JP2009257127A - 車両の制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】多大な工数を要することなく、変速時に変速機にかかる荷重を低減することができる車両の制御装置を提供する。
【解決手段】変速要求信号を受信すると、ECUは、まず、(a)第1のトルクダウンを行い、クラッチ2が完全継合状態にあるときのドライブラインの振動系の固有周期T1の略半分の時間が経過したときに、(b)第2のトルクダウンを行うことにより、第1のトルクダウンによって生じる駆動捩り振動と、第2のトルクダウンによって生じる駆動捩り振動とを逆位相の関係にし、(c)第2のトルクダウン完了後の駆動捩り振動を相互に打ち消し合うようにする。
【選択図】図5

Description

本発明は、車両の制御装置に関し、特に、動力源から変速機に動力を伝達するクラッチにおける伝達トルクを制御する車両の制御装置に関する。
近年、クラッチtoクラッチによって変速を行う自動変速機が搭載された車両が主流であるが、従前の手動変速機におけるクラッチ操作やギヤ段の変更を電子制御ユニット(Electronic Control Unit、以下、「ECU」という。)によって制御する車両も知られている。
さらに、このようなクラッチ操作やギヤ段の変更を自動化した変速機においては、常時噛み合い式が採用されており、常時噛み合い式の変速機においては、図10に示すように、ギヤピース50の噛み合い歯と、ギヤピース50に動力を伝達するスリーブ51の噛み合い歯と、がテーパー状に形成されている。このような構成により、常時噛み合い式であってもギヤ段の変更を実現できるとともに、通常走行時にスリーブ51がギヤピース50から抜けることを防止している。
このような変速機において、スリーブ51をギヤピース50から解放するために必要な荷重は、噛み合い歯のテーパー角と、ギヤピース50にかかっているトルクとの積に応じて増加する。
このため、通常、変速機のギヤ段を変更するときには、エンジンから伝達された動力を変速機に伝達させないようにクラッチを完全に解放した後に、ギヤピース50に噛み合っているスリーブ51をギヤピース50から解放する。
しかしながら、変速時間を短縮するために、クラッチを素早く解放すると、駆動捩り振動が発生し、この振動によってギヤピース50にかかるトルクが変動してしまう。このため、特に、ECUによって変速機のクラッチ操作やギヤ段の変更を制御するものにあっては、スリーブ51をギヤピース50から解放するときに、スリーブ51をシフトさせるシフトフォーク52に過大な荷重がかかってしまう。
このような過重を低減するものとして、変速機の変速要求を検出したときエンジンの出力軸からクラッチを介して変速機の入力軸に伝達されるエンジントルクを変速要求時のエンジントルク及び変速段によって決定される設定値に低減すべくエンジンの出力を制御して、このエンジン出力の制御によって得られる車両加速度の変動特性曲線において初回の変曲点が車両加速度の略ゼロで生じるようにし、またエンジン出力の制御を設定時間維持した後にクラッチアクチュエータによってクラッチを解放状態とすることにより、その後に生じる車両加速度の変動が略ゼロ近傍にて収斂するようにしたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、変速機の変速要求を検出したときクラッチをクラッチアクチュエータによって完全継合状態から一瞬解放状態とした後に半クラッチ状態とし、この半クラッチ状態を設定時間維持した後にクラッチアクチュエータによってクラッチを解放状態とすることにより、車両加速度の変動特性曲線において初回の変曲点が車両加速度の略ゼロで生じ、その後に生じる車両加速度の変動が略ゼロ近傍にて収斂するようにしたものも知られている(例えば、特許文献2参照)。
特開平11−173349号公報 特開平11−190366号公報
しかしながら、このような特許文献1の制御装置にあっては、予めECUに記憶させるエンジン出力の設定値やこの設定値に応じた維持時間を予め種々の実験や解析によって求める必要があり、このような最適な値を得るために多大な工数がかかってしまうという課題があった。
また、特許文献2の制御装置にあっても、予めECUに記憶させる半クラッチの位置や維持時間をギヤ段毎に予め種々の実験や解析によって求める必要があり、前述と同様に最適な値を得るために多大な工数がかかってしまうという課題があった。
本発明は、このような課題を解決するためになされたもので、多大な工数を要することなく、変速時に変速機にかかる荷重を低減することができる車両の制御装置を提供することを目的とする。
本発明の車両の制御装置は、上記目的を達成するため、(1)車両に搭載された変速機のギヤ段が変更されるときに、動力源から前記変速機に動力を伝達するクラッチを解放するよう制御する車両の制御装置において、前記変速機に伝達されているトルクを略半分に低減させる第1のトルクダウンを行う第1のトルクダウン手段と、前記変速機に伝達されているトルクを略ゼロに低減させる第2のトルクダウンを行う第2のトルクダウン手段と、を備え、前記第2のトルクダウン手段は、前記第1のトルクダウンが行われてから、ドライブラインの振動系の固有周期の略半分の時間が経過したときに、前記第2のトルクダウンを行うように構成されている。
この構成により、変速機のギヤ段を変更するためにクラッチを解放するときに、車両の諸元値および状態に応じたタイミングでトルクダウンを2段階に分けて行うことにより、変速機にかかるトルクの変動を抑制することができる。
すなわち、従来の車両の制御装置のように、エンジン出力の設定値および維持時間、または、半クラッチの位置および維持時間等の値をギヤ段毎に実験によって予め得ておく必要がなくなるため、多大な工数を要することなく、変速時に変速機にかかる荷重を低減することができる。
また、上記(1)の構成を有する車両の制御装置において、(2)前記第1のトルクダウン手段および前記第2のトルクダウン手段は、前記クラッチが解放される前に、前記動力源に発生させる動力を変更することによって、前記変速機に伝達されているトルクを低減させるようにしてもよい。
この構成により、動力源に発生させる動力を変更することによって、第1のトルクダウンおよび第2のトルクダウンを行うことができる。
また、上記(1)の構成を有する車両の制御装置において、(3)前記第1のトルクダウン手段は、前記動力源に発生させる動力を変更することによって、前記変速機に伝達されているトルクを低減させ、前記第2のトルクダウン手段は、前記クラッチの継合状態を変更することによって、前記変速機に伝達されているトルクを低減させるようにしてもよい。
この構成により、動力源に発生させる動力を変更することによって、第1のトルクダウンを行い、クラッチの継合状態を変更することによって、第2のトルクダウンを行うことができる。
また、上記(2)または(3)の構成を有する車両の制御装置において、(4)前記ドライブラインの振動系の固有周期は、前記クラッチが完全継合状態にあるときのドライブラインの振動系の固有周期であってもよい。
この構成により、第1のトルクダウンを行ってから第2のトルクダウンを行うまでの時間を、車両の諸元値および状態から得ることができる。
また、上記(1)の構成を有する車両の制御装置において、(5)前記第1のトルクダウン手段および前記第2のトルクダウン手段は、前記クラッチの継合状態を変更することによって、前記変速機に伝達されているトルクを低減させるようにしてもよい。
この構成により、クラッチの継合状態を変更することによって、第1のトルクダウンおよび第2のトルクダウンを行うことができる。
また、上記(5)の構成を有する車両の制御装置において、(6)前記ドライブラインの振動系の固有周期は、前記クラッチが解放状態にあるときのドライブラインの振動系の固有周期であってもよい。
この構成により、第1のトルクダウンを行ってから第2のトルクダウンを行うまでの時間を、車両の諸元値および状態から得ることができる。
また、上記(1)から(6)の何れか1の構成を有する車両の制御装置において、(7)前記ドライブラインの振動系の固有周期は、ドライブシャフトの剛性と、ドライブラインに設けられた回転体の慣性モーメントとによって予め定められていてもよい。
この構成により、第1のトルクダウンを行ってから第2のトルクダウンを行うまでの時間を、車両の諸元値および状態から得ることができる。
また、上記(1)から(7)の何れか1の構成を有する車両の制御装置において、(8)前記ドライブラインの振動系の固有周期は、前記変速機における変速前のギヤ段毎に予め定められていてもよい。
この構成により、第1のトルクダウンを行ってから第2のトルクダウンを行うまでの時間を、車両の諸元値およびギヤ段等の状態から得ることができる。
本発明によれば、多大な工数を要することなく、変速時に変速機にかかる荷重を低減することができる車両の制御装置を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の車両の制御装置を適用した第1の実施の形態としての車両駆動装置の構成を示す構成図である。
図1に示すように、車両駆動装置は、自動車等の車両に搭載され、エンジン1、クラッチ2および変速機3を備えている。エンジン1は、内燃機関で構成される走行用の動力源であり、このエンジン1によって発生された動力は、クラッチ2を経て変速機3に入力され、差動歯車装置4およびドライブシャフト5を介して駆動輪6に伝達される。
また、車両駆動装置は、油圧回路7を備え、油圧回路7には、クラッチソレノイドバルブ8と、セレクトソレノイドバルブ9と、シフトソレノイドバルブ10とが設けられている。
油圧回路7は、クラッチソレノイドバルブ8の開閉状態に応じてクラッチレリーズシリンダ11内に作動油を供給するようになっている。また、油圧回路7は、セレクトソレノイドバルブ9およびシフトソレノイドバルブ10の開閉状態に応じてセレクトシリンダ12およびシフトシリンダ13に作動油をそれぞれ供給するようになっている。
図2は、クラッチ2の構成を示す構成図である。クラッチ2は、例えば、乾式単板式摩擦クラッチによって構成されている。図2において、クラッチ2は、エンジン1のクランクシャフト20に取り付けられたフライホイール21と、クラッチ出力軸22にスプライン結合されたクラッチディスク23と、クラッチハウジング24に配設されたプレッシャプレート25と、プレッシャプレート25をフライホイール21側へ付勢するダイヤフラムスプリング26と、クラッチ出力軸22の軸方向にスライド可能に装着されたレリーズスリーブ27と、レリーズスリーブ27に一端が当接しながら回動するように設けられたレリーズフォーク29とを有している。
クラッチレリーズシリンダ11内には、摺動可能に配設されたピストン30が収容されており、このピストン30とレリーズフォーク29の他端とは、ロッド31によって連結されている。
ここで、クラッチレリーズシリンダ11内の油圧が高くなると、ピストン30に連結されたロッド31がレリーズフォーク29の他端を押し込み、レリーズフォーク29が回動し、レリーズスリーブ27がフライホイール21側に押し込まれる。
これにより、ダイヤフラムスプリング26の内端部がレリーズスリーブ27と同方向へ弾性変形し、プレッシャプレート25に対する付勢力が弱まる。このため、フライホイール21、クラッチディスク23及びプレッシャプレート25が滑りながら継合し、クラッチ2が半クラッチ状態となる。
さらに、プレッシャプレート25に対する付勢力が弱まると、フライホイール21、クラッチディスク23及びプレッシャプレート25が離間されて、クラッチ2が解放状態となる。
一方、クラッチレリーズシリンダ11内の油圧が低くなると、ダイヤフラムスプリング26の付勢力によってレリーズスリーブ27がフライホイール21から離隔する方向に押し出され、レリーズフォーク29がロッド31をクラッチレリーズシリンダ11に押し込む方向に回動する。
これにより、ダイヤフラムスプリング26の外端部によるプレッシャプレート25に対する付勢力が緩やかに増大する。このとき、フライホイール21、クラッチディスク23及びプレッシャプレート25の間でそれぞれ摩擦力が発生する。この摩擦力が大きくなるとフライホイール21、クラッチディスク23及びプレッシャプレート25が一体となって回転し、クラッチ2が完全継合状態となる。
図1において、変速機3は、セレクトシリンダ12に供給された作動油の油圧に応じて選択されたシフトフォークに継合されたスリーブを、シフトシリンダ13に供給された作動油の油圧に応じてシフトさせることによって、各ギヤピースの噛み合い歯と各スリーブの噛み合い歯とを選択的に解放および噛合させることにより、各ギヤ段を成立させるようになっている。
また、車両駆動装置は、ECU14を備えている。ECU14は、本発明に係る車両の制御装置を構成し、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ、入出力インターフェース等を備えたマイクロコンピュータによって構成されている。
CPUは、RAMの一時記憶機能を利用しつつ予めROMに記憶されたプログラムに従って信号処理を行うことにより、エンジン1の出力制御、クラッチ2の継合状態の制御、変速機3の変速制御等を実行するようになっており、必要に応じてエンジン制御用、クラッチ制御用、変速制御用およびブレーキ制御用に分けて構成される。
ECU14には、車速センサ40、エアフローセンサ41、吸気温センサ42、エンジン回転速度センサ43、水温センサ44およびシフト操作装置45等がハーネス等を介して接続されている。
車速センサ40は、変速機3の出力軸の回転速度NOUTから車両の車速Vを検出し、検出した車速Vに応じた信号をECU14に出力するようになっている。
エアフローセンサ41は、エンジン1の吸気配管内に設けられ、エンジン1に流入する空気の量(以下、「吸入空気量」という。)Qを検出し、検出した吸入空気量Qを表す信号をECU14に出力するようになっている。
吸気温センサ42は、エンジン1の吸気配管内に設けられ、エンジン1に流入する空気の温度(以下、「吸入空気温度」という。)Haを検出し、検出した吸入空気温度Haを表す信号をECU14に出力するようになっている。
エンジン回転速度センサ43は、エンジン1の出力軸の回転速度(以下、「エンジン回転速度」という。)NEを検出し、検出したエンジン回転速度NEを表す信号をECU14に出力するようになっている。
水温センサ44は、エンジン1の冷却水の温度(以下、「冷却水温度」という。)Hwを検出し、検出した冷却水温度Hwを表す信号をECU14に出力するようになっている。
シフト操作装置45には、シフト操作が入力され、シフト操作装置45は、入力されたシフト操作を表す変速要求信号SをECU14に出力するようになっている。
ECU14は、シフト操作装置45から変速要求信号Sを受けて、クラッチソレノイドバルブ8の開閉状態を変更することによって、クラッチ2の継合状態を制御し、セレクトソレノイドバルブ9およびシフトソレノイドバルブ10の開閉状態を変更することによって、変速機3の各ギヤ段を成立させるようになっている。
また、ECU14は、スロットルアクチュエータ46によりスロットルバルブ47を開閉制御するようになっている。例えば、ECU14は、アクセル操作量に基づいてスロットル開度θTHが増減するようにスロットルアクチュエータ46を制御し、エンジン1に流入する吸入空気量Qを変更するようになっている。
また、ECU14は、燃料噴射量制御のために燃料噴射装置48を制御し、点火時期制御のためにイグナイタ等の点火装置49の点火時期を制御するようになっている。
ECU14は、本発明に係る第1のトルクダウン手段を構成し、クラッチ2から変速機3に伝達されるトルク(以下、「クラッチ伝達トルク」という。)Tclを略半分に低減させる第1のトルクダウンを行うようになっている。
具体的には、ECU14は、スロットル開度θTHを変更することによって第1のトルクダウンを行うようになっている。なお、ECU14は、これに限定されず、点火装置49の点火時期を変更することによって第1のトルクダウンを行うようにしてもよい。また、ECU14は、スロットル開度θTHおよび点火装置49の点火時期を変更することによって第1のトルクダウンを行うようにしてもよい。
このように、ECU14は、様々な方法で第1のトルクダウンを行うことができるが、本実施の形態においては、スロットル開度θTHを変更することによって第1のトルクダウンを行うものとする。
ECU14のROM等の記憶媒体には、吸入空気量Q、吸入空気密度ρ、冷却水温度Hw、点火装置49の点火時期の遅角または進角、および、エンジン回転速度NEに対して、エンジン出力トルクTOUTが対応付けられたトルクマップが記憶されている。
ECU14は、第1のトルクダウンを行うときに、トルクマップを参照することにより、変速要求時のエンジン出力トルクTOUTを検出するようになっている。ここで、エンジン出力トルクTOUTは、図示しないエアコン等のエンジン補機類の負荷分消費されるため、エンジン1からクラッチ2に伝達されるトルク(以下、「エンジントルクTe」と表す)は、エンジン出力トルクTOUTからエンジン補機類の負荷分のトルクを引いたものとなる。
このように、ECU14は、エアフローセンサ41によって検出された吸入空気量Qと、吸気温センサ42によって検出された吸入空気温度Haから求められる吸入空気密度ρと、水温センサ44によって検出された冷却水温度Hwと、点火装置49に指示している点火時期の遅角または進角と、エンジン回転速度センサ43によって検出されたエンジン回転速度NEとに基づいて、変速要求時のエンジントルクTeを検出するようになっている。
ECU14は、このように検出したエンジントルクTeを略半分(Te/2)にするために、スロットルアクチュエータ46を介してスロットル開度θTHを変更することによって第1のトルクダウンを行うようになっている。
なお、ECU14は、前述したトルクマップにおいて、目標エンジントルク(Te/2)にエンジン補機類の負荷分を足したエンジン出力トルクTOUTに対応する吸入空気量Qを検出し、検出した吸入空気量Qに応じたスロットル開度θTHを予め定められたマップを用いて算出するようになっている。
また、ECU14は、本発明に係る第2のトルクダウン手段を構成し、変速機3に伝達されているトルクを略ゼロに低減させる第2のトルクダウンを行うようになっている。
具体的には、ECU14は、スロットル開度θTHを変更することによって第2のトルクダウンを行うようになっている。なお、ECU14は、これに限定されず、点火装置49の点火時期を変更することによって第2のトルクダウンを行うようにしてもよい。また、ECU14は、スロットル開度θTHおよび点火装置49の点火時期を変更することによって第2のトルクダウンを行うようにしてもよい。
このように、ECU14は、様々な方法で第2のトルクダウンを行うことができるが、本実施の形態においては、スロットル開度θTHを変更することによって第2のトルクダウンを行うものとする。
図3は、本発明の実施の形態に係るECU14にシフト操作装置45から変速要求信号Sが受信されたときのECU14のクラッチ解放動作を説明するためのフロー図である。
変速要求信号Sを受信すると、まず、ECU14は、現在のエンジントルクTeが略半分になるようスロットル開度θTHを変更することによって第1のトルクダウンを行うとともに(ステップS1)、CPUが有するタイマをスタートさせる(ステップS2)。
ここで、ECU14は、クラッチ2が完全継合状態にあるときのドライブラインの振動系の固有周期T1の略半分の時間(T1/2)がタイマによって計測されたか否かを判断する(ステップS3)。
ここで、ドライブラインの振動系の固有周期T1は、車両の諸元値に基づいて予め定められる。具体的には、固有周期T2は、ドライブシャフト5の剛性kと、クラッチ2が完全継合状態にあるときのドライブラインに設けられた回転体の慣性モーメントI1とによって以下のように定められる。なお、変速機3と差動歯車装置4とを連結するプロペラシャフトの剛性は、ドライブシャフト5の剛性kに対して十分に高いため、固有周期T1を求める際には、無視してもよい。
T1=2π√(I1/k)
慣性モーメントI1は、変速機3において成立しているギヤ段毎に異なるため、ECU14のROM等の記憶媒体には、ギヤ段に対して固有周期T1が対応付けられた第1の固有周期マップが予め格納されている。したがって、ECU14は、この第1の固有周期マップを参照することによって、固有周期T1を得ることができる。
ステップS3において、時間(T1/2)がタイマによって計測されていないとECU14が判断した場合には、ECU14の動作はステップS3に戻る。一方、時間(T1/2)がタイマによって計測されたと判断した場合には、ECU14は、エンジントルクTeが0になるようスロットル開度θTHを変更することによって第2のトルクダウンを行う(ステップS4)。
第2のトルクダウンが完了すると、ECU14は、クラッチ2が解放状態となるよう、クラッチソレノイドバルブ8を制御する(ステップS5)。クラッチ2が解放状態になると、ECU14は、セレクトソレノイドバルブ9およびシフトソレノイドバルブ10を介して、変速要求信号Sに応じた変速機3の変速制御を行う。
図4は、本発明の実施の形態に係るECU14にシフト操作装置45から変速要求信号Sが受信されたときの各部の動作タイミングを示すタイミング図である。図4において、(a)は、エンジン回転速度NE、(b)は、エンジントルクTe、(c)は、クラッチストローク、(d)は、クラッチ伝達トルクTcl、(e)は、駆動トルクをそれぞれ表している。
図4に示すように、ECU14に変速要求信号Sが入力されると、時刻t1で第1のトルクダウンが行われ、時刻t1におけるエンジントルクTeが略半分に低減される。これにより、クラッチ伝達トルクTclも略半分に低減される。
ここで、時刻t1から時間(T1/2)が経過した時刻t2で、第2のトルクダウンが行われ、エンジントルクTeが略ゼロに低減される。これにより、クラッチ伝達トルクTclも略ゼロに低減される。
図5は、ECU14による各トルクダウンによって生じる駆動捩り振動を示すタイミング図であり、(a)は、第1のトルクダウンによって生じる駆動捩り振動、(b)は、第2のトルクダウンによって生じる駆動捩り振動、(c)は、各トルクダウンによる駆動捩り振動を合成したものをそれぞれ表している。
第1のトルクダウンによって生じる駆動捩り振動は、クラッチ2が完全継合状態にあるときのドライブラインの固有周期T1の逆数となるため、第1のトルクダウンを行った時刻t1から固有周期T1の略半分の時間が経過した時刻t2で第2のトルクダウンを行うことにより、第1のトルクダウンによって生じる駆動捩り振動と、第2のトルクダウンによって生じる駆動捩り振動とが逆位相の関係になる。
この結果、図5(c)に示すように、第1のトルクダウンによって生じる駆動捩り振動と、第2のトルクダウンによって生じる駆動捩り振動とが相互に打ち消し合い、その後クラッチ2を解放状態にした場合でも、クラッチ伝達トルクTclが0になっているため、駆動捩り振動が発生せず、変速機3にかかるトルクの変動が抑制される。
以上のように、本発明の実施の形態に係る車両駆動装置によれば、変速機3のギヤ段を変更するためにクラッチ2を解放するときに、車両の諸元値および状態に応じたタイミングでトルクダウンを2段階に分けて行うことにより、変速機3にかかるトルクの変動を抑制することができる。
すなわち、本発明の実施の形態に係る車両駆動装置によれば、従来の車両の制御装置のように、エンジン出力の設定値および維持時間、または、半クラッチの位置および維持時間等の値をギヤ段毎に実験によって予め得ておく必要がなくなるため、多大な工数を要することなく、変速時に変速機3にかかる荷重を低減することができる。
(第2の実施の形態)
本発明の車両の制御装置を適用した第2の実施の形態としての車両駆動装置は、図1に示したECU14のCPUに実行させるプログラムを以下に説明するように変更することによって実現することができる。
したがって、本実施の形態としての車両駆動装置は、本発明の第1の実施の形態としての車両駆動装置と同一なハードウェア構成を有するため、本実施の形態の各構成要素については、本発明の第1の実施の形態の各構成要素と同一な符号を付して説明する。
本実施の形態において、ECU14は、クラッチ2が解放状態となるように、クラッチソレノイドバルブ8を制御することにより、第2のトルクダウンを行うようになっている。
図6は、本発明の実施の形態に係るECU14にシフト操作装置45から変速要求信号Sが受信されたときのECU14のクラッチ解放動作を説明するためのフロー図である。
変速要求信号Sを受信すると、まず、ECU14は、現在のエンジントルクTeが略半分になるようスロットル開度θTHを変更することによって第1のトルクダウンを行うとともに(ステップS11)、CPUが有するタイマをスタートさせる(ステップS12)。
なお、ECU14は、これに限定されず、点火装置49の点火時期を変更することによって第1のトルクダウンを行うようにしてもよい。また、ECU14は、スロットル開度θTHおよび点火装置49の点火時期を変更することによって第1のトルクダウンを行うようにしてもよい。
このように、ECU14は、様々な方法で第1のトルクダウンを行うことができるが、本実施の形態においては、スロットル開度θTHを変更することによって第1のトルクダウンを行うものとする。
次に、ECU14は、クラッチ2が完全継合状態にあるときのドライブラインの振動系の固有周期T1の略半分の時間(T1/2)がタイマによって計測されたか否かを判断する(ステップS13)。
ここで、ドライブラインの振動系の固有周期T1は、本発明の第1の実施の形態で説明したように、ECU14のROM等の記憶媒体に予め格納され、ギヤ段に対して固有周期T1が対応付けられた第1の固有周期マップから得ることができる。
なお、ECU14がエンジントルクTeを変更するように指示してから、実際にトルクダウンが開始されるまでの応答時間と、ECU14がクラッチ2を解放状態にするように指示してから、実際にトルクダウンが開始されるまでの応答時間との間に差が生じる場合には、ECU14は、この応答時間の差に基づいて時間(T1/2)を補正する必要がある。本実施の形態においては、本発明を理解しやすくするために、上述した応答時間の差が0であるものとして説明する。
ステップS13において、時間(T1/2)がタイマによって計測されていないとECU14が判断した場合には、ECU14の動作はステップS13に戻る。一方、時間(T1/2)がタイマによって計測されたと判断した場合には、ECU14は、クラッチ2が解放状態となるように、クラッチソレノイドバルブ8を制御する第2のトルクダウンを行う(ステップS14)。
クラッチ2が解放状態になると、ECU14は、セレクトソレノイドバルブ9およびシフトソレノイドバルブ10を介して、変速要求信号Sに応じた変速機3の変速制御を行う。
図7は、本発明の実施の形態に係るECU14にシフト操作装置45から変速要求信号Sが受信されたときの各部の動作タイミングを示すタイミング図である。図7において、(a)は、エンジン回転速度NEおよびクラッチ回転速度、(b)は、エンジントルクTe、(c)は、クラッチストローク、(d)は、クラッチ伝達トルクTcl、(e)は、駆動トルクをそれぞれ表している。
図7に示すように、ECU14に変速要求信号Sが入力されると、時刻t1で第1のトルクダウンが行われ、時刻t1におけるエンジントルクTeが略半分に低減される。これにより、クラッチ伝達トルクTclも略半分に低減される。
ここで、時刻t1から時間(T1/2)が経過した時刻t2で、第2のトルクダウンが行われ、クラッチ2が解放状態となる。これにより、クラッチ伝達トルクTclが略ゼロに低減される。
したがって、本発明の第1の実施の形態において図5に示したように、第1のトルクダウンによって生じる駆動捩り振動と、第2のトルクダウンによって生じる駆動捩り振動とが相互に打ち消し合うため、第2のトルクダウン完了後の駆動捩り振動が発生せず、変速機3にかかるトルクの変動が抑制される。
以上のように、本発明の実施の形態に係る車両駆動装置によれば、本発明の第1の実施の形態に係る車両駆動装置と同様な効果が得られる。
(第3の実施の形態)
本発明の車両の制御装置を適用した第3の実施の形態としての車両駆動装置は、図1に示したECU14のCPUに実行させるプログラムを以下に説明するように変更することによって実現することができる。
したがって、本実施の形態としての車両駆動装置は、本発明の第1の実施の形態としての車両駆動装置と同一なハードウェア構成を有するため、本実施の形態の各構成要素については、本発明の第1の実施の形態の各構成要素と同一な符号を付して説明する。
本実施の形態において、ECU14は、クラッチ伝達トルクTclが略半分になるように、クラッチソレノイドバルブ8を制御することにより、第1のトルクダウンを行うとともに、クラッチ2が解放状態となるように、クラッチソレノイドバルブ8を制御することにより、第2のトルクダウンを行うようになっている。
図8は、本発明の実施の形態に係るECU14にシフト操作装置45から変速要求信号Sが受信されたときのECU14のクラッチ解放動作を説明するためのフロー図である。
変速要求信号Sを受信すると、まず、ECU14は、現在のクラッチ伝達トルクTclが略半分になるようクラッチソレノイドバルブ8を制御する第1のトルクダウンを行うとともに(ステップS21)、CPUが有するタイマをスタートさせる(ステップS22)。
ここで、ECU14は、クラッチ伝達トルクTclを略半分にするために、車体の慣性モーメントIBodyと、変速機3の慣性モーメントITMと、車両の前後の加速度αとに基づいて、現在のクラッチ伝達トルクTclを以下のように算出する。
Tcl=(IBody+ITM)×α
ここで、車体の慣性モーメントIBodyおよび変速機3の慣性モーメントITMは、設計段階で、各部の形状および材料密度等に基づいてギヤ段毎に予め定めることができる。また、車両の前後の加速度αは、車速センサ40によって検出された車速Vを微分することによって得ることができる。
一方、ECU14のフラッシュメモリ等の記憶媒体には、クラッチソレノイドバルブ8の制御量(以下、「クラッチストローク」という。)に対してクラッチ2の伝達トルク容量が対応付けられたクラッチ伝達トルク容量マップが予め記憶されている。
ここで、クラッチ伝達トルク容量マップは、予め設計諸元値から得ることができるが、クラッチディスク23等の摩擦材の磨耗等の経時変化があるため、ECU14は、エンジン回転速度NEとクラッチ出力軸22の回転速度に差があるとき(クラッチ2が半クラッチ状態にあるとき)に、クラッチ伝達トルクTclとクラッチストロークとの関係をクラッチ伝達トルク容量マップに学習させるようになっている。
このように、ECU14は、クラッチ伝達トルク容量マップにおいて変速機3に成立しているギヤ段に対応する伝達トルク容量から、変速要求時のクラッチ伝達トルクTclを略半分にするためのクラッチストロークをクラッチ伝達トルク容量マップに基づいてクラッチソレノイドバルブ8に指示することにより、第1のトルクダウンを行うようになっている。
第1のトルクダウンを行うと、ECU14は、クラッチ2が解放状態にあるときのドライブラインの振動系の固有周期T2の略半分の時間(T2/2)がタイマによって計測されたか否かを判断する(ステップS23)。
ここで、ドライブラインの振動系の固有周期T2は、車両の諸元値に基づいて予め定められる。具体的には、固有周期T2は、ドライブシャフト5の剛性kと、クラッチ2が解放状態にあるときのドライブラインに設けられた回転体の慣性モーメントI2とによって以下のように事前に定められる。
T2=2π√(I2/k)
慣性モーメントI2は、変速機3において成立しているギヤ段毎に異なるため、ECU14のROM等の記憶媒体には、ギヤ段に対して固有周期T2が対応付けられた第2の固有周期マップが予め格納されている。したがって、ECU14は、この第2の固有周期マップを参照することによって、固有周期T2を得ることができる。
ステップS23において、時間(T2/2)がタイマによって計測されていないとECU14が判断した場合には、ECU14の動作はステップS23に戻る。一方、時間(T2/2)がタイマによって計測されたと判断した場合には、ECU14は、クラッチ伝達トルクTclが0になるようクラッチソレノイドバルブ8を制御する第2のトルクダウンを行う(ステップS24)。
クラッチ2が解放状態になると、ECU14は、セレクトソレノイドバルブ9およびシフトソレノイドバルブ10を介して、変速要求信号Sに応じた変速機3の変速制御を行う。
図9は、本発明の実施の形態に係るECU14にシフト操作装置45から変速要求信号Sが受信されたときの各部の動作タイミングを示すタイミング図である。図9において、(a)は、エンジン回転速度NEおよびクラッチ回転速度、(b)は、エンジントルクTe、(c)は、クラッチストローク、(d)は、クラッチ伝達トルクTcl、(e)は、駆動トルクをそれぞれ表している。
図9に示すように、ECU14に変速要求信号Sが入力されると、時刻t1で第1のトルクダウンが行われ、時刻t1におけるクラッチ伝達トルクTclが略半分になるようクラッチソレノイドバルブ8がECU14によって制御される。
ここで、時刻t1から時間(T2/2)が経過した時刻t3で、第2のトルクダウンが行われ、クラッチ2が解放状態となり、クラッチ伝達トルクTclが略ゼロに低減される。
したがって、本発明の第1の実施の形態において図5に示したように、第1のトルクダウンによって生じる駆動捩り振動と、第2のトルクダウンによって生じる駆動捩り振動とが相互に打ち消し合うため、第2のトルクダウン完了後の駆動捩り振動が発生せず、変速機3にかかるトルクの変動が抑制される。
以上のように、本発明の実施の形態に係る車両駆動装置によれば、本発明の第1の実施の形態に係る車両駆動装置と同様な効果が得られる。
本発明の実施の形態に係る車両駆動装置の構成を示す構成図である。 本発明の実施の形態に係るクラッチの構成を示す構成図である。 本発明の第1の実施の形態に係るECUに変速要求信号が受信されたときのECUのクラッチ解放動作を説明するためのフロー図である。 本発明の第1の実施の形態に係るECUに変速要求信号が受信されたときの各部の動作タイミングを示すタイミング図である。 本発明の第1の実施の形態に係るECUによる各トルクダウンによって生じる駆動捩り振動を示すタイミング図である。 本発明の第2の実施の形態に係るECUに変速要求信号が受信されたときのECUのクラッチ解放動作を説明するためのフロー図である。 本発明の第2の実施の形態に係るECUに変速要求信号が受信されたときの各部の動作タイミングを示すタイミング図である。 本発明の第3の実施の形態に係るECUに変速要求信号が受信されたときのECUのクラッチ解放動作を説明するためのフロー図である。 本発明の第3の実施の形態に係るECUに変速要求信号が受信されたときの各部の動作タイミングを示すタイミング図である。 常時噛み合い式の変速機の一部の構成を示す構成図である。
符号の説明
1 エンジン(動力源)
2 クラッチ
3 変速機
4 差動歯車装置
5 ドライブシャフト
6 駆動輪
7 油圧回路
8 クラッチソレノイドバルブ
9 セレクトソレノイドバルブ
10 シフトソレノイドバルブ
11 クラッチレリーズシリンダ
12 セレクトシリンダ
13 シフトシリンダ
14 ECU(第1のトルクダウン手段、第2のトルクダウン手段、車両の制御装置)
20 クランクシャフト
21 フライホイール
22 クラッチ出力軸
23 クラッチディスク
24 クラッチハウジング
25 プレッシャプレート
26 ダイヤフラムスプリング
27 レリーズスリーブ
29 レリーズフォーク
30 ピストン
31 ロッド
40 車速センサ
41 エアフローセンサ
42 吸気温センサ
43 エンジン回転速度センサ
44 水温センサ
45 シフト操作装置
46 スロットルアクチュエータ
47 スロットルバルブ
48 燃料噴射装置
49 点火装置
50 ギヤピース
51 スリーブ
52 シフトフォーク

Claims (8)

  1. 車両に搭載された変速機のギヤ段が変更されるときに、動力源から前記変速機に動力を伝達するクラッチを解放するよう制御する車両の制御装置において、
    前記変速機に伝達されているトルクを略半分に低減させる第1のトルクダウンを行う第1のトルクダウン手段と、
    前記変速機に伝達されているトルクを略ゼロに低減させる第2のトルクダウンを行う第2のトルクダウン手段と、を備え、
    前記第2のトルクダウン手段は、前記第1のトルクダウンが行われてから、ドライブラインの振動系の固有周期の略半分の時間が経過したときに、前記第2のトルクダウンを行うことを特徴とする車両の制御装置。
  2. 前記第1のトルクダウン手段および前記第2のトルクダウン手段は、前記クラッチが解放される前に、前記動力源に発生させる動力を変更することによって、前記変速機に伝達されているトルクを低減させることを特徴とする請求項1に記載の車両の制御装置。
  3. 前記第1のトルクダウン手段は、前記動力源に発生させる動力を変更することによって、前記変速機に伝達されているトルクを低減させ、
    前記第2のトルクダウン手段は、前記クラッチの継合状態を変更することによって、前記変速機に伝達されているトルクを低減させることを特徴とする請求項1に記載の車両の制御装置。
  4. 前記ドライブラインの振動系の固有周期は、前記クラッチが完全継合状態にあるときのドライブラインの振動系の固有周期であることを特徴とする請求項2または請求項3に記載の車両の制御装置。
  5. 前記第1のトルクダウン手段および前記第2のトルクダウン手段は、前記クラッチの継合状態を変更することによって、前記変速機に伝達されているトルクを低減させることを特徴とする請求項1に記載の車両の制御装置。
  6. 前記ドライブラインの振動系の固有周期は、前記クラッチが解放状態にあるときのドライブラインの振動系の固有周期であることを特徴とする請求項5に記載の車両の制御装置。
  7. 前記ドライブラインの振動系の固有周期は、ドライブシャフトの剛性と、ドライブラインに設けられた回転体の慣性モーメントとによって予め定められていることを特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれか1の請求項に記載の車両の制御装置。
  8. 前記ドライブラインの振動系の固有周期は、前記変速機における変速前のギヤ段毎に予め定められていることを特徴とする請求項1ないし請求項7のいずれか1の請求項に記載の車両の制御装置。
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