向上を図った上記従来装置に対して、さらなる算出精度向上を検討した結果、以下の点において改善の余地があることを見出した。すなわち、高濃度領域について濃度を算出する場合には、センサセル信号Vs及びモニタセル信号Vmを別々にA/D変換し、各々のA/D変換後のデジタル信号Vs(D),Vm(D)の差分をマイコン41xの差分演算手段41dにて演算する。すると、A/D変換する際に生じる変換誤差が、両信号Vs,Vmの各々について生じるため、最終的にマイコン41xで算出して得られた濃度値にA/D変換誤差が加算される度合いが大きくなってしまう。つまり、高濃度領域についての濃度算出精度が十分に図られていないと言える。
なお、ここまでの説明では、NOx濃度を検出するガス濃度センサを対象として述べたが、被検出ガス(排ガス)中の他の成分(例えばCO2やHC等)の濃度を検出するガス濃度センサについても、上述の如くポンプセル、モニタセル及びセンサセルを備えたものについては同様にして、上述のA/D変換誤差の問題が生じる。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、その目的は、低濃度領域での濃度検出の分解能を高めさせることを実現しつつ、A/D変換誤差を低減することにより、高濃度領域についても高精度で濃度を算出できるようにした、ガス濃度センサの出力信号処理装置及びガス濃度検出装置を提供することにある。
以下、上記課題を解決するための手段、及びその作用効果について記載する。
請求項1記載の発明は、
ガス室内に導入した被検出ガス中の第1特定成分を所定濃度レベルに調整するポンプセル、前記ポンプセルにより調整されたガス中に残留する残留第1特定成分濃度を検出するモニタセル、及び前記ポンプセルにより調整されたガス中に存在する第2特定成分の濃度を検出するセンサセルを有して構成され、前記モニタセルによる検出値であるモニタセル信号、及び前記センサセルによる検出値であるセンサセル信号を出力するガス濃度センサに適用され、
前記モニタセル信号及び前記センサセル信号の差分を演算して出力するアナログ回路と、前記アナログ回路から出力された差分演算信号をデジタル信号に変換するA/D変換器と、前記デジタル信号に基づき前記第2特定成分の濃度を算出するマイコン(マイクロコンピュータ)と、を備え、前記アナログ回路は、互いに異なる倍率で増幅した前記差分演算信号を前記A/D変換器に出力することを特徴とするガス濃度センサの出力信号処理装置である。
これによれば、互いに異なる倍率で増幅した差分演算信号をアナログ回路はA/D変換器に出力するので、マイコンは、第2特定成分の濃度が高濃度領域である場合には低倍率で増幅した差分演算信号に基づき第2特定成分の濃度を算出し、低濃度領域である場合には高倍率で増幅した差分演算信号に基づき濃度算出するようにできる。よって、低濃度領域における濃度検出の分解能を高めることができるので、低濃度領域で要求される濃度算出の精度を十分に確保できる。
さらに、アナログ回路は、互いに異なる倍率で増幅した差分演算信号をA/D変換器に出力するので、低濃度領域での濃度算出に用いる差分演算信号、及び高濃度領域での濃度算出に用いる差分演算信号のいずれについても、アナログ回路から出力されることとなる。よって、図8に示す従来装置の如くモニタセル信号Vm及びセンサセル信号Vsの各々についてA/D変換することを回避でき、差分演算信号のみをA/D変換するようにできるので、最終的にマイコンで算出して得られた第2特定成分の濃度値に、A/D変換誤差が加算される度合いを小さくできる。よって、高濃度領域についても高精度で第2特定成分の濃度を算出することができる。
請求項1記載の発明において、互いに異なる倍率で増幅した差分演算信号をアナログ回路からA/D変換器に出力するにあたり、具体的には以下の請求項2記載の構成(図3参照)と、請求項4記載の構成(図6及び図7参照)が挙げられる。
すなわち、請求項2記載の発明では、前記アナログ回路は、互いに異なる倍率で増幅した複数の前記差分演算信号を前記A/D変換器に出力し、前記マイコンには、複数の前記差分演算信号の各々に対して前記A/D変換器で変換してなるデジタル信号が複数入力され、前記マイコンは、前記第2特定成分の濃度に応じて前記複数のデジタル信号のいずれか1つを選択し、その選択したデジタル信号に基づき前記第2特定成分の濃度を算出することを特徴とする。一方、請求項4記載の発明では、前記アナログ回路は、互いに異なる倍率で増幅した複数の前記差分演算信号を、前記第2特定成分の濃度に応じて切り替えて前記A/D変換器に出力することを特徴とする。
要するに、増幅倍率の異なる差分演算信号を濃度領域に応じて選択又は切り替えるにあたり、請求項2記載の発明ではマイコンで選択し、請求項4記載の発明ではアナログ回路で切り替える。ここで、アナログ回路で切り替える請求項4の場合には、その切り替えを行う回路(例えば図6に示す切替回路47、又は図7に示す切替回路49)を要することとなる。すると、このような切替回路には、アナログ回路が有するオペアンプへのバイアス電流等の各種電流が流れ込むおそれがあり、濃度算出誤差の要因となることが懸念される。これに対し、マイコンで選択する請求項2の場合には、その選択を行う手段(例えば図3に示す切替スイッチ41a)を要することとなるが、この手段はマイコン内での手段であるため、上述したバイアス電流等の影響を受けにくい。よって、上述の懸念を低減できる。
請求項3記載の発明では、前記マイコンは、前記第2特定成分の濃度の算出を行う算出処理手段と、前記複数のデジタル信号を前記第2特定成分の濃度に応じて切り替えて前記算出処理手段に入力させる切替手段と、を有し、前記切替手段は、前記切り替えにヒステリシス特性を持たせていることを特徴とする。そのため、複数のデジタル信号を切り替えるにあたりハンチングが生じてしまうことを抑制できる。
請求項5記載の発明では、前記アナログ回路は、前記モニタセル信号及び前記センサセル信号を差動増幅して出力する第1差動増幅オペアンプと、前記モニタセル信号及び前記センサセル信号を、前記第1差動増幅オペアンプとは異なる倍率で差動増幅して出力する第2差動増幅オペアンプと、を有することを特徴とする。これによれば、上記請求項1等に記載のアナログ回路を簡素な構成にすることを容易にできる。
請求項6記載の発明は、ガス室内に導入した被検出ガス中の第1特定成分を所定濃度レベルに調整するポンプセル、前記ポンプセルにより調整されたガス中に残留する残留第1特定成分濃度を検出するモニタセル、及び前記ポンプセルにより調整されたガス中に存在する第2特定成分の濃度を検出するセンサセルを有して構成され、前記モニタセルによる検出値であるモニタセル信号、及び前記センサセルによる検出値であるセンサセル信号を出力するガス濃度センサと、上記ガス濃度センサの出力信号処理装置と、を備えることを特徴とするガス濃度検出装置である。このガス濃度検出装置によれば、上述の各種効果を同様に発揮することができる。
以下、本発明を具体化した各実施形態を図面に基づいて説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、図中、同一符号を付してある。
(第1実施形態)
本実施形態の出力信号処理装置が適用されるガス濃度センサは、車載エンジンの排気管に設けられたNOxセンサである。はじめに、そのNOxセンサの出力に基づいて排気中のNOx(窒素酸化物)の濃度を検出するNOx濃度検出システムについて説明する。なお、車載エンジンは例えばディーゼルエンジンであり、同エンジンの排気管に設けられる排気浄化装置としてのNOx浄化触媒(NOx吸蔵還元型触媒やアンモニア選択還元触媒等)について、NOxセンサの出力に基づいて異常診断等が実施されるようになっている。例えば、NOx浄化触媒の下流側にNOxセンサが設けられ、同NOxセンサの出力から算出されるNOx濃度(NOx浄化率)が所定の異常判定値を上回る場合に、NOx浄化触媒が異常である旨診断される。
まずは、図1を用いてNOxセンサ10について説明する。NOxセンサ10はいわゆる積層型構造を有するものであり、その内部構造を図1に示している。図の左右方向がNOxセンサ10の長手方向に相当する。図の右側が素子基端側(排気管取り付け部位側)であり、図の左側が素子先端側である。NOxセンサ10は、ポンプセル31、モニタセル34及びセンサセル35の3つの電気化学的セルからなる、いわゆる3セル構造を有するものであり、それら各セルが積層配置されて構成されている。なお、モニタセルは、ポンプセル同様、ガス中の酸素排出の機能を具備するため、補助ポンプセル又は第2ポンプセルと称される場合もある。
NOxセンサ10において、ジルコニア等の酸素イオン導電性材料からなる固体電解質体11,12はシート状をなし、アルミナ等の絶縁材料からなるスペーサ13を介して図の上下に所定間隔を隔てて積層されている。このうち、図の上側の固体電解質体11には排気導入口11aが形成されており、この排気導入口11aを介して当該ガス濃度センサ周囲の排気が第1チャンバ14内に導入される。第1チャンバ14は、絞り部15を介して第2チャンバ16に連通している。固体電解質体11の図の上面には、排気を所定の拡散抵抗で出し入れするための多孔質拡散層17が設けられるとともに、大気通路18を区画形成するための絶縁層19が設けられている。
また、固体電解質体12の図の下面にはアルミナ等よりなる絶縁層21が設けられ、この絶縁層21により大気通路22が形成されている。絶縁層21には、センサ全体を加熱するためのヒータ(発熱体)23が埋設されている。この場合、ヒータ23により、ポンプセル31、モニタセル34及びセンサセル35が加熱され、これら各セル31,34,35が活性状態とされる。ヒータ23は、図示しないバッテリ電源等からの給電により熱エネルギを発生する。
図の下側の固体電解質体12には、第1チャンバ14に対面するようにしてポンプセル31が設けられており、ポンプセル31は、第1チャンバ14内に導入された排気中の酸素を出し入れして同チャンバ14内の残留酸素濃度を所定濃度に調整する。ポンプセル31は、固体電解質体12を挟んで設けられる上下一対の電極32,33を有し、そのうち特に第1チャンバ14側の電極32はNOx不活性電極(NOxを分解し難い電極)となっている。ポンプセル31は、電極32,33間に電圧が印加された状態で、第1チャンバ14内に存在する酸素を分解して電極33より大気通路22側に排出する。
また、図の上側の固体電解質体11には、第2チャンバ16に対面するようにしてモニタセル34及びセンサセル35が設けられている。モニタセル34は、上述したポンプセル31により余剰酸素が排出された後に、第2チャンバ16内の残留酸素濃度に応じて起電力、又は電圧印加に伴い電流出力を発生する。センサセル35は、第2チャンバ16内のガスからNOx濃度を検出する。
モニタセル34及びセンサセル35は、互いに近接した位置に並べて配置されており、第2チャンバ16側に電極36,37を有するとともに、大気通路18側に共通電極38を有する構成となっている。すなわち、モニタセル34は、固体電解質体11とそれを挟んで対向配置された電極36及び共通電極38とにより構成され、センサセル35は、同じく固体電解質体11とそれを挟んで対向配置された電極37及び共通電極38とにより構成されている。モニタセル34の電極36(第2チャンバ16側の電極)はNOxに不活性なAu−Pt等の貴金属からなるのに対し、センサセル35の電極37(第2チャンバ16側の電極)はNOxに活性な白金Pt、ロジウムRh等の貴金属からなる。なお、便宜上、図面ではモニタセル34及びセンサセル35を排気の流れ方向に対して前後に並べて示すが、実際には、これら各セル34,35は排気の流れ方向に対して同等位置になるよう配置されるようになっている。
ここで、ポンプセル31と、モニタセル34及びセンサセル35とは、NOxセンサ10の長手方向に並べて設けられており、NOxセンサ10の先端側にポンプセル31が設けられ、同基端側(排気管取り付け側)にモニタセル34及びセンサセル35が設けられている。
上記構成のNOxセンサ10では、排気は多孔質拡散層17及び排気導入口11aを通って第1チャンバ14に導入される。そして、この排気がポンプセル31近傍を通過する際、ポンプセル電極32,33間にポンプセル印加電圧V0pが印加されることで分解反応が起こり、第1チャンバ14内の酸素濃度に応じてポンプセル31を介して酸素が出し入れされる。なおこのとき、第1チャンバ14側の電極32がNOx不活性電極であるため、ポンプセル31では排気中のNOxは分解されず、酸素のみが分解されて電極33から大気通路22に排出される。こうしたポンプセル31の働きにより、第1チャンバ14内が所定の低酸素濃度の状態に調整される。
ポンプセル31近傍を通過したガス(酸素濃度調整後のガス)は第2チャンバ16に流れ込み、モニタセル34では、ガス中の残留酸素濃度に応じた出力が発生する。モニタセル34の出力は、モニタセル電極36,38間に所定のモニタセル印加電圧V0mが印加されることでモニタセル電流Imとして検出される。また、センサセル電極37,38間に所定のセンサセル印加電圧V0sが印加されることでガス中のNOxが還元分解され、その際発生する酸素が電極38から大気通路18に排出される。このとき、センサセル35に流れた電流(センサセル電流Is)により、排気中のNOx濃度が検出される。
次に、図2を用いてNOxセンサの出力特性について説明する。図2はセンサセル35の出力特性(V−I特性)を示しており、横軸はセンサセル印加電圧V0s、縦軸はセンサセル電流Isである。電圧軸(横軸)に平行な平坦部分はセンサセル電流Isを特定する限界電流域であって、このセンサセル電流Isの増減が排気中のNOx濃度に対応している。つまり、排気中のNOx濃度が増えるほどセンサセル電流Isが増大し、排気中のNOx濃度が減るほどセンサセル電流Isが減少する。センサセル印加電圧V0sは、所定NOx濃度相当のセンサセル電流Isを限界電流域(フラット域)で検出可能とする所定値Vαで設定されている。なお、限界電流域よりも低電圧側の傾き部分は抵抗支配域であり、その傾きは素子温度が低いほど小さいものとなる。
図2に示すように、NOx濃度が0ppmであってもセンサセル電流Isの値はゼロにはならず、オフセット値(図2の例では約5μA)を有する。これは、センサセル35が、ポンプセル31により所定濃度に調整された残留酸素をNOxとともに検出しているからであり、その残留酸素濃度が前記オフセット値に相当する。詳細には、残留酸素の酸素分子が分解されて生成された酸素イオンと、NOx分子が分解されて生成された酸素イオンとの両方をセンサセル35が検出することに起因する。
ポンプセル31が残留酸素濃度を所定濃度に調整することは上述した通りであるが、その調整精度は、センサセル35によるNOx濃度検出精度に比べて十分に小さいとは言えない。そこで本実施形態では、モニタセル34により残留酸素濃度(オフセット値)を検出している。これによれば、センサセル35の検出値であるセンサセル電流Is(図2の縦軸の値)からモニタセル34の検出値であるモニタセル電流Imを減算することで、後述するマイコン41によりNOx濃度を精度良く算出できる。
次に、図3を用いてアンプ40(NOxセンサ10の出力信号処理装置)について説明する。
アンプ40は、CPU、RAM、ROM等を有するマイコン41(マイクロコンピュータ)を備えており、このマイコン41がセンサ制御の主体となる。マイコン41により、ポンプセル31の電極32,33間に印加するポンプセル電圧V0p、モニタセル34の電極36,38間に印加するモニタセル電圧V0m、センサセル35の電極37,38間に印加するセンサセル電圧V0sがそれぞれ制御される。マイコン41には、ポンプセル電流Ip、モニタセル電流Im及びセンサセル電流Isの各々の計測値が逐次入力され、マイコン41は、これらの計測値に基づいて排気中の酸素濃度やNOx濃度を算出する。
なお、算出した酸素濃度やNOx濃度は、エンジン制御を行うECU50に出力され、ECU50では、酸素濃度やNOx濃度に基づき、NOx吸蔵還元型触媒へのリッチガス打ち込み時期や、アンモニア選択還元触媒への尿素水噴射時期等を制御する。これにより、車載エンジンの排ガス中に含まれるNOxが目標値以下となるようエンジン制御できる。
アンプ40は、先述のマイコン41、A/D変換器42及びアナログ回路を備えて構成されており、そのアナログ回路は、電流−電圧変換回路43,44及び差動増幅回路45,46を備えて構成されている。
電流−電圧変換回路43,44に設けられたオペアンプOP1,OP2には、モニタセル電極36から出力されるモニタセル電流Im(モニタセル信号)が入力され、オペアンプOP2には、センサセル電極37から出力されるセンサセル電流Is(センサセル信号)が入力される。そして、これらのオペアンプOP1,OP2及びシャント抵抗R1,R2等により、入力されたモニタセル電流Im及びセンサセル電流Isを電圧変化に変換する。
差動増幅回路45,46に設けられたオペアンプOP3,OP4の非反転入力端子には、電流−電圧変換回路43にて変換されたモニタセル電圧Vmの信号が入力される。一方、オペアンプOP3,OP4の反転入力端子には、電流−電圧変換回路44にて変換されたセンサセル電圧Vsの信号が入力される。
そして、オペアンプOP3,OP4の出力端子からは、これらの電圧の差分Vs-VmがNOx電圧として出力される。負帰還抵抗R3,R4等により設定されるオペアンプOP3による増幅利得(例えば6.4倍)は、負帰還抵抗R5,R6等により設定されるオペアンプOP4による増幅利得(例えば1.6倍)に比べて大きく設定されている。したがって、実際のNOx濃度が所定量だけ変化した場合における、差動増幅回路45から出力されるNOx電圧(低濃度用信号NOx100)の変化量は、差動増幅回路46から出力されるNOx電圧(高濃度用信号NOx400)の変化量よりも大きくなる。
図4(a)は、低濃度用信号NOx100の出力値とNOx濃度との関係を示すグラフであり、図4(b)は、高濃度用信号NOx400の出力値とNOx濃度との関係を示すグラフである。これらのグラフに示されるように、差動増幅回路45の増幅倍率が差動増幅回路46の増幅倍率より大きいことに起因して、図4(a)に示す特性直線の傾きは、図4(b)に示す特性直線の傾きよりも大きい。
オペアンプOP3へ入力される電圧の差分Vs-VmがオペアンプOP3の能力を超えて大きい値(例えば約150ppm相当の差分値)になると、図4(a)に示すように、約150ppm以上の濃度領域において同一の値を出力することとなるため、濃度検出不能となる。ただし、低濃度領域(例えば0ppm〜100ppm)においては、低濃度用信号NOx100は高濃度用信号NOx400に比べて増幅倍率が大きいので、高分解能でNOx濃度を検出できることとなる。
オペアンプOP3,OP4から出力される低濃度用信号NOx100及び高濃度用信号NOx400は、A/D変換器42に入力されて各々デジタル信号に変換されるが、A/D変換器42には変換処理可能な入力信号の電圧範囲(例えば0〜5V)がある。よって、低濃度用信号NOx100の想定される最大値が5Vを超えないようにする必要がある。そして、前記最大値が5Vにできるだけ近い値となるよう差動増幅回路45の増幅倍率を設定することで、低濃度領域における濃度検出の分解能を最大限にすることが望ましい。高濃度用信号NOx400についても同様にして、想定される最大値が5Vを超えないようにしつつ、その最大値が5Vにできるだけ近い値となるよう差動増幅回路46の増幅倍率を設定することで、高濃度領域における分解能を最大限にすることが望ましい。
低濃度用信号NOx100及び高濃度用信号NOx400は、A/D変換器42により各々デジタル信号に変換された後、マイコン41に入力される。マイコン41に入力された低濃度用信号NOx100によるデジタル信号、及び高濃度用信号NOx400によるデジタル信号は、マイコン41が有する切替スイッチ41a(切替手段)により、いずれか1つを選択するよう切り替えられる。そして、選択されたデジタル信号は、マイコン41が有する濃度算出処理手段41bに入力され、濃度算出処理手段41bは入力されたデジタル信号に基づきNOx濃度を算出する。
算出したNOx濃度の値は、マイコン41が有する送信手段41cによりECU50に送信される。ちなみに本実施形態では、CAN等をプロトコルとした車内ネットワークを通じて送信手段41cはECU50に送信している。
マイコン41は、濃度算出処理手段41bにより算出した濃度が低濃度領域(例えば0ppm〜100ppm)であれば低濃度用信号NOx100を選択するよう切替スイッチ41aを作動させ、高濃度領域(例えば100ppm〜400ppm)であれば高濃度用信号NOx400を選択するよう切替スイッチ41aを作動させる。
図5は、上述の如く切替スイッチ41aの作動を制御するための、マイコン41による処理手順を示すフローチャートであり、当該処理は、所定周期(例えばマイコン41のCPUが行う演算周期)毎に繰り返し実行される。
先ず、ステップS10において、濃度算出処理手段41bにより算出した濃度が100ppm(第1所定値)より大きいか否かを判定する。100ppmより大きい場合(S10:YES)には、続くステップS20において高濃度用信号NOx400を選択して取得するよう切替スイッチ41aを作動させる。算出した濃度が100ppm以下である場合(S10:NO)には、処理はステップS40に進み、低濃度用信号NOx100を選択して取得するよう切替スイッチ41aを作動させる。
続くステップS30では、濃度算出処理手段41bにより算出した濃度が(100+α)ppm(第2所定値)より小さいか否かを判定する。当該第2所定値は前記第1所定値よりもαだけ大きい値となるよう設定されている。(100+α)ppmより小さい場合(S30:YES)には、続くステップS40において低濃度用信号NOx100を選択して取得するよう切替スイッチ41aを作動させる。算出した濃度が(100+α)ppm以上である場合(S30:NO)には、処理はステップS20に戻り、高濃度用信号NOx400の取得を継続させる。
以上のステップS10〜S40の処理を繰り返し実行することにより、濃度算出処理手段41bにより算出した濃度に応じて、低濃度用信号NOx100及び高濃度用信号NOx400のいずれを取得するかが切り替えられる。図4(c)中の実線は、低濃度用信号NOx100及び高濃度用信号NOx400から取得した信号を示すものである。この実線に示すように、第2所定値を第1所定値よりも僅かに大きい値に設定することにより、低濃度用信号NOx100の取得と高濃度用信号NOx400の取得との上記切り替えにはヒステリシス特性が持たされることとなる。
以上詳述した本実施形態によれば、以下の効果が得られるようになる。
(1)A/D変換器42には、互いに異なる倍率で増幅した低濃度用信号NOx100(差分演算信号)及び高濃度用信号NOx400(差分演算信号)が入力され、A/D変換器42は両信号NOx100,NOx400についてA/D変換する。よって、図8に示す従来装置の如くモニタセル電圧Vm及びセンサセル電圧Vsの各々の信号についてA/D変換することを回避でき、オペアンプOP3,OP4により差分演算処理された差分演算信号NOx100,NOx400のみをA/D変換するようにできるので、濃度算出処理手段41bによるNOx濃度の算出値に、A/D変換誤差が加算される度合いを小さくできる。よって、高濃度領域についても高精度でNOx濃度を算出することができる。
(2)低濃度用信号NOx100は高濃度用信号NOx400よりも大きい倍率で増幅されている。そして、濃度算出処理手段41bにより算出した濃度が低濃度領域であれば、増幅倍率の高い低濃度用信号NOx100に基づきNOx濃度を算出し、高濃度領域であれば高濃度用信号NOx400に基づきNOx濃度を算出する。よって、全ての濃度領域に対して高濃度用信号NOx400に基づきNOx濃度を算出する場合に比べて、低濃度領域における濃度検出の分解能を高めることができるので、低濃度領域で要求される濃度算出の精度を十分に確保できる。
(3)低濃度用信号NOx100と高濃度用信号NOx400とを切り替えてNOx濃度を算出するにあたり、上記切り替えにヒステリシス特性を持たせるので、切替スイッチ41aがハンチング作動してしまうことを防止できる。
(第2実施形態)
上記第1実施形態では、増幅倍率の異なる2つの差分演算信号NOx100,NOx400を濃度領域に応じて切り替える処理を、A/D変換後のデジタル信号に対してマイコン41により実行している。これに対し、図6に示す本実施形態では、増幅倍率の異なる2つの差分演算信号NOx100,NOx400を濃度領域に応じて切り替える処理を、A/D変換前の差分演算信号NOx100,NOx400に対して、アナログ回路が有する切替回路47により実行している。
より具体的に説明すると、差動増幅回路45から出力される低濃度用信号NOx100及び差動増幅回路46から出力される高濃度用信号NOx400は、切替回路47に入力される。切替回路47は、両信号NOx100,NOx400のいずれかを選択してA/D変換器42に出力するものであり、例えば、トランジスタ等のスイッチング素子により構成される。切替回路47の切替作動は、濃度算出処理手段41bにより算出した濃度に応じてマイコン41により制御される。
したがって、上記第1実施形態では、2つの差分演算信号NOx100,NOx400がA/D変換器42に入力されるのに対し、本実施形態では、2つの差分演算信号NOx100,NOx400のうち切替回路47により選択された信号のみがA/D変換器42に入力される。
本実施形態によれば上記第1実施形態と同様にして、オペアンプOP3,OP4により差分演算処理された差分演算信号NOx100,NOx400のみをA/D変換するようにできるので、濃度算出処理手段41bによるNOx濃度の算出値に、A/D変換誤差が加算される度合いを小さくできる。よって、高濃度領域についても高精度でNOx濃度を算出することができる。
但し、切替回路47を構成するスイッチング素子には、オペアンプOP3,OP4でのバイアス電流が流れ込むおそれがあり、濃度算出誤差の要因となることが懸念される。これに対し、2つの差分演算信号NOx100,NOx400をマイコン41で切り替える上記第1実施形態の場合には、マイコン41内の切替スイッチ41aには、上述したバイアス電流の流れ込みのおそれがないため、上述の懸念を低減できる。
(第3実施形態)
上記第2実施形態では、アナログ回路中に2つの差動増幅オペアンプOP3,OP4を備えさせているのに対し、図7に示す本実施形態では、低濃度用の差動増幅オペアンプOP3を廃止して、高濃度用の差動増幅オペアンプOP4とA/D変換器42との間に増幅回路48及び切替回路49を備えさせている。
切替回路49には、高濃度用の差動増幅オペアンプOP4から出力された高濃度用信号NOx400と、高濃度用信号NOx400を増幅回路48により増幅して生成した低濃度用信号NOx100とが入力される。増幅回路48は増幅オペアンプ等により構成することが望ましい。切替回路49は、両信号NOx100,NOx400のいずれかを選択してA/D変換器42に出力するものであり、例えば、トランジスタ等のスイッチング素子により構成される。切替回路49の切替作動は、濃度算出処理手段41bにより算出した濃度に応じてマイコン41により制御される。本実施形態によっても上記第2実施形態と同様の効果が発揮される。
(他の実施形態)
上記各実施形態は、以下のように変更して実施してもよい。また、本発明は上記実施形態の記載内容に限定されず、各実施形態の特徴的構造をそれぞれ任意に組み合わせるようにしてもよい。
・上記各実施形態では、濃度領域を2つに分けて増幅倍率を2段階にしているが、濃度領域を3つ以上に分けて、それぞれの領域に応じて増幅倍率を異ならせるようにしてもよい。
・上記各実施形態では、本発明に係るガス濃度センサを、NOx濃度を検出するNOxセンサ10に適用させているが、被検出ガス(例えば排ガス)中の他の成分(例えばCO2やHC等)の濃度を検出するガス濃度センサについても、以下の構成のセンサであれば適用可能である。すなわち、上述の如くポンプセル31、モニタセル34及びセンサセル35を備えており、モニタセル電極36から出力されるモニタセル電流Im(モニタセル信号)と、センサセル電極37から出力されるセンサセル電流Is(センサセル信号)との差分に基づき特定成分の濃度を検出するセンサである。
本発明の第1実施形態におけるNOxセンサ(ガス濃度センサ)の構成を示す図。 NOxセンサの出力特性を示す図。 図1に記載のアンプ(出力信号処理装置)の構成を示す図。 図3に記載のアンプ中における低濃度用信号NOx100及び高濃度用信号NOx400の出力値と、実際のNOx濃度との関係を示す図。 図3に記載のマイコンが行う切替処理の手順を示すフローチャート。 本発明の第2実施形態におけるアンプの構成を示す図。 本発明の第3実施形態におけるアンプの構成を示す図。 従来の出力信号処理装置の構成を示す図。
符号の説明
10…NOxセンサ(ガス濃度センサ)、31…ポンプセル、34…モニタセル、35…センサセル、41…マイクロコンピュータ、42…A/D変換器、45,46…差動増幅回路、47,49…切替回路。

Claims (6)

  1. ガス室内に導入した被検出ガス中の第1特定成分を所定濃度レベルに調整するポンプセル、前記ポンプセルにより調整されたガス中に残留する残留第1特定成分濃度を検出するモニタセル、及び前記ポンプセルにより調整されたガス中に存在する第2特定成分の濃度を検出するセンサセルを有して構成され、前記モニタセルによる検出値であるモニタセル信号、及び前記センサセルによる検出値であるセンサセル信号を出力するガス濃度センサに適用され、
    前記モニタセル信号及び前記センサセル信号の差分を演算して出力するアナログ回路と、
    前記アナログ回路から出力された差分演算信号をデジタル信号に変換するA/D変換器と、
    前記デジタル信号に基づき前記第2特定成分の濃度を算出するマイクロコンピュータと、
    を備え、
    前記アナログ回路は、互いに異なる倍率で増幅した前記差分演算信号を前記A/D変換器に出力することを特徴とするガス濃度センサの出力信号処理装置。
  2. 前記アナログ回路は、互いに異なる倍率で増幅した複数の前記差分演算信号を前記A/D変換器に出力し、
    前記マイクロコンピュータには、複数の前記差分演算信号の各々に対して前記A/D変換器で変換してなるデジタル信号が複数入力され、
    前記マイクロコンピュータは、前記第2特定成分の濃度に応じて前記複数のデジタル信号のいずれか1つを選択し、その選択したデジタル信号に基づき前記第2特定成分の濃度を算出することを特徴とする請求項1に記載のガス濃度センサの出力信号処理装置。
  3. 前記マイクロコンピュータは、前記第2特定成分の濃度の算出を行う算出処理手段と、前記複数のデジタル信号を前記第2特定成分の濃度に応じて切り替えて前記算出処理手段に入力させる切替手段と、を有し、
    前記切替手段は、前記切り替えにヒステリシス特性を持たせていることを特徴とする請求項2に記載のガス濃度センサの出力信号処理装置。
  4. 前記アナログ回路は、互いに異なる倍率で増幅した複数の前記差分演算信号を、前記第2特定成分の濃度に応じて切り替えて前記A/D変換器に出力することを特徴とする請求項1に記載のガス濃度センサの出力信号処理装置。
  5. 前記アナログ回路は、
    前記モニタセル信号及び前記センサセル信号を差動増幅して出力する第1差動増幅オペアンプと、
    前記モニタセル信号及び前記センサセル信号を、前記第1差動増幅オペアンプとは異なる倍率で差動増幅して出力する第2差動増幅オペアンプと、
    を有することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載のガス濃度センサの出力信号処理装置。
  6. ガス室内に導入した被検出ガス中の第1特定成分を所定濃度レベルに調整するポンプセル、前記ポンプセルにより調整されたガス中に残留する残留第1特定成分濃度を検出するモニタセル、及び前記ポンプセルにより調整されたガス中に存在する第2特定成分の濃度を検出するセンサセルを有して構成され、前記モニタセルによる検出値であるモニタセル信号、及び前記センサセルによる検出値であるセンサセル信号を出力するガス濃度センサと、
    請求項1〜5のいずれか1つに記載のガス濃度センサの出力信号処理装置と、を備えることを特徴とするガス濃度検出装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN113203775A (zh) * 2021-04-30 2021-08-03 国网上海市电力公司 一种多气体监测智能模组

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