JP2007119393A5 - - Google Patents

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角栓が毛穴の肥大、ダニなどの生物の温床となり、これが炎症などの原因になる等種々の肌トラブルと肌の美観を損なうことの原因となっていることは広く知られていることであり、肌を健やかに保つためには角栓の除去が欠かせないことは業界の常識となっている。この様な状況を反映して、種々の角栓除去用の化粧料が開発され、販売されている。この様な化粧料としては、例えば、支持体上に粘着剤を塗工して、これを小鼻などの角栓の存する部位に貼付し、粘着剤を固化させ、しかる後に剥離し、角栓を除去するもの(例えば、特許文献1を参照)、油性成分の溶剤効果により、角栓を皮膚に固着させている脂肪酸を溶解せしめ、物理的揉み出しによって角栓を除去するもの(例えば、特許文献2を参照)、アルカリにより脂肪酸を可溶化し、角栓の構造をゆるめ物理的な擦過により除去する化粧料(例えば、特許文献3を参照)などが存する。しかしながら、これらの方法では何れも、化粧料に由来する刺激が強すぎ、擦過や剥離などにより皮膚を損傷が起こりやすい等の欠点が存した。これらの方法の中で、溶剤効果を利用するものについて、クレンジング化粧料として、その溶剤効果を有する成分として、アシル化アミノ酸エステルを選択して採用することにより、角栓も除去できるクレンジング効果を実現し、角栓除去効果の向上とともに刺激を軽減する技術も開発され、著効も得た(例えば、特許文献4を参照)が、この方法に於いては、角栓除去率が一つの課題として残っていた。これはアシル化アミノ酸のエステルと角栓のコンプレックス毛穴、及び、皮膚と親和性が高いためであると思われる。ダイマー酸のエステルについては、保湿性に優れる、粘ちょうな油脂であり、保湿などの目的で化粧料に使用されているが、角栓除去への効果は全く知られていない。(例えば、特許文献5、特許文献6、特許文献7を参照)

この様な状況に鑑みて、本発明者らは、クレンジング化粧料でありながら、角栓除去作用を有する化粧料を求め、鋭意研究努力を重ねた結果、1)ダイマー酸のジエステルから選択される1種乃至は2種以上と、2)モノ脂肪酸ポリグリセリルから選択される1種乃至は2種以上とを含有するクレンジング化粧料がその様な特性を有していることを見出し、発明を完成させるに至った。即ち、本発明は、以下に示すとおりである。
(1)1)ダイマー酸のエステルから選択される1種乃至は2種以上と、2)モノ脂肪酸ポリグリセリルから選択される1種乃至は2種以上とを含有することを特徴とする、化粧料。
(2)前記ダイマー酸のエステルとして、ダイマージリノール酸ダイマージリノレイルを含有することを特徴とする、(1)に記載の化粧料。
(3)前記モノ脂肪酸ポリグリセリルが、モノ脂肪酸ジグリセリルであることを特徴とする、(1)又は(2)に記載の化粧料。
(4)前記モノ脂肪酸ポリグリセリルが、モノラウリン酸ジグリセリルであることを特徴とする、(1)〜(3)何れか1項に記載の化粧料。
(5)更に、アシル化アミノ酸のエステルを含有することを特徴とする、(1)〜(4)何れか1項に記載の化粧料。
(6)前記アシル化アミノ酸のエステルとして、N−アシルサルコシンアルキルエステル及び/又はN−アシルメチルアミノプロピオン酸アルキルエステルを含有することを特徴とする、(5)に記載の化粧料。
(7)クレンジング化粧料であることを特徴とする、(1)〜(6)何れか1項に記載の化粧料。
(8)角栓除去用であることを特徴とする(1)〜(7)何れか1項に記載の化粧料。
(9)ウォッシュオフタイプであることを特徴とする、(1)〜(8)何れか1項に記載の化粧料。
(1)本発明の化粧料の必須成分であるダイマー酸のエステル
本発明の化粧料は、ダイマー酸のエステルを必須成分として、含有することを特徴とする。本発明に言う、ダイマー酸のエステルとは、2分子の不飽和脂肪酸の重合によって得られる2塩基酸のエステルで、例えばダイマージリノール酸、ダイマージリノレイン酸、ダイマージオレイン酸などエステル或いはこれらの水素添加物などが例示できる。かかるダイマー酸のエステルのエステル部分を構成するアルキル基乃至はアルケニル基としては、オレイルアルコール、ステアリルアルコール、ベヘニルアルコール、ラウリルアルコール、リノレイルアルコール等の通常の高級アルコールの他、ダイマージリノレイルアルコールなどの、不飽和アルコール2分子が重合したダイマージオールから誘導されるものなどが好ましく例示できる。これらの内ではダイマージオールが特に好ましく例示できる。かかるアルコール残基についても水素添加されていても良い。この様なダイマー酸のエステルは、多くのものが化粧料用の原料として市販されている。この様な市販品のうち、特に好ましいものは、ダイマー酸硬化ヒマシ油である「リンカスターDA−H」(高級アルコール工業株式会社製)、ダイマー酸エステルである「プランドゥールS」(日本精化株式会社製)、ダイマージリノール酸ダイマージリノレイルである「ラスプランDD−DA7」(日本精化株式会社製)、ダイマージリノール酸イソステアリル/フィトステリルである「ラスプランPI−DA」(日本精化株式会社製)等が好適に例示でき、これらの内では、ダイマージリノール酸ダイマージリノレイルが特に好適に例示できる。本発明の化粧料においては、かかるダイマー酸のエステルは唯一種を含有することも出来るし、二種以上を組み合わせて含有させることも出来る。本発明の化粧料における、ダイマー酸のエステルの好ましい含有量は、総量で、化粧料全量に対して、10〜50質量%であり、より好ましくは25〜45質量%である。この量範囲において、適度な粘着性と脂質溶解性とを化粧料に付与することが出来る。かかる成分は角栓の付着因子となっている脂肪酸などの脂質を溶解するとともに、その粘性により毛穴に充填されている角栓構成成分を擦過に際して引き出す効果を有する。又、角栓を構成する脂質と蛋白のコンプレックスをマトリックスとして、毛穴より溶解離脱せしめる作用にも優れるため、本発明の化粧料に角栓除去効果を付与し、その用途を広げる副次的効果も有する。
本発明の化粧料は、前記必須成分以外に、通常化粧料で使用される任意成分を含有することが出来る。この様な任意成分としては、例えば、マカデミアナッツ油、アボガド油、トウモロコシ油、オリーブ油、ナタネ油、ゴマ油、ヒマシ油、サフラワー油、綿実油、ホホバ油、ヤシ油、パーム油、液状ラノリン、硬化ヤシ油、硬化油、モクロウ、硬化ヒマシ油、ミツロウ、キャンデリラロウ、カルナウバロウ、イボタロウ、ラノリン、還元ラノリン、硬質ラノリン、ホホバロウ等のオイル、ワックス類;流動パラフィン、スクワラン、
プリスタン、オゾケライト、パラフィン、セレシン、ワセリン、マイクロクリスタリンワックス等の炭化水素類;オレイン酸、イソステアリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘン酸、ウンデシレン酸等の高級脂肪酸類;セチルアルコール、ステアリルアルコール、イソステアリルアルコール、ベヘニルアルコール、オクチルドデカノール、ミリスチルアルコール、セトステアリルアルコール等の高級アルコール等;イソオクタン酸セチル、ミリスチン酸イソプロピル、イソステアリン酸ヘキシルデシル、アジピン酸ジイソプロピル、セバチン酸ジ−2−エチルヘキシル、乳酸セチル、リンゴ酸ジイソステアリル、ジ−2−エチルヘキサン酸エチレングリコール、ジカプリン酸ネオペンチルグリコール、ジ−2−ヘプチルウンデカン酸グリセリン、トリ−2−エチルヘキサン酸グリセリン、トリ−2−エチルヘキサン酸トリメチロールプロパン、トリイソステアリン酸トリメチロールプロパン、テトラ−2−エチルヘキサン酸ペンタンエリトリット等の合成エステル油類;炭酸エチレン、炭酸プロピレン、炭酸ジカプリルなどの炭酸ジエステル;ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、ジフェニルポリシロキサン等の鎖状ポリシロキサン;オクタメチルシクロテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、ドデカメチルシクロヘキサンシロキサン等の環状ポリシロキサン;アミノ変性ポリシロキサン、ポリエーテル変性ポリシロキサン、アルキル変性ポリシロキサン、フッ素変性ポリシロキサン等の変性ポリシロキサン等のシリコーン油等の油剤類;脂肪酸セッケン(ラウリン酸ナトリウム、パルミチン酸ナトリウム等)、ラウリル硫酸カリウム、アルキル硫酸トリエタノールアミンエーテル等のアニオン界面活性剤類;塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、塩化ベンザルコニウム、ラウリルアミンオキサイド等のカチオン界面活性剤類;イミダゾリン系両性界面活性剤(2−ココイル−2−イミダゾリニウムヒドロキサイド−1−カルボキシエチロキシ2ナトリウム塩等)、ベタイン系界面活性剤(アルキルベタイン、アミドベタイン、スルホベタイン等)、アシルメチルタウリン等の両性界面活性剤類;ソルビタン脂肪酸エステル類(ソルビタンモノステアレート、セスキオレイン酸ソルビタン等)、プロピレングリコール脂肪酸エステル類(モノステアリン酸プロピレングリコール等)、硬化ヒマシ油誘導体、グリセリンアルキルエーテル、POEソルビタン脂肪酸エステル類(POEソルビタンモノオレエート、モノステアリン酸ポリオキエチレンソルビタン等)、POEソルビット脂肪酸エステル類(POE−ソルビットモノラウレート等)、POEグリセリン脂肪酸エステル類(POE−グリセリンモノイソステアレート等)、POE脂肪酸エステル類(ポリエチレングリコールモノオレート、POEジステアレート等)、POEアルキルエーテル類(POE2−オクチルドデシルエーテル等)、POEアルキルフェニルエーテル類(POEノニルフェニルエーテル等)、プルロニック型類、POE・POPアルキルエーテル類(POE・POP2−デシルテトラデシルエーテル等)、テトロニック類、POEヒマシ油・硬化ヒマシ油誘導体(POEヒマシ油、POE硬化ヒマシ油等)、ショ糖脂肪酸エステル、アルキルグルコシド等の非イオン界面活性剤類;ポリエチレングリコール、グリセリン、1,3−ブチレングリコール、エリスリトール、ソルビトール、キシリトール、マルチトール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、ジグリセリン、イソプレングリコール、1,2−ペンタンジオール、2,4−ヘキサンジオール、1,2−ヘキサンジオール、1,2−オクタンジオール等の多価アルコール類;ピロリドンカルボン酸ナトリウム、乳酸、乳酸ナトリウム等の保湿成分類;表面を処理されていても良い、マイカ、タルク、カオリン、合成雲母、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、無水ケイ酸(シリカ)、酸化アルミニウム、硫酸バリウム等の粉体類、;表面を処理されていても良い、ベンガラ、黄酸化鉄、黒酸化鉄、酸化コバルト、群青、紺青、酸化チタン、酸化亜鉛の無機顔料類;表面を処理されていても良い、雲母チタン、魚燐箔、オキシ塩化ビスマス等のパール剤類;レーキ化されていても良い赤色202号、赤色228号、赤色226号、黄色4号、青色404号、黄色5号、赤色505号、赤色230号、赤色223号、橙色201号、赤色213号、黄色204号、黄色203号、青色1号、緑色201号、紫色201号、赤色204号等の有機色素類;ポリエチレン末、ポリメタクリル酸メチル、ナイロン粉末、オルガノポリシロキサンエラストマー等の有機粉体類;パラアミノ安息香酸系紫外線吸収剤;アントラニ
ル酸系紫外線吸収剤;サリチル酸系紫外線吸収剤;桂皮酸系紫外線吸収剤;ベンゾフェノン系紫外線吸収剤;糖系紫外線吸収剤;2−(2’−ヒドロキシ−5’−t−オクチルフェニル)ベンゾトリアゾール、4−メトキシ−4’−t−ブチルジベンゾイルメタン等の紫外線吸収剤類;エタノール、イソプロパノール等の低級アルコール類;ビタミンA又はその誘導体、ビタミンB 6 塩酸塩、ビタミンB 6 トリパルミテート、ビタミンB 6 ジオクタノエート、ビタミンB 2 又はその誘導体、ビタミンB 12 、ビタミンB 15 又はその誘導体等のビタミンB類;α−トコフェロール、β−トコフェロール、γ−トコフェロール、ビタミンEアセテート等のビタミンE類、ビタミンD類、ビタミンH、パントテン酸、パンテチン、ピロロキノリンキノン等のビタミン類等;フェノキシエタノール等の抗菌剤などが好ましく例示できる。

Claims (9)

  1. 1)ダイマー酸のエステルから選択される1種乃至は2種以上と、2)モノ脂肪酸ポリグリセリルから選択される1種乃至は2種以上とを含有することを特徴とする、化粧料。
  2. 前記ダイマー酸のエステルとして、ダイマージリノール酸ダイマージリノレイルを含有することを特徴とする、請求項1に記載の化粧料。
  3. 前記モノ脂肪酸ポリグリセリルが、モノ脂肪酸ジグリセリルであることを特徴とする、請求項1又は2に記載の化粧料。
  4. 前記モノ脂肪酸ポリグリセリルが、モノラウリン酸ジグリセリルであることを特徴とする、請求項1〜3何れか1項に記載の化粧料。
  5. 更に、アシル化アミノ酸のエステルを含有することを特徴とする、請求項1〜4何れか1項に記載の化粧料。
  6. 前記アシル化アミノ酸のエステルとして、N−アシルサルコシンアルキルエステル及び/又はN−アシルメチルアミノプロピオン酸アルキルエステルを含有することを特徴とする、請求項5に記載の化粧料。
  7. クレンジング化粧料であることを特徴とする、請求項1〜6何れか1項に記載の化粧料。
  8. 角栓除去用であることを特徴とする請求項1〜7何れか1項に記載の化粧料。
  9. ウォッシュオフタイプであることを特徴とする、請求項1〜8何れか1項に記載の化粧料。
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