JP2009256254A5 - - Google Patents
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この様な状況に鑑みて、本発明者らは、優れた均一分散安定性を有する、化粧料用の輸送媒体を求めて、鋭意研究努力を重ねた結果、化粧料に配合すべき小球体であって、ビス
(N−ラウロイルグルタミル)リジンと、(メタ)アクリル酸のアミノ酸乃至はアミン誘導体を構成モノマーとする、ホモポリマー乃至はコポリマーとを含有する脂質二重膜構造の外殻を有するベシクルがその様な特性を備えていることを見出し、発明を完成させるに至った。即ち、本発明は、以下に示すとおりである。
<1>1)ビス(N−ラウロイルグルタミル)リジンと、2)(メタ)アクリル酸のアミノ酸乃至はアミン誘導体を構成モノマーとするホモポリマー乃至はコポリマー、とを含有する脂質二重膜構造の外殻を有するベシクルであることを特徴とする化粧料用小球体。
<2>前記(メタ)アクリル酸のアミノ酸乃至はアミン誘導体は、メタクリロイルオキシエチルホスホリルコリン乃至はメタアクリロイルリジンであることを特徴とする、<1>に記載の化粧料用小球体。
<3>(メタ)アクリル酸のアミノ酸乃至はアミン誘導体を構成モノマーとする、ホモポリマー乃至はコポリマーは、メタクリロイルオキシエチルホスホリルコリンホモポリマー及び/又はポリメタアクリロイルリジンであることを特徴とする、<1>又は<2>に記載の化粧料用小球体。
<4>ε,γ−グルタミルリジン、オウレン抽出物、ノコギリソウ抽出物、オトギリソウ抽出物、チョウジ抽出物、ウルソール酸類、ポンカン抽出物及びスフィンゴ糖脂質からなる群から選択される有効成分を含有することを特徴とする、<1>〜<3>の何れかに記載の化粧料用小球体。
<5><1>〜<4>の何れかに記載の化粧料用小球体を含有してなる化粧料。
<6>前記化粧料は、クレンジング化粧料又は水性洗浄料であることを特徴とする、<5>に記載の化粧料。
(N−ラウロイルグルタミル)リジンと、(メタ)アクリル酸のアミノ酸乃至はアミン誘導体を構成モノマーとする、ホモポリマー乃至はコポリマーとを含有する脂質二重膜構造の外殻を有するベシクルがその様な特性を備えていることを見出し、発明を完成させるに至った。即ち、本発明は、以下に示すとおりである。
<1>1)ビス(N−ラウロイルグルタミル)リジンと、2)(メタ)アクリル酸のアミノ酸乃至はアミン誘導体を構成モノマーとするホモポリマー乃至はコポリマー、とを含有する脂質二重膜構造の外殻を有するベシクルであることを特徴とする化粧料用小球体。
<2>前記(メタ)アクリル酸のアミノ酸乃至はアミン誘導体は、メタクリロイルオキシエチルホスホリルコリン乃至はメタアクリロイルリジンであることを特徴とする、<1>に記載の化粧料用小球体。
<3>(メタ)アクリル酸のアミノ酸乃至はアミン誘導体を構成モノマーとする、ホモポリマー乃至はコポリマーは、メタクリロイルオキシエチルホスホリルコリンホモポリマー及び/又はポリメタアクリロイルリジンであることを特徴とする、<1>又は<2>に記載の化粧料用小球体。
<4>ε,γ−グルタミルリジン、オウレン抽出物、ノコギリソウ抽出物、オトギリソウ抽出物、チョウジ抽出物、ウルソール酸類、ポンカン抽出物及びスフィンゴ糖脂質からなる群から選択される有効成分を含有することを特徴とする、<1>〜<3>の何れかに記載の化粧料用小球体。
<5><1>〜<4>の何れかに記載の化粧料用小球体を含有してなる化粧料。
<6>前記化粧料は、クレンジング化粧料又は水性洗浄料であることを特徴とする、<5>に記載の化粧料。
前記の成分以外に、本発明のベシクルにおいては通常化粧料で使用される任意成分や、皮膚内に配向すべき有効成分を含有することが出来る。任意成分としては、例えば、セラミド類、レシチン、ホスファチジルエタノールアミンなどのリン脂質、コレステロール、フィトステロール、グリセリンや1,3−ブタンジオールなどの多価アルコール等、外殻形成成分、セイヨウノコギリソウ等のノコギリソウ抽出物、オトギリソウ抽出物、オウゴン抽出物、オウレン抽出物、ジュ抽出物、クジン抽出物、チョウジ抽出物、ポンカン抽出物、ミカン抽出物などの生薬抽出物、好ましくは、オウレン抽出物、ノコギリソウ抽出物、オトギリソウ抽出物、チョウジ抽出物及びポンカン抽出物から選択されるもの、アスコルビン酸、アスコルビン酸リン酸エステル、アスコルビン酸グルコシドのようなアスコルビン酸配糖体、4−アルキルレゾルシノール、アルブチン、トラネキサム酸乃至はそのメチルアミドのような誘導体、或いはこれらの塩に代表される美白剤、ウルソール酸、ウルソール酸ベンジル、ウルソール酸オレイルなどのウルソール酸エステル、好ましくは、ウルソール酸ベンジル、スフィンゴリン脂質、スフィンゴ糖脂質、スフィンゴシンなどのスフィンゴ類、好ましくはスフィンゴ糖脂質等、皮膚に配向すべき有効成分などが好適に例示できる。かかる成分はそれぞれ、ベシクル全質量に対して、0.01〜10質量%含有することが好ましい。又、含有しないことも可能である。
本発明の化粧料に於いては、前記成分以外に、化粧料に於いて通常用いられる成分を任意に含有させることが出来る。この様な成分としては、例えば、マカデミアナッツ油、アボカド油、トウモロコシ油、オリーブ油、ナタネ油、ゴマ油、ヒマシ油、サフラワー油、綿実油、ホホバ油、ヤシ油、パーム油、液状ラノリン、硬化ヤシ油、硬化油、モクロウ、硬化ヒマシ油、ミツロウ、キャンデリラロウ、カルナウバロウ、イボタロウ、ラノリン、還元ラノリン、硬質ラノリン、ホホバロウ等のオイル、ワックス類、流動パラフィン、スクワラン、プリスタン、オゾケライト、パラフィン、セレシン、ワセリン、マイクロクリスタリンワックス等の炭化水素類、オレイン酸、イソステアリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘン酸、ウンデシレン酸等の高級脂肪酸類、セチルアルコール、ステアリルアルコール、イソステアリルアルコール、ベヘニルアルコール、オクチルドデカノール、ミリスチルアルコール、セトステアリルアルコール等の高級アルコール等、イソオクタン酸セチル、ミリスチン酸イソプロピル、イソステアリン酸ヘキシルデシル、アジピン酸ジイソプロピル、セバチン酸ジ−2−エチルヘキシル、乳酸セチル、リンゴ酸ジイソステアリル、ジ−2−エチルヘキサン酸エチレングリコール、ジカプリン酸ネオペンチルグリコール、ジ−2−ヘプチルウンデカン酸グリセリン、トリ−2−エチルヘキサン酸グリセリン、トリ−2−エチルヘキサン酸トリメチロールプロパン、トリイソステアリン酸トリメチロールプロパン、テトラ−2−エチルヘキサン酸ペンタンエリトリット等の合成エステル油類、ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、ジフェニルポリシロキサン等の鎖状ポリシロキサン、オクタメチルシクロテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、ドデカメチルシクロヘキサンシロキサン等の環状ポリシロキサン、アミノ変性ポリシロキサン、ポリエーテル変性ポリシロキサン、アルキル変性ポリシロキサン、フッ素変性ポリシロキサン等の変性ポリシロキサン等のシリコーン油等の油剤類、脂肪酸セッケン(ラウリン酸ナトリウム、パルミチン酸ナトリウム等)、ラウリル硫酸カリウム、アルキル硫酸トリエタノールアミンエーテル等のアニオン界面活性剤類、塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、塩化ベンザルコニウム、ラウリルアミンオキサイド等のカチオン界面活性剤類、イミダゾリン系両性界面活性剤(2−ココイル−2−イミダゾリニウムヒドロキサイド−1−カルボキシエチロキシ2ナトリウム塩等)、ベタイン系界面活性剤(アルキルベタイン、アミドベタイン、スルホベタイン等)、アシルメチルタウリン等の両性界面活性剤類、ソルビタン脂肪酸エステル類(ソルビタンモノステアレート、セスキオレイン酸ソルビタン等)、グリセリン脂肪酸類(モノステアリン酸グリセリン等)、プロピレングリコール脂肪酸エステル類(モノステアリン酸プロピレングリコール等)、硬化ヒマシ油誘導体、グリセリンアルキルエーテル、POEソルビタン脂肪酸エステル類(POEソルビタンモノオレエート、モノステアリン酸ポリオキエチレンソルビタン等)、POEソルビット脂肪酸エステル類(POE−ソルビットモノラウレート等)、POEグリセリン脂肪酸エステル類(POE−グリセリンモノイソステアレート等)、POE脂肪酸エステル類(ポリエチレングリコールモノオレート、POEジステアレート等)、POEアルキルエーテル類(POE2−オクチルドデシルエーテル等)、POEアルキルフェニルエーテル類(POEノニルフェニルエーテル等)、プルロニック型類、POE・POPアルキルエーテル類(POE・POP2−デシルテトラデシルエーテル等)、テトロニック類、POEヒマシ油・硬化ヒマシ油誘導体(POEヒマシ油、POE硬化ヒマシ油等)、ショ糖脂肪酸エステル、アルキルグルコシド等の非イオン界面活性剤類、ビス(N−ラウロイルグルタミン酸)リジン等のアシル(ポリ)アミノ酸及び/又はその塩、ポリエチレングリコール、グリセリン、1,3−ブチレングリコール、エリスリトール、ソルビトール、キシリトール、マルチトール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、ジグリセリン、イソプレングリコール、1,2−ペンタンジオール、2,4−ヘキサンジオール、1,2−ヘキサンジオール、1,2−オクタンジオール等の多価アルコール類、ピロリドンカルボン酸ナトリウム、乳酸、乳酸ナトリウム等の保湿成分類、表面を処理されていても良い、マイカ、タルク、カオリン、合成雲母、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、無水ケイ酸(シリカ)、酸化アルミニウム
、硫酸バリウム等の粉体類、表面を処理されていても良い、ベンガラ、黄酸化鉄、黒酸化鉄、酸化コバルト、群青、紺青、酸化チタン、酸化亜鉛の無機顔料類、表面を処理されていても良い、雲母チタン、魚燐箔、オキシ塩化ビスマス等のパール剤類、レーキ化されていても良い赤色202号、赤色228号、赤色226号、黄色4号、青色404号、黄色5号、赤色505号、赤色230号、赤色223号、橙色201号、赤色213号、黄色204号、黄色203号、青色1号、緑色201号、紫色201号、赤色204号等の有機色素類、ポリエチレン末、ポリメタクリル酸メチル、ナイロン粉末、オルガノポリシロキサンエラストマー等の有機粉体類、パラアミノ安息香酸系紫外線吸収剤、アントラニル酸系紫外線吸収剤、サリチル酸系紫外線吸収剤、桂皮酸系紫外線吸収剤、ベンゾフェノン系紫外線吸収剤、糖系紫外線吸収剤、2−(2’−ヒドロキシ−5’−t−オクチルフェニル)ベンゾトリアゾール、4−メトキシ−4’−t−ブチルジベンゾイルメタン等の紫
外線吸収剤類、エタノール、イソプロパノール等の低級アルコール類、ビタミンA又はその誘導体、ビタミンB 6 塩酸塩、ビタミンB 6 トリパルミテート、ビタミンB 6 ジオクタノ
エート、ビタミンB 2 又はその誘導体、ビタミンB 12 、ビタミンB 15 又はその誘導体等の
ビタミンB類、α−トコフェロール、β−トコフェロール、γ−トコフェロール、ビタミンEアセテート等のビタミンE類、ビタミンD類、ビタミンH、パントテン酸、パンテチン、ピロロキノリンキノン等のビタミン類等、フェノキシエタノール等の抗菌剤などが好ましく例示できる。かかる成分と、前記の必須の成分とを常法に従って処理することにより、本発明の化粧料は製造できる。
、硫酸バリウム等の粉体類、表面を処理されていても良い、ベンガラ、黄酸化鉄、黒酸化鉄、酸化コバルト、群青、紺青、酸化チタン、酸化亜鉛の無機顔料類、表面を処理されていても良い、雲母チタン、魚燐箔、オキシ塩化ビスマス等のパール剤類、レーキ化されていても良い赤色202号、赤色228号、赤色226号、黄色4号、青色404号、黄色5号、赤色505号、赤色230号、赤色223号、橙色201号、赤色213号、黄色204号、黄色203号、青色1号、緑色201号、紫色201号、赤色204号等の有機色素類、ポリエチレン末、ポリメタクリル酸メチル、ナイロン粉末、オルガノポリシロキサンエラストマー等の有機粉体類、パラアミノ安息香酸系紫外線吸収剤、アントラニル酸系紫外線吸収剤、サリチル酸系紫外線吸収剤、桂皮酸系紫外線吸収剤、ベンゾフェノン系紫外線吸収剤、糖系紫外線吸収剤、2−(2’−ヒドロキシ−5’−t−オクチルフェニル)ベンゾトリアゾール、4−メトキシ−4’−t−ブチルジベンゾイルメタン等の紫
外線吸収剤類、エタノール、イソプロパノール等の低級アルコール類、ビタミンA又はその誘導体、ビタミンB 6 塩酸塩、ビタミンB 6 トリパルミテート、ビタミンB 6 ジオクタノ
エート、ビタミンB 2 又はその誘導体、ビタミンB 12 、ビタミンB 15 又はその誘導体等の
ビタミンB類、α−トコフェロール、β−トコフェロール、γ−トコフェロール、ビタミンEアセテート等のビタミンE類、ビタミンD類、ビタミンH、パントテン酸、パンテチン、ピロロキノリンキノン等のビタミン類等、フェノキシエタノール等の抗菌剤などが好ましく例示できる。かかる成分と、前記の必須の成分とを常法に従って処理することにより、本発明の化粧料は製造できる。
Claims (6)
- 1)ビス(N−ラウロイルグルタミル)リジンと、2)(メタ)アクリル酸のアミノ酸乃至はアミン誘導体を構成モノマーとするホモポリマー乃至はコポリマー、とを含有する脂質二重膜構造の外殻を有するベシクルであることを特徴とする化粧料用小球体。
- 前記(メタ)アクリル酸のアミノ酸乃至はアミン誘導体は、メタクリロイルオキシエチルホスホリルコリン乃至はメタアクリロイルリジンであることを特徴とする、請求項1に記載の化粧料用小球体。
- (メタ)アクリル酸のアミノ酸乃至はアミン誘導体を構成モノマーとする、ホモポリマー乃至はコポリマーは、メタクリロイルオキシエチルホスホリルコリンホモポリマー及び/又はポリメタアクリロイルリジンであることを特徴とする、請求項1又は2に記載の化粧料用小球体。
- ε,γ−グルタミルリジン、オウレン抽出物、ノコギリソウ抽出物、オトギリソウ抽出物、チョウジ抽出物、ウルソール酸類、ポンカン抽出物及びスフィンゴ糖脂質からなる群から選択される有効成分を含有することを特徴とする、請求項1〜3何れか1項に記載の化粧料用小球体。
- 請求項1〜4何れか1項に記載の化粧料用小球体を含有してなる化粧料。
- 前記化粧料は、クレンジング化粧料又は水性洗浄料であることを特徴とする、請求項5に記載の化粧料。
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---|---|---|---|
JP2008108264A JP2009256254A (ja) | 2008-04-17 | 2008-04-17 | 化粧料用の小球体及び該小球体を含有してなる化粧料 |
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Publication Number | Publication Date |
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